部屋に入ってきた二人を見るとオークはがちゃがちゃ拘束具を鳴らしながら暴れ出した。しかしそんなことをしても当然、拘束具はびくともしない。手首と足首に無駄に擦り傷をつけているだけだ。
セレナはフランにベッドに腰掛けるように促すと、自分は西側の拷問器具が並んでいる方に歩いていった。そしてセレナは何分か悩んだ後、長い一本鞭を選び取った。この鞭はいわゆるSMプレイ用に威力が抑えられたものではなく、拷問や刑罰等に用いられるれっきとした「武器」である。その後、セレナは万歳の姿勢で拘束されているオークの正面側に立った。
「女ぁ!早く俺を解放しろ!!この枷を外せ!!」
オークは唾を飛ばしながら喚き散らした。
「はぁ?何言ってるの?あなたはこれから…って唾飛ばさないでよ汚らわしい」
オークが飛ばした唾がセレナの腕に少しだけかかった。セレナは一気に不機嫌になった。
「はぁ、頭きた。これは"おしおき"確定ね」
そう言うとセレナは鞭を振りかぶり、大きな風切り音をたてながらオークの胸に鞭を打ち込んだ。
ビッッッシイイイイイイイイインン!!!!
「ぐ、ぎゃあああああああああああああああ!!!!」
オークは今まで経験したことのない激痛によって悲痛な叫び声を上げた。オークの胸には赤黒い蚯蚓腫れが出来上がっていた。しかし喚こうが叫ぼうがセレナはもう止まらない。セレナは二発目を腹部に叩き込んだ。
「ひぃぎゃあああああああ!!!!がああああああああ!!!」
さらに三発目。
ヒュオン!! ビチイイイイイイイイイイイイン!!!!
今度は左の上腕部。打たれたところは裂傷ができ、血がダラダラと流れ出た。
「あああああああああああああ!!」
オークは苦痛に顔を歪め鼻水を垂らしながら涙ながらにセレナに懇願した。
「もう、もうやめてください!!なんでも!!なんでもします!!だからどうか…」
「…へぇ?なんでも?」
「はい!!!」
「ふふ、それじゃあ…土下座してもらおうかしら。そうすれば鞭打ちをやめてあげる」
「え?」
オークは今言われた言葉の意味を考えた。自分は今両腕を天井から伸びた拘束具で固定されている。つまり土下座は出来ない。しかし女は土下座を要求した。ということは少なくとも両腕の拘束は解くと言うことだ。これはチャンスだ。今女が立っている場所はオークの腕が解放されれば足が固定されててもギリギリ届く距離だ。もし腕が自由になったらすぐに女を握り潰してやる。そう考えながらオークは腕の拘束が解かれるのを待った。しかし数十秒後女の口から予想外のセリフが飛び出した。
「どうしたの?土下座しないの?なら"おしおき"再開ね」
「は?え?でも両腕の拘束を解いてもらわないと土下座なんか…」
「そんなのあたしの知ったことではないわ。ふふ、どうやら土下座はしないようね。せっかく助かる方法を教えてあげたのに」
オークは絶望した。土下座をすれば鞭打ちをやめてやる。しかし腕の拘束は解かない。つまりオークは土下座を出来ずこれから"おしおき"と称して女の気がすむまで延々と鞭を打ち込まれるということだ。
「まっ、その反抗的な態度を見るにこの施設に来てから初めて〈品出し〉されたのかしら?運が良かったわ。まさか初物を調教して絶望の底にたたき落とす快楽を味わえるなんて…♡」
鞭を手に心底嬉しそうに微笑うセレナに、オークは身震いした。
「ふふ、少しは休めたかしら?それじゃ"おしおき"再開ね」
「ひっ…」
セレナは長く美しい銀髪をなびかせ、舞うように鞭を打ち込んだ。脇腹、右肩、左足。次から次へと絶え間なくオークの体に激痛を与えながら傷をつけていった。
「あははっそれっ!」
ビュオン……ビシイイイイイイイイイイン!!!!!
鞭を打ち込んでいるうちに機嫌が直ったのか、セレナは笑いながら鞭を振り続けた。そして約30分後…
「あ、あ、ぁ…」
オークの体は見るも無残な状態だった。オークの首から下の正面側はもはや無事な箇所を探すのが難しいぐらいの蚯蚓腫れ、打撲痕、裂傷に覆われ、オークは体だけでなく心も完全に破壊された。オークの顔は絶望と苦悶に満ちており、醜い顔をさらに歪ませ、涙、鼻水、汗、涎をダラダラ流している。
セレナは傷だらけのオークの体を見て股を湿らしつつ、ベッドに腰掛けているフランに向き直った。そしてセレナの目に映ったのは、ショーツを脱ぎ愛液を垂らしながら右手で秘所をいじって自らを慰めているフランの姿だった。