更新が遅くて申し訳ありません。
前回のあらすじ
眷属達のことがひと段落したため、2人っきりでいちゃついていたリムルとヴェルザード。
そんな時、『大賢者』から緊急事態を告げられた。
内容は狩りに出かけたはずの警備隊(+ランガ)が
急いで救援に向かったリムル、なんとか警備隊の壊滅前に到着し対話を求める
──しかし、
果たして
そして
突然の
閉じ込められた
「さて、話し合いといこうか。」
「「「「「「………」」」」」」
リムルが声をかけるが
「…虫の良い話しである事は百も承知ですが、どうか…わたくしの身一つでご容赦頂けないでしょうか。」
「わたくしの身体を貴方様に捧げます…だから、どうか…どうか、他の者達には寛大なお慈悲をいただけないでしょうか。」
「姫様なりません!そもそも生贄なら私が‼︎」
「黙りなさい。これはわたくしの役目です。」
土下座をしながら
紫髪の
戦いを挑んで負けた以上は誰かが責任を取らなければならない、そうしなければ全員が処罰されてしまうと考えたのだろう。
彼らの中で責任者を挙げるとするなら、
この世界において、捕虜の扱いというのは決してよくない。
地球の【ジュネーヴ条約】のような捕虜の権利を保証する国際条約など存在しない。
西側諸国・ジュラの森の魔物達・魔王達・東の帝国など、さまざまな勢力が争っているため、それぞれが好き勝手に捕虜を扱っているのが現状だ。
特に容姿に優れた女性は、娼婦落ちですら良い方で性奴隷・肉便器などが普通と言うぐらいにひどい扱いをしている者達も多い。
そんな世界で、自ら身体を差し出すのは相当な覚悟が必要だろう。
そして、そんな彼らに対してリムルは──
(全然人の話を聞いてねえ!コイツら!)
──内心頭を抱えていた。
話し合いをしようとしたのに、いきなり美少女に全てを捧げるから仲間達を見逃してくれと懇願される……オレは悪魔かなんかなの?
「まてまて話を聞け!俺はお前達と敵対する気は無いんだ。」
リムルは懐から【抗魔の仮面】を取り出して
「この仮面はある人から預かっているものだ。」
「なんならお前らの里を襲ったヤツのと同種のものか確認して貰って構わない。」
受け取ったのは先頭で平伏していた
「お兄様、この仮面には抗魔の力が備わっています!」
「ヤツらが着けていた物とは別物です!」
「「「「「なっ!?」」」」」
「ということは……」
「──申し訳ない、こちらの勘違いだった」
「どうか謝罪を受け入れて欲しい」
「うむ、苦しゅうない」
こうして、ようやく
ーーー
ーー
ー
──その日の晩、リムル達の村の広場で宴会が開かれた。
会場ではいくつもの灯が提灯のようにロープで吊るされ夜の村を優しく照らしており、雰囲気はお祭りの様で皆楽しそうだ。
テーブルにはたくさんの料理とお酒が用意されており、皆が飲みながら食事を楽しんでいる。
さらに、中央には即席の舞台が用意されており、その上では数名のゴブリナ達がセクシーダンスを披露している。
衣装は踊り子の服、キャミソールのように薄いブラとショーツに半透明のショールを腰や肩などにつけて踊っているため非常にエロい。
男達の視線により彼女達も興奮しているのか、ブラの上からでもわかるほどに乳首が勃っており、ショーツも愛液によって透けていたり、中には胸がブラから溢れてポロリしている娘もおり、舞台前は大盛り上がりだ。
「おっぱい溢れてるぞー!」
「下も透けてるぞ!見られて感じてるのか!」
「エッチな娘達だな」
「いいぞ!もっと腰振れ!」
───など、色々な声援を観客達は送りながら皆楽しそうに騒いでいた。
舞台から少し離れたテーブル席では、リムルがヴェルザードに手料理を振舞われていた。村で1番料理の腕が立つのはヴェルザードだが、彼女が料理を勉強したのはリムルに振る舞うためなので、ゴブイチ等の料理担当がいる村では、基本的にリムルのためにしか料理をしない。
そのため、リムルに出された料理は他のテーブルに並べられている料理(串焼き・骨つき肉・ステーキ・果物など)と違い牛乳をたっぷりと使ったホワイトシチュー・甘いヨーグルト・バナナミルクなと何故か乳を使ったものが並んでいた。
「ほらリムル、アーン」
「アーン」パク
「……んん〜このホワイトシチューうっま!」モグモグ
「ありがとうリムル、たくさん食べてね❤️」ニコニコ
リムルはヴェルザードの手料理を堪能した。
・野菜や肉にもしっかりとシチューが染み込んでいて、とても濃厚な味わいが楽しめるホワイトシチュー。
・甘くてドロっとしているヨーグルト。
・比較的あっさりとしているバナナミルク。
現代日本の食事を知るリムルでも満足出来るほどの完成度で彼も大満足であった。
だが、リムルには一つ気になることがあった。
「しかし、こんなにたくさんの牛乳、どうやって集めたんだ?」
リムル達の村は建設ラッシュの真っ最中であり、畜産どころか農業すらも始まっておらず、食料は狩りと採集で集めたものが中心のため、牛乳なんかはほとんど手に入らないのだ。
では、ヴェルザードはどうやって大量の牛乳を用意したのだろうか?
答えは簡単───これらの乳は牛乳ではなく、彼女の母乳だったのだ。
彼女の持つ権能『母乳生成』によって生成された母乳はある程度成分などを操れるのだ。だから、ヴェルザードの胸からは通常の母乳はもちろん、搾りたて生牛乳・加工済みの牛乳・ヨーグルト・ほぼ水のような液体・果てには、回復薬などの効果が付与された母乳まで生成可能なのだ。
この権能の活用方法を模索した結果、とりあえずは料理に使うことにしてリムルに振る舞われたのだ。
妻の母乳入り料理、とても美味しかったが、それよりもヴェルザードの料理風景を思い浮かべてしまうリムル。
おっぱい丸出しのヴェルザードが鍋に向かって母乳を搾っている姿を……めっちゃ見たい!イタズラしたい!ていうか俺が搾りたい❗️なんなら直飲みしたい‼️
そう思ったらもう我慢などできる筈もなく、リムルはヴェルザードを抱き寄せて自分の膝の上に横向きで座らせる。
予想していたのかヴェルザードは嬉しそうに微笑みながらリムルに身を任せる。
「あら、もしかしてお乳が飲みたいの?」ニコニコ
「う、うん…飲みたいな(いい歳したオッサンが何言ってんだろ)///」カァ
「仕方ないわね〜」
口ではそう言っているが、表情はとても嬉しそうにしているヴェルザード…内心では期待していたようだ。
彼女は胸元の服を下着ごとずり下げておっぱいを解放し、リムルの顔に押し付ける。
いつもはもちもちで柔らかいおっぱいだが、今の彼女は大量の母乳をその胸の中に溜め込んでいるため胸が張っている、その感触は普段よりも弾力が強くズッシリとした重さがあった。
いつもと違うおっぱいの感触を楽しみながら彼女の右乳首を咥えて優しく吸い始める。
サラッとした母乳が口の中に広がる、人肌ほどの温度とほんのりとした甘さが自然と気持ちを安らかにしてくれ、いつの間に色欲は鳴りを潜め一心不乱にヴェルザードの母乳を飲んでいた。
「んっ♡///」ビク*1
「あらあら、まるで大きな赤ちゃんみたいね」ニコニコ
「こっちも飲んで」
ヴェルザードは右乳首に吸い付いているリムルを一度引き剥がし、左乳首を吸わせた。
左の乳首から出てきたのはヨーグルトだった。
ドロっとしていて濃厚な甘さのするヨーグルト、しかも ヴェルザードはスキルを使ってヨーグルトを冷やしていたため、とても美味しい。
しかし、粘性があるせいで
乳首を吸いながら両手で根元から先端に向けて引っ張り出すように強く搾ることで、
「あん♡ そんなに♡…乱暴にしないでぇ、イっちゃうから!❤️///」ビクンビクン♡
リムルは胸を揉んでいるが目的はあくまでも美味しい母乳のたくさん飲むためであり、決してエロ目的で揉んでいるわけではなかったのだが……それでもヴェルザードは感じてしまう。
リムルと出会ってから今日に至るまで、ヴェルザードは毎日リムルに胸を揉まれてきた、1日たりとも忘れることなく毎日毎日リムルは彼女の胸を揉み続けてきた。
その結果、ヴェルザードの胸は目的など関係なく少し触られるだけで感じてしまうし、強く触れば絶頂してしまうほどに調教されている。
そして、そんなヴェルザードを見て収まってきたはずの色欲が復活したリムルは左乳首を甘噛みしてそのまま引っ張っり、左手で右乳首をイジリ、右手で左胸を揉んで母乳を搾り出す。
「んヒィッ❤️❗️引っ張っらないでー♡❗️イッちゃうから‼️❤️」ビクンビクン♡
ヴェルザードの静止の声を無視してリムルはヴェルザードの胸をイジメ続け、ほどなく達した。
「ああぁぁあぁ❤️❗️‼️///」
叫びながら身体を仰け反らせて絶頂するヴェルザード、本当にエッチな妻である。すぐさま続きをしたいリムルだが、外で裸にするのはお腹の子供に障るかもしれないと思い自室に戻ることにした。
未だに絶頂の余韻に浸っているヴェルザードの服を直して胸を隠し、そのままお姫様抱っこで自室に向かうリムル。
───この後メチャクチャ愛しあった。*2
周囲では宴会恒例の乱行パーティーが行われていた。*3
中央のステージでは、いつのまにか紫髪の雌
「いいぞーオーガのねえちゃん!」
「いいよ!エロいよー!」
「ヒューヒュー!」
「おっぱい見せてくれー!」
「尻も見たいぞー!」
などなど、それぞれが思い思いのヤジを飛ばしている。
一応
とはいえ、言われた側も同じ状態な為か、紫髪の
「そこまで求められては仕方がないな!」
「特別サービスだ!よくその目に焼き付けるがいい‼️」グイ
そう言って勢いよく自分の胸を解放する。
ばるん❗️
服から溢れたのはこの村に住む女達よりも二回りは違うほどの大きさをもつ爆乳だった。さらに下の服も脱ぎ捨てて全裸になる紫髪の
魅力的な裸体をさらした彼女はサービスなのか、両手を頭の後ろで組み、腰を深く落として又を開いた姿勢──エロ蹲踞の体勢になり身体を揺するようにして踊る。
そんな極上の女体を見せつけられた雄たちは我慢の限界を超えて、近くのゴブリナ達や一部はステージにまで乗り込んで激しく、楽しく交わり始めた。
尚、紫髪の
───一方その頃、広場から外れた場所の席では、
尚、話し合いの邪魔にならないよう、数少ない【ポリンの実】を使っていない酒が出されている。
「
若様の話を聞いて思わず大声をだして驚愕するカイジン。
声には出していないがリムルとリグルドも同じ気持ちだった。
そもそもとして
しかも、襲撃してきた
……とても
となると、
数千体の
暴風竜ヴェルドラが消滅した今、ジュラの森を狙う勢力はいくつもある。
その中で魔物であり、ジュラの森の南側に住んでいる
──最有力は、ジュラの森の南側に君臨する4人の魔王。
──次点で、東の帝国。
この辺りが候補になるだろう。
他の魔王達(カリオン、フレイ、クレイマン)*4はともかく魔王ミリムか帝国が相手の場合は……危険だ。
とはいえ、ミリムや帝国から見れば
──結論──
・弱い魔王達なら、リムルでも戦えるのでヴェルザードもいる以上敗北は無い。
・ミリムか帝国なら、高確率で暇つぶしか西側への嫌がらせなどが目的のため、全面戦争にまでは発展しない。
つまり、帝国だけ注意しておけば問題なし!…ならば
「提案なんだか、お前たち全員俺の部下になる気はあるか?」
「は?」
リムルの提案に困惑する
リムルの示す対価は、拠点と戦力。
リムルに忠誠を誓う代わりに
取引としては悪く無い、むしろリムルほどの強者に仕えることができるというのは、戦闘民族として生まれ育った
「しかし、それではこの町を俺たちの復讐に巻き込むことに……」
「別にお前たちのためだけってわけじゃないぞ」
「武装した
「この村だって決して安全とは言えないだろうな」
「そんなわけで戦力は多い方が都合がいい」
「…なるほど」
「それなら断る理由は無い」ザッ
そう言って
先の戦いにてリムルの実力と優しさに触れているため、仕える相手として不満など微塵もなかった。
「その申し出承りました」
「我ら
「お、おう(まさか即決するとは)」ビックリ
「それじゃあ、今日はもう遅いから明日改めて全員を連れて俺の元に来い」
「俺の配下になった証に名をやろう」
翌日、集まった
・赤髪の若様=
・桃色髪の姫様=
・紫髪の美女=
・白髪の老人=
・青髪の青年=
・黒髪の男=
こうして、
ーーーー
ーーー
ーー
ー
リムルはヴェルザードの分身体との鍛錬を終えて昼食をとるために食堂に来たのだが、彼の前に出されたのは……黒紫色をしたヘドロのような何かだった。
彼の横ではこの料理とも言えない何かを作り出した元凶…シオンがワクワクしながらリムルを見ていた。その表情は美味しい意外の感想はありえないと確信しているほどに自信に溢れていた。…
本来リムルの食事はヴェルザードが用意するのだが、そのことを知らなかったシオンが半ば強引に厨房に押し入り作ってしまったのだ。
無論、ゴブイチら料理人たちは止めたのだが、彼女は聞く耳を持たなかった。
(…これ…食べないとなのか?)
リムルは震える手でスプーンを持ち、
(助けて大賢者!)
≪解。視覚を閉ざし右斜め後方にスプーンを突き出せば、命は助かります。≫
『大賢者』の提案に従い即座に右斜め後方にスプーンを突き出すと、その先には…ゴブタがいた、リムルが突き出したヘドロをゴブタは食べてしまったのだ。
「ぐあぁおおおおげらあぁあぁ‼︎!」
「ふぐっ」ドサ
しばらくの間、喉を抑えながら床を転げ回ったゴブタはやがて力尽きるように倒れて動かなくなった。
その光景に食堂にいる全員が動きを止めていると、厨房からヴェルザードが料理を持って出てきた。
「リムルお待たせ〜ってどうしたの?」
ヴェルザードは食堂の異様な空気に困惑していた。
声をかけても誰も答えてくれないので、『大賢者』に聞いてみると、シオンの料理が原因であることを知ったヴェルザードは瞬時に剣を抜いてシオンの首へと当てる。
「お前何をした?リムルに毒を盛ったのね?覚悟は出来てるのよね?」
シオンが作った料理は、ひと口でゴブタを亡き者した。
これはとてつもない猛毒を盛った、と言われても仕方がないだろう、既に犠牲者が出ているのだから…そして、最悪なことにリムルは『毒耐性』を持っていない…つまり、下手をすれば本当にリムルが死んでいたかもしれないのだ。
そして、最愛の男を毒殺されそうになったヴェルザードがキレるのは当然だった。
そして、刃を突き付けられたシオンは、冷や汗が止まらなかった。
自身とは比べるべくもないほどの圧倒的な存在感と殺気、自分は決して怒らせてはいけない存在を怒らせてしまったのだと本能で理解したのだ。
「死になさい」スッ
(あ…死んだ…)
ヴェルザードがシオンを切り捨てようと剣を振り上げ、それを見上げるシオンは自身の最後を悟って動けなくなってしまっていた。
そこまできてようやく事態を飲み込んだベニマルとハクロウが動き出すが明らかに遅い、どう見ても間に合わない。
ガキン‼︎
直前で割り込んだリムルがヴェルザードの斬撃を自身の刀で受け止めた。
シオンはヴェルザードの殺気に腰を抜かして尻餅をついてしまう。
「まてまて!落ち着けユキ!」
「どいてリムル!そいつはあなたに毒を盛ったのよ‼︎なんで庇うのよ!!!」
「落ち着けユキ!まずは落ち着いて話し合おうぜ!な!な!」
リムルがヴェルザードを止めてる間にベニマルとハクロウがシオンの元に到着した。
ベニマルはシオンの横で跪きヴェルザードに土下座し、ハクロウは腰を抜かしているシオンを無理矢理起こして土下座させ、自身も続く。
「申し訳ありません‼︎」
「ユキ様のお怒りは当然のことですが!どうか、ご容赦いただけないでしょうか!今後このようなことがないようしっかりと教育しますのでどうか!どうか!!」
「…ユキ…心配してくれるのは嬉しいけど、殺すのはやりすぎだぞ」
ベニマルが謝罪をし、リムルが諭すように優しく声をかける。
リムルが甘いだけで、毒を盛った者を処刑するなどこの世界ではよくあることなのだが、今回は下手人が新入りとはいえ、一応内輪揉めなのでヴェルザードの反応が過激と言えなくも無い。
しかし、ヴェルザードにしてみればシオンはつい先日村に加わったばかりの新参者であり、しかも勘違いとはいえ向こうから襲いかかってきた敵だったのだ…信用などある筈もない。
だからヴェルザードは即座にシオンを処分しようとしたのだ、彼らを引き入れたのは村の戦力を増やすためだったが、ヴェルザードにとっては鬼人数名などたいした戦力ではないので躊躇する理由はなかった。
とはいえ、リムルに反対されてしまった以上ヴェルザードもシオンの処刑は諦めるしかなく、渋々剣を納めた。
「……リムルが言うなら仕方がないわね、今回は見逃してあげる」
「…まともなものが出来るようになるまで
「ハハアッ!もちろんです!二度とこのようなことはさせません!」
「それとリムルの秘書の話も諦めなさい」
「信用出来ないヤツをリムルの側に置くなんて、私は絶対に認めないから」
実は、シオンはリムルの秘書に立候補していた。
これに対して、リムルとヴェルザードでは意見が別れていた。
リムルは賛成派──世話役のハルナをヴェルザードの専属にして負担軽減と妊娠したことによる様々な問題への対応を頼むため。
ヴェルザードは反対派──世話役ならハルナがいるし、新参者をリムルの側に置くのは不安があるし、そもそも、秘書業務をこなせる技能があるのかわからないから。
これらが両者の表向きの意見だった、当然ながら内心では別の理由がある。
リムルは進化したシオンの見た目が良くある「美人秘書」っぽかったし、ハルナ意外にもう1人世話役が欲しかったので渡りに船だと思っただけだったが──問題はヴェルザード。
彼女の内心は至ってシンプル──"シオンをリムルのセフレにさせたくなかった"それだけだった。
表向きの理由も嘘では無いのだが、本音はこの理由がほとんどと言ってよかった。
では、何故ヴェルザードはシオンをリムルから遠ざけたいのかと言うと──"シオンの胸が自分より大きいから"であった。
つまりは嫉妬だ。
これは時期が悪かったとも言える、リムルは自他共に認める"おっぱい大好きスライム"である。
ヴェルザードも出会って以降、胸を揉まれなかった日は1日も無いと断言出来るほどにたくさん触られている。さらには、無類の巨乳好きでもあり、貧乳やまな板も感度次第では悪くないが、やはり巨乳の方が好きなのだ。
だから、妊娠中のため本番行為が出来ないヴェルザードにとっては村1番の大きさを誇る自身の巨乳による奉仕が存在意義とも言えた。
そんな時に現れたのが、リムルの頭よりも大きな爆乳を持つシオンだった。その大きさはヴェルザードを二回り以上は上回るほどなのだ、彼女が危機感を覚えるのは仕方がなかった。
しかも、ヴェルザードは『永久凍結』の影響で"大人の姿"になることが出来ない、大人の身体ならシオンに匹敵するレベルの爆乳になれるかもしれないのに……中途半端に希望があるが故に余計に気にしてしまうのだろう。
それ故に、ヴェルザードはリムルからシオンを遠ざけたいのだ。
「「ハハァ!!」」
ヴェルザードの威圧感の込められた言葉に平伏しながら答えるベニマルとハクロウ、リムルも(仕方ないか)と考えて了承した。
その後、鬼人達はシオンの介抱のために去って行き、リムルはヴェルザードと昼食を食べてから村の中を見て周った。
途中
「我が名はガビル!お前らにも吾輩の配下になるチャンスをやろう‼︎」
…とこの様だったのだ。
しかも、取り巻き曰くこんなお調子者が
要件に関しては
あまりにも失礼だったので『毒耐性』を取得して復帰してきたゴブタが
一騎討ちで蹴り倒すことで追い返す
──といった小さな問題は生じたが、無事に幹部会を始めることができたリムル達だった。
ーーー
ーー
ー
──会議室(食堂)──
「はあー?20万ー??」
「俺たちの里を襲撃したのは数千程度だったハズだが…」
「あれは別動隊だったのだ、本体は大河に沿って北上している」
「そして奴らの予測進路は東の湿地帯…リザードマンの支配領域ということになります」
数千体規模の武装集団だと思っていた相手が、総戦力20万にも及ぶ大軍だったのだ。
格下とはいえ、20万もの軍勢を殲滅するのはリムルでも骨が折れる。
しかも、
つまり、近いうちに
「オークの背後にいるのは誰なんだろうな…」
「………そのこととは別件なんだが」
「
「20万もの軍勢を普通のオークが統率できるとは思えん」
「いないと楽観視するよりは警戒するべきかと思います」
「それに関してはそろそろわかると思うぞ」
ベニマル達が
ソウエイが把握出来なかった情報が何故わかるというのか?そろそろわかるとはどういうことなのだろうか?
ベニマルがリムルに質問しようとした時、ソウエイが耳に手を当てながら発言した。
「リムル様…偵察中の分身体に接触してきたものがいます」
「リムル様とユキ様に取り次いでもらいたいとのこと、いかがいたしましょう」
あまりにもタイミングのいい来訪者、察しの良い者はリムルの協力者なのでは、と考え──それは当たっていた。
「私たちの知り合いよ、通していいわ」
「来てくれたな」
ヴェルザードの指示に従いソウエイが来訪者に伝えると、リムルの横の空間に風が吹き荒れやがて渦を巻くように集結し人の形を成した。
現れたのは淡い光を纏い、数本の細いツタが周囲を漂っている美しい女性─
若草色の長髪をふとももまで伸ばし、白くて瑞々しい肌と服の上からでも分かる大きな胸や細いくびれが彼女のスタイルの良さを表している。
「お久しぶりですリムル様、ユキ様」
「そして初めまして配下の皆様、わたくしは
突然現れた
リムル達の今後を決める大事な会議は、まだ始まったばかりである。
[新キャラ]
・シュナ
作者の好きなメインキャラの1人。
スレンダー体型のお淑やかな姫様、戦闘力的にも精神的にも強い美少女で、原作におけるリムルの伴侶候補のヒロイン。
今作では、リムルの側室候補です。
・シオン
作中で1.2を争う爆乳の持ち主で、見た目だけは美人秘書のようだが、戦闘意外はほぼ何も出来ない上、毒耐性を取得出来る料理(見た目はダークマター)を「美味しそうでしょ」と断言するという、常人とは違う価値観を持っている。など、いろいろな意味で残念な娘である。
今作では、その爆乳に嫉妬したヴェルザードのによってリムルから引き離されており、原作のような関係にはならないかもしれない。
・トレイニー
作者の好きなサブキャラの1人。
靴すらも見えないくらい露出の少ない衣服を着ているが、その上からでもわかるほどに優れたプロポーションの美女。
リムル達との出会いは次話に詳しく書きます。
次話はグレイス夫妻とトレイニーの出会いを投稿します。
次回 第12話(回想) 不明地域の調査