ネトラレンサ ~色んなオスに堕とされるだけ~ 【めぐみん編】 作:桃色青りんご
本当に申し訳ないです。
「……んっ……はあ……♥️」
キャベツ戦以来、夜は宿で、昼には隙あらば人目を忍んでトイレで、めぐみんは変異芽キャベツを用いて自慰に耽る様になっていた。
あの蛙の事を忘れた訳ではなかったが、快楽はこれの方が激しかったし、一度、蛙が変異芽キャベツを食べそうになった事もあり、めぐみんはここの所蛙との逢瀬は控えていた。
そんな中。キャベツ戦で変わったのはめぐみんだけではなかったらしく、アクアと連れ立って買い物へ行っていたカズマは、剣を携えただけの一般人状態から一歩進んでいた。
「……ん、見違えたじゃないか」
「おお……。ようやくちゃんとした冒険者みたいに見えますよ」
スティール勝負でクリスからせしめた分や、キャベツ狩りの報酬などもあってか、はたまた、レベルが9になって心境が変わったのか、カズマはようやく装備を整えたらしい。革の胸当てに、金属の籠手とすね当て。盾は持っておらず、兜なども着けていないが、ほぼ剣だけだった今までからすれば
それで早速クエストに……正確に言えば、「あんまり強くなくて、近場で、そこそこ稼ぎもいい討伐クエストを受けたい」とカズマが言い出し、アクアは一枚の依頼書に目を止めた。
「あ、、これいいんじゃないの? ほらほら、冬牛夏草の討伐だってさ。牧場の家畜が寄生されたみたい。倒した家畜のお肉は好きにしていいみたいよ? 報酬は一頭3万エリス!」
「ほう?」
「寄生された家畜の種類は、山羊と馬、牛だってさ。あまりこのモンスターに詳しいわけじゃないけど、山羊にくっついた冬牛夏草なら楽勝でしょ」
「楽勝、ならいいんだけど、冬牛夏草って? 冬虫夏草みたいな、生き物に寄生するキノコか何かか?」
カズマの疑問に、めぐみんが指を立てて答える。
「冬牛夏草は、生き物の頭に寄生して脳を侵食し、他生物を宿主に襲わせ、その死体に卵を植えると言う、ちょっと嫌なモンスターですね。寄生する対象が、牧場などのその場からあまり動けない様な生き物が多いので、冬牛夏草と呼ばれています。強さは寄生した生き物の強さに左右されるそうですが、まあ家畜に憑いたのならそれほど手強くはないでしょう」
「へえ、家畜相手なら何とかなりそうだな。よし、サクッと行くか! キノコに寄生されてた家畜の肉って所がちょっとひっかかるが、今日は焼肉だな!」
カズマは勘違いをしていた。冬虫夏草と言う名前にイメージを引きずられ、めぐみんもアクアもモンスターとしか言っていないのに、すっかりキノコだと思い込んでしまったのだ。
仮にキノコだとしても、少し前に空飛ぶキャベツの群れに襲撃されたばかりだと言うのに、危機感の薄い事である。あるいは、仲間の楽勝ムードに当てられたのかも知れない。
アクアは詳しくないと言っており、めぐみんの情報も里の文献で得たもの。そして、Mっけの強いダクネスに至っては何も言っていない。それで本当に「サクッと」など行けるはずがなかった。
そもそも──依頼書を持って来る前に最初に確認するべき事だが──冬牛夏草の討伐クエストの適正レベルは、パーティの平均レベル10以上である。そして、カズマはレベル9。ダクネスもレベル9。アクアに至ってはレベル2。上級職ばかりとは言え……。
レベル10を越えているパーティメンバーは、カズマパーティにはめぐみんしかいなかった。
◆◆◆◆◆
「ひいあああああああああああああああああああ! 助けて、助けて、怖い怖い! 神様ー! 神様ああああああああ!」
アクアは泣き叫びながらカズマ達の方へ逃げる。神はお前だろ、などと突っ込みを入れる様な余裕は、カズマにもなかった。何ならカズマ達も怯え叫んでいる。
「ギチギチギチ、ゲタゲタゲッゲッ!」
赤い汁を飛ばし、ぐねぐねと揺れながらアクアを追うのは、
「うわあああああああああああああああ! こ、こっち来んな! こっちに来るなああああああああ! ダクネスー! クルセイダー様、助けてくれえええ!」
「あわわわわわ、わ、我がば、爆裂魔法で、け、け、消し飛ば、消し飛ばして……! ひいっ! 目が合いました! せせせ、先生! お、お願いします!」
文献には絵が載っていなかったのか、賢しげに解説をしていためぐみんまでもすくみ上がる。しかし、半ば盾にされる様に前に出たダクネスは、何処か余裕そうですらあった。
「お前達は私が守る」
大剣を抜き放ち、逃げ惑う皆を庇う様に立って、山羊の突進を真正面から受け止めるダクネス。
しかし、格好良かったのは、山羊を受け止めている為身動きの取れなくなった所に、冬牛夏草が赤い触手を伸ばしてくるまでだった。
「ああっ、カズマ! こんな、こんなグロテスクなモンスターによる触手プレイだなんて私は、私はどうすればっ! 私は、きっとこのままこのグロテスクな生き物に脳を侵され、抵抗虚しく触手で純潔を散らされ、あちこち弄ばれてしまうのだろうっ! やがて私はこのモンスターに操られ、身も心もこのモンスターを主と崇める奴隷に! だが気にするな、お前は、私は気にせず先に行けっ!」
「行けるか! つーかどこへ行くんだよ! これは討伐クエストなんだ、倒さなくてどうする! どこの世界に触手プレイに期待して頬を火照らせる女騎士がいるんだよ、このド変態が! おらっ、これでも喰らえええ!」
めぐみんはダクネスの特殊性癖の発露を耳にし、変な考えを振り払う様に首を振る。肌身離さず懐に入れて持ち歩く様になった、変異芽キャベツディルドの感触がめぐみんには嫌に鮮明に感じられた。
「ヒギイイイイイイイイイイイイイイ!」
「あああああっ! ジェスター様っ!」
触手を切り飛ばされて痛がる冬牛夏草を見て、ダクネスが上げた悲痛な声に、めぐみんも我に帰る。
「あれはジェスター様でもお前のご主人様でもなんでもない! と言うかモンスターに名前を付けるな! 何で寄生もされてないのに既に洗脳されてるんだ!」
「カズマ! 山羊と繋がっている根の部分を切ってください! 寄生生物の本体は得てして運動能力に欠くものです! 宿主から離せば力を失うはず……!」
「よしきた! この……」
「……キイイイイイイッッッイイ!」
「うるさっ! 何だ、何かの攻撃か!?」
「……いえ、冬牛夏草の能力に、叫びによる呪いや音波攻撃などはないはずです。こう言う時は確か……っ! 早く、早く倒しましょう! いえ、逃げっ……」
「“確か”、何だよ! はっきり言っ……」
「仲間を呼んでいる時です!」
「げっ……」
「「「キイイイイイイッイイイイッッ、ィイイイイイイガゥヴルルルルギゲギギイッッッ!!!!」」」
牛、豚、羊、馬。殺気立った家畜の群れが、例外なく冬牛夏草を脳に頂いて迫ってきた。ほとんどが赤い粘液に覆われているが、中にはピンクの粘液を持つ冬牛夏草もいる様だ。
「きヒュッ、来たあああっ!!!?」
「め、めめめめぐみん! 根を切る以外に何か弱点は!?」
「水! 寄生系のモンスターは水を嫌うと聞いてます! キラーマンティスのお腹に寄生する、何とか言う寄生モンスターも、キラーマンティスを水に付けると宿主から脱出するとか! でも、街の近くの牧場での討伐って事で、私水なんてあまり持ってきてませんよ!?」
「水なら俺に任せろ! 実はキャベツ狩りで仲良くなった他パーティの人に初級属性魔法を教えて貰っ……たんだけど、あの数に、俺のクリエイトウォーターじゃ流石に無理だ!」
「み、みゅ、水ね!? 水を出せば良いのね? セイクリッドぉオ……クリエイトウォーターァァアアっ!!!」
慌てて腕を掲げるアクア。
その掲げた腕の先から、大量の水が産み出された。
実の所、寄生生物全般が水に弱いと言う事はない。
カマキリに寄生する寄生虫、ハリガネムシは、確かにカマキリの腹を水に漬けると腹から出てくるものの、あれは水が苦手だから出てきている訳ではないのだ。
ハリガネムシの卵は、まずは水生昆虫の
つまり、ハリガネムシは我が子を幼稚園に入れる為、産卵の為に水に飛び込むのだ。
勿論、めぐみんの知る“
しかし、よしんば痛がる事があったとしても、水に濡れるで冬牛夏草が死ぬ事はなかった。
「がぼっ! がぼぼびず出しすぎだろぉぼば……!!」
「キュイイイイイィィィイイィィ……」
それはそれとして、水量の暴力によって、カズマ達もろとも流されていった。
◆◆◆◆◆
散り散りに流された結果、めぐみんは二本の木に挟まれる形で倒れていた。周囲にパーティメンバーはおらず、赤い粘液を滴らせる冬牛夏草は近くにはいない。
ただ、ピンクの粘液に覆われた冬牛夏草に寄生された山羊が、前からにじりよる様に迫ってきていた。
「ひいっ!」
めぐみんの手足に触手が巻き付く。そして、怯えるめぐみんの目の前に、冬牛夏草のいきり立った陰茎が突き出された。
寄生生物は総じて、運動能力などが退化する代わりに生殖器が発達する傾向にある。中には全身が生殖器になるものもいる位だ。
何らかの影響で半淫魔化した結果、獣に寄生して操り“襲った獲物の肉を食らう”から“襲った獲物を
先程のダクネスの一件から、脳を侵す為に耳から触手が侵入する事を危惧し、反射的に両耳を抑えるめぐみん。そして、めぐみんの両手が耳に行った隙を突き、袖から侵入した触手が、粘液を丹念に塗り付けた。
「くっ……ふぃっ……」
手を耳から退けたら脳を弄くられると思い、必死に堪えるめぐみん。抵抗がないのを良い事に、冬牛夏草の触手と山羊部分の行為はエスカレートしていく。そして、恐怖に喘ぐめぐみんの吐息に、段々と別の喘ぎが混じっていった。
粘液を塗られる度に性欲が燃え盛っていく。しかし、恐怖と、乳首や股間には粘液がなかなか塗られなかった事もあり、めぐみんは数分の間は我を忘れる事はなかった。
そして、山羊の性器がずぶ濡れのぱんつ越しにめぐみんのクリトリスをひっかき、同時に、服に潜り込んだ触手が乳首に巻き付いて引っ張り上げた時。
めぐみんは反射的に、かつ無意識に、邪魔な服と下着を脱ぎ捨てていた。
「!? っぁあああああ!?」
耳から手が離れている事に気付き、半ばパニック状態に陥りながら耳を塞ぎ直すめぐみん。性的陵辱への危機感は頭にない。体は発情しきっており、既に山羊ペニス先っぽを受け入れかけている
緊張と緩和。くすぐられて笑ってしまうのは、本来は腋や耳などの急所を毒虫から守る警報の役割を持った感覚だった“くすぐったさ”が、危険がない状態で発生する事で、危険と安全のギャップによって笑ってしまうのだと言う。
個人差があるが、そう言う“くすぐったい”箇所……敏感な所は、性行為の際に“連想性感帯”と呼ばれる性感帯に変わる場合がある。危険からの解放は快感になり得るのだ。
あるいは、めぐみんは深層心理でこの状態を望んでいたのかも知れない。
「っ♥️!????!!!!!!!!?」
挿入と同時に
「ぅあ……ふ……♥️」
興奮時に本来なら赤く光る紅魔族の瞳に、ハート型のピンクの光が仄かに灯っている。
めぐみんは、淫魔へ至る階段を何段か進んでしまっていた。
◆◆◆◆◆
「……ぐみーん! アクアー!」
遠くから声が聞こえる。
めぐみんは夢心地のまま、
ピンク色だった粘液も乾いた所為か無色透明になっており、水と言う事で誤魔化せそうで、安堵からか、めぐみんは熱っぽい息を吐いた。
「あっ!! めぐみん、めぐみーん! 爆裂魔法頼んだー!」
見ると、カズマはほぼ全ての冬牛夏草に追われていた。……色が違う個体はどうやらいない。あれだけ密集していれば確かに爆裂魔法で何とかなりそうだ。
めぐみんは爆裂魔法を放つ。
レベルが急激に上がり、最大魔力に余裕が出来たお陰か、爆裂魔法を放った後でも倒れず、歩く余力が残った。その為、カズマがめぐみんを背負う事はなく、カズマはめぐみんの変化に気付く機会を逸した。