※この作品はR-18です。

ToLOVEる転生物語   作:大軍

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感想


第15話 ティアーユ先生と家で自習

 午後五時。

 「ご」が三つある時間。

 

 

 

(何言ってんだ俺)

 

 

//////

 

 外の様子を窓越しに見ると、爽やかな青空と暖かな陽気がグラウンドの地面をオレンジ色に照らしていた。

 俺はカツカツと足元から聞こえる音を感じながらガラリと扉を開いた。

 

「失礼します。ティアーユ先生いらっしゃいますか」

 

 俺はピッと背筋を伸ばして職員室に入った。

 この時間帯は殆ど他の先生は出払っているようでガラッとしている。

 部屋を見渡してお目当の先生であるティアーユ先生を探す。

 

「あら、結城くん。どうしたの?」

 

 俺から見て手前の角の机から声が聞こえた。

 長い金色の髪の毛に、白い肌。女性にしては長身でメガネをかけた妙齢の女性だ。

 

「先生に聞いておかないといけないことがあって」

 

 

 そして特筆すべきなのは、彼女の豊かに実った肉体だ。

 中玉のスイカにも劣らない大きな乳房と、男の視線を釘付けにするムチっとした下半身に俺の意識は奪われる。

 学校中の男子生徒だけでなく、同僚の男性職員にすらも好色の目で見られていることに気がついているのだろうか。

 

「何かしら?結城くん」

 

 ティアーユ先生はプリントを揃えながら、にこりと笑った。

 俺は先生のデスクに片手を置いて、ティアーユ先生と目を合わせる。

 

「ほら、前回俺に個人授業をしてくれるって言ってくれたじゃないですか。今日、先生の家に行っていいかなって」

 

「え!?」

 

「むひょ!?今何やらとんでもないことが聞こえた気がしますぞ!ティアーユ先生が生徒を自宅へ連れ込むとかなんとか?」

 

 薄い扉を挟んで校長の声が響いた。

 なんだ、いたのか。

 まあわかってたんだけどさ。

 

「そそそそ、そんなわけありません!校長先生!聞き違いです!(どどどど、どうしよう……)」

 

 ティアーユ先生が面白いほど狼狽する。

 先生は赴任してきたばかりの教師だ。校長にそんなことを知られたらすぐに飛ばされると思ったのだろう。

 まあ校長のことだからどうにでもなる気がするのだけれど。

 

 俺の調べでは、壁越しだと鮮明に会話が聞こえるわけではない。聞き違いだと言われればそうかと納得せざるを得ない程度の音量だ。

 

「ムムム、これは失礼しました!幾ら何でもティアーユ先生がそんなことするわけがありませんな!」

 

 

 扉越しにひょこっと頭を出した校長がスッと頭を引っ込める。

 ティアーユ先生は、よかった、と小声で呟いて、肩を撫で下ろした。

 そして俺の方を見て咎めるような目を向けてくる。

 

「ゆ、結城くん!こんな所でそんな話をするなんて……!」

 

 俺の耳元に小声でそんなことを言ってくる。

 ふわっとティアーユ先生の匂いが香る。

 耳たぶに彼女の生暖かい吐息がかかり、ゾワッとしてしまう。

 

「ごめんなさい。でも家に入れてくれるんですよね?」

 

「えっと、やっぱり生徒が家に来るのは……」

 

 目を彷徨わせながら俯き加減で唇に手を当てるティアーユ先生。

 流石に教師の立場で生徒を家に入れるのは厳しいらしい。

 御門先生が家に入れてくれたのは精神的に弱っていたからだし、これは当然なことだろう。

 

「じゃあ、俺の家に来てください。それならいいでしょ?」

 

「え?そ、それは……」

 

「運が良かったらヤミにも会えるかもしれないし」

 

「……!」

 

 俺はニヤリと内心笑う。

 ティアーユ先生とヤミは親子か姉妹に近い存在だ。

 しかも仲違いしてお互いに気まずい関係。そしてお互いにその関係を修復したいと思ってる。

 ティアーユ先生の弱点はヤミに他ならない。

 

 ティアーユ先生はしばらく思案した様子で固まっていたが意を決した様子で口を開く。

 

「誰にも、言わない?」

 

 

//////

 

 

 俺と彼女は今、結城家の俺の自室にいる。

 ここまで何とか誰にもバレずに家に辿り着いた。

 

 とは言っても別にバレても問題ないのだけれど。

 なんか密会のような気分だ。

 

「お邪魔します」

 

 ティアーユ先生は声を低めに遠慮深い様子で敷居をまたぐ。

 玄関の靴を見た所、美柑とララ、モモは帰ってないみたいだった。

 となると、いるのはナナだけか。

 

「どうぞ。入ってください。ちゃぶ台があるんでそこで勉強しましょうか。お茶入れてきますね」

 

「ええ、わかったわ」

 

 ティアーユ先生は学校からの直行ということもあり、いつもの黒いスーツ姿だ。

 本人はおぼこな癖に、身体だけは大人の色気がムンムンと漂っている。

 不自然なギャップを醸す彼女だが、まだ開拓されていない熟れた果実を味わうのもまた一興だと思いなおす。

 

 適当にお喋りをしたのち、ちゃんと生物学の勉強を始める。

 学校の勉強そこそこに俺はティアーユ先生の専門分野であるナノマシン、昔研究していたという脳に影響を及ぼす諸物質についていくつか質問してみた。

 

「ドーパミンやオキシトシン、エンドルフィンの分泌が止まらないという薬は作れますか?」

 

「じゃあ、ある特定の液体ないし物体を摂取すれば薬効が切れる仕組みは作れますか?」

 

「ヤミのナノマシンによる肉体の変化はどんなものがあるんですか?」

 

「宇宙人と地球人の間にある薬効が発揮されない条件はどんなものがあるんですか?」

 

 

 流石は天才ティアーユ先生だ。

 俺の質問には全て答えてくれた。

 元々研究にしか頭にないような人だったらしいし、生徒にこんな話をする機会などないのだろう。

 俺から見てもこれは喋ったらダメだろうと思う内容までベラベラ喋ってくれた。

 

 なんか後から口に手を当てて、しまった、みたいな顔をしても遅い。

 彼女の回答によって、これまで難儀していた媚薬作りに大きな進展がありそうだ。

 

 地球人と宇宙人で御門先生が持っていた媚薬の効果に違いがあったのはかなり単純な理由だった。媚薬を生成する際に特有の酵素があるか無いかで効果がゼロになったりするそうだ。宇宙人全般に適応される法則らしく、地球人がかなり特殊な種族だそうだ。

 ちなみに地球人向けの酵素は発見されており、すぐに手に入るというのだから願ったり叶ったりだ。

 

「じゃあ、授業でやる内容の簡単なテストをして終わりましょうか」

 

「はい。先生、もし満点だったら一つだけお願い聞いてもらっていいですか?」

 

「え?構わないけど……エッチなのはダメよ……?」

 

「はい!もちろんです」

 

 にやけ顔がバレないように必死に表情筋に力を入れながら、俺はティアーユ先生に約束を取り付けた。

 流石に露骨なセクハラは先に封じられてしまったが、仕方ない。

 

 抜け穴はいくつもある。

 俺は彼女の右隣に移動する。

 

 

「そういえば先生のメガネかけてない顔を見たことがないなー。一回見せてくださいよ」

 

「へ?別に構わないけど、どうしたの急に」

 

「いやー、ちょっと気になって」

 

 ティアーユ先生はスッとメガネを外してくれた。

 ヤミは目元がもっときついというか、鋭いのだが、やはりヤミと瓜二つだ。

 

「先生、この画像見えます?」

 

「え?うーん。全然見えないわ。ちょっと輪郭がわかるだけで。これはなんの画像なの?」

 

「御門先生の写真です。何枚もあるんですよ?」

 

「御門の?珍しいわ。彼女が誰かと写真を撮るんなんて」

 

 俺が見せているのは、御門先生は御門先生でも、例の泥酔して媚薬に冒されたアヘ顔を晒している御門先生だ。

 今見ても股間が熱くなるほどに淫らな顔。

 画像をスライドすると無様にうつ伏せでガニ股に開いてケツ穴をぽっかり晒している写真が出てくる。

 

 思わず喉が鳴った。

 

「次は他の写真です。よ〜く見てください?」

 

「うーん、カエルか何かかしら……メガネかけちゃダメかしら?」

 

 

 ティアーユ先生はそういう性的な行為や言葉に対してあまり耐性がない。

 にも関わらず俺はティアーユ先生にかなり卑猥な写真を目の前に出して、見させているのだ。

 彼女を騙しているような感覚にブルリと身体が震える。

 こういうある種の背徳的な行為はスリルを感じるからか、俺を興奮させるのだ。

 

 

 

「じゃあ、テスト始めましょうか」

 

 

 写真を見せつける遊びも程々にご褒美目当てのテストを開始する。

 ティアーユ先生が出してきた問題はよく作られていて、中々やりがいのあるテストだった。

 

「すごいわ。結城くん。満点よ」

 

 割と驚いた表情をするな。

 それはそれで傷つくというか。

 

 俺は早速お願いして見た。

 

「膝枕!?」

 

「約束ですよ?それとも先生は約束破るんですか?」

 

「うぅ……」

 

 珍しく目を見開いて驚いた顔をする先生。

 なんだか少し顔を赤くしている。

 

 モジモジと体を動かしているが、膝枕というと恋人だったりがしたりする行為だ。

 生徒と教師でするものではない。

 言い出しっぺの俺も若干恥ずかしいのだ。

 

「じゃあ失礼しますね。学校も週末に近づくと疲れが溜まってくるんですよね」

 

「そ、そうなのね……」

 

 俺は正座をするティアーユ先生の太ももに頭をつける。

 向きはうつ伏せだ。

 タイトなスカートに包まれている為か、正座をしている為か、両頬に感じるのは特大のボンレスハムのような弾力だ。

 実際はハムよりも暖かく、そしてむっちりとしている。

 

「スー、ハー」

 

「ひゃあ!」

 

 俺は先生のお腹側を向いて、股間の三角地帯に鼻を埋めて、肺にティアーユ先生の体臭を染み込ませる。

 柔軟剤の匂いと、仄かに混じる淫靡な香り。

 俺は呼吸ギリギリまで我慢して水面に上がってきたかのように、深く深く息を吸っては吐いてを繰り返す。

 

「息が……あっ……!」

 

 先生の股間に俺の熱い息が繰り返し吹き付けられているのだ。

 顔を埋めているためわからないが、恐らく指を口に当てて声が出ないようにしているようだ。

 

「いい匂いですね。ティアーユ先生」

 

「か、嗅いじゃだめ、よ!」

 

 

 俺はごろりと体勢を変えて真上を向く。

 頬に彼女のお腹が当たっている。

 そのまま目線を上に向けると、そこにはティアーユ先生の顔はない。

 黒い布に包まれた肉塊があったのだ。

 

 下から見ると、更に大きさが分かってしまう。

 俺の視界の殆どを埋め尽くすほどの大きさだ。

 流石に俺の顔までは届かないが、あと1,2センチもすれば鼻っ面が下乳に届いてしまう。

 

 

 俺は横向きに体の位置を変える。

 そして俺は右手で先生の尻をさらりと撫でた。

 

「!!……ゆ、結城くん……?」

 

「……」

 

 俺は先生の声を無視してピチッとスカートに押し込められた、彼女の巨尻に指を沈み込ませたり、揉んだりする。

 明らかなセクハラ行為だが、ティアーユ先生は強く注意することができない。

 元々が強気な性格ではない。

 ちょっとした事なら自分が耐えれば解決すると思っているのだろう。

 

「手、が……」

 

「……」

 

 俺の頭が腿に乗っているのにも関わらず、モゾモゾと体を動かされる。

 その間にも俺は尻を触る手を動かし続けている。

 

 ガチャ!

 

 突然ドアが開かれる。

 

「おーい、リト。玄関に知らない靴が……って、ティアーユ先生? てかおいリト!な、な、な、何してんだよ!」

 

 ゴロリと仰向けになり頭を上げて見えると、そこにはピンク色の髪をツインテールにした少女が指をこちらに向けていた。

 そうナナだ。

 ティアーユ先生が俺の部屋にいる事もそうだが、俺がティアーユ先生に膝枕してもらっている光景が異質なのだろう。

 ナナは目を見開いてアワアワと口をパクパクさせている。

 若干顔が赤いかな。

 

「ち、違うのよ、ナナさん。これはね、えっと、その……」

 

 まるで浮気現場を見られた人妻の様な言い訳の仕方だ。

 これでは更に誤解を生むだけだろうに。

 

「今日はティアーユ先生に勉強を教えてもらってるんだ。何か用か?ナナ」

 

「ああ、そうなのか……って違うだろ!何で!そ、そんな格好してるんだよ!」

 

「勉強してたら疲れちゃってさ。学校帰りだし。ティアーユ先生のご好意で膝枕をさせてもらってたんだよ」

 

「く!……」

 

 俺はこの暴れ馬を宥める為にどうしたもんかと頭をひねる。

 ナナは何とか反論したいが、何を言えば良いのか、言ってどうするのか、何が何だかわからないのだろう。

 悔しそうな顔をして押し黙ってしまった。

 

「そ、そうなのよ、ナナさん。別に変な意味なんてないんだからねっ」

 

 ティアーユ先生にまで追い撃ちをかけられては、流石のナナも折れるしかないだろう。

 俺は起き上がろうとして頭を起こす。

 

「あっ」

 

「!!」

 

 ポヨン、と音がして俺のおでこに先生のおっぱいが当たった。

 別にわざと擦り付けたわけじゃない。

 本当に偶然だ。

 普通の感覚だったらこんなところに胸があるなんて思わない。

 

 俺はチラリとピンクの姫君を見る。

 

「!!! うぅ…… 悪かったな!!ぺったんこで!!!」

 

 自らの平らな胸を手で隠しながら、ナナがドアを思い切り閉めて部屋から飛び出して行った。

 

「ナナさん、何で怒ってたのかしら?」

 

 ティアーユ先生が首を傾げている。

 先生はこういう所で抜けていると感じるな。

 こんな豊満な肉体を見せられたら自信をなくす女性が殆どだろう。

 ましてや身体に自信がないナナがみたら、どう思うかすぐわかるだろうに。

 

 俺は仰向きになってまた先生に膝枕をしてもらう。

 

 

「そうですねぇ……」

 

 と言いながら俺は目の前に迫り出している彼女の胸をワシっと掴む。

 

 モニュン、と形を変え、おっぱいに指が食い込む。

 

 俺の手には収まり切らない。

 

「きゃっ……え、結城くん……!?」

 

「多分コレじゃないかなー。ほら、先生ってすごいおっぱい大きいじゃないですか」

 

 相変らずすごい大きさだ。

 中身の詰まった極上の手触り。

 弾力があって指を押し返してくる。

 

 俺は無性にこの乳房についている硬い突起にしゃぶり付きたい衝動に駆られた。

 これが滲み出る母性というやつなのだろうか。

 俺は手を休ませずに、緩急をつけながら彼女の乳房をまさぐる。

 

「あっ、ゆ、結城くん、、て、手が……ん……」

 

「こんなにおっぱいが大きいと、やっぱり大変ですよね。よく聞きますよ。爆乳の人は特にって。先生もそうなんですか?」

 

「え、ええと、んん……はぁ……!」

 

 俺が聞いているのに頭に入っていないようだ。

 こうしている間にも俺は先生のおっぱいを揉みしだいている。

 ティアーユ先生は重心を前にして、口に手を当てて声が漏れないように我慢しているようだ。

 

「どうなんですか?せんせい?」

 

「ああん!」

 

 胸を弄っている手で、乳房の先端についている突起。

 そう、乳首をちょっと強めに摘む。

 服とブラの上からだから分かりづらいが、ちゃんと固くなった乳首を指先に感じる。

 

「ぅぅ……そう、ね。んっ、胸が大きい、と、垂れてしまうことがある、から、あっ、ブラをちゃんと、しないといけないの……」

 

 彼女からしたら無遠慮に胸を弄られながらの返答なのだ。

 自分の胸部に感じる他人の手の感触に耐え、時折くる敏感な箇所への刺激に耐え、声を出さなにようにしながら受け答えしている。

 さぞ辛いだろう。

 可哀想と言えばそうだが、余計興奮してしまう自分がいる。

 

 俺は空いている方の手の平で、ズボン越しに固く張り詰めた股間を刺激する。

 布越しで刺激は少ないが、しないよりマシだ。

 パンツにガマン汁が染みて、ぬちゃぬちゃと音を立てている。

 

「他の女性に羨ましがられること多いんじゃないですか?」

 

「そう、ね。っ、でも、もう少し、小さくても、ん、よかったわ」

 

「俺はティアーユ先生の大きなおっぱい好きですよ」

 

「くふっ、……あっ……」

 

 俺は適当に喋りながら彼女の乳輪を指先でぐるぐるとさする。

 さっきは摘んだが強すぎる刺激はただ痛いだけだ。

 あの反応を見るに、先生は割と痛いのもいける口なのかもしれない。

 

 俺は胸を愛撫しながら、膝枕から起き上がり、彼女の斜め前に座る。

 一瞬手が胸から離れる。

 

「あ! だ、ダメぇ……!あ……はぁ……」

 

 先生は手が離れた間に、はあ、と大きく熱い息を吐いた。 

 

「先生、質問が」

 

「ゆ、結城くん!いきなり、何をするの!?」

 

 先生は自身の身体を抱きしめながら、怒り顔で俺にずいっと近づいてくる。

 若干赤面しながら、ムー、と体で怒っていることを表現しているようだ。

 

「年齢的にそういうことに興味があることは理解してるけど、女の子にそんなことしたら嫌われちゃうわよ?」

 

「ごめんなさい……先生を気持ちよくしてあげたくて」

 

「き、気持ちよくって……」

 

 彼女は虚を突かれたと言わんばかりに押し黙ってしまった。

 俺は先生の様子を見ながらいけるな、と判断した。

 

「気持ちよくなかったですか?」

 

「気持ちいいとか、そういう話じゃなくて……」

 

「本当の所はどうなんですか?」

 

「……気持ち、よかったけど、でも……あんなエッチな触り方……うう……」

 

「良かったです。先生が気持ちよくて」

 

「こ、恋人でもないのに、そんなことしたらダメなのよ!?」

 

 そうきたか。

 先生は割とそういう所で硬いというか、倫理観がちゃんとしてる人だ。

 教師としての立場がそうさせるのだろう。

 だからと言って俺の魔の手から逃れられるとは思わないことだ。

 

「先生がこう言う事させてくれないなら、俺、他の女の子にやっちゃうかもなー」

 

「そ、それはダメよ!なんてことを言うの、結城くん!」

 

「俺、先生の事を見るだけでそういうことしたくなっちゃうんです。先生がさせてくれないなら、他の子にするしかないじゃないですか」

 

「そ、そんな……」

 

 寧ろ俺がこんなになってるのは、自分のせいだと思わせる。

 先生は本当に困ったような表情をし始めてしまう。

 

「ごめんなさい。先生。先生にこんなこと言っても困らせるだけですよね。俺、先生の事大好きだけど、諦めます。変なこと言ってすみませんでした」

 

 俺はあえて彼女を突き放すような発言をする。

 

「ま、待って!あ、貴方が他の生徒にエッチなことをするかもしれないのに、見過ごせない、わ。でも、そういうことは恋人と……」

 

「先生は俺のこと嫌いですか?」

 

「そ、そんなことない……けど。結城くんはヤミちゃんとも仲良くしてくれているし……」

 

「じゃあ、ティアーユ先生が俺の恋人になってくださいよ。それなら全部解決じゃないですか」

 

「こ、恋人!?そんな急に……そ、それに、ヤミちゃんを裏切るようなこと……」

 

 俺はすくっと立ち上がり、絨毯の上に座っている彼女の背後に回り、抱きしめるように座る。

 金色の髪の毛が俺の頬に触れる。

 俺の息が先生の白い首筋に、はぁ、と当たる。

 彼女は顎を上げて、ああ、と熱く曇った息を吐いた。

 

「恋人がダメなら、愛人になりましょう。それも秘密の愛人。誰にも言わない、誰にもバレてはいけない。俺と先生だけの関係です。先生が気にしてるその誰かを傷つける事もない。先生が俺のこと嫌いになったらいつでも解消します。どうですか?」

 

「…………」

 

 俺は畳み掛けるように言葉を投げかける。 

 恋人も愛人も本来同じ意味なのだが、語感が違うと印象も変わるものだ。

 彼女からは迷い、混乱、そんな気配が体から感じられる。

 ティアーユ先生がきっぱりとOKを出すとはハナから思っていない。

 

 続くのは沈黙だ。

 つまり否定がない。 

 先生はダメと言う時は割とダメと言う人だ。

 一時的に自分が我慢すればいい時は我慢するが、教師としての立場がある時は意を決して発言する。

 自分の行動が未来にどう影響するのかをよく考えている頭の良い人なのだ。

 

 だが現実はどうだろうか。

 彼女は迷っている。そう、迷っているのだ。

 OKとNOの鬩ぎ合いは半々。

 だがOKの返事はあと少しのところで、教師としての彼女の立場が邪魔をする。

 それでいい。それでいいのだ。

 あくまでも、俺とティアーユ先生の関係は生徒と教師でなくてはならない。

 

「………………」

 

「嫌だったら抵抗してくださいね」

 

 俺は彼女の顎に手を添え、首元にいる俺の方に顔を向かせる。

 

「ッ!……」

 

 

 一瞬目が合うが、逸らされる。

 これからされる事を予想してか、なんらかの覚悟を決めてたような、それでいてまだ迷っているような表情を俺に見せてくる。

 それを見つつも、俺は止まらない。

 徐々に俺と先生の距離は縮まっていく。

 

チュッ

 

 そんな軽い音と共に、俺とティアーユ先生の唇が重なる。

 湿っていて、ぷっくりと柔らかい唇だ。

 

「……ぁ……」

 

 チュプッと音を立てて、唇が離れる。

 初めてのキスに驚いているのか、自分が抵抗しなかったことへの罪悪感と嫌悪感か、ティアーユ先生は唇に手を当てて自らを恥じ入るようだった。

 

「安心して、ティアーユ先生。俺、先生が本気で嫌がるようなことはしないから。一緒にちょっとずつエッチな事もしていこう?」

 

「…………(コクリ)」

 

「それに、俺先生が研究で頭いっぱいになってても全然気にしないし、そういう没頭してる先生が好きなんです」

 

「! ……結城くん……でも、本当はダメなのよ?わかっているの?」

 

「ええ、わかっていますよ。でも、誰にもバレないようすれば大丈夫。そうでしょ?」

 

「…………」

 

 彼女は、肯定してしまった、認めてしまった事への罪悪感と、不安とが入り混じった様子だった。

 それでも俺の誘いを拒むことはなかった。

 

 俺はそのままの体勢で、ゆっくりと、愛おしむように彼女のお腹に手を這わせる。

 ビク、と俺の手が自分の急所でもある腹部に触れたことに、体が反応する。

 細くて無駄な脂肪のない美しい腹部だ。

 と言っても、彼女に酷い体の箇所などないのだが。

 

「くすぐったい……」

 

 添えるようにして、先生の手が俺の手首を掴んできた。

 抵抗ではない、ただ俺の手を感じる為の行為のようだった。

 俺はお腹を撫でた手をそのまま上へ上へと移動させる。

 大きく実った彼女の乳房を支えるようにして、下から持ち上げる。

 

「はぅぅ……!」

 

 ブラに包まれている為に本来の柔らかさではないだろう。

 しかし手に伝わるのは、ゴムとゼリーを混ぜたような甘美な感触。

 モニュ、モニュと指を乳肉に食い込ませる。

 

 俺はそのまま、彼女の乳首を指先で探す。

 下から徐々に指を移動させ、敢えてここら辺にあるだろうという場所を避けながら、円を描くようにして愛撫をする。

 

「先生の乳首どこ?教えてよ。ティアーユ先生」

 

「え……それは……」

 

「何処ですか?」

 

 先生の乳房をぐるぐると指先でなぞりながら、耳元で呟く。

 触られそうになると、すぐに離れ、また近づく。そんな動きに焦らされる感触を楽しんでもらう。

 

「もう少し、上……」

 

「ここかな?」

 

 今度は行き過ぎの乳房の上に指を移動させる。

 

「……もっと下、よ……」

 

「ここかな?」

 

 今度はギリギリ乳輪に触れない程度、行き過ぎの所に指を置く。

 

「んン、違う……」

 

「俺わからないから、先生が自分で指差して」

 

 俺のお願いに、顔を真っ赤にした彼女。

 動きの鈍い先生を手伝ってあげる。

 

 俺は、いつの間にか彼女自身の膝に置かれていた彼女の手を取って、胸の所に導く。

 

「ほら、こう、人差し指を立てて……何処にあるか教えてください」

 

「っ……ここ……」

 

 先生は両手の人差し指で、服の上から自らの性感帯である乳首の位置を白状する。

 ここです、と弱点を晒すのは彼女にとってかなりの羞恥であるはずだ。

 彼女の恥ずかしい姿を見ると嗜虐心がくすぐられる。

 

「ここかぁ」

 

「んっ……あ……」

 

 彼女に指し示された箇所を指先で優しくこする。

 他の場所とは明らかに違う感触が指に伝わる。

 服越しで、かなり弱く刺激していることもあって、そこまで刺激はないはずだが、先生はびくりと体を震わせた。

 僅かだが声が漏れる。

 

「あぁ……んん……」

 

 今度は指先で乳首をコリコリと引っ掻く。

 さらに刺激が強くなったからか、彼女の手が俺の手に添えられる。

 そこには抵抗の意思が感じられない。

 形ばかりの抵抗であった。 

 

 俺は乳首を弄りながら立ち上がり、先生の目の前で膝立ちになる。

 正座のティアーユ先生と目が合った。

 

 

「……? あぅ!……んん……」

 

 俺は先生の唇を奪う。

 少し屈んでから唇に吸い付き、上を向かせ、俺がのし掛かるようにキスをする。

 先生は少し目を見開いて、驚きの証に唇に力が入って俺の唇が掴まれる。

 

 今度は唇だけのキスではない。

 レロレロと唇を舐め、彼女のザラザラとした舌を絡ませる。

 舌がナメクジのように動いて、俺の脳みそを舐められているようだった。

 

「はぁ、クチュッ、んんん!……プハッ……」

 

 口内で行われる厭らしい共同作業に終止符を打とうと、トドメとばかりにティアーユ先生の舌を吸い上げる。

 限界まで吸われた舌が、ちゅぽんと音を立てて離れていった。

 

 先生は目がとろ〜んとして肩で息をしている。

 

「先生、気持ちよかったですか?」

 

「はぁ……は……」

 

 息を整えながら、こくりと頷くのが見て取れた。

 正直言って俺の股間は爆発寸前だった。

 我慢汁がぬちょぬちょして気持ち悪いし、勃起を放置しすぎてなんか感覚が鈍くなり始めてるくらいだ。

 

 ここでチンポを取り出してシゴいてもらおうと一瞬考えるが、思い留まる。

 お願いしたらやってくれるだろうが、そんな即物的でいいのかと。

 ティアーユ先生には自分の時間にもっと妄想してもらった方がいいのではないかと思い始める。

 

「先生、今日はこれくらいにして終わりましょうか。そろそろ日も落ちてきますし」

 

「ええ……わかった、わ。結城くん」

 

 初めてのディープキスに戸惑っているのだろうか。

 いつもよりなんだか言葉が覚束ないというか、ふわふわしている。

 

 先生はテーブルにもたれながら、よろよろと立ち上がる。

 内股を気にしていたのは気のせいじゃないだろう。

 

 

 

 

 俺は若干の硬さを失った股間の棒の位置を治しながら立ち上がり、玄関まで見送る。

 部屋を出て、玄関までの間、彼女は一言も発さなかった。

 だが言外に俺のことを気にしている様子が感じられた。

 困ったような、そんな雰囲気だ。

 

「今度は俺のこと、気持ちよくしてくださいね。ティアーユ先生?」

 

 靴を履いて立ち上がったところの彼女に、俺は耳元で囁く。

 暗に、次は射精させてくれ、という意味を込めて。

 

「!!……きょ、今日はこれで失礼するわねっ、結城くん」

 

 俺の意図を知ってかしらずか、ティアーユ先生は顔を赤くして逃げるようにドアを開けて行ってしまった。

 後ろ姿だけでも目がクギ付けになる尻を見てよだれが出そうだ。

 丸いお尻がブリブリと揺れているのだから。

 

 もっと触っておきたかったと後悔するが、今更だ。

 

 俺はこれからのティアーユ先生との関係を想像して、ぞくりと体に何かが走った。

 教師として立場を守りながら、なし崩し的に生徒と愛人契約を結んだなんて、誰かに自慢したくなるじゃないか。

 ティアーユ先生の残香を胸に吸い込みながら、俺は自室に向かう。

 

 ティアーユ先生には新薬の開発を手伝って、というかやってもらおう。

 新しい研究テーマが見つかれば彼女にとっても嬉しいはずだ。

 別に悪用するわけじゃ…………まあ、するか。

 

 脱衣所で新しいパンツに着替える。

 精力剤も作らないといけないな。

 宇宙産で俺にも効く薬がないか御門先生あたりに聞いて見るのもいいな。

 

 




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