神は真実である。あなたがたを耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、試練と同時に、それに耐えられるように、逃れる道も備えて下さるのである。
新約聖書コリントの信徒への第一の手紙 10章13節
(何言ってんだ俺)
///////
ガラガラと音を立てて扉が開いて、美柑が出て来た。
「リト、お風呂お先〜」
美柑は濡れた髪をタオルで押さえながら、さっさと自室へと戻っていく。
寝巻きは落ち着いたピンク色。
肌は血色が良く、湯の熱さがわかるほどだった。
いつだって少女の無防備な姿は俺の何かを滾らせる。
/////
窓からカーテン越しに朝日が差し込む。
俺は光に目を細める。
いつもの天井、いつもの部屋。
夜は少し寝苦しかったのか、背中にうっすら汗をかいていた。
俺の部屋には誰もいない、はずなのだが、出入り口のドアは誰かによって開け放たれており、その誰かとは妹の美柑だった。
「リト、休日だからっていつまで寝てんの?」
そう、今日は日曜日で学校は休みだ。
背中の筋肉を伸ばしながら、美柑に声を掛ける。
「美柑、おはよう」
「何がおはよう、よ。もう9時なんだから、早く降りて朝ごはん食べて」
今朝の美柑は休日らしい装いで、フリフリのついた短めのスカートを履いており、そこからは実に目の保養になる白い脚が生えていた。
上は普段着のゆったり目のシャツを着て、家事の途中だったのか、袖はまくられている。
「休みの日ぐらいいいじゃんか」
「ダメ。寝惚けてないで早くしてよ?」
美柑は、まったくもう、とまるで世話の焼ける弟を叱るような表情で俺を見ている。
これでは立場が逆だ。
寝起きのぼうっとした頭のまま、俺はそのまま背中を向けて戻ろうとする美柑を見て、あることを思いつく。
「美柑」
俺は部屋を出て行こうとする美柑を呼び止めて、こいこいと手招きする。
「?」
美柑は怪訝な顔をしながらも、俺が座っているベッドの前まで来てくれる。
なんだかんだ言って、俺の言う事を聞いてくれるのが美柑の優しいところだ。
俺は黙ったまま、両手を美柑の前に差し出す。
立ち上がるから、手を貸してくれ。
言外にそう伝える。
「もう……」
美柑は、はぁ、と溜め息をついて俺の手を引っ張ってくれる。
俺は立ち上がったその勢いのまま、美柑を正面から抱きしめる。
「あ、ちょっ……!」
これも兄妹の特権だ、と鼻から目一杯空気を吸い込むと、甘酸っぱいようないい匂いに包まれた。
俺は、ドアの向こうに誰もいないことを確認しつつ、驚きで体を硬くしている美柑にさらに体を密着させる。
朝一番から愛妹にセクハラハグができる世界で一番幸せな人間は俺だろう。
抱きしめたことで伝わる肉体は成熟した女性とは程遠く、細くて軽い。
しっかり者でついつい忘れがちだが、美柑はまだ小学生の少女なのだ。
それでも所々にだが女としての証が、俺の体前面で感じられた。
微かに昨日の石鹸の匂いと、早朝の汗の匂いが俺の鼻腔を刺激する。
「り、リト?……なに、急に……」
先程よりは硬さが取れたが、依然体が縮まっている美柑がこちらの意図を窺うように問うてくる。
その顔は赤面していて、いつものツンとした雰囲気は全く感じられない。
「この間の風呂に入った後、大丈夫だったか?痛かったりしなかったか?」
「はぁ!?……っぁ、なっ…………なに聞いてんのよ!ばか!」
美柑は顔を赤くして、俺の胸を手のひらでぐいぃと押してくる。
「もうっ、何!?離してよっ」
しかし、俺が美柑を抱きしめている力の方が強く、解けない。
ぐいぐいと押してくるが、俺の力には敵わない。
モゾモゾと動く美柑を腕に力を入れてギュッと抱きしめる。
「ぁ……」
強く抱きしめられた美柑は、思ったよりも熱い息を漏らした。
次第に抵抗する腕の力が抜けていく。
俺は俺で、その時の美柑との情事を思い出してしまったせいで、見れば完全に分かるほど肉棒が寝巻きのズボンを押し上げていた。
必然的に、固くなった俺のものは美柑の柔い腹部に押し付けられる。
「……っ……あれからは、別に、なんともない、けど……」
「そうか。よかった」
明らかに気づいている。
俺の固くなった肉棒が自分に押し付けられていることを。
それでも美柑は俺の胸に手を置いて、俯いて答えるだけだった。
美柑の長い髪を頬で感じる。
俺はそのまま、さりげなく腰を揺する。
当然美柑の薄い胸、腹部、腰回りの感触が伝わり、スリスリと擦り付けられる。
「ちょっと、リト……!こんな朝から何して……」
美柑は上目遣いで見上げながら、眉を八の字にして赤面して俺を諌めようとする。
寝起きでもスイッチの入ってしまった俺はどうにも止まらない。
俺は服の上から、美柑のお腹に先走りを塗りつけるように腰をグリグリと前に動かす。
「な、なんでっ、こんなに……」
布が薄めのせいか、思ったより生々しい感触が伝わってくる。
美柑は完全に真下を向いて、俺の股間が自分の腹部に押し付けられている様子を凝視していた。
普段は家であっても誰かの目がある。
軽はずみに美柑に対して大胆な事は出来ないでいた。
今は違う。
俺はここぞとばかりに幼い妹の身体に欲望を擦り付ける。
「……っ……」
気づけば拒絶の証として俺の胸にあった美柑の手は力をなくし、いつの間にか俺の鎖骨辺りに添えられていた。
そして先程までお互いの体の前面同士が擦り付けられていたのが、今は俺の上へと主張する出っ張りと、美柑の下腹部だけが接触し、モゾモゾと動きあっていた。
「はぁ……ぁ……」
お互いに心拍数が多くなり、胸の内か、それより下からか、情欲の炎が身を焦がし始めているのがわかった。
背中に回した腕から美柑の体がシットリと汗で湿り始めているのを感じていた。
一体何分そうしていただろうか。
1分にも10分にも感じられたが、実際のところはよくわからなかった。
ただ明らかだったのは、モゾモゾも抱き合っている間にも俺と美柑の興奮は高まり続けていたということだ。
「……」
美柑と目が合った。
紅潮した頬に薄っすらと潤んだ瞳。
美柑はそのまま俺の胸に頭を預ける。
俺の鼓動が聞こえているのだろうか。
いつもより少しだけ浅くなった息の音が俺の耳に届く。
「ーーーーー」
俺の鎖骨にあった美柑の手が動いた。
美柑の手は、俺の胸を撫で、乳首を通り、脇をツゥと這い下がる。
「み、かん……?」
美柑の手はどこに向かっているのか俺は考える間もなかった。
美柑の手は止まることなく、そのまま俺の腰骨を撫でる。
普段自分でも意識して触ることのない場所。
「ぉっ……みっ……」
「…………」
腰の奥がぞわりと痺れが走ったような感覚に思わず声が漏れる。
少女の指先はそこを何度か撫でると、また移動を始め、今度は斜め下へ。
今度は更にゆっくりと、獲物を狙う蛇のような動きで。
「みか……ん……」
美柑の手がヘソの傍を通り、ガチガチに膨らんだ俺の股の突起に触れーーーーーーーーー
その時だった。
ドアから俺と美柑以外の声が響く。
「美柑さーん?リトさーん?どうしたんですか〜?って、あら、これはこれは……」
「!!!!」
俺と美柑は同時にびくりと体が反応して、同じタイミングで声の主へと顔を向けた。
「モモさんっ」
「なかなか戻ってこないと思って見に来てみれば……一人でリトさんを独占するなんてずるいですよ〜」
「ち、違うのっ!これは、リトが……えと……体勢を崩したからで……」
モモから見れば逢引中のカップルが抱き合ってる様に見えなくもない。
俺に抱きしめられながら、美柑は顔だけを後ろに向けてアタフタと今置かれている状況についての弁解を始める。
さり気なく、俺のあらぬ所に置かれていた手を元の場所に戻しながら。
モモはと言うと、いつもの見透かしたような表情でニヤニヤしていた。
多分モモが想像してるよりすごいことしてた気がするけど。
「もうっ!リトもいい加減離して!」
「ああ……悪い。美柑」
ドンと突き放される。
一瞬美柑と目があったが、その瞳には羞恥と不満と名残惜しさのような感情が感じ取れた。
美柑が俺から離れたせいで、元気になっている股間のものがモモにも見えてしまいそうになったので、さり気なく手を前で組む事で股の物を隠す。
美柑は俺が股間を隠したのを横目で見ると、モモの脇を通って、風を切りながら行ってしまった。
「…………っ!」
モモは、あらら、と言った表情を浮かべていたが、俺に笑顔で会釈すると美柑の後を追って下へと降りて行った。
「じゃあ、リトさんもすぐに来てくださいね」
ちょうど腹の虫が小さく鳴いたので、俺は着替えるためにクローゼットへと向かう。
/////
カチャカチャと重なった食器が擦れて音がなる。
あの後、俺はリビングへ向かい、何事もなかったかの様にモモたちと朝食を食べた。
美柑を何度も視界に入れたが、一度も目線が合うことはなく、静かに食事をとるだけだった。
美柑のことだから、何かを深刻に考えているのかも知れない。
なんというか、そんな難しい顔というか、一方で大したことを考えていない様な、そんな表情をしていた。
十中八九、さっき俺の部屋での出来事が原因だと思う。
最後は俺のことを突き飛ばしていたが、その直前までは美柑も割と楽しんでいたと俺は感じていた。
あのままモモの邪魔が入らなければどうなっていただろうか。
美柑の小さな手が俺の股間に触れて、細い指で血管の浮いた肉を扱かれていたかと思うとなんとも惜しい事をした気がしてくる。
テーブルに頬杖をつきながら、キッチンに立っている美柑を眺めていると、モモが隣に寄って来た。
「美柑さん、今日はなんだか元気がない感じですね。何かあったのでしょうか」
「ああ、思い当たる節はないことはないから、この後少し話してみるよ」
モモはウインクしながら「さすがですぅ!リトさん!」と言って、ララ達の所へ行ってしまった。
「美柑、片付け俺も手伝うよ」
「……」
俺は自分の使った食器をキッチンに運ぶと、そのまま美柑の隣に立った。
美柑は俺を一瞥すると、視線を元に戻して片付けを続ける。
やはり心なしか、どことなく不機嫌そうな雰囲気を醸し出していた。
俺と美柑が立っているシンクの目の前は吹き抜けになっており、食後の歓談を楽しんでいるララやモモたちが見える。
「あ、リトさん、もし良かったら私も手伝いますよ?」
「いや、今日は俺がやるよ」
この様に、向こう側からこちらに話しかけることもできる。
モモの申し出を断りつつ、俺は美柑の横に移動する。
肩が触れるくらい近づくが、美柑からのリアクションはない。
(どうしたもんか……)
横から美柑を覗き込んでも、敢えて腕同士を触れさせても、美柑は俺に構う事をしない。
美柑の横顔からは意地でも反応しない、という様な意志すら感じられた。
俺は、ふと視線を斜め下に。
美柑の黒いミニスカートが目に留まった。
俺の中に、今朝の俺の部屋での出来事が思い出される。
短いスカート、こんもりと盛り上がり慎ましくも女を主張する臀部、そこから伸びる小学生のきめ細やかな魅惑の脚。
白い靴下がリアルで生々しい。
黒いプリーツが俺のすぐそばで揺れている。
やったらどうなるだろうか。
俺の頭にそんな抑止の言葉がよぎったが、一瞬で霧散する。
俺の手は勝手に動いていた。
「ーーーーーっ!?」
美柑は数秒の間を置いて状況を理解した。
自分のスカートがめくられている事を。
元々防御力が低く、ましてやミニスカートともなると、その防壁はあまりにも弱く、呆気なく白いショーツは外気へ晒された。
「ちょっ……!」
白い布に包まれたプリッとしたお尻が俺の目に飛び込んでくる。
キッチンが薄暗いせいで、陰影ができてパンツのシワがよく見えた。
小学生の生パンツに唾を飲みながら、今にも甘露が滴りそうな小ぶりな尻をじっくりと視姦する。
この愛らしい尻は見られる恥ずかしさにキュッと力が入り、二つの尻肉が寄せられる。
美柑は慌ててめくられたスカートを直そうとするが、なぜがその手には力はなく、ためらいの感情が感じられた。
何故だろうか。
「美柑さーん、どうかしましたか?」
相変わらす周りに注意を払っているのか、モモがこちらの異変に気付いた。
美柑はこちらを振り向く事なく、俺の手を振り払おうとする。
「う、ううん……ちょっとお皿落としそうになっただけ」
「おいリト、美柑の邪魔してるんじゃないだろうな」
「そんな訳ないだろ、ナナ」
こちらからは美柑の顔が見えないが、きっと何事もないかの様に笑顔を作っているのだろう。
それでもやはりその声は若干硬い。
よく見ると耳の縁が赤くなっている。
これでは俺が痴漢しているみたいではないか。
「…………っ」
美柑はモモにこの状況を知られたくない様だった。
それもそうだろう。
モモに知られたら他のメンツにも知られる可能性があるし、何より悪巧みを考えるかも知れないからだ。
何より美柑のプライドが許さないだろう。
もし知られたら恥ずかしさでしばらく口をきかないかも知れない。
「……っ……っ……」
モモの視線から外れた美柑は、今度こそ俺の手を退けようとする。
俺は、強弱をつけながら、スカートの裾をクイッ、クイッと引っ張り美柑の手を邪魔をする。
相変わらず美柑の動きにはためらいがあった。
美柑はパンツを丸出しにしながら、脚を閉じ、腰を前に突き出す様にして背後へ手ができるだけ届くように体勢を変える。
きっと、唇をキュッと結んで焦っている顔をしてるに違いない。
「大丈夫だよ美柑。モモ達からは見えないから」
「……つ!」
美柑は俺が話しかけてくると予想してなかったのか、ビクッと体を震わせ、俺の言葉の意味を理解する。
「ほら……」
俺は一旦スカートから手を離し、努めて優しく美柑の腕に手を添える。
美柑は自分から手を引くことはない。
この困った妹は兄である俺が、導いてやらないといけない。
腕の初動は俺。
美柑もそれに続く。
「……っ……」
とうとう美柑はめくられるスカートを押さえていた手を引いて、遮ろうとするのをやめた。
俺は今、全身が粟立っていた。
鼓動がさらに早くなり、手が震える。
美柑はまだ肩を強張らせながらも、躊躇いながら脚を肩幅に開いた。
それが合図と見た俺は、再びスカートをめくり上げる。
「……っ」
片手で横からめくっているだけだと良く見えない。
俺は大胆にも美柑の背後に移動し、腰を屈める。
俺の前には、スカートをめくられ白いパンツが丸出しになった美柑がいた。
いつも短いスカートやズボンに覆われて見ることのできない光景に俺の頭は白くなりつつあった。
俺は思う存分、この愛らしい少女の隠されていた桃源郷を堪能する。
見て、覗き、目で舐めて、匂いを嗅ぐ。
「……ちょっとっ……」
流石の美柑も自分がされていることに困惑したのだろう。
俺は美柑のスカートの裾を固定するために、ウエスト部分に差し込んだのだ。
これで美柑のスカートは俺が抑えていなくても、捲られたまま。
つまり正真正銘、パンツが丸出しになったのだ。
「っ……好き勝手してっ……っ!」
美柑は羞恥と怒りを滲ませながら、何かを堪えるように背筋を反らす。
すると、丁度よく俺の目の前にある美柑の尻が俺の方へ少しだけ近づく。
もにゅ
俺は両手を美柑の尻に置き、揉んだ。
「あっぅ……」
美柑から艶のある声が漏れる。
手に伝わるのは小学生の体温。
ララや御門先生と比べると肉は薄い。
しかしその中にある柔さと硬さが、俺の手の中にあるものが普通では手に入らない特別な感触であることを教えてくれる。
当然一回だけでは止まらない。
俺は続けて手を動かす。
「っ……んっ……」
美柑の尻は触る度に反応を変える。
力が入りキュッと硬くなったと思えば、しっかり揉んでやると、懐ききった猫のように柔らかくなる。
頭のおかしい痴漢野郎でもここまで熱心に尻を揉んだりしないだろう。
美柑の膝が小刻みに揺れる。
尻を好きにされることへの恐れか、それとも快楽か。
美柑はいつの間にか作業を完全にやめ、自らの体を支えるようにシンクの縁に手を置いていた。
「あっ……ん…………」
隣人に聞こえない程度の吐息が美柑の口から漏れる。
綿のパンツの感触が心地よい。
二つの尻タブを寄せたり広げたりすると、生地が伸び縮みし陰影が動く。
揉む度に美柑から小さな呻きが漏れる。
俺は美柑が尻を触られることに慣れてきた頃を見計らい、俺は立ち上がりながら、スカートの中に手を通して、美柑のパンツを前から引っ張る。
キュっ
美柑の股に食い込むパンツ。
「んっ!……そ、そんなっ……」
突然の淫部への刺激に美柑は思わず前屈みになる。
しかしそれでは俺の手はパンツから離れない。
風呂で弄った時一番反応が良かったのがここだった。
俺は美柑を喜ばせるために、執拗にクリトリスを刺激する。
強すぎてはいけない。
最初はパンツを多めに持って全体を押し付けるように刺激する。
「ん……っぁ……」
美柑の悩ましい声が漏れた。
嬉しくなった俺は、徐々に引っ張る布の面積を狭くして、美柑の敏感な突起に伝わる刺激をピンポイントにしていく。
クイッ、クイッ
より直接的な刺激に美柑がよろめく。
しかしすぐ後ろに俺がいるため、支えとなり倒れることはなかった。
代わりにスカートがまくられ、白いパンツが丸出しになったお尻が、俺の勃起した股間に押し付けられる。
思いがけない刺激に、うっ、と呻き声を洩らしてしまう。
それは美柑も同じのようで、抑えきれない声が漏れる。
「んっ……あっ……っ」
美柑は前のシンクに手をついている。側から見れば不埒な妹が兄に臀部を押し付けて擦り付けて、セックスアピールをしているように見えるかもしれない。
俺は左手で美柑の腰を支えながら、右手でパンツを引っ張り美柑をさらなる高みへと導く。
「っ!……ンっ!」
息が荒くなってきた。
膝が笑っている。
俺が支えていないと今にでも尻餅をついてしまいそうだ。
それでも俺は手の動きをやめない。
ここまで高まった美柑を放置するなんてできない。
「はぁっ!……ぁ!」
美柑は完全に下を向き、陰核の快感に没頭していた。
しかし俺がやっているのは所詮パンツを介した刺激に過ぎない。
美柑の感じているイくにいけないもどかしさが全身から伝わる。
「ンンッ!ンンッッ!!」
これではダメだ。
俺はパンツから手を離すと、その中に手を突っ込み、美柑の股をまさぐる。
「ひゃあ!!! リっ!ト!! そん、なっっ!!!」
最初に感じたのは未成熟な媚肉の柔らかさ。
次に感じたのは水でも濡らしたのかと言うほどの量の水分。その水は明らかにヌメり気を持っており、クチュクチュと音が俺の耳にも聞こえた。
「あ、あ、あっ!」
美柑が驚いたのは最初だけで、もう少女の中に抵抗の意思はなかった。
むしろ、あるのは更なる快感への願望だ。
「んっ!はぁぁッッッ!」
俺は粘る液を手に感じながら、美柑の好きな場所を指先で探る。
ツルツルの土手の少し下。
媚肉に挟まれつつも顔を出す、少しだけ硬さを持つ突起。
「ひぃっ!! うぅ!!」
俺はそこを集中的に擦る。
一定のリズムで、止まることはない。
擦る度に美柑の下腹部に力が入るのがわかる。
「んんんンッ!!」
漏れる美柑の声が大きくなる。
「あっ! だっっ!」
俺は美柑のふくらはぎがピンとなったところを見計らい、クリトリスを指先で潰す。
「ーーーーーぁぁっっっっ!」
美柑は背中を丸め、髪を激しく揺らした。
「〜〜〜〜〜〜っっ!」
俺の手には先ほどまでよりも粘度のあるものが感じられていた。
美柑は下半身をビクつかせながら、ヨタっとずり落ち、シンクにもたれかかかってグッタリと尻もちをついた。
俺は股間に痺れに似たものを感じながら美柑を見下ろす。
美柑は荒い息を吐きながら俺と目を合わせた。
絶頂してしまった喜びが今も続いていることがわかるほど、美柑の目はいつもの頼もしさが消えていた。
これからどうするの……?
美柑の目はそう俺に問いかけているように思えた。
ここはキッチンだ。このまま服を脱いで先に進むことはできない。
「ぁ……」
俺と目を合わせていた美柑の視線が不意に下がった。
美柑の視線は俺の股間に向けられていた。
俺のものはこれ以上ないほど硬くなっており、ズボンを押し上げ存在を主張していた。
薄暗いキッチンでも間違いなくわかる。
美柑ともう一度視線が合う。
これから何が起きるのか、いや、これから何を自分がしようとしているのか、それを想像しているのがわかった。
これまで俺から何かをすることはあっても逆はなかった。
今日の美柑はずっと何かを躊躇っているのを感じていた。
強く拒否することもなく、開けっ広げに求める事もない。
「…………」
ゴクリ、と美柑の喉が動いたのがわかった。
美柑は小さく深呼吸をする。
美柑は、初めて見た生き物を触るときと同じ表情で俺の股間に手を伸ばす。
「くぉっ……」
美柑の小さな手が俺の膨らみに触れる。
服の上、されど恐る恐る触る手は図らずもフェザータッチのようなイジらしい刺激と変わり、下半身がぞわりと震えた。
俺の股間はすでに先走りでベチョベチョになっていた。
俺の部屋で。
今キッチンで。
俺の性欲はどこかで発散しなければ、いずれ爆発しそうな程に溜まっていた。
くちょ、くちょ、と美柑が小さく手を動かす度に、肉棒が腹と擦れる音がなる。
弱いが確実に気が高まる刺激。
「み、かんっ……」
管から糸をゆっくり引き抜かれるような快感に視界が白くなる。
美柑は肉棒の暖かさを確かめるように無言で手を動かし続ける。
射精感の高まりはあるが、それでも少しだけ足りない。
ズボンのせいで美柑の手の感触が遮られているのだ。
俺の股間を触り続けている美柑の手を掴んで、そっと離れさせる。
美柑は、なに?と不思議そうな顔をする。
「ぇ……」
美柑の目が驚きで見開かれる。
俺が勢いよくズボンを下ろしたからだ。
下着まで一緒にずり下ろしたため、当然血管の浮き出て硬くなった肉棒が美柑の目の前に晒された。
長い間勃起したまま下着の中にいたため、むせかえるような匂いが俺の鼻にも届いた。美柑もこの匂いを嗅いでいるだろう。
美柑にイジられていた為、射精直前のエラも血管もガチガチに張り詰めている状態だった。
とてもじゃないが美柑のような小学生が見ていいものではない。
だが、現実は、目の前で美柑は俺のものを凝視しているのだ。
「ぅ……っ……」
心臓の脈動に合わせて、肉棒がピクっピクと振動すると美柑は声を漏らした。
その姿を見て言うも言われぬ満足感で心が満たされる。
俺は尻をぺたんと床につけたままの美柑の脇に手を入れて立ち上がらせる。
このままの体勢でも良かったのだが、長時間ララ達のいる部屋から俺たちのことが見えないと不審に思われると考えたからだ。
それにしても一刻も早く射精したい。
美柑に目線でその意図を伝える。
美柑はふらふらと足取りおぼつかない様子で足に力を入れていた。
向こうの部屋から変に見えないようにシンクの方へと体の向きを変える。
「美柑……たのむ……」
何を、とは言わない。
美柑はコクンと頷くと、美柑は前を向いたまま、美柑の小さい手が横にある露出された肉棒を掴む。
「うっ……」
思わず声が漏れる。
細くて白い手が俺の汚く滾りに滾った肉棒に這わされる。
待ちわびた快感に腰が抜けそうになる。
ネチュ、と粘液が音を立てる。
ゆっくりと美柑の手が前後に動かされ、下半身に甘美な快感が広がる。
美柑は俺の方をチラッと見ながらも、その手の動きをやめない。
俺の弱いところを探るような動き。
竿を扱きつつ、亀頭に指を添えてカリの部分を集中的に刺激する。
「あ……くっ……」
情けない声が出る。
美柑の手は俺の反応を楽しんでいるかのように、からかい、射精へと導く。
まるで新しい楽器を与えられた子供のようでもあった。
子供にいいようにされていることに、屈辱と快感をごちゃ混ぜにした感情を感じながら、精液が上がってくるのを感じた。
「みかんっ……」
腹筋に力が入る。
睾丸が収縮し、俺の子種たちを押し出す準備を完了したことを本能で感じる。
亀頭に血液が集中し、勃起が最高潮になったことを感じたのか、美柑の手の動きが更に早くなる。
そして
その時はーーーーーーーーーーーーーーーー
訪れなかった。
予期せぬ、隣からの声によって。
「リトさ〜ん。お話がありまーす!」
射精直前。
あとひと擦り。
準備万端。
なのに、なのに、なのに。
ああ、気が狂いそうだ。
おお、神よ!もし神がいるのならなんてことをしてくれたんだ!!
「っっ!!!」
隣から発せられた声によって、美柑の手が止まった。
モモの声はなんとも能天気で、これからとってもいいことがおきますよ〜なんて意図が丸わかりの声色をしていた。
収縮する睾丸に痛みと、開放を直前で押し留められた苦痛で、腹を殴られたボクサーのようにうずくまる。
「だ、大丈夫?」
美柑が心配そうに俺の顔を覗き込む。
俺は、小さな声で
「頼む、イかせてくれ……」
そう懇願した。
なんとも情けない声と顔だったと思う。
すると一瞬、美柑が手を動かして俺を絶頂させようとしたのがわかったが、誰かがキッチンに近づいてくるのを感じて、サッと手を引っ込めた。
「は、早く服!」
焦った美柑に急かされて、俺はズボンをあげて勃起した肉棒を隠す。
なんなんだ一体。
俺が何をした。
このままで終われない。
俺にはそのことしか頭になかった。
朦朧とする意識の中、必死にどうするかを考える。
「美柑」
「な、なにっ?」
「このあと……部屋に行っていいか?」
「っ……うん……じゃあ……モモさんの話が終わってから、ね」
俺は心の中でガッツポーズをしていた。
余程嬉しそうな顔をしていたに違いない。
美柑が少し驚いていた。
この時の俺の声はすごいしゃがれていて自分の声じゃないみたいだった。
しかし、そんなことはどうでもいい。
心のオアシス。理想郷。そう、パラダイスが俺を待っている。
なんとか顔と体勢を整えたところで、声の主であるモモがひょっこりと顔を出す。
「な、なんだ、どうかしたのか、モモ……」
俺の顔は引き攣っていたと思う。
だが、少しの間だけだ。
10分もすれば俺は美柑の部屋に行って、天国に逝くことができる。
/////
俺の希望は見事に打ち砕かれていた。
物事が上手くいかないと人はイライラする。
イライラすれば周囲にもそれは伝わって、回り回って自分の損になる。
そんなことはわかってる。
だからってそれをやめられるわけじゃない。
人間だもの。
「…………」
隣に座る美柑と目を合わせると、先ほど約束した美柑の部屋にいくと言うことは出来ないとお互いに理解した。
「……もう一度頼む」
俺はソファに座りながら、斜めに座っているモモに再度問いかけた。
「ですから、リトさんにご褒美をですね、頂きたいんですっ」
キャー言っちゃった〜、といった感じでモモが答えた。
一応説明は全て聞いた。
そして今モモが答えたことは、それを端的に説明していた。
「俺にとてもいいことがある代わりに、それをもたらしたモモにご褒美が欲しいと」
「はい!」
いい笑顔だった。
俺は鼻から息を吐いた。
意味がわからん。
「それは別にいいけど、俺にとっていいことってなんだ?」
俺は何度もそう尋ねた。
モモはウィンクをしながら人差し指を口に当てて
「それは見てからのお楽しみです」
の一点張りだった。
見るからに相当の自信。
絶対に俺に失望されない確信を持った態度だった。
今じゃないとダメなのか、先に見せてもらうことは出来ないのか、そもそも本当の話なのか……
いろいろ質問したが、どれも要領の得ない答えばかりで、煙に巻かれるのだった。
「俺とモモだけで?」
「はいっ」
どうやら俺と逢い引きがしたいようだ。
質問の返答の中で一番イラついたのが、「ご褒美が先って中々ないと思いません?」だった。完全にモモの趣味だった。
もう断っていいんじゃ?と思って
「いやー、実は美柑と……」
と俺は口を衝いて出てしまいそうになった瞬間、隣にいた美柑に袖をグイッと引っ張られる。
美柑は俺の耳元に口を寄せる。
「ちょっとっ……こんなに意気揚々としてるのに断ったら変に思われるでしょっ」
「で、でも……あんなところまで行って終わりって……」
「……それはっ……でも仕方ないじゃんっ……」
俺は先ほどまでの痴態を思い出して下半身が反応しそうになる。
あれから10分以上経っているため、流石に股間の熱はどこかに行ってしまっていた。
しかし製造された子種は行き場を失ったまま存在している。
まさに生殺し状態であった。
性を刺激するものであれば、今ならどんなものでも勃起してしまう自信があった。
俺の袖を離して、フイっとそっぽを向いた美柑も、明らかに物足りなさを持っているように見えた。
しかし、これ以上ごねても状況は好転しないことは明白だった。
俺は敗北を受け入れざるを得なかった。
「……わかった。それで、俺は何をすればいいんだ?」
肘を腿について手を組みがなら、ため息と共にモモに問うた。
モモの目が嬉しそうに輝く。
すると隣にいた美柑がすくっと立ち上がった。
「どうした?」
「……別に……やることないから部屋に帰るだけ」
そう言い残すと、美柑はスカートの裾を掴んで、重いものを背負ったような不満そうな格好で部屋から出て行ってしまった。
リビングになんとも言えない雰囲気が流れる。
私何かしちゃいました?という顔をしていたモモだったが、ララの天真爛漫な大丈夫だよ!と言う一言で霧散した。
美柑もたった一度気をやっただけだ。
それだけでは満足できなかったのだろうと俺は想像する。
正直今から追って、部屋で先程の続きがしたい。
最悪、今夜にでもーーーーー
この後どうやって美柑と会うかに思考を巡らせた矢先、こほんっという音で俺の集中が途切れる。
わざとらしい咳をしたモモの方へ俺は向き直る。
「ーーーーーーーーーーーーそれでは……場所を移動しましょうか」
俺の気も知らないで、モモは、可愛い顔で、憎たらしく微笑んだ。
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「はぁ……」
私はリビングから出た後、宣言通り自分の部屋へと帰っていた。
気分は重く、足取りもまた同様だった。
バスッと音を立ててベッドへと倒れ込む。
私はお尻に手を回すと、すっかり放置していた、食い込んだパンティをクイッと直した。
「はぁ……」
また、ため息が出た。
イライラする。
もどかしさと恥ずかしさがそれを更に大きくする。
不思議と後悔の気持ちはないが、なんとなく嫌な気持ちがする、そんな経験は人生に何度もあるものではないが、今回私の胸にあるのはそんな感情だった。
さっき取り替えたばかりの白いシーツ。
頬に感じる柔らかい感触が、私の心のわだかまりを解いてくれないだろうか。
私はさっきまでの事を思い出す。
冷静に考えれば顔から火が出そうなほど恥ずかしい。
ベッドに顔を埋めながら、呻き声を出す。
それくらいのことを私はしてしまっていた。
それにしても朝から変なことばかりだ。
確かにリトを起こしに行った時は少しは期待してたけど、あんなに大胆に私のことを抱きしめてくるなんて思わない。
お腹に硬くなったおちんちんの感触を感じてたら、気づいたら触ろうとしてたし。
思い出したら更に恥ずかしくなってきた。
「ん……」
つい指先を下腹部へと伸ばしてしまう。
先ほどまでリトに愛撫され、絶頂までしてしまった秘所。
じんわりと痺れているが、あの時ほど昂っていない。
「……ったく……バレたらどうすんのよ……」
ついそんな文句が口をつく。
恥ずかしくなってリトと顔を合わせらなくなってキッチンに立っていた時に、リトの方から来てくれたのは嬉しかったのは事実だ。
だけど、スカートめくりとかしてくるし、挙げ句の果てには痴漢みたいなことまで。
電車とかで痴漢の報道とかあるけど、もしリト以外の人にお尻を触られるなんて絶対に嫌。そう思った。
正直言うと、恥ずかしかったけど気持ちよかった。
最後ら辺は気持ちよさと混乱であんまり鮮明には覚えてない。
とにかく胸がバクバクして頭が真っ白だった。
急にパンツを引っ張られて、気持ちよくされて、直接クリを触られて、更に気持ちよくされてーーーー
「はあ……」
あのままリトが呼ばれなかったら、どうなってたんだろうか。
リトに誘われた時、うん、と言ってしまった自分を思い出す。
本来は、何言ってんの?と呆れた風に拒絶しないといけない所だったのにだ。
リトがまた何かしてきたら、次はどうしたらいいのだろうか。
「……モモさん、リトと何するつもりだろ……」
数年前までのリトとの関係が明確にずれ始めていることに目を背けながら、暇しているであろう同年代の学友にメッセージを送るのだった。