第25話 ララはお菓子が好き
夕方。
帰宅後、夕日が差し込む時間帯。
俺は台所へと向かっていた。
特に理由があるわけではないが、何か口寂しいような気がして台所をあさりにきたというわけだ。
角を曲がれば台所というところで、ガサっと物音が耳に入った。
「ん?」
この時間は誰もいないわけではない。
誰かがいてもおかしくはないのだが、見当がつかない。
美柑はまだ帰ってないみたいだし、そもそも、この家で台所に頻繁に出入りする家族は美柑以外にいないのだ。
「ララ……?」
その物音の主は、制服のまましゃがみこんでいるララだった。
ララは俺が背後にいることに気がついていない。
俺は首を傾げながら、そろりそろりとララに近づいていく。
「ララ?」
「わぁっ!」
びっくりした〜!とララはビクッと肩を揺らし、俺の方を振りむく。
いつもは飄々としているように見えるララが驚いている様子は珍しい。
「これは……お菓子?」
当然、ララが台所で料理を作っているわけはなく、その開かれた収納扉の中を見ると、スナック菓子やらチョコやらが並べられており、ララはその一つを手に持っていたのだ。
俺は悪さがバレた犬のような顔をしている彼女を、少しだけ冷ややかな目で見つめた。
「ララ……」
「お腹すいちゃった……」
ララは、えへっ、と天真爛漫な笑顔で舌を出した。
美柑なら御冠だろうが、かく言う俺自身が口寂しさ故にここにやってきたわけで、彼女のことを責める資格はないだろうと思い至る。
俺がそのままララを見つめていると、段々と眉尻が下がり、不安そうな顔をし始める。
「美柑には内緒にしておくから、俺にも一つくれよ」
怒られると思っていたのだろう。
ララはヘナヘナと床に座り込んでしまう。
短い制服のスカートの影から下着が見えそうで、つい鼻の下が伸びる。
「えへへ〜、これ美味しいんだよ〜」
ララはチョコレート菓子を手に取ると立ち上がる。
無防備な背中。ピンク色の長い髪の毛がふわりとしなる。
いつもはラフな部屋着を着ていることが多いララが制服で家の中にいると新鮮だった。
スタイルの良さではピカイチだった。
豊かな胸に、くびれた腹部、スラっとした脚。
彼女の後ろ姿を見るだけで、俺の情欲の灯が点き始める。
十代の美少女が学生服を着ているのだ。
若い少女の匂いと、スカートから伸びる白い脚だけで男が魅了されるのは当然なのだ。
「ララ……」
俺はお菓子のパッケージを眺めているララに手を伸ばす。
脇の下を通り、お腹で交差してそのまま優しく抱きしめる。
ララの体はフワフワとしていて、張りがある若い女性らしさと、ララの天性の肉体が感じられる。
抱きしめてるだけで気持ちがいい。
「ん……どうしたの?リト」
うなじに顔を埋めて匂いを嗅いでいると、くすぐったそうにララが体を捩った。
俺の硬くなったものを、服越しにララのスカートを押し上げるお尻にムニッと押し付ける。
ベストに包まれた上半身を肩越しに見下ろす。
衣服に阻まれて見えないが、そこには確かに、極上の乳房とその谷間が妄想の中で現実となっている。
遺伝子に刻まれた原初の欲望がそこに幻影として体現していた。
「あっ、リト〜くすぐったいよ〜」
無意識に手がララの体を弄っていた。
ララの声は明るい。
まるで自分がセクハラされていると思っていないかのように。
くびれを掴むように手を添えると、その細さに驚く。
胸の大きさに隠れていて外からではわかりづらいが、無駄な肉のないくびれがそこにはあった。
ララの手が俺の手を覆う。
どうやら俺が遊んでいると思っているらしい。
俺はにっと笑いながら、手を上にするすると移動させララの体を手で味わう。
くびれがあり、女らしい脂肪を感じながら、肋骨の感触が手に伝わる。
ララは、首を窄めながら、楽しいことを呼吸で伝えてくる。
俺の手はそのまま胸の丸みに沿って指先をララの乳房添え、乳首を指先で擦ってやる。
服越しのため分かりづらいが、他の場所とは硬さの違う感触であることが辛うじてわかる。
「っ……?」
唐突な乳首への刺激は、ララを笑顔のまま困惑させる。
俺の両手を支えるように手を添えるララは、これまで摩るだけだった手が、急に指先だけ別の生き物のように自分の乳首を触り始めたことに対応できていないようだった。
「ん…………リト……?」
鼻が触れる程の距離で、翠の瞳が俺を見つめる。
純粋な眼で見られると萎縮するというが、俺は吸い込まれそうな程澄んだ瞳にただ見惚れる。
その時だった。
ガチャ、と扉が開き、誰かがリビングに早足で向かってくる。
キッチンを覗ける位置でその足音は止まる。
つまり俺とララの真後ろというわけだ。
「み、美柑……」
そこには買い物袋を手にしたランドセルを背負った女子小学生がいた。
美柑だった。
俺はララの敏感な部分をいじっていた手をサッと引き、ポケットに突っ込む。
「あ、おかえり〜」
「何やってんの?」
「えっと……」
思わず口籠もる。
美柑から見たら、帰宅したらキッチンでリトとララが乳繰り合っている場面に遭遇したのだ。
最近構ってやってないせいか、俺への声のトーンが若干落ちている気がするのだ。
ちょうど良い言い訳を考えているところで、助け舟が。
「私が滑ったのを支えてくれたんだよ?」
「ふーん」
ララは、乳首をいじられていたことなど、おくびにも出さないで自分がドジしたと嘘をつく。
「……はぁ」
美柑は数秒ララと俺をじっと見た後、軽くため息をつくとトスっと買い物袋を床に置いた。
「じゃあここ使うから……」
これ以上キッチンにいると、何やらマズイことになりそうな気がする。
ララに目配せすると、足音をたてないように静々とキッチンを後にする。
「ご機嫌斜め?」
「そうなのかもな……」
ララは不思議そうだ。
俺が美柑にも手を出していることを知らないわけで、美柑が俺たちを見て面白くない様子なのがわかるわけもない。
(どこかで埋め合わせしないとな……)
そもそも最近美柑は機嫌が悪いようなそうでもないような。
俺は廊下をララと歩きながら、美柑とララを頭の中で並べていた。
しっかり者でちょっとだけ生意気な小学生の妹。
美柑の幼児体型はそれはそれで未成熟な果実を味わう背徳をそそる非常に素晴らしいところではある。
しかし、ララのような妊娠適齢期の豊かに実ったボディはストレートに欲望を煽ってくる。
歩きながら、ララの体をチラ見していると、ねえリト、と声がかかる。
「リトの部屋行っていい?」
///////
女の子が自分の部屋にいる。
それだけで男は胸躍るほど単純だ。
それもララという美少女であれば尚更。
俺はララの椅子となっていた。
正確には、ベッドの上で胡坐をかくララの背もたれとなっている。
俺の気など知りもせずに、鼻歌を歌いながらお菓子を口に運んでいる。
「これおいしいよ、リトも食べる?」
「ああ」
あーん、と口を開けると、白い指が油っぽいお菓子を摘んで、俺の口に運んでくれる。
うん、うまい。
たまに食べたくなる味だ。
「おいし?」
うん、と返事すると、ララは嬉しそうに笑って、さらに体重をかけて俺に寄りかかる。
先ほどは少ししかララに触れられなかった。
俺はララの頸に鼻を埋めながら、再び腹部に手を這わせる。
温かくて、ふわふわとした感触に手が喜ぶ。
「リト?」
「ん?」
「そこ、お腹だよ?」
へその縁を指先でツゥっとなぞると、くすぐったそうにお腹を凹まして腹筋が動く。
俺は少しだけ触る場所を下げる。
そこの下には子宮があるはずの場所。
指先ではしっかりとした感触があるわけないのだが、そう思うだけで俺は背徳感を感じていた。
「……」
指の腹を使って優しく押し込む。
温かく、柔らかい。
ここにいずれ赤ん坊ができることを想像するとなんとも神秘的だ。
俺はさらに手を下げて、ララの秘密の谷間に手をはわせる。
これまで直接的に触ることのなかった場所。
ララはどんな反応をするのだろうか。
お菓子を口に含むララの反応を見ながら、指先がソコに触れようとした時だった。
「!」
ララが急に起き上がり膝立ちになる。
まさか俺のことを拒絶したのではないかと考えたが、ララの様子を見て、それは違うことがわかる。
「ねえリト、喉乾いちゃった」
ララは四つん這いになって、何かを探している。
お菓子だけ食べていたら喉も乾く。
俺はほっとして、俺のバッグに水があることを思い出す。
「あぁ、さ、さっき自販機で買った水があるから……飲むか?」
「うん!ありがと〜!」
ぺたんとベッドに座ったララを見て、俺は胸に湧き上がる何かを押し留めることができなかった。
一言で言うと、セックスがしたい。
ララと。
一応婚約者だし、俺のことを好いてくれている。
ちょっぴり味見しても問題ないはずだ。
これまでは何かと理由をつけて思いとどまってきていた。
だが、今日、俺を止めるものは誰もいない。
ゴクっと喉がなる。
ララの唇が目に留まる。
ピンク色の艶々とした唇だ。
きっと触れたら綿菓子のように甘くて、そしてすぐに崩れてしまうんじゃないだろうか。
俺はペットボトルのキャップを外し、ララに向ける。
「俺が飲ませるよ」
「ん?なに?」
傾けられたペットボトルは、開封されたばかりですぐにでもこぼれそうだ。
ララはペットボトルと俺を交互に見て、俺の意図を段々と察してきているようだった。
ムズムズと肩を揺らすララ。
「口開けて」
「ほお?」
ララはベッドに手をついて、あー、と口を開けた。
なんとも背徳的だ。
赤い口内が俺を覗き、俺の水を欲しがっている。
女の子が、男に液体をねだっている。
女の子座りがその背徳をさらに引き立てていた。
「ん、ごくっ、んっ、こく……」
ボトルを傾けると水はあふれ、ララの中に滴り入る。
ララは嬉しそうに目を細めて、れぇっと舌を出して水がこぼれないように嚥下する。
悪い俺は邪な妄想をしてしまう。
この水が、もし違う液体だったら。
俺の唾液。
俺の尿。
俺の精液。
変態的な妄想に動悸とともに、股間が盛り上がる。
水を2,3回嚥下したところで、ボトルの手が震え、リズムが崩れる。
慌ててボトルを戻し、ララの口からペットボトルが離れる。
「こぼれちゃった……」
こぼれたと言っても、キャップ一杯分程度。
水を置くと、俺はララに顔を近づける。
顎に滴る水滴を、舐めとってやる。
「んっ」
リト?と少し目を見開くララ。
驚きはあっても、拒絶の反応はない。
そのまま舌を目一杯出して、ララの白い頬をレロリと舐め上げる。
少しだけ汗の味。
そのまま舌を這わせて、ララの唇をなぞる。
お菓子の甘塩っぱい味と、唾液の味が味蕾を刺激する。
俺は今ララの唇を奪っている。
天真爛漫で世の汚い側面とは縁がないようなお姫様の。
「えへへ、リトとチューしちゃった……」
ちゅぷ、と唇を離すと、一本の唾液の線が垂れてベットにシミを作る。
心なしか顔を赤らめたララの肩に手を置くと、ゆっくりとベッドに押し倒す。
シーツに皺が走り、ピンクの長髪が優雅に舞った。
白い太腿と下着が視界に入る。
静寂。
心臓が血液を送る音だけが耳鳴りとなって脳を麻痺させる。
気づいたら、硬くなった股間を、ララの下着に押し付けていた。
「そろそろ、夕飯の時間、だね……」
見つめ合っていると、ララの方から目線を外して言った。
ララの体からは俺の欲求を抑えようとする意志は感じない。
俺もここで終わりたくはない。
だがララのいう通り、もう日が暮れており、家には美柑たちがいる。
「リトー、ララさーん?ご飯だよー!」
その時、ララの言葉通り美柑から夕飯の呼び声がかかる。
ララは困ったようにはにかみ、俺の頭に手を回して俺にキスをした。
//////////
食事のためにリビングへ降りると、いつも通りの景色が広がっていた。
テーブルに並べられた手作りの料理と、美柑とナナ、モモの面々。
普段と違うとすれば、俺が座ったのが美柑の隣ではなく、ララの隣であったこと。
「最近ヤミさんがね……」
少女たちの他愛無い雑談が繰り広げられる中、ララのことで頭が満たされていた。
美柑の話に相槌を打ちながら、俺はテーブルの下に手を伸ばす。
すると、手の甲にララのそれがコツ、と当たる。
ララも食卓の下に手を下ろしていたのだ。
「ねえ、聞いてる?」
本当は聞いていなかったのだが、ああ、と美柑に生返事をしながら俺はララの事を横目で見る。
服を押し上げる大きな胸と、美しい横顔があった。
手の甲が触れたまま動かない。
俺は静かに手を動かし、ララの内側に手を差し込むと指を絡ませて手を握った。
「ぁ…………」
美柑たちの会話でかき消されるほどの小さな声が、隣にいる俺には届いていた。
ララが少し俯きながら手を握り返してくる。
湿っているのは、俺の汗か、ララの汗か。
ララは手を繋いでいる手と逆の手で、髪の毛をいじっていて、俺のことを見ようとしなかった。
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食事が終わると、繋いでいた手は自然と離れてしまい、ララは一人先に自室に戻ってしまった。
俺は悶々としながらも、自室に戻り、ララを押し倒したベッドの片付けをしていた。
コンコン
とドアがノックされる。
ドアを開けると、ララが立っていた。
制服姿ではなく短パンにTシャツ姿だった。
「えっと……」
ララはいつもより気持ち硬い声で、おじゃましまーすと部屋に入ってきた。
先に帰ってしまって少し傷ついていたが、ララの方からこちらに来てくれたことに俺は胸が高鳴っていた。
ララはベッドに座る。
ギシ、とベットが軋む音がするが、気にせずにエヘヘと笑いながら足をばたつかせる。
ララの子供っぽい仕草でも俺の心は動く。
つい、俺はララのことを無言で眺めてしまう。
女の子をじっと見るなんて、キモく思われてしまう行為だが、ララもいつもの調子とは少し違っており、無防備に服を脱いだり、ふざけて抱きついたりしてこない。
「リト、今日なんだか……いつもと違うね」
そういうララは言葉を探しているようだった。
俺もララの隣に座る。
ララの気持ちを俺は知りたかった。
「ララも今日いつもと違う気がする」
そう。
いつもと違う事があったし、俺もいつもの俺ではない。
そう考えていたところに、えい、と掛け声が発せられ、ララが俺に抱きついてきた。
ララは俺の首元に鼻を埋め、スンスンと鼻を鳴らしていい匂い、と言った。
ララはたまにこうやって俺の匂いを嗅ぐ事があった。
いつもならもっと子供のような無邪気さが前面に出ているが、今日はその子供らしさは鳴りを潜め、ララからは別の思惑が感じられる声色だった。
首元に顔を埋めているララの肩を掴み、引き離す。
ララが首を傾げようとする前に、俺はグッとララの体を引き寄せて、唇を奪う。
「んっ!?……」
湿り気のある上唇を唇で挟む。
一瞬固まったララの体がすぐに弛緩して、俺の肩に手が回る。
目を閉じると、ララのピンク色の髪の毛が手に触れ、ララの息遣いとクチュ、チュと音が鼓膜を揺らす。
啄むようにララに唇を合わせながら、綿のTシャツに包まれた乳房に手を這わせる。
下から持ち上げるように手を添えて、シャツの上からでもわかる突起に指を引っ掛ける。
「あぅ……」
コリコリとした感触はまだ熟さない果実を思い起こす。
布からでも伝わるララの熱を指先に感じる。
指の先を使って乳房に押し込みながら乳首を潰す。
ん、とくぐもった声が、唇を重ねているララから漏れる。
唇を離すと、目をトロンとさせて耳が赤くなっていた。
「なあ、ララ……」
「ん?」
「服脱がしてくれるか?」
「うん……いいよ」
ララは俺のシャツを。
俺はララのシャツの裾を持って、お互いに脱がせあう。
先に裸になった俺は、満を辞してララの服を脱がせる。
白い肌とおへそが露わになり、乳房の下部が現れる。
さらにシャツを上げると、ブルン、とララの乳房がまろびでる。
白くきめ細やかな肌に桜色の乳輪、硬く充血した小さな果実が上を見ていた。
「ぁ……」
ララと顔の距離が近づき、キスをする。
胸にしゃぶりつきたい欲求を抑え、俺はベッドに仰向けになる。
ララの腕を掴み、69の体勢になる。
「わ……」
大きくてキュッとした尻が目の前に。
ショート丈のパンツのため、尻たぶが少し見えている。
下着と一緒に脱がせ、ララの下半身を露出させる。
何も覆われていないララの秘裂に、思わず舌を這わせる。
汗とララの分泌物の味が舌に広がる。
ララはひゃうっ、と悲鳴をあげるも、俺はキスするようなタッチで甘く舐める。
「あ……っ……そこ……っ」
俺はララの声がもっと聞きたくなる。
舌をゆっくりと溝に這わせ、ぬるんと、ララの膣穴に舌先を入れる。
ララがうめく。
ララにとっても初めての経験だろうクンニ。
あのララに快感を植え付けてやりたい欲求が、俺の加虐欲をそそる。
髪の毛が腿あたりにサワサワと触れるのを感じながら、今度は舌全体でララの割れ目を振動させながら舐める。
口全体で吸い付くように覆った状態での味蕾によるゾリゾリした感触を与えられたララは、次第に体から滲み出るような汗を全身からかき始めていた。
「は……っぁ……ん!」
ララの秘所から分泌される透明な液体が、雫となって落ちて糸を引いた。
その雫を舐めとって、舌で優しく刺激し続けると、ララの体がぶるぶると震えて、ベッドに顔を埋めた。
ララ、と名前を呼ぶと、頭が僅かに動いたのが分かったが、返事はない。
いつもより鼻息がフーフーと漏れる。
俺は起き上がって、ララをベットに横にさせて仰向けになった彼女の足を持って股を開かせる。
すでに俺の肉棒は準備を終えていた。
先走りに塗れ、血管の浮き出た欲が女を求めている。
「いいか?」
「うん……」
言葉はそれだけだった。
予め確認していたララの膣口に自らのものを挿入する。
ララのそれはほぐしてあったにも関わらず、俺の亀頭が入ることさえ強い抵抗をした。
ゆっくりと、だが確実に腰を押し込むと、ズリ、と亀頭が中に入る。
「んっ……!」
「痛いか……?」
ララがうめいた。
その表情は苦悶に満ちている。
ララはちょっとだけ、と言って笑った。
額には汗が滲んでいた。
早く入れたい気持ちを抑えて、ララの身体が慣れるまで待つ。
無理矢理入れて、ララに嫌われたくはない。
もし無理矢理入れて、激しく動かしても、謝れば許してくれるかもしれない。
だがララの人間的な優しさに甘えてしまうのは、男としてやってはいけないことだとなんとなく思っていた。
しばらくそのままの体勢でいると、ララが俺の頭に手を回してきた。
ララによって俺は引き寄せられ、ララの唇が近づいてくる。
ちゅぷ、と唇で慰める。
痛みを紛らわせようと、いつもよりも優しく、労るようにキスをすると、ララもそれがわかったのか、舌が意図を持って俺に応える。
「はぁ……っ!」
ララの膣に徐々に肉棒が呑まれる。
わずかだが、ズリ、ズリと挿入が深くなる。
焦燥と期待と快感が入り混じる。
すでに半分以上がララの肉に隠れて見えなくなっている。
「もう少しで入るから」
「くふっ……!はぁっ……!!」
射精しないように耐えながら、最後まで肉棒をララの中に納める。
達成感と、握り潰されそうな程の膣圧で、背中に汗が流れる。
ピンクの髪がシーツに波打ち、ララはその中で口を半開きにして、膣内の異物、俺の男性器が自らの最奥へ到達したことに耐えていた。
もう一度キスする。
ララは額に汗を浮かべながら、猛烈な異物感に形の良い眉を歪めていた。
無意識に、腰が僅かに前に押し込まれる。
「あっ!」
ララの最奥の抵抗する壁にめり込む。
更に膣が俺を強く包み込む。
それが俺の残った理性を溶かす。
ベッドに手を付いて、ゆっくりだが腰を動かし始める。
腰を引くと膣壁が亀頭のへりに擦られる。
「くふぅっ……!」
ララは泣きそうな顔をして俺のことを見た。
一度亀頭まで引き抜き、再び中へと割り入る。
「かはっ……!!」
彼女の目が見開き、口をパクパクさせる。
めちょ、と汗と愛液を緩衝材に、ララと俺の肌が合わさる。
自然と腰が動き、抽送を始める。
「ゆ、ゆっくり……して……」
ララが余裕のない振り絞る声でそう言った。
俺は頭ではわかっていても、体を制御することができない。
スピードを落とせているのか、わからない。
「んんっ」
ピストンをすることで、ララの体に振動が伝わる。
ブル、ブル、と揺れるツンと上を向いた白い果実を鷲掴みにする。
「リトぉ……!ゆっくっ……!」
限界が近づいていた。
ララの蜜に包まれ何度も抽送を繰り返し、敏感な部分を扱かれ続けた肉棒は精を吐き出さんとイキリ立つ。
ジュプジュプと粘膜が泡となって弾ける音が響く。
「ごめん、ララっ、出るっ!」
パンっ!と最後の破裂音と共に最奥に肉棒を突き刺し、果てる。
意識が白み、快楽でうめく。
「はぁ……!」
俺の肉棒はララの膣奥に入ったまま、射精を続けていた。
ドク、ドク、と陰嚢から白い俺の遺伝子がララの子宮へと注がれている。
ララは自分が中出しされた事がわかったのか、自らの膣内で脈動を繰り返す俺のものを仰向けのまま眺めていた。
俺は何故かこのままララの中に挿れたチンポを抜きたくなかった。
トロトロで俺の精を吐き出した膣から離れたくなかった。
だから、俺はチンポをララに挿れたままララの頭を撫でる。
ララは、エヘヘと笑って俺の頬を撫でた。
俺はゴメンと謝る。
ララは相変わらず慈愛に満ちた瞳で、俺の髪の毛をくすぐってきた。
またララに甘えてしまった。
俺は軽い自己嫌悪に陥る。
俺は自分の悪行から目を逸らすように、ララの乳房に手を伸ばし、乳首を口に含む。
「あっ……」
ララの乳首を舌で弄んでいてニヤケが出る。
小梅でも噛んでいるかのように、硬くなった乳首が感じられたからだ。
ぱく、っと口に含み、舌で転がしているとララから甘い声が漏れる。
「っ……」
知らぬ間に俺の肉棒は芯を取り戻していた。
再び湧き上がる獣欲。
ムクムクと血液が集まった事をララも自らの膣の感覚からそれを知る。
膣が更に精液を飲ませろと言わんばかりに脈動する。
自分でも不思議だが、射精したばかりなのにも関わらず、俺はすでに射精したくて堪らない感覚に陥っていた。
「リト、起こして……」
胸が唾液まみれになったところで、ララが俺の肩に手を回す。
ララの言う通りに、彼女の体を抱き上げて、繋がったまま俺の膝に座って抱き合う形に納める。
対面座位となってララの鼻が俺の鼻とくっつく。
「……」
俺はララとの視線を絡ませ、無言のまま、腰を揺する。
ちゅぷ、ちゅぷと男と女が絡み合う。
座りが浅いため、自然と挿入も浅くなるが、カリの段差がちょうど良いところに当たるのか、ララが甘く喘ぐ。
「んっ」
一瞬、俺の動きが止まる。
ララの声が苦痛なのか、わからなかったからだ。
だが声を解釈した限り、辛そうではない。
ララの背に手を回し、抱きしめる。
両胸が潰され極上の柔さが更に肉棒を硬くする。
俺はララの口に吸い付き、唾液を啜る。
「ララ……!」
キスに没頭していると、なんと、ララが腰を揺すった。
想定外の快楽に、ビクビク!と下半身が痺れる。
「ああっ!」
ララから嬌声が漏れた。
あのララから、艶やかな声が。
既に射精直前の状態がずっと続いていた俺は、ペースを落とそうとララにその事を伝える。
「リトっ……ごめんっ……でもっぉ……!」
止まってくれと言っているのに、ララの腰は小刻みに動き、肉壺が俺のペニスを舐め上げる。
「ララっ……!あっ……!」
歯を食いしばって射精を押しとどめる。
やめてと口で言うが、俺も無意識に腰を揺すり、快楽を最大化しようと動いていた。
「わ、わからないけどっ、止まらない、よぉっ……!」
パン、パン、パン、と打ちつけるような激しいピストンが、俺の脳神経を焼く。
俺たちは、初めてオナニーを知った少年少女のように、夢中で行為を続ける。
ララの浅ましい声が愛液が跳ねる音と混じり、下品なハーモニーを奏出る。
そしてララの限界が訪れた。
「くぅうう……!!」
「あくっ……!」
ララの腰を思い切り掴み、二度目の白濁液をララの奥にぶちまける。
視界に星が回るほどの快感が駆け巡る。
どく、どく、と抑圧されていた欲望がララの中に排泄される。
は、は、と肩で息をする。
ララも息絶え絶えで、俺の肩に熱い呼吸を吐き出していた。
「あ……リト……まだ出てる……」
射精も終わろうとしていたところで、不意に脈動がありピュ、と精液が出る。
ララはブルリ、と体を震わせてクスッと笑った。
俺たちは二人で全身汗だくで、ベッドに倒れ込んだ。
俺たちは、軽い虚脱感と、心地の良い疲労に深く息を吐いた。
////////////////////////////
暗闇の視界。
俺は頬に違和感を感じ、意識が浮上する。
俺は眠っていたらしい。
視界に情報が入ってくる。
ピントが合わないが黒い何かが俺のほっぺたを突っついていることがわかった。
「ララ?」
「うん」
ララの尻尾の先が犯人のようだ。
倒れ込んでから大して時間が経っているわけではないようだ。
気絶に近い短い眠りといったところだろう。
お互いに裸のまま、ララと向き合って寝ていた。
「気持ちよかったね」
ララが甘えた声で胸にオデコを擦り付けてくる。
サワサワと髪の毛が擦れてくすぐったい。
俺は返事をせず、彼女の髪の毛にキスをすることでその答えとする。
「えへへ……」
人間一人の重みと温かさを抱いて、ララと布団をかぶる。
明日の朝は、久しぶりに美柑やナナにどやされそうだと心の中でつぶやいて、再び瞼を閉じた。
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