★ロキシー視点★
カロン「砦」と言うだけあっていかめしい石造りで、あてがわれた個室はさすがに殺風景だった。
ごく小さな窓と、小さな木製のテーブルがある。窓からはちょうど杖を突きだして魔術が放てそうだ。
部屋に二人で入り、ルディの外套を受け取って、自分の帽子と一緒に壁にかけてから、弱った表情のルディをベットに座らせる。
そのままルディの隣に寄り添って座った。
「個室を使わせてもらえて良かったです」
続きはその後でゆっくりと。
さっきそう言った手前だ。
「うん……そうですね」
いつものルディなら、ここで軽口の一つや二つ重ねて、ロキシーにその手をしのばせてくるところである。
表情こそ明るいものの、やはり精彩を欠いている。
そのまま「元気がないですね」なんて言うのはあまりに芸がないだろうか。
ロキシーは思案する。
「ルディ…これ、食べますか?」
懐にしのばせておいた、とっておきの包みを開けながら訊いた。
アイシャ謹製の焼き菓子、ちょっと惜しいような…いやいや、今こそ……
「はい」と差し出された手に、割った菓子の半分を手渡した。
「どうぞ。とっておきですよ」
疲れている時に甘いものを食べると、癒されて少し元気になる気がする。お菓子には回復魔術とはまた違う効果があるのだ、とロキシーは信じている。
「どうですか」
もぐもぐと無言で食べているルディに声をかけてみる。
「――沁みわたるようです」
ルディは微笑んで言う。
「良かったです」
「良かったんですか。数に限りがあるのでは」
「もちろん。ルディだから特別です」
とりあえず喜んでもらえてよかった。
それに……実はもう一個ある。
「――ルディ、ザノバ殿下が馬車の中で言っていた事は本当ですか」
この砦に向かう馬車の中で、思いのほか殿下と話が弾んだ。きっとルディと仲が良いから、わたしにも心を開いてくれたのだろう。
にわかには信じられない――と言うと嘘になる――が、ルディはシルフィといい仲になる前から、わたしを模した人形を作ったりして、ことあるごとにわたしの自慢話をしたりしたらしい。
「ザノバが言っていた、というと」
「わたしの人形を作ったりして、わたしを崇拝していたという――」
「ええ、はい。先生の素晴らしさを形にしたいという欲求には抗えず……」
いつもの、目つきがおかしい時のルディの大仰な口調でこともなげに言う。
それが冗談に聞こえるのだというのに……
以前、気味が悪いほど自分によく似た人形を
「いつもそんなこと言っていますけど…やっぱり冗談に聞こえますが……」
「なのにザノバのいうことは信じるんですか?」
ルディは苦笑している。
「いえ、そういうわけではありませんが」
幼い頃から、ルディにはそういうところがあった。
スカートの中をのぞいたり、下着をとるといった一見子どものいたずらに見える行動に、妙な体重が乗っているとでもいうのか…
もちろん、慕われるのは悪い気はしない。
ロキシーは考える。
それどころか、こんなことを考えている自分もどうかと思うが――そんなルディが弱った姿を自分に見せているのが、愛くるしくてたまらない。
人を殺めることへの抵抗感で、ルディは葛藤していた。
黙々と二人で菓子を食べた。
さて――どうしたものか。
こんなことがあると、ふと昔のことが脳裏によぎる。
まだ小さかった彼に
馬を怖がる小さなルディを抱っこしてあげた。
自分の腕の中でかたく冷たく緊張しきったルディの身体が、次第に温かくて柔らかくなった時のことを、今でも鮮明に覚えている。
そう。
わたしはあの時、ルディの先生だった。
そして今、わたしは――ルディの妻だ。
妻には妻の出来ることがある。
さっきはちょっと失敗してしまったけど。
間抜けなことに、顔にインクをつけたまま、人生の先輩風を吹かせて滔々とお話をしてしまった……
「ルディ」
出来るだけ親しみをこめて呼ぶ。
「はい」と力なく笑うルディ。
なんと言えばいいだろう。
ロキシーは迷っていた。こういう時は経験上……経験上?
経験なんてない。
結婚したのも初めて。
夫婦でこうして遠出をするのも初めて。
戦争も初めて。
で、ルディは人を殺めることについておよび腰になっている。
たしかに気持ちの良いものじゃないのは、ロキシーだって分かる。
多分……いつもこんな風に、なんでも初めてで、そのたびに等身大の自分でぶつかっていくしかないのだ。
こてん。
ルディの肩に寄りかかると、手をのばしてそっと抱き寄せてくれる。
なんと声をかければいいか分からない。
言葉の代わりに、身体の向きを変えて首筋に口づけをした。
手に手を滑りこませる。
そのまま、耳の後ろに口づけする。
――そのまま頬に唇をあて
――目
――おでこ
そっと口づけをする。
仕方がない。言葉にならないのだ。
ルディの柔らかい茶色の髪を撫でた。
この思いが言葉になるだろうか。
わたしには分からない。
ベットの上で膝立ちになってルディの頭を抱きしめた。
不意に胸のうちに言いたいことが湧いてきた。
「ルディ…」
「はい」
「ルディがどれだけ人を殺めたとしても、わたしがルディを愛しいと思う気持ちに変わりはありません。ずっと……少しも……」
言いながら胸にしっくりときた。
ルディの息を吞む音。
さらに思いを込めて囁く。
――わたしは味方です……少々頼りないかもしれませんが……
「その――」
ルディは何か言いかけて、そのまま口をつぐんだ。
その代わりきつく抱きしめられた。
「とと、ルディ……苦しいです」
「うん」
返事だけで、力はちっとも緩まなかった。
ルディは、次第に温かくて柔らかくなった。
さっきからカロン砦の兵士たちが扉一枚をはさんだ向こう側を、ひっきりなしに歩く音が聞こえる。時おり興奮気味の声も聞こえてくる。もうすぐ敵が来るというのだ、当たり前と言えばあたり前。
ひるがえって自分たちは何をやっているのだろうという気がしないでもない。
けれど。
「ふー」
大きく息を吐いたルディの表情は、吹っ切れている。
ガチガチに力が入っているよりはずっといい。
「やっと少し顔が変わりましたよ」
「そうですか?」
口に手をあててそう言うルディは照れている。
少しはルディを癒せたのだろうか。
「もっと力を抜けるようにお手伝いしましょうか?」
あの続きを、
「どういうことですか?」
ルディがこちらをうかがうように見つめてくる。
「こういうことです」
そう言って彼の下半身をに手を当てて、気持ちをこめてなぞった。
ルディの表情をうかがうと、瞳の奥に期待の火がともったのが分かった。
ズボンのベルトをゆるめるカチャカチャという音が響く。
部屋の外に聞こえやしないだろうか……
慣れていない場所でこういうことをすると緊張して、そんなことについ気をとられてしまう。
ズボンと下着を一緒に下げると、いつもより元気のないルディの半身があらわれた。
妻として、わたしが出来ること。
なんの因果かルディが人を殺めることになったとしても……それはルディの日常の延長線上にある。殺める前も、殺めた後も――ルディの人生は続くし、隣にはわたしがいる。
ルディには、いつもここに帰ってきて欲しい。
それを思い出してもらうことだ。
★ルーデウス視点★
話を聞いてもらって、こんな風にいつも通りに接してもらって、俺は少し落ち着いたのかもしれない。
宝物はしまっておきたかった、という気持ちは正直まだある。ロキシーをこんな戦場に連れ出したことについて、いまだに歯がゆい。
それでも……ロキシーが来てくれて良かったのかもしれないと思いはじめている。
戦場の中にささやかな日常をつくりだしてくれたおかげで、気持ちが安定した気がする。
日常ーーつまり、さっき俺がロキシーのほっぺたに口づけした時から、二人ともその気になっていた。
ロキシーがおもむろにかがみこんで、俺の足を割って間に座る。
今から、ロキシーがその続きをしてくれる。
三つ編みをかきあげて背中に流してから、かいがいしく少し柔らかいものを手にとって呑みこんだ。
早すぎず、遅すぎず。
強すぎず、弱すぎず。
一定のリズム、一定の力で。
あっという間に、ロキシーの温かい口の中で俺はその気になった。
口をすぼめた甘い陰圧は、巧みに俺の息子を導いてくれる。
唇でやわらかくはさまれて、舌を添えてしごかれると、肚の底で射精感がうずいた。
ロキシーは、
エリナリーゼに指南でもされているのだろう。
袋を指で包んでやわやわと揉まれ、付け根を薬指で指圧する。
うかがうように。
うながすように。
俺のモノを根元まで口の中に呑みこんでジトっとした瞳でのぞいてくる。
いちいちその仕草が俺を興奮させる。
温かく、とろけるような――
「気持ちいいんですか」
「はい」
応えると、いたずらっぽい瞳をして訊いてきた。
「崇拝している相手にこんな風にされるのはどんな気分なんですか」
それは――
「選ばれし民として、立派に生きようと思います」
「ふふ、なんですかそれ」
そう言いながら立ちあがり、俺の耳もとに唇を寄せて囁いた。
――寝転んでください。たっぷり可愛がってあげます……
言われて俺の息子が脈動する。
ロキシーの妖しい魅力にすっかり元気いっぱいだ。
期待に胸を膨らませながら上衣のボタンを外した。ロキシーも服を脱いで準備をしている。
彼女の慈愛に満ちたまなざしに体温が上がっている。
俺は言われるままベットに仰向けになった。
白い下着姿のロキシーが、足に足を絡めながら俺の肩ごしに寄り添って寝そべる。
俺の瞳を覗き込みながら、右手をしきりに小刻みに動かして快感を起こしてくる。
「出しちゃだめですよ。まだ始めたばっかりです」
そう言うと、指でつくった輪っかで根もとを締め上げてきた。こみあげていたものがおさまる。
――するなら、きちんとわたしの中にしてくださいね……
囁き声に興奮して、変な声が出た。
それに反応して、ロキシーも少し息を荒げながら五本の指先を俺の息子の先端に添えて、ねじりながら包みこむ動きをしてくる。
胸に舌を這わせる感触で、声が出た。
温かく、なまめかしい感触に吐息が漏れる。
ロキシーは甘い力で吸いこんで、歯を立ててあまがみしてくる。
じゅっ…………じゅっ……
快感が直接下腹部につながっていく。
「ん、ルディ、気持ちいんですね」
「ロキシー……そんなにしたら――出ちゃう…かも」
「だめですよ」
そう言って、根元を指できゅっとしめた。こみあげていたものがおさまり、先から透明な液がほとばしる。
ロキシーは、何度も何度も繰り返した。
せりあがっては吐きだせない圧力で、沸騰寸前だ。
はっ…はっ…はっ…はっ…
快感で息が上がる。
「ルディ、可愛いです」
そういうと、ついにもどかしそうに下着を脱いで、俺の上にまたがった。
★ロキシー視点★
「殿方のものが大きい時は、呑みこむときに息を吐いてからとめて、お腹をへこませるようにしてごらんなさい」
とは、エリナリーゼの言。
パートナーとのサイズの違いに悩んでいたロキシーに、エリナリーゼはそう助言した。
ほう、と相槌を打つとエリナリーゼは恍惚とした表情になって言った。
「より深く呑みこめる上に、当たり所が変わって、ああ、ロキシー、きっとクセになりますわよ」
エリナリーゼがああいう話になると劇的になるところは、ちょっとルディと似ていないでもない。
そんな彼女はルディとの仲を取り持ってくれただけでなく、そっちの面でも大いに目をひらいてもらった。
彼女には敬意と感謝が絶えない。
その時のことを思いだす。
エリナリーゼは本当にいいことを教えてくれた。
ルディにまたがる。
ゆっくりと息を吐いてから止めて、少しおなかをへこませる。
彼の太いものを指でささえて、あてがってゆっくりと挿し込む。
息を止めてルディを深く呑みこんで、特別に気持ち良いところに
「……ぅぁ」
思わず喘ぎ声が絞り出された。
ルディの膨らんだ部分が、最奥で存在感をはなつ。
奥にあててしぼるように上下する。
「ん!」
ルディが眉をハの字にゆがめて快感に耐える表情をみて、ロキシーはビクリと痙攣した。
ゆっくりと絶え間なく腰を振る。
体格差があるので彼の胸に舌を這わせたり、歯を立てたりできる。
低身長も悪いことばかりでない。
「ああ――ロキシー、気持ちいい……」
上下運動をしながら乳首を吸うたびに、ルディが声を漏らしている。
ゾクゾクした。
「
そう言って、胸に舌を這わせながら腰をふった。
中でどんどんとルディの逞しい亀頭がふくれあがるのを感じる。
「ロキシー、もう――」
「だあめ、まだですよ」
根元まで呑み込んでから締め上げた。
「ふぅ……ぅ……」
収縮を繰り返すルディのもので、自分にも快感がせりあがって声が漏れる。
じゅっ………じゅっ……
乳首だけ甘く吸うと、ルディのものがお腹の中で痙攣した。
「ロキシー、気持ちいい」
「良かった。たくさん我慢すると、最後に気持ちいいですから」
「うん」
ルディは滅多に見せない甘える顔になった。
その顔で背筋がゾワっとする。
「いっぱい可愛がってあげます」
「はい」
「イクのを我慢させられるの、わたしも大好きです……」
「はい……」
(それはルディもよく知っていますね)
「今日はわたしがしてあげます」
ルディがうめき声をあげて、中でいきり立つたびに、ギュッとしぼるように締めあげた。
おかしいだろうか。
つるつるで幼かったあのルディを、いま、自分の下に敷いて絶頂を我慢させていると思うだけで、胸が切ない。苦しい。こんなこと、シルフィにだって言えない。
痺れるような漏れるような快感を求めて、ついエリナリーゼ直伝の呼吸を繰り返す。
息を吐いて。
息を止めて。
止めてお腹をへこませながら抽挿を続ける。
密着したルディの骨ばった逞しい身体と逞しい筋肉に見惚れる。
自分の中ではちきれんばかりになっている剛直が上下するたびに快感が絞り出される。
――体温、匂い……
不意にこみあがり、せりあがってくる快感に呑みこまれてしまった。
いけない。
「ルディ…!」
「はい」
ルディも苦しそうに返事している。
「申し訳…あっ」
「先生…イくんですか」
「はい……イッ……く」
返事をするとルディが下から小刻みに腰を入れてくれた。
あとはもうなにも制御できなくなった。
息が止まる。
「……っ!……っ!」
快感の奔流が身体を駆け抜ける。
「ぁ!………あ!」
ルディの太いものを自分本位の角度に圧しあてて、ぶるぶると小刻みに震えてしまう。
しっかりと気をやってしまった。
「ぁ…ん……申し訳ありません、ルディを可愛がるはずなのに」
「いえ、最高ですよ……」
少しだけ余韻に浸った後、息を吐いて仕切り直し、ルディの硬く隆起した胸に舌を這わせ、口に吸い、歯を当てる。
一定の速度で腰を振る。
「ああ、ルディも。膨らんできましたよ?」
「はい、先生…もう……」
たまらない。
「しますか?」
「はい…!あっ…」
――ルディ、小さな頃から変わらず、ずっと可愛いですね
そうささやくと、彼がひときわ大きな声を上げた。
「先生…イク……う!」
最初の膨張に合わせて足を開いて腰を合わせ、めいいっぱい奥で受けとめた。
根元では収縮して、最奥でふくらむ脈動。
息を荒げたルディの苦しそうな顔を見て、また軽く気をやった。
興奮しないわけない。一目ぼれするほどタイプの相手が、自分の中で気を吐き恍惚の表情を浮かべているのだ。
たまらない。
つながったまま手をつなぎ、肌と肌をあわせ、快感と余韻と脈動を味わった。
余韻がおさまってくるとまた、周囲の音が耳に入ってきた。
相変わらず、砦の廊下も外も騒がしい。しきりに人の行きかう音、鉄と鉄が触れ合う音、怒号と喧騒……
それもそうだ。
扉の外に一歩出れば戦場。
でも、確かにここに夫婦の営みがあった。
「ルディ」
「んー?」
「気持ち良かったですか」
「最高でした……」
ルディのものが、おなかの中ではちきれんばかりになっている。両手がお尻に添えられた。
――ロキシー、俺にもさせて……
どくん。
また、胸が痛い。
「ルディ、わたし…ルディのその顔好きです」
「どんな顔してる?」
「わたしを狙う顔です…」
ルディは苦笑いした。
「そんな顔してますか」
「ルディは心のまま、自信を持って。その顔がお似合いです」
――いつもみたいにするよ?
「いじめてください。わたしもそれが一番興奮するって知っているでしょう?」
中で、ルディの硬いものが膨れ上がった。
「あん」
「うん…」
そう言って、がばりと身体を起こすルディに、なすすべもなく身体を委ねた。
★★★
くー……くー……くー……
緊張が解けたのか、わたしの隣でルディは健やかな寝息を立てている。
エリナリーゼ……彼女は年齢不詳の長耳族でシルフィの祖母にあたる人物。
わたしにとっては大きな恩がある相手だ。
彼女のおかげで夫婦になれたようなものだし、今はこうしてルディと深く結ばれることが出来る。
帰ったら、なにかお土産を渡さねばなるまい。
甘いものでも。
エリナリーゼは
ルディのものは立派かどうかと言われれば……立派だ。
だが彼女に浮んだであろう歴戦の記憶と違って、ロキシーは比較するものがない。
一人しか知らないので、客観的なことはわからない。
こたえに窮して「知りませんが……わたしとルディには体格差がありますから…」と、もごもごと言っておいた。
するとうっとりとさせた瞳をますます潤ませた。
「まあ、立派ですのね……ああ、たまりませんわ」
そう言ってしばし無言になったあと、急に立ち上がって口を開いた。
「お会計を――わたくし、急にクリフに用が出来ました」と、意気揚々と店を後にしたのだった。
急な行動にあっけにとられてとられたが「またご一緒してくださいな」という去り際のウィンクが、ロキシーには爽やかに映った。
後から店を出るとき、なんと自分の勘定まで済んでいて、エリナリーゼについてはそれでも悪い気がしない貴重な存在だと感じたのだった。
ロキシーが上位になって交わるやり方も教えてくれた。
ルディのことを攻めたくても、騎乗位は体力のないロキシーには疲れてしまうという悩みを相談したのだ。
「殿方の上に乗ったら、恥ずかしがらずに両足を開いて、膝を肩に乗せて腰を振ってごらんなさい。体力なんか必要ありませんわ」
耳で聞くだけでは全く想像できなかったことも、実際にやってみるとエリナリーゼの言う通りだった。体力のないロキシーでも、この知識のおかげで上になれば彼を射精までしっかりと導くことが出来る。
「あなた方二人の体格差なら、舌を使って胸を攻められますわ。きっとルーデウスもロキシーに骨抜きになりますわね……」
と、うっとりとしながら言っていたが、本当にその通りだった。
ロキシーは独りでしばらく顔を赤くして、交わった余韻を感じた。
快感の余韻の中、取り止めもない思考が回る。
それにしても娘が――ララがあんなに泣いた理由は分からない。
確かにルディはいつもと違って不安そうにしているところはあった。しかし簡単に自分の命をあやうくするような人じゃない。
一体なんだろうか。
ルディを脅かすような敵と対峙するのだろうか。
まあ――
ロキシーは決意している。
「ルディは何があっても守りますけどね」
そう小声でつぶやいた。
ルディが寝ぼけて、身体をまさぐってくる。
その手を捕まえて、優しく握る。
評価、コメントを下さると承認に飢えた作者が無上に喜びます。
何卒お慈悲を賜りたく、よろしくよしなにお願いいたします。
今後
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無色転生二次創作をつづけろ!
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オリジナルも書け!