僕以外の男と肝試しに行った幼馴染と真面目な委員長の浴衣の裾が、妙に乱れていた話 作:黒胡椒サラミ
(まさか、美奈子ちゃんが参加してるなんて思わなかったな……。それに……彼も……)
琴葉がその肝試し大会に参加した理由は、単に町内会長と縁のある彼女の父が、琴葉にそう命じたからだ。はりきっている町内会長の顔を立てるため、参加者がほとんど集まらないそのイベントに参加してきなさい、と。琴葉は両親の言うことにはきちんと従う「いい子」である。素直に「はい」とうなずいた。
それがまさか、高校の同級生が二人も参加しているとは思わなかった。
普段は校則をしっかり守り、化粧などもしない琴葉だが、今日はずっと机にしまい込んでいたリップを取り出して、唇に塗ってきた。母親にねだって浴衣を着付けしてもらったのも、何かの予感が琴葉の中に働いたからかもしれない。
琴葉は、幼馴染と仲良く話している同級生の少年を、こっそり横目で眺めていた。
(浴衣着てきて、よかったかも……)
自分が心の片隅でそう思ったのを、琴葉は自覚していない。彼女の中にあったのは、それほど淡い感情だった。
「た、田中さんは怖くない?」
「うん……心配してくれてありがとう」
「田中さんも、親に出ろって言われたの?」
「うん……参加者が少ないからって」
同級生の彼との短いやり取りは、それだけで琴葉の心を明るくした。「委員長」として、クラスでいつも口うるさいことばかり言っている自分にも、彼は優しかった。
「むぅ~、どうして琴葉ちゃんに見惚れてるの?」
「み、見惚れてないって」
(……あ)
しかし、乙女心は難しい。彼の腕に抱き着いた少女を見て、琴葉は逆に沈んでしまう。
(やっぱり……彼と美奈子ちゃんって、幼馴染じゃなくってそういう関係なのかな。ただの幼馴染だったら、こんなに距離が近くないよね)
琴葉にとっては、美奈子も大切な友人の一人だ。それでも、その友人が彼に胸を押し当てるように抱き着いている光景は、琴葉にとってはあまり直視したくないものだった。
「ふふっ、幼馴染だっていうのは知ってたけど、2人とも仲が良いのね」
ああ、今の自分の言葉にも、隠しきれない棘が含まれていた気がする。彼だけでなく、きっと美奈子も皮肉だと受け取ったに違いない。真面目な琴葉は、そんな風にしなくてもいい自己嫌悪に苛まれながら、彼と美奈子と談笑していた。
「それじゃ、今日の肝試しのルールを説明するぞ」
そのうちに、町内会長がそう呼びかけて、神社の境内裏にいた肝試し大会の参加者は、町内会長の周囲に集まった。そして町内会長は、この大会のルールを淡々と説明していく。
(あたりくじを引いた人がペア……)
肝試しに参加するのは初めてだから、それが普通なのだろうと琴葉は思った。でも、できるなら知り合いと――彼か美奈子とペアになりたい。知らない人といきなり二人きりで夜道を歩くのは、ちょっと怖い。
しかし、琴葉の希望はあっさり叶わなかった。琴葉があたりくじを引いたあと、彼も美奈子も、立て続けにくじを外したからだ。
「ウィーっス。オレがアタリっスわ」
(――えっ)
しかも、琴葉のペアになったのは、彼女が今まで接したことのないタイプの男だった。髪を金髪に染めて、ピアスをたくさんしていて、高校生でないから校則違反ではないのだろうが、琴葉の目からは、明らかに「不良」と映る人間だ。
「あ、キミもアタリ?」
「は、はい……」
「よろしくー。うわ、キミちょーマブくね? 名前教えてよ」
「え、えっと……」
だが、これがルールである以上、あたりくじを引いたものはペアにならなければならない。名前を聞かれた以上、ちゃんと名乗らなければならない。
「た、田中琴葉です。よろしくお願いします」
「へぇ、琴葉っつーの? んじゃ、とりまイこーぜ? 琴葉」
チャラチャラした格好の男は、いきなり琴葉を呼び捨てにし、馴れ馴れしく琴葉の肩を抱こうとしてきた。琴葉は少し怯えながらもムッとして、彼から露骨に距離をとった。
(行って戻ってくるまでだから、我慢しなきゃ)
そして、彼女はチャラ男と共に、夜の裏山に続く石段に足をかけたのだ。
「――あっ♡ あっ♡ あっ♡ ああんっ♡」
「あ~ヤッベ! すっげ締まる。ヤッベ。琴葉のマンコでチンポしごくの、めっちゃ気持ちイイわ~」
「あっ♡ ああっ♡ あーっっ♡♡」
それが、どうしてこうなったのだろう。
肝試しに出発してから30分もしないうちに、琴葉は石段脇の木の幹に手を突かされ、浴衣のお尻をめくり上げられ、ずらされたショーツの隙間から、さっきまで処女だったマンコのナカに、チャラ男のガチガチ勃起チンポをハメ込まれていた。
実は、こんなしょぼい肝試し大会にこのチャラ男くんが参加したのは、初めから琴葉が狙いだった。適当なオンナをナンパしようと縁日をぶらついていた彼は、神社の境内裏のほうに向かって歩く琴葉を見て、一発でターゲットに定めてしまった。
いかにも遊び慣れていなさそうな、お堅い雰囲気の娘。しかもとびきりの美少女である。あのオンナを絶対に自分のチンポで食い散らかして、セフレに堕としてやる。それは、ほとんど一目惚れに近い感覚だった。
そして、百戦錬磨のチャラ男くんの手にかかれば、男性経験皆無の琴葉が敵うはずがない。琴葉は暗闇でいきなり後ろから抱き着かれ、抵抗する間もなく唇を奪われ、意外に優しい手つきで胸を揉みしだかれ、執拗な手マンによって内部からトロトロに溶かされてしまったのだ。チャラ男のあまりの早業に、立ちバックでパンパンとハメられているいまも、琴葉は状況を把握しきれず混乱していた。
(こ、これってセックス? そうだよね? ど、どうして? どうして私、この人とエッチなことしてるの? ――あっ♡)
チャラ男はリズミカルに、パンパンパンパンと音を立てて琴葉を後ろから攻め立てた。そうすると、下腹部のほうから未知の感覚が昇ってきて、琴葉の思考は阻害される。ついさっき処女喪失したばかりの琴葉だが、痛みはほぼない。ガサツな見た目にも関わらず、チャラ男くんのテクはそれだけ秀逸で、彼女の「膜」を丁寧にチンポで破ってあげたのだ。
「へへへっ、琴葉どーよ? 俺のチンポの味は? サイコーっしょ?」
「あんっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ わっ、わかりませんっ♡ わかんないぃっ♡」
「すーぐマンコでイケるようにしてやっからなw オラっ! オラオラオラっ!」
「あうっ♡♡ ああっ♡ あーっ♡♡ あーっ♡♡」
直線距離にして約200メートルのところには、同級生の美奈子や「彼」がいる。にも関わらず、琴葉はすっかりチャラ男チンポにヨガらされていた。
(な、なんでっ? 私、はじめてだったのに。はじめてなのに、なんでこんなに気持ちイイの?)
初対面の――しかも苦手なタイプの男によって、半ば襲われるように抱かれて、どうしてこんなに艶っぽい声が口から漏れてしまうのだろう。まるで自ら彼のモノを迎え入れるように、いやらしく腰をくねらせてしまうのだろう。
認めたくはないが、琴葉は自分の身体が、とてもセックス向きの素質を持っていることを思い知らざるを得なかった。
下腹部を中心に広がる未知の痺れが、「快感」と呼べるものであると、琴葉の身体は既に学習している。今回が記念すべき初使用であるピンク色のぴちぴちマンコの奥からも、じゅわっと蜜があふれ出し、自分を気持ち良くしてくれるチャラ男くんの猛々しいオスチンポをテカテカにコーティングしているのだ。これで嫌だとか感じていないなどとは、口が裂けても言い出せない。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ ひぅっ♡ そ、そこ♡ いけないです♡ そこ突いたら♡ ヘンな声出ちゃう♡♡」
「ココね? オッケオッケ、――オラっ!」
「あうううっ♡♡♡ な、なんで――♡♡ あっ♡ んおっ♡ おっ♡おっ♡おっ♡ おーっ♡♡」
きっと同級生の彼は、真面目で清楚なお嬢様だと思っている学級委員長が、こんな淫らなメス声をあげてチンポで感じるシーンなど、想像したことも無いに違いない。――いや、仮に想像していたとしても、琴葉のメス声を実際に聞けるのは、ここにいるチャラ男くんだけなのだ。遠くから憧れるだけで、琴葉の身体に触れようともしない臆病な彼など、そもそもお呼びではない。琴葉が隠し持っていたメスとしての素質を開花させられるのは、チャラ男くんのような、多少強引でも彼女をリードしてくれる本物のオスなのである。
「あ~ヤッベ! 耐えらんね! もうザーメン出るわ! おい琴葉、ナマ出しすっぞ!」
「――えっ!? えっ、そんなっ! 中でなんて――ぬ、抜いてくださいっ!」
「おっおっおっおっ! 昇ってきた昇ってきたぁ!」
「ダメっ! そんな――あっ♡ あああっ♡ んんぅうううっ♡♡♡」
「うっ!!!! ぐぉっ!!!! あー…………ヤッベ……」
チャラ男くんは、琴葉の桃尻にバチュンと腰を打ち付けると、とても気持ち良さそ~~な表情になった。涎を垂らしそうな恍惚とした顔で、まるで立ちションでもするようにブルブル全身を震わせ、琴葉の中に彼の遺伝子を排泄していく。可哀そうに、今日まで男というものを全く知らなかった委員長の子宮は、このセックスしか取り柄の無さそうなブサいチャラ男の濃いオス汁で、あっけなく穢されてしまった。
「あ……ああ…………わたし……男の人に……中で…………赤ちゃんできちゃう……」
常に校則を守り、先生たちからも気に入られる優等生だった彼女は、この瞬間にチャラ男の「オンナ」に堕ちてしまった。琴葉はハイライトの消えた瞳で、うわごとのように妊娠を恐れる言葉を呟きながら、それでも全身の肌をほんのりと紅潮させて、チャラ男と同じように下半身をビクビク痙攣させていた。
「へへへ……琴葉、サイコーだったぜ」
「あ……っ♡」
チャラ男くんこそ自分のハジメテの人だと認識した琴葉の心臓は、彼に優しく頬を撫でられただけで、否応なしにキュンキュンと高鳴ってしまう。
「心配すんなってw ガキができたら、俺がメンドー見てやっからよw」
「そ、そんな……♡」
有名大学への進学を志望する琴葉とは学力的には雲泥の差があったが、高校を出てからとび職として働いているチャラ男くんは、一応は自立した経済力を持っていた。そんな彼に万一の時にはちゃんと責任を取ると言ってもらえて、琴葉は未だ妊娠の恐怖に震えながらも、心のどこかで安心してしまった。
(こ、この人って……そんなに悪い人じゃないのかも……)
セックスで絆されたことによる錯覚に近いが、琴葉はそんなふうに思った。
「つか、お前のマンコが良すぎて、チンポ全然萎えねーしよ。琴葉、もう一発ヤんぞ」
「――あっ♡ あっ♡ んっ♡ んっ♡んっ♡んっ♡ あぁあんっ♡♡♡」
だから琴葉は、チャラ男が再び腰を振り始めると、不覚にも、さっきよりも甘い声で鳴いてしまった。
「田中さん、遅いなぁ……」
その頃、裏山の石段の下では、同級生の彼がなかなか戻ってこない琴葉のことを心配していたが、琴葉の頭の中には、既に彼の姿は存在していなかった。