※この作品はR-18です。

僕以外の男と肝試しに行った幼馴染と真面目な委員長の浴衣の裾が、妙に乱れていた話   作:黒胡椒サラミ

3 / 6
裏シーン②「イケメン大学生にメロメロにされる幼馴染」

「やー、けっこうガチで暗かったわー。な? 琴葉」

「う、うん……」

 

 琴葉とチャラ男が肝試しから戻ってきたとき、美奈子は心の中で「あれ?」と思った。

 

(な、なにかな……琴葉ちゃんとあの男の人、すっごく距離が近い気が……)

 

 浴衣の裾を乱した琴葉の肩を、チャラ男が馴れ馴れしく抱いている。二人の肌は熱帯夜の蒸し暑さだけでは説明できないくらい汗ばんでいて、見ているだけで、美奈子の胸はドキドキし始めた。

 琴葉とチャラ男は、ついさっきまで、肝試しの目的地である祠を目指そうともせず、裏山の林の中でまぐわっていたわけなのだが……そこまでは美奈子にはわからない。学校の友達で、真面目な委員長の「琴葉ちゃん」の子宮の中に、チャラ男が放出したドロドロ濃厚ザーメンが詰め込まれているのだとしても、表面からは二人の距離感の変化程度しか読み取れなかった。

 

「暗かったもんで、石コロがどこにあんのかも分かんなかったっすわ」

「ぁ……っ♡」

 

 琴葉の肩に回されたチャラ男の手が、もみもみと動く。すると、琴葉はかすかな声を漏らし、顔色をさらに赤らめた。なのに男の手を振りほどく気配すら見えないのが、ますます怪しい。

 彼はあの様子を見てどう思っているのだろうと、美奈子は幼馴染の横顔をチラっと窺った。

 

「くっそ~……田中さんが嫌がってるじゃないか!」

 

 しかし彼は、琴葉がチャラ男に馴れ馴れしくされて不快に思っているとしか見ていないようだ。美奈子は幼いころから彼を知っているから分かるのだが、彼には少し鈍いところがある。美奈子が彼のことを、ほんのり異性として意識しているというのに、二人が単なる「幼馴染」のままだというのも、大半は彼の鈍感さに原因があった。

 美奈子がこの肝試し大会に彼と共に参加したのも、普段のラフな格好ではなく、わざわざ母親にねだって浴衣を着付けしてもらい、少しだけメイクをしてみたのも、もしかしたら、これをきっかけに二人の関係が変わるかもしれないと、淡い期待を抱いていたからだ。

 だが、幼馴染の彼は、さっきから琴葉のほうばかり気にかけて、美奈子の浴衣姿には、褒め言葉一つ言ってくれない。彼は昔からずっとこうなのだ。内心で、美奈子は彼女自身が思うよりも、はるかに傷ついていた。

 

「それじゃあ、次のペアを決めるぞ。早く引け」

 

 琴葉とチャラ男の距離の変化は気になったものの、町内会長に促されて、美奈子は次のペアを組むためのくじを引いた。結果はあたり。――しかし、「彼」ははずれてしまったので、美奈子にとってもはずれくじと同じだった。

 

「ボクが彼女とペアですね」

 

 そんな美奈子のペアになったのは、顔立ちの整った大学生の青年だった。だが、整っているというのは、あくまで世間一般の基準であり、ぽっちゃりした男性が好みの美奈子の目には、特に魅力的に映ったわけではない。

 

「よろしくね」

「あ、は、はい。佐竹美奈子です。よろしくお願いします」

 

 だから、その青年に爽やかな笑顔で手を差しだされても、美奈子はごく自然体に握手をしただけで、そこに特別な感情はなかった。

 

「美奈子ちゃん、このあたりに住んでるってことは、もしかして○高?」

「あ、はい、そうです」

「あー、じゃあ僕の後輩だ。僕もおととし○高を卒業したんだ」

「はぁ、そうなんですか……じゃあ、先輩ってお呼びしないとですね」

 

 青年はイケメンらしく、そつなく美奈子とコミュニケーションをとってきた。それにも美奈子はごく普通に応対する。ただ、もしかしたら幼馴染の彼が、美奈子がこの青年と仲良く話している様子を見れば、嫉妬らしい感情を抱いてくれるかも――そんな気持ちはどこかにあった。

 

「――ふぅ、やれやれ」

 

 しかし、彼は肩をすくめて首を横に振るだけで、美奈子のことなどまるで心配していない様子だった。美奈子は落胆を隠せなかったが、大学生の青年に促されて、とりあえず青年と二人で肝試しに出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――せ、せんぱいっ、どうしてこんなこと……っ♡」

「美奈子のことが好きだからに決まってるだろ?」

「す、好きって……――ふあっ♡♡ やめ、て、くださいっ! 耳に息ふ~ふ~しちゃダメですっ! あんっ♡ ふとももさわさわするのもダメぇっ! ――んぅぅっ♡♡」

 

 美奈子とイケメン大学生は、やはりまともに肝試しはせずに、石段から外れた茂みの中で、身体を密着させていた。美奈子はイケメン大学生に後ろから優しく抱き締められながら、彼のソフトな愛撫を受けたことで、既に支えられなければ立っていられないくらい腰砕けになっていた。

 

「本当に可愛いよ、美奈子」

「はぁ……っ♡ はぁ……っ♡ はぁ……っ♡ はぁ……っ♡」

「その青い浴衣もとっても似合ってるし、メイクも大人っぽくて綺麗だね」

 

 イケメン大学生は、美奈子の耳の後ろに口を近づけ、幼馴染の彼が美奈子に言ってくれなかった浴衣姿やメイクへの称賛を、そのイケメンボイスで飽きることなく囁いている。

 

「屋台のところで君を見かけて、その時に思ったんだ。僕が今まで見た中で、一番可愛い子だなって」

「あぅぅ……っ♡♡♡」

 

 彼に囁かれるたび、美奈子の背筋にゾクゾクと痺れが走る。美奈子の身体からは、段々と抵抗する力が失われていき、イケメン大学生の手は、いつの間にか彼女の浴衣の内側に侵入し、美奈子のたわわに育った胸や、スベスベの太ももをさわさわと撫でていた。

 

「ね、美奈子。ここでボクと、夏休みの想い出づくりしない?」

「お、想い出って……――ああんっ♡♡♡」

 

 イケメン大学生の手は、ついに美奈子の股間に伸び、ショーツの薄い布地の上から、彼女の割れ目にそっと触れた。そこは既に湿り気を帯びており、男の指が触れただけで、美奈子の身体はビクリと跳ねた。

 

「わかるだろ? ボクが君を、オトナにしてあげる」

 

 そう言って、大学生は美奈子の耳たぶを甘噛みした。美奈子の頭には血が上り、脳が茹だってまともな思考が困難になる。ヤリ慣れた大学生は、そんな彼女の耳に、さらに誘惑の言葉を吹き込んでいく。

 

「君と一緒にいたあの男子って、君の彼氏? そうじゃないよね」

「はぁ……♡ はぁ……♡ はい……♡ 彼とは、幼馴染で……」

「そっか、じゃあボクが美奈子とそういう関係になっても、別に問題ないよね」

「そ……そういう関係って……」

「こういう関係さ」

「――んぅ!?」

 

 イケメン大学生が、美奈子のあごをクイっと持ち上げる。次の瞬間、美奈子は彼にあっけなく唇を奪われてしまっていた。彼女がひそかに、いつか旦那様になる人に捧げようと思っていたファーストキスは、鈍感な幼馴染の少年ではなく、美奈子の乙女心を理解するヤリチンイケメンのものになったのだ。

 

「…………♡♡♡♡」

 

 最初は抵抗する気配を見せていた美奈子だったが、イケメン大学生の蕩けるような甘いキスが、あっという間に彼女の心をほぐしてしまう。

 

「……ン♡ ちゅぅ……♡ ちゅぱ……♡ はぁ……♡ ちゅむ……♡」

 

 会話は止んで、茂みの中には、かすかな水音と息遣いだけしか聞こえなくなってしまった。ぎゅっと目をつぶり、眉間に皺を寄せていたはずの美奈子の顔は、やがて陶然とした表情に置き換わり、自分の唇を割って入ってくる大学生の舌を受け入れてしまう。

 

「ちゅるる……♡♡」

 

 舌と舌を交わらせ、お互いの唾液を交換する大人のキス。美奈子はイケメン大学生にリードされ、幼馴染の彼が知らないあいだに、みるみると大人への階段を駆け上っていく。

 イケメン大学生はイケメン特有の余裕を見せ、慌てて最後の段階に進もうとはしなかった。力づくで美奈子を犯すのではなく、彼女の身体を言葉と愛撫によって蕩けさせ、自分に心を開くように仕向けているのだ。

 

「ぷは……っ、せんぱい……♡♡」

 

 10分以上もキスを続けられた結果、美奈子の中にあった幼馴染への淡い想いは、ヤリチンイケメンの舌技の前に、いつの間にかぼやけて良く分からなくなってしまった。代わりに美奈子の瞳に映っているのは、優しく微笑むイケメンの顔だけだ。

 

「美奈子、いい?」

「…………はい」

 

 夢と現実の境目にいるようなトロンとした表情で、美奈子はうなずいた。例え思考を熱に浮かされ、正常な判断が不可能になっているのだとしても、彼女は男に言質を与えてしまったのだ。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ せ、せんぱぁいっ♡ ああっ♡」

 

 さらに10分後には、正面からイケメン大学生に抱えられ、彼のチンポで優しく処女膜を破られてしまった美奈子がいた。

 

「ああ……美奈子、気持ちいいよ……!」

「ほ、ホントですか、せんぱい……♡」

「本当さ。美奈子はココもすごく魅力的だね」

「そ、そんな――あっ♡ んああっ♡ せんぱいっ♡ せんぱいぃっ♡」

 

 イケメン大学生の首の後ろに手を回し、彼にゆさゆさと揺すられるたび、美奈子はポニーテールを揺らしながら感極まった声を上げた。美奈子を駅弁スタイルで抱え込んでセックスしても、イケメン大学生の足腰は全くふらついていない。そんな意外な逞しさも、彼のチンポを奥まで受け入れている美奈子には、すごく好ましいものに感じられてしまう。

 二人の結合部は浴衣の裾に隠れて見えないが、そこから響いてくる水音は、徐々に音量と粘り気を増していった。

 

「美奈子も田中さんも遅いなぁ、まだ戻らないのかな……」

 

 そのとき石段の下では、美奈子の幼馴染の彼が、一人で後頭部を掻いてぼやいていた。心配している幼馴染が、イケメン大学生と深々と繋がり、甘々なイチャラブ初体験セックスに勤しんでいるとも知らずに。幼いころからの長い付き合いである自分が、今まで聞いたことのなかったメス声を、美奈子がそのイケメンに聞かせていることも知らずに。

 

「美奈子、ボクそろそろイキそうなんだけど……」

「わ、私も……♡ 奥がジンジンして……♡ なんか、キちゃいそうです……♡」

「それじゃあ、一緒にイこうか」

「はい……♡」

 

 イケメン大学生と見つめ合う美奈子の瞳は、もはや彼に恋する乙女のものだった。大学生の腰に巻き付いた美奈子の片脚から、赤い鼻緒の下駄がポトリと地面に落ちた。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ い、イク♡ イキそう♡ イキます、せんぱい♡」

「ああ美奈子、僕も出すよ」

「は、はいっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ あのっ、でもっ」

「わかってる。ちゃんと外に出すから」

「ありがとうございます……♡」

 

 中出しは困るという美奈子の意志を尊重し、イケメン大学生はニッコリと微笑んだ。そんな思いやりにも、美奈子の胸はキュンキュンとしてしまう。下腹部の奥が疼いて、彼に巻き付けた脚を離したくないと思ってしまったほどだ。

 

「イク……! イクぞ美奈子……!」

「は、はい、私も……私もせんぱいのでイっちゃいます……! イク♡ イク♡ イクっ♡ イクぅうう……!♡♡♡」

「うっ!!!! ぐぅう……!!!!」

 

 二人はまるで、何度も身体を重ねたことのある恋人同士のように、全く同じ瞬間に果てていた。大学生は美奈子との約束通り、射精する瞬間に彼女の中からチンポを引き抜き、空中でザーメンを吐き出した。

 びゅるびゅると噴き出るオスの欲望の塊が、甘い絶頂に震える美奈子の目にはっきりと映る。

 

(あれが男のヒトの……せんぱいのせーしなんだ……♡ 私のアソコで気持ち良くなって、せんぱいが射精しちゃったんだ……♡)

 

 美奈子の心臓はトクトクと高鳴り、そのせいで、彼女はイケメン大学生の精液が、幼馴染のために着付けてきた自分の浴衣の裾を汚していることにも気付かなかった。――いや、例え気付いたとしても、美奈子はきっと、それを怒ったりしなかっただろう。

 

「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡」

「ふぅ……はぁ……美奈子、気持ち良かったかい?」

「はい……とっても……♡♡ せんぱいが、逞しくって……ふわふわになっちゃいました……♡♡」

「よかった。君が気持ち良くなってくれたなら嬉しいよ」

「ふふ……♡」

 

 イケメン大学生は、事後の余韻に浸る美奈子の頬を、そっと撫でた。美奈子は慈しむような微笑みを顔に浮かべたあと、そっと目を閉じ、薄くリップの塗られた唇を突き出した。

 

「…………ンっ♡ ちゅ……♡」

 

 そして、美奈子と彼は、ねっとりとしたキスを再開し、怪しまれるのを避けて境内裏に戻るまでの時間、ずっと舌を交わらせ続けていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。