※この作品はR-18です。

ソードアートオンライン エロスフラグメント   作:愁雨

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【CAUTION!】
 重要選択肢 3:受諾回答前にアスナがそこに来る に確定。
 キリトがユートと再度対峙する前に アスナとの対話が行われる事で
 致命的破局ルートが回避されます

 


17:隠れ家

~アークソフィア 中央広場噴水前~

 

 キリトとアルゴが向かい合う。

 

「……テストしてやるって……アルゴ? アンタ、あの銀の鎧着てたり、白コートだったりするあの男と知り合いなのか……?」

 

 噛み合わない事が多い。

 その中でもこれは特級だ。とキリトは感じた。

 獲物を見定めるようなネコ科の動物の瞳。

 そんな目で彼女から見られた事はなかった。

 

「合ってるヨ。その通りサ。……まぁ、関係性は……ナイショだな。キー坊には教えてやれないナ」

 

 受諾するか否か。

 拒否するべきだと良識は言う。

 そもそも闘いになるのかというこれまでの彼女の立ち振る舞いからの判断だ。

 

 だが、本気でと言うそこに興味があるかないかと言われたら。

 

「……【二刀流】はもう伏せる札じゃなくなったんだ。デュエルなら圧倒的にこっちが有利だと思うが?」

 

 そう。あのアルゴが勝算もない勝負に出るはずがないという信頼すらある。

 事実。彼女には二刀流は知られている。ソードスキルが使用できる二刀流使いはおそらくは自分のみ。

 イレギュラー装備状態として二刀使いは少なからずいる。ソードスキルを使う事のない浪漫装備として。

 パリングダガーとショート・ソードのように片手で受けて片手で斬ると言った正統派の使い方をする者すら居る。

 超攻撃特化スキル【二刀流】。

 その真価は圧倒的な手数による超高速連続攻撃にある。

 

「おいおい。キー坊。オネーサンが遊びで黒の剣士キリトに喧嘩売ると思うのカ?」

 

 瞬間、アルゴの姿が見ていたはずなのに消えた。

 そして、意識の外から声がしたと思えば、その姿は目前にあった。

 その拳を突き出すように顔面擦れ擦れにおくように。

 

「ニヒヒヒ。これ、見えたカ? つまりはこの速度に対応できなければ、一撃決着ならオレッちが勝つよ?」

 

 隠蔽からの軽業か。あるいは他の何かなのか。

 キリトはあからさまな挑発の中に含まれた自分の未知がある事に揺れ動く。

 

 その興味が【YES】を選択させようとしたその時。

 

「ねぇ……注目の的だけど、二人とも何してるの……?」

 

■ 無限の瞬間 空洞の断章(インフィニティモーメント:ホロウフラグメント)

 

 咄嗟に二人して身を離す。

 ついでに申請中だったデュエル申し込みも消える。

 

 何もわるい事していないのにわるい事した気分にさせられるのは声をかけてきた相手が相手だからだろう。

 

「ア-ちゃん……」

「アスナ……?」

 

 見慣れない服装。血盟騎士団副団長としての装いではないそれは。

 彼女が装うにはしっくり行き過ぎるほどに似合っていた。

 

 キリトのやらかしに はぁ。と溜息を吐く。

 なにも変わっていないいつもの彼女の振るまい方。

 だが、そんな振る舞い方こそがおかしいと。アルゴは敏感に察する事が出来る。

 言ってしまえば、態とらしい。

 

「……ねぇ。二人とも。少し、話さない?」

 

 まるで、少し話があるからツラかせや。と言わんばかりの有無の言わせなさがある。

 事実、聞かねばならない事、話したい事、問い質したい事、そんな事はこの数日で山積してしまった。

 そう。見るからにウルトラレアな雰囲気すら醸し出す着用中の装備とか。

 

「……うん。これはアレだな。キー坊。いわゆる『闘争の空気ではなくなった』ってヤツだな!」

 

 くるりと身を翻すと。くいくいと手の平でついてこいとジェスチャーをしながら。

 

「きなよ。二人とも。オネーサンがこう言うときに内緒話出来るところに連れて行ってやるからサ」

 

 顔を見合わせ、その後についていく。

 ぎこちなさ と 互いの間に生じている距離感が掴みにくい。

 前ならば、気軽に何かを言い合えたのに。

 

 声をかけたのはアスナの方が先になった。

 

「……キリト君。ホロウエリアの攻略は順調?」

 

 差し障りがない現況確認。それも、攻略に直結する類の。

 一瞬、どう答えて良いか迷ってキリトは正直に答えた。

 

 そう。そう言う間合いの会話しか、今は出来ないのだと頭のどこかが理解していた。

 

「最初のエリアはさっき突破してきたばかりだよ。……キズメルみたいなモンスター扱いだけど交流が持てるって言うタイプのHNMが力を貸してくれて、想定よりかなり早く突破できた」

 

 そう。よかった。と本当に嬉しそうに我が事のように微笑んでくれる。

 

「それで……アスナの方はどうなんだ?」

 

 だから、聞かなくても良い事を訊いてしまった。

 

「……わたしの事、アルゴさんから聞いた?」

 

 歩を進めながら、なんでもない事のように。

 

「…………ああ」

 

「そっか……じゃあ、そういうことなんだよ? こっから先のお話は外じゃちょっとね?」

 

 それで会話が止まってしまった。

 会話は言葉のキャッチボールでもある。ならば返球と選球を間違えてしまえば。

 

 一歩先を歩くアルゴから分かり易すぎる嘆息。

 フードケープの下から出来のわるい弟を見るような目で振り返って。

 

「キー坊。オネーサンから、何度目になるか解らない忠告ナ? 自分で答えが返ってきたときに困るような類の質問は よく考えてした方がいいんダゼ?」

 

 歩いて行く先、自分が踏み入らない類の路地。

 キリトが一人ならば踏み入らないような道。

 アークソフィアはクォーターポイントを超えた先の街であるため広域だ。

 ここを足がかりにしてこれからの攻略が進む。

 それだけに普段、自分が寄りつかないだけで様々な店がある事をキリトは実感した。

 

「……アルゴさんはこの辺りのお店も利用してるの?」

 

 それはアスナも同じようで。

 

 看板はワイングラスを描く飲食店の内、いわゆる「酒」の提供を示すもの。

 味覚を再現する中で、更に特別な酩酊感を与える特殊なもの。実際にアルコールを摂取するわけではないが、いわゆる成人をしていないプレイヤーが摂取する事は想定されていない。

 これもまた倫理コードによって閉ざされているものだった。

 

「酒を飲むわけじゃないけどナ。情報屋って仕事をやる以上、どうしたって情報提供者との接触はある。表だっては難しい。それでいながら一定の安全は確保したい……そういうときにこう言う店が役立つのサ」

 

 和風BAR【陰山雷】

 

 くいっと指さすそれは一風変わった門構えをしていた。

 

■ 無限の瞬間 空洞の断章(インフィニティモーメント:ホロウフラグメント)

 

「わるいな。まだ店の方は……って。アルゴじゃねーか……っと、おいおい、キリトとアスナまでこう言う店に連れてくんなよ。お前……」

 

「「クライン?」さん?」

 

 一風変わった門構えの中はこれまたアークソフィアからは似つかない内装の正しく和風居酒屋と言うべき造りの店だった。

 それでいながら、要所要所は洋風のBAR。カウンター奥の戸棚は正にそれだ。

 並べて利用できる飲料に和酒に該当するものがないからだろう。

 洋風のボトルがならぶアンマッチ。

 

「ここが悪名高いギルド【風林火山】の隠れギルドハウス。その名も【陰山雷】。宿屋兼居酒屋でこういう造りの所じゃないと寝られないとかベッドじゃ無理だとかそう言う隙間需要を狙ったら大受けしてる。エギルの旦那の店とは違う大衆むけじゃない知る人ぞ知る隠れた名店サ」

 

 バツのわるそうな顔でクラインがカウンターの奥から姿を見せる。

 

「はぁ……アルゴ。こいつら連れてくるならメールの一つくらい寄越せよ。バレちまったじゃないか」

 

「ニャハハハハ……まぁ、ここなら内緒話するのも、されるのもシークレットで納まるだろ?オレッち、そういう所は信用してるんだぜ?」

 

 しょうがねぇ。と言わんばかりにウィンドウ操作から店の状態を貸切に設定していくクライン。

 ギルドマスター権限でギルドハウス機能を切り替えたのだろう。

 

「二時間までの貸切にしといてやる。エギルのところでやりゃいいじゃないか。全く」

 

 呆れたように溜息を吐くと店の準備を続けていく。

 ぽんぽんと指で操作していくだけなのだが、その指が動く都度内容に灯りが灯っていく。

 いつも着用している和装の戦支度ではない給仕を行う目的の服装に切り替えて。

 

「あっちだとギャラリーが多いしナ。エギルの旦那はそれを断らないし、追い出さないダロ? だったら、最初っから知ってるヤツが少ないこっちかなって」

 

 指でぺいっとクラインが何かを操作する。

 キリトとアスナの前にウィンドウが開く。

 

【この店では成人しているプレイヤーと未成年のプレイヤーでオーダーメニューが異なります。承諾しますか?】

 

 

■ 無限の瞬間 空洞の断章(インフィニティモーメント:ホロウフラグメント)

 

 承諾した後、成人確認を為されてファストオーダーまで確認されると漸く座席に着けるようになる。

 

「わりいな。こう言うタイプの店ははじめてだろ?二人とも。初回はどうしても席料が発生しちまうんだ。紹介客ってことにすればその辺もどうにかしてやれたんだがな」

 

 そう言うとクラインは慣れた手つきでシェイカーをとりだし、オーダードリンクを作り出す。

 その動きは一切の無駄がない洗練されたもの。

 コマンド操作ではないマニュアル操作で執り行うマニアックさ。

 目を剥くキリト。アスナは感嘆の声をあげる。

 

「意外ダロ? こう言う小芸が出来るって事、コイツ、一切表に出してないんだぜ?飲料調合スキル カンストした上でリアルでもたぶん経験あったってとこカナ? これが出来るって表に出せば、女の一人くらいはひっかけられそうなのニナー」

 

 にやにや笑いながらからかうようにアルゴは言う。

 

「うっせぇぞ。そこ……そりゃ、俺も就職する前は色々なバイトしてたからな。こう言う世界に憧れた事もあったってだけさ。ま、後は酒関係をVRの中で愉しむ方法はないかって探した結果だな。酒に逃げたいってヤツは少なからずいるってやつだな」

 

 仕上がった三種のドリンクを三人の前に並べると。

 ルールを説明するかのように。

 

「……こう言う場所で話す事は、店の外には持ち出さねぇ。これが不文律だ。で、俺は何も聞かないし、知らないって事で通すから後はおまえ達で好きに話し合え。奥にすっこんでるから、他の飲物とか食い物が欲しいときはその都度オーダーを通してくれ」

 




~現在の状況~

 クラインは ギルドハウスで宿屋兼居酒屋【陰山雷】を経営。
 布団じゃないと寝れない人とか和風の雰囲気が欲しい人とかニッチな層を狙って大受けしたそうです。

 店舗経営系はそれを行う事で経験点がはいるっぽいのでギルドでやればまんべんなくすこしずつメンバーに入るんじゃないかな……
 あと、和風じゃないと寝れないヤツは絶対にいる。

 キリト アスナ アルゴ の三名は色々話し合う模様。
 
【場面選択】発生中

 視点者、あるいは状況進行を選択します。
 選ばれなかった選択場面は『一方、その頃○○があった』程度の事象認識で場面が進行します。
 ヒロインのエッチパートの配分に変更が起きたりします。

 今回の場合
 1を選択した場合、キリトとアスナのこれからについてとアルゴとユートの関係についてがオープンになって、その影で2のイベントが起きていて、リーファの様子がなんか変。と言うのをキリトが後々知る事になります。このルートでは、その日の夜にアスナに伴われてアルゴがやってきます。

 2を選択した場合、ユート視点でリーファを落していくイベントが始まり、図らずもアスナがキリトを引きつける離間策が成立した状態になります。このルートではユートにお手出しされたリーファとアスナの二人を相手にした3Pが発生します。
 


 

【リーファ重要選択肢】彼女は現実から

  • 1:眼をそらす【現実逃避】
  • 2:目を逸らさない【現実直視】
  • 3:目を瞑る【回答回避】
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