R18版 実力至上主義の学校で平穏を求めてみる 作:さっきのピラニア
趣味全開な内容です。駄文ですがお楽しみください。
今日は私にとって勝負の日である。彼の弱みを握り、私の手駒とする日と決まっている。
彼の生活の中に入り込み、傍に居る事に違和感を無くす。そして彼が油断した所で仕掛け、私が勝利する。
お父様の言葉だけが引っかかる。
『彼を絶対に本気で怒らせないでくれよ。これはお前のためであり、そしてこの学校の存続の為に忠告しておくよ。』
私はお父様の言葉の真意までは理解することは出来なかった。彼が学校の生殺与奪の権を持っているとも思えない。そもそも、彼のあの飄々とした性格からして本気で怒らせる方法が分からない。
今日も彼の部屋を訪れた。それは彼にとっての日常の一部となりつつある。
「ど~して今日もいるんかねぇ…偶にはゆっくりさせてはくれんかねぇ…」
盗聴器は既に仕込みが済んでいる。服の中に一つ、チェス盤の中に一つ。後日、脅しに使えば良いだけ。捨て身に近いが隙を見せないこの男には効率的な方法だった。
ぱさり、と衣類が落ちる。残されたのは下着のみ。
「フフッ、今日は楽しみましょう。」
「ストップストップ、クールにいきましょうクールに。そんなキャラじゃないでしょうに坂柳さん?」
今日の彼の冗談には付き合わない。応じてしまえば彼のペースに巻き込まれてします。
動揺しているのか彼は非力な私の力でもあっさり押し倒される。彼の衣服を一枚ずつ脱がしていく。そして逆に私が押し倒される。
やはり男子というのはそういう生き物なのだ。この男もそう。下心を隠し、機会があれば本能に従う。彼の底が見えてしまう。笑いを心の中で押さえ込む。
最初は焦っている様子の彼であったが、急に冷静さを取り戻し、意外な言葉が返ってきた。
「ごめんな。」
彼は何に謝っているのだろう。私には理解出来なかった。彼はとても哀しそうな顔をしていた。
彼の指が何かを探る様に身体を這う。
最初は何も感じる事は無かった。だが徐々に何かが掘り起こされていく違和感が拭えなかった。
「っっ…!」
ぞく、と一瞬背中に甘い刺激が走る。その僅かな隙を晒した身体はまるで細い勝ち筋を拾われるかの様に徐々に堕とされていった。
ぞくぞくぞくと身体が甘く痺れていく。抵抗する意思を抑え込まれていく。
まるで私の身体の全ての弱点が手に取るように分かっている様だった。
逃げようとしても動きの初動は押さえ込まれ、彼の指は私の身体をなぞり続ける。
「ぅぁっ…っぁ……」
駄目だ、彼のペースに乗せられてはいけない。その刺激に耐えるために身じろぐ。しかし藻掻けば藻掻くほど身体の自由を奪われ、底へ底へと引き摺り込む流砂の様に甘い電流を彼に流し込まれ続けていた。
「うぐっっ…!」
身体が意思と関係なくのけ反る。頭では動くなと指示しているのに、まるでマリオネットの様に私の身体は彼の指の刺激に操られていた。
どこをどのように刺激するとどんな反応を示すのか、身体から勝手に発せられてしまう。私が刺激に耐えようとする所作も、その崩し方も、崩れてから私に一番効く刺激も全て。
彼に情報が蓄積していく。自分の知らない自分を晒け出させられてしまう。
身体はまるで弱火で炙られているかのように、昂らされ、そして冷めさせられる。
拷問なのか天国への階段なのか、それすらも忘れる程長く、そして甘美な時間にさせられていった。
もう自ずから達する方法は存在していなかった。彼から送り込まれる快楽に支配されてしまっていた。
耐えようとしても嘲笑うかのように注ぎ込まれる電流に身体は登らされていく。そして心も、身体も達する事を選んでも絶対に到達させてもらえなかった。
彼は更に攻勢を強める。より絶頂に近い場所での寸止め。私はまだ弄ばれていたのだ。更に天国の手前に強引に引き込まれ、そして冷める事を許さない。
「・・・あ・・・あ・・・あっ・・・」
理性は遙か彼方に追いやられ、身体の制御権は完全に失われていた。
「っあ・・・ふっ・・・・んくぅっ・・・!」
頭では抗わなければと理解している。しかし身体は本能の儘に目の前に置かれた快楽という御馳走を貪っていた。
「・・・あぁぁぁぁ・・・」
彼の手で無限に掘り起こされる食欲によって、まるで行儀の悪い子供の様に、空腹を我慢できない赤子の様に浅ましく貪らされていた。
永遠に到達しないとろけるような快感に精神が崩壊させられてしまいそうだった。
「あっあっあっあっ・・・あぁぁぁぁっーーー!!」
おかずけをされ続けながら主張し続けていた、私の一番の弱点を優しく扱き上げられた。頭の中が弾ける。身体が、本能が求めていたモノが全身を駆け巡る。
「あぁぁぁーーダメっ、ダメっ、ダメっーーーーあぁぁぁ・・・」
私が頂きに到達しても彼の手は止まらない。次は降ろされない地獄の様な天国の時が続いていく。
「あはっーーかはっ、はぁーーはぁーーはぁ・・・」
私の絶頂を受け止める体力が完全に尽きると、彼は手を止めた。私の身体もぐったりと崩れ落ちる。もう指一つも動かす力は残っていなかった。
彼は私を優しく抱き寄せ、頭をゆっくりと撫でていた。
そして空っぽにされた私の中に何かが注がれていくのを感じた。まるで空っぽのコップに注ぎ込むように。
「ーーあ…あァ……」
一番近い言葉は幸福感なのだろうか?
「ああっ!ーーーーああああああっっ!!」
止まる事なく注がれるソレは私を満たし、溢れても止まらずに注がれ続けた。
溢れる程の充足感を感じながら、この時間がいつまでも続けば良いのに、と思いながら、私は意識を手放した。
「…もうこんな事をしようとするのは止めてくれ…」
部屋を離れる時も彼の表情は変わらなかった。
自分の部屋に戻ると服の中に忍ばせていた盗聴器は無かった。おそらく彼に奪われてしまったのだろう。彼の弱点を握る筈だった計画は逆に弱みを握られる結果となってしまった。
先程までの出来事を思い出す。蕩ける様な甘い刺激、そしてその後に訪れた味わったことの無い幸福感。
その感触を思い出しながら、手は自然と下半身に向かっていったーー
えっちだ…(なお本番はしていない模様)
R18でよく見るハートの絵文字は読む分には嫌いではないんですが、書くときは使いたくなかったりします。個人的な趣味です。便利なんですけどね…