話をしているうちに2人は悪夢の館についた
「ここが悪夢の館か」禍々しい雰囲気の館がそこにはあった
「そうだ、覚悟ができたのならら入れ」ゴウガンが真剣な表情で言った
「すでに覚悟は出来ているに決まっているだろう」
ルードは覚悟が決まっていて当然だといわんばかりに早速悪夢の館に入った
「紅蓮の神よどうかあの男にお慈悲を」ゴウガンは神に祈りをささげた
「なんだか意識が遠のく」悪夢の館に入るとルードはすぐに眠ってしまった
それもそのはず眠らなければ悪夢は見れないのだから
悪夢の館に入るとすぐ眠ってしまうのだ
「ここはどこだ」ルードはすでに夢の中である
「あれは、リリー」(リリーとはルードの初恋の相手である)
ルードはリリーのもとへ行くと「おはようリリー」とあいさつした
だがリリーの様子がおかしい
「どうしたんだリリー」ルードが心配そうに声をかけるとリリーの姿が変わり黒炎竜となった
「リリー」ルードはパニックになった
大好きなリリーが戦っても手も足もでなかった最恐の竜、黒炎竜へと姿を変えたのだから
「なんで・・・リリー」
ルードは何が起こっているのかがわからずただただ呆然とするだけだった
だが黒炎竜が待ってくれるはずもなくルードは黒炎竜に食われた
そして黒炎竜の胃の中へ、胃酸で体を溶かされながら絶望していた
「なんでリリーが黒炎竜に」体中を激痛が襲う圧倒的リアリティ
だがそんな痛みも気にならないほどの絶望がルードを襲っていた
「俺は死ぬのか」そう絶望していたその時リリーの声が聞こえた
「目を覚まして、これは悪夢よ」リリーの声が聞こえる
「リリー、リリーなのか」その声に必死に耳を傾ける
「あなたはこんなところで死んじゃいけない、最強の冒険者になるんでしょ」
『そうだった俺は最強の冒険者になるんだ』「こんなところで死んでたまるかー」
ルードを激しい光が包む「うおおおおお」ルードは黒炎竜の腹を突き破り見事脱出した
そして悪夢から覚めて周りを見渡してみるとそこには何もなかった
「いったいどこからが夢だったんだ」
「おめでとうルード、悪夢の館クリアだ」ゴウガンが祝福してくれる
「どうだ度肝抜かされたか」ルードが誇らしげに言う
「ああ、本当にお前はすごいやつだよ」
ゴウガンが素直にほめてくれたそれがとてもうれしかった
「リリーが助けてくれたんだ」ゴウガンにリリーのことを伝える
「リリー?お前の恋人か」ゴウガンが茶化してくる
「そんなんじゃねえ俺の片思いだよ」ルードが少し寂しそうにいう
「そうか、まっ、とにかく悪夢の館クリアーだおめでとう」ゴウガンが改めて祝福する
「ありがとう」ルードもここは素直に礼を言っておく
「これで修業は最終段階に入る、覚悟はいいな」ゴウガンが覚悟を問う
「当然だ、ここまで来て逃げ出すわけがないだろう」当然だと答えるルード
二人はとてもうれしそうだ、内心子供のようにはしゃいでしまっている
「ならば貴様に叩き込んでやろう紅蓮の力の真髄を」
「おう」ルード気合たっぷりの声で答えた
そして修業は最終段階へと移行する