ある夜、提督の私室にて。
「だめっ♡テートクっ♡テートクッッッ♡」
液体のかき混ぜられるグチュグチュ、という卑猥な音だけが部屋に響く。提督は背後から右手で金剛の胸を揉みしだき、左手は股間を弄り倒している。
クリの部分を強く擦ると、彼女の身体はどんどん反っていく。絶頂が近いのだろう。
「もう…あぁっ…♡」
それは、義指を奥深くまで押し込んだ時の事だった。
バチン!という音と共に、火花が金剛の秘所近くで炸裂したのだ。
提督は冷や汗を流した。
「大丈夫か!?」
「No problem…大丈夫デス」
原因はすぐに判明した____戦闘時に装着する物とは違い、提督が普段使っている赤い義手には防水加工が施されていない。故に、金剛の分泌液がマニピュレーターに何かしら悪さをしてしまったようだ。
「ごめん…金剛…」
「テイトク、今日はもう寝まショウ…」
「あ、ああ…」
すっかり萎えてしまった提督から、言葉にならない言葉が溢れる。
さっきの出来事で、2人の情欲の糸・は完全に切れてしまったらしい。
結局、提督は翌朝「埋め合わせ」として3発ほど搾り取られる事になるのだが…
この体でセックスを行うのは難しい、提督は身をもってそれを実感したのだった。
++++
提督は工廠へと向かっていた。目的は無論、義手の修理である。
分厚い扉をノックすると、向こうから明石の声がした。
「どうしました?」
「明石、俺だ。義手が故障しちゃったから修理を頼みたい」
「提督!丁度良かった…あ、ドアは空いてるのでどうぞ〜」
扉を開けると、デスクに座っている明石が正面に見えた。
パソコンと手元の書類を見比べながら、キーボードを叩いている。その作業を中断した彼女は、提督へと振り返り言った。
「提督、ちょっとこのデータを見て欲しいんですけど…」
「ああ」
『艦娘の定期健康診断』と名の付いたその資料に目を通す。
内容は慎重や体重、負傷の履歴なんかをまとめた何の変哲もない物だ_____が、
その中に一つ、奇妙な点がある事に提督は気づいた。
提督にはこれに心当たりがあった
「提督、正艦霊ってご存知ですよね?」
「もちろん。艦娘の元になってるアレだろ?」
「ええ。そこで、ここの項目を見て欲しいのですが…」
明石が指したのは、『正艦霊濃度』と書かれた欄。
その中で、数値が他の艦娘よりズバ抜けて高い者が3人いた。秋雲・鈴谷・金剛の3人だ。
「やっぱりそこか…」
「そうなんですよ〜。艦種も肉体年齢も違う3人が、いきなりこんな事になったのか検討が付かなくて……
所で提督、最近私、ある噂を聞いたんです」
「…内容は?」
「『提督と性行為をすれば、戦意高揚キラキラ状態になれる』って物なんですが…」
「知ってるじゃねぇか!てかモロ答えじゃん!」
「そこで私、呉の明石にコレと似た症例はないか〜って聞いてみたんですよ。
すると、こんなモノが送られて来まして____」
明石が数枚の書類を見せる。呉の提督とその秘書官の大和を例に、艦娘の性行為後のバイタル変化を簡単に表したものだった。
「なあ明石、コレって結構なニュースじゃないか?」
「ですね」
「呉のおっさんはなんで公表しなかったんだ」
「…正気ですか?」
「え?」
「考えてくださいよ…一体誰が好き好んで自身の性事情暴露しようと思うんですか!?」
「ああ…」
と、話が逸れてしまったが、ここへ来た本来の目的を忘れてはいけない。
「あ____明石、義手の修理お願い」
「分かりました。」
明石は慣れた手つきで義手を分解すると、パーツを一つ一つチェックし始めた。
「ふむふむ…この程度ならすぐ直せそうですね。
そうだ!提督、修理の間、ちょっとした実証実験に付き合って貰えますか?」
「何の?」
「実は今、酒保で売るための栄養ドリンクを開発してまして…」
「その実験台に俺を使いたいと?」
「提督、ここは日頃の修理代を払うと思って…この通りです!」
嫌な予感しかしないが、こうも頭を下げられては仕方がないと、提督は要求を呑んだ。
茶色い小瓶に入ったソレは、そこら辺で買える栄養ドリンクとーーー少なくとも見かけはーーー余り変わらないように見える。味は…少し甘ったるさが目立つが、悪くはない。
「それじゃ、効き目が出るまで向こうの部屋で待ってて下さい。何かあれば私を呼んで下さいね〜」
「分かった。気長に待ってるよ」
部屋に入ると、そこは六畳ほどの空間にはシングルベッドに箪笥、小さなテーブルが置かれていて、生活感のある素朴な部屋だった。
提督はベッドに腰掛け、明石が来るのを待つ事にした。
++++
部屋に入って5分ほど経った頃。
提督は熱でもあるかのように上気していた。それが何に起因するかは分かりきっている。
ふと、部屋の扉がノックされた。
「提督、修理が終わったのでテストをお願いします…開けますね」
明石が入ってきた途端、提督の視界がグラついた。それを知ってか知らずか、彼女は提督の方へにじり寄ってくる。
「どうぞ」
「あ、ああ」
受け取った義手を嵌めると、相棒は思った通りに動作してくれた…が、提督は今それどころではない。
「どうしました〜?提督♪」
「あかし、俺に何か…
「盛ったも何も、飲んだのは提督ですよ?私の開発した…び・や・く♡」
「元気になるって、ハア…ハア…そっちの方かよ…」
「そろそろ我慢の限界ですよね…それっ♡」
明石は座っている提督の頭を抱え込み、胸に強く押し当てた。
抵抗しようにも、思考が心地よさで上書きされてしまう。
呼吸しようと息を吸い込む度に、体から力が抜けていく____
「あ…ひ、こ…きゅ…が…」
「あ、ごめんなさい」
解放された提督は軽く咳き込んだ。間髪入れず、すっかりピンク色になった
脳内にトドメを刺さんと、明石は畳み掛ける。
「提督のココ、とっても辛そうですよ?…明石がメンテナンス、してあげましょうか?」
提督の隣に座った明石は、シャツのボタン、そしてブラのフロントホックを外して肌を露わにした。大きな乳房を両腕で挟むようにして強調し、見せびらかしてくる。
「提督〜♪そんなに私のおっぱいが気になりますか?気持ち良くなりたかったらぁ…ほら、私の膝に頭を置いてください♡」
目の前で揺れるおっぱい。その誘惑に抗える男はいるのだろうか。
提督は言われるがまま、明石の元へ行き、膝枕の体制を取った。
「来ましたね、じゃあお待ちかね、おっぱいでどぉ〜〜〜ん♡」
明石は体を倒し、提督の顔面に胸を擦り付けた。
「今日はコレを使って、精液のサンプルを摂らせて貰います♡」
そう言って引出しからオナホを取り出し、そのまま提督のペニスを扱き始めた。潤滑油は提督が
「気持ちいいですか?____って、おっぱい吸うのに夢中になってて喋れないんでしたね♡言ってくれないとドンドン速くなって行きますよ〜♡」
宣言通り、明石は扱く速度を急上昇させた。提督は叫ぶ事も動く事もできず、そのまま_______
ドブッ♡グポッ♡ビュルルッ♡
腰を震わせながらも、懸命に射精した。今朝散々搾られたとは思えない量のソレは、偽の子宮へと吸い込まれていった。
「…んっ、出ましたね♪じゃあ引っこ抜きます♡」
ゆっくりゆっくり。手首で少し回転を加えながら、焦らすようにオナホを引き抜いていく。完全に外れた時、提督の下半身がビクン、と大きく跳ねた。その口はまだ明石の乳首へ吸い付いたままだ。
授乳手コキ。その概念を知った時、提督は大の大人が赤ん坊のようになっている様を小馬鹿にしていた。だが今は違う。成り行きとはいえ、頭が蕩かされるような心地良い感覚を刷り込まれてしまったから。
「お疲れ様です、提督…聞こえてますか〜!」
「ああ。ありがとう、あかし」
「いつまで惚けてるんですか。早く正気に戻って下さい」
意識がハッキリして来た提督の腹の上に、細長いジュラルミンが乗せられる。開けてみると、入っていたのは、まるで腕用のコンドームを被せた様な、触り心地が滑らかな義手。
「それなら、防水加工が施してあるので多少無茶しても大丈夫ですし、粘膜を傷つける事も無いと思います。今度からエッチする時はソレを付けて下さいね〜。じゃあ私はお仕事があるのでお先に失礼します♡」
再び1人になった提督に、今度は強烈な眠気が襲いかかった。このままここで昼寝してしまおうかと思ったが、生憎、書類の束は放っておいても片付いてくれない。
フラついた足に鞭打ち、提督は執務室へ戻るのだった。
____数日後、明石の酒保では例の媚薬の完成品が売り出された。
無論、その存在は提督には秘密である。