天狗達との爛れた日常 作:白三丁
妖怪の山での娯楽は少ない。
河童や山童などは趣味兼仕事の実験や発明などで日々を楽しんでいる、が大天狗以下で権力争いに絡まない下級の天狗たちの娯楽は将棋や読書など最低限の物だ。酒と烏天狗の書いたゴシップ記事が白狼天狗最大の娯楽といえばその悲しさがわかるだろう。
とはいえそれはインドアの話。妖怪の山は幻想郷でも屈指の大勢力であり必然的に彼らが住む妖怪の山は広大だ。四季折々の風景は何度見ても楽しめるもので、外へ出ればそこそこの季節の幸を得ることができる程度には豊かである。
もちろん人里の人間がやってくるということはほとんどない。なにせ収穫が得られるというのは飛翔できる妖怪だからの話で人間にとって妖怪の山とは手入れの一切されていない恐ろしい天狗の住処あるからだ。
「はぁ…。気持ちいい…っ」
そしてそんな妖怪の山の中腹で夏を楽しむ影一つ。緩やかな渓流が続く川岸で椛は外の猛暑を忘れ、身を刺すような水の感触を楽しんでいた。
何本もの川が流れる妖怪の山、ゆったりと水に浸れる場所はそこそこ多い。椛の家の裏手であるこの場所はそこまで広くはないのため他の天狗や河童はほとんど来ることは無く、二人の逢瀬を楽しむには絶好の場所となっている。
遠くで落ちる滝の音、どこかで鳴いている蝉の音。夏を感じる複数の音響に囲まれた空間の中、椛は男と二人っきりの休みを謳歌している。
「ほら、君も来て!こんな暑い日に閉じこもっているのは拷問ですよ!」
家の裏手から扉を開け出てきた男を手招きして呼び寄せる。椛の胸に巻かれたさらしを除けば二人の恰好は腰に巻かれた薄い布だけと簡素なものであり、太陽に照らされた椛の素肌は健康的な色気を周囲に振りまいている。周囲に男以外の気配はないが、とはいえ屋外でそんな恰好を晒すことへの懸念を眼で男は訴えかけている。
「大丈夫ですって!周辺は私の眼で見張ってますし誰か来たら直ぐ部屋の中まで戻れば見られることもありません」
千里先まで見通す程度の能力
彼女の持つこの力は壁をすら越えて幻想郷程度ならどこまでも見渡せる力であり、日ごろは妖怪の山の警護に使われている。領域内に入ってくる者なら天狗の一匹さえ見逃すことはなく、それこそ上司であり日頃から幻想郷最速を謳って止まないあの烏天狗でもなければ此方を視界に捉えるより家に逃げ込むほうが速い。その烏天狗も眼で確認したところ今は人里で団子を楽しんでおり、二人の時間を阻めるものは何も存在しないため気兼ねなく椛は肌を晒す。
物理的に誰もいないことを証明されると何も言えず、男はため息一つついて限界まで遊ぶべく椛の方へ駆け寄る。
「うん、よろしい。でも疲れたら言ってくださいね。この前みたいに倒れられるとびっくりしちゃいますから」
限界まで付き合ってくれる男の優さは嬉しいが、根本的に体力が違う妖怪に付き合って倒れられるのはとっても心臓に悪い。それを駆け寄って来た男へと言い含め、伸ばされた手を取り川の中へ。
先に水に浸かっていた椛には暖かな男の手が気持ちよい。
手の感触を堪能するためはたと立ち止まり、なんとなしに抱き着いてみると椛の冷たさに驚いた男の体が跳ねる。
「ふふっ、びっくりした?いつもは私の方が熱いから新鮮でしょ?……きゃっ!?」
かちんこちんに固まった男から離れ振り向くと仕返しとでもいうように男が立てた水しぶきを全身に受け、体温で温まっていた体が冷たさで再び驚く。やってやったと意地悪そうに笑う男の姿を見て、椛の顔も自然と川を楽しむ悪戯っ子のそれへと変化した。
「やったなぁ…それっ!」
両手で流れる水を掬い男へぶつけ、男も水を掛け返す。子供のじゃれあいを思わせる光景が二人の間で繰り広げられる。そうしてやり合うこと数分、椛の掛けた水塊が男の顔へと命中し尻もちをついたことによって一際大き水しぶきが川に立つ。
「大丈夫!?って、わわっ!?」
あわてて倒れた男へと椛が駆け寄り伸ばした腕が飛沫の中から伸びてきた男の腕によって引っ張られる。踏ん張ろうとするもそこは川の中。ぬかるんだ水底では妖怪の力も空回りしてしまいバランスを崩した椛は引かれた方向―――男の体へと倒れ込む。
「ひゃっ、あっ…」
揺らめいていた水面に先ほどよりほんの少し小さな水音が響き渡る。椛が眼を開けるとそこは男の足の上。苦笑して立ち上がろうとすると衝撃が思ったよりも大きかったのか巻いたさらしが外れかかっていて、それに気づいた椛の体が停止する。
自分から抱き着いたときは平気だったのに、能力で誰もいないとわかっているはずなのに、誰かに裸同然の恰好で抱き合っているのを見られるかもという気恥ずかしさで水に冷えた体が熱を帯びる。
「あうぁ…わう…ぁ」
腕の中、意識し始めると一人で思考を止めることは難しく、水に晒されている体とは対照に顔の熱は収まることを知らない。腕を引っ張ったことへの文句でも抱き着いたままであることの謝罪でも、何かを言おうと気が逸るも具体的な言葉が出るわけでも無く。けれど幸せなのは確かで口からはうわごとの様に唸り声が零れるだけ。
「はずかしいから、離、し……うぅ…」
取り合えず離れようと言葉にならない拒否をしてみるものの、二人の筋力差で椛が抜け出さないということが彼女の内心を実に表しており、それを察した男の抱きしめる力が強まって更に椛の体から力が抜ける。
頭が茹りかけたのか自棄になって顔を胸へと寄せてくる椛を男は愛おしそうに見つめ、川のせせらぎに身を任せながら二人はしばしの間お互いの熱を堪能するのであった。
「ふぅ…結構泳いだかな」
回らなくなった頭も時間をかければ元通り。落ち着きを取り戻しさらしを締め直した椛は改めて川遊びを再開した。先ほどと同じく水を掛け合い、他にも深い所へ潜ってみたり、椛の眼を生かして二人で魚を狙ってみたり。
男が取った魚を仕舞うため一人になった椛は、戻って来た男に見守られながら人間にとって命がけである滝への挑戦を果たしていた。岩も砕ける激流も流れてくる流木も、妖怪にとってはマッサージのようなもので全身を解され気持ちよさそうに泳ぎきった椛は岩に座って手を振る男の方へと飛び戻る。
「ただいま、っと…あー流石に布は剝がれちゃうか」
妖怪の肉体が耐えられても来ている物は別でただでさえ薄かった腰布は無残な姿へ変貌しておりさらしも半ば解けかかっている。その状態で戻ってくるのだから男の眼には水の濡れいつもとは雰囲気の変わった少女の煽情的な姿が映っており―――
「…あっ、もしかして興奮した?」
腰に巻いた布を持ち上げる男の主張を発見した椛はにやりと笑い、わざと豊満な胸を見せつけるような上目遣いで男の足上へと這いあがる。椛に見惚れたことで抵抗が一瞬遅れた男の手を払い腰布をはぎ取ると解放された男の肉棒が目の前に突き出され、椛の笑みが更に深くなる。
「なにをやってるのかって…見ればわかるでしょ?」
押し付けられた胸が肉棒に密着し、冷やされた胸に挟まれたことで驚いた男の背が跳ねる。なんとか腰を引いて逃げ出そうとするも椛の手は既に腰へと回されていて、逃がさないようにと豊満な乳肉へ男の肉棒が沈んでいく。
「だめでーす、どきません♡暴れないで、ほら、ぎゅーってしてあげますから♡ふふっ、火傷しちゃいそう…♡」
抱き着く力が強まったことで男の音根は胸の谷間に完全に埋もれ、先端の亀頭部分のみが谷間から顔を出す。眼前に突き付けられた男根の匂いを陶酔した表情で椛は堪能し、濡れた胸部を手で揺らしながら擦り付ける。胸元の水は椛の手によってただの水とは思えない程淫らな音を立てて乳と男根が一体化してしまいそうな圧迫感が絶え間なく男の肉棒を刺激する。
「うわぁ…にゅるにゅるって音が出てますね…♡えへへ、口も開いて気持ちよさそう♡…ちゅぅぅ♡」
唯一露出している亀頭の先端から溢れた先走り汁を甘露であるかのように椛は吸い上げ、更に吸い出そうと亀頭を口内に含ませ舌を這わせる。竿はひんやりながらも柔らかな感触を与えてくる乳肉に、先端の亀頭部分は暖かな口にそれぞれ包まれており、種類の違う極上の快楽が肉棒を襲う。下半身を固定された男の口からは呻き声が漏れ、それを聞いても椛は舐めることを止めることは無く、嬉しそうに目を細め抱きしめる力が強まるのみ。
「んぅ…ちゅう♡れろぉ♡ぢゅうぅぅ♡れろ、れぇろぉ♡あむっ、ちゅう…♡おいひぃ…♡」
屋外で淫靡な行為に浸る羞恥心はとうに興奮へと置き換わっており、箍が外れたような勢いで椛は男根を貪り尽くす。蝉の音、川のせせらぎも何時しか意識から消えて椛の感覚は乳に囲まれ逃げ場を失った男の肉棒のみへと向けられていた。
「んぢゅぅ♡ぢゅる♡んんぅっ♡ほら、おちんちんと一緒に玉もぐりぐりっておっぱい押し付けてあげます♡れろ…あむっ♡ちゅぱ♡ぢゅるるぅ♡」
下方向へと力が向けられたことで乳が伸し掛かって睾丸を揉みほぐし、仕舞われた白濁を吐き出すことを要求する。無論その行為によってほんの少しだけ解放された上部分を椛が見逃すことも無く、更に奥へと咥え込み乳で包むだけでは刺激しきれなかった部分を丹念に舐めしゃぶっていく。
「んむぅ♡あむっ♡ぢゅうぅぅ♡ぐぽっ、ぐぽぉ♡れろぉ♡えぁむぅ♡んんぅ……ちゅう♡」
肉棒全体へ与えられた刺激で限界が近づいてきたのを感じ取り、椛は最後に先端の汁を吸いだしてから男を乳肉から解放する。しかし解放とはいっても限界近くだった射精を寸止めされた男にはたまったものではない。
解放寸前だった剛直はパンパンに膨れ上がって中身を一杯に溜め込んでおり、男の方も急な解放に息が荒い。そんな男の背後から悪戯の下手人は抱き着き、先ほどまでは男を翻弄していた豊満な乳を背中へと押し付け耳元で囁く。
「…ごめんなさい、急に止めてしまって♡でも、私の方も限界なんです♡」
硬い先端と柔らかな巨肉が背中を擦り、耳元を囁きと共に熱い吐息が擽る。冷静を取り戻そうとしていた男の脳は侵入した吐息の熱に溶かされ、残された理性も膨張したの本能に押し潰されていく。熱い眼でその様子を見ていた椛は押し付けていた胸を更に押し付け、背中で形を変える胸の刺激で既に消えかけの理性を完全に消し去るための誘惑を続ける。
「君のが欲しいってさっきからおまんこ濡れっぱなしなんです♡おっぱいで限界まで悪戯してくる白狼天狗と、いっぱい交尾しましょう♡君のおちんちん膣中にいっぱいください♡」
川で冷えた体はとうの昔に互いの熱でかき消され、今の椛は下腹部の熱のみが鮮明に感じられるのみ。素面で他人の前であれば一言でも躊躇う言葉も椛には一切の躊躇いなく、頭にあるのは疼く熱を男のモノで塗り替えて欲しいという欲求のみ。理性の無い、乱暴な手つきで此方へ手を伸ばす男を眺めながら椛は唯々この後与えられる快楽を想い体を震わせていた。
腕に抱えた小柄な白狼天狗への欲求を家の中まで我慢できたのは最後の理性が残っていたのか、それとも万が一にでも彼女の乱れる姿を見られたくないという独占欲か。
兎にも角にも薄暗い部屋で男の情欲を遮るものは何もなくなり、腕の中の少女の肉付きの良いお尻を両手で支えながら男は割れ目へと膨らみ切った逸物を当てがう。
「ふぅ――――っ♡はい、遠慮なくどうぞ――お゛ぉ!?!?♡♡♡」
前戯の必要が無いほど濡れた膣内を男の肉棒は突き進み、椛の最奥へと一息で到達する。如何に丈夫な妖怪であっても痛みを感じそうな勢いで、しかしそれを一切感じさせないのは椛の膣内が日々の行為で男専用のモノへと調整されている証。最奥まで男の剛直を受け入れた椛の体が衝撃で跳ね、顔が快楽によって喜色へと歪む。
「あ゛♡お゛ぅ♡えへへぇ♡おちんちんがぁ――あ゛ぁっ♡私のおぐう゛ぅ♡ぐりぐりっでぇ♡もっと♡んあ゛っ♡お゛っ♡ん゛ん゛ぅ♡」
男の腕と肉棒のみが浮いた椛を支えていて、体重が載ったせいでいつもよりも重い衝撃が子宮を打ち据える。椛は男に抱き着き逃げるように上へと這い上がろうとするが男の手がそれを許すことは無く、尻肉へ食い込んだ指が椛の体を下へと引き戻す。同時に腰が突き上げられたことで全身を貫くような衝撃が椛を襲い、開かれた口から獣の呻き声が漏れる。
「あ゛、お゛ん゛♡ま゛っで♡止まっで♡しきゅう、壊れちゃい゛ますから゛ぁ♡」
椛の要求に男が応じることは当然ない。むしろ強く抱き着かれたことで椛を腕で支える必要が消え、男の腕が目の前の雌を貪う事にだけ向けられる。限界まで膨らんだ肉棒は子宮へ押し潰しながら椛の奥へ進み、男によって広げられた膣から溢れ出る愛液が男の足を伝って床に広い水たまりを作る。
「ん゛お゛お゛っ♡わお゛ん♡奥ぅ、おぐぅ♡ごりごりってぇ♡っっ♡い゛っ…からぁ♡イっでま゛すっ♡あ、あ゛ぁっ♡♡♡」
椛から放たれる降参の言葉。男は幾度の交わりでそれが停止の合図ではなく、逆にもっとやって欲しいという更なる快楽の要求と理解している。故にその言葉は今の状況では男の興奮を煽るスパイスで、椛は男の種付けを口以外の全てで受け入れながら嬌声を上げ続ける。
「お゛♡あ゛ぉん♡許しでっ♡もっとぉ、あ゛ぁっ♡し、ぬ゛…っ♡ん゛ぅ♡死んじゃいま゛す、が、らぁ♡♡♡」
一突きごとに子宮を抉られ、絶頂で体を震わせる椛。とはいえギリギリまで焦らされていた男根の限界もそう遠くはない。積み重なった快楽で遂に肉棒が震え、それを察知した椛は膣をくねらせ締めることで男の種を搾り取る準備を整える。
数回の蹂躙の後、最後の力を振り絞るように腰が打ち付けられる。一際大きな肉の音と共に椛を打ち据えた肉棒が我慢に我慢を重ねた精液を椛の子宮へと解き放つ。
「あ゛ぁ、ぎてるぅ…♡あっづぅ♡なかにぃ♡あ゛ぁ♡い゛っぱいぎぃ、たぁ♡~~~っっ♡♡♡」
子宮を押し潰す肉棒から叩きつけられた精液が椛の意識も白く染め、今日一番の衝撃に椛の口から歓喜の声が溢れる。鈴口から勢いよく放たれた白濁は一瞬で膣内を埋め尽くし、それでも放たれている精液が結合部から漏れだした。
「お゛♡あ゛ぁ♡あ゛あ゛ぁぁ………♡」
長い長い射精の後、男の手から解放され布の敷かれた床にゆっくりと横たわる椛。仰向けで荒く息を吐きながらもその表情は穏やかで注がれた白濁の余韻に浸っていた。男を離し自由になった手は愛しい男の子種を蓄えた下腹部に添えられ、雌として一番大事な部分に刻まれた烙印を椛は愛おしそうに見つめている。
「っと、ふふっ、お疲れですか?んっ…」
流石に小柄とはいえ妖怪一人を支え続けるのは疲れたのか、椛の横へとゆっくり男も横たわる。眼を細め胸板へと顔を押し付け甘える椛を愛おしそうに撫でる男の姿は、体液の混じり合った下半身にさえ眼を向けなければ微笑ましい恋人の午睡といっても通用するほどに穏やかだ。
「わふぅ…んんぅ…引っ付いちゃってるけど暑くありませんか?……いえ、大丈夫ならもう少しこのままで」
椛のからの熱は行為での疲れを溶かすように穏やかで温かい。整えられた柔らかな毛並みもその温かさを伝えてきて割れ物みたいに頭を撫でてくる男の手を椛は静かに甘受する。
「ふわぁぁ…んんぅ、ちょっと眠くなってきました。君も?ええ、じゃあちょっとはしたないですけどこのままお昼寝しちゃいましょうか」
川とまぐわいでの疲労、薄暗い室内で感じる暖かで心地よい感触といった要素が二人を午睡へと導こうとする。それに従おうと男は椛の体を抱き込み、椛も抗わず男の懐に体を寄せる。
騒がしい幻想郷には珍しい、ゆったりとした時間が薄暗い小さな部屋の中で流れていき―――
「起きたら、また川に行って…ごはんも作って…元気になったらまた…ふふっ、いっぱいすることがありますね……」
幸せに溢れた午睡の中、椛は退屈などないこの生活に思いを馳せ暖かな眠りに落ちていくのであった。
真面目な子がスイッチ入るとドスケベになるのはとてもいいと思います。
次は烏天狗の誰か。
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