※この作品はR-18です。

MGSPW番外編   作:BLAUFALK

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第4話

この海上プラント_ミラーに言わせるとマザーベースにやってきてから6日が経ち、サビと糞はまあまあ落とせてきた頃、ボス(スネーク)を乗せ上陸に向かった漁船から通信が入った。

艦種まで判別は出来ないものの駆逐艦クラスが沿岸を哨戒しており迂闊に接近できないとのことである。昨日、岸から約10km接近時点で北東2kmから発見され無線で漁船と思われ追い返されたという。

上陸を強行すれば搭載砲または魚雷をお見舞いされるか、もしくは潜っても爆雷を食らうと予想された。

なおその駆逐艦について、夕方から朝までは港に停泊している様子であることも報告された。しかしながらレーダーが生きているならば深夜であろうとも迎撃に出てくるだろう。

 

「大きく迂回するかあるいは魚雷でも買ってきて沈めるか、どう思う?」

 

元海軍、海兵隊上がりのメンツとして俺サーペントとロブスターがミラーに呼ばれ、かなりアバウトに引かれた地図と彼我の位置を指し示す。

 

「迂回しても今度は上陸したボスが孤立無援になってしまうな それに魚雷で沈めるのも得策じゃない、騒ぎを起こせば敵の警備が厚くなってしまうだろう」

 

「背景にCIAがいることを考えると、スクラップかモスボールにしたことにした老朽艦を使っているんだと思いますね この周辺に米海軍が出張ってるという話は聞いたことがない」

 

「老朽艦?」

 

ミラーが単語に反応を示す。

 

「老朽艦っていうと船齢としては30年以上だな 第2次大戦の艦を仮に無理やり引っ張って来ているとするなら…適切なポイントを壊せば劣化に見せかけられるかもしれん」

 

「しかしミラー、言うのは簡単だがどうやって忍び込む?海からの接近は無理だ」

 

「空ならどうだ?深夜にヘリでレーダーのギリギリまで接近し降下、港の裏手にある林まで飛び込む 機関部とレーダーへ破壊工作を仕掛けよう」

 

悪くないアイデアだ 降下についてはハンググライダーを備品から二式見つけている 元々はここを使ってた大学生の持ち物なのだろう。

 

「降下にはハンググライダーを使うしかないですね、パラシュートはありませんから…装備も重量的にせいぜい工具とピストル、ナイフが限度でしょう」

 

「俺は艦にはあまり詳しくない 退路は俺が確保するから、サーペントに破壊工作は任せた」

 

「決まりだな!ボヤボヤしてる時間はない、準備ができ次第出撃だ」

 

「ミラー、ヘリは準備できているのか?」

 

「ヘリ自体は準備できているんだが、お前たちを回収してやる装備がまだ未テストでな…」

 

「?」

 

「俺達のボス(スネーク)が体験済みだから実績のあるシステムだ まあ…大丈夫だろう、多分」

 

多分じゃ困るよ!と俺とロブスターがツッコミを入れる。その装備というのはヘリに付けたフルトン回収用のフックだろう。

 

 

MSFの台所事情は厳しく、今回装備が出来た銃としては結局安心と信頼そして低価格のM1911A1(ガバメント)にサプレッサーを付けたもののみである。

しかし騒ぎを起こせば敵が警戒態勢に入りボスの潜入の妨げとなるため発砲及び殺傷は控えなくてはならない。

 

「これは潜入任務だ、くれぐれも敵に見つかるな」

 

海上プラント(マザーベース)からヘリでの離陸間際、ミラーから見送りの言葉として言われた。

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