一年半ぶりの更新です。
かなりの分量になったので上下で分けて投稿します。
それは麗らかな、土曜日の午後のことだった。
「わたし、前から思ってたんですけど」
いろはがそう切り出すと、優雅に紅茶を飲んでいた雪乃は彼女を見遣り、その隣の結衣ははてと首を傾げていた。
ところは千葉、雪乃のマンション。そのリビングに、今日も今日とて俺たちは集まっている。
それもこれも、少し前にいろはを俺の恋人に迎え入れた時の発言によるものだ。平日は結衣かいろは、土日はみんなで集まるか雪乃の番、という風に、俺をシェアするルールが敷かれている。
思い出してみても何だそれって感じなのだが、恋人を三人も作る男に突っ込む権利などない。まあ、それはいいとして。
「何をだ?」
一応そう問いかけると、いろはは雪乃を見ながら言った。
「雪乃さんって、ひょっとして寝取られフェチってやつなんですか?」
瞬間、カチンと時が止まった気がした。
え、ちょっと待って。この子急に何言い出したの?
「⋯⋯えっと、いろはちゃん?」
「何を言い出すのかしら、この子は⋯⋯」
結衣も雪乃も、当然困惑顔である。ただその困惑というのは、思い当たる節があるからかも知れない。
「だって、結衣さんと先輩がエッチしちゃった後に、雪乃さんから二人でエッチして見せてって言ったんですよね。寝取られ⋯⋯というか、寝取らせってヤツですか?」
おいやめろ、と視線で言うものの、こちらを見てもいないいろはに伝わるはずもない。
ちらりと雪乃を見れば、ふむと顎に手をやり考え込んでいた。その隣で結衣は困ったような笑みを浮かべているが、無理もないだろう。いろはの言葉を借りるならば、一時のこととはいえ俺を雪乃から寝取った、と言えなくもない状況があったからだ。
「そうではない⋯⋯とは言い切れないわね」
しかも認めちゃったよ、雪乃さんまで。嘘をつけない雪乃のことだから、まあそうなる気はしてたけど。
そしてその答えを聞いたいろははというと、にんまりと悪い笑みを浮かべていた。
「なら、今日はこうしませんか?」
その言葉の後に語られた提案は、なんとも特殊なシチュエーションで。
いろはの案を聞いた雪乃は眉間を抑えて、結衣は更に困惑を深くさせる。
俺もまた深い息を吐き、しかし期待してしまう気持ちもあるのだった──。
* * *
それから十数分後のことである。
「ふふっ。やっぱり初めてのプレイって興奮しますね」
「あはは⋯⋯。それは、うん⋯⋯。そうかも」
「う、あぁ⋯⋯」
俺はベッドルームで、下着姿になったいろはと結衣に挟まれ股間を愛撫されていた。
「じゃあ、ちゃーんと見ててくださいね。雪乃さん」
「⋯⋯分かっているわ」
一色いろはの提案は、こうである。
雪乃は俺がいろはと結衣の三人でセックスしているのを、ただ見ているだけ。一切手出しは許されないし、俺たちの行為に禁忌もない。その代わり、明日は雪乃と俺だけでセックスをするというものだった。
「ごめんねゆきのん⋯⋯。明日まで我慢してね」
「⋯⋯別に、謝ることではないわ。私にも、その⋯⋯利点はあるわけだし」
雪乃の言う通り、いろはの進言は彼女にもメリットがある話だ。雪乃の認めた性癖の通りなら、見せつけられた翌日の性交ともなれば性感も急上昇間違いなしだろう。
対する俺はまた明日も頑張らなくてはならないわけだが⋯⋯恋人をたくさん作ってしまった以上、致し方ないところだ。最近はこなす回数も出せる量も増えてきているし、今のところ彼女たちに不満を抱かせていることはないはずである。
「じゃ、さっそく」
「うん⋯⋯♡」
そう言っていろはは結衣に目配せをすると、二人一緒になって俺のボクサーパンツを脱がしてくる。既に半勃ちになっている俺のペニスがボロンと零れ出ると、二人の目の色が変わった。
「あは⋯⋯♡ もう大きくなり始めてますね♡」
「ね⋯⋯♡ ヒッキー、興奮してるんだ?」
さっきまでの戸惑いはどこに言ったというのか、結衣はすっかり色欲に濡れた瞳で俺の肉竿を見ていた。いろはもまた、その目を蠱惑的に細めている。
そんな様子を見せられて俺の方も我慢などできるはずなく、彼女たちの手の中でむくむくと肉竿が膨らんでいく。
「ふふっ♡ 雪乃さん、見えますか? 先輩のおチンチン、もう大きくなりましたよ♡」
ちらりと雪乃の方を見れば、こくりと小さく喉が動くのが見えた。
こうして見せられているだけというのは、一体どんな気持ちなのだろうか。雪乃と同じ立場になったことがないから分からないが、おそらく相当な興奮を呼んでいることだろう。
「ねぇ、結衣さん。今日は二人でしてあげませんか?」
「二人で⋯⋯? って、どうやって?」
「ふふっ、大丈夫ですよ。ほら先輩、こっちです」
そう促されてベッドに寝そべると、いろはは俺の腰を浮かせてそこに正座したまま脚を突っ込んでくる。結衣も同じく反対側から脚を差し込んでくると、俺は二人の膝の上でペニスを晒す格好になった。
「さ、結衣さん」
「えっと、うん⋯⋯♡」
いろはと結衣はするりとブラジャーを外すと、ほとんど同時に俺のペニスを胸で挟んでくる。単なるパイズリではなく、二人の胸の谷間に挟まれるという、目を疑いたくなる光景だった。
「うぉ⋯⋯。マジか⋯⋯」
「ふふっ♡ 二人がかりとか、贅沢ですよねー♡」
「あはは⋯⋯。ヒッキー、すっごいビクビクしてるし♡」
結衣の豊乳といろはの美乳に挟まれながら、俺の肉竿は悦びに脈打ちを返していた。彼女たちの乳房の間から飛び出ている亀頭は、興奮のせいか真っ赤になっている。
「じゃあ、たっぷり楽しんでくださいね♡」
「ふふ⋯⋯♡ ヒッキー、イキそうになったら言ってね?」
「あ、あぁ⋯⋯。うぉ、ぉぉっ⋯⋯!」
いろはと結衣が胸を上下に動かし始めると、途端に快感の波が俺を襲う。
ダブルパイズリなんて行為は、淫蕩の限りを尽くした俺たちにとっても初めての行為だった。以前夢で見たことはあったが、そのぐらい俺はこの状況に憧れがあったということだろうか。
「あは♡ 先輩の、すっごい暴れてますね♡」
「うん♡ きっと気持ちいいんだね♡」
二人は楽しそうに会話を交わしながら、タイミングを合わせて胸を動かす。柔らかい谷間でペニスをしごき上げられ、勃起していたと思っていた陰茎は更に硬くなっていた。
これは正直、かなりやばい。快感の強さで言えばフェラチオやセックスに及ばないものの、視覚からの刺激が凄すぎるのだ。
「は、あぁぁ⋯⋯っ」
「そう言えばこういうの、初めてでしたっけ?」
「うーん⋯⋯たぶんそうかな? ヒッキー、すっごい興奮してるし♡」
俺が昂ぶっているのはもろバレだったのだろう、結衣はそう言うと淫靡な笑みを浮かべた。可愛らしい顔でそんな風に笑いかけられると、また一歩射精に近づいてしまう。
「せんぱーい、結衣さんの方ばっかり見すぎですよ。大きさで負けてるのは分かってますけど♡」
そう言うといろはは、えいっと更におっぱいを押し付けて自己主張する。
いろはの方も結衣ほどではないにしろ、充分な大きさはあると思う。そんな二人からダブルパイズリを受けているだなんて、いろはの言う通り贅沢な話だった。
「あは⋯⋯♡ せんぱい⋯⋯♡ んちゅっ、れろっ⋯⋯♡」
「あ⋯⋯♡ じゃああたしも⋯⋯♡」
いろはが俺の亀頭を舐めてくると、反対側から結衣も舌を伸ばす。さっきよりも強烈な光景を目の前にして、俺のペニスはびくんと大きく脈打っていた。
「は、あぁ⋯⋯。これ、やばいな⋯⋯」
俺が呟くと、二人してふふっと妖艶な笑みを浮かべた。まるで俺のペニスを挟んでディープキスをするみたいに舌を絡ませてくると、だんだん我慢が利かなくなってくる。
「んちゅ、ん、はぁ⋯⋯♡ 雪乃さん、見えてますか? 先輩の、すっごいビクビクしてますよ♡」
「え、ええ⋯⋯」
不意にいろはがそう言うと、振られた雪乃は戸惑いがちに答えた。
雪乃は固唾を飲んで俺のペニスを凝視し、その行く先を案じているように見える。そんな事実にすら興奮を深める一因になってしまって、睾丸がせり上がってくるのが分かった。
「うぁ、あぁ⋯⋯。やばい、出そうだ⋯⋯っ」
「れろっ♡ んっ、はぁ⋯⋯♡ ふふっ♡ もう出しちゃうんですね♡」
「あは⋯⋯♡ うん♡ いいよっ♡ ヒッキー、いっぱい出して♡」
二人は口々にそう言うと、パイズリの動きを激しくさせていく。我慢させるつもりも何もないその行為で、俺の中に諦めと快感が広がっていく⋯⋯。
「は、あぁぁ⋯⋯っ! 出るっ! イクっ!!」
「ぁん♡ いいですよ♡ 先輩、いっぱい射精してください♡」
「うん⋯⋯♡ ヒッキーの、たくさん出して♡ あ⋯⋯♡」
びゅるるるるるるるるうううぅぅっ!! びゅっ、ビュクッ! びゅくんっ、ドピュぅぅっっ!!
次の瞬間、俺は結衣といろはの胸の狭間で射精していた。
乳首を擦り合わせている二人の乳房から突き出た亀頭から、ビュービューと噴水のように生殖液が飛び出していく。やがて重力に逆らえなくなった白濁液が、いろはと結衣の顔に降り注ぐ⋯⋯。
「あぁ♡ 先輩の、熱い⋯⋯♡」
「あん⋯⋯♡ ヒッキー、すっごい出してる⋯⋯♡」
びゅぷっ、びゅるるるるるっ! びゅるるっ、ドピュッ、びゅクゥッ!!
ダブルパイズリという至れり尽くせりの行為の末の、ダブル顔射。結衣の桃色の頬に、いろはの桜色の唇に、二人の髪に、俺の精液がかかっていく。
そんな奔放とも言える射精にもかかわらず、二人は恍惚とした表情で俺のザーメンを受け止めていた。
「はぁ⋯⋯♡ 先輩、いつもより量多いんじゃないですか?」
「だよね。興奮しすぎだし♡」
顔中を俺のザーメンまみれにさせたいろはと結衣は、嬉しそうに笑いながら顔射の感想を言う。自分でも信じられないぐらい大量に出してしまっていて、これはティッシュで拭いてやるのも大変そうだと思っていると。
「結衣さん⋯⋯。ん、れろっ⋯⋯」
「ぁん⋯⋯。いろはちゃんも⋯⋯♡」
まるで示し合わせたみたいに、二人は顔にぶっかけてしまった精液を舐め取り合い始めた。互いの頬に舌を伸ばして、まるで猫が毛づくろいをするように白濁液を舐め取っていく。
「ん、はぁ⋯⋯」
「んくっ、ん⋯⋯」
そして二人は口の中に集めた精液を、同時にゴックンした。
「あは⋯⋯♡ いろはちゃん、いっぱい出されちゃったね♡」
「はい♡ 結衣さんも、すっごいカケられたんですね♡」
結衣といろはは俺のザーメンを嚥下すると、そんないやらしい言葉を差し向け合う。
「あは⋯⋯。ゆきのん、見すぎだよ」
結衣の言葉に雪乃の方を見れば、その目は二人の方に向いていた。その瞳には明らかな色欲を浮かべており、頬は上気している。
「結衣さん」
いろははそう言うと、結衣の耳に口を寄せて何事かを呟く。結衣はこくんと頷くと、二人して俺の腰の下から脚を引き抜いた。
「ヒッキー、そのままでいいからね」
結衣はそう言うと最後の一枚を脱いで、俺に背を向けた状態で跨ってくる。未だにいきり立っている肉棒に手を伸ばすと、ゆっくりそれをガイドしながら腰を落としていった。
「あ♡ あああぁぁ♡」
結衣はその美尻を俺の鼠径部に押し付けると、びくびくと背中を反らせていた。あえて雪乃に見せつけるかのような背面騎乗位は、先程のいろはの耳打ちによるもので間違いないだろう。
「やば⋯⋯♡ 入れただけでイキそうだったよ♡」
「あ、あぁ⋯⋯」
見られながらの性行為で、興奮しているのだろうか。そう言って振り返った結衣の顔は、性感の色に染まっている。
「じゃあ、動くね⋯⋯。あ♡ ん⋯⋯っ♡ あぁぁ⋯⋯っ♡♡」
そう言って結衣は自ら腰を振り始めると、パイズリとはちがった快感が神経を駆け上がってくる。こちらに背中を向けているせいで見えないが、きっといつものようにぷるんぷるんと乳房が暴れているのだろう。
「ふふっ♡ 雪乃さん、すごいですね⋯⋯♡」
セックスの動きに夢中になっている結衣の向こうで、いろははそっと雪乃の耳に口を寄せた。
「知ってますよね? ああやって自分で腰を振っていると、先輩を独り占めしてるんだって実感がヤバイんです♡」
「⋯⋯っ」
雪乃はその感覚を思い出したのか、もぞりと脚を内股にさせた。結衣とのセックスの快感も凄いが、いろはの煽り方も凄まじいものがある。その方が後々の性感が上がることが分かってやっているのだろうが、いろは自身が楽しんでいるようにしか見えなかった。
「結衣さん、どうですかー♡ 先輩とのえっちは」
「あんっ♡ ああぁぁっ♡ これっ♡ すっごい気持ちいいよ♡ ヒッキーのおチンチン、いつもより硬いみたい♡ ああぁっ♡♡」
その言葉を受けて、雪乃がゴクリを唾を飲んだのが分かった。
きっと雪乃から見れば、俺たちの結合部は丸見えになっているだろう。俺が逆の立場で見せつけられたとしたら、とても我慢できる気がしない。
「すっごいんですよねー、先輩のおチンチン♡ 騎乗位だと深さも自分で調節できるからいいんですよね♡ まあ奥が一番気持ちいいので、結局激しくしちゃうんですけど♡」
いろはの台詞に合わせるように、結衣は腰振りの動きを激しくさせていく。にわかに膣内が狭くなり、快楽の強度が跳ね上がった。
このままでは、またイカされてしまう。そう思って結衣のくびれを掴んだが、それを振り解く勢いで結衣は腰を振っていた。
「は、あぁ⋯⋯っ。結衣っ、そんなにしたら、もう出るっ⋯⋯っ!」
「あんっ♡あんっ♡あぁっ♡ うんっ♡ いいよっ♡ あたしもイキそうだからっ♡ んああぁぁっ♡ 一緒にイこっ♡♡」
そう言いながら振り返った結衣の顔は、さっきよりも快感で蕩けている。もうなるようになれと下から突き上げてやれば、結衣は身体を仰け反らせて天井を仰いでいた。
「はぁ、あぁ⋯⋯っ、出るっ! 結衣っ、このまま出していいんだなっ⋯⋯!」
「あああぁぁっ♡ うんっ♡ いいよ、出して♡ ヒッキーのあたしの一番奥にちょうだいっ♡ あ♡ あっ♡ ああぁぁ~~──♡♡」
びゅるるるるるううううぅぅ! びゅーっ、びゅーっ、びゅっ! びゅくううぅぅっ!!
快楽に跳ねまわる結衣の腰を掴むと、俺は膣奥に向けて思いっきり射精した。
一切の我慢をやめて、ただ性欲のままに溜まっていたものを解放する。結衣の裸の膣内に精液を注ぎ込む感覚は、いつ味わっても極上のものだった。
「ああああぁんああぁぁ♡♡ キてるっ♡ あぁっ♡ キてるぅっ♡ 奥っ、気持ちいいっ♡♡」
「あは♡ やっぱり中に出しちゃってますねー♡ でもハマっちゃうぐらい気持ちいいので、仕方ないですね♡」
「⋯⋯っ♡」
どぷっ、びゅるる、ビュくぅっ!! びゅっ、びゅるるっ、ドプゥッ!!
いろはが雪乃を煽るのを聞きながら、俺は噴水の如く結衣の膣内で生殖液を射出していた。
結衣もいろはの実況に興奮しているのか、いつもより膣の締めつけがキツい。ビクビクと蠕動するそこは俺の精液を吸い尽くさんとしていて、最後の一滴を搾り取るまで締めつけを緩めなかった。
「あは⋯⋯♡ ヒッキー、すっごい出したし⋯⋯♡ あっ♡」
結衣が腰を上げると、途端にコプッと中出しした精液が溢れ出てきた。糸を引きながら滴った白濁液が、未だに勃起したままの肉竿に絡みついてくる。
「さあ、先輩♡ 次はわたしですよ♡」
いろははそう言うと、自らショーツを脱いで生まれたままの姿になる。そして何を考えているのか、雪乃の肩に手を置いて俺の方に尻を突き出した。
「先輩⋯⋯♡ 後ろからください⋯⋯♡」
「あ、ああ⋯⋯」
これではまた、雪乃に見せびらかしながらセックスすることになる。それが分かっていても、彼女たちの求めた行為であるなら俺は応えることしかできない。
「入れるぞ」
「はい⋯⋯♡ 来てください♡ あ♡ あああぁぁっ♡♡」
腰を押し出して、ガチガチに硬くなったままの陰茎をいろはの中に沈めていく。形のいい尻の向こうで裸の性器同士が結合するのが見え、何度も目にした光景なのに興奮してしまう。
「ああぁぁ⋯⋯♡ 先輩に後ろから入れてもらうの、格別ですね♡」
いろはは独り言めいた調子でそう言うと、くすりと笑いながら俺を振り返る。
「先輩、好きに動いていいですからね♡」
「ああ⋯⋯」
なんだかさっきから後ろから責めてばかりだなと思いながら、俺は腰を動かし始めた。いろはのくびれを掴むと、パァンッ! 音を鳴らして一突きする。
「あああぁぁっ♡ ん、あ⋯⋯♡ 先輩の、おっきい⋯⋯♡ あぁっ、あんっ♡ あぁっ♡」
続けて前後運動を速めていくと、いろはは雪乃の方を向いて可愛らしい喘ぎ声を上げ始めた。
雪乃もきっと、あられもない姿を見せられて興奮していることだろう。そんな彼女に向けて気持ちよさそうな様子を見せびらかせば挑発にしかならないというのに、俺は腰を動きを止められそうもなかった。アブノーマルな行為に耽っているせいか、いろはの膣内は普段より狭くて気持ちいいからだ。
「は、あぁ⋯⋯。いろはの中、すっげぇ締まる⋯⋯っ」
「あんっ♡あ♡ あぅ⋯⋯っ♡ んああぁっ♡ これ、あっ♡ やばいですっ♡ いつもより気持ちいいっ♡♡」
いろはは髪を振り乱しながら顔を上げると、雪乃の顔に向けて熱い吐息を吐き出していた。いろはの方もまた、雪乃に対して手加減はしないつもりらしい。
「はあぁぁっ♡ 雪乃さん♡ 先輩のおチンチンすっごい気持ちいいですよ♡ ああぁぁっ♡ 知ってますよね? こうやって後ろから乱暴に突かれると、んあっ♡ おかしくなっちゃうぐらい気持ちいいの♡」
「⋯⋯っ! いろは、あなたね⋯⋯」
いろはは肩に手を置いたままそう語りかけると、雪乃はそっと目をそらした。しかしやはり気になるのか、ちらちらと俺たちの方に視線を寄越してくる。
「あんっ♡ もう♡ 遠慮しないで見ていいんですよ? ああぁっ♡ わたしたちが、えっちしてるところ♡」
「⋯⋯覚えてなさい」
雪乃がそう怨嗟の声を上げても、いろはは気にした様子もない。その姿も行為も背徳的であるが故に、また興奮が強くなってしまう。
「あは⋯⋯♡ いろはちゃん、気持ちよさそう⋯⋯♡」
結衣は絶頂の向こうから帰ってきたのか、ベッドに転がりながら俺たちのセックスを見ていた。
結衣は起き上がるとベッドの縁に腰かけて、真横から俺の腰を撫でてくる。まるで射精を促すかのような仕草で、一気に感度が高まってしまった。
「は、ああぁぁ⋯⋯っ」
「あん⋯⋯♡ 先輩⋯⋯?」
俺は抜け出るギリギリのところまでペニスを引くと、そのまま動けなくなる。結衣の不意な動きで、危うく暴発してしまうところだった。
「あん⋯⋯♡ ダメだよヒッキー⋯⋯いろはちゃんをもっと気持ちよくしてあげないと♡」
「え⋯⋯。なっ、ちょ、おい⋯⋯」
結衣は俺の後ろに回ってくると、そう言って背中に裸の胸を押し付けてくる。そしてそのまま、ぐいと腰を繰り出してきた。
「んあっ♡ 先輩のが、また⋯⋯♡ あんっ♡」
結衣の動きに合わせて、俺のペニスがいろはの中に入っていく。その快感に抗うように腰を引けば、また腰を押し付けられて膣内に戻っていった。
「は、あぁぁ⋯⋯っ! 待てって、やばいから」
「あは♡ 出しちゃうんだ? ゆきのん、またヒッキーイッちゃうって♡」
不意に名前を呼ばれて、雪乃ははっとした様子で結衣を見上げた。雪乃の瞳に映った結衣は、見たこともないぐらい蠱惑的な表情を浮かべている。
「あぁんんっ♡ いいですよ、先輩♡ 結衣さんに手伝ってもらいながら、わたしの中に出してください♡」
「おい結衣、待っ⋯⋯。うぉぉ⋯⋯っ!」
俺は我慢を続けようとするが、結衣に腰を動かされながらではいつまでも持たない。
入れたままでも気持ちいいし、引き抜けばまた中に押し返される。快楽の狭間で俺が限界を迎えてしまうのは、必然のことだった。
「はぁ、う、ぁぁ⋯⋯。これ、マジで出る⋯⋯っ」
「あぁぁ♡ はいっ♡ 出してください♡」
「ふふっ♡ いろはちゃんの中にも出しちゃうんだ♡ ほら、イッちゃえヒッキー♡」
結衣は愉しそうにそう言うと、グイグイとその胸と腰を押し付けてくる。
そんな風に言葉で責められながらの快感に、これ以上耐えられるはずもなく──。
「うぉ、ぉぉおっ、出るっ! イクっ!!」
びゅるるるるるるるるうううぅぅっ!! びゅっ、ビュクッ! びゅくんっ、ドピュぅぅっっ!!
俺は結衣に促されるままいろはの膣奥にペニスを送り届けると、そのまま膣内で射精した。
キュウキュウとキツさを増すいろはの中に、思いっきり白濁液を注ぎ込む。そのたびに頭が真っ白になるぐらいの快感が駆け抜け、次々といろはの中に精液が飛び込んでいった。
「あ♡ ああああぁぁっ♡ 出てるっ♡ ああぁっ♡ 先輩の、いっぱいぃっ♡♡」
「あ⋯⋯♡ そんなに出してるんだ♡ ほらヒッキー? もっといろはちゃんの中に出してあげて♡」
びゅぷっ、びゅるるるるるっ! びゅるるっ、ドピュッ、びゅクゥッ!!
背中に結衣の胸を感じながら、いろはの膣を生殖液で満たしていく。
今日だけで三度目の射精だというのに、全く感度も衰えなければ量も少なくなった気がしない。それもこれも二人がエロすぎるせいだし、一部始終を雪乃に見られながらというのも大きい。
「はぁ、は、あぁ⋯⋯。抜くぞ」
「んぁ⋯⋯♡ あ はい⋯⋯♡ あっ♡」
ぬるんといろはの膣から射精の終わったペニスを抜くと、脚の間からトロリと出したての精液が零れ落ちてくる。雪乃は床に垂れていくそれを見ながら、ごくっと喉を動かしていた。
「はぁぁ⋯⋯♡ すっごい気持ちよかったです♡」
雪乃にいい聞かせるようにそう言うと、ようやくいろはは彼女の肩から手を離した。振り返って俺の股間を見ると、ふふっと扇情的に笑ってみせる。
「先輩⋯⋯♡ まだ勃ってるんですね♡」
「ふふっ♡ ヒッキー、本当元気だよね」
おおよそ俺に向けられた言葉だとは思えないが、確かに俺の下半身は異常なまでに元気いっぱいなのだ。というか乱れる彼女たちを見て、我慢などできるはずがない。
「結衣さん、先輩のをキレイにしてあげましょう♡」
「うん⋯⋯♡ じゃあまた二人で⋯⋯♡」
「え、おい⋯⋯」
そう言うと二人は俺を押してベッドに座らせてくる。脚の間に押し入ってくると、嬉しそうにいきり立ったままの肉棒を見つめていた。
「はぁ、ん⋯⋯♡ んちゅぅ⋯⋯」
「れろっ、はぁ、あぁ⋯⋯♡ んちゅぅぅっ♡」
そして左右から舌を伸ばすと、精液と愛液に濡れた肉棒を舐め始める。その行為に呼び名をつけるなら、ダブルお掃除フェラというものになるのだろう。事後にするにしては過剰なまでにいやらしくて、ビクビクとまたペニスを反応させてしまう。
「んっ、れろっ、んちゅ⋯⋯。はぁ⋯⋯♡ 結衣さん、このままイカせちゃいましょうか♡」
「ふふっ♡ それいいかも♡」
いろはがそう言ってれろっと俺の肉竿を舐めあげると、結衣は艶笑を浮かべながら頷いた。そしてまた俺の肉棒に吸い付いてくると、射精させる気マンマンの舌技が繰り広げられる。
「んぅっ、んちゅっ、れろっ、んちゅぅぅぅっ⋯⋯♡」
「うぉぁ⋯⋯っ。これ、凄いな⋯⋯」
射精しそうになってきたのを誤魔化すように、両手で二人の頭を撫でた。それだけで嬉しそうな表情を浮かべると、二人はより情熱的に口と舌で奉仕してくれる。
こんな光景を見るたびに、下世話な優越感に満たされていく。見目麗しい女性を侍らせていると言っていいぐらいの状況は、容赦なく俺を射精へと追い詰めてきていた。
「んぅ、んちゅ⋯⋯、れろ⋯⋯っ♡ ねえ、イッちゃいそ?」
結衣は俺の肉竿を舐めていた舌を引っ込めると、唇を濡らしたままそう聞いてくる。睾丸を舐めていたいろはは、ペニスが空くと嬉しそうにじゅぷりと咥え込んでいた。
「は、あぁ⋯⋯。もう、やばいかも知れん⋯⋯」
何度も出した後とは言え、ここまでいやらしくされると限界も近くなってくる。ちゅぱっといろはは肉棒から口を離すと、魅惑的な笑みを浮かべた。
「じゃあ、最後は雪乃さんに受け止めてもらいましょうか」
「え⋯⋯」
急に名前を出されて、雪乃は思わずと言った調子で声を上げた。
驚いたのは俺も同じだ。これまで見ているだけに徹していたのに、どういう風の吹き回しだろうか。
「あは⋯⋯♡ いろはちゃん、凄いえっちなこと考えるね♡」
そして宣告された行為は、彼女たちにとっても興奮を呼ぶものらしい。結衣はそう言うと、いろはと一緒になって俺に立つよう腕を引っ張ってくる。
「さ、先輩? 最後は雪乃さんの顔にぶっかけちゃってくださいね♡」
「は、うぁ⋯⋯ぁ⋯⋯。マジか⋯⋯」
そうは口にしてみたものの、彼女たちに止まるつもりはないのだろう。俺を雪乃の前に立たせると、シコシコとそれぞれの手で俺の性器を愛撫してくる。
「ふふっ♡ 本気ですよー♡ 先輩、雪乃さんの顔に思いっきり出してくださいね♡」
「いろは、あなた⋯⋯」
その口振りと状況に、俺は初めて四人で致したことのことを思い出していた。
いろはが俺の恋人の輪に加わった時のことだ。雪乃は結衣とフェラチオしてくれた後、いろはの顔に出すようにと俺に言い、顔射してしまったことがある。つまりこれはいろはからの、お礼参りみたいなものだろう。
「ヒッキー、たくさんカケてあげてね♡」
以前自分もした行為だから、拒否することもできないのだろう。結衣がそう言うのを、雪乃は黙って聞いていた。目の前に差し出されたペニスに夢中になっているかのように、雪乃は二人がかりで手コキされている俺の肉竿を凝視している。
「あは⋯⋯♡ さっきより硬くなってきましたよ♡」
「ふふっ♡ 出そうなんだ? ゆきのん、全部顔で受け止めてあげてね♡」
「え、ええ⋯⋯」
「あ、でも口は開けちゃ駄目ですよ? ほら、出しちゃう瞬間までちゃんと見ててくださいね♡」
いろはは愉しげにそう言うと、結衣と動きを合わせて俺のペニスをシゴき上げてくる。俺はその往復運動と快感に追い詰められて、いよいよ射精が我慢できなくなっていた。
「は、あぁぁ⋯⋯っ。出るっ、あーっ、イクっ! 雪乃っ、出るっ!!」
「あ⋯⋯っ」
びゅるるるるるるるるうううぅぅっ!! びゅっ、ビュクッ! びゅくんっ、ドピュぅぅっっ!!
そう宣告した次の瞬間、俺は雪乃の顔に向けて射精していた。
いろはと結衣にペニスを愛撫されながら、ビュービューと白濁液を雪乃の顔にぶちまけていく。可憐なまつ毛に、整った鼻に、桜色の唇にザーメンが降り注ぎ、美しい顔は俺の白濁液まみれになっていた。
「わぁ⋯⋯♡ ヒッキー、まだこんなに出させるんだ♡」
「あは♡ 本当、絶倫ですね♡ 雪乃さんの顔、先輩のせーしでドロドロですよ♡」
「は、おぉぉぉ⋯⋯っ!」
びゅぷっ、びゅるるるるるっ! びゅるるっ、ドピュッ、びゅクゥッ!!
もっと出せと言わんばかりの手の動きに促されて、俺はびゅくびゅくと雪乃に顔射を続ける。
雪乃は俺の精液が顔にかかるたびに、ビクッと感じているかのような反応を返していた。当然顔だけで受け止めきれる量でもなくて、雪乃の服にまでザーメンが飛んでいく。
「はぁ、は、うぁ⋯⋯」
「あは⋯⋯♡ ヒッキー、いっぱい出したね♡」
「ふふっ♡ さっきまでわたしたちの中に出したばかりなのに、興奮しすぎじゃないですか♡」
結衣といろははそう言うと、ちゅっと両サイドから俺の頬にキスをしてくる。それにまた興奮して、ビュッと尿道に残っていた精液が飛び出した。
「じゃあ、雪乃さんはじっとしててくださいね♡」
「うん⋯⋯♡ あたしたちがキレイにしてあげるから」
「え⋯⋯。あ⋯⋯」
顔に出したザーメンを、飲ませられると思っていたのだろうか。雪乃は切なそうな声を上げると、かろうじて精液のかかっていない方の目を開けた。
いろはと結衣は雪乃に近づいていくと、さっき俺にそうしていたように両サイドから顔を近づけていく。
「ん⋯⋯。れろっ、んちゅ⋯⋯♡」
「はぁ、ん⋯⋯。れろっ、んぅ⋯⋯っ♡」
結衣は雪乃の頬にかかったザーメンを舌ですくい、いろはは鼻先を汚していた白濁液を舐め取る。眉間に、まつ毛に、唇にぶちまけてしまった精液をすべて舐め取り口の中に集めると、結衣といろはは頷き合った。そして──。
「んくっ、ん、はぁ⋯⋯まだまだ濃いですね♡」
「んっ、はぁ⋯⋯。うん♡ 量も凄いし♡」
二人同時にゴックンすると、べっと舌を出して飲み干したことを俺に見せてくる。顔をキレイにしてもらった雪乃は、薄目を開けて俺の方を見ていた。
「それじゃ、結衣さん♡」
「うん⋯⋯♡」
またいろはと結衣は目で合図をし合うと、俺を両側から挟んでくる。俺の二の腕を絡め取ると、二人は耳元で囁いた。
「先輩、これからもっと──」
「あたしたちを気持ちよくしてね♡」
その甘い声音と色情を浮かべた瞳に、俺のペニスはまたビクン! と脈打ちで返事をするのだった──。
* * *
それから一時間と少し後。
ベッドには息も絶え絶えの二人が転がっていた。
「はぁ、はぁ⋯⋯。せんぱい、すごすぎですよ⋯⋯♡」
「ん、はぁ⋯⋯。うん⋯⋯。ヒッキー、マジ獣だし⋯⋯♡」
「獣って⋯⋯」
めちゃくちゃエロく誘ってきたのは君たちでしょうが、と言いたいところだったが、結衣といろはの二人とそれぞれ二回も致した後だ。性獣呼ばわりされても、言い訳もできない。
ただ一人その淫乱の輪から外れて見ていた雪乃は、二人の様子を羨ましそうに見ていた。
「はぁ⋯⋯。じゃああたしたちは満足したから、明日はゆきのんの番だね」
「ええ。雪乃さん、明日は好きに先輩とヤリまくっちゃってください。わたしと結衣さんは──」
「いいえ」
どこか二人で出かけますので、とでも続きそうな言葉を、雪乃が遮る。その瞳を見れば、何かギラギラと燃える炎のようなものが浮かんで見えた。
「もちろん、そうさせてもらうつもりだけど」
雪乃はそう言って立ち上がると、ベッドで力尽きている二人に近づいていく。
シーツの上に投げ出されたそれぞれの手を握ると、確信を込めた声で言った。
「あなたたちも、見ていてくれるのよね?」
To be continued...