TS少女×異種姦生活記 作:ぐるぐるおめめ
丁度Tシャツだけでは肌寒くなってきた頃、私は不慮の事故でこの世を去った。
だというのに私の前には土下座で平謝りする腰の低い会社員が一人。
まるでクレーム担当かのようなこちらが引くほどの仰々しさを持って謝罪の言葉を告げていた。
「あの、もうわかったんで。私は死んだんですよね? 死因はなんだったんです?」
「それが、上司の手違いで。本当なら貴方様はあと7年は生きてられました」
それでも7年しか余命は伸びないのか。
なんだか目の前で平謝りしている相手が当時の自分と重なった。
ふと前世を思い出す。
思えば私は人の顔を窺って生きてきた。
両親は勉強も碌にできない私よりも、兄に情熱を注ぎ、家族団欒の中に入れてもらっても私の話は一切上がらない。
たまに話を振ってきた時は、だいたい見下す時だ。
もう少し兄を見習いなさいとお叱りの声をいただいて、言葉少なめに返事をして自室に籠る日々。
ニートになることも許されず、高校を出た後はアットホームと打たれた会社に入社。
しかしそれは罠で、家族になったんなら残業代払わなくていいよな? という横暴が罷り通る地獄の始まりだった。
高卒の出来損ないを雇ってやってるだけありがたく思いなさい。
それが社長の言葉で、それこそ会社のために身を粉にして働き、そして今、他人の手違いでこの場にいる。
なんだかこのまま生き返ったところで幸せになれる道は閉ざされてる気がした。
「そうだったんですか。じゃあ天国でもなんでも連れて行って貰えませんか?」
「えっ? 生き返れるチャンスがあるのに、それを棒に振ると言うのですか?」
「仮に生き返れるとして、全く同じ人生を歩むなら、もう私はあの生活に戻りたくないです。どのみちあと7年しか生きられないんでしょう? だったら全く別の世界で、違う人生を生きなおしたいなぁ」
「でしたら異世界転生プランはいかがです?」
「異世界転生プラン?」
思わず相手の言った言葉通り聞き返す。
あまりに素っ頓狂な声だっただろうか?
言った自分でも少し馬鹿っぽく感じた。
「はい。以前流行した転生プランですが、今ではざまぁが流行して見向きもされなくなったんですよね」
「えと、なんの話でしょうか?」
「失礼、脱線しました。こちらの話です。それで、如何です?」
「話だけでも聞いてみていいですか?」
「はい」
まさか自分にそんな話が持って来られるなんて思いもしない。
一縷の望みをかけ、私はそのプランに乗っかることにした。
サラリーマンは鞄からクリップで纏められたプリント用紙を手渡してくる。
こういうところも日本と死後の世界も変わらないものだ。
その一覧を眺めて、ふと気になった部分を質問してみる。
「あの」
「はい」
「このチーレムプランというのは?」
「よくぞお聞きになられました!」
男は鼻息荒く私に迫る。
「あの、近いです」
「すいません、少し興奮しまして」
あまりの食いつきの良さに恐怖を感じた。
男は軽く咳払いした後、失礼と一言発してから口頭で説明してくれた。
「チーレムプラン。俗に言う男の欲望を詰め込んだセットですね。男は大勢の女を侍らせて、力を誇示するものでしょう?」
「そうなんですかね? 最近は生きるのがやっとでよくわからなくなってきました」
「そうなんですよ! 一昔前はそれが男の勲章としてもてはやされてきました。ですが今は疲れた方が多いのでしょう、今の貴方みたいに他の世界でスローライフを望む方が多いのです。それとざまぁですね。憎たらしい上司をギャフンと言わせたい! そう思ってる方が多いのです」
「言わんとしてることは分かりますよ。私も今の上司に一つ二つ言いたいことがありますから」
「では貴方もざまぁを望まれますか?」
男はハッキリと落胆する様に聞いてくる。
しかし私は首を横に振った。
「いえ。そんな気も起きませんよ。もう何もかもがどうでもいいんです。このまま放っておいてください。ただそれだけです」
「いけません! 貴方様は生きる気力を失いすぎてます。それでは新しい世界でも生きていけるか分かりません」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい私が悪いんです。許してください申し訳ありません」
強い言葉をかけられると、すぐにこの言葉が口をついて出る。
「もう貴方は男としての自信を失いかけていますね。いっそ女になって暮らしてみますか?」
「ふふ。良いですね、案外それも良いかもしれません」
「おや、乗り気ですか?」
「ええ、男でいるのも懲り懲りです。そして女になったからにはあまり男が強い世界にも行きたくない。わがままばかりで申し訳ありません」
「いえいえ、でしたらちょうど良い世界があるんですよ」
「へぇ、そんな世界があるんですね。種の繁栄には影響しないんですか?」
「全くないとは言い切れませんが、うまいこと回っていますよ。そこは女性のみが暮らす世界で、他は異形種族との間に子供を儲けて共存してますね」
「え゛っ、それは……」
男が存在しない。
けど相手は異形種のみと言われて私は二の句を告げずにいた。
誰だってそうだろう。
若かりし頃の性癖の幾つかには触手姦などを齧った事もある。
みてる分には良いが、自分がやられる側になると言うのは少し遠慮して欲しいものだ。
「ですが皆が女性ですから、お悩みは打ち明けやすいでしょう?」
「それは、まぁ」
「では決定しますか?」
「その前に、すぐ死んじゃうのは嫌なのでいくつかチートを持たせてください」
「お、随分とその気になってきましたね? 良いでしょう。元々はチーレムプランでしたしね。いくつか生き延びるためのスキルを持たせておきますよ」
「それではよろしくお願いします」
「はい、良き旅を」
「行ってきます」
心機一転、と言って良いかもわからないが、私は気持ちをあたらめて新しい世界へ一歩踏み入れた。
◇
「ん、んう……」
風がそよぎ、肌に優しく触れては過ぎ去っていく。
微かに土の香り。
ハッと起き上がって左腕に時計を探す。
「って、いけないいけない。私は異世界に転生したんだった」
長年勤め人だった思考はすぐには消え去ってくれず、誰かに見られていやしないかと周囲を警戒する。
誰もいないのを確認し、サラリーマンから教えてもらった魔法の言葉を思い出す。
「ステータスオープン」
口で言う必要はないけど、こういうのは気分だ。
別にこの世界に最強になりにきたわけじゃないし、見たからって何が変わるわけでもない。
ただしどんなスキルを貰ったのか一切聞いてないのもあり、情報のすり合わせをするためにも必要だった。
ネーム:未設定
職業:無職
年齢:11
レベル:1
称号:ーー
技量:5
耐久:5
精神:10
魅力:10
貫頭衣
魅惑の掛水/射程10cm、命中時相手の好感度特大
混種の抽選/???
孵化の促進/???
なし
うん、みたところで何が何やらわからない。
最近ゲームらしいゲームもしてないからなぁ。
今はサラリーマン風の男の言葉を信じるしかないか。
取り敢えず判明しているスキルを確認してみる。
魅惑の掛水。射程の短さは致命的だが、接触できる距離で発動できるスキルなのだろう。
右も左も分からない場所での好感度特大は人見知りの私には丁度いい。
「魅惑の掛水」
口頭で述べてみたが、特に何も起きなかった。
フレーズを述べるタイプじゃないのかもしれない。
もしかして魔法の類か?
体の中に巡る何かを掴む必要があるんだっけ?
難しいな。よくわからない。
スキルは後回しにして、自分の見た目を再確認した。
年齢はステータスにも載ってたので11歳で間違いない。
随分と若返ったな。
ストレスで後頭部が後退し続けてた年齢だったから若い体の方が助かると言えば助けるけど。なぜこの年齢なのかは分からない。
髪の色はオレンジ。どこからどうみても日本人ではない。
この世界では一般的な色合いなのだろうか?
人差し指で摘んでみても、不思議と違和感は無かった。
すっかりとこの体に馴染んでいる。
魂の定着が自然なのだとわかる。
そう言えばこの世界がなんて呼ばれてるのかも知らないや。
それはゆくゆく覚えていけばいいのかな?
それよりも……早く人に会わないと。
ここには怖い異形種が住んでるんだよね?
上手いこと共存してるっていうけど、絶対R18なお付き合いだよね?
ちょっと私は自信ない。
男だった時も最後まで使わずに取っておいたタイプだ。
今世でも使わないでいるならそれに越したことがない。
「って、なんだかおしっこしたくなってきた」
こんな事いちいち口にしなくたっていいのはわかる。
でも、人寂しさから誰かに見つけて欲しくてついつい言葉にしてしまう。
異形に見つかりたくないと長いつつも、やっぱりどこかその先を想像してしまうのはこの世界に生まれた身体ろうか?
心の中では疲れたオッサンのつもりなのに、側に心が引っ張られるようだった。
結局草むらでしゃがんで垂れ流す。
出してる時は気が気じゃなかったけど、出した後は随分とさっぱりした気持ちだ。
男の時より若干気持ちいい。
なんでだろう?
おしっこしてるだけなのに気持ちよかった。
まさか感じてる?
その辺の葉っぱでデリケートな部分を拭いて、水場を探す。
やはり興味は尽きないものだ。
男の頃から興味があった女性の神秘。
どこか背徳的で、触れてはいけない場所という勝手な思い込みがあった。
でも自分のものならば、誰にも咎められないだろう。
足がつくくらいの浅瀬にしゃがみ込み、先程様を足した時の汚れを落とした。
「う……ふぅ……くぅん」
やっぱり。私の体は感じやすいのかもしれない。
もしかしなくても異形種と致しやすい為に肉体が適応化してるのかな?
しゃがみこんで川に触れるか触れないかのところで接触を楽しむ。
「これ以上は、やばいかな?」
思わず引き返せないほどの領域に足を踏み込むところだった。
言ってしまえがイクか行かないかの境界線。
男もそうだが女もオーガズム直後は無防備になると聞く。
「ほどほどにしないとね」
自分に言い聞かせるように、貫頭衣で隠れるその場所のことを気にしないようにする。
気持ちいいのはいいけど、ハマりすぎに注意だ。
それよりも人を探さないと。
森の中を歩く。
道中で見つけた木の実や果実をもいで口の中に入れた。
腹の足しになればと、味は気にしないでなんでも放り込む。
腰に巻きつけた紐に挟むように、詰んだ果実を括った。
どれほど歩いただろう?
山道は険しさを増し、人里はまるで見えてこない。
陽はだんだんと沈み、そして夜の帳が下りてしまう。
まだ昼頃はよかった。
ほんのり涼しい程度で済んだから。
しかし夜が来て一気に涼しいが肌寒くなった。
身震いをしながら木の葉を集めてその中で過ごす。
ガサ ガサ
そんな時に物音がした。
もし異形種との初接触だったとしても、なんとかスルーしてもらえないだろうか?
未だに怖くて自分で触れられもしないのに。
そんな場所に堂々と入り込まれたら困ってしまう。
って、まだそうだと決まったわけじゃないのに、私ってばここにきてから本当にそればかり。
ガサ ガサ
茂みから飛び出してきたのは、白くて丸いスライム状の物体だった。
よく観察してみると、ものすごく弱々しい。
このまま放置したら死んでしまいそうだ。
彼もきっと異形種なのだろう。
もっとずっと怖くてグロテスクなのを想像していたので、ホッとした気分だった。
私は木の葉で塞いでいた目線をどかし、彼の前へと姿を現す。
「キミ、群れから逸れてしまったの?」
「ピ!?」
白いスライムは私がとって食うとでも思ったのか、体を小刻みに揺らして驚いていた。
なんだかその姿が前世の私と被ってしまう。
上司から回された仕事。右も左も分からない場所でプレゼンをした時は彼のように周囲を気にしてばかりだった。
だからどっと手を差し伸べる。
「おいで、私が一緒にいてあげる」
「ピ?」
「キミの群れを見つけるまでの間、私のお話相手になってくれる?」
言葉が通じてるかはわからない。
けれど白いスライムはうねうねと体を揺らしながら「ピ!」と答えて私の体に擦り付いた。
「う゛っ」
その白いスライムはほんのり栗の花の匂いがした。
男であった時の種の匂いを想起させる。
白濁とした塊が自分の肌にくっつく様は、事後のようだ。
でも自分に言い聞かせるように手のひらで包み込んでやる。
「大丈夫、私はキミの味方だよ。だから怖がらないで?」
「ぴゃー」
少しばかり緊張の糸が解けたのだろうか?
ほんのり気の抜けた返事が聞こえた。
その異形はシロと名付ける。
練乳やカルピスにそっくりだったからだ。
決して他の何かに似ていたとしても、断じて違う。
やや水っぽい体を波打たせて、移動する時は射精を放り出した時に似た動きをするのが特徴だ。
本当に見れば見るほど精子に魂が宿ったみたいな特徴を揃えている。
隙を見せすぎると隙間から内側に入り込もうとするから要注意だ。
やっぱりこの世界の住民と異形種はR18の関係で共存してるんだなって教えられた気がした。
◇
「れろ、あむ♡ ちゅる、じゅるるるる♡」
ここ最近、美味しい果実を見つけてそれを夢中でしゃぶっている。
特定の行動を取らないと美味しい果汁が出てこないのだ。
それは長く、口の中には入りきらない。
木の幹から生えていて、若干キノコに酷似していた。
唾液を含ませると薄皮がむけて、ぷるんとした実が現れる。
しかし焦ってはいけない。
実も美味しいが、内側に凝り固まった果汁が詰まってるのだ。
それをほぐして吸い出す為にこうして根元を刺激しながら先端を丹念に舐め回す必要があった。
「うぶ! んぐ、んく、こくん。げぷっ」
ちょっと想定より早く果汁が出てきてしまったので驚くが、無事に全部飲み込んだ。
ちょっとげっぷを出してしまうがご愛嬌だ。
「ごめん、シロ。時間かけちゃった」
「ピキ!」
「え、待ってないって?」
「ピキュ」
「それならいいけど」
口の端についた粘つく果汁を指でかき集めてぺろりと舐めとる。
出る時は汁っぽいのに、空気に触れるとすぐにゼリー状になっちゃうんだよね。
そしてこれの効果はただ美味しいだけじゃなくて、寒い夜に向けて温暖効果もあった。
体がぽかぽかとあったまってくるのを感じて、シロを呼び寄せてお決まりの場所で寝入る。
女の体は男より不便なところも多いが、今のところ生活していく上では苦は少ない。
おしっこする時の我慢が利かないので、出る! と思った時には予測より早く出てきてしまう事だろうか。
そんな時にシロが活躍してくれる。
彼はスライムだから液体はなんでも吸収してくれるのだ。
それが私の排泄物であろうと構わず。
おしっこが間に合わない時は主に彼に簡易トイレになってもらっていた。
ばっちいと思うかもしれないが、衛生の概念が破綻してるこの世界ではこれが運用方法の可能性すら出てくるわけで。
今やその存在に大きく助けられている私がいた。
それに意外と可愛いんだよ、この子。
私をお母さんだと思ってくれてるのだろうか?
ちょっとオマセな所もあるけど、嫌がればそこまで無理強いしてこない。
けど最初であった時よりちょっと大きくなってきてるような気がした。
当時は人差し指にも満たなかったのに、今では怒張した男根くらいはある。
って、何言ってんだろうか私は。
女になってから貫かれることばかり想像している。
男だった時もむっつりだったが、それは今世でもせおっていかなければならないようだ
そんなふうに思っていたからかもしれない。
その晩、また下腹部に侵入しようとする感触があった。
「こら! だめだよ」
またいつもの悪戯かと思った。
しかしそこにあったのは怒張した男根で、シロの肉体のほとんどをその部分に形成させていた。それ以外は表面にくっつく程度で、シロにとってはそれはとても大切な事のようだった。
まるでもう少ない時間をこれに賭ける。そんな気迫さえ感じとる。
それを手で掴む。
すごく大きくて熱い。
果たして自分の中にこれが収まるかもわからない。
だというのにどこか諦めたような心地。
他の異形だったら絶対に許さないだろうけど、シロにだったらいいかな?
そんな気持ちが私の中に燻った。
誰でもない、自身がそれを望んでいる。
男と女の関係にはならないつもりだったけど、向こうはオスで、私はメスなのだ。
「困ったなぁ、そんなに私とシたいの?」
「ピ!」
「他の子じゃなくて、私がいいの? ただ近くにいたからとかだったらダメだよ?」
「ピキ!」
シロの答えは変わらない。
ただ張り上げた熱量を持って、私にその気持ちを送ってきた。
「仕方ない。あまり得意じゃないけどシロの初舞台。私が一緒に見届けてあげる」
「ピキ!」
任せてくれ! そう聞こえた気がした。
私は内股だった、ぴたりと閉じていたその場所を。
ゆっくりとM字に広げた。
「他人にこういう場面見られたら恥ずかしいな」
「ピキ」
綺麗だよ、だなんて聞こえた気がして、シロが変化した男根がゆっくりと入り込んでくる。
「うぐ、くぅうう」
痛みはない。
ただ、腹が圧迫される苦しさが膣内を襲う。
「ピキキュ」
まだ先端が入っただけだと言う無慈悲な宣告。
これが口だったら序の口。
想像以上に膣は狭いんだ。
当たり前だ。前戯なしでの挿入なんて前代未聞。
人間だったらビンタされたって文句も言えない。
それでも苦しさはじわじわと緩和され、次第に気持ちよさが私の脳裏を掠めていく。
背筋が弾けるように何度も跳ねた。
達したのだ。まだ一切の動きがないにもかかわらず、男根に酷似したそれは膣内を這いずりまわった。
膨らんだ胎盤が、生きているかのように脈動する。
私の内側はこねくり回され、やがてときほぐされて柔らかさを得ていた。
しかしそれを知覚するまでに数百を超えるほどの絶頂を迎えた。
男の時の絶頂とは違い、終わりが来ない。
ずっと賢者モードというのも違うが、何も抵抗できないまま、いたずらに膣内を蹂躙される感覚が近いか。
人間との交配なら前後運動、又は捻りを加える程度だろうが、スライムのそれは根本的に違う。まるで内側を舐めしゃぶられるような、膣全体が喜びに打ち震えるような快楽のジェットコースターが私の体に変化をもたらす。
それとステータスの数値がガンガン変動した。
主に耐久の数値が一気に跳ね上がる。
まるでその数値が高ければ高いほど好意の時間を楽しめるかのように、ステータスを上書きしていった。
痛みは一切なく、周囲に自分のものとは思えない叫声が響く。
言葉にならない声。
目は白目を剥き、涙と涎を垂れ流し放題。
絶対に人に見せられない酷い顔をして、イキ狂っている。
それでも根底にあるのはシロを見守ろうという母性。
女として、男を受け止める覚悟だけは打ち砕けず、そこにあり続けた。
事後、力尽きたのかシロは肉体を維持できずに精液のように私の膣内で弾けた。
膨れ上がったお腹から押し出されるようにシロだったものが流されていく。
足元にはシロの体積以上に積み上がった白濁が排出されていて、これが異形種との交配なのかと初めっからハードすぎるよと泣きそうになった。
そしてステータスの確認。
何故かそうしないといけないと思った。
シロが残した軌跡が、確かにその場所に残されていたから。
ネーム:未設定
職業:無職
年齢:11
レベル:2
称号:ーー
技量:5
耐久:70
精神:80
魅力:10
貫頭衣
魅惑の掛水/射程10cm、命中時相手の好感度特大
混種の抽選/複数の命を用いて新しいアイテムを創造する
孵化の促進/入手した種を素早く育てる。残機1消費
◎ホワイトスプラッシュスライム〈希少種〉
寿命が短く、発生して間もなく死に至る生存力の弱さから絶滅危惧種扱いをされている。
その種は今はもういない男の精液に酷似しており、大変貴重。
出産の機会があったら子を引き取りたいと名乗り出る里親多し
「あの子、すごい子だったんだ」
どうりで見た目とはかけ離れた攻めを見せると思った。
しかしエッチは体験したものの、出産となると少し覚悟が必要だ。
あんなに激しい行為をした後だとはいえ、出産は母体の命の危険があるからさ。
そこで魅惑の掛水以外にもオープンになってるスキルを拝見する。
よく見ればちょうどいいスキルを発見した。
「孵化の促進か。もう一つのスキルはよくわからないが、今はまだ起動できないみたいだ。それはともかくとして、ちょっと疲れたな」
事後。
どう考えても日常が霞むほどの体験をして、私は深い眠りについていた。
そしてぺちぺちと頬を叩く感触を受けて目を覚ます。
「う、うん……むにゃむにゃ」
「おーい、二度寝するな」
「ハッ!」
「お、やっと起きたか?」
目を覚ませば見慣れぬ格好の女性が二人。
私の身を心配して声をかけてくれたようだ。
まぁ酷い格好だもんね、今の私。
改めて再確認して苦笑してしまう。
笑ってスルーしてくれればいいけど。
「えっと?」
改めて状況を聞き返す。
偶然見つけて貰ったという状況でもないだろう。
「あたしらはこの辺をナワバリにしてるミーアファミリーってもんだ」
「ここいらで聞きなれない喘ぎ声を聞いたって連絡があってな。捜索しに来てあんたを拾った」
「あ、そうだったんですか。あの声聞かれちゃってたんだ。恥ずかしいなぁ」
自分のことながら、今更恥ずかしさが込み上げてくる。
うう、穴があったら入り込んでしまいたい。
「んだぁ、今時セックスして恥ずかしがるなんて珍しいな。やっぱり箱入りか?」
「ちょっとぉ、面倒ごととか嫌よぉ?」
何やらお姉さん二人はキナくさい話をしている。
セックスがあいさつみたいな世界って聞こえたけど気のせいかな?
そんな日常的に発散してる世界があるなんて未だに信じられない。
とにかく話を合わせるか。
「それで、えーと。私はどうなってしまうんでしょう?」
「取り敢えず近くの村のギルドによって報告だな」
「ギルド、ですか?」
ギルドというと冒険者ギルドとかそう言う寄り合い所みたいなところだろうか?
私の事を勘違いしてるし、どの道ついていかないとこのままだ。
そう思えばシロの喪失を悲しんでるばかりじゃダメだよね。
「で、あんたのお前名前は?」
「えと……」
そういえば全く違う自分を体験する為に過去の名前は捨てたんだっけか。
そして日本人特有の言い訳が抜けきれない状態で勘違いされてしまう。
「そうかエトか。よろしくな、エト」
そんなわけで私の新しい名前が決定した。