※この作品はR-18です。

いわゆるエロステータス鑑定を何故か現代で持たされた学生の話   作:オキフの謳

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淫獄の誘いを跳ね除けたら今度はガチの非日常と出くわして驚愕する学生の話・E

 その少しあと。

 俺達はカラオケにいた。

 とりあえず動けないやつも含めて全員で地下基地を脱出し、仮称ネレイスさんをヒーリングとクリアで治療してもらったところ、彼女は何も覚えていないことが判明した。そのため、マギアストラに強引に認識阻害をぶち込んでもらい、今日、あるいはしばらくのことをぼんやりさせて帰宅するようにして促してリリースして終了。

 一方で。

 

「は、はい、私、岡本由希と申します……その、さっき捕まっていたのを助けていただいて、ありがとうございます」

 

 先ほど、その直後には気づいていなかったが、倒れ伏したネレイスのすぐ近くに、この岡本さんがへたり込んでいたのである。しかも、この岡本さんは、先程の地下基地で助け出した人でもあるのだ。

 一体なぜ、何があったのか、ということの互いに説明が必要だろう、ということである。話す内容が内容だけに、前回までみたいなファストフード店やファミレスよりも、こちらのほうが適当であろうと思ってのチョイスだ。

 

「ねえゆっこ、何いれる?」

「ね~、まだあれ練習中なのよねぇ」

「お前ら……もういいや、とりあえず邪魔だけはすんなよ」

「は~いパパ」

「ぱぱ!?」

「お前その悪ふざけそろそろいい加減にせーよ、岡本さんがめちゃくちゃ勘違いしてるじゃねーか」

「あ、なんだ……」

 

 色々とスレていない人のようである。とりあえず強引に話を戻そう。

 ……この人界外さんより小さいってのが驚きポイントなんだよな。年いくつなんだろ。

 

「まあそれはともかくとして。あれは一体何なんです? 時間停止のようでしたが……」

「え、あ、わ、わかるんですね……はい、その、時間停止させて、めっちゃくちゃに……大変だと思ったので……」

「それはありがとうございます。二人が負けるとは思ってませんでしたが、戦闘に巻き込まれずに済みましたので……しかし、そんな能力があったら、逃げ出すことも簡単だったのでは?」

「能力バトルのお話でよくあるやつですよ……いくら時間があっても、そもそもの拘束を振りほどけなければどうにもならないですし、不意打ちとかされたらそれこそどうにも……気づいたら捕まってて、ずっと縛られたり押さえつけられたりしてましたから……」

「なるほど……その、災難でしたね」

「はい……ですが、その、助けていただきましたし」

 

 中田さんが歌う最近のボカロ*1曲をバックに、岡本さんはこくこくとドリンクバーで取ってきた飲み物を飲む。

 

「それにしても……魔法って本当にあったんですね」

「あー……そこなんですが」

「はい?」

 

 きょとんとする岡本さんに、俺は最近の仮説を紹介する。

 エロのスパ◯ボ時空仮説。

 シナリオからの採用と、それに対する本人の乗り気か否かによる自由度、記憶に残るか等の違い。シナリオのブレイク。

 アルカヌスリーベルとマギアストラではなく、グリモアとステラと呼んでいたので、正式なエロゲーとしての名称は、魔法少女グリモアとかそういうのではなかろうか。ネレイスの撃破以降、唐突に怪人とか触手が出現しなくなったので、おそらく強制負けイベフラグがボッキリ折れたので、シナリオが進行不能でブレイクに成功したと思われる。

 

「ああー……」

 

 そこで、岡本さんが、何か腑に落ちた、といった感じの声を上げる。

 

「何か思い当たることでも?」

「ええ。その、私の時間停止、ですね」

「ほほう?」

 

 何かあるのだろうか。

 

「えっと、その……私、趣味が露出徘徊でして……」

 

 は? そんなうれし恥ずかしといった感じで話す内容かそれ?

 

「一度、商店街の路地でオナニーしたことがあるんです。すっごく感じました……それも、こっちに誰か来る直前の瞬間が。この瞬間で時が止まればいいのに、って思ったら本当に止まってたんです」

 

 ロマンチックな言い方してますがすげぇ下劣な内容ですね。

 

「それ以来、オナニーしてる時に意識すると時間が止められるようになりまして、最近は交差点の真ん中でオナニーするのがお気に入りでした。ただ、多分ですけどその帰り道にさらわれてしまったので、今度は帰るまでちゃんと時間を止めておこうと思ってます」

「左様ですか。今回は変なことに巻き込まれて大変でしたね。お帰りはあちらです」

「えーっ、私の恥ずかしい秘密をお話したんですから、えーっと……えっと、あなたにも協力してほしいんです、多分触ってる人なら一緒に止まらないで行動できますからこんなの他の人に話せませんし」

「……マジかよ、哀れな被害者だと思ってたら、この人会長の同類だった」

 

 思わずぼやいてしまったが……その内容が良くなかった。

 

「ん? カイチョー?」

「同類? パパ、どういうこと?」

 

 ……しまった。

 と、思ったが後の祭り。

 いくら逃げ出そうとしようとも、この岡本さんに先回りされるか、中田さんと一緒に時間を止めて、俺を引き戻すとかやらかし始めたのである。

 超スピードだとかそんなチャチなもんじゃねぇ、というのをまさに味わったのである……。

 観念した俺が会長の本性について、一応Rineで連絡を入れてからゲロったのはそんな間を置かずにだった。

 

 ◆ ◇ ◆

 

「で、本性バレしたらそりゃそーするよなー」

 

 自宅。俺の部屋。

 

「うふふふふ、ええ、そうですとも。本当の私を勝手にバラしてしまったんですから」

 

 エントリーナンバー1、会長in競泳水着。

 

「なるほどねー、カイチョーがなんであんなこといい出したんだろ、って思ったらそういうわけだったんだ」

 

 エントリーナンバー2、中田さんin競泳水着。

 

「ぱぱー、あたしぱぱのど~て~ほし~な~」

 

 エントリーナンバー3、界外さんin競泳水着。

 

「あ、私も欲しいです、今回の被害補填にくださいませんか?」

 

 エントリーナンバー4、岡本さんin競泳水着。

 

「お兄ちゃんそろそろ観念してもいいと思う」

「ですです、おにーさんも、そろそろ私達ともぜひ」

 

 エントリーナンバー5、麻衣子in競泳水着。及びエントリーナンバー6~12ぐらい、麻衣子のレズハーレムメンバーin競泳水着。……俺狙ってくるってことはコイツらレズじゃなくてバイだったのかぁ……。

 

「誰か助けて……」

 

 この淫魔どもの誘いに乗ったら、前にも危惧した通り俺の尻穴もヤバいだろうし、下手すると社会的に死にそうなことすらやらされかねない、時間停止で死なないんだもん。危険度爆上がりである。

 部屋の外に駆け出しても、いつの間にか部屋にワープさせられるので、俺はベッドの下に潜り込んだ。

 

 こっちもだいたい10秒ほどでベッドの上にワープさせられ、俺はさめざめと泣いた。

 

 一応、童貞は守りきった。

 

<了>

*1
相当




○今回の登場人物のジャンル
・魔法少女グリモアノクターン
 学校からの帰り道、急に触手に襲われたことを契機として、魔法少女グリモアノクターンとして女学生古賀希未は戦うことを決意する。友人である日橋奈々も、ステラブレイザーとして後日参加し、触手、怪人達との戦いを繰り広げる。ただ、大人しめの文学少女であった希未はそんなに強くなく、ステラブレイザーが駆けつけるまで耐え凌いでそれから逆転する日々。ついに希未が原因でステラブレイザーが捕らえられてしまい、救出に向かうこともできず、グリモアノクターンは単独で戦うことを強いられる……。

・たいむすとっぷえきしびじょにずむ
 ちょっと行き過ぎ気味の露出癖を持つ主人公。見つかる寸前の快感をどうしても我慢できず、露出行為は日々エスカレート。ついに見つかるその瞬間、過去最高の絶頂とともに、時間が止まってこの瞬間がずっと続けばいいのに、と思ったところ、本当に時間が止まってしまった。以降、オナニー中に限り自由に時間を止められるようになり、さらに過激な露出行為に手を染めていく。
 制作者の悪ノリで追加された、学校を占拠したテロリストを全員ケツイキさせて撃破するシナリオは、バカゲー好きには高評価。




整合性を取るため完成させてから出ないと投稿できない&一旦掛けなくなると復帰に偉い時間がかかる、こちらのコンボでとてもとてもお待たせいたしました大変申し訳ございませんでした。
お楽しみいただけたのであれば幸いです。
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