いわゆるエロステータス鑑定を何故か現代で持たされた学生の話 作:オキフの謳
やはり私はとんでもねー遅筆です。
一度書けなくなっちゃうと長いんだよぉ……。
「おはようございます……あら、驚かせちゃいましたか?」
なんとか防衛戦に判定勝利をもぎ取ってから数日。
朝、学校の最寄り駅から出たところ、隣に岡本さんがいた。
なんかデジャブを感じると同時に、つい先程までいなかったはずの岡本さんが出現していることについて、びっくりした顔をしていたらしい。
「種明かしをしますと……これです」
何やらスカートのポケットをごそごそと漁る岡本さん。
学校の後輩だったのか……と思っていたところ、すっとポケットから取り出したものを見せられる。
リアルな実物を見るのは初めての存在、ローターかなんかのリモコンだった。
「…………」
《鑑定結果》
・名前:岡本 由希
・性別:女
・T/3サイズ:139/68:53:72
・非処女 初体験:自身の指(激しいプレイにより喪失)
・総性経験値:8265*1
・状態異常:なし
・行為歴
1分前:時間停止衆人環視環境ロータープレイ:-
マジかよ、つまりこれ使って公衆の面前でオナって時間止めて近づいてきたってこと……? 怖くね……?
改めてポケットにそれを仕舞い込む岡本さんを前に戦慄する俺。
そしてそこに声をかけてくるやつが一人。
「おはよう、磯田。あれ、岡本さん? 珍しい組み合わせだね、知り合いだったんだ?」
「この間ちょっとな。北林こそ、岡本さんと知り合いなのか?」
「うん、部活の後輩なんだ」
「ほー。何部だっけ?」
「野外活動部です。キャンプとかしたりするんですよ」
「キャンプ」
一瞬、岡本さんがキャンプ場の暗がりで「励んでいる」シーンを想像したが、ないな。虫に食われまくるか寒すぎるかのどちらかだ。
「飯盒炊爨とか、キャンプでカレーとか、そういうのか」
そういうのを想像していた、と取り繕ってキャンプで想像される一般例を出す。
「そうそう。星空を眺めたりとかもいいもんだよ。岡本さんはこれでもかと本を持ち込んできてたね」
「ネット断ちをして、お気に入りのシリーズを、焚き火のそばで読むのもなかなか乙なものですよ」
「ほー。どんなのを読むんだ?」
要は剣◯商売や水戸◯門か。
イメージが違うといえば違うが、イメージ通りといえばイメージ通りでもある。
「そこはほら、読み跡のよく見て取れる詩集とか」
「質問で返すようでなんですが、磯田さんは、夏休みの感想文の課題図書とか、楽しく読めちゃうタイプですか?」
「あー……ないわ、うん、確かに」
「でしょう?」
言われてみれば当然である。
あの手の詩集や古典文学に楽しみを、それも何度も繰り返し読むほどのものを見いだすことができるかというと、とても難しい。
もちろん人によっては楽なのだろうが、俺や岡本さんは違うということだ。
「まあそれはともかく。お見かけしたので挨拶に来ただけで、委員会の用事がありますので、お先に失礼しますね」
「あいよ。お疲れ様」
「うん、それじゃあまた部活で」
「はい、失礼します」
ぺこり、と頭を下げて、岡本さんは俺達を置いて歩いていく。意外にも小柄な割に歩く速さが速い。
北林とバカ話をしながら歩きつつ、ふと、岡本さんが先の方にあるコンビニに入るのが見えた。
そのまま俺達がコンビニの前を通過するまで出てくることがなく、あるいはある程度先に進んでも岡本さんは出てこない。
「……」
思い至って、投げつけられていたが消すに消せなくて保存していた岡本さんの競泳水着姿をチラ見&鑑定する。
《鑑定結果》
・名前:岡本 由希
・性別:女
・T/3サイズ:139/68:53:72
・非処女 初体験:自身の指(激しいプレイにより喪失)
・総性経験値:8267*4
・状態異常:なし
・行為歴
3分前:時間停止衆人環視教壇上オナニー:-
3分前:時間停止衆人環視環境ロータープレイ:-
「……」
やっぱ筋金入りだわ、あの人。