いわゆるエロステータス鑑定を何故か現代で持たされた学生の話 作:オキフの謳
《鑑定結果》
・名前:遠山 七枝
・性別:女
・T/3サイズ:159/87:57:86
・非処女 初体験:北林 敏晴
・総性経験値:793
・行為歴
8分前:口淫:北林 敏晴
11時間前:後背位性交:北林 敏晴
11時間前:騎乗位性交:北林 敏晴
《鑑定結果》
・名前:大塚 春奈
・性別:女
・T/3サイズ:163/79:57:84
・非処女 初体験:北林 敏晴
・総性経験値:726
・行為歴
11時間前:後背位性交:北林 敏晴
11時間前:対面座位性交:北林 敏晴
11時間前:屈曲位性交:北林 敏晴
《鑑定結果》
・名前:古谷 あかね
・性別:女
・T/3サイズ:153/85:56:82
・非処女 初体験:北林 敏晴
・総性経験値:834
・行為歴
11時間前:後背位性交:北林 敏晴
11時間前:立位性交:北林 敏晴
11時間前:背面座位性交:北林 敏晴
後悔先に立たずとはまさにこのことか。
遠山が北林に手を付けられていたのを知って、では同じくハムくんに競うようにしてアプローチをかけていたはずの大塚春奈と古谷あかね、このお二人はどうなのかと、教室についてから見てしまったら、同じく北林に食われてる。
どういうことなのと行為歴を結果項目に追加して鑑定し直してみたら、まさかまさかの、である。
……時間が被ってやがる。
この分だと、昨晩4Pでもして、最後は一列に並べて後ろから、とかいうエロゲーによくある構図でもやったのだろうか。
しかも遠山のやつはついさっき、学校についてからも口淫、つまるところフェラをしてきたと。
今も、困惑するハムくんを囲んで自分が彼女だとやり合い続けている3人は、一体何を考えているのか……?
北林のやつはインキュバスか何かなのか? ハムくんの近くでやれやれという調子で見ている彼も、本当に何を考えているのか判らない。
これがNTRというやつなのか、だが色んな意味で悍ましくてとても見られたものじゃない……。
どうか、俺の鑑定能力が、例えば周囲の妄想を感じ取って形にするだけとか、そういうのであってほしい。
だが、先日のカップルは、両方ともそれぞれ男友達女友達の中で英雄的扱いを受けていることを知っている。この年頃で経験済みとなるとそういう扱いを受けそうだ。
人間不信になりそうだ……。
気がついたら放課後だった。
授業がどうとか、昼休みがどうだったとか、まるで覚えていない。項目を追加した鑑定での疲労も確かにあったのだろうが、精神的な疲弊というものがやはり大きかったように思う。
……さて、いい加減覚悟を決めて、麻衣子のことを深く調べよう。身内の、妹の下事情を赤裸々に暴く代わりに、ほぼ確実にたちの悪い男であろう「青柳良介」とやらが誰かを突き止めて、どうにかする。……どうにかって、なんだ。でも、どうにかする!
自宅の俺の部屋で、スマホに麻衣子の写真を出し、鑑定すべき項目を考える。
まずは行為歴だ。時間、種別、相手の他に場所も追加する。件数は……大きく行こう、50……いや60。おそらく、これで行動がある程度読めるようになるはず。
次は、処女を失ったタイミングも、か……。自分で考えてて気持ち悪いが、これが相当前であれば、盛りまくってたお猿さんでまだ納得できる。することができる。
あとは、なんだ……? ……各種開発度と、開花性癖リスト……? うう、自分で自分が気持ち悪い……
何度かやり直しすることもあるかもしれない、と考えると、コスト的にもこれぐらいか。
……ごめんよ、麻衣子。
《鑑定結果》
・名前:磯田 麻衣子
・性別:女
・T/3サイズ:150/73:55:77
・非処女 初体験:青柳 良介 2日8時間前
・総性経験値:1022
・行為歴
1日23時間前:胸及び乳首愛撫:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:クリクンニ:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:クリクンニ:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:マット騎乗位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:マット騎乗位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:マット騎乗位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:マット騎乗位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:マット騎乗位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:平均台対面座位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:平均台対面座位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:平均台対面座位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:平均台対面座位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:平均台対面座位:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:69:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:69:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:69:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:69:青柳 良介:学校体育館倉庫
1日23時間前:69:青柳 良介:学校体育館倉庫
2日4時間前:口淫:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:口淫:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:口淫:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:口淫:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:口淫:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:後背位アナル:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:後背位アナル:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:後背位アナル:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:後背位アナル:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:後背位アナル:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:アナル責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:アナル責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:アナル責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:アナル責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:アナル責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:クリトリス及び胸乳首責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:クリトリス及び胸乳首責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:クリトリス及び胸乳首責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:クリトリス及び胸乳首責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日4時間前:クリトリス及び胸乳首責め:青柳 良介:学校屋上貯水槽脇
2日8時間前:立ちバック:青柳 良介:学校2F廊下
2日8時間前:立ちバック:青柳 良介:学校2F廊下
2日8時間前:立ちバック:青柳 良介:学校2F廊下
2日8時間前:立ちバック:青柳 良介:学校2F廊下
2日8時間前:立ちバック:青柳 良介:学校2F廊下
2日8時間前:口淫:青柳 良介:学校2F廊下
2日8時間前:手マン及び胸乳首責め:青柳 良介:学校2F廊下
・開発度:胸100%、乳首100%、クリ100%、膣100%、アナル100%、奉仕100%
・開花済み性癖:軽度露出癖
……想像以上に悍ましい物が出てきた。なんだよこれ、麻衣子はエロゲのキャラじゃないんだぞ……。
こみ上げる吐き気を抑えきれず、トイレに駆け込んで昼飯を全部戻した。それでも吐き気が止まらない。吐いて吐いて、胃液しか出てこなくなって、ようやくへたり込む。
考えるのはもう少し後にして、今はただ、何も考えたくなかった。
「……お兄ちゃん?」
少しして、麻衣子が呼ぶ声が聞こえた。いや、少しと思っていたが、わりかし長く放心していたらしく、日が陰ってトイレも暗くなってきていた。
「え、お兄ちゃん!? どうしたの!? 具合悪いの!? 救急車呼ぶ!?」
麻衣子だ。今も、麻衣子があんな事になっているにも関わらず、何もできなかった兄を心配してくれる、俺にはもったいないぐらいの妹だ。
「……麻衣子」
「何!? お兄ちゃん……熱……は、ないけど何この汗!? 着替えよう!? 風邪引いちゃうよ!?」
「なあ、麻衣子」
「え、な、何? ほんと、どうしたの?」
「青柳ってどういうやつだ?」
ぴしり、と麻衣子が固まった。
……俺としては、誰ソレ、となってほしかった。
「……しって、るの?」
「一昨日の、朝の廊下、昼の屋上、夕方の体育館倉庫」
息を呑む様子が伝わってくる。麻衣子の顔が見れない。
「……そっか。それでか。ごめんね、心配かけちゃって。あー、でも、あいつとは別れたよ」
「別れた……?」
意表を突く単語が出てきて、思わず麻衣子の顔を見る。
……いつもの顔だ。いや、若干、気まずいなー、みたいな時のような顔だ。間違っても深刻な何かのある顔じゃない。
「あー、うん。聞いたでしょ? 時期外れの転校生が、うちの学校に来た、って話。そいつが良介……もう青柳でいいか、青柳なのよ」
「……知らなかった」
「えー、嘘でしょ? ほんとに知らない?」
首を振る。本当に知らない。というかこんな1学期始まって割とすぐの時期に転校生とか、不思議すぎる。
麻衣子が俺の前の、廊下の床に腰を下ろす。話が長くなるのだろう。
「それでまあ、そもそも転校生自体ものすごく珍しいから、みんな群がってあれこれ話たりなんだり。あたしも」
要約すると、時期外れの転校生を当然みんな珍しがって、話しかけたりなんだりしたそうな。転校生、青柳もクラスメイト全員に丁寧に話しかけていったらしい。だが、全員に挨拶し終えた後、様子が一変する。
「めっっっっっっっっちゃ話しかけてくるの。ものすごく。それで……まあ、会話が増えたからそれなりに話すようになって、そしたら突然、エッチしようって」
麻衣子を見る。
「それで、どういうわけか、あたしもオッケーしちゃったのよね……で、そのまま、その場で……でも、見られてたのかあ……場所も全部知ってたし、そりゃ心配するよね。昨日、プリン食べたのに怒鳴り込んでこないなんておかしいと思ってたけど、そりゃそうだよね、ほんとごめん、お兄ちゃん、心配かけて」
いや、昨日はさらなるリベンジが予想されていたので泣き寝入りしただけで、だが、言う必要もあるまい。
「それで、昨日ね」
一昨日に麻衣子の体を散々貪ったので、麻衣子に執着があるかと思っていたのだが、行為歴の通り、昨日今日と何もない。と、いうより、麻衣子と似たようなことを他のクラスメイトにも仕掛けていたようで、一昨日は別のクラスメイト、今日はさらに別のクラスメイト、とまあ凄い勢いで人目を憚らない淫行に励んでいたらしい。無関係のクラスメイトは目撃しても逃げ出すぐらいで何故かそれ以上のアクションを起こさない。
色々と不自然だったが、昨日食われてたクラスメイトを伴って、麻衣子は今日の淫行現場に踏み込んだそうな。
「は? って。え、なんで? って。ポカーンとした顔してんのよ。なんでそんな事言われるのかが判らない、って顔してんのよ。思わず殴っちゃったわ」
アグレッシブなことである。
ただ、その青柳とやらの行動の仕方に、妙にピンとくるものがあった。主に、前世のエロゲー的に。
学園生活シミュレーターと銘打ったジャンルのエロゲーはいくつかあるが、それ系のエロゲにおけるプレイヤーの行動、と考えるとその行動の仕方は別に不自然ではなくなってくる。シミュレーター系にもいくつかタイプが合って、別に複数の女性と関係を進めようと修羅場に至らないタイプもあるので、そっちだと思いこんでいたらうかつすぎる行動にも説明がつく。ついでに、開発値を一日でマックスにしようとかすると、あんな感じの行為歴になる。
「あー、そっか……そりゃ、まあ、大変だったな……としかいえないが」
「流されちゃったあたしも悪いのよ。」
けろっとした調子で麻衣子は言う。
「まー、あー、んー……最初の相手がとんでもない核地雷だった、というのは思うところがないでもないけど、季節外れの転校をする、ってことは、そこにはそれなりの理由がある、ってことでしょ。ぼかされたけど年はひとつ上みたいだったし、前にも似たようなことをして刺されて入院とかでもしたんじゃない?」
やれやれ、といった調子で頭を振る。
「ああもう、やめやめ。終わらせたことだし、あたしはこれ以上この話はしたくないし、お兄ちゃんも聞きたくないでしょ、妹の……その……そ、そういう話なんて」
それにはものすごく同意するので、頷いた。
「よし。じゃあ、お兄ちゃんはお風呂入って着替えて。温かいけど、風邪引くよ。ね?」
「ああ、うん、そうだな、ありがと」
「それはこっちのセリフだよ、お兄ちゃん」
風呂から出たら、さすがに同じものは用意できなかったらしくコンビニの高めのプリンが置いてあった。
それと、
『心配してくれてありがとう
昨日はごめんね 麻衣子』
と、書かれたメモも。