ガンダムビルドダイバーズ ハッピーバトル 〜GBNで出会って5秒で即合体♡〜 作:星龜
翌朝、学校に向かうユウイチ、ダイスケ、ミキの3人―。
「ふあ〜あ…★」
と、あくびをするダイスケ。
「お疲れだね…★」
と言うユウイチ。
「まぁな…。
けっこう、忙しいからな…。
それはそうと、傭兵、みつかったか?」
と訊くダイスケに
「傭兵じゃないけど、僕達のフォースに入りたいって人は見つかったよ。」
と答えるユウイチ。
「マジかぁ!?
男?
女?」
と訊くダイスケに
「カズミっていう、ダイバーランク『C』の女の子だよ。」
と答えるユウイチ。
「やるじゃねぇか、ユウイチッ☆
さすが、オレ達のリーダーッ☆」
と、ユウイチの肩を叩きながら、ユウイチを称賛するダイスケ。
「ただ、関西弁がちょっとウザいけどね…。」
というユウイチの言葉を聞いたミキは
「関西人?
私は嫌だな…。」
と、怪訝な顔をした。
「えっ、そうなの?」
と、ミキの意外な言葉に驚くユウイチ。
「だって、関西の人って、うるさいし、下品だし…。」
と、関西人に対するイメージを口にするミキ。
(まぁ…
ミキの言ってることも、あながち、間違いじゃないような…?)
と思うユウイチ。
たしかに、昨日のカズミも、べつにうるさくはなかったが、上品か下品かというと…
関東の人間の感覚からしたら、カズミは上品とは言い難いかった…。
カズミは、たしかに強かった。
しかし、ミキが関西人に嫌悪感をいだいている以上、カズミを仲間にするのは得策ではない。
「ミキが嫌がってるから、カズミを仲間にするのはやめるよ。」
と決断するユウイチ。
「えぇっ!?
マジかよ~★」
と、残念がるダイスケ…。
「ところで、ミキは今日、GBNに行ける?」
と、ミキに訊くユウイチ。
「うん。」
と答えたミキに
「じゃ、一緒に傭兵を捜しに行こうよ。」
と言うユウイチ。
「それはいいけど…
そんな人、どうやって見つけるの?」
と訊くミキ。
「それは…
手当り次第、傭兵になってくれと頼む
しかないんじゃないかな…?」
と言うユウイチに、あきれるミキ…。
ミキは、スマートフォンを操作して、とある画面をユウイチに見せる。
「何、これ?」
と訊くユウイチに
「GBNの傭兵雇用サイト。
ここから、雇いたい傭兵を見つけるのよ。」
と教えるミキ。
「そんなサイトがあるんだ…。
ちょっと、見てみようよ。」
と、傭兵雇用サイトを覗いてみる。
しかし…
「何だよ、これ…
雇用条件が、高いフォースランクばかりじゃないか…★」
と、愚痴るユウイチ…。
「この傭兵…
費用が月10万って…
何なの、この人…?」
と困惑するミキ。
「こっちは、支払いは
と、顔をしかめるダイスケ。
「べつに、無理して傭兵雇う必要も無いんじゃない?
ダイスケだって、1年2年離れるわけじゃないんだし…。」
と言い出すミキに
「まぁ、たしかに…。」
と答えるユウイチ。
…ということで、ユウイチ達は、傭兵を雇い入れるのを断念したのだった―。
◇
放課後―。
「ねぇ、ユウイチ。
GBN、行こ☆」
と、ユウイチを誘うミキ。
「う…うん…。」
と言いつつも、やけにテンションの高いミキに疑問を感じるユウイチ。
「何かあった?」
と、ミキに訊いてみるユウイチ。
「何が?」
と訊き返してきたミキに
「いや…
やけにテンション高いからさ…。」
と言うユウイチ。
「へっへぇ〜☆
じつは、欲しい
と、満面の笑みを浮かべるミキ。
「またかよ…★」
と、あきれるユウイチ…。
ミキがミッション参加に積極的になるのは、フォースネスト内の
逆に、報酬が
そもそも、【トリノス】自体、GBNでチャンピオンを目指しているわけでもないので、強力な武器やパーツは、あまり必要無い―。
「…で、何が欲しいの?」
と、GBNアリーナに向かう道すがら、ミキに訊くユウイチ。
GBNアリーナというのは、GBNにログイン専用の遊戯施設だ。
「これ☆」
と、ユウイチにスマートフォンの画面を見せるミキ。
「何だよ…コレ…?」
と、画面に映されている、ミキが欲しいという、ミッションの報酬品を見たユウイチは首を傾げた。
ミキが欲しいというミッションの報酬品とは
アヒルの置物
だった。
「こんなモノ欲しいのか?」
と言うユウイチに
「悪い?」
と、不機嫌になるミキ。
「悪いね。
でも、ミキが欲しいなら手伝うよ。」
と、渋々、アヒルの置物を手に入れるミッションに参加することにするユウイチ。
「態度は気に入らないけど…
よろしくね☆」
と、笑うミキ。
◇
GBNアリーナに着いたユウイチとミキは、店内にある、空いている筐体に入り、GBNにログインする―。
セントラルロビーに来た
しようとしたら…
「おっす、ホーク☆」
と、知らない女性ダイバーが、ユウに声をかけてきた。
「誰?」
と、
「知らないよ…。」
と答える
「知らないって…
向こうは、ユウイチのこと、知ってるみたいじゃない!?」」
と、あきれる
しかし、
「あの…人違いでは…?」
と言う
「あっ、そっか★
ダイバールック、変えたんやった★
ゴメン、ゴメン☆
私や☆
カズミや☆」
と、笑って謝るカズミ。
「えっ、カズミ…!?」
と驚く
「昨日、言うたやんか。
ハマーンのダイバールックはやめるって…。」
と、あきれるように言うカズミ。
「この人が、今朝、ユウイチが言ってたカズミさん?」
と、
「うん。
この人がカズミ。
昨日までは、ハマーンのダイバールックだったんだ。」
と、
「カズミといいます。
よろしく☆」
と、お辞儀するカズミ。
「…スワンです…。
…こちらこそ…。」
と、渋々、名前を名乗ってお辞儀する
そして
「あの…
傭兵になりたいというのなら、申し訳ございませんが、お断りさせていただきます。」
と、カズミに言う
「傭兵?
何の話や?」
と、
「じつは…」
と、
「なるほどな…。
でも、金もらって戦うくらいやったら、むしろ、あんたらの仲間になった方がえぇんとちゃうか?」
という、カズミの提案に
「それが一番だと思うんですが…。」
と、
関西人に偏見を持っている
「ミキの気持ちもわからないでもないけどさ…
本当に、カズミは強いんだよ…!!
僕達のフォースの戦力アップは間違いないんだよ…。
ダイスケも戻ってきたら、4人でやっていこうよ…。」
と、
「1つだけ教えて…。
ユウイチとカズミって、どうやって知り合った
の…!?」
「それは…!!」
と、
ハッピーバトルで知り合いました…
…なんて、言えるわけない…。
しかし…
カズミは
「ホークに抱かれました…
…って言ったら、どうする…?」
と、左手の薬指に填めた、ハッピーバトル参加者の証たる赤い指輪を
だが…
それを見た、
そして…
とっさに、左手を後ろに隠した―!!
だが、カズミは、すかさず
「ホーク、見てみ☆」
と、
「そ…それは…!?」
と、
それは、まぎれもない…
ハッピーバトル参加者の証…。
「ミキ…
どういうこと…?」
と、
しかし、
「ま、立ち話もなんやし…
ちょっと、落ち着いて話せる場所に行こか…。」
とカズミに促された