※この作品はR-18です。

ガンダムビルドダイバーズ ハッピーバトル 〜GBNで出会って5秒で即合体♡〜   作:星龜

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ケンカ


 

陽が西に傾いた、オレンジ色の空の下―

 

ユウイチとミキは、手を繋いで歩いていた―。

 

 

「すごかったな…★」

とユウイチが言うと

 

「ユウイチもね…★」

と、顔を赤らめるミキ。

 

「ダ…ダイスケに言うなよ…★」

と、ユウイチも顔を真っ赤にする。

 

「うん…。

これは

私とユウイチとだけの秘密

だよ…。」

と、微笑むミキ。

 

(僕と…ミキだけの秘密…。)

 

ユウイチは、ダイスケには悪いと思いつつも…

 

ミキと秘密を共有できたことが…

 

なんだか…

 

恋人同士みたくて…

 

すごく嬉しかった―。

 

 

本当―

 

ミキはかわいい―。

 

本当に…

 

恋人同士になれたら…。

 

 

(そうだよ…☆

ミキは彼氏と上手くいってない

んだ…!!

だったら…!!)

と思いついたユウイチは

「ねぇ、ミキ。

僕の家に来ない?

今の時間、僕の家には誰もいないし。」

と、ミキを誘う。

 

「えっ、何で?」

と訊くミキ。

 

「決まってるじゃないか。

ミキとマジのエッチしたい。」

と言うユウイチに

 

「何言ってるのよ?」

と、あきれるミキ。

 

「何って…

GBNであれだけヤッたんだから、現実(リアル)でヤッてもいいじゃないか?」

と、勝手なことを言うユウイチ。

 

「あのねぇ…★

GBN(ゲーム)と現実の区別くらい、つけなさいよ★」

と、やんわりとだが、ユウイチを諌めるミキ。

 

「ミキこそ、何言ってんだよ。

GBNでヤッた後、現実(リアル)でヤッてもいいというのは、ハッピーバトルのルールじゃないか?」

と言うユウイチに

 

「それは、お互いの同意のもとでしょ。」

と反論するミキ。

 

「じゃ、どうして同意してくれないの?」

と訊くユウイチに

 

「現実(リアル)でヤるのはイヤなのよ。」

と答えるミキ。

 

「僕じゃ嫌なの?」

と訊くユウイチに

 

「イヤよ。

私、彼氏いるんだから。」

と言うミキ。

 

(きた!!

クソ彼氏の話…!!)

と、わきたつユウイチ。

 

ここで、上手くいってない (はず) の彼氏との仲を引き裂いて、こっち(ユウイチ)になびくように話を持っていこうとするユウイチ。

 

「ミキ…

今の彼氏…

そんなに良いヤツか?」

と言うユウイチ。

 

「何よ、その言い方?」

と、立ち止まるミキ。

 

「素直になれよ。

本当は、彼氏と上手くいってないんだろ?」

と、ユウイチも立ち止まり、ミキに向き合う。

 

「はぁ?

何言ってんの?」

と、あきれるミキ。

 

「ミキこそ、何言ってんだよ!!

どうして、ミキのことを大切にしない男なんかと付き合うんだよ!?」

と言い放つユウイチ。

 

「ちょっとユウイチ…

急にどうしたの?

言ってることの意味がわからないんだけど…?」

と、困惑し始めるミキ。

 

ユウイチも、少々、違和感を感じ始めていた…。

 

(へんだなぁ?

今朝、彼氏の話を振ったら、あまり、いい顔しなかったのに?)

 

 

そう…

 

ユウイチが、ミキは彼氏と上手くいってないと思ったのは、今朝のミキの態度からだった。

 

今朝、ミキに彼氏の話を振ったら、あまり、いい顔しなかったことから、ユウイチは、ミキは彼氏と上手くいってないと思ったのだ。

 

しかし、それは

ユウイチの勝手な思い込み

であって、ミキが彼氏と上手くいってないことの証明ではない。

 

そもそもユウイチは、ミキの彼氏とはどんな男なのか…

 

いや、それ以前に、彼の顔すら見たことがない―。

 

 

ところが、ユウイチは

(いや…!!

ミキは、僕に図星を突かれて、慌てているだけだ!!

彼氏と別れる踏ん切りがつかないんだ!!

なんとか、彼氏と別れることを決意させる方法を考えるんだ…!!)

などと考えていたのだ…。

 

そもそも、ユウイチの目的は、GBN内(ハッピーバトル)で見せたミキの淫乱さに目がくらみ、現実(リアル)でもミキを抱きたいという欲求だけだった。

 

しかし、そのためには、ミキの彼氏の存在はジャマだ。

 

彼氏と別れさせ…

 

ミキを抱いて…

 

ミキを彼女にする…

 

…と、今のユウイチの頭の中には、そういう短絡的な考えしかなかった…。

 

 

勘違いと、ミキを抱きたいという欲求から、もはや、ユウイチとミキの会話は、完全にかみ合っていなかった…。

 

「そんなクソ彼氏を庇うのはやめろよ!!」

 

「クソ彼氏って何よ!!

何で、私の彼氏のことを、ユウイチにクソ呼ばわりされなきゃならないのよ!?」

 

「ミキのことを大切にしない男の、どこがいいんだよ!?」

 

「ユウイチに、私の彼氏の何がわかるのよ!!」

 

「わかるさ!!

ソイツは、ミキには相応しくない野郎だ!!」

 

そして…

 

ユウイチは…

 

ミキに抱きつき…

 

「好きだ!!」

と叫んだ…。

 

(!?)

 

いきなり、ユウイチに抱きつかれ…

 

しかも、告白までされて…

 

しかし…

 

「ずっと前から好きだったんだ!!

でも…

GBN(ハッピーバトル)でのミキのあんな姿見たら…

もう、我慢できないよ!!

お願いだ、ミキ!!

ヤラせてよ!!」

というユウイチの告白を聞いたミキは…

 

ユウイチを突き放し…

 

「バカァッ!!」

 

…と、ユウイチに平手打ちをした―。

 

 

(えっ…?)

と…

 

左頬の激痛に困惑するユウイチ…。

 

(何で…?)

と…

 

走り去っていくミキの後ろ姿を…

 

ユウイチは…

 

ただ、見ていた…。

 

◆

 

夜―。

 

 

真っ暗な自室のベッドで…

 

「ミキ…

ミキぃ…!!」

と吠えながら…

 

ユウイチは全裸になって、オナニーをしていた…。

 

すでに、3回も射精していた…。

 

「ミキぃ…

どうして…

どうしてなんだよぉ…★」

と、ミキに殴られた理由も理解できないまま…

 

GBN内(ハッピーバトル)で見せた、ミキ(スワン)の淫乱な姿を思い出し、ユウイチは肉棒をしごき続けた…。

 

「ミギぃ…★

好ぎだよぉ…★

ミギぃ…

グウゥッ…★」

 

4回目の射精をして…

 

「ゲホォッ…★」

 

身体を痙攣させ…

 

ユウイチは失神した…。

 

◇

 

翌朝―。

 

 

憔悴したユウイチを見た両親は、只事ではないと思い、学校を休ませようとしたが…

 

それを断って…

 

ユウイチは、フラフラの状態で登校した…。

 

 

いつもの待ち合わせ場所には、ダイスケがいた。

 

「おい、ユウイチ!?

どうした!?

死にかけてるぞ!?」

と、憔悴したユウイチを見て、驚くダイスケ。

 

「おはよう、ダイスケ…。」

と、ダイスケに挨拶するユウイチだったが

 

「いや…

おはようどころぢゃねぇだろ!?

どうした?

何があった!?」

と訊くダイスケ。

 

「いや…

たいしたことはないよ…。」

と答えるユウイチ。

 

「いや、おもいっきり、たいしたことあるし…★

つ〜か、ミキはどうした?」

と、いつもならミキと一緒に来るのに、ユウイチが

1人だけで来たことに、疑問を感じたダイスケ。

 

「その…

昨日、ミキとケンカしちゃったんだ…★」

と言うユウイチ。

 

「ケンカぁ?

何したんだよ?」

と、ケンカの原因を訊くダイスケ。

 

「それは…」

と、答えに困窮するユウイチ。

 

ケンカの原因は、ミキとセックスできなかったこと…

 

…なんて、口が裂けても言えない…。

 

だから…

 

「いや…

本当に、たいしたことじゃないんだ…。

その…

ミキが、フォースネストに飾る、くだらない装飾品を買いたいなんて言い出したからさ…。」

と言う通り。

 

「何だよ、それ?

そんな、つまんねぇ理由でケンカしたのか?」

と、あきれるダイスケ。

 

「だから、たいしたことはないって言ったでしょ★」

とユウイチは言うが

 

「バカ野郎!!

おもいっきり、たいしたことじゃねぇか!!

お前、それ、フォース解散案件だぞ!?」

と怒るダイスケ。

 

「そんな大袈裟な…。」

と言うユウイチに

 

「お前、ことの重大さがわかってねぇだろ!?

それでも、フォースリーダーかよ!?」

と怒るダイスケ。

 

「よし!!

オレが間に入ってやるから、昼休みに屋上に来い!!」

と、仲裁役を買って出るダイスケ。

 

「待ってよ…。

昨日の今日で、ミキに会えるわけないでしょ?

どうせなら、GBNで会おうよ。」

と言うユウイチ。

 

「おぅ?

そうか…

そうだな…。」

と、納得するダイスケ。

 

「あっ…そうか…。

ダイスケはバイト…」

と、昨日のダイスケの話を思い出すユウイチ。

 

「おぅ☆

今日は休みだ☆

いくら忙しいからって、連日連夜、やらねぇよ☆」

と笑うダイスケ。

 

「心配すんな☆

オレがちゃんと間を取り持ってやるから、ミキと仲直りしろよ☆」

と、ユウイチの肩を抱くダイスケ。

 

「あ…ありがとう…★」

と言うユウイチ。

 

こういう時のダイスケは、とても頼りになるのだが…

 

(でも、困ったな…★)

と悩むユウイチ。

 

ユウイチとミキのケンカの原因は、ハッピーバトルに起因している。

 

ハッピーバトルのことは、ダイスケには内緒なのだが…

 

上手く隠し通せるか、自信が無い…。

 

さらに、カズミはケンカのことは知らないし、ダイスケとも初対面だ。

 

カズミの口から、ハッピーバトルのことがダイスケに伝わってしまう可能性もある。

 

こうなると、カズミにハッピーバトルについての口止めと、ミキとのケンカのこと、それに付随する、各種の口裏合わせをする必要があるのだが…

 

ユウイチは、カズミの連絡先を知らない…。

 

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