ガンダムビルドダイバーズ ハッピーバトル 〜GBNで出会って5秒で即合体♡〜 作:星龜
昼休み―。
ユウイチは、特別教室棟の
昼休みに、このような場所に来るような生徒はいないため、内緒話をするには、ちょうどいい。
「何よ…。
こんな場所に呼んだりして…。」
と、昨日の今日で不機嫌ながらも、ミキは来た。
「まず…
昨日の事は謝るよ…
ごめん…。」
と、頭を下げるユウイチ。
「ただ…
やっぱり…
僕はミキのことが好きだ…。
だから…
せめて…
GBNの中で…
ハッピーバトルで…
ミキとヤリたい…。」
というユウイチの発言を聞いたミキの表情が明るくなった。
「わかればよろしい☆
許してあげる☆」
と微笑むミキ。
「えっ?
いいの?
これで、もう仲直り?」
と、簡単に許してもらえたことに、呆気にとられるユウイチに
「うん☆
あとは、ハッピーバトルで私と仲直りエッチしよ♡」
と、微笑むミキ。
「ところで…
ただ、それだけを言いたくて、私をこんな場所に呼んだの?」
と訊くミキ。
「まぁ…そうなんだけど…。
ちょっと、厄介なことになっちゃって…。」
と言うユウイチ。
「厄介なことって?」
と訊くミキに
「ミキとケンカしたことを、ダイスケに言っちゃったんだ…。
そうしたら、ダイスケがフォースネストで仲裁をかって出てさ…。」
と言うユウイチ。
「それの何が厄介なの?」
と、首を傾げるミキ。
「カズミさんだよ。
僕とミキがケンカしたことを、カズミさんは知らないし、ダイスケのことも知らない。
だから、ここで僕とミキが仲直りしたことをダイスケに教えて、GBNに行かないようにしなきゃ。
もし、GBNにカズミさんが来ていたら、ダイスケにハッピーバトルのことが知られかねないよ。
ダイスケは真面目だから、もし、ハッピーバトルのことを知ったら、運営に通報するかもしれない。
そうなったら、ハッピーバトルがなくなってしまうよ。」
と言うユウイチ。
「えっ…!?」
と、ミキの顔色が変わった。
「ハッピーバトル…
なくなるの…?」
と言うミキ。
「そりゃ…
あんなヤバいコンテンツ…
今だに運営にバレていないのが不思議だよ。
カズミさんってさ…
なんか、口軽そうだからさ…
ダイスケもハッピーバトルに誘いかねないよ…。
ダイスケは真面目だから…」
とユウイチが言ったところで
「イヤッ!!」
と、急にミキが叫んだので、ユウイチは驚いた。
「ハッピーバトルがなくなるなんてイヤッ!!
ハッピーバトルがなくなったら…
私…ッ!!
ユウイチッ!!
お願いッ!!
助けてッ!!」
と、叫ぶミキ。
(な…何だ?)
と、ミキの豹変ぶりに困惑するユウイチ。
「と…とりあえず…
まずは、ダイスケのところに行って、僕とミキが仲直りしたことを教えよう。
そうすれば、GBNに行かずにすむ。
あとは、なんとか、カズミさんと連絡をとって、ダイスケにハッピーバトルのことを内緒にしてもらうように言おう。
そうすれば、少なくとも、ダイスケにハッピーバトルのことはバレないよ。」
と言うユウイチ。
「そっか…。
そうだね…。」
と、ようやく落ち着くミキ。
「同じハッピーバトルの参加者なんだから、ミキはカズミさんの連絡先とか知らないの?」
と訊くユウイチに
「知らないわよ。
初対面だったし。
顔見知りだとしても、連絡先を教えたりしないわよ。」
と言うミキ。
「そっか…。
じゃ、カズミさんと口裏を合わせるまでは、ダイスケにカズミさんを紹介するわけにはいかないな。」
と言うユウイチ―。
その後、ユウイチとミキは、ダイスケがいる教室に向かい、仲直りしたことをダイスケに伝えた。
「んだよ…★
人騒がせな野郎だな★」
と、ユウイチにヘッドロックするダイスケ…。
「ごめんね、ダイスケ…★」
と、ダイスケのヘッドロックから解放されるユウイチ。
「よ〜し☆
仲直りしたんなら、今日はGBN行こうぜ☆」
と、ユウイチの肩を組むダイスケ。
(そうだった…!!
今日、ダイスケはバイト休みだから、GBNに行くんだった…!!)
と、今朝のダイスケの発言を思い出すユウイチ。
「ご…ごめん、ダイスケ…★
今日は急用が…★」
と、ユウイチは誤魔化そうとしたが…
「用事よりもGBNを優先しろ☆」
と、ユウイチの思いついたような誤魔化しなど、ダイスケには通じない。
「ダイスケ…
ごめん…。
私も、今日は用事があるから、GBNには行けないわ…。」
と言うミキ。
「えっ…そうなの…。」
と、肩を落とすダイスケ。
「そういうわけだからさ…。
この埋め合わせは、ちゃんと」
と言うユウイチだったが
「お前はダメだ★」
と、再び、ユウイチにヘッドロックをキメるダイスケ。
そして…
「むしろ…
ミキがいない方がいいんだよ…☆」
と、ユウイチの耳元で小声で言うダイスケ。
「どういうこと?」
と、小声で訊くユウイチに
「来ればわかるよ☆」
と、ユウイチを離し、不敵な笑みを浮かべるダイスケ。
やがて、昼休み終了を告げるチャイムが鳴った―。
◇
午後5時―。
ユウイチとダイスケは、GBNアリーナに来た。
平日の夕方とはいえ、GBNアリーナ内は学校帰りの生徒や、会社帰りの人達で混雑していた。
それでも、運良く2台の空き筐体があったので、ユウイチとダイスケは筐体に入り、GBNにログインする―。
フォースネストに来たが…
(よかった…☆)
と、カズミがいないことに、安堵する
「そういや、お前…
こないだ、新しい女の子が入ったって言ってたけど、その娘は?」
と訊く
「見ての通り、来てないよ。」
と言う
「どんな娘なんだよ?」
と訊く
「カズミさんっていう、関西に住んでると思う人だよ。
たぶん、僕達よりも歳上の社会人だと思う。」
と言う
「何で、関西に住んでるってわかるんだよ?」
と訊く
「関西弁でしゃべるから。
だから、ちょっと感じ悪いけどね。
でも、メチャクチャ強い人なんだ。
僕とミキの2人がかりでも勝てないんだ。」
と言う
「そんなスゲぇ女なのかよ?」
と訊く
「うん。」
と答えたのち
「ところでさ…
昼休みの話なんだけど…
ミキがいない方がいいって、どういうこと?」
と、話題を変える
「おぅ☆
カズミって女もいなくて助かった☆
こんな話、女の前じゃできないからな☆」
と、ソファに座る
「どういうこと?」
と、
「いいか?
今からする話は、絶対に口外するなよ?」
と
「お前…
ハッピーバトル
って知ってるか?」
という