※この作品はR-18です。

ガンダムビルドダイバーズ ハッピーバトル 〜GBNで出会って5秒で即合体♡〜   作:星龜

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関西弁のハマーン(中)


 

「あのさ…

ちょっと考えてよ…。

関西弁でしゃべるハマーンなんて、どう考えてもおかしいよ?」

と言うホーク(ユウイチ)に

 

「なんやねん、それ?

私がハマーン使ったらアカンっちゅう決まりでもあるんかいな?」

とキレる、ハマーンの姿をしたダイバー。

 

「あるよ。

君

犬に蒲焼を食わせる

っていう諺、知ってる?」」

とホーク(ユウイチ)に言われたハマーンの姿をしたダイバーは

「犬に蒲焼を食わせる…?」

と、首を傾げた―。

 



 

犬に蒲焼を食わせる

 

江戸時代に使われていた諺。

 

当時、庶民にとって高級品だった鰻の蒲焼きを犬に食わせる…

すなわち

物の価値観がわかっていない

ということから

身分不相応な贅沢をすること

を意味する。

 



 

「なんやねん…?

ウチは、犬に蒲焼き食わせとんのかい…?」

と言うハマーンの姿をしたダイバーに

 

「そういうこと。

現に、そうやってハッピーバトルに誘って、答えてくれた人はいるの?」

と訊くホーク(ユウイチ)。

 

「それは…★」

と、うつむくハマーンの姿をしたダイバー。

 

「やっぱりね…。」

と、ため息をつくホーク(ユウイチ)。

 

 

この、ハマーンの姿をしたダイバー…

男性ダイバーをハッピーバトルに誘っても、性格と容姿のギャップが大きすぎて、誰からも相手にされなかったのだろう…。

 

 

(そう考えたら、この人も、ちょっと、かわいそうだな…。

たしか、初めての相手とのハッピーバトルは、無料だったな…。)

と思ったホーク(ユウイチ)は

「わかったよ。

君とハッピーバトルするよ。」

と言った。

 

「ホンマに!?」

と喜ぶ、ハマーンの姿をしたダイバー。

 

「ただし、条件がある。」

と、条件を突きつけるホーク(ユウイチ)。

 

「何や、条件って?」

と訊くハマーンの姿をしたダイバーに

 

「もう、その、ハマーンのダイバールックは使うな。

君には、ふさわしくない。」

と言い放つホーク(ユウイチ)。

 

「アンタが勝ったらな…。

それと、ウチのダイバーネームは『カズミ』や。」

と、ホーク(ユウイチ)からの条件を受け容れて、自己紹介する、ハマーンの姿をしたダイバー・カズミ。

 

「僕はホーク。

じゃ、行こうか、カズミ。」

と自己紹介したホーク(ユウイチ)は、カズミと一緒にハッピーバトルディメンションへと向かった―。

 

◇

 

ハッピーバトルディメンションに降り立つ、ホーク(ユウイチ)のソードデュエルガンダムとカズミのガンプラ―。

 

〈何や、アンタの機体(ガンプラ)?

アサルトシュラウド無しのデュエルガンダム?》

と訊いてくるカズミ。

 

「ソードデュエルガンダムだ。

カズミのは…

ゲルググキャノンか?」

と訊くホーク(ユウイチ)に

 

〈惜しい★

リゲルグキャノンや☆》

と言うカズミ―。

 

 

カズミの愛機(ガンプラ)・リゲルグキャノン―。

 

1986年 (昭和61年) 9月に発売された 1/144 リゲルグは、1983年 (昭和58年) 6月に発売された 1/144 ゲルググキャノンのリデコ品である。

 

1/144 ゲルググキャノンに、リゲルグ製作用の新規パーツが追加されたキットで、ゲルググキャノンのパーツを使うことで、オリジナルのリゲルグを作ることができた。

 

さらに、ゲルググキャノンの胴体にリゲルグの頭を付ければ、シールドは無いものの、通常のゲルググも製作できるという、プレイバリューの高いキットである―。

 

 

カズミの愛機(ガンプラ)・リゲルグキャノンも、そうやって製作した機体(ガンプラ)だろう。

 

右腕にグレネードランチャー

左腕に三連装ロケット砲

 

ゲルググキャノンの頭を使っているのは、射撃武器の命中率を上げるためか?

 

白と紫のカラーリングは、ダイバールックであるハマーンをイメージしているのだろう。

 

白く塗られた巨大な肩アーマーは、その形状から、ハマーンの愛機・キュベレイを思わせる。

 

高い機動性と充実した射撃武器をほこる機体(ガンプラ)なようだ―。

 

 

対するホーク(ユウイチ)のソードデュエルガンダムは、接近戦主体の機体(ガンプラ)…。

 

背中にソードシルエットを装備しているとはいえ、ソードデュエルガンダムの機動性は、けっして高くはない…。

 

正直…

 

相性が悪い…。

 

 

〈さっきも言ったように、アンタが勝ったら、ハマーンのダイバールックは辞める。》

と言うカズミ。

 

「あぁ…。」

と答えるホーク(ユウイチ)。

 

〈ほな、いこか…ッ!!》

と、リゲル([カズミ])グキャノンのモノアイが光った―。

 

 

バトル開始と同時に、リゲル([カズミ])グキャノンが右に移動しながら、左腕の三連装ロケット砲を撃ってきた。

 

ソード([ホーク])デュエルガンダムも左に移動しながら、右手に持つビームライフルを撃つ。

 

しかし、リゲル([カズミ])グキャノンはソード([ホーク])デュエルガンダムの射撃を簡単にかわす。

 

(は…速い…!?

想像以上に速い…っ!!)

と、リゲル([カズミ])グキャノンの機動性に舌を巻くホーク(ユウイチ)。

 

牽制射撃で少しづつ距離を詰めて、MMI-710【エクスカリバー】レーザー対艦刀で攻撃しようというプランをたてていたホーク(ユウイチ)だったが、そんなこと、とてもできそうにない…。

 

「くっ…!?」

 

リゲル([カズミ])グキャノンが撃った左腕の三連装ロケット砲を回避するソード([ホーク])デュエルガンダムだったが、回避した方向にリゲル([カズミ])グキャノンは右腕のグレネードランチャーと右肩のビームキャノンを同時に撃ってきた。

 

「うわぁ…!!」

 

ソード([ホーク])デュエルガンダムは、ロケット弾の回避行動中だったため、リゲル([カズミ])グキャノンのグレネードとビームキャノンを回避できず、まともにくらってしまった。

 

それでも、グレネードはソード([ホーク])デュエルガンダムのアビリティである、フェイズシフト装甲でダメージを軽減できた。

 

本来なら、フェイズシフト装甲は実弾兵器によるダメージを無力化できるのだが、ガンプラの完成度で性能の優劣が決まるガンプラバトルにおいて、ユウイチのガンプラ製作技術では、完全なフェイズシフト装甲を発動させるのは不可能で、せいぜい、ダメージを20パーセントほど軽減させる事ができる程度のものでしかなった。

 

一方、ビームキャノンのビームは左腕に命中し、肩から下が爆散した…。

 

 

左腕を失ったことで、ソード([ホーク])デュエルガンダムの戦闘力は激減した…。

 

(強い…!!)

 

カズミの強さに戦慄するホーク(ユウイチ)…。

 

機体(ガンプラ)の相性の悪さを差し引いても…

 

マジに強い…!!

 

GBNは

ガンプラバトルを楽しむ場所(ゲーム)

であり

ハッピーバトル(バーチャルセックス)を楽しむ場所(ゲーム)ではない

ということを、あらためて思い知るユウ…。

 

 

〈どないした!?

デカいクチ叩いとって、その程度の実力かいッ!?》

と、ホーク(ユウイチ)を挑発するカズミ。

 

「くそ…!!」

と、リゲル([カズミ])グキャノンが撃った左腕の三連装ロケット砲を回避するソード([ホーク])デュエルガンダムだったが…

 

「うわぁ!?」

 

リゲル([カズミ])グキャノンは、右腕のグレネードランチャーを、ソード([ホーク])デュエルガンダムの足元を狙って撃った。

 

爆発の衝撃で転倒するソード([ホーク])デュエルガンダム。

 

すかさず、リゲル([カズミ])グキャノンは右手にビームナギナタを持ち、ソード([ホーク])デュエルガンダムに迫る。

 

「くそ…っ!!」

と、立ち上がろうとしたソード([ホーク])デュエルガンダムの眼前に

 

〈まだやるか?》

と、ビームナギナタの刃先を突きつけるリゲル([カズミ])グキャノン。

 

(・・・・・・。)

 

完全にマウントを取られたホーク(ユウイチ)に、成す術は無かった…。

 

だから

「まいったよ…。」

と、素直に降参した…。

 

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