ガンダムビルドダイバーズ ハッピーバトル 〜GBNで出会って5秒で即合体♡〜 作:星龜
「あのさ…
ちょっと考えてよ…。
関西弁でしゃべるハマーンなんて、どう考えてもおかしいよ?」
と言う
「なんやねん、それ?
私がハマーン使ったらアカンっちゅう決まりでもあるんかいな?」
とキレる、ハマーンの姿をしたダイバー。
「あるよ。
君
犬に蒲焼を食わせる
っていう諺、知ってる?」」
と
「犬に蒲焼を食わせる…?」
と、首を傾げた―。
犬に蒲焼を食わせる
江戸時代に使われていた諺。
当時、庶民にとって高級品だった鰻の蒲焼きを犬に食わせる…
すなわち
物の価値観がわかっていない
ということから
身分不相応な贅沢をすること
を意味する。
「なんやねん…?
ウチは、犬に蒲焼き食わせとんのかい…?」
と言うハマーンの姿をしたダイバーに
「そういうこと。
現に、そうやってハッピーバトルに誘って、答えてくれた人はいるの?」
と訊く
「それは…★」
と、うつむくハマーンの姿をしたダイバー。
「やっぱりね…。」
と、ため息をつく
この、ハマーンの姿をしたダイバー…
男性ダイバーをハッピーバトルに誘っても、性格と容姿のギャップが大きすぎて、誰からも相手にされなかったのだろう…。
(そう考えたら、この人も、ちょっと、かわいそうだな…。
たしか、初めての相手とのハッピーバトルは、無料だったな…。)
と思った
「わかったよ。
君とハッピーバトルするよ。」
と言った。
「ホンマに!?」
と喜ぶ、ハマーンの姿をしたダイバー。
「ただし、条件がある。」
と、条件を突きつける
「何や、条件って?」
と訊くハマーンの姿をしたダイバーに
「もう、その、ハマーンのダイバールックは使うな。
君には、ふさわしくない。」
と言い放つ
「アンタが勝ったらな…。
それと、ウチのダイバーネームは『カズミ』や。」
と、
「僕はホーク。
じゃ、行こうか、カズミ。」
と自己紹介した
◇
ハッピーバトルディメンションに降り立つ、
〈何や、アンタの
アサルトシュラウド無しのデュエルガンダム?》
と訊いてくるカズミ。
「ソードデュエルガンダムだ。
カズミのは…
ゲルググキャノンか?」
と訊く
〈惜しい★
リゲルグキャノンや☆》
と言うカズミ―。
カズミの
1986年 (昭和61年) 9月に発売された 1/144 リゲルグは、1983年 (昭和58年) 6月に発売された 1/144 ゲルググキャノンのリデコ品である。
1/144 ゲルググキャノンに、リゲルグ製作用の新規パーツが追加されたキットで、ゲルググキャノンのパーツを使うことで、オリジナルのリゲルグを作ることができた。
さらに、ゲルググキャノンの胴体にリゲルグの頭を付ければ、シールドは無いものの、通常のゲルググも製作できるという、プレイバリューの高いキットである―。
カズミの
右腕にグレネードランチャー
左腕に三連装ロケット砲
ゲルググキャノンの頭を使っているのは、射撃武器の命中率を上げるためか?
白と紫のカラーリングは、ダイバールックであるハマーンをイメージしているのだろう。
白く塗られた巨大な肩アーマーは、その形状から、ハマーンの愛機・キュベレイを思わせる。
高い機動性と充実した射撃武器をほこる
対する
背中にソードシルエットを装備しているとはいえ、ソードデュエルガンダムの機動性は、けっして高くはない…。
正直…
相性が悪い…。
〈さっきも言ったように、アンタが勝ったら、ハマーンのダイバールックは辞める。》
と言うカズミ。
「あぁ…。」
と答える
〈ほな、いこか…ッ!!》
と、
バトル開始と同時に、
しかし、
(は…速い…!?
想像以上に速い…っ!!)
と、
牽制射撃で少しづつ距離を詰めて、MMI-710【エクスカリバー】レーザー対艦刀で攻撃しようというプランをたてていた
「くっ…!?」
「うわぁ…!!」
それでも、グレネードは
本来なら、フェイズシフト装甲は実弾兵器によるダメージを無力化できるのだが、ガンプラの完成度で性能の優劣が決まるガンプラバトルにおいて、ユウイチのガンプラ製作技術では、完全なフェイズシフト装甲を発動させるのは不可能で、せいぜい、ダメージを20パーセントほど軽減させる事ができる程度のものでしかなった。
一方、ビームキャノンのビームは左腕に命中し、肩から下が爆散した…。
左腕を失ったことで、
(強い…!!)
カズミの強さに戦慄する
マジに強い…!!
GBNは
ガンプラバトルを楽しむ
であり
ということを、あらためて思い知るユウ…。
〈どないした!?
デカいクチ叩いとって、その程度の実力かいッ!?》
と、
「くそ…!!」
と、
「うわぁ!?」
爆発の衝撃で転倒する
すかさず、
「くそ…っ!!」
と、立ち上がろうとした
〈まだやるか?》
と、ビームナギナタの刃先を突きつける
(・・・・・・。)
完全にマウントを取られた
だから
「まいったよ…。」
と、素直に降参した…。