サイバーパンクな忍者世界で不死身の剣士してます 作:ニゴリエース
「剣士狩り?」
「うむ、最近噂されている者でな。あちこちで剣士が襲われていることからそう呼ばれているらしい」
ヨミハラの路地裏に存在するカムイの拠点の一室にて、カムイはいつものように同居している秋山凜子と共に朝食を取りながら他愛もない世間話をしていた。その途中、ふと凜子は最近五車でも話題になっている出来事について彼に話した。
「ほんの数週間前から出没しているらしく、ヨミハラだけでなく東京キングダムやアミダハラに現れては、剣を手にした者達に襲いかかっているようなのだ」
「ふうん……でもそういう類いの連中なら探せば少なからずいるもんだろ。大方どっかの流派崩れの使い手や流れの剣士紛いの奴が辻斬りの真似事をしてるだけだろ……闇の世界じゃ珍しいことじゃない」
「だが襲われた者はそのほとんどが殺されている。しかも襲われた者の中には相当な剣の達人であった者もいたらしい……殺された者は金品の類いこそ少々奪われているが、それでも微々たるものだ」
「……物取りの辻斬りというわけじゃないらしいな。金品が目当てだったらわざわざ危険な奴を相手する理由はない」
手にした箸を止めてカムイはそう呟く。闇の街において、金を持っている奴を探そうと思えばいくらでもいるものだ。それこそここヨミハラでもそういった金品を奪うための脅しや殺しは日常茶飯事だ。だがそれでも大抵は自分よりも弱く確実に殺せそうな相手を選ぶはずだ。金品目当てだったならのなら、わざわざ危険を冒してまで剣の達人を相手するはずがないのだから。
カムイの考えを理解しているのか、凜子は彼の言葉に頷く。そしてそのまま剣士狩りの話を続ける。
「襲われたのはいずれも剣士ばかり……そのことから、その辻斬りは“剣士狩り”と呼ばれるようになったのだ」
「はっ!剣士狩りねぇ……ならその内、俺達の前にも現れるかもな」
噂が本当ならば、剣士である自分や凜子の前にもいずれは現れるかもしれない―――そう思うとカムイは思わず心が滾って凶暴な笑みを浮かべてしまう。そしてそんな彼を見た凜子は思わずため息をつく。
カムイと凜子が寝食を共にするようになってはや一ヶ月が過ぎようとしていた。そのため、凜子は彼の戦闘狂の一面を嫌でも目にするようになる機会が多くなったのだ。そのため、こういった笑みを浮かべるときは決まって厄介ごとを起こす可能性が高いことを彼女は身をもって知った。
ここ最近はどういうわけか大人しくなっていたがその暴れっぷりは凄まじく、彼一人で闇の組織をいくつも潰したと聞いたとき、凜子は思わず耳を疑ったほどだ。
剣士狩りの件についても注意喚起のために話したつもりなのだが、それが反って彼の闘争本能に火をつけたことに頭を抱えてしまう。
「―――言っておくが、自分から剣士狩りを探そうなどとは思わないでほしい。剣士狩りに殺された者は少なくない……それだけ危険な手合いなのだ」
「なあに、俺は死なねえよ。俺の能力は知ってるだろ?」
「それでもだ……あなたになにかあったら、私は」
「―――あ~分かった分かった。俺が悪かった、だからそんな顔すんなよ凜子……」
カムイは自分の能力によって不死を得ているため、誰が相手でも死ぬようなことはないと考えていたが、そんな彼の言葉によって凜子の顔が曇る。そのことに思わず気まずくなり、頭をかきながら彼女に謝るのであった。
その後、二人は剣士狩りの件についての話を区切ると、そのまま食事を終え洗い物をする。
「とにかく、カムイ先生―――んんっ……か、カムイも、剣士狩りには気をつけるようにしてくれ。くれぐれも自分で探して勝負を挑むなんてことはしないように」
「はいはい、分かったよ……呼び捨てが慣れないなら先生って付けてもいいぞ」
「だ、大丈夫だ、まだ少し呼び慣れなくて恥ずかしいただけだ……あぁ、それと今日は少し出かけてくるので帰りはたぶん遅くなると思う。なので夕飯は先に食べててくれ」
「あっ?出かける予定なんてあったか?」
今日は特に傭兵としての依頼はなく、凜子もまた高坂静流の店でのバイトもないため予定はないはずなのだが、凜子はこれから出かけるようであり、そのことにカムイは疑問を浮かべる。
「うむ。実は、凜花と新しい服を買う予定でな」
「おう、凜花と買い物か。珍しいな」
凜子の口から出た凜花という人物は、五車学園において彼女の同級生であり幼なじみである“紫藤凜花”のことだ。若く学生の身でありながらも凄腕の対魔忍であり、彼女の完成の域にある格闘術と忍法から“鬼腕の対魔忍”と恐れられ、味方からは次代のエースの一角と称されているほどだ。
また凜子と凜花は幼なじみということから共に切磋琢磨し、その実力から“対魔忍に二凜あり”と謳われている。そしてその紫藤凜花もまた、カムイにとっては浅くない関係の人物でもある。
「懐かしいなぁ。凜花の奴は元気なのか?」
「あぁ、変わりない。やはり気になるか?」
「そりゃな。あいつは俺にとっちゃ教え子以前に、弟子みたいなもんだからな」
カムイはそう言って昔を懐かしむ。そもそも、紫藤凜花の格闘術とはカムイがまだ五車の里に居た際に彼が伝授したものだ。カムイはもっぱら剣を使った戦い方をしているが、かつて長老衆に仕えていた際に主であった井河扇舟に幼い頃から格闘術を仕込まれていたため、体術もまた並の域ではなかった。
そのことを凜子から経由して聞いた凜花は、その時ちょうど格闘術を学び始めていたためカムイに格闘術の教えをお願いした。そして彼もまたそれを了承し、時間の合間を見つけては凜花へ指導を行った。
その結果カムイと凜花はいわゆる師弟のようなものとなり、カムイが教師となった後もそれは変わらなかったのである。
「―――凜花も、あなたに会いたがっていたぞ」
「……そうかい」
「なんならカムイも、一緒に来れば良い。今日はあなたも予定はないのだろう?」
「……いや、今日は止めとくよ。いきなり再会なんて向こうも困るだろうし……会うならもっとちゃんとした形で会いたいしな」
「そうか……」
凜子の申し出を、カムイはやんわりと断る。彼は突然姿を消した上で連絡もしなかったことに対して未だに罪悪感を抱えていた。そんな状態で凜子達の買い物に付き合うのは流石に遠慮したいのだ。凜子もまたそんな彼の気持ちを察してかそれ以上誘うようなことはしない。
会話が少し暗くなりかけたのを察し、カムイは気持ちを切り替えて話を続ける。
「しっかし、お前が自分から服を買いに行くなんてな。今頃になってようやくオシャレに目覚めたってことか?」
「い、いや、オシャレというわけでは……」
「いいじゃないか、女はオシャレしてなんぼだろ?お前の場合は剣の稽古かゆきかぜのこと以外まったく無関心だったから、それは女の子としてどうなんだって心配だったが、どうやら少しは興味が出てきたか」
「べ、別に興味が出たわけではない!ただ……」
「あっ?」
からかうようにカムイが言葉を重ねるが、凜子は目を泳がせながら指をこねくり回して言いよどむ。頬は紅潮しておりどこか恥ずかしそうにしているため、カムイはなにかあったのではないかと勘ぐってしまう。しかし、凜子が次に口にした言葉はカムイの予想とは斜め上のものであった。
「……む、胸が……」
「胸?」
「胸のサイズが、合わなくなったのだ……その、ここに来てから、その……また、大きくなったみたいで」
「……」
凜子は恥ずかしそうにしながら言葉を紡いだ。なぜオシャレに興味がないはずの彼女が今日わざわざ服を買いに行くのか……それは単純に服の
凜子は同年代の女子と比べ胸の発育が良い方であった。本人は肩が凝るなどの理由から疎ましがったが、その豊満な乳房は主に平均以下サイズの女子からは羨ましがられ、年頃の男子からはイヤらしい目で見られることが多かった。ちなみに平均よりもサイズが大きく下回っている妹分のゆきかぜは凜子の大きな胸を尋常じゃないほど嫉妬混じりの目で見ていたのは余談である。
そんな凜子の胸がここヨミハラを訪れ、カムイと同居を開始してからまた成長したのである。現に彼女の今来ている無地のシャツは、バストサイズが合わないためかボタンが今にもはち切れそうになっていた。そして今着ているものだけでなく、彼女が拠点に持ってきた服全てのサイズが合わないのである。
「こ、恋人に触れられれば、胸は大きくなると聞いていたのだが……その、だな……あ、あなたと、そういう行為をするようになってからな……だんだんと、その、大きくなって」
「……」
「今の服ではな、胸が、苦しいのだ。だから、その、新しい服を買わねばと……」
「ほーん……また成長しちまったってのか、このデカ乳は」
「ひゃうぅぅぅっっ!!?」
恥じらいながらも自らの胸の成長を報告してくる凜子は非常に蠱惑的であり、その姿にムラッとしてしまったカムイは彼女を後ろから抱きしめると、その大きな乳房を鷲掴みにしてもみし抱いた。
「ん~?確かに大きくなってるかもな。おまけに感度も上がってるようだし」
「まっ、待ってくれっ!いきなり、こんなっっ!?」
「なんだ、イヤか凜子?」
「い、いやでは、ないがっ、はうぅぅぅっ!?こんな、朝から急になんてぇ……」
「誘ってきたのはお前のほうだろ」
「さ、誘ってなどっ、ひうぅぅぅぅううううっっ!!」
凜子は嬌声を上げて身悶えるが、抵抗はせずなすがままにカムイの奉仕を受け入れている。カムイもまた凜子が拒否しないのを確認すると服のボタンを外し、その豊満な乳房をさらけ出す。
そして両手で力強く、しかし凜子が痛みを感じぬように繊細な手つきで乳房を揉みしだいていく。すると凜子はみるみる内に息を荒くし、頬を紅潮させながら目を潤ませていく。そして彼女もまた興奮してきたのか、二つの乳房からぷっくりと乳首が起っているのが見られる。
「やっぱり大きくなってるだけじゃなく、感度も高くなってるな。随分とイヤらしいおっぱいになったじゃないか」
「んっ、ふっ、ふっ、はうぅぅぅっっ……そ、それは、全部、あなたのせいだ……あなたが、エッチする度に、こうやって私の胸を、揉んでくるからぁっ♪」
「ハハっ、なら責任とって気持ちよくしなくちゃな」
「んひゃあぁぁぁあああああっ!!?」
カムイは勃起した乳首を指で挟み激しくこねくり回す。凜子は強い刺激が一気に訪れたためか足をガクガクと揺れていた。思わず倒れそうになるが、カムイはそんな彼女を支えながらも一切手を緩めるようなことはせずに愛撫を続けていく。
乳首を指で転がしながら時折指を押し込みながら刺激を与えていく。すでに絶頂が近かった凜子はもはやカムイの腕にしがみつくことしかできず、身体を震わせながら愛撫による快楽を受け続ける。
「あふっ♪はっ、はっ、はぁっ……か、カムイ、わたし、もうっ」
「イキそうか?うん、イっていいぞ……ほらっ、イケ」
「―――んあぁぁぁあああああああっ!!」
凜子の耳元で囁くように命令し、カムイは一気に乳首を引っ張った。その瞬間、一気に絶頂へと導かれ凜子は身体を跳ねさせる。そのまま彼女はビクビクと身体を震わせながらくたりとカムイへ身体を預ける。ズボンは絶頂により噴き出した愛液によってぐっしょりと濡れていた。
そして凜子は床にへたり込みながら息を整える。絶頂の波が退いていき、身体のしびれが幾分かマシになると、彼女は悔しそうな表情を浮かべた。
「ふぅっ、ふぅっ……くっ、また私だけが先にイカされてしまった」
「いや、なんでそこで悔しそうな顔してんだよ。気持ちよかったんだからいいだろ」
「ここ最近の情事では、私ばかりが乱されてしまっているではないか。私だって、つ、妻としてちゃんとあなたを気持ちよくしたいのだ」
「妻って……まだ結婚してないだろ。って、おいっ」
「―――今度は私があなたを気持ちよくする番だ」
凜子はそう言ってカムイの腰に絡みつくと、彼のズボンのチャックを下ろしていく。するとボロンとカムイの剛直が顕わになった。凜子の乱れた姿にカムイもまた興奮していたようで、彼女はそれをうっとりとした目で見つめる。
「あぁっ、あなたも興奮していたのだな……チンポがこんなにも熱くて硬く、ビクビクと震えているぞ。これは、私がしっかりと奉仕しなければな……ああんむっ♪」
「ぐっ!」
凜子は口を大きく開けるとカムイの剛直をくわえ込む。そのまま口の中に入れた陰茎を舌で舐りながら吸い付き首を動かしていく。じゅるじゅると下品な音をたてながら剛直をしゃぶるその顔はとてつもない色気を放っており、カムイはそれを眺めながらゾクゾクと興奮を覚える。
亀頭からは先走りがだらだらと流れ出ており、凜子はそれを舌で啜りながら剛直に涎を塗りたくっていく。以前とは比べものにならないほどの奉仕の巧さにカムイは快感を感じた。
「ぐぅっ!ず、随分と巧くなったじゃないか」
「じゅぷっ、じゅるっ、じゅぽっ、じゅぽっ♪ふ、ふふっ、あなたや静流先生に、たっぷり仕込まれてしまったからな♡私の口はもう、あなた専用のお口マンコだぞ……んじゅるるるぅっ♪」
「がぁっ!?」
凜子は頬を上気させながらイヤらしい笑みを浮かべて再び剛直を舐っていく。カムイは快感で腰を跳ねさせてしまうが、腰には凜子の腕が回されがっちりと固定されている。それはまるで決して彼を逃がさないという意思表示のようである。
凜子は更に口での奉仕を激しくしていく。首を振りながら剛直へと吸い付くその様は、普段の凜々しい姿の凜子とは大きくかけ離れているほど浅ましく下品であったが、そのギャップがますますカムイを興奮させていく。
「ふっ、ふっ、随分とがっついてるじゃないか……そんなにこれが欲しかったのか?」
「んぶっ、ぐぶっ、じゅぶっ♪あなたの、だからだっ、じゅぷぷっ、あなたのオチンポだから、こんなふうにイヤらしく、なってしまうんだっ♪」
「俺のだからか、嬉しいこと言ってくれるな凜子……っつ、そろそろ、俺も限界だなっ」
「じゅぷっ、じゅぷっ♪出そうなのか?イってくれ、このまま、私の口の中で、思いっきり出してくれ、じゅぷぅぅぅっっ♪」
「ぐぅぅっ!?」
カムイの射精が近くなるのが分かると、凜子はそのまま一気に喉奥まで剛直をくわえ込んでいく。そして次の瞬間、カムイの亀頭から精液が放たれていく。
―――ビクッ!ビュルビュルビュルっ!ビュクビュクビュクゥッ!!
「ぐぅっ!ふっ、つっ!」
「んむぅぅうううううっ!?んぶっ、じゅるるるっ、ごくっ、ごくっ♪」
凜子は射精の勢いに思わずむせりそうになるが、それでも吐き出すようなことはせず喉を鳴らして口の中の精液を飲み込んでいく。長い射精が収まり、尿道に残った精液を啜ると、凜子は口からズルリと陰茎を引き抜いていく。
「ぷあぁあっ……ぜ、ぜんぶ飲んだぞっ♪」
「っ……」
彼女の顔は精液によってドロドロに汚れているが、それが反って妖艶さを引き立てている。カムイは再び情欲を抱きそうになるが流石にこれ以上続けるのは時間が掛かってしまうため自制し、凜子の顔をタオルで拭いていく。
「気持ちよかったぞ凜子……ありがとな」
「あぅっ……も、もう終わりなのか?」
「流石にこれ以上は昼になっちまうからな。お前だって凜花との約束があるだろ?続きは帰ってからな」
「むぅっ、分かった。ただ、その……」
「なんだ?」
「最後に……く、口づけを」
「―――くくっ、凜子は甘えん坊だな」
「あ、あなたが相手だからだぞっ……んっ、ちゅっ♪」
凜子はそう言ってカムイに抱きつくと、そのまま唇を重ねる。カムイもまたそれを受け入れ、彼女を抱きしめながらキスをするのであった。
二人が情事を終えてしばらくが経過し、凜子は着替えを済ませるとヨミハラを後にした。それを見届けたカムイは、そのまま繁華街の外れにある酒場へと足を運んでいたのだった。彼は椅子に腰掛けて腕を組んでおり、前に座っている少々小汚い格好をした男を見つめている。
「―――それで、なにが知りたいんだいファルシオンの旦那?」
男の名は月島と言い、ヨミハラのとある周辺一帯で重宝がられている情報屋である。月島は特に世間話をするわけでもなく、カムイに依頼の内容を尋ねる。するとカムイは懐から分厚い封筒を取り出すとそれをテーブルの上に置き、口を開く。
「ここ最近噂されている“剣士狩り”って奴について知りたい……なにか情報はあるか?」
カムイが尋ねたのは剣士狩りについてだった。凜子からは自分から進んで関わらないよう言われていたが、それでも剣の達人でも敵わなかったと聞かされれば気になってしまうため、凜子が出掛けたのを見計らい、こうして情報収集に勤しんでいるのである。
「ヒヒヒ……剣士狩りねぇ。確かにあるけど、情報が少なすぎるな。それでも聞きたいかい?」
「あぁ、聞かせてくれ」
月島は封筒を懐にしまい、カムイが口にした“剣士狩り”について話を出す。
「剣士狩りが現れ始めたのは数週間前からだ。ここヨミハラだけじゃなく、アミダハラや東京キングダムにふらりと現れては剣を持った連中に片っ端から勝負を挑んでいる」
「それは聞いた……俺が知りたいのは剣士狩りが今、どこにいるかだ」
「ヒヒヒ……話の腰を折るのは感心しないねぇ。情報が欲しいなら、話は最後まで聞くもんだぜぇ」
「ちっ」
月島の勿体ぶった話し方に若干苛つきを覚えるカムイであったが、舌打ちをしただけでそのまま押し黙る。そして月島もまたそれを見て話を続ける。
「剣士狩りが神出鬼没でね、正確な場所までは流石に分からないぜ。なにせそいつに会った奴は軒並み殺されているからな」
「……」
「腕も相当立つみたいでな。剣士狩りと戦って生き残った奴は数えるぐらいしかいねえ」
「戦って死ななかった奴がいたのか?」
この情報には流石にカムイも反応した。凜子の話では剣士狩りと戦った者は殺されたと聞いていたが、生き残った者がいるとは初耳である。
「その生き残った奴は誰だ、どこにいる?」
「ちょうどヨミハラにいるよ。ファルシオンの旦那、あんたもよく知ってる奴さ」
「なに?」
「ノマドの魔界騎士リーナさ」
「リーナ……あいつが?」
リーナとは以前、カムイがフランシスと出会った際にヒルト騎士団というならず者集団と戦う際に共闘した魔族である。ノマドに所属し、魔界騎士イングリッドの部下でもある彼女がまさか剣士狩りと戦っていたのは流石にカムイも予想外ではあった。
「生き残ったといっても剣士狩りには手ひどくやられたみたいでね。今はノマドの本拠地で療養の身だそうだよ」
「そうか……命に別状はないのか?」
「さぁ、そこまでは分からんね。ただその場で殺されなかっただけマシだよ。なにせ噂じゃその剣士狩りは、アミダハラでかの有名な“鋼鉄の魔女”、アンネローゼ・ヴァジュラともやりあって引き分けたって話だ」
「おいおい、マジか……アンネローゼとも戦ったのかよ」
リーネだけでなく、また聞き覚えのある名前を聞かされたカムイは心が沸き立ってしまう。リーナとアンネローゼ―――特にアンネローゼはカムイにとって強者の部類に入る者であったが、剣士狩りはそのどちらともやり合ったと聞き今すぐにでも会って戦いたい気持ちが逸ってしまう。
しかし情報が圧倒的に少なく、姿も分からなければ居場所も分からないため探しようがなかった。月島もまた、それ以上の情報は持ち合わせていないのである。
「まっ、俺の持ってる情報はこんなもんだ」
「そうかい、まあ助かったよ。また何かあったらよろしく頼む」
「ヒヒヒ、今後もご贔屓に」
カムイはそのまま月島と別れ、酒場を後にする。どうやらまだ調べることは多いようで、カムイは思わずため息をつきながら、胸の内に広がる疼きを抑えるのであった。
「―――さて、ここか」
月島と別れたカムイは、両手に籠を持ちながらとある場所を訪れていた。そこには魔族達がそれぞれ武器を携えて立っているのが見える。カムイが彼らに近づくと、すぐに反応して武器を構えて彼を威嚇する。
「止まれっ!!」
「貴様、ここになんの用でやってきたっ!!」
「ここがノマドの管轄と知って来たのか!!」
(やれやれ、やっぱり絡まれたか)
予想通り門番に阻まれたカムイはため息をついた。カムイが訪れたのはノマドの本部であり、カムイを威嚇している魔族達はいわば門番である。突然の来訪者であるカムイを警戒し、威嚇してくるのは当然の反応であろう。
ここでもめ事を起こしてもしょうがないため、カムイはすぐに敵意がないことをアピールするために両手を上げる。
「俺はフリーの傭兵でリーナの知り合いだ。彼女が怪我をしたと聞いて見舞いにきたんだ……話を通してくれないか?」
「リーナの知り合いだと?」
「あいつの知り合いに傭兵がいるなど聞いたこともないぞ」
「信用できないわね、今すぐ帰りなさい!」
(まったく……とりつくシマもないってか)
まともに取り合うこともなく門前払いの様子に、カムイは渋い顔になる。ここで引き返すのは簡単だが、このままなんの情報も得られずに帰るのは流石に避けたいため、カムイは少し強引に押し通ろうかと思案する。
「なぁ、頼むよ。ちょっと会って話をするだけだからよ」
「聞こえなかったの!帰れと言ったはずよ!!」
―――パァンッ!!
門番の一人である女が手にした銃の引き金を引く。威嚇のつもりなのか、そこから放たれた銃弾はカムイの肩へと直撃し、いとも容易く貫通する。
「―――おいおい、いきなり撃つことはねえだろ」
「なっ!!?」
しかし撃たれたはずのカムイは、まるでなんてことないと言った様子で和やかに笑いかけるが、撃った当人の女は驚愕を顕わにしていた。撃たれたはずの箇所に傷がまったくないのである。
不死の再生力を持っているカムイにとって銃弾では傷一つ付かないのである。当然銃弾程度なら避けることも容易いが今は両手に荷物を抱えているため、避けて荷物を落とすわけにはいかないと考えわざと受けたのである。
しかしその行為がますます門番達の警戒心を強めてしまう。銃弾を受けても無傷のカムイを見て、彼がただの人間でないことを理解した彼らは武器を構え直す。
「貴様、人間ではないなっ!?」
「いったい何者だっ!!」
「まさかノマドの本部と知って襲撃に来た組織の者かっ!!」
「いやだからフリーの傭兵だって……はぁ、もう面倒くせえなぁ」
言っても聞かない門番達にカムイは辟易し、いっそのこと少し痛い目でも見せれば通してくれるだろうかという考えが過り、籠をその場に置き腰に差した無銘剣虚無に手を伸ばす。その時であった。
「待て待て待てぇぇぇぇええいっ!!なにごとだ、いったい何の騒ぎだ!!」
門の奥から大声が聞こえた。そしてその場に現れたのは、カムイにとってここを訪れた目的の人物であるノマドの魔界騎士リーナであった。
「ようっ、リーナ。なんだ、大怪我したって聞いてた割には元気そうだな?」
「んっ?おおっ、カムイかっ!久しぶりだな!」
リーナはカムイの姿を見つけるといつもと変わらぬ快活な笑みを浮かべて彼に近づく。しかしよく見れば全身に包帯やら縫合の跡が見られており、月島の情報通り剣士狩りと戦ったのは本当であることをカムイは確信する。
「まさかお前がここに来るとは思わなかったぞ。今日はどうしたのだ?」
「リーナが怪我したって聞いたから見舞いにきたんだ。あと、ちょっとお前に聞きたいことがあってな」
「私に?あっ、もしやノマドに入りたいというのか!それなら大歓迎するぞ!」
「そうじゃねえよ。お前が襲われた時のことを聞きたいんだ」
「むっ、そうなのか。ならこんな所で立ち話もなんだし、私の部屋に来てくれ。それとくれぐれも他の部屋に勝手に入らないようにな」
「はいはいっ、分かったよ」
「あっ、お前達はもう下がっていいぞ。こいつは私が案内するからな」
「……っ」
リーナはカムイを連れ、そのままノマドの本部の中へと入っていく。門番はまさか本当にリーナの知り合いだったとは思いもしなかったため、彼女に言われすごすごと引き下がるのであった。
「怪我の具合はどうだ?」
「うむっ、命に別状はないぞ。魔界医が言うには剣も問題なく握られるようで、異常もみられないそうだ」
「そうかい、なら安心だな」
リーナに案内され、カムイは彼女に宛がわれている一室へと足を運んでいた。そして彼女に促され、カムイはそのまま備え付けられたソファへと腰掛ける。
「―――よしっ、それじゃあその辺に座っていてくれ。紅茶でも入れるぞ」
「いいって。お前怪我してんだから大人しくしてろって」
「むぅっ、しかしだな……」
「話聞いたらすぐ帰るから気にすんな。あっ、これお見舞いのクッキーだ。良かったら食ってくれ」
客人であるカムイに対しお茶を煎れようとするリーナを遮り、カムイは両手に持った籠を差し出す。籠の中には様々な形をしたクッキーがいっぱいに入っており、リーナはそれを快く受け取った。
「おおっ!わざわざ済まないな。あっ、凄く美味しそうな匂いがする。もしやこれカムイが作ったのか?」
「あぁ、こういうのは昔からやってたから慣れてるんだ」
「ならやはりお茶を煎れた方が良いのではないか?こんな美味しそうなクッキーがあるのだから、飲み物も必要だろう」
「だからいいっての……それより、剣士狩りのことを聞かせてくれ」
尚もお茶を煎れようとするリーナを制止し、カムイは早速本題へと移ろうとする。剣士狩りという言葉を聞き、リーナの表情は曇った。どうやら彼女にとって苦々しい出来事だったのだろう。
「剣士狩りと戦ったんだろ?その怪我はそいつに付けられたんだろ」
「剣士狩り、か……。ああ、確かに私はそいつと戦った。そして敗れたんだ」
「……」
「あれほど自分の未熟さを思い知らされた戦いはない。私もまだまだだな……」
リーナはそう言って自身の傷を撫で、いつものやる気が空回りしているドタバタとした印象はなりを潜める。その表情は痛々しく、よほど手ひどくやられたのだろうとカムイは感じた。そんな彼女にその時のことを話してもらうのは酷ではあったが、それでもカムイは聞かずにはいられなかった。
「……無理にとは言わないが、聞かせてくれ。どんなやつだったんだ」
「……そうだな、奴は……人間ではなかった。しかし魔族とも違うように感じたのだ」
リーナもまたソファに座ると、ぽつりぽつりと剣士狩りと出会った時の事を話し始めるのであった。
「ふんふんふふ~ん♪」
その日、リーナはいつものようにヨミハラの治安を守るためのパトロールを行っていた。小規模の喧嘩や抗争はあったが、それでも彼女が仲裁に入り事なきを得る。そんないつもと変わらぬ一日の筈であった。
「よしっ!今日もヨミハラは平和だった。本部に帰ってイングリッド様に報告せねばな」
日課であるヨミハラのパトロールを終え、リーナは早速今日のことを上司であるイングリッドに報告するためノマド本部へと戻ろうとしていた。その時、彼女の前を阻む者が現れた。
「―――匂うな。憧憬と信念に満ちた、甘くて爽快な剣士の匂いがする……たまらないねぇ」
「むっ!」
それはまるで滲み出るシミのように空間から姿を現した。その見た目は魔族とも違う、見るからに異形のような出で立ちであったが知性を感じる言葉を発し、片手にはドクロの装飾が刻まれた長剣を手にしていた。異形はまるで彼女をその場から逃がさないと言わんばかりに立ち塞がる。
いきなり現れた謎の異形と相対し、リーナは警戒を顕わにして腰のサクラブロッサムへ手を伸ばす。
「お前、何者だ!私がノマドの魔界騎士リーナと知って立ち塞がるか!!」
「魔界騎士?さぁ、そんなのは知らないねぇ……俺はただ、剣士の匂いがしたからここに来ただけさ……ハァっ!!」
「ふっ!」
異形は気怠げな口調で答えながらも、いきなり長剣を構えてリーナへと襲いかかる。リーナはそれをとんぼ返りで躱し、異形から距離を置くとサクラブロッサムを引き抜いて構える。
「貴様、刺客かっ!!」
「お前、剣を持ってるってことは剣士だろ?ちょっと俺と遊んでいけよ」
「なに?……そうか、貴様が最近噂になっている“剣士狩り”という奴だな!ヨミハラの平穏を脅かすというのなら、容赦はしないぞ!!」
「へぇっ……なら、少しは楽しませてくれよ……おらぁっ!!」
「はぁああっ!!」
相手が最近巷で噂されている剣士狩りと知り、リーナは気を引き締める。そして異形の剣士狩りとリーナはほぼ同時に駆け出し、剣をぶつけ合う。
―――ガキイィィィンッ!!ガキンっ!キィンッ!!
リーナは素早い剣撃を連続で放つが、異形はそれを難なく受け止めて反撃を繰り出していく。剣筋はデタラメで型などないものであったが、それ故に読みにくい斬撃である。リーナは異形の剣が戦場で鍛えられた実戦向きのものであることを見抜き、その攻撃を冷静に躱し時には剣で弾いていく。
「そおらっ!!」
「やぁあっ!!」
異形の剣撃を冷静に対処し、リーナもまた軽やかな身のこなしで攻撃を放っていく。しかしお互いの攻撃は相手に当たることはせず、刀身と刀身のぶつかり合いにより火花を散らせていく。しのぎを削るほどの一歩も譲らない戦いが続く。
「おらっ!」
「ふっ!はあっ!!」
異形は時折斬撃に交えて蹴りを放ち、リーナはそれを身を屈めて躱す。そして一気に異形の懐に入ると、魔力を乗せて斬撃を放つ。斬撃は風となり、刃のように鋭い花びらが一斉に異形へと襲いかかりその身を刻む。
―――ザシュッ!!ザシュザシュザシュザシュッ!!
「がっ!?いってぇ……ははっ、いいねぇ!」
「なに!?」
「っらぁ!!」
「ぐっ!?」
全身を切り刻む斬風と花びらに襲われながらも異形は怯むようなことはなく、むしろ面白いと言わんばかりに声を弾ませる。そして全身の傷がすぐに塞がっていった。そのことにリーナは目を見張るが、その一瞬の隙を突かれ異形が大振りの一撃を放つ。リーナは一瞬の隙を突かれながらも慌ててサクラブロッサムを構えて防御の姿勢を取る。
―――ガキィィイイイイイインッ!!
「ぐああっ!?」
斬撃は防御したが、勢いは殺すことはできず大きく吹き飛ばされる。しかしリーナは空中で身を翻し、衝撃の勢いを殺して着地する。その顔には僅かに冷や汗が流れている。
「こいつ……いったい何者なのだ」
「おいおい、こんなもんじゃねえだろ。魔界騎士だったか?もっと楽しませてくれよ」
異形は吹き飛ばされたリーナを追撃することはなく、肩に長剣を抱えながら彼女を挑発する。異形の戦い方と傷が一瞬で完治する回復力、そしてまるでこの戦いを楽しんでいるかのような態度にリーナは戦慄するが、彼女は怯むことなくサクラブロッサムを構える。
「くっ!ならば受けて見ろ!はあぁぁぁぁあああああああああああっ!!」
「へぇ……」
リーナは弓を引き絞るようにサクラブロッサムを構え直し、裂帛の気合いの気合いと共に魔力を最大限に高めていく。するとサクラブロッサムの刀身から荒ぶる風が呼び起こされる。異形はそれを見て長剣を構え受けの姿勢を取る。
「くらえっ!!イングリッド様直伝の技!!超必殺!セブンズ・ハリケーーーン!!」
烈風を纏った七連撃―――左右の上下段へ怒濤のように斬り付けてから正面に突きを抉り込む攻撃を放つ。リーナがイングリットに教わり、長年かけて極めた必殺技だ。異形はその攻撃をその身に受け、瞬く間にその身体を抉られていく。
―――ズバババババババッ!!
「がっ!?ぐっ、ぎっ、ぐぁっ!?ぐあぁぁぁあああああっ!!?」
先ほどよりも強力な攻撃を受け、異形は地面へと倒れる。それを見たリーナは決着がついたと確信し、ゆっくりと息を吐いて構えを下ろす。
「ふぅ……終わったな。よしっ、これで剣士狩りの凶行を止められた!ヨミハラの平穏は今日も守られたな!!」
久々の強敵を相手との戦いで勝利を勝ち取り、リーナは余韻に浸る。そしてそのままノマドの本部へ戻るため踵を返した。その瞬間であった。
「ははっ、大した威力じゃねえか……いいねぇ、気に入った」
「―――なっ!?」
先ほどの異形の声が聞こえたため、リーナは慌てて振り返る。その異形は、先ほど受けた攻撃が嘘であったかのように無傷であった。自身の持つ技の中でも威力が高い攻撃でも仕留めきれなかったことにリーナが衝撃を受けるが、異形は構うことなく静かに長剣を構える。そして静かに口を開いた。
「“カラミティ・ストライク”」
異形は高速回転しながら勢いよく突撃してくる。それを見たリーナは咄嗟にサクラブロッサムを構えて防御を取る。
「はあぁぁあっ!サクラディフェンス!!」
花びらがリーナの身を守るかのように舞い、異形の攻撃を阻もうとする。しかし異形はそのまま彼女へと突撃し、紫色に輝く斬撃を連続で放ち花びらの防御を切り裂いていく。怒濤の攻撃にリーナは必死に耐えるが、やがて花びらは全て散り斬撃は彼女の身体を切り刻んでいった。
―――ガギガギガギイィィーーーンッ!!ズバババババババババァッ!!
「きゃあぁぁぁあああああっっ!!?」
斬撃の嵐に晒されたリーナは吹き飛ばされ、地面を転がり横たわる。異形は剣を下ろし、ゆっくりと彼女に近づいていく。トドメを刺す気なのだとリーナは瞬時に感じ必死に身体を動かそうとするが、全身の裂傷から夥しい血を流し、痛みで身体が言うことを聞かない。
「ぐっ、ぐぅぅううっ!?」
もはや剣を構えることすらできず、ついに異形はリーナのすぐ傍までやってくる。彼女は覚悟を決めギュッと目をつむり、襲い来るトドメの一撃に備える。しかし異形は剣を構えることもなく、その場で腰を下ろし彼女を見下ろす。
「久々に楽しめたぜ、魔界騎士……今日は気分が良いから見逃してやるよ」
「―――はっ?なっ!?」
「ククっ、また遊ぼうぜぇ」
異形はそれだけ言うと、満足したかのように立ち上がり踵を返す。そして長剣を肩に担ぐとその場から一瞬で姿が掻き消えるのであった。
「な、なんだったのだ、奴は……」
リーナは思わずそう呟くが、血を流しすぎたためかやがてその場に突っ伏して気絶する。その後、彼女はいつもの時間になっても本部に戻らないリーナを心配したイングリッドが捜索し、発見される。そしてイングリッドに抱えられ、本部によって治療を受けたことによって事なきを得るので合った。
「―――これが、剣士狩りとの戦いの経緯だ」
「……そっか」
リーナの話を聞き終わり、カムイは思わず天を仰ぐ。その異形の口調や技は、彼にとってとても聞き覚えのあるものであった。それは前世からよく知るとある怪人のものであり、今回の一件にあの“神様”が関係しているのだとすぐに理解したのである。
また厄介ごとを引き起こしたのであろう迷惑な神にカムイは辟易しながらも、その件の怪人が自分の予想通りならば、尚更その剣士狩りに会わねばならないとカムイは心の中で決意する。そしてそのまま彼はソファから立ち上がるのであった。
「急に来て悪かったな」
「むっ、なんだ、もう帰るのか?」
「あぁ、聞きたいことは聞いたからな。クッキーはいっぱいあるから、良かったら皆で食ってくれよ」
「うむっ、見舞い感謝するぞ。それと、ノマドに入りたくなったらいつでも言ってくれ。カムイだったらすぐにでも歓迎するぞ!!」
「それは考えとくよ、またなリーナ」
先ほどまでの暗い雰囲気とは打って変わり、いつもと変わらぬ明るさになったリーナの言葉にカムイは苦笑いで返す。そしてそのまま彼女と別れを告げ部屋を出ながら、件の剣士狩りについて思案する。
リーナの話が本当ならば、異形の剣士は十中八九あの怪人で間違いないだろう。問題は、その怪人が物語に登場した本人そのものなのか、それとも自分と同じように転生した存在なのか……カムイはそんなことを考えながら歩き出しノマドの本部を後にする。
(会ってみないことには分からない、か……あぁ、今から会うのが楽しみだぜ怪人さん)
カムイはリーナの話を聞いてから戦いの欲求を抑えきれず、疼きを堪えられず浮かべる凶暴な笑みを隠しながらヨミハラの道を歩いて行く。そしてまだ見ぬ剣士狩りとの戦いを想像し、心を躍らせるのであった―――。
対魔忍RPGで復刻ガチャが来たので早速引いたら、引いたSRが全て甲河アスカだったので戦慄しました。以前のアンケートでも彼女が一位だったので、これは早く彼女の話を書けという意思の顕れなのかもしれない……。
ちょっとしたエロを交えつつ、戦闘シーンも書きましたが自分の文才が乏しいことに少し虚しさを感じる今日この頃です。