※この作品はR-18です。

嫁ガチャ!   作:即席brain

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第9話 水曜限定ガチャ

スーラとのイチャイチャが終わると、見ていたかのようなタイミングでリームとマルエルが帰って来た。どうやら4人に増えたことで色々と買わないといけないものも増えたらしく、これからも増えることを考えると現金もたくさん持っていた方が良いということで10億ほど入った俺の名前の通帳をポンと渡される。

 

……ほわい?

 

「え、何でこんな大金になってるの?」

「密林株は1株3000ドルほどで、今までに当てた密林株は1000株ほど。これだけで300万ドルなので、日本円で3億3000万円ですよ?

あと、貴金属の類は命令通り全て売り払って来ました」

 

リームが10億円の内訳を細かく伝えてくれるけど、あまりに現実離れした金額に震えが止まらない。いやこれ本当に夢じゃないんだよな?急に日本がハイパーインフレを起こしたとかそういう可能性もないんだよな?

 

もう異常なことが起きすぎていて、今見ている光景が現実かどうかが疑わしくなってくる。しかしまあ、10億か。何でも出来そうな気がする金額だし、一生遊んで暮らせる額のお金だろう。このまま引き籠って一生ゲームに興じることも出来るが、いざそれが出来るとなると喜ばしいような、寂しいような。

 

とりあえずはムーンゲートの先が異世界だった時のため、あとは長生きするために運動を始めるか。力の種とか守りの種とかでドーピングはしているけど、身体は動かした方が良いだろう。そこで最寄りの1日利用1000円というスポーツジムに行こうとして、お金があることに気付き、月額制のスポーツジムの方へ行く。お金持ちになったんだったな俺。

 

ちょっとお高めの月額料金を払うも、財布は痛まないしジム内は空間が広い上、人が少ない。まあ平日だし、サラリーマンとかが居ないから空いているのは当たり前か。

 

そこで試しに10キロと書いてある重りを持つと、まるで綿を持っているかのような感覚。あ、はい。これベンチプレスの世界最高記録の500㎏とか紙切れを持つようなものだわ。

 

別に本格的に筋トレをしていたわけじゃないけど、今までのベンチプレスの最高記録は高校の時に試しにやってみて出来た35㎏。しかし40㎏は持ち上がらなかったはずなのに、今100㎏を持ち上げてみるとめっちゃ軽い。ドーピング凄いな。

 

……これ、異世界でも普通にやっていけるんじゃね?いやあのムーンゲートに繋がっているのがなろう的異世界とは限らないし、一般人が1トンのトラックを片手で受け止め投げ返せるような異世界だったらお手上げだけど。

 

あのムーンゲートが、どこに繋がっているかは分からないけど異世界であることは確実だ。リームやスーラの存在自体が、異世界があるという何よりの証拠だしな。

 

一通り軽く運動して汗を流そうとすると、激しく運動しないと汗が出ない不具合も起こる。全力疾走で10キロぐらい走り切らないと汗が出るほど疲れないってマジ?なのにリームやマルエルとのセックスでは気絶するぐらいに疲れるってマジ?やっぱり生気とか精気を吸い取るサキュバスなんじゃないの?

 

20キロを40分ぐらいで走り切ると、ジムのトレーナー達からあいつヤバイぞ的な目線で見られるけど無視。ベンチプレス以外にも色々と器具を触ったけど、たぶん全身が強化されているなと判断できたので帰宅。心肺能力ですら向上してるって凄く怖い。

 

「ただいまー」

「おかえりなさいませ、旦那様。

今日は良い猪肉が手に入ったので唐揚げにしますよ」

「へえ、どこで買ったの?」

「山を歩いていたらこの猪が生贄を志願してきたので」

「どこの山に行ってたんだよ……」

 

家に戻って、ただいまと言うとおかえりなさいと言ってくれる人がいるのはちょっと嬉しい。ついでに言うと何もしなくてもご飯が出て来る環境というのがとても嬉しい。料理は基本美味しいし、完璧召使であるのは間違いない。

 

ちょっと身体を動かし、美味しいご飯を食べ、スライム風呂に入って射精し、夜は気絶するまでリームやマルエルにご奉仕される。このサイクル、延々と続けられそうだな。ヤバイな、このまま思考停止したいわ。

 

「あはぁぁぁ……あひゃ……ぁん!」

「うわぁ、幼女がしちゃいけない顔してる」

「旦那様も、かなり慣れてきましたね?」

「さっきもスーラとヤってたし……。

あー……射精してる間の気もち良さはやっぱり前の方が良いな」

「子供が出来たらどうします?」

「え、子供出来るの?」

 

幼女形態のマルエルの腰を持ち、騎乗位の体制でマルエルを上下にすると最初はこっちが攻める形になったけど、やっぱり途中からマルエルが射精中もギュッと抱き着き腰だけグリグリ動かしてくるので攻められる形になる。幼女に負ける成人男性の図である。

 

 

そして目的もなく水曜日を迎え『嫁ガチャ!』のアプリが始まって今日で7日目となる。結局ネットのどこにもこのアプリに関する情報はなかったし、周囲の誰も知らなかった。

 

ということは、俺のスマホにだけ存在しているアプリの可能性は高くなったけど……。ここまで来ると最悪を想定したくなるのが俺の性。以降はひたすら、このアプリの存在を隠しておこうか。

 

アプリ開始日から7日目となるが、このアプリにログインボーナスとかはないのでSSR確定チケットとかは配布されなかった。まあこれだけの資産があれば、ガチャはずっと回せるけど。ガチャを回せば回すだけ、ガチャを回せる回数が増えるけど。

 

ただこれ以上女の子が増えるのも、物や資産が増えるのにも興味はぶっちゃけ無い。ガチャを延々と引くという作業はぶっちゃけ苦痛。URどころかSSRも中々でないし、SRですら0.9%だからドーピングが無かったら腱鞘炎になってたと思う。

 

とりあえず水曜限定ガチャだけ回すけど、案の定守りの種とかそういうのが多いのかな?初っ端から守りの種3連続は、ちょっと気分が下がる。

 

R:守りの種10個

R:守りの種10個

R:守りの種10個

R:日本酒(純米大吟醸)

R:スライムボール

R:ベビーパウダー

R:ローション

R:守りの種10個

R:守護の呪印

SSR:雨乞いの杖

 

ボタンをポチポチ押していき、最後に当たったものを見て下がったやる気は回復した。雨乞いの杖って凄いな。こんなのも当たるのか。試しに手に持ってブンブン振り回すと、扱い方を間違っていたのかリームに苦笑されたので正しい扱い方を教えてもらった。

 

とりあえず庭に出て、雨乞いの杖を持ち上げて、雨よ降れと心の中で願う。すると、本当にすぐに雨が降り始め、10分も経たない内に本降りとなった。……異世界のアイテムえげつねえ。この雨乞いの杖、農家とかにあったら凄く助かるんじゃないか?他にも天候を変えられる杖があるなら、色々と悪用も考えられる。夏の日に雪を降らせたりすることも出来るかもな。

 

急激な雨は、1時間ほど降り続けて止んだ。今日は最高気温が25℃を超える暑い日だから、雨が降るタイミングとしてはちょうど良かった。めっちゃ涼しくなったし。……どう考えても降って良い雨じゃなかったけど。世間ではこの程度の通り雨、特に騒がれない気がする。まあ、気象に関わるお仕事をする人達の間では騒がれるだろうけど。

 

ちょっと時間がある時とかは、ガチャをひたすら回すようにするか。世界を改変出来るアイテムが出て来たわけだし、他にも凄まじい効能のあるアイテムを引けるかもしれない。これ以上集めてどうするんだって感じだけど、ここに来てちょっと欲が出て来た。

 

古今東西、こういう場面で欲を出した人間は大抵不幸な目に合うんだけど……まあ大丈夫だろう。それにアルバイトする時間が空白になったことで、手持ち無沙汰になった感覚はある。当面の間は、来週の火曜日に開通するムーンゲートに備えることにしようか。現時点で、一番の不確定要素だしな。

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