文章が下手すぎて分かりにくいし、エロくないかもしれませんが、一応エロです。
スノドロとサフランが大親友等、オリジナルな設定が多分に含まれておりますので、ご許容いただけない場合は恐縮ですがブラウザバックをお願いします。
また
・下手すぎる文章、もしくは文章として成立していない文章
・妖しげな日本語
・段落や読点の使用方法の誤り
・誤字脱字
・そもそも物語として成立していない疑惑
・エロなのにエロくない
等も多分に含まれております。
それらを踏まえたうえで、御笑覧いただけるのであれば、投稿した者として望外の喜びでございます。
Ⅰ:思案事項
西の窓から差し込む光に微動ともせず、団長は執務室の椅子に深く腰をかけ考え込んでいた。
考えすぎではないと思う。二人とも日頃の様子と比べて不自然な点が多すぎる。しかしながら原因が全くわからない。きちんと部屋掃除もしたし、洗濯物も溜めていない。身だしなみもしっかり整えているし、好き嫌いもしないで出された食事は美味しく食べている。つまりに二人に余所余所しくされるようなことはしていないつもりだ。
わからない。
彼は思考が煮詰まった時、時系列を追って考え直すことで情報を整理する癖がついている。
この時も例外ではなかった。つまるところ、彼にとって思考とは状況を把握、分析するための手段であり、行動のための指針を生成する手段に他ならないのだ。
彼は目を瞑り、周囲の情景に幕を下ろすと、ゆっくりと時を巻き戻し始めた。
それはウィンターローズのとある村が、新種の害虫に襲われたとの緊急報告だった。
その村は酪農を主としており、特に新鮮なミルクやチーズといった乳製品が高く評価されていることで有名だった。ウインターローズにある有名菓子店やレストランではこの村の乳製品を使用していない店は無いとまで言われているし、各国も一流所のレストランはこの村の食材を欲するという。
第一副団長であり団長の恋人であるスノードロップが、その村限定のソフトクリームやシュークリームの美味しさを嬉々として教えてくれたことがあったことを昨日のことのように覚えているし、たまたま街の物産展でその村のシュークリームを手に入れお土産として渡した時は、目を輝かせて喜んでくれたものだ。
実際そのシュークリームの味は、ありきたりな表現ではあるが、頬が蕩けるほどのものだったのを舌が覚えている。
それはともかく。
対策として、早速近隣の花騎士達-ベテラン達に一部新人といった構成-を送り込んだ。
報告された被害の規模、村までの距離、そして報告された害虫の脅威度を計算しても一両日中には片がつくはずだった。
ところがだ。
予期に反して撃退することが敵わなかったばかりか、後退し体勢を立て直すことを余儀なくされたとの報が入った。
連絡には「牛の頭に蟻身体の害虫。非常に堅い外皮と凶悪な威力の体当たり。動きは機敏。火力が自慢な花騎士の攻撃でも思ったようにダメージを与えられず、防御が得意な花騎士の防御を易々と突破する。先の報告は誤り。非常に危険な相手。援軍の必要有り。」
とあった。
誰を送るか思案していると、久しぶりの休暇で街に出ようとしていたスノードロップとサフランが苦戦の報を知ったのか、執務室に駆けつけ、すぐさま応援を買って出た。
常日頃から最前線で活躍している二人にゆっくり休んで欲しくて、団長や花騎士達が協力して無理矢理シフトを調整して捻り出した休みだったのに彼女達は嫌な顔一つしていなかった。。
本当に久しぶりの休みなのに申し訳ないと、謝罪すると、二人は顔を見合わせ、悪戯っ子のような笑顔を浮かべながら言った。
「今度、買い物に付き合ってください。」
恋人とその親友のお願いだ。無論、断ることなどできないし、したくもなかった。
「帰ったら団長さんと三人でデートね。スノードロップ♪」
「も、もう!?そんな大声で言われると恥ずかしいですよ!そ、それよりこの間、新しいお店を見つけたんですよ。凄く紅茶が美味しくて、ケーキも……」
「ホント!?帰ったらそこ行こ!カレーはあった!?」
「無かったですよ。その代わりカレーは任務から帰ったら、とっておきの作りますから!」
「よーし!やる気出てきたわよ!!」
と、近所に散歩にでも行くような会話をしながら二人が出撃をしていった。
そして間もなく、団長の期待に応えるかの様に、「害虫撃破」の報告が入った。伝令の報告によれば、害虫は「極限指定」レベルの戦闘力だったという。
村の人的被害としては死者はなし。軽傷者多数。先発した花騎士達の奮戦で、家屋被害はそこまで大きくないものの、乳牛が何頭か捕食されたこと、生き延びた牛もストレスにより乳の出が悪くなり、しばらく市井にミルクを安定して供給できないという。地元産業としては痛手となったが、死者が出なかっただけ運が良かった、と村人は胸をなで下ろしているという。
任務に当たった花騎士達の怪我人はいるが死者、重傷者はなし。怪我をした者も何日かの休養後には戦線に復帰できるという。さらに報告では、崩れかけていた部隊をスノードロップが鼓舞して部隊を立て直しただけでなく、暴れ回る害虫を押さえつけところを、サフランが仕留めた、とあった。
伝令の報告を書き留めると、急いで村への復興部隊派遣や補償手続を記載した書類を作成し、事務方に渡すように伝令に命令する。そして、伝令が立ち去ったのを確認するとまずは二人が無事だったことを喜び、次に天を仰ぎ、花騎士の被害が少ないのことを喜んだ。
さすが自分が最も頼りとする二人。ウインターローズを代表する双花だ。
しかし、また無茶をさせてしまった。買い物の約束という代価を支払ってはいるが、帰ってきたら、取り急ぎのお礼にスノードロップにはシュークリーム、サフランにはカレーをご馳走しよう、と考えていた。
ここまではいい。
しかし、問題は帰って報告に訪れたスノードロップとサフランの様子だ。
二人とも足取りが覚束なく、顔を真っ赤にして何かを隠すようにもじもじしていた。
ただ事ではないのが見て取れたので、何かあったか優しく訪ねてみたが、二人とも顔を見合わせ、
「な、何でもありません!」
「そ、そうよ!何でもないわ!」
と些か落ち着きのない口ぶりで答えただけだった。
それでも疑念と不安が尽きないため近づいて様子を見ようとすると、
「だ、団長さん!ごめんなさい!私とサフランさん、急な用事ができて……申し訳ないですけど報告書は後でいいですか……?」
と真っ赤になった顔をさらに紅潮させてスノードロップが慌てた様子で遮ってきた。
報告書を真っ先に作り、それを元に任務の分析を怠ることのないスノードロップがまさかそんなことを言うとは思いもよらなかった。これ以上問い詰めるのは難しいと判断し、
「調子が悪そうだから、用事が済んだらしっかり休むように。」
と当たり障りのない指示を出し、退室させたのであった。
やはりおかしい。
いつもであれば、どんな激戦から帰ってきても、留守中きちんと食事をとっていただの、洗濯物はたまっていないか、書類はどうですかあれの決裁は下りましたか、なんでお部屋がこんなにすぐ汚れるんですか掃除しますから少し席を離れてください、などの世話女房じみたやりとりがあるのだが。
それをサフランがからかい、スノードロップが顔を真っ赤にする。ここまでが様式美だ。
なんだかんだで楽しみにしている戦闘後の儀式。
しかしそれすらなかった。
思い返すに、二人とも顔は上気しており、話す言葉もどこか苦しそうだった。
そして吐息が、艶めかしく感じた。
正直二人一緒にそのまま抱きしめたいくらいには。
気になる。
あの顔の赤み、よもや害虫を倒した際に毒を受けたのではないか。
あの吐息、もしかして流行病のせいではないか……不吉な事ばかりが頭によぎる。
自分が心の底から好きになってしまった少女に何かあったら……
―様子を見よう。おそらく二人ともスノードロップの部屋だ―
団長は直感的を信じ、執務室を後にした。
Ⅱ 思い起こしてみれば
「ね、ねえ。スノードロップ、へ、変に思われなかったかしら……」
「た、多分、無理だと思います……団長さん、勘が鋭いから……」
団長に任務の完了を報告した後、二人はスノードロップの部屋に転がり込み、着の身着のまま火照った身体をベッドに預けた。
たわわな胸は何かを詰め込んだかのようにぱつんぱつに張り、子宮の疼きが止まらない。心臓の音が耳に響き、熱く淫らな吐息が零れる。
「(あの牛型の害虫を倒した時だ……)」
襲いかかる快楽の奔流を花騎士の中でも屈指と言われる精神力を総動員して堪えながら、スノードロップは自分達二人をこうした原因を確信していた。
団長と仲間の要請を受け、戦場に駆けつけたスノードロップとサフランが見たのは、牛の頭部を持ち、全身白黒の斑で覆われた巨大な蟻型の害虫だった。
「ね、ねえ、スノードロップ……あれって牛?蟻?」
「ええと……あ、後にしましょう!!そんなことより、皆さんがピンチです!!」
あまりの異形に二人して一瞬放心するも、すぐに気を取り戻し、崩れかけていた部隊の援護に入る。
「ここから逆転しますよ!逆境だからって希望は捨てちゃだめです!」
それは、敗北濃厚な騎士団の逆転を告げる鼓舞だった。
スノードロップは最前線に躊躇わず飛び出し、害虫の強烈な突撃をを押さえつけ動きを止める。そうなればただの的だ。すでに攻撃の態勢に入っていたサフランが関節や目を狙狙う。放たれた矢は、あやまたず突き刺さり、害虫に苦悶の声を上げさせる。
どんなに硬くても、どんなに動きが速くても関係ない。動きを阻害し、弱い場所を狙う。地味であるが堅実な戦い方。基本的な戦い方とも言えるが、始終その先方を維持するためは高度な判断力が必要になってくる。この二人は状況が目まぐるしく変わる戦闘で、それを何の気なしにやってみせるという技量と、お互いへの信頼があった。
少しずつではあるが確実に相手を弱らせていく二人の攻撃。一撃必殺の花騎士や才ある花騎士とは違う、人並み外れた努力をした者のみが到達することができる適切で的確な攻撃。害虫は暴れもがくも、無駄だった。目の前の少女に体当たりをしようとすれば矢が、矢を打つ少女に酸を吐きかけようとすれば射突槍が行動を阻害する。害虫は動きを次第に弱らせ敗北に突き進んでいくしかなかった。
そして、この機を逃す花騎士達では無かった。戦意を高揚させた彼女達は、先ほどまでの防戦とは打って変わり、スノードロップの指揮の下、勇ましく躍りかかる。勝敗は目に見えていた。
そして―
牛の声とも害虫特有の珍妙な鳴き声ともなんとも形容できない絶命寸前の悲鳴を上げながら、害虫の身体が崩れ落ちかけた。
長い戦いもこれで終わる、と思ったのか部隊に一瞬の気の緩みが発した。
「皆さん!まだです!油断してはいけません!」
スノードロップは部隊を戒めるのと、害虫が最後の力を振り絞り暴れ始めたのが、ほぼ同時だった。止めを刺そうと群がる花騎士達を足でなぎ払らうと、村に向かって突撃を始めた。
せめて一太刀、害虫の共通語が人語であればそう言ったであろう最後の足掻き。
そして花騎士達にとって不幸なことに、害虫の突撃先には、怪我を負って村に退避を命ぜられた花騎士達と医療班がいた。彼女達の顔が恐怖に歪む。害虫の突撃を受ければひとたまりも無いであろう。そしてその一撃を防いだり躱せるだけの力は彼女達に残ってはいなかった。肉塊に変えられる覚悟をした瞬間。
「やらせませんよ!!」
害虫の動きを読んでいたスノードロップが側面から飛びかかり射突槍を突き刺す。小柄で華奢な身体にどこにそんな力があるのかと思う一撃が、強引に害虫の進路を変えただけでなく、もろくなっていた外皮を打ち破り害虫に死を運ぶ。
「トドメ行くわよ!!」
スノードロップの行動を読んでいたサフランが怪我人の前に立ち塞がり、体勢を崩された害虫の傷をめがけて、爆薬を装着した矢を打ち出した。
そして―
害虫は最後の叫びを上げると傷口から真っ白な体液をまき散らかし、地響きを立てながら崩れ落ちた。
しかし、いかなる最善を尽くしてもせせら笑いと共に悪夢は訪れる。
そして人は観念し、嘯く。
単に運が悪かったのだ、と。
爆発と同時に、苦痛にのたうち、最後の悪あがきに暴れ回った故に、飛び散った真っ白な体液が、動けない花騎士達に降りかかろうとした。
害虫の体液は時に有毒の物がある。特に力の強い害虫の体液は周囲の自然環境すら変えることすらある脅威を有する。もし、この体液が非常に毒で、怪我で弱った花騎士達の身体に降り注いだら。
「くっ!」
サフランがとっさに逃げ遅れた花騎士を押し倒しながら庇う。突発的な豪雨のように襲いかかる体液。おそらくは小さな家一軒飲み込む量。しかし、体調が万全な自分であればそれがたとえ猛毒でも、怪我人よりは耐えることはできると直感的に判断していた。全部庇いきれる量ではないが、少しでも自分が引き受ければ怪我人は助かる。
と、その時サフランを庇うようにスノードロップが立ち塞がった。
「ちょ!?スノードロップ!?何を!!」
「一人じゃ庇いきれません!!二段階で!!」
そして、害虫の悪意は見事降り注ぎ、二人の花騎士と大地をしとどに濡らすことでその石を果たした。
スノードロップは人が羨む真白い肌を更に白くされ、サフランも全身の七割を白く彩られてしまった。お互いのお気に入りのリボンの色すら真っ白という惨憺たる有様。しかしその甲斐あってか、怪我をしていた花騎士は体液を寸毫も浴びることなく無事だった。
「うう……勝てたし守れたのはいいけど、牛乳臭いです……気持ち悪いです……」
「んん。もう全身真っ白……このままだと恥ずかしくて帰れないわ……べたべたする……洗いたい……」
二人の身体を覆ったその血は生臭く、どろりとして、腐った牛乳のような香りがした。
勝利の余韻もなく生理的な不快感を堪えながら二人は顔を見合わす。そしてどちらともなくお互いの惨憺たる様を見て吹き出した。
「ぷっ……スノードロップ、酷い顔になってる……!あははは!!」
「ふふふ。サフランさんもです!なんだが真っ白な大福みたいになってますよ。」
「もう!大福はとっても柔らかくて大きくて形が良いのをスノードロップが二つ持ってるでしょ♪」
「どういう意味ですか!!サフランさんだって、大きくて迫力のある大福二つ持ってるじゃないですか!」
そんな二人の様子を見た周囲の花騎士達がつられて笑い始める。
自分たちが助かった、村も被害はあるがなんとか壊滅はしなかった。そしてなにより部隊も村人も死人が出なかった。
ほっとした雰囲気が流れる中、何人かの花騎士達が顔を見合わせ、意を決したかの様に、笑い合っているスノードロップとサフランに近づく。
そして、
「助けてもらって申し訳ないんですけど、お二人、凄く牛乳臭いです……お風呂を村で借りましょう。村人の人にはもうお願いをしてありますから。」
と大変申し訳なさそうに言うと、強引に二人を村の風呂へ連れて行ったのだった。
帰路について暫くすると、スノードロップは自分の身体の異変に気付いた。
胸の奥底が熱い。それだけれはない。子宮が疼く。
最初は恋人である団長と一緒に強敵と戦った時に訪れるいつもの情欲だと思っていた。
それであれば我慢できるとも。
「帰ったら団長さんに甘えさせてもらおう。いつものように……恥ずかしいけど、そうしたら落ち着くし……団長さんも喜んでくれるし……えへへ。」
一度それを団長に告白した時、強引に押し切られ、執務室で激しく交わったことがあった。結局あの時は、団長専用の浴室でもしてしまい、結局朝までずっと何度も何度も愛し合ったのだが……
またそういうことになってしまってもいい。
今日は積極的になろう。いつもしてもらってばかりだし……
どうすれば喜んでくれるかな。団長さんに喜んでもらうと自分も嬉しい。この間の雑紙に書いてあったみたいなことをすればいいのかな。団長さん胸が好きだし。でも恥ずかしいな。最近また胸が大きくなってきたし……うう……下着買わないと……
そんなことを考えながら疼きを誤魔化していた。
しかし、予想に反して時間が立てば立つほど火照りが酷くなっていく。歩くたびに身体が燃える。
ちょっとした振動で胸から何かが漏れそうになる。
「(こ、こんなの……嘘……わ、私……すごく、エッチな気分になってる……んっ……下着、掠れただけで、声……がっ……)」
身体が無理矢理にでも熱を冷まそうというのか、零れた吐息には甘い熱量が籠もっていた。
「大丈夫ですか?副団長。」
スノードロップの様子をおかしく思ったのか、隊列を組む花騎士が声をかける。
先ほどの戦闘であわやというところを救った花騎士だ。
「だ、大丈夫です。少し、張り切りすぎて疲れちゃったみたいで。」
「もしかして私たちを助けるために無茶を……あんな大型の害虫の突進を一人で受け止めたりするから……でも凄かったです!私なら吹き飛んでます!」
目を輝かせ、憧れと熱が籠もった口調で訴える少女に少しスノードロップの心が紛れるが、身体の疼きは止まることを知らず更なる熱を孕んでいくだけだった。それを強靱な意思で封じ込め、かろうじて口を開く。
「そ、そんなことはありません。皆さんが頑張って弱らせててくれたから、私でも何とかなったんです!それより、助けに来たつもりなのに逆に心配させちゃいましたね……えへへ。ごめんなさい。」
「もう!そんなことありません。副団長……いえ、スノードロップさんが来てくれなきゃ……どうなってたか……そんなことよりさっきより顔が赤いですけど本当に大丈夫ですか?」
やはり人が見てもおかしく思うのだろう。誤魔化そうと、少ない理性で思案する。
これ以上おしゃべりをしているとどこかで皆にばれてしまうかも知れない。それは避けたい。更にこの状態が続けば周囲の警戒も疎かになってしまう。もし害虫に不意などつかれたらひとたまりもない。
ならばどうするか。
「あ、ありがとうございます。大丈夫ですよ。なんか私、何時もより注意が散漫になってるみたいで……周囲の警戒をお願いしていいですか?ここら辺は害虫は出ないと思いますけど、怪我人もいますから。」
心の中で、追い払うみたいなことしてごめんね。仕事をお願いしてごめんね。と謝りながら少女に任務を与えたる形で、様子を悟られない様にした。
「わかりました!もし本当に体調が悪くなったら遠慮なく言ってくださいね!あと今度、稽古と勉強に付き合ってください!私の目標ができました!」
「ええ。いつでも付き合いますね。」
その花騎士はスノードロップに任務を任されたのがよほど嬉しかったのだろう。
目標としている存在から直接頼まれた高揚感からか、満面の笑顔と、嬉々とした声を上げ隊列に戻った。
辛うじて症状を知られるのを防ぐことができたが、身体の炎は更に妖しげに艶めかしく燃え上がるだけだった。
「(……はぁっ……はあっ……胸が熱い……奥からなにか弾け飛んできそう……こんなの……今誰かに触られたり、何かに擦れたりしたら……うううっ!)」
歯を食いしばり意識を強く持ち周囲を見渡す。
「(こ、こんなの……あの時に比べれば……!)」
古代害虫の時も、千の足の伝説の害虫の時も、傷つき倒れる仲間を鼓舞して、スノードロップは最後まで前線を支え続け、雲霞の如く襲い掛かる害虫たちに防衛戦を突破させなかった。
あの時の苦しさに比べれば、こんな感覚……
「(そうだ!サフランさんは!?)」)
自分と一緒に返り血を浴びたはず。ある程度は自分が庇ったから大丈夫だと思うが、それでも、あの白い血を浴びているのをこの目でみた。
慌てて視線を向けると、やはり顔を上気させ周りの花騎士に体調を心配されているサフランがいた。
何とか笑顔を保っているが、それでもやはり限界が近そうだ。
スノードロップはありったけの精神力を振り絞り、普段の声色でサフランの名を呼んだ。
視線が合い、一瞬ほっとした顔を浮かべたのをスノードロップは見逃さなかった。
どうやら嫌な予感は的中していたようだ。いつもの軽やかな動きとは違い、何かを庇うようにゆっくりと足を引きずるようにサフランがやってくる。
「ごめん……助かったわ……あのままだと危なかった……スノードロップ、貴女もなのね……んっ……」
間近でサフランの顔を見て、スノードロップは確信した。
いつもの泰然自若とした笑顔と余裕は顔から消え失せ、吐く息は荒く、艶めかしさが見え隠れしている。そして白い肌はいつもより赤く、焦燥の滴がいくつも浮かんでいた。
「はい……やっぱりサフランさんも……ですね……私も身体が……うう……変な気分で……」
「あの液体が……んっ……くぅ……原因ね……。あの娘だけじゃなくて、私も庇った分……スノードロップの方が体液を被っているのに……んんっ……すごい精神力ね……」
「これでも副団長……ですから……恥ずかしいところは……んっ……ううう……はぁ……見せられません……」
少しでも信頼できる友に安心してもらおうと、精神力を振り絞り、スノードロップはいつもの日だまりに例えられる笑顔を向けた。
それにつられてかサフランの顔にもいつもの泰然自若とした笑顔が浮かぶ。
これなら基地まで耐えれる。
そう二人は直感した。
「何とか……持ちそう……?」
「持たせます……!頑張りましょう!」
「ええ。私たち二人なら大丈夫よ……!」
お互いに笑顔を交わし励まし合う。どんな絶望的な任務も二人で励まし合って笑顔で乗り越えてきた。
だから大丈夫だ。
その自負が二人の残り少ない気力に活力を与える。
だが、基地までの距離が果てしなく遠く感じた。
Ⅲ 乳のように白い花
そして、今に至る。
いつ帰ってきたのかもわからない。今が夕方なのか夜なのかもわからない。
「はぁはぁ……何とかここまで……我慢できました……」
スノードロップはベッドので身体を縮こませた。さながら嵐が通り過ぎるのを身を縮め待つ子猫のように。
時が経てば経つほど症状が悪化しているのがわかる。ここまで他の花騎士達に症状を隠して帰ってこれたのが不思議に思うくらい身体が発情していた。
隣ではサフランが、いつの間にか服を脱ぎ捨て下着姿で息を荒げ、快楽に打ち震えていた。恐らくは部屋まで戻る気力も残っていなかったのもあるが一人では不安だったのだろう。。
スノードロップもやっとのことで衣服を脱ぎ、下着一枚になる。普段ならきちんとシャワーを浴びて部屋着なりパジャマなりに着替えるところであるが、そんな気力は残っていなかった。勝手に秘部にを弄ろうとするの指を必死に堪えるので精一杯だった。
「(うう……これ……どうすれば治まるの……?)」
思考が纏まらない。理性が働かない。それでも肉欲に溺れまいと堪えるのは、逆境でも希望を失うことを知らないスノードロップの人並み外れた強い意志によるものだ。
「(なんとか……なんとかしないと……)」
意識をつなぎ止め、思考を巡らそうとする。
医務室に駆け込もうにも、今の時間帯は任務から戻った花騎士達が治療を受けているはず。
自分とサフランのこんな姿を見せるわけにはいかない。
シロタエギクやローズマリーといった知恵者に相談しようとも考えるが、今にも胸や秘部を弄り慰めようとする指を押しとどめるのに精一杯な状態で、相談ができるはずも無い。
「(どうしよう……このままじゃ私もサフランさんも……」)
その時、焦燥に彩られた纏まらない思考を遮るかのように、サフランがベッドから起き上がった。
「さ、サフランさん?」
潤んだ目を自分に向け、荒い息のまま、何かを訴えようとしている。
はっとしたのも束の間、自分の大切な友達は熱情に煮えたぎった目を輝かせ、止まることのない汗を流しながら、恐る恐るスノードロップへ身を寄せて強引にその手を握った。
「っ!?」
それだけで身体に電流が走ったように感じ、絶頂の天井が見えそうになる。
しかし、それを強引に押さえ込み、耐える。
常人、いや、どんなに強い花騎士であっても、身を委ねざるをえない歓喜の奔流。
だが、スノードロップは耐えた。
自分の親友。彼女にみっともないところは見せられない。
歯を食いしばり、快楽の嵐に耐える。
「(助けなきゃ。サフランさんを助けなきゃ。)」
手段は何も思い浮かばない。あるのは使命感のみ。そこには自分の事など頭にない。
悦楽に溺れかけている彼女をなんとかしてあげたい、ただそれだけが頭の中を支配する。
しかし、その思いを知ってか知らずか、サフランは手を握ったまま、潤んだ瞳でじっとスノードロップを見つめ続ける。
「(綺麗……)」
情欲に潤んだ瞳が一層彼女の美しさを引き立てたのか、スノードロップの脳裏に場違いとも言える言葉が浮かんだ。
「……ね……スノードロップ……私……我慢できないの……」
「へ?……さ、サフランさん……!?」
スノードロップの眼前で、サフランはその細くしなやかな指で己が秘部をかき混ぜ始めた。
数多の美しい服飾を編み出した魔法の指、幾千もの害虫を屠った矢を打ち出した勲の指。
それが今ただ蜜壷をかき混ぜるだけの柄杓になっていた。
瓶の中でのさざ波は、海の魔女が船乗りを誘惑するような歌声となり、スノードロップの耳を惑わす。
やがてサフランが蜜壷から柄杓を掬い上げた。柄杓から溢れだす粘りを帯びた淫蜜がしたたり落ち、シーツの上で花弁を開く。
「見てぇ……指で、んんっ、あそこ……くちゅくちゅしても……こんなにぃ……全然収まらないのぉ……」
「(だめ……サフランさん……そんなの見せつけないで!私も、我慢……我慢できなくなっちゃう……)」
残り少ない理性が目を瞑るように声を上げる。しかし、本脳はそれを拒否し、淫らに動くサフランの秘部を凝視し始めた。
スノードロップの視線を察したのか、脈打つ肉壷から蜜が更に溢れる。サフランが切なさに更に身体をよじり始め、誘いかけるように荒い喘ぎ声をあげる。その瞳にはいつもの強さはなく、狩人に許しを乞う獲物の瞳になっていた。
「ね……しよ……?自分で慰めるだけじゃ……収まらないの……助けて……」
サフランの顔が近い。吐息が耳にかかり、スノードロップの理性を甘く絡め取り、溶かしていく。飲み込んだ唾液の音がやけに大きく感じる。
「(助けるため……これはサフランさんを助けるためだから……しょうがないの……エッチなことをするんじゃないの。これは大切な人を助ける行為だから……)」
女同士。心から信頼できる友、そして自分が尊敬する花騎士に淫らな行為をせざるを得ない状況でも、理性は言い訳を欲していた。
身体が理性の答弁をせせら笑うように震える。
そして、真白くしなやかで美しく、それでいて優しさと強さを感じさせるスノードロップの腕が、自然とサフランの肩を優しく掴んだ。
豊満ながらも華奢なサフランの身体がびくりと動のを感じたその瞬間だった。
「んんんっ!?」
唇を奪われた。
軽く触れあうだけの接吻。それだけだというのに、体中が痺れ、歓喜が走る。
「ふふっ。スノードロップの唇もらっちゃったあ♪いつもより柔らかくて気持ちいい……」
「サフランさん……んんっ!?」
二の句を告げることはできなかった。
次のキスは強引に。お互いの舌を絡め合わせ、唾液を混じり合わせる。やがて、透明な言葉の欠片が滴となって、唇の谷間から零れ落ちた。
サフランと口づけを交わしたことは何度もある。騎士学校時代は遊びで、新米花騎士になってからはからかい半分、団長に出会って、付き合い始めて、ひょんなことから3人で交わることになった時は本気で。
しかし、二人きりでこんなに激しく、官能的にキスを交わしたことはなかった。
「んっ。やっぱりスノードロップの唾液おいしいの……癖になっちゃいそう……」
「サフランさんの唇……柔らかくて、いやらしくて……こんなの……もっと欲しくなっちゃう……」
「なら、もっとしよ?」
三度目のキスは情熱的だった。
舌を何度も辛め、唾液をすすり合い、唇を押しつけ合う。
その姿はさながら絡みあった蔦。いや花弁を寄せ合う双花。
それは決して離されることのない抱擁。
「んんっ。美味しいのぉ……スノードロップの唾液ぃ、飲み込む度に身体が、身体が熱くなって、だめッ!んんんああああっ!」
「キスだけぇでぇ、わ、わらし、身体が痺れてぇ、も、もう、こんなの、耐え、耐えれなあうなあああああん!?」
目の前が白濁する。二輪の花は唇を押し付け合い、その豊満な身体を押し付け合いながら歓喜の頂へ達した。
キスだけの絶頂。自分一人では決して味わえない歓喜。そして女同士という背徳の悦楽に覆われたまま二人は崩れ落ち、褥にその身を横たえた。
「イっちゃったあ……スノードロップのキスだけで……イっちゃったあ……」
「私も……こんなの……エッチすぎて……誰かに見られたらぁ……」
「もう一回キスぅ……」
絶頂の園で先に動いたのはサフランだった。
仰向けのままキスの余韻に愕然としながら横たわるスノードロップにのしかかると、下着を脱ぎ胸をさらけ出す。拘束を解かれたサフランの熟れた果実が大きく揺れた。その振動だけで、大貴族は甘く切ない声を上げた。
スノードロップは、その胸に思わず見とれてしまった。風呂や着替えの際に見ると時とは全く違う色香。大きく形が整い、それでいて美しい。
「スノードロップのも、見せて……」
サフランが躊躇うことなくスノードロップのブラジャーを脱がす。白磁のように大きく整った乳房が蜂蜜のような甘い匂いを纏いながらさらけ出された。サフランのものと同じサイズの胸。ずっしりとした肉感と柔らかさを兼ね備えたその胸の先端は切なさに震えていた。
サフランが唾を飲み込む音が聞こえた。
その音にスノードロップの顔が更に真っ赤に染まる。
恥ずかしい。
友達同士なのに
女同士なのに。
幾度か恋人と三人で交わったこともあるのにその感情は消えない。
しかしサフランに躊躇いはなかった。情欲の赴くまま、揺れ動く大きな胸をスノードロップの美巨乳に押し当て動き始めた。まるで床に胸を擦りつけ自慰をする時のように
「んあっ、ダメです!サフランさん……胸が当たってぇ……擦れてっ!んんんっ!?」
首を横に振り快楽から逃れようとするスノードロップ。それを逃すまいとするサフランが再び唇を奪い、舌を絡めとる。お互いの胸が擦れ合い、キスが与える快楽とは比べものにならない衝撃が体中を走る。
押し倒され、快楽に拘束されたスノードロップには為す術がなかった。サフランの豊満な胸に自身の美巨乳が弄ばれ、擦られる度に意識が飛びそうになる。甘く熱い吐息を漏らし、無駄とわかりながらも必死に快楽の奔流に耐えようとする。
「ああああっ!これ、すごいいい!キスしながら胸を擦り合わせると頭真っ白になってええええ!」
「ダメえ!サフランさん!動かないで!私の胸、サフランさんの胸を押しつけられて悦んじゃってるぅ!奥が熱いい!こんなことされたらまたイっちゃ、ああっあああああああっ!!!」
もはや二人の理性は形をなしていなかった。サフランの乳房がスノードロップの乳房をあまなく食らいつくさんとばかり形を変える。二人の桃色の乳首はそれに合わせぎこちなく口づけを交わし続け、身体の芯に甘い痺れを送り続ける。
「スノードロップこそぉ、胸、動かさないでぇ!私の胸ぐりぐりされて奥から何か来る!ああ、だめ!胸ぇ!おっぱいが破裂しちゃう!」
「だって、だって!気持ちいいんです!私の胸ぇサフランさんの胸に虐められてるのにぃ!ダメぇ!気持ち良すぎて胸の奥からあ!何か出る!ああっ、出ちゃう!」
「「ふああああああああああああああああああっ!!」」
絶頂と共に二人の乳首から奔流が迸りお互いの胸を白く染め上げた。
熱く滾った雪色の淫汁は部屋中に甘く淫靡な香りを満たす。
それはまごうことない母乳だった。
「うそ……ぼ、母乳……あ……と、止まらない……気持ちいいよぉ……ふぁっ……母乳出るだけで……んあっ……イっちゃってるう……イくの止まらないよぉ……」
妊娠もしていないのに胸から吹き出る母乳。
一滴零れるだけで、体中の力が抜け、何も考えられなくなる。
その現実にスノードロップは愕然としながらも、止まることの知らない絶頂に身を震わせ続けた。
「私のおっぱいからも……びゅーって……止まらないのぉ……もっと出したい……スノードロップも止まらないのぉ……?」
サフランもそうだった。射乳による絶頂という、未知なる快楽に身体は完全に屈していた。
「さ、サフランさんも母乳が……」
自分だけはない。大切な友達の肉体もあの体液に作り変えられてれてしまったのか。
無力感と焦り、同時にそれを覆い尽くさんばかりの悦楽の残滓がスノードロップの身体を蝕み続ける。このままでは何も考えられず、快楽の虜囚となるのは明白だった。
「(な、なんとかしないと)」
残された理性で、儚い抵抗を試みようとしたその刹那、母乳を止まることなく流し続ける赤い突起にサフランが吸い付いた。
「ふあっ!あああああっ!さ、サフランさん!ち、乳首、吸わないで!母乳飲まないでぇ……!」
「………ん、くちゅ。んああ……スノードロップの母乳……甘い……これ、癖になりそう……もっともっとちょうだい……?」
唇で吸われ舌で転がされる度に母性の滴が溢れ出し、悦楽で脳が焼き切れそうになる。今まで味わったことが無い甘美なる魔悦に目の前が真っ白になり、スノードロップは思わず悲鳴を上げた。
「お、音をたてないでえええ!?は、恥ずかしいですよお!!胸もそんなに揉んだりしたらいやあぁ!!」
「だって、スノードロップのおっぱいグニグニすると、沢山甘くて美味しいミルクが出てくるんですもの……気持ちがいいんでしょ?なら、もっと飲んじゃっていい?エッチなミルクもっとちょうだい。」
大好きなカレーを頬張る時にサフランが見せる笑顔がそこにはあった。食べても食べても満足できない時に、おかわりを強請る時の笑顔。
スノードロップが抗議の言葉を紡ぐよりも早く、サフランは媚果実を握りしめ、白く染まった桃色の雌しべを吸い上げながら、優しく噛みついた。
「なああああああああんん!そんなに一杯吸わないでええ!?これだめえええええ!ああああああ!噛まないで!乳首吸いながら噛まないでええええ!もうやめてぇ!イ、いっちゃいますからあああ!」
「いいのよ、イっちゃって……!私の舌で大きなおっぱいからミルク出してイくところ見せて!スノードロップのエッチな顔を私にもっと見せて!!」
小悪魔じみた笑顔と普段見せないようなどこかサディスティックな瞳を輝かせ、サフランがスノードロップの乳首を思いっきり吸い上げた。
「こんなの我慢できませんよお!ああああ!もうダメ!ダメぇ!サフランさんにおっぱい吸われてイクイクイクううううううううう!」
身体を弓なりに仰け反らせ、胸を激しく揺らしながら乳白色の母性を噴水のように打ち上げ、サフランの顔を汚す。
耐えることはできなかった。サフランを助けるどころか思う様に性感帯を弄ばれる被虐感と無力感、そしてすでに身体が覚えつつある射乳による絶頂、それら全てが混じり合いスノードロップをあっけなく快楽の果てへと導いた。
「ん……スノードロップぅ……イくともっと甘いのでちゃうんだ……これ美味しいくて……もっと飲みたい……」
馬乗りの体勢のまま、顔と指に零れたスノードロップの母性をサフランはゆっくりと舐めとった。
「ねえ……私のも吸って……私のミルクの味も教えて?」
言うが早いか、サフランは、スノードロップの口中に乳首を押し込んだ。
スノードロップの口の中に芳醇なそれでいて淫靡な味が広がり、頭と舌を痺れさせる。
「(サフランさんの母乳が私の中にぃ……美味しい……これ美味しいよお……)」
「す、これ凄い!?頭真っ白になって!吸われるの気持ちいいのお!!スノードロップぅ、もっと吸ってえ!私のおっぱいい全部飲んでえええええ!」
スノードロップは無意識のうちにサフランの乳首を甘く噛み、優しく舐め。激しく吸っていた。その度サフランの身体が撥ね、胸が歓喜を伝えるかの様にスノードロップの顔を撫でる。
「んぐっ、はぁはぁ……サフランさんの母乳、濃厚で舌に絡みついてやめられない……こんなエッチなことしちゃいけないのに……喉がもっともっ欲しいって言ってるのぉ……」
「嬉しい……!なら、もっともっとチュウチュウ吸って!!私もスノードロップみたいにおっぱいだけでイきたいから!!エッチなミルク沢山出してイくからあ!全部飲んでえ!ああああ、イくううううううううううう!!」
限界を伝える嬌声と共に、サフランの豊満な胸からスノードロップの口を溢れさせんとばかりに、白色の母水が迸る。激流はあっという間に口壺を満たすと、赤い口唇の堤防を決壊させ、可愛らしさの中にもどこか凜々しさを感じる顔を、あっという間に白濁に染め上げた。
「(す、凄い量!飲みきれないよお!)」
苦しみ悶えながらも、親友の味を行ってき残らず味わおうと必死に喉を鳴らす。
「あああ……凄く気持ちいいのお……こんなの初めて……クセになっちゃうわよお……ああ、まだ出てるぅ……こんなに出すとスノードロップの顔汚しちゃうのに、私色に染まってるの見ると……嬉しい♪」
「ん、んぐっ…んあっ、はぁ…はぁ…の、飲んじゃいました…サフランさんの赤ちゃんにあげる母乳、美味しすぎて沢山飲んじゃったあ……♪」
スノードロップは無意識のうちに顔に零れた母乳を指で掬い、口に含んでいた。
零した母乳がもったいない。もっと飲みたい。
「ふふっ。スノードロップ、仕草がとってもエッチで素敵。でも、胸だけでイっちゃうところ団長さんに見られたりしたら、団長さん、どう思うかしら?」
「いやぁ……そんなこと言わないでください……」
スノードロップの顔が真っ赤に染まる。首を振って言葉を打ち消そうとする親友に、身体が浅ましく淫らになったことを教えるかの様に、サフランが軽く胸を抓る。
「んなあああああっ!?」
スノードロップの身体は、教えられたことを実践するかの様に、双丘から母乳を噴き出し、頭を真っ白に染めた。身体が脈打ち、同性すら羨む白く透き通った身体が、淫熱で赤く染る。
愛おしい人と何度も交わり、普段の自分にはない痴態を晒したことはあった。しかし胸だけで絶頂したり(近いことはあった)、こんなに簡単に絶頂を迎えさせられたことはなかった。
身体が、確実に淫欲に蝕まれている。
愕然とする理性とは別に、悦楽を求める本能が、ますますスノードロップの身体を疼かせた。
サフランもそうだった。自分の下で快楽に存分に弄ばれる親友の姿を見て、秘部から蜜が止まることなく零れ、胸の奥が熱く疼く。もっと友を嬲りたい。スノードロップと悦楽を貪り尽くしたい。彼女の恋人しか知らない痴態、いや恋人すら知らない痴態を共に。
「ねえ、スノードロップ。もっとしよ……?」
サフランは情欲の熱に蕩けきった顔のまま、白く繊細な指と指とを絡め取る。その姿は、共に淫獄へと歩み墜ちようと誘う魔女。
「こんなこといけないのに……サフランさん……もっと顔を見せてください……」
指を握り返すと、スノードロップは強請る様に小さく腕を引いた。それに応えるかのように、サフランが顔を近け、赤く淫蕩に染まった花弁を押し付け合う。
唇から迸る快楽が再び襲いかかり、体中に歓喜を奔らせる。身体が震え、お互いの胸から絶頂の証となった母乳が吹き出し、秘部から滝の様に愛液が零れ、シーツに池の陰を作る。
二人はくぐもった嬌声を上げながら唇を放すことなく長く長く、キスを続けた。
やがて、どちらともなく唇を放し、微笑み合う。
と、
淫猥な閨の中で身を絡め合う二人の耳に、扉が開く音が響いた。
快楽に覆われた頭でスノードロップは、「ああ、鍵をかける余裕すらなかったんだな」とどこか他人事の様に考えながらも、反射的にサフランと共に扉を見やった。
誰が扉を開けたか、二人は直感的に気づいていた。
そして二つの花は、その名を口にした。
「「団長さん……」」