※この作品はR-18です。

変態に堕ちる女達   作:タコよっちゃん

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【注意】この小説には以下の要素が含まれます。
・NTR、変態調教、アナル・尿道責め、放屁、鼻フック、肉体改造、露出、スライム排泄
存分にご注意ください。

そんな訳で後篇です。
あれもこれもと足して言った結果四万字越え。アホかな?


シィル・プライン、来水美樹(後編・NTR、肉体改造、放屁、スライム排泄)

 ランス城の大広間、玉座がある部屋に二人の人間がいる。

 普段は賑やかなランス城だが、何故か辺りは全くの静寂に包まれていて二人の息遣いがお互いの耳に入るほどだ。

 言うに及ばず、ここは精神世界の中。

 今日も今日とて玉座に踏ん反り返る男が調教を始めようとしているのだ。

 嫌らしい目をした男が顎で促すと、全裸の女性――――シィル・プラインは滑らかな動作でその場に膝を着き、尻を高く掲げる土下座の姿勢を取った

 

「本日もシィルちゃんを調教していただき、ありがとうございます♡♡」

 

 あの露出散歩以来、シィルの調教に対する態度は変わった。

 ランス達に黙っている事、裏切っている気持ちは無くなった訳ではない。

 しかしこの調教はどうしようもないものだ。美樹や人類、そしてランスを守るために避けては通れない行為。

 だから無理に拒む必要はない。

 男に与えられる排泄快楽も否定せず受け入れる。そうすれば調教も辛くなくなり、男を満足させる事ができる。

 自分が楽しむ事で、世界を守る事ができる。だから気持ち良くなって、もっと快楽を求めても良いのだ。

 この程度の調教は大した事がない。だから仲間に助けを求める程ではないし、もっと調教に積極的になればそれが結果的に仲間のためになる。

 全てはどうしようもなく、仕方がない事だから。

 そう思いながら、シィルは日に日に調教がもたらす快楽にのめり込み、男に対してランスと同等以上に従順になっていた。

 両手を揃えて頭を平伏し、ふりふりと左右に揺らされている尻はその証だろう。

 もはや精神世界の記憶を閉ざす必要も無く、現実世界に戻ってもシィルは自身に行われた調教の数々を明瞭に覚えているが誰にも話す事はない。

 

 空中に投影された精神世界内の股間は、調教初めの頃と大きく姿を変えていた。

 固く口を閉ざしていた薄桃色の菊門は、今は見る影も無く真っ黒にくすんでだらしなく開門していた。

 黒ずんだアナルが咥えこむのは超極太のアナルプラグ。成人男性の脚ほどの大きさはあろうそれをシィルの肛門は皺を伸び切らせながらみっちみちに格納していた。ピンク色の茂みから顔をのぞかせるアナルプラグは大量のイボや溝が掘られており、時折振動したり伸び縮みする事でシィルに絶えず肛門快楽を与えていた。

 しかもこのプラグが責めるのはアナルだけではない。

 アナルプラグから極細の糸が前の方へ伸び、先端に付いた小さな鉤で尿道を四方に開けて固定しているのだ。

 かつてのアナルフックの時と同じく、大きく――――指数本が入りそうなほどに口を開けた尿道は内部の赤肉を蠢かせ、湧き出た小便を垂れ流しの状態にしている。

 そして、最後の穴は鍵をかけて閉ざされていた。

 本来肉棒を挿入するはずのまんこには、そこだけ金属製のプレートが接着されているのが見える。尿道の邪魔にならないようにまんこの部分だけ、排液用の小さな穴が開いたプレートが何物も通さないように戸締りをしていた。

 これで約束通り、シィルの許可がない限り男はまんこに挿入する事はできないだろう。

 代わりにシィル自身もいくら快感で疼こうとも、自慰どころか触れる事すらできない聖域となってしまったが。

 

 ――――俺が操作する前に、お前のケツ穴に物が詰まっている。この意味が分かるか?

 

 浮かび上がる巨大なケツを見上げながら、男はシィルにとある事実を伝える。

 

 ――――お前のケツ穴には何か入っている事が正常だと、お前自身が思っているという事だ。

 

「あぁぁぁぁ♡♡ そ、そんなぁ♡♡」

 

 自身の身に起こっている事に悲鳴をあげるシィル。

 男に言われずとも、ケツ穴の変貌は自身が一番分かっている。

 現実でもしっかり精神世界の調教を覚えており、そのため終始ケツ穴の疼きに苦しんでいる日々だ。

 何かを入れて耐えようとしても、ランスがその時の気分で抱こうとしてくるのでばれる可能性があって実行に移せない。

 何とか隙を見つけトイレに駆け込みアナニーをするも、男の巨根で耕された肛門はシィルの細指やにんじん程度では満足できない。

 それどころかランスとセックスしてまんこに挿入されるほどに、ケツ穴と尿道がじんじんと疼いて欲求不満を訴えてくるのだ。もはやセックスに集中するどころではない。

 今ではランスとのセックスが少しでも早く終わるのを願い、終わり次第すぐに目を閉じて精神世界に飛び込み、そしてケツ穴に限界一杯の詰め物をするのが常になっていた。

 そうでないとケツ穴が寂しくて寂しくて気が狂いそうになるのだ。

 

 ――――もっと、お前の変わり果てた身体をみせろ。

 

「は、はい!♡♡ 排泄穴ハメ乞いポーズに移行!♡♡ シィルのど下品変態メス豚ボディ、存分にご覧になって下さい!♡♡」

 

 だが、身体の変化はこれだけではない。

 男の指示で体を起こして股を開き、排泄穴ハメ乞いポーズ――――以前と違い両足は腹筋のみで固定され、両手は服従のポーズのように頭の後ろで重ねている――――を取れば彼女の全身の変化が目に入った。

 

 目に飛び込んでくるのは髪の毛と同じピンク色の毛、しかも決して表に出せないような陰毛だ。

 以前の露出徘徊の時と同じく、両手を頭の後ろで組んだせいで開かれた脇に髪と同じく癖のある腋毛がもっさりと茂みを作っている。

 陰毛と言えば腋毛だけじゃなく股間もそうだ。しかしまんこ周りには一切生えておらず、パイパンになっている。

 だがそのすぐ近くの肛門周辺は違う。そこにはまるで手入れされていない荒れ庭のように乱雑に伸ばされたケツ毛が大量に生え揃っていた。しかもご丁寧に黒ずんだ肛門が隠れて見えなくなる事の無いように、毛根の角度や毛の癖を調整するという徹底ぶり。曲がりくねった癖毛が菊門をチクチクともどかしい刺激となってシィルを悩ませる。

 しかも増毛だけでなく汗腺も改造されており、腋毛もケツ毛も常に汗を掻くようにされてしまい、彼女自身の鼻にも酸っぱい臭いを届かせる。

 例え脇と尻を閉じていようとはみ出て自己を主張する陰毛が、シィルの身体から清潔感を奪っていた。

 

 肉体改造された箇所はまだある。露出徘徊から引き継がれた乳首とクリトリスの肥大化だ。

 整った美乳の頂点に咲いていたピンク色の乳首は、今はケツ穴と同じく真っ黒に沈殿し中指ほどの大きさの乳首チンポになっている。美乳から宇宙人の触覚のように飛び出る長乳首はよく伸びて、やろうと思えば左右の乳首を伸ばして結ぶ事だってできた。

 しかしチンポで例えるのなら、クリトリスはまさしくチンポそのものになっていた。

 大きさは乳首をはるかに上回り、男ほどではないが巨根と言っていい程のサイズになっていきり立っている。

 しかも造形にも手を加えていて、クリトリスの先に段差を作り亀頭とカリを再現。クリトリスの皮も本体と同じぐらいに伸ばし、玉が無いだけの見事な包茎チンポになっていた。

 乳首もクリも一度興奮すれば天を突く勢いで固く勃起し、尚且つ双方感度は通常のクリトリスの数倍に設定してある。

 その上で双方の根元には、内側に鋭い棘が生えたリングを嵌められている。

 内側の棘がかえしになって肉の柱から決して抜けず、常時痛みで勃起状態を維持させているのだ。

 もっとも、排泄穴ハメ乞いポーズの状態で勃起している原因はそれだけでなく、自身の吐息と男に見られている事への羞恥で興奮している事も含まれる。

 

 最後はその顔面の中央にある豚鼻についてだ。

 頭の後ろから伸びたフックにより上と左右から鼻穴引っ張られ、鼻奥まで晒した潰れた豚面になっている。

 

 悪臭を放つ剛毛陰毛。チンポそのものの乳首とクリトリス。そして豚鼻の不細工顔面。

 今のシィルは雌豚そのもの。もはや人間というよりモンスターに近い外見かもしれない。

 美しい女性が己以上にだらしない身体と豚似の顔になっているのを見て、男は自身へのコンプレックスが見る見るうちに解消されていくのを感じた。圧倒的格上の存在を、自分以下に引きずり落す快感は、セックスと肩を並べるほどに痛快であった。

 あくまでこれは精神世界の中だけの肉体改造だ。

 肉体改造言うよりも、精神改造と言った方が正しい。

 だが、もしもシィルが望むのであれば――――今すぐにでも現実に反映されよう。

 

 満足した男が視線で促すと、シィルは排泄穴ハメ乞いポーズのまま豚鼻を膨らませていきみ出した。

 

「ふぅん、ふぬぅぅぅぅぅぅぅ!!♡♡ おほぉぉぉぉぉぉおお!♡♡」

 

 みちみちっ! ムリムリムリッ! ズルルルル!

 肛門に収められていたアナルプラグが音を立てて排出されていく。

 顔を真っ赤にして肛門に力を入れ、ゆうに長さが50センチはある極太プラグを腸液で濡らしながらひり出す。

 途中にあるイボや返しで腸壁と入り口を擦られる事で嬌声を上げながら、シィルはようやくアナルプラグを全て排出し終わった。

 ぽっかりと大穴を空けたケツ穴の前に、体内のぬくもりで湯気を上げながら長大なプラグがとぐろを巻いている。

 まだ終わらない。シィルは体はそのままの姿勢で、両手を下ろして勢いよく自身の尻を叩き始めた。

 バチンッ、バチンッ! ベチン! スパンスパンッ、ベチィン!

 桃尻へと振り下ろされる平手に一切の容赦は無く、叩いている手の平を含めて激痛が襲い掛かっている事は間違いない。

 あっという間に赤い紅葉が咲き始める尻は、痛みによってどんどんと腫れ上がっていった。

 それと同時に、スパンキングの痛みによってシィルのまんことアナル、尿道が滲み出た快楽物質で濡れ始めていく。ビンタの衝撃に合わせてパクパクと魚のように口を開け閉めしストレッチを行う。

 一分も経たない内にシィルの股間は、愛液と腸液と小便でぐしゃぐしゃになっていた。

 これがドマゾシィルの、セルフスパンキングによる調教の下準備なのだ。

 

「――――ハァっ!♡♡ ドマゾ変態シィル、三つ穴絶頂します!♡♡ ケツ叩いてイクゥッ!♡♡♡♡」

 

 ピュルっ! プシュッ! ブビュゥ!

 トドメとばかりに両手で同時に尻を叩き、その痛みで絶頂したシィルの股から三本の飛沫が噴水した。

 愛液、小便、そして腸液。アナルの中に湧き出た腸液が絶頂の締め付けにより、水鉄砲の要領で噴射されたのだ。

 シィルは調教の末に、アナルで潮を吹く事すら可能な身体になっていた。

 初めてアナル潮吹きができた時は、男が褒美と称してシィルの乳首やクリ、尻を鞭で叩いて痛みによる調教を施した。叩かれた部位が何倍に成る程腫れ上がり、股間から様々なものをまき散らしながら逝き狂った事はことは記憶に新しい。

 それほどの痛みではないが、見事スパンキングを済ませて全ての準備が整えたシィルは、うっとりとした声色で調教の始まりを告げた。

 

「――――シィルのガバガバケツ穴、ゆるゆる小便穴の準備完了いたしました。本日も調教よろしくお願いいたします、ご主人様」

 

 

 

 

 精神世界の調教が始まって、どれほどの時間がたっただろうか?

 シイルを責める調教内容も、その進行具合によってさらに内容が進化していった。

 

「んぉぉぉぉおお! ふひぃぃぃぃ! だ、駄目ですぅ!♡♡」

 

 かつてシィルに逝き地獄を与えたディルドスクワット。しかし今は逆の意味で地獄となっていた。

 今シィルのケツ穴を犯しているディルドは、かつての物よりも二回りほど小型のサイズであった。

 前の物はケツ穴が悲鳴をあげる程の極太であったが、このサイズは括約筋が伸びる事も無く楽々と飲み込めるほどだ。

 しかし、それが逆にシィルを苦しめていた。

 

「もっと! もっと太いの下さいぃ!♡♡ こんな小さいのじゃ気持ち良くなれないんです!♡♡ 小便穴にも何か入れてぇぇぇ!!♡♡」

 

 余裕をもって飲み込めるサイズだからこそ、肛門に与える刺激も以前とは比べる事も無い程小さかった。ただ腸壁を軽く撫でる程度の快楽はもどかしさを与えるのみで、どれほど早く屈伸を繰り返してもシィルは達する事ができずケツ穴の疼きに苦しめられている。

 

「お、お願いしますご主人様!♡♡ どうかメス豚シィルにご主人様のご慈悲をくださいぃ!♡♡」

 

 ――――いいだろう。ケツをこちらに向けろ。

 

 涙ながらの奴隷の懇願に男は応じ、向かって突き出された肛門に向かってその片足を突っ込んだ。

 

「おぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!♡♡ あ"りがどうございまずぅぅぅぅ!!♡♡」

 

 踏みつけるが如くケツ穴を出入りする太い脚に、シィルは漸くの絶頂を迎えながら感謝の言葉を叫ぶ。

 男は稀にこうやってシィルの肛門に己の四肢を入れて弄んでいた。精神世界だからいくら乱雑に扱っても大丈夫だが、これが現実世界だとしたらシィルの肛門括約筋はズタボロに寸断され、汚物を垂れ流しにする生活を送るはめになっていただろう。

 でもそんな生活も悪くないかも、とシィルは文字通り男に足蹴にされながらそう思った。

 

 

 

 

 ――――出せ。

 

「ふぎぃぃぃぃぃぃっ♡♡」

 

 肛門に力を籠め、いきむ。

 むりむり、と顔を出すのはピンク色の硬質ゼリー。シィルの肛門一杯に注入され、内部で固まった弾力性のあるそれが彼女の腸の形そのままに肛門からひり出されていく。

 高さ1メートルほどの二本の太い柱に両足を乗せしゃがみ込んだ姿勢で、シィルはケツ穴に詰められたゼリーを排便(・・)していた。

 腸のひだひだを模ったゼリーに腸壁を擦られる快楽に震えながら、男の命令に従い排泄作業を進める。

 このゼリーは見掛けに寄らず相当の重量を持ち、今シィルの腹の中に入っている分は5キロ程になる。それを一気に出さないように適度な締め付け取り気味で排泄しているのだ。

 

 ――――戻せ。

 

「はひぃぃぃ!♡♡ 戻しますぅうう!!♡♡」

 

 続けて出された男の指示に従い、シィルはケツ穴から尻尾のように垂れ下がったゼリーを戻していく。

 括約筋と腸壁に神経を全力で使い波打たせる事でずりずりと引き込んでいく。

 数え切れない肛門への挿入を経て、シィルは自身の肛門を締めるも扱くも自在に行える名器へと昇華させた。

 

 ――――限界ぎりぎりまで出した後、全て飲み込め。

 

 声に従い飲み込んでいたゼリーをまたひり出していく。腸壁と括約筋を微細に調節し、あやまって全てを滑り出さないように細心の注意を払う。

 遂にゼリーはほんの僅かなとっかかりを残して大部分がケツ穴の外へ出た。たった少しの摘める程度の部分を肛門入口の括約筋のみで全力で掴み取り決して離さない。

 そこから男の指示通り、再度腸の形をしたゼリーを映像の巻き戻しのように引き込んでいく。

 余りに真剣に息んでいるせいで、シィルは玉のような汗を流しながら真っ赤になっていた。

 やがて全てのゼリーをケツ穴に収めたのを見て、男はトドメの指令を下す。

 

 ――――一気にひり出せ。

 

「んほぉ♡♡ 排便アクメしますっ♡ 変態ケツマンコからウンコゼリー出る♡♡♡♡」

 

 ぶりゅりゅりゅる! ぶりぶり! ぶぼぼぼぼ!

 腹に力を込め閉ざされた菊門を長大な硬質ゼリーが強引に押し出ていく。

 菊門周辺をゼリー刷り上げる感触をより強く感じようと、敢て括約筋を締めたシィルの表情は極上の排泄快楽に包まれとても幸せそうだった。

 瞬く間にひり出されたゼリーはシィルの股下で、湯気を上げながらとぐろを巻いて鎮座している

 足場から降りたシィルはそのゼリーの山の前で四つん這いになり、

 

「……はぐっ♡♡ んぐんぐ、はむっ♡♡」

 

 わんわんのように、顔を突っ込みながら食べ始めた。

 いくら夢の中でケツの中に汚物が存在しないとしても、あまりにも下品な所業であるがシィルはそれを一心不乱に腹の中に収め続ける。

 食べたゼリーは胃の中に入るとまた結合、肥大化して腸を満たす。そうすればまた腹痛と共に排泄アクメへと戻るのだ。

 徐々に量を増していくゼリーを循環させる作業は、男がいいと言うまで丸一日続けられた。

 

 

 

 

 調教の種類は快楽だけにとどまらない。ドMのシィルのために苦痛を与える物も行われている。

 

「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁぁぁぁぁぁぁぁ!?♡♡」

 

 部屋中に苦痛の悲鳴が響き渡る。

 声の発生源であるシィルが荒縄で海老反りの姿勢にされながら天井から吊るされている。軽いとはいえ自身の全体重がかかる事により軋む体。

 与えられる痛みはそれだけではなく、彼女の勃起した乳首とクリには強力なワニ口クリップが噛ませられ、更にそれに分銅が吊るされている。

 充血する程に強力なクリップとそれを引っ張る分銅からの痛みに、悲鳴は途切れることなく続いていく。

 精神世界の身体はまるでゴム細工のように頑丈で傷つく事無く変化し、天井から降ろされた頃にはシィルの乳首とクリは元の勃起サイズの倍にまで伸びあがっていた。

 

「はぁ、はぁ……続いて、ドマゾしこしこオナニーを始めます」

 

 そう言って移動した先にあるのは、ローションたっぷりの三つのオナホール。

 内二つは一見普通の物だが、最後の一つはマイクスタンドのような固定具の先端に取り付けられていて、丁度シィルの腰あたりに来るように設置されていた。

 どれも通常の物よりも穴が小さいキツマン使用のそれを、シィルは両手に持って腰を合わせる。

 そして数度息を整えた後、意を決して両手のオナホールに勃起乳首を、スタンドのオナホールを腰を突き出してクリチンポを挿入した。

 

「い"ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!♡♡」

 

 瞬間、シィルの絶叫が城中に響き渡った。

 それもそのはず、三つのオナホールが纏うローションは特別性。唐辛子から抽出したエキスがたっぷりと含まれたローションが溢れんばかりに塗りたくられていた。

 素手で触っても痛みを感じるそれが、よりにもよって乳首とクリトリスという敏感な部分を扱いているのだ。直前の分銅クリップによる引き伸ばしもあって、シィルを襲う激痛は言葉にできるものではない。

 

「乳首ちんぽ焼けるぅぅぅぅぅ!♡♡ クリチンポもぉぉぉぉぉ!!♡♡」

 

 喉が裂けんばかりの悲鳴をあげ続けるシィルだが、その両手と腰の動きは止まる事はない。

 両手のオナホールと強く握って激辛ローションを乳首に塗りたくり、腰はダルダルの皮の内側、クリトリス本体に擦り付けるようにへこへこと間抜けに振り続ける。

 より扱いて快楽を得ようと、そしてより激痛を感じようと、オナホールを高速で動かし続ける。

 

「いたいいたい、痛気持ちいいぃぃぃ!♡♡ ドマゾオナニーでど変態シィル逝くぅぅぅぅぅ!!♡♡」

 

 もはやただの痛み単体でも快感を得るようになったシィル。

 その身体はドマゾ変態の名にふさわしい物だろう。

 

 

 

 

 調教によって臭いフェチになったシィルに待っていたのは、更なる悪臭責めだ。

 ベッドの上で大の字に拘束された彼女に、徹底的な悪臭責めで鼻腔の奥、脳の奥まで犯しつくす。

 

「ふごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!♡♡ ふごっ、ぶぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!♡♡」

 

 四肢を拘束されたシィルは目隠しと耳栓をされ、特殊なマスクを装着している。

 まるで嘴のような円錐状のゴムマスク――――フェラマスクを付けたシィルの顔はひょっとこフェラをしているような見た目になっている。

 そしてそのフェラマスクと豚鼻に隙間なくホースが繋がれ、それを辿っていくと男の肛門から生えているのが見て取れた。

 まるで医療用の呼吸器のように、シィルは男の屁による息継ぎを強要されているのだ。

 精神世界故に酸欠にならず、しかし悪臭によって興奮しても拘束された四肢が性欲の発散を許さない。

 視覚聴覚触覚を封じられ、残る研ぎ澄まされた嗅覚と味覚で男の屁を限界以上に堪能させられている。

 

「あんっ、あんっ!♡♡ あひっ!♡♡ あは、シィルお姉ちゃんかわいそう♡♡」

 

 翻って男はシィルにばれないのを良い事に、美樹とアナルセックスに勤しむ。

 優しく包み込むシィルのアナルとは違い、どれほど乱暴に扱ってもキツキツなままの美樹の穴を味わっていく。

 

「くすくす……変態魔王美樹、オナラ発射しまーす♡♡」

 

 ぶびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

 

「ふぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!?♡♡ ふが、ふご、ふがぁぁぁ!♡♡」

 

 戯れに美樹にホースを取り付けて、変態魔王の屁をシィルに味あわせてやる。男の物とはまた変わった刺激臭にシィルは悶絶しながら、股間から溢れる分泌液でベッドに汚水の池を造り続けていく。

 しばらくして拘束を解かれた瞬間、彼女がなりふり構わずその場で様々なオナニーを一日中し始めた事は言うまでもない。

 

 

 

 

「あっ、あぁぁぁ……私、こんな……人前で……♡♡♡♡」

 

 あの露出徘徊によって、シィルの性癖はまた一つ新たな戸を開く事になった。

 人前で痴態をさらす露出趣味。現実でやれば即お縄の変態行為も、マジックアイテムの力を使えば自由自在だ。

 人通りの多い街中、シィルは現実世界を改造された裸一貫で散歩をしていた。

 かつて男が行った現実世界に精神体を投影する方法。今回はさらに手を加えて自分たち以外の人間には見えないように設定して調教を行っているのだ。

 言わば今のシィルは透明な幽霊と言え、現にこうして裸体で徘徊しても誰からも視線を受ける事はない。

 無論、絶対は無い。霊感の強い者や何かスキルを持っている人間ならば見えるかもしれない。

 男が気まぐれで突然シィルの透過を解除するかもしれない。

 そんなもしもを考えるだけで、シィルの股間は愛液腸液を滝のように流すのだ。

 

「あぁ……私、リセットちゃんに……ケツ穴くっ付けてる……ケツまんこ舐められてるぅ♡♡」

 

 徘徊中に見つけたのはカラーの少女、ランスの娘たるリセット・カラー。

 出店の前で棒付きキャンディーを舐めている彼女の眼前で、シィルは開発されつくしたケツを突き付けた。

 精神体のためバレる事も触れる事もない。しかし仲の良い少女の顔面至近距離からケツ毛まみれの肛門を向けている事、キャンディーをぺろぺろと舐める小さな舌が自身の菊門と重なる事実がシィルの露出快感を更なる深みへと引きずり込んでいく。

 

「ほっ!♡ ほっ!♡ ほっ!♡ ほっ!♡ はっ!♡ はっ!♡ ほっ!♡ はっ!♡」

 

 場所は変わってランス城作戦本部。

 各国の上層部や参謀たちが真剣に会議を行っている円卓の上で、シィルは無様な変態ダンスを踊り狂っていた。

 口元に備えられたフェラマスクからは間抜けな掛け声が発せられ、JAPANの盆踊りを踊りながら机の上を縦横無尽に歩き回っている。

 身に付けているのは半透明の薄い材質のスーツ。友人の赤毛の魔人が身に付けているようなボンテージの透明版と言ったところか。

 平べったいスーツは身体の輪郭を浮き上がらせ、全裸よりもいやらしい印象を男に与えた。

 股間はそこだけスーツが丸く切り抜かていて、そこにJAPAN製の天狗のお面が前張りのように貼り付けられている。天狗の鼻の部分は切り取られ、代わりにシィルの勃起クリチンポが飛び出ているありさまだ。

 そんな股間を誇るように、シィルはフェラマスクで脇の匂いを口から吸いこみながら会議をする首脳陣に腰を振って見せ付けていく。

 

「ふんっ!♡ ふんっ!♡ ふんっ!♡ ふんっ!♡♡」

 

 シィルのダンスの動きが変わり、ガニ股になり手のひらを鼠径部に沿わせて激しくV字に上下させた。 

 スーツの食い込みを強調するその動き(ハイグレポーズ)で卓上をめちゃくちゃに走り回り、やがて真ん中でアナル潮吹きをしながら絶頂した。

 自慰をする訳でもなく、ただ自分の無様さを思うだけで絶頂を果たしたのだ。

 

「おひっ、あひ、はぁ、ふぅ……おごぉぉぉぉぉぉぉぉ!?♡♡」

 

 精神体にくる調教を経て肩で息をするシィルに、男は我慢ならぬとばかりに後ろから強引に巨根でケツ穴を穿った。

 

 ――――さっきの食い込みポーズをやり続けろ。俺が逝くまでだ。

 

「は、はひぃ! ふんっ!♡ ふんっ!♡ ふんっ!♡♡」

 

 自由も無く、意志も無く、人権も無く、男の好き勝手に調教される毎日。

 もやは反抗心は打ち砕かれ、色欲に染まり切った心と身体。

 思い浮かぶあらゆる調教を執行され、手を付けられていないのは鍵で閉ざされた前の穴のみ。それ以外は全て男の手によって犯しつくされた。

 そこまでなってもシィルが、例え色に染まっていようとも、僅かに正気を保っているのはひとえに愛によるものだろう。

 美樹への愛。仲間たちへの愛。なによりランスへの愛。

 美樹を救いたいという気持ちに偽りはないが、それよりもランスの為で無かったらここまでやっていない。

 例えランスに黙っていようと、隠し事をしていようと、この愛情だけは決して偽りではない。

 どんなに辛く気持ち良い調教であっても、シィルには帰るべき場所がある。

 ランスが愛してくれるのならば、シィル・プラインはきっとどんな事にも耐えて(堕ちて)いけるのだから――――。

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

「ばっかもーーーーん!!」

 

 それはいつもの事だった。

 いつものようなランスの癇癪、我儘な言いがかり、自分勝手な怒りによる叱責。

 

「ちょっとランス! 流石にやり過ぎよ!」

 

「うるさーーーい! 俺様の奴隷にはこれぐらいしても構わんのだ!」

 

 主の狼藉を嗜めて、それを生意気と言われポカリと叩かれる。

 目に余る振る舞いに注意をする仲間にそっぽを向き、ランスはプイッと顔をそむけ歩きだした。

 行先はおそらく後宮で、気晴らしに新しい女を抱きに行くのだろう。

 

「ふんっ! もうお前など知らん! 知ら――ん!!」

 

 残されたある者はため息を吐いて後始末をし、またある者は呆れながら自分の作業に戻る。

 ここ最近、戦争の情勢で荒れる事の多いランスの機嫌に各々思う所はあるもののその対応は慣れたものだ。

 いつもの出来事。そう、いつもの事だったのだ。

 

「ひんひん……少し、お休みしてきます……」

 

 今までと違っていた事は、シィルがランス以外の男を知った事。

 そして、その不安定な心の安定させる手段、暗鬱とした気持ちの吐き出し方を持っていた事。

 ――――ランスよりも自身を気持ち良くしてくれる男と方法と出会った事。

 気遣って家事を請け負ってくれた友人たちの慰めの言葉を背に、シィルは肩を落として部屋に戻る。

 

「ひと眠りして、スッキリして来ればいい」

 

 そう背中にかけられた言葉が耳にこびりついて離れない。

 一人部屋に戻ったシィルはドアに鍵をかけ、ベッドに横たわる。

 そうだ。これはいつもの事なのだ。

 いつものようにランスの理不尽な癇癪に振り回され、唐突な暴力を振るわれる。

 でも少し経てばまたいつも通りの日常が戻ってくるのだ。

 だから、早くその日常に戻るために、自分も心の整理をしなければならない。

 すっきり気持ち良くならなければならない。

 だからこれは仕方が無い事なのだ。

 そうしてシィルは目を閉じて、男がいる精神世界に帰って来た(・・・・)。

 

 ――――今日は随分と早いじゃないか? 俺が恋しかったのか?

 

 男の軽口に応えず、シィルは黙って土下座をした。

 

「……ぐちゃぐちゃに、してほしいです。全部忘れさせてください……」

 

 隠す事に疲れ果てていた。苦しんでいた。悩んでいた。

 なにより、心が弱っていた。

 だから、ほんの少しだけ逃げ出したくなった。

 頭が真っ白になる快楽で全てを忘れたくなった。

 そう思ってシィルは全ての元凶である男に向かって頭を下げた。

 

 ――――まんこを使っても良いか?

 

 繰り返して言うが、シィルの心は弱っていた。

 愛すべき男に蔑ろにされ、寄り掛かる支えを探していた。

 カチャリと鍵を開ける音がして、シィルのまんこを封じていたプレートが宙に消えて無くなる。

 

「――――はい。どうかシィルのおまんこを使ってください♡♡」

 

 その時に頭に浮かんだのが目の前の男だった。それだけの話である。

 

 

 

 

 真っ白なベッドの上に男と女、二人は向き合っている。

 シィルは今更ながら何故か気恥ずかしくなって、その美しい裸体を手で隠そうとする。

 今のシィルの身体は生え散らかした体毛も勃起した乳首もクリもない、ありのままの元の姿をしていた。無論その美しい鼻筋も同じく。

 

「あ、あの、身体はどうして……それに排泄穴ハメ乞いポーズは……?」

 

 てっきり荒々しく抱かれるか、いつものように調教が始まると思っていたシィルは肩透かしを食らいながら、上目遣いで男に問いかける。

 普段なら嘲笑うように言葉を返す男であったが、この時に限っては何も言わずにゆっくりとシィルへと手を伸ばして、そして肩を掴み抱き寄せた。

 

「きゃっ! ……ん、あ、あの?」

 

 いきなりの事に身構えたシィルだが、その強張りは男に優しく抱きとめられた事ですぐに解れていった。

 背後からシィルを抱きしめるような形になった男は、そのまま何も言わずにじっと動きを止める。

 抱きしめられたまま時間が過ぎる。

 肌が触れ合った所から男の体温が伝わる。すぐ首の後ろから男の息遣いを感じる。

 いつもの調教とは違う展開に、シィルは自身の鼓動が速くなっている事に気付いた。

 

 ――――胸、触るぞ。

 

 ほら、いつもとは違ってわざわざ断りを取っている。

 混乱するシィルは何も考えられずに、首を縦に動かすしかない。許しを得た男はシィルを抱いていた腕を緩め、静かに彼女の胸へと手を伸ばした。

 

「んっ……あ、あんっ♡♡」

 

 昨日までのように鷲掴みにされる事無く、形の良い美乳は男の手によって優しく撫でられ、揉みし抱かれている。

 絹を触れるように丁寧に、水を掬うかのように静かな手つきで胸部は緩やかに形を変える。

 まるで強張った心を解きほぐすような快感を与える愛撫に、シィルはくすぐったそうに身をよじった。

 そのまましばらく胸を揉まれ、時折指が乳首を掠めて甘い悲鳴が上がる。

 やがて、胸を解し続けていた男の手が止まる。

 

 ――――下の方も触るぞ。

 

 先程と同じように、シィルの秘部へ触れる事の許しを求められる。少しだけ落ち着いた頭で考えて、ゆっくりと頷いて返す。

 左手で胸を揉んだまま、男の右手が緩やかに下がっていく。

 腹を撫でるように通り過ぎてシィルの秘部に辿り着いた時、くちゅ、と指が小さくない水音を立てた。

 自身の股が濡れている事に今更ながら気が付いたシィルは、顔を真っ赤にして俯いた。

 

「あっ、あひぅ……ふ、ふぁっ、あぁ……そこ、やさしっ……!♡♡」

 

 男の指がシィルのまんこに触れる。かき混ぜる、なんて乱暴な事はせずに割れ目を指で擦り上げ、浅く差し込みくすぐる様に愛撫する。

 苛烈な調教に比べてじれったい位の感覚に戸惑うシィルの声は、より一層色を濃くしていく。

 シィルの事を思ってか、股間を撫でる優しい手付きに身体は徐々に抵抗を無くし身を委ねて、与えられる快楽に没頭していった。

 

「ひんっ、あ、あんっ!♡♡ あ、あぁっ……ふぁぁ!♡♡」

 

 抑えられていた嬌声は琴里の歌声のように響き渡り、緊張で固くなっていた股はより男の手を迎え入れるように大きく開いていく。

 シーツを握り込んでいた両手は緩み、宙を彷徨った後に己の胸に触れる男の手へと絡みついた。

 まるで暗闇の中で逸れない様に差し伸ばされた手を、男は黙って握り返す。

 やがて男の右手は徐々に、しかし優しい範疇から出ない程度に激しさを増し、シィルの身体は静かに絶頂へと導かれた。

 

「うふっ、あっ、あぁ……逝く!♡♡」

 

 ブシャッ! プシャアアアアアッ!!

 指を咥えた秘部から飛沫が上がりシーツを濡らす。

 軽い絶頂をしたシィルの身体から力が抜け、背後の男にくたぁと体を預ける。

 調教やランスとのセックスとは比べる程も無い小さな絶頂は、しかし今まで生きてきた中で最も優しく、そして暖かい快楽であった。

 股から絶頂の甘さが全身に染み渡っていくのを感じながら、シィルは少しの間呆けて宙を見上げる。

 そんなシィルを男は文句も何も言わずに、丁寧に桃色の頭を撫でていた。

 暫くそんな微睡のような時間が続く。やがて絶頂の快楽が全身に染み込み終わった後、男はシィルの身体を優しくベッドに押し倒した。

 

「んっ、ふぅ……ひゃぁ!?」

 

 仰向けに横たわったシィルの肩を男が掴み、樽のような身体が股の間に割って入る。

 

「――――あっ♡♡」

 

 そして愛撫され愛液で濡れる秘部に、男の巨根がくちゅりと音を立てて宛がわれた。

 己の潤う敏感な部分から、男の肉槍の熱を感じて子宮が震える。

 視線を上げると、シィルを見下ろす男と目があった。

 穴の広がった豚鼻の顔も今となっては見馴れたものだ。その横にある瞳がシィルを見透かすようにぎらついていた。

 真っ直ぐ視線を逸らす事無く、男はシィルに最後の問いかけをする。

 

 ――――挿入ても良いか。

 

 強引に犯しなどしない。あくまで、選択権はシィルの元に。

 真っ直ぐシィルを見つめる男の瞳の中に、頬を染め目を潤ませる桃色の髪の女がいた。

 あらゆる調教はすれど、シィルの貞操、約束だけは頑なに守った男が彼女の許しを待っている。

 初めて男とのやり取りで主導権を握ったシィル。

 押しに弱く、母性が強い彼女が傷ついている今、取られる選択肢は一つだった。

 

「――――はい。私を犯してください」

 

 決して越えられなかった一線を、自らの足で踏みだした。

 瞬間、男の性器がシィルの秘部へと挿入された。

 

「っんん!」

 

 ツプゥゥゥ・・・

 他人棒でも抵抗なく、亀頭が咥えられ肉竿が飲みこまれていく。

 まんこが溶けた。そう錯覚するほどに暖かく穏やかな熱が膣内に生まれた。

 

「……ぁ、だめ、はいって……んっ……あついのが……」

 

 普段とは擦られる場所、広がる位置、押し上げられる角度、それら全てがただ一人の男のものでない証になった。

 主のモノをはるかに上回る逸物を己の性器がめいっぱい受け入れているのを感じる。巨根の先端は子宮口に押し付けられ熱い接吻を交わしている。それでもなおその巨根の半分程度しか埋まっていない。

 両手を胸の前で組みながら快楽を享受するシィルに覆いかぶさりながら、男が静かに腰を動かし始める。

 それは呆れるくらいにゆっくりで丁寧な挿入。

 拡げられた膣道にその巨槍の存在を馴染ませるように、ゆっくりと往復させる。

 

「やっ、いやっ……なんで、なんでそんなに優しいんですか? もっと激しく、忘れさせてぇ……あぁ……」

 

 強烈な快楽による逃避を求めていたシィルは、戸惑いながら文句のような言葉を発するが、それは自身の頭を撫でられる事で封じられた。

 頭と膣を優しく撫でられ溶かされていく。じんわりと心と快楽が混ざり合っていく。

 

「んぁ……じれったくて、ゆっくりなのに……こんなの、初めて……」

 

 思えば今までのランスとのセックスも、一方的に快楽を叩きつけられる自分本位の物であった。

 男が快楽を得るために腰を振り、その結果女にも与えられるもの。自分の欲に従った結果のおこぼれ。

 これは違う。これは男が快楽を貪る為の行為ではない。女に快楽を与えるための行為なのだ。

 シィルの性感帯を探り、快楽を高め、性欲を満たし、そして心を癒す性行為。

 相手の事を思いやったセックス。それが今の二人が行っている物だ。

 愛すべき男に冷たくされた心にこの優しい性行為は事の他良く効いた。

 

「ッァン、ァ、んん~ッ、きゅ、急に、んぁんっ、おちんちんが、あんんっ♡♡」

 

 ただ抽送を繰り返すだけだったピストンが緩急をつけたり、入口をカリで引っ掻きまわしたかと思えば奥を執拗に責め立てる。

 

「ぁぁぁあんッ!♡♡  おく、おくグリグリしちゃだめぇっ♡♡」

 

 ペニスを根元まで突きさし、腰を回すと膣内で角度を変えて暴れる。

 徹底的に身体に染み込ませる快楽に、シィルはなすすべ無くそれを享受する他なかった。

 

 ――――一つだけ、頼みがある。

 

 突如、ぴたりと男の動きが止まり、絶え間なく与えられていた快楽が途絶えた。

 快楽の余韻に浸りながらシィルは男の顔を見上げれば、そこには真剣な表情が浮かび上がっていた。

 

 ――――嘘でも良い。好きだと言ってくれ。

 

 それは、男の心の底からの求めであった。

 縋るような言葉を聞いてシィルはハッキリと理解した。

 この言葉に応えない限り、先程までの心地良い快楽は再開しないという事を。

 そしてもう一つ。散々強がっていた男が、自身の生涯を嘆き自暴自棄になっていた男が、心細い目でシィルの瞳を覗いていた。

 性欲と母性。この二つが、シィルの首を横に振らせなかった。

 

「――――――――す、き……好きです♡♡」

 

 その言葉を発した瞬間、シィルの膣穴奥深くに肉棒が突き込まれた。

 

「っあぁぁぁぁぁん!♡♡ きた!♡♡ またきたぁ!♡♡ 好き、これ好き!♡♡ 好きですご主人様!♡♡」

 

 ――――好きだ、シィル(・・・)。もっと気持ち良くなれ。

 

「は、はい!♡♡ 気持ちいい、気持ちいいです!♡♡ もっと、もっとおまんこ優しくしてください!♡♡ 好きって言ってください!♡♡」

 

 思えば現実世界の主から「愛している」などと言われた事があっただろうか?

 己が男への愛を呟くと、それと同じ以上に愛していると返ってくる。そこに虚しさや寂しさは感じず、ただ思いが通じ合っているという幸福感が溢れていく。

 乱暴ではない、しかし激しい男の腰振りがシィルにより一層の快楽を与え続ける。

 一線引いていたはずの男との距離が縮まり、それに比例して胸の奥の幸福感が膨れ上がっていく。

 気が付けば両手は男と恋人のように繋ぎ、両足は男の腰を挟みこむように絡ませていた。

 

「好きっ、好きっ、あっ、好きぃ!♡♡ もっと、もっと強く握って下さい……好きです!♡♡」

 

 譫言のように好きと呟くごとに男への嫌悪感が消えて無くなり、むしろ愛おしささえ芽生えてくる。

 醜く見えていた男の豚鼻も、今となっては素敵なチャームポイントのように思えてきた。

 思わず自身の眼前で鼻息を荒げる豚鼻に、シィルは頭を持ち上げて舌を伸ばす。

 

「れろぉ……ちゅ、ちゅる♡♡ ん、素敵なお鼻♡♡」

 

 広い鼻腔を舐めあげ鼻水を啜れば、まるで魔法の媚薬のように身体の奥が熱くなる。小鳥のように豚鼻を啄み、幾度となく唇を落していく。

 そのまましばらく恋人のように交わり合う二人。

 手を熱く繋ぎ、足を絡ませ、息を合わせて腰を打ち付け合う。なにより、何度も繰り返すように好き、愛していると互いの口が謳い合う。

 激しくも穏やかな恋人たちの蜜事。

 いつまでも続くかと思われた交合に、変化が訪れたのはシィルの戸惑いによってだった。

 

「あぅん!♡♡ 気持ちいいのに……逝きたいのにぃ……いつもなら逝けてるのにぃ!♡♡」

 

 与えられる快楽はランスのそれを上回り、普段ならば既に絶頂している筈。

 なのに逝けない。まるで絶頂のハードルラインが高くあげられているように絶頂には及ばない。

 逝く事を封じられている訳でも、感度が鈍った訳でもない。むしろいつも以上に感じやすくなっている。

 ランスが相手ならばとっくに果てているはずの感覚の海で、シィルは限界を超えた性的快楽に揉まれていた。

 

 思い描くのは巨大な水槽に閉じ込められた自分の姿。

 水槽に閉じ込められたシィルに向けて、快楽というお湯がゆっくりと注がれている。

 いつも(ランス)ならお湯ではなく水が勢いよくシィル目がけて勢いよく浴びせられて、半分も貯まる頃に絶頂を迎えると言った感じだった。

 だが男の物は違う。肌を刺す冷たい水ではなく、蕩けるような温かいお湯がゆっくりと注がれているのだ。

 温かなお湯(快楽)は体と心を解きほぐし、まるで眠ってしまうかのような穏やかな感覚をずっと長く与えてくれる。

 あまりに穏やかで、お湯が半分以上注がれても激しい絶頂でセックスを終わらせる事はない。しかし気持ち良さは天井知らずに上がっていく。

 水槽はドンドン快楽で満たされていき、やがて一杯になってシィルの身体丸ごとを沈めて覆い尽くした。しかもシィルが必死に水面に出ようとしても水槽には蓋がされていて上がる事はできない。

 問題は息苦しいのではなく、気持ち良すぎて死にそうになっているという事だ。

 もうこうなったらシィルにできる事は何もない。過去に無い程の快楽に身を揉まれながら、逝く事もできずに穏やかな幸福感を享受するだけだ。

 

「あひぃ! しゅき、しゅきです! 気持ちいい! 幸せでしゅ! 逝かせて、逝かせてくらはいぃ!♡♡」

 

 呂律も回らず目は虚ろで、口からは涎が滝のように流れている。

 現実世界の主の激しいセックスと絶頂の代わりに、それ以上の優しい快楽に身も心も虜になっていく。

 快楽に溺れ、幸せに殺されそうになっているのが今のシィルなのだ。

 

 ――――シィル。

 

 脳内をピンク色に染め上げられているシィルの耳に、微かに男の声が届く。

 涙で潤んだ瞳で見れば、絶頂を焦がれる心を見透かすような瞳で男がまっすぐ向き合っていた。

 ふと、そう言えば調教が始まってから唇は許した事は無かったな、と脳裏に思い浮かんだ。

 同時に、何をすれば逝かせてもらえるのか理解した。

 

 ――――一緒に逝くぞ。

 

「――――はい♡♡」

 

 もはや躊躇いはない。絡めた指を強く握り締め、頬を赤く染めて笑みを浮かべる。

 ――――今この瞬間、シィルの脳裏から元の主の事は一切忘れ去られていた。

 ゆっくりと身体を起こし、頭を上げ、男の顔へ近づいていき――――

 

「ん、ちゅ♡♡」

 

 零になり、唇が熱く重なり合う。

 その瞬間、男の肉棒から白濁した精液が勢いよく迸った。

 

 ブビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

「――――――――あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!♡♡♡♡」

 

 絶頂。

 肉棒を迎えるように開かれていた子宮口に大量のザーメンが注ぎ込まれ、あっという間に満杯になって膣から溢れ出していく。

 溜め込まれていた物が枷から解き放たれ身体中を駆け巡る。この世のものとは思えない性的快楽が子宮から全身に向けて広がっていく。

 頭の中に衝撃が走り、真っ白な思考の海でただ気持ち良いとしか考えられなくなる。

 秘部からは愛液が小便のように噴出して男の腹を濡らしていた。

 

「逝くぅぅぅぅぅ!!♡♡ まだ逝く!♡♡ もう逝ってるのに、もっと、もっと逝っちゃいますぅぅぅぅ!!♡♡♡♡」

 

 今なお精液を吐き出している肉棒は亀頭を子宮口にぐりぐりと押し当て、シィルに終わる事の無い快感を与え続けている。

 どこが、じゃない。身体全体が気持ちいい。

 なにより幸せだった。

 

 どれほど経っただろうか?

 シィルは男と繋がったまま荒く息を吐き、激しく脈打つ心臓を宥めようとする。まるで夢を見ているような心地よい感覚に包まれる。

 

「あ、あぁ……うぁ……あっ、あんっ……♡♡」

 

 ふいに、また股間から柔らかな快楽が伝わってくる。

 今なお萎える気配の無い男の巨根が膣を刷り上げる感触だ。

 さては男がまた腰を動かし始めたのかと思い、視線を下に向ける。

 

「……え? あ、いやっ、やだっ、私ったら……!」

 

 しかし、腰を動かしていたのはシィルだった。無意識に逝ったばかりの性器を男とぶつけ、貪欲に快楽を貪る己の身体がそこにはあった。

 

 ――――シィル。

 

 肩を掴まれる。

 見上げればそこに、当たり前のようにこちらを見る男の顔があった。

 

 ――――もっとお前を愛するぞ。いいな、シィル。

 

 真剣な表情と言葉が、シィルの五感からその心へと伝わり、揺れ動かした。

 

「……はい♡♡ もっと私を幸せに(愛)してください、ご主人様♡♡」

 

 再び二人の唇が触れ合い、今度は舌を絡み合わせる程濃厚な接吻でセックスは再開された。

 

 

 

 

「あぁぁ、深い……奥に、子宮の入り口ノックされるの好きです……もっとぐりぐりしてください♡♡」

 

 四つん這いになったシィルを、男が覆いかぶさるように背後から犯す。

 まるでワンワンのように舌を出しながら、豊満な胸を激しく揺らして男に揺さぶられる。

 ただ男に為すがままにされるのではなく、男の腰の動きに合わせて迎え腰で身体を弾ませる。

 一方的に犯される形、しかしその中に確かな愛情を感じながら桃色の奴隷は絶頂し続けた。

 

 

 

 

 二人の交わりはベッドから降りても続けられた。

 

「あんっ、あう!♡♡ もうっ……お湯が、あそこに入って……♡♡」

 

 精神世界に作り出された大浴場。

 心地良いお湯に身を沈めながら、男に抱きかかえられるように逸物を咥えこむシィル。

 ここに至るまで、男のイチモツは一度たりともシィルのまんこからは抜かれていない。互いの性器を咥えこみ、決して手放そうとせずセックスを続けている。

 

「お身体、綺麗にしますね♡♡ あひんっ、乳首が擦れて♡♡ おほっ、お尻の穴に指入れないでぇ♡♡」

 

 風呂から上がり、男の身体を己の身をタオル代わりに泡立てて、擦りつけで洗っていく。胸板にピンクの突起が擦られ嬌声が上がり、指で肛門内を洗浄されて甘い悲鳴が浴場に響いた。

 

 

 

 

 精神世界の時間の流れは現実と異なる。

 精神体の身体はその心の力によって構成される。なればその心が性欲で埋め尽くされればどうなるか?

 もう何十時間繋がりっぱなしの二人がその答えだ。

 

「あはんっ!♡♡ もう、危ないですから、料理している時は……ひぃん!♡♡」

 

 精神世界では空腹を感じないが、娯楽として楽しむ事はできる。

 裸エプロンで料理をするシィルに、立ったまま後ろから腰を振り続ける。

 

「もぐもぐ、んっ……ちゅ♡♡ 舌、絡まるの好き……♡♡ もっとあーんして下さい♡♡」

 

 対面座位で繋がりながら出来上がった料理を口移しで食べさせ合う。

 何気ない日常の一部すら、セックスと男の色に染め上げられていく。

 

 

 

 

 疲れも飢えも乾きも無い精神世界。その無尽蔵の体力と性欲を持った二人の交わりは終わりを見せる事は無い。

 もしかしたらランスがこれまで挿入していた時間を超えてしまったかもしれない。

 二人が繋がった時間の単位が、時間から日になった頃にはシィルのまんこはもうすっかり男の物になっていた。

 

「あっあっあっ!♡♡ こんな、自分から動くなんて!♡♡ 奥まで届いて、好きです!♡♡」

 

 寝そべった男の上で弾むように身体を動かす。

 騎乗位。シィル主体のセックスなど、今まであっただろうか?

 相手から一方的に犯されるのではなく、自分から性欲を与え、同時に自分も楽しむように快楽を享受する。

 互いが互いを気持ち良くするセックスがここまで嬉しい物とは、シィルは思ってもみなかった。

 

「あふぅ……腰をぐるぐるって……どうですか?♡♡ 気持ちいですか?♡♡」

 

 男の上で腰を弾ませ、胸が暴れる姿で男の目を保養させながら自身は膣奥を突く巨根を楽しむ。

 かと思えば、腰を大きく回して逸物に新たな刺激を与える技を身に着けた。

 何日もの精神世界の性合の日々を経て、シィルの性技はみるみる内に高められていった。

 全ては、男を受け入れ、男を愛さんとするために。

 

 

 

 

 一週間か、十日か。もしかしたらひと月かもしれない。

 二人が繋がって、どれほどの時間が過ぎただろうか?

 腰を打ち付け合い、押し付け、締め付け、時にまどろみ、動かずにじっとしたまま繋がった性器同士を静かに実感する。

 もはや男のイチモツが入っていない時がどういう感覚だったのかおぼろげになっている。

 それほどまでに、シィルは男とのセックスにのめり込んでいた。

 愛情と快楽、そして僅かな背徳感をもって。

 

「んちゅ♡♡ ちゅ、好き♡♡ 好きです♡♡ もっと、もっと好きって言って下さい♡♡」

 

 ――――好きだ。愛している、シィル。誰よりも好きだと、声に出して言おう。

 

「……っ! はい!♡♡ もっと言葉にして、声に出して好きって言ってください!♡♡」

 

 今のシィルはまん繰り返しの体勢で、手首足首を顔の横に抑えられたまま、激しく腰を打ち付けられながら熱い接吻を交わしていた。

 押さえつけられ身動きが取れないまま、為すがままに犯されるのはシィルの被虐心を激しく満たしていく。

 なにより、互いに愛の言葉を囁きながらするキスの味は格別であった。

 必要とされている、求められている、愛されている。

 従属を根源とするシィルの心は求めれば求めるだけ返ってくる愛の言葉に酔いしれていた。

 もはや男に対しての嫌悪感は欠片も残っていない。

 愛情確認の性交渉は、二人の心の距離を限りなく近づけたのだ。

 

 ――――シィル。

 

 腰の動きが穏やかになり、男がシィルの名を呼ぶ。

 男の巨根をきつく咥えこんだまま、シィルは頬を染めて男と視線を交わし続きを待つ。

 

 ――――シィル。……お前を孕ませたい。

 

「――――あっ♡♡」

 

 その宣言に対して最初に浮かんだ感情は、歓喜であった。

 思えば、ランスは子供を作る事を良しとはしなかった。

 今でこそダークランスやリセットを始めとした子供を持っているが、その殆どはシィルがいない間避妊魔法無しでセックスした結果の種であり、彼自身が子供を求めた事は一度も無かった。

 シィルが言外に願っても、嫌そうな顔で抗弁を垂れ、また別の女の元へ向かっていく。

 だから、シィルは子供を、妊娠を要求されたことは一度も無かった。うらやましいと思いながら、決して表に出さないように秘めていた。

 それが今、目の前の男によって求められている。

 孕ませる。女としての至上の使命を求められている。

 その事にシィルの理性よりも先に心が、そして続けて身体が反応を示した。

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!♡♡♡♡」

 

 艶の乗った悲鳴が、涎を垂らした口から響き渡る。

 身体の内から生まれ出た感覚に、歓喜の感情が迸った。

 

「し、子宮っ、降りて、来てます!♡♡ 精液お迎えして、子供作る準備できちゃってる!♡♡ 子宮がキュンキュンするんですぅ!♡♡」

 

 雌とのして子宮(本能)が、雄の征服を完全に受け入れ始めた。

 種族、性別の本懐を求められ、シィルの雌としての本能は歓喜に包まれる。

 子宮はどんどん降りてきて、子宮口は柔らかく、男の巨根を受け入れんと大きく口を開き――――

 

 ぐぽぉっ! と音をたてて、何かが入る音がした。

 

「ひゃぁぁぁん!♡♡ 子宮、子宮の中!♡♡ 私の一番深い奥をとんとん突かれてるぅぅぅ!!♡♡♡♡」

 

 そう。開け放たれた子宮の門は、ついに男の肉槍をそのまま受け入れたのだ。

 子宮口にカリ首を引っかけながら、乙女の門に押し入った肉棒はそのまま最奥の子宮の壁に黒光りの亀頭を押し付けた。

 未だかつて誰も、ランスですら足を踏み込ませなかった聖域に足を踏み込まれ、幾度なく放たれた精液を潤滑油に馴染ませるように蹂躙し征服する。

 

 もはや背徳感すら性欲を高めるスパイス。もしくはもう脳裏に思い浮かんですらいないかもしれない。

 身体も心も、男を完全に受け入れ、新たな愛を育もうとしている。

 ――――その事に、もはや疑問も嫌悪も無く、ただ歓喜と快楽しか浮かばない。

 

 ――――シィル出すぞ! お前の一番奥に、愛の証明を注ぎ込むぞ!

 

「――――っ! は、はい!♡♡ 出してください!♡♡ 私の、赤ちゃんの部屋に♡♡」

 

 躊躇いは快楽に負けた。

 声と共に男の腰の動きが激しさを増し、最後の射精をなさんとラストスパートをかける。

 シィルもそれを察して、両手両足を男の身体に回しホールド、少しでも肉棒を奥に導かんと密着する。

 汗と愛液と精液がずぶ濡れのベッド飛び散る。湿ったシーツが肌に張り付く事などもう気にしてすらいない。

 樽のように太ましい身体へ子供のようにしがみ付く。だけでなく、迎え腰でより深く肉棒が突き刺され、子宮の奥を突くように身体を動かす。

 

「あんっ、好き♡♡ 好き、あっ、愛して、ます♡♡ しゅき♡♡ ちゅう、ちゅる、あぁんっ、しゅきぃ♡♡」

 

 もはや頭正常に働かず、男への愛の言葉を狂ったように繰り返すのみ。まるで、己に言い聞かせるかのように。

 愛の言葉をうわ言のように歌い、蜜を味わうように男の唇を啄む。

 もう男の精を自身の最奥に吐き出してもらう事しか頭にない。

 そのために全力で腰を振り、快楽を貪る雌がそこにいた。

 

「好き、好き♡ おふっ、すき、しゅき♡♡ 好き、しゅき、すき、すき、すき――――」

 

 たくさんの精液を、早く子宮に出して欲しい。

 早く、早く、はやく、はやく――――。

 

 そして、その時は来た。

 

「――――大好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!♡♡♡♡」

 

 ドビュドブリュリュリュッ! ドピュゥゥゥゥゥゥ!

 絶頂と絶頂が重なり合い、快楽の深さ分の莫大な量の白濁がシィルの膣内へと放出された。

 男の渾身の突きで肉槍の先端は子宮の一番遠いところに叩きつけられ、熱く粘土のある精液を敏感な肉壁にぶっかける。

 逝ったばかりの子宮はあっという間に白濁で満たされ膣道を逆流。隙間なく張り付いていた性器同士の隙間をこじ開け、二人の結合部から噴水のように噴出して身体を汚す。

 

「あっ、あぁぁっ、あぁぁぁぁぁぁ!♡♡ 熱い、子宮熱い!♡♡ 溶けちゃう、お腹膨れるぅぅ!♡♡ 逝くの止まらないぃ!♡♡」

 

 吹き零れるよりも注がれる勢いが勝り、シィルの腹部がまるで妊娠したかのように精液で膨れ上がっていく。

 絶頂は止まる事無い。

 肉槍を押し付けられて逝く。子宮内に射精されて逝く。膣内を精液が逆流する感触で逝く。吹き出した精液が腹に当たって逝く。抱き合った温もりで逝く。汗と精臭を嗅いで逝く。ただ、愛する男(・・・・)と触れ合っているだけで逝く。

 子宮も心も、男によって満たされていく。

 

 やがて、長い長い射精は数分以上続き、やっと終わりを迎えた。

 男が腰を引いて肉棒を抜こうとすると、シィルの膣が手放したくないとばかりに吸い付いて離さない。

 それを名残惜しそうに思いながら力を込めれば、粘りついた精液を引きずって黒光りの竿が姿を現した。

 引っ掛かったカリを勢いよく抜けば、キュポンッと間抜けな音がして、数千時間ぶりに二人の結合が解かれる事になった。

 その時間だけ男の巨根を咥えこんでいたシィルの秘部のありさまはそれは凄いものだ。

 かつてぴったりと閉じられていた割れ目は、極太の肉棒の太さそのままの大口を開いている。

 開け放たれた門の中には、大量の白濁液が零れる事無く(・・・・)限界以上に注入されていた。

 あまりに粘度の強い精液は、まるで糊のように膣内にへばりついて一切出てこようとしない。精液が精液の蓋となってシィルの体内に男の痕跡を封じ込めている。

 完璧に男の穴となったまんこ。

 もはやランスと同じ事(性行為)をしてもそう簡単に逝く事は叶わず、彼女が満足する事はおそらく無い。

 

 もしも、これが現実世界であったのなら間違いなく妊娠していただろう。

 精神世界であったがために、実物の卵子ではないために、シィルは奇跡的に妊娠する事は無かった。

 ここが精神世界であったことが良かった事なのか、悪かった事なのか。

 

「あぁぁ……す、好きぃぃ……あへぇ♡♡♡♡」

 

 彼女の顔を見れば、一目瞭然だろう。

 

 

 

 

 

 

 

「――――くすくす……シィルお姉ちゃん、良かったね♡♡」

 

 二人がセックスし始めて現実世界換算で何日、何十日、いや何百日経過しただろうか?

 長い長い快楽の時間を終えてベットの上で汗だくで微睡むシィルの耳に入ったのは、楽しげに弾む女の子の声だった。

 

「……え、あ、誰……? ――――み、美樹ちゃん?」

 

 いつの間にかベッドの横に立っていたのは来水美樹。シィルが身を呈して助けたはずの少女だった。

 その少女が、ほぼ全裸の姿でシィルを口元を歪めた笑顔で見下ろしている。

 

「みき、美樹ちゃん、その格好は、なんで……?」

 

 シィルが驚くのも無理はない。今の美樹の姿はかつて慣れ親しんだ者とは大きく一変していた。

 パイパンの秘部とは正反対にみっともなく生やされた閉じていても見える脇毛と前からも覗ける尻毛。

 指のように伸びた乳首と真っ黒に染まり広がった乳輪。

 ほぼ全裸、の身体に装着されているのは三つのフック拘束器。

 可愛らしい顔を醜く歪めている三方向式鼻フックと尿道フック。

 振り向いて尻を見せてはそこにはアナルフックがある事は疑いようもないだろう。

 なにより一番目を引いたのは、股間に生えている物。

 本来クリトリスがあるべき場所には、黒々とした巨大なペニスが天を突いて存在していた。しかも根元には野球ボール大の金玉さえぶら下がっているありさまだ。

 どう見てもシィルと同じように、いやそれ以上に改造を男に施された結末がそこにはあった。

 

「そ、そんな……だって約束。美樹ちゃんにはもう手出ししないって……」

 

「おじさんは約束を破ってなんかないよ。私から抱いて欲しいってお願いしたの♡♡」

 

 声を震わせるシィルをよそに美樹は貞操の言葉を発して男に近づく。そして男の身体に付着した大量の精液を舐めながら言葉を続ける。

 

「んちゅ、れろぉ……シィルお姉ちゃんも体験したでしょ? おじさんの調教。苦しくて、恥ずかしくて、痛くて――――そしてとっても気持ちいいの♡♡」

 

 喉に粘りつく精液を恍惚と舐めながら、呆然とするシィルに向けて笑いかける美樹。その顔は先程までのシィルと同様、とても幸せそうだった。

 

「おじさんの調教されてると、支配されてると、辛い事やくるしい事が頭の中から無くなるんだ♡♡ おじさんの前だと、冷酷な魔王でもかわいそうな女の子でもない、気持ち良い事をいっぱいできる幸せな変態メス豚奴隷でいられるの♡♡ 難しい事も辛い事も考えないで、楽しく気持ちいい時間を過ごせる♡♡ こんなの、魔王になってから一度だってなかった♡♡」

 

 シィルには理解できてしまう。魔軍への恐怖や明日が無事訪れるかの不安、そして仲間たちが死んでしまうのではないかという心配。

 それら全てを、先程まで全く頭の中から消え去っていたのだから。

 

「今じゃ魔王の力を自由に使えこなせるようになったし、自分の運命にも前向きに見る事ができる。全部、ご主人様のお陰なんだよ。シィルお姉ちゃんも、おまんこセックス気持ち良かったんでしょ? 嫌な気も晴れて楽しかったよね?」

 

 ――――シィル。お前を自由にしよう。

 

 男の声がする。呆然としたシィルの目の前で、精液を舐め終えた美樹を抱きとめる男がいた。それを嬉しそうに享受し、肩の頭を預ける美樹。

 

 ――――黙っていて悪かった。こうなってはもうお前を縛りつける物は何もない……お前を解放する。

 

 男が手を振るうと、シィルの背後に大きな扉が現れた。察するに精神世界から出るための道なのだろう。

 自由への逃げ道が、唐突に差し出されたシィルは何も言葉にできなかった。

 

 ――――その扉を通ると、今まで精神世界であったことはすべて忘れられる。俺の事を忘却し、かつての日常に戻る事ができる。

 

 未だ舐め取られていない巨根を晒しながら、男は本当に残念そうな表情でシィルに向けて別れの言葉を告げる。

 

 ――――今まで楽しかった。自分で、自由に、好きな事をしろ。……美樹、相手をしろ。

 

「はぁい♡♡ シィルお姉ちゃんでノラブラブーマルセックス楽しんだ分、お下品魔王でたっぷりお下劣変態なプレイを楽しんでね♡♡」

 

 最後に楽しかったと、そう告げて男と美樹は向かい合い、そして互いの肩に手を置いて唇を近づけていく。

 シィルの事など、もう終わった事だと視界から外し、お互いの事しか見えていない。まるで、いつかの人類総統のように、シィルの方を見ずに、他の女に構いかける。

 

「あ、あ……」

 

 そんな二人から目を逸らせない。シィルは力無く口を開いて、精液がこべりつく肉棒を眺める事しかできない。

 すぐ背後には現実世界への出口がある。

 かつての日常。仲間たち、そして愛していた主との生活が待っている。

 もう男による調教を受ける必要も無く、全てを終わらせる事ができる。

 そう、出れば全てが終わる。終わらせる事ができる。

 終わってしまう――――。

 

 

 

 

「――――待って、ください」

 

 一つの言葉が、二人の動きを止めた。

 あと少しで唇同士が触れ合う距離で、二人の耳にシィルの声が届いた。

 震えるようなか細い、しかし確かに意志を持った声。

 帆足りが視線を向ければ、果たしてそこにシィル・プラインが土下座の姿勢で頭を向けていた。

 

「ご主人様……私を、抱いてください」

 

 遂に、その言葉を口にした。口にしてしまった。

 自分の口から、自分の意志で、禁断の関係を繋ぎ留めんと言葉が発せられた。

 

 ――――いいのか? 現実世界にはお前が仕える男がいるだろう?

 

「ここは現実世界じゃなくて、精神世界です。――――ここに居る私は、人類総統の奴隷ではなく、ご主人様の奴隷です……いえ、これもただの言い訳です。わたしは、私は――――」

 

 自分の事を気遣うような男の言葉にくすりと笑みを浮かべながら、シィルは土下座したまま頭を上げて男と視線を交わす。

 そして心の内を開け放って、その唇から自身の感情を解き放った。

 

 

「――――――――あなたの事が好きだから、あなたに抱いて欲しいんです」

 

 

 思えば、自分の口から愛の言葉を言った事など何回あっただろうか?

 愛していると言われない事も、言わない事にも慣れてしまった。

 それが男と出会って変わった。

 かつてのシィルなら、この淫らな誘いを断れただろう。男と出会う前の、清廉で優しいシィルであったのなら。

 だが、男によって淫行に耽り、色欲に染められてしまった今では……。

 

「だって、あなたの事が好きだから……この思いを無かった事に、忘れたりなんかできません」

 

 潤んだ瞳から雫がこぼれ困ったような泣き笑いを浮かべ、シィルは頬を染めて己の感情を吐露する。

 

「ずるいです。こんな、好きな人と想いを伝えあって愛する事を教えられて、忘れる事なんか選べませんよ。愛し合う事の本当の気持ち良さを知って、あなたの事が好きになってしまったんです」

 

 好きになったから愛し合うのではなく、愛し合ったから好きになった。

 そんなどこか矛盾した感情にシィルは温かな愛を芽生えさせ、そしてそれ故に男からの仕打ちを全て許した。許してしまった。

 傷つきひび割れていたシィルの心に、男の存在と快楽が隙間なく入り込み真実の愛に目覚めさせたのだ。

 

 ――――俺の趣味は特殊だ。さっきまでのように優しく抱く事など稀で、女を貶め、蔑み、堕とし込む事に至上の快感を得る。その俺に愛されるという事がどういう事か分かっているのか?

 

 かつて涙を流して耐え忍んでいた、屈辱の変態調教の日々を、享受する事ができるのかという男の問い。

 

「それで……いいえ、それが良いんです」

 

 そう言いきってシィルは土下座の姿勢から身体を起こす。そしてそのまま腰を支点に足をV字に開いて両手の頭の後ろで組む。

 排泄穴ハメ乞いポーズ。

 男が教えたポーズを慣れたように取ったシィルは何かを願うように目を閉じた。

 

「ご主人様に優しく愛して頂いて、本当に幸せでした。でも、こうも思ったんです。――――物足りないなって♡♡」

 

 すると、彼女の祈りに応じるかのようにシィルの身体がみるみる変化していくではないか。

 開いた脇と尻の谷間から、桃色の体毛が物凄い勢いで茂みを生やし生い茂る。

 乳首とクリトリスは早回ししたキノコの成長のようにニョキニョキと大きくなり、乳輪と合わせて黒く染まっていく。

 最後にケツ穴と尿道が花咲くように大きく口を開けば、男によって調教されつくされた身体が、今のシィルの魂の形が露わになった。

 

「いっぱい変態調教されて、私の心もすっかり変態になっちゃいました♡♡ もう、この姿じゃないと違和感が凄いんです……あなたが変態にしたんですよ♡♡」

 

 その以上で醜悪な身体をシィルはどこか誇らしげに見せ付け、完全に受け入れていることを白状する。

 現実世界の女性然とした身体よりも、この変態調教された身体の方が馴染むという事。そう魂が認識した以上、現実のシィルの身体も徐々に精神世界の影響を受け入れ、やがてこの姿へと成り果てるだろう。

 それを理解したうえで、シィルは想いの言葉を続ける。

 

「この姿は、あなたの私への欲望の形、愛の証♡♡ だから今度は、私が証明しなくちゃいけませんよね♡♡」

 

 一度深呼吸をして、そして後戻りのできない覚悟を決める。

 

「私の、貴方への愛を証明させてください♡♡」

 

 そうシィルが決意の言葉を口にした瞬間、その変化は始まった。

 

 ――――これは……。

 

 シィルの顔を見据えていた男にはその変化に一目で気が付いた。

 何せ目にしていた顔の中央にある鼻が瞬く間に肥大化していくのだから。

 それだけではない。美しい鼻筋が見えない指によって押し潰され、鼻穴を引っ張って鼻腔を開いていくではないか。

 ここは精神世界。男と自身の認識によって精神体(心と魂)が変質し、固定される魂の空間。

 ならば、自身の想いから身体(魂)を変える事だって可能なのだ。

 シィルの鼻は元のサイズの倍以上に膨らみ、ガラス版に押し付けるかのごとくひしゃげていく。鼻腔が蠢くさまはまるで彼女の卑猥なケツ穴を思い出させた。

 やがて、鼻穴の変化は終わりを告げた。

 

「っ、はぁっ、はぁっ――――ぶひっ♡♡」

 

 美しい顔面の真ん中に鎮座しているのは、何と言おうと立派な豚鼻であった。

 鼻フックも無しに押し潰されたシィルの豚鼻は、完全に顔面と平行になっていて顔横幅の半分ほどを占領する程に肥大化していた

 鼻息荒い鼻腔は指数本は楽に入る程大きく、内部には鼻毛が生い茂っているのがよく見える。

 

「この豚鼻が、私の愛の証です♡♡」

 

 女性として致命的な汚点を備えた不細工顔になってさえ、シィルはそれを誇らしそうに鼻を鳴らす。

 男とおそろいの豚鼻を、玩具を貰った子供のように喜びながら。

 

「……正直に言うと、ランス様の事をまだ嫌いになった訳ではないです。でも……少なくとも、この精神世界の中で私が一番愛しているのは、ご主人様です♡♡」

 

 申し訳なさそうに目を伏せ、未だ複雑に絡み合う心中を白状しつつ、それでも出した答えを言葉にする。

 そして願う。

 

「精神世界(ここ)の私は、変態で、どマゾで、豚鼻で、剛毛で、雌豚な、ご主人様の奴隷のシィルです♡♡」

 

 排泄穴ハメ乞いポーズから再び土下座の姿勢に移行するシィル。

 それは屈服の証でもあり、心からの嘆願の為でもある。

 

「あなたの愛に、応えさせてください。あなたを愛させてください♡♡」

 

 もう嫌じゃなくなった。

 もう耐える必要なんてない。

 だってこれは気持ち良い事で、相手は大好きな男なのだから

 

「わたしを、愛してください♡♡ お願いします、ご主人様♡♡♡♡」

 

 シィル自身の意志によって、その宣言はなされた。

 少しの間沈黙が続いたが、それを破ったのはシィルが忠誠を誓う主人であった。

 

 ――――手を使わずに舐めて綺麗にしろ……でないと、次のプレイに差し支えるからな。

 

 言ってナメクジのような精液がへばり付いたペニスをシィルに向かって掲げる。

 シィルは土下座を解除し、何のためらいも無く男の目の前に跪く。そして両手を後ろ手に回してペニスを舐め始めた。

 

「ちゅっ、んちゅ、れろぉ……ちゅるちゅる、んんっ♡♡」

 

 先端から滴る事無くへばりつく白濁を舌で丁寧に、愛おしげに掃除する。

 やがて亀頭をぐるりと一回り舐めた後、一気に喉奥まで肉棒を咥えこんだ。

 

「――――ずぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!♡♡ じゅびぃぃぃぃぃぃぃ!♡♡」

 

 そして勢いよくバキューム。頬をすぼませ鼻の下を伸ばした馬面で根元まで一気に口に含む。

 豚鼻と合わせて一層不細工になった顔を前後させて、巨根全体をしゃぶり上げて精液を吸い込んでいく。喉奥まで使って後ろ手のまま顔だけで奉仕する様は、まさしく性奴隷と言う他ないだろう。

 最後に根元から吸い付いてゆっくりと竿を抜きだし、ポンッ!と間抜けな音をたてて亀頭から唇が離れた時、竿には一滴の精液も残されてはいなかった。

 人体変化も口奉仕も綺麗になった肉棒も、男は全てを見ていた。一仕事終えたシィルの頭を優しく撫でれば、彼女は目を細めて嬉しそうに喉を鳴らした。

 

 ――――シィル。お前を抱くぞ。

 

「――――はい♡♡」

 

 それはいつぞやと同じやり取り。まんこを許した時の会話。

 しかし此度はより深い意味を持って交わされた言葉。

 

「ドマゾ変態雌豚奴隷のシィルちゃんを、もっともっと調教し(楽しませ)てください♡♡ お願いします、ご主人様♡♡♡♡」

 

 完全なる主従関係の始まりを付ける言葉だった。

 

 

 

 

 

 

「じゅぱじゅぱ♡♡ じゅるる、じゅぼぉ♡♡」

 

 場所は変わって玉座の間。

 煌びやかに飾られた玉座に男が踏ん反り返って座っている。

 いや、踏ん反り返っていると言うにはややおかしいか。その足は手すりに掛けられていて、ケツは見せびらかすように大きく開いていた。

 そのケツの真ん前に居るのは他ならぬシィルだ。

 四つん這いで顔を男の尻の谷間に突っ込みながら、赤い舌でペロペロと肛門を皺の一本一本隅々まで舐め回している。

 それだけではない。舌をドリルの様にねじ込みケツ穴の中を存分に味わってさえいる。悪臭漂う菊門の中を可愛らしい舌がほじくり回って探検しているのだ。

 

「ちゅるちゅる……んひっ、ふぁ!♡♡ み、美樹ちゃん! そこ、敏感で……!♡♡」

「駄目だよー♡♡ 奴隷じゃ私が先輩さんなんだから♡♡ 黙って私と同じようにケツ穴ペロペロしなきゃだよー♡♡」

 

 順調に舐め進めていたシィルが美樹のちょっかいで悲鳴を上げる。

 美樹は美樹で、四つん這いになったシィルのケツ毛が生い茂る尻穴を同じく四つん這いになってしゃぶりついていた。

 男とシィルと美樹が口と肛門で一列に繋がっている姿は、えもいわれぬ滑稽さが滲み出ていた。

 

「ぶちゅぅぅ……それにしてもランスくんかわいそー。あんなにいっぱいキスしたシィルお姉ちゃんが、こんな汚いお尻の穴をペロペロしてるんだもん♡♡ しかも、ランスくんよりずっと幸せそうに♡♡」

「いやんっ……もう美樹ちゃん、れろぉ、今はランス様の事なんか言わないで♡♡ ちゅう、今、私がご奉仕してるのはご主人様なんだから♡♡」

 

 舌を使いながら器用に会話を交わす。

 同じ男に調教され抱かれたという事実が、シィルと美樹の仲をより一層良いものにした。現実では叶わなかった竿姉妹となった二人は、まるで本当に姉妹以上に仲良く会話を楽しんでいる。

 

「そ、それに……ランス様だって色んな女性とセックスしていますし……私が、私が他の人とセックスしたって許してくれます。……私以外にも……私よりセックスが上手で、愛されている人だって、きっと……それを言うなら美樹ちゃんも、健太郎君はいいの?」

「れろっ……確かに好きだったけど、健太郎君きっとどーてーさんだし、えっち上手じゃなさそうだもん。それにおちんぽもズボンの上からでも小っちゃいって分かるし……臭いも、おじさんみたく濃くないし……断然おじさんのが良いに決まってるもん」

「それも、そうね、あっ……ランス様も、私の事を大事に、好きだと思っているなら……好きって言ってくれるはずだもの♡ そうじゃないなら、きっと私の事なんかどうなっても良いって思っているんです」

 

 所詮ランスは自身の事をただでセックスできる奴隷としてしか見てなかったのだ。

 数多くの女達と同じ、ただ家事とセックスの役割を持ったハーレムの一員。

 かつて誇りに思っていた立ち位置すら、今となっては色褪せてしまった。

 

 ――――人の前で違う男の話題とは、妬けるじゃないか。

 

「あぁんすいません♡ でもご主人様は違います。ちゃんと好きって言ってくれます。だから私も好きになったんです。おそろいの豚鼻にして、ラブラブ主従セックスさせていただきました」

「むー、シィルお姉ちゃんずるい! 私だって次までに立派な豚鼻にしてくるもん!」

 

 拗ねるような美樹の声に笑い声が響く。三人が談笑しながら、淫行に耽っていく。

 やがて美樹の口の動きに変化が出る。モゴモゴと口を動かし涎を作った後、それを思い切りシィルの肛門へと吹き込んだ。

 

「んぐんぐ……ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!! じゅびぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

「んひぃぃぃぃぃん! ……ぷぅぅぅぅぅぅ! ずびずびぃぃぃぃぃ!!」

 

 当然驚くシィルであったがその混乱も一瞬の事、直ぐに落ち着いて、自身も同じように涎を男の肛門へと注ぎ込んでいく。

 そして続いて、今度は肛門に唇をぴったりと貼り付け、流し込んだ自身の唾液を勢いよく吸い出した。

 それを数回口の中でくちゅくちゅと濯ぐと、新たに作った唾液を足して再度男の肛門へと吹き出していく。

 

『ずずぅううううう! ぷぅううう! ずびぃいいい! ぶぶぅうううう!』

 

 それを何度も繰り返す。唾液を注ぎ、吸出し、口の中を濯いでまた注ぐ。

 何度も繰り返し唾液を足したので、いつしか唾液は頬を膨らませるくらいの量になっていたが、それでも二人は真剣な表情で肛門に張り付いて、唾液ポンプの役目を続ける。

 

『むちゅぅぅぅううううう!!』

 

 あまりに必死に吸出しを行うせいで唇はまるで肛門に糊付けされたかのようにくっつき、それを引っ張るものだから細長く伸びて不細工な馬面になっている。

 頬をすぼめ、鼻の下を伸ばして唇を尖らせる様は、まるでJAPANのひょっとこかイカマンの口、もしくはフェラマスクそのものの造形を思い出させた。

 ――――将来的に、このフェラマスクの形に口元を整形させても面白いかもしれない。

 そんな事を思いながら男は、シィルが口いっぱいの唾液をケツ穴に注ぎ込んだ瞬間を見計らい、思い切り肛門に力を入れた。

 

 ぶぼぼっ! ぶちちちちちっ! びちゅちゅちゅちゅ!

 必然、唾液混じりの放屁がシィルの口に向かって鉄砲水のように逆流する。

 

「んぶぅ!? ――――ふぬぅぅ!」

「うぐっ、おぼぉぉぉぉぉ!?」

 

 目を白黒させたシィルだがすぐに男の意図を読み取り、自身も同じくケツ穴に力を込めて腸内の涎を美樹の口内へと噴射した。

 美樹もシィル同様頬を風船のように膨らませ鼻から溢れた涎を噴出しながらも、目の前のアナルに吸い付いたまま決して離れようとしなかった。

 

 ――――吸い付いたままケツから口を離せ。一滴も零すなよ。

 

 試すような命令に二人は頬を膨らませたまま、小さく頷いて吸盤とかした唇をケツ穴から剥がしにかかった。

 

『むぅっ……んんんっ……んむぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……ううんっ!!』

 

 ギュポンッ!! と大きな音をたてて、やっと唇とケツ穴は別離を果たした。

 腔内を濯いだ大量の涎と腸汁を口に含みながら、二人の奴隷は主人の命令を待機する。

 

 ――――口の中を見せろ。

 

『んぇ、あー』

 

 ――――うがいをしろ。

 

『あが、がらがらがらがら……』

 

 男によく見えるように口を大きく開き、音をたてながらうがいをする。陰毛の混じった体液が泡立ち掻き混ざっていくのがハッキリと分かる。

 そして最後には、

 

 ――――飲み込め。

 

『んご! んぐ、んぐ……ごっくん! げぇっぷ!』

 

 ご褒美を飲ませる。嚥下した喉奥から染み込む深い味と濃厚な香りに、哀れな奴隷たちはより激しく股を濡らした。

 羞恥も惨めさも、ゲップして吐き出した息の臭さも、全てが彼女たちを興奮させるスパイスにしか過ぎない。

 

『ぷはぁぁぁ♡ 人間ウォシュレット、ご利用ありがとうございましたぁ』

 

 ペタンと床に手と腰をつけて、口を大きく開いて全てを飲み干した事を証明する。

 男は満足げにそれを見た後、満を持して玉座から立ち上がる。

 

 ――――これで準備はできた。お待ちかねの排泄穴セックスの時間だ。

 

 男の宣言に、二匹の奴隷は目を輝かせて潮を噴く。それに笑みを浮かべながら男はだが、と言葉を続けた。

 

 ――――その前にシィル、お前を更なる変態メス豚奴隷にしてやる。

 

「は、はい……あ、あぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

返事をするや否や、シィルは仰け反りながら甲高い嬌声を上げた。

 

「う、あぁぁぁぁぁぁぁ! クリが、クリチンポ! 熱くなってますぅぅ!」

 

 シィルの言葉通りに彼女のそそり立った巨大クリトリスが独りでに震え始め、表面を波立たせていく。

 もしへたり込んでいなければ腰砕けになっていただろう感覚に、口から涎、豚鼻から鼻水を垂れ流して喘いでいる。

 十数秒ほどだっただろうか。シィルのクリトリスへの変化は唐突に終わりを迎え、息を荒げた本人が目をやるとそこには先程まであった物と似て非なる物――――太く立派な男性器が鎮座していたではないか。

 今までも形だけはペニスに似せてはいたが、今はしっかりと鈴口と尿道が供えられているのが分かり、根元には握り拳大の金玉も備えられているのが見えた。

 美樹と同じふたなり姿になったシィル。唯一の違いは美樹が亀頭が丸見えのズル剥けちんぽであるのに対し、シィルのふたなりはダルダルの皮が先端まで覆い隠している完全包茎ちんぽだという事だ。

 

 ――――そして、俺のも、こうだ。

 

 続いて男の股間にも変化が現れる。巨根の根元からむくりむくりと音を立てて二本生えたのは、同じく雄の象徴たる男性器。

 一本は元々のペニスの真上に。コブが何個も連なったアナルパール型をしており、あきらかにケツ穴用に産みだされた逸物だ。

 もう一本は元の竿の下から生えていて、長さ太さこそ他の二本に劣るがこちらも亀頭のような突起がいくつも重なっている。尿道プジー型のそれは間違いなく尿道ファックのためのペニスだと理解できた。

 三つの複根。まんこ、ケツ穴、尿道。開発されたシィルの穴全てを犯す為のペニスだ。

 

 ――――三つ穴全てを犯しつくしてやる。美樹、分かっているな?

 

「はぁい♡ 見て見てシィルお姉ちゃん♡ 私の変態ケツ穴で、シィルお姉ちゃんを筆下ろししてあげる」

 

 美樹が四つん這いから仰向けになってシィルの尻を向けると、男に改造され切った股間が大きく開かれて歓迎をしている。

 ズル剥けのフタナリに愛液に塗れ半開きになったまんこと小便を垂れ流す尿道。

 そして、髪の毛と同じ色をしたケツ毛の茂みの中央で大口を開けてシィルを待ち構えているケツ穴。

 呼吸をするかのようにパクパクと蠢き、シィルの生まれたての逸物を今か今かと待ち構えている。

 

「あ、あぁぁ……美樹ちゃんの穴……わたしのおちんぽ……」

 

 性欲で頭がいっぱいのシィルが取れる選択肢はただ一つ。

 フラフラと導かれるように美樹の股の間へと身体を動かし、皮で包まれたふたなりの先端を快楽のるつぼに添える。滲み出た我慢汁と腸液が糸を引いて混ざり合うのがハッキリと分かった。

 それと同時に、シィルの三つの穴の入り口にも熱を持った肉槍が突きつけられる。いつの間にか男がシィルの背後に膝を着き腰を掴んで立っていた。

 

 ――――俺が射精するまで、お前も射精す事は許さない。

 

 穴に肉棒をあてがったまま男はそう命令し黙り込み、シィルは緊張で喉を鳴らす。

 準備が完了したのに男が何も言わない。命令をしない。

 つまりは、シィルが自分の判断で事を始めると言う事だ。

 自身の意志で美樹を犯し、男に犯される。

 自身の意志で、新たな淫蕩の一歩を踏み出させる。

 

「――――あはっ♡」

 

 禁断の一歩を踏み出す背徳感に、もはや興奮しか感じる事が無い。

 ……何百時間と抱き合い続けた関係だ。もはや掛け声を上げる必要もない。

 渾身の力で美樹のケツ穴にふたなりを突っ込み、そして己の三つ穴に男の巨根を勢い良く突き込まれた。

 

「――――――――あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!?」

 

 瞬間、肉棒を突きいれられた三つの穴から飛沫が噴き出す。

 愛液、腸汁、小便が肉棒を突き込まれ絶頂するたびに、噴水を上げる。

 満を持して肉棒を挿入されたケツ穴と尿道は激しく痙攣しながら待ちかねた快感を手放さないように一層締め付けを強くする。大量のザーメンを蓄えていたまんこは、カリ高のチンポに古い精液を掻き出されながら竿と亀頭全体に吸い付いている。

 

「三つ穴セックス気持ち良すぎです! 逝くのが止まりません! それに……おちんぽ気持ちいい! こんなの持ってたら絶対癖になる! セックスど嵌まりしちゃう!」

 

 後ろから襲いかかる物だけが快楽ではない。ふたなりから伝わってくる初めて味わう快楽に、シィルの腰は己の意志を離れてヘコヘコと動き続ける事しかできない。

 クリチンポの時とは全く別次元の快感に、限界だと思っていたふたなりは更に硬さと大きさを増していく。

 男の動きに合わせて腰をぶつけより深く奥に肉棒を突き込まれるように、リズムカルに腰を動かし逝き続ける。

 

「っあぁぁぁぁん! ケツ穴ファック気持ちいい! ご主人様のおチンポがズボズボして、美樹ちゃんのケツマンコ穿ってるの! ご主人様が美樹ちゃん犯してるみたい! 気持ち良すぎておかしくなっちゃいます!」

「あぁ、おほっ、わた、私もぉぉぉ!!」

 

 取りつかれたように腰を振るシィルの下で、美樹がアヘ顔で嬌声を上げる。

 激しくケツ穴を突かれる快感により、ふたなりと乳首を勃起させて涎を垂らし喘いでいる。

 

「シィルお姉ちゃんのおちんぽ気持ちいいの! 変態魔王ケツマンコをガンガン征服して、屈服しちゃう! それにぃ、シィルお姉ちゃんのお腹に美樹のおちんぽがごしごし擦られてるの! 乳首も、乳首チンポも美樹ちゃんのとぶつかり合って、乳首兜合わせしてるのぉ!」

「わた、わたしも、気持ちいいわ……あふっ、み、美樹ちゃん……♡」

「おぉぉ、おほっ! シィルお姉ちゃん♡」

『――――んっ♡』

 

 同じ男に従う者同士の絆はより深くなる。

 互いに乳首チンポを手にし扱き始め、顔を気がづけて接吻をし始めた。

 

「れろぉ……シィルお姉ちゃんの鼻穴まんこ、おっきくて不細工♡ 鼻水垂れてるからきれいにしちゃうね」

「ふごっ♡ 美樹ちゃんの豚鼻クンニ気持ちいい! 鼻穴性感帯になってる、性器になってる!」

 

 まんこにケツ穴、尿道。ふたなりチンポに勃起乳首、そして鼻穴。

 ありとあらゆる部分に性感を叩きつけられ、シィルはますます淫蕩に溺れていき淫らになっていく。

 ただやられるだけではなく股の方は全神経を使って、三穴をそれぞれ別の動きで締め付け、蠢かせて各々が一級の名器となって肉棒を奉仕する。

 今のシィルは、並みの娼婦とは一線を画す性技を身に着けているのだ。今シィルを犯すこの男以外で彼女の名器たちに堪えられる者はそう多くないだろう。

 

 ――――シィル。俺が犯す三つの穴で、どこが一番気持ちいい?

 

 無我夢中で腰を動かすシィルの耳に男の問いが届く。

 何かを試すような口振りで発せられた問いかけに、シィルは回らない頭で本心を吐き出すしか術はない。

 

「そ、そんなのほぉぉぉぉ! 決められません! おまんこも、ケツ穴も小便穴もっ、全部全部気持ちいいでずぅ!」

 

 取り繕う余裕も無くありのままに白状したシィルの背後で、男は人知れず笑みを深くしながら問いかけを続ける。

 

 ――――自分チンポで美樹の穴を突くのと、自身の穴を俺に突かれるの、どっちが気持ちいい?

 

「どっちも、どっちも気持ちいいです! ふたなりちんぽで腰ヘコしながらっ、ご主人様に犯されるの最高! 気持ち良すぎです!」

 

 もはや反射的に本心を返答しているシィル。

 その頭の中は快感と性欲で塗りつぶされていてまともな思考とは口が裂けても言えないだろう。

 ――――故に、だからこそ、この問いかけをしよう。

 

 ――――前の主(ランス)と俺のセックス、どっちが気持ちいい?

 

 一瞬、言葉が詰まった。

 一瞬しか、言葉が詰まらなかった。

 

「――――――――ご主人様! ご主人様の方が気持ちいいです! うぁぁぁぁぁぁああああ!?」

 

 言った。言ってしまった。

 自身が何を口にしたのか理解しているだろうか?

 いや、答えを聞いた瞬間に激しさを増した男の全力ピストンによってまた間の中が真っ白な快感で犯されてしまえば、何を思っていても同じであろう。

 

「あひぃ! ご主人様のセックスの方が優しくて、おほっ、激しくて、変態的で、幸せなんです! ランス様より、ご主人様の方が、ずっとずっと気持ちいいのぉぉぉぉぉ!」

 

 ――――どっちのペニスの方がデカくて気持ち良いい?

 

「ごしゅ、ご主人様です! ランス様よりご主人様のおちんぽの方が立派で気持ちいいです!」

 

 ――――どちらが主人として優れている?

 

「ご主人様です! 優しくて私を愛してくれるご主人様です!」

 

 声は絶叫の域に達して心の内を吐き出し続ける。

 今日のこのタイミングでなかったら、シィルがもっと冷静な状態であったのなら、出てくる言葉も違っていただろう。

 しかし長時間の性交によって溶かされた頭と心は、目の前の快楽をより求める方向に足を進めてしまう。

 男の寄り添う程、ランスを貶める程に与えられる快感を増していき、シィルの乱れをより一層高めていく。

 

「あひっ、あぁっ! あっ、おちんぽムズムズって……ご主人様、射精しそうなんですね!? 私も一緒に、一緒に出ますぅ!」

「美樹もっ、美樹も逝くよぉ! シィルお姉ちゃんに犯されて一緒に逝っちゃう!」

 

 男の巨根から射精の前兆を感じ取ると同時、己のふたなりも震え始めた事に気付いたシィルは、限界以上の絶頂へと導かんと三つの穴を更に蠢かせて扱きあげる。

 男とシィル、美樹の動きが一体化して激しさを増す。より早く、激しく絶頂出来るように。

 

 ――――ランスと俺、どちらが好きだ?

 

 最後の問いかけが男の口から発せられた。

 明確な、好感度を尋ねる質問。シィルという存在の、根幹を見極める質問。

 シィルは答えた。

 

 

「ご主人様! ご主人様です! ランス様よりもご主人様の方がずっとずっと好きです! 愛していますご主人様! だから……逝くっ、逝く逝くっ、逝きます――――」

 

 

 答えた瞬間、何かが砕けた音がした。

 そしてそれを理解する前に、男の巨根からシィルの三つ穴に向けて精液が射精された。

 

『逝くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』

 

 どぴゅっ、どぴゅぴゅぴゅぶりゅぅぅぅぅぅぅ!!

 絶頂、そして絶頂。

 まんことケツ穴と尿道に勢いよく灼熱の精液が注ぎ込まれ、あっという間に淫穴を満杯にしてそれぞれの穴の分泌液と共にあふれ出す。

 そして精液が注ぎ込まれたと同時にシィルのふたなりも射精して、美樹のケツ穴へとザーメンを放出する。アナルセックスで精通を迎え、初めてとは思えない量の精液を射精した事でシィルの目の前に星が瞬いた。

 

「お、おぉぉぉぉ、おぉぉぉぉぉぉぉ……おほぉぉ♡」

 

 もはや言葉にならない野太い悲鳴を上げる。男と女の絶頂を同時に与えられた事で快楽はシィルの脳の容量を超え、ただただ舌を伸ばしたアヘ顔を晒すしかない。

 

「あひ、あひぃぃぃ……シィルお姉ちゃんのザーメン、熱いよぉ♡」

 

 美樹もシィルの射精で絶頂にいたり、愛液と腸液、小便を股間から吹き出しながらアヘ顔で身体を痙攣させている。痙攣しているのはふたなりもそうで、美樹とシィルに挟まれながら精液を蛇口のように垂れ流して二人の身体と胸を白く染めている。

 

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……!

 

「おひょ!? お、おぉぉぉぉぉぉぉ、おしっこ……あったかい……」

 

 トドメとばかりに男の三つの肉棒それぞれから小便が穴へと注がれる。

 精液とは違う熱に新たな快感を得ながら、シィルの身体はゆっくりと崩れていく。

 

「ご主人、さまぁ……シィルをご利用いただき……ありがとう、ございましたぁ♡」

 

 最後に辛うじて、主人への感謝の言葉をアヘ顔で発し終えた後、シィルの精神は限界を迎えて、目の前は真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 

 ――――起きろ。

 

「……うっ、あぁ……あれ? わ、わたし……」

 

 男の声でシィルが目を覚ます。意識を失いながら、男と美樹の前に直立している光景に目を見開いた事から、先に比べれば正気に戻っていることが見て取れた。

 だが、

 

 ――――服従のポーズ。

 

「はい♡ かしこまりました♡」

 

 逆らわない。

 腰を深く落して股を開き、両手を頭の後ろに回し脇を見せ付ける。

 体毛に乳首ふたなり、そして豚鼻。調教されきった身体を惜しげも無く見せつける。

 加えて、その腹部はまるで妊娠したかのように膨れ上がっている。子宮とケツ穴と膀胱に注がれた精液がこぼれ出す事無く、体の内側からその存在を知らしめていた。

 

 ――――シィル、お前を完全に俺の物にしたい。いや、俺だけの物にしたい。

 

「え、あっ、それは――――あぐっ!?」

 

 ぎゅるるるるるるる! グルグルッ、ぎゅるぅぅぅ!

 シィルが何か言おうとする前に、その変化は起こった。

 大きく膨れ上がったボテ腹。そこから地響きのような物凄い音が三人の鼓膜を揺らした。

 痛みに耐え、必死に服従のポーズを維持するシィルに向けて男は言葉を続ける。

 

 ――――今お前のケツ穴に詰まっている精液はただの精液ではない。お前自身の人格と混ざり固まって詰まっている。

 

 精神世界の中では身体も精神で出来ていて、その形すら変える事ができる。

 すなわち、精神の一部を切り離して、ケツ穴に詰まった精液に混ぜ込む事だってできるのだと、男は説明をした。

 

 ――――今お前のケツ穴に詰まっているのは、お前を悩ませる物事、お前を苦しめる人格だ。戦争の不安、仲間への罪悪感――――そして、元の主への感情。

 

 男の表情が歪んだ笑みを浮かべる。

 全てはこの時のために積み上げてきたのだ。ランスからシィルを奪い取るためだけに。

 

 ――――ケツ穴の人格を精液小便ごとひり出せば、もうお前は何事にも苦しめられる事は無くなる。――――あの男によって振り回される事も、暴力を振るわれる事も、悩まされる事も無くなる……どうでもよくなる。

 

「――――そ、れは」

 

 それは、それだけは――――。

 心の奥底で消えかけていた感情が膨れ上がっていくのを感じ、そしてそれがケツ穴に流れ込んでいくのハッキリと感じた。

 取り戻した少しばかりの正気と理性が、シィルの心に疑念をもたらす。

 だがそれが形を成す前に、美樹がシィルに近づいて耳元で囁いた。

 

「何躊躇ってるの、シィルお姉ちゃん? あんなに変態調教されて、そんな身体になって、何百時間もラブラブセックスして……ランス君の事を好きだって言える資格があると思うの?」

「そんな……そんなの……」

「もう、元の魂にも心にも戻る事はできないんだよ? だったら、堕ち続けるしかないよね♡ それに――――」

 

 美樹がふぅぅと吐息をシィルの耳に吹きかけた後、悪魔の囁きを届かせた。

 

「――――きっと、大切な物をブリブリひり出すのって、すっごい気持ちいいよ♡」

「あ、あっ……ランス、さ――――」

 

 鼓膜をくすぐるその言葉は、シィルにどうしようもない恐怖と後悔を、そして確かな興奮を覚えさせる一言だった。

 かけがえのない大切な物。それを排泄する事を考えただけで股は濡れ、絶頂しそうになる。

 今のシィルはがけっぷちに追い詰められた状態。軽く背中を押されてしまうだけで、後戻りのできない奈落へ落ちてしまう。

 

「私は――――」

 

 それでも、震える足でその場に止まり続ける。甘い誘いの囁きに堪えようとする。

 かき集めた大切な記憶がシィルの心に元の力を宿していく。

 その大切な思いを腹にシィルは顔を上げて――――

 

「私は――――――――」

 

 眼前に差し出されたチンポで、その気持ちは一瞬で霧散した。

 

「――――あっ♡」

 

 潰れた豚鼻スレスレに突き出された黒光りするチンポから漂う性臭に言葉が詰まる。

 自身の穴を散々耕し、開発した男性器。自身を何百時間と犯し屈服させた雄の象徴。

 シィルの股が濡れ、突起たちが固く勃起していくのが分かる。

 男はペニスを突きつけたまま何も言わない。

 シィルの背を押そうとはしない。あくまで、シィル自身の意志で一線を踏み越えさせようとしている。

 そして、その一線の向こう側は快楽の楽園でもあるのだ。

 何を拒む理由があろうか。

 

 シィルの脳裏に、沢山の人の顔と光景が浮かんでは消えていく。

 信頼できる仲間、世界中の友人達、同じ男を愛する女達。

 そして愛していたはずの主が浮かび――――

 

『――――愛している』

 

 最も愛する男の顔が浮かび上がった時、シィルは全てを決めた。

 

「――――――――ちゅっ♡」

 

 シィルは自らの足で、その一線を踏み越えた。

 鼻先の祈祷に豚鼻を擦り付け、愛おしげに口付けをする彼女の表情に一片のためらいも無かった。

 いや、心の奥底にはあるのだろうが、それすらも快楽に味を付けるためのスパイスと化しているのだ。

 全てを踏み越えた彼女を止められる者は、ここにはいない。

 男が離れ、シィルは自らの意志で服従のポーズを取って待機する。

 そしてカウントが始まった。

 

 ――――さん。

 

 男が笑う。新たなる奴隷の誕生を喜んで。

 

「にーい♡」

 

 美樹が嘲笑う。新しい女が底辺に堕ちるのを目にして。

 

「――――いちっ♡」

 

 シィルは微笑む。新しい自分に生まれ変わる事に。

 そして、終わりは始まった。

 

「ドマゾ変態雌豚奴隷シィル、人格排泄作業を開始します! 脱糞、始めぇ!!」

 

 ぶりぶりぶりぶりっ! ぶぼぼぼぼお! ぶりゅりゅ、もりもりもり!

 

「おひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 ――――爆音。

 天を揺るがす程の爆音が明るく美しかった女性の肛門から吐き出され、汚らしく三人の鼓膜を震え上がらせた。

 シィルのケツ穴から、精液小便と混ざった人格が濁った白い塊となってぶりぶりとひり出されていく。

 

「あぁぁぁぁぁぁ! 出てる、排泄されてる! 大事なものが、ランス様への気持ちが! ケツ穴から下品な音をたてて出ちゃってるぅぅぅぅ!!」

 

 だが、その轟音に紛れて聞こえてくる嬌声と実況は何とも堪らないものがあった。魂を絞り出すような絶叫をしながら、ケツ穴から固まった精液が土石流の如くひり出され、足元に積もり重なっていく。

 上空の映像には大口を開けて超極太の精液便を吐き出していくケツ穴の光景が映し出され、人格排泄の激しさを知らしめている。

 

「ごめんなさい! ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい! ごめんなさい、気持ちいいのぉ! 謝って排泄するの気持ちいい! 裏切り排泄最高ですぅ! 気持ちいい! 大事なもの排泄するの気持ちいい! 大切な物が汚くひり出すの気持ち良くてたまんないのぉぉぉ! ちんぽ逝く! 脱糞しながらふたなりチンポ逝っちゃうの! あひぃぃ、まんこも逝ぐぅぅぅ!」

 

 むりゅむりゅむりゅ、ぶりり! ぶりぶり、ずるずるずるっ、ぶぼぼぼ!

 精液便が肛門を擦り上げる感覚で絶頂にいたり、秘裂から愛液を、ふたなりから精液を噴水のように吹き上げてアヘ顔を晒す。豚鼻で大口から舌を突きだし白目でよがるアヘ顔は無様の一言でしか表現できない。

 人間とは思えない顔で精液と愛液を撒き散らし、床一面を汚水の沼地、汚物の丘へと変貌させていく。

 

「ふ、ふっ、ふぅぅぅぅぅっ♡♡♡ んふぎぃぃぃぃぃっ!♡♡♡♡」

 

 ぶり、ぶりゅ! ぶぼりゅりゅ!

 いきんで、いきんで、いきみ続ける。寄り目で見事ないきみ豚顔とオホ声で気張り続けた。

 地獄のような排泄劇は数分続き、意志の強さ、美しさ、優しさ、そういうモノ全てを載せた光景はやがてシィルの絶叫をもって終わりを告げた。

 

「出る、全部出る! 全部出て消えて……逝ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 ぶびびびび!! ぶりゅぶりゅもりもりもり! ぶぼびぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

 最後の塊を勢いよく吐き出し、長く間抜けな放屁が排泄劇の終焉のベルを鳴らす。

 同時に一際大きい絶頂をして精液と愛液をぶちまけ、小便を撒き散らしたせいで辺り一面あらゆる性液の池となり性臭を漂わせていた。

 ひり出した人格はあまりに多く小山のように積み上がり、腸内の熱を伝えるように湯気が立っていた。

 その小山を出し終えたシィルはといえば、放心した様子で宙に視線を彷徨わせている。余りの快楽に頭が真っ白になってしまったのだろう。

 激しい絶頂の経た後で、ふたなりと長乳首は力無く地面へと垂れ下がっていた。

 

 ――――シィル。

 

 そこに男が声をかけると、シィルはピクリと反応を示した。

 男は再度シィルの名を呼ぶ。

 

 ――――シィル、お前は何だ?

 

 その問い掛けにシィルは行動をもって返答した。

 汚物となった人格の山をゴミのようにまたいで汚い床に膝を揃えて正座し、丁寧に身体を折り畳む。黒い長乳首が膝に当たって歪み、長大なふたなりが胸に谷間を通って彼女の豚鼻に亀頭を押し付けながら見事な全裸土下座を見せつけた。

 

「ドマゾ変態雌豚奴隷のシィル・プラインです♡♡ かつてご主人様に反抗しましたが、ドマゾ変態調教をしていただいたことで、こうして立派な変態メス豚になる事ができました♡♡ 数々のご無礼と無知な行い、どうか謝罪させてください♡♡♡♡」

 

 土下座したまま発せられるのは完全なる屈服の言葉、奴隷宣言。

 快楽に敗北し心の底から屈伏を宣言して土下座の忠誠を誓う――――甘美で、イッてしまう征服感を全身におぼえながら男は凄惨な笑みを浮かべた。

 

 ――――良いだろう。お前は今から俺だけの奴隷だ。お前が俺を愛している限り、俺はお前を愛してやる。分かったな?

 

『はい♡♡ ご主人様に、ご主人様だけに、絶対の愛と忠誠を誓います♡♡ あひっ、服従絶頂、ケツ穴逝くぅ♡♡♡♡』

 

 ぷびっ、ぶしゅぅぅぅぅぅぅ! じょろろろろろろろろ!

 アナル潮吹き。男に隷属する歓喜のあまり小便を漏らし、アナルが収縮して腸汁を水鉄砲のように排泄した人格に引っかける。

 かつて大切にしていた物をないがしろにしても、もうシィルは何も思わない。男を至上に愛し、快楽に溺れる変態へと生まれ変わった女は、媚びるようにケツを振りながら豚顔から舌を出して喜ぶ。

 もうそこに優しく気丈だった女性の影は無かった。

 

 こうして――――――また一人、奈落に堕ちた変態女が産声を上げたのだった。

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 人間界、ランス城から遠すぎず程よく離れた場所にある街。

 魔軍との戦時中だが、戦線から離れ比較的穏やかな様相を見せる街の片隅に小さな家があった。

 随分と前に売りに出されたその家は最近新たな主が住み込んでいるが、住人は気味の悪さもあって滅多な事では近づかない。

 そんな家に二つの人影が近づいてくる。

 マントで身体を覆い備え付けのフードで顔を隠した二人は、迷いない足取りで家の中に足を踏み入れていく。

 家の中に人の気配はなく、二人の息遣い以外に物音はしない。

 

『くんくんっ……ふごっふごっ♡♡』

 

 しかしそれを気にする事無く二人は部屋の真ん中で鼻を鳴らし、何かに気付いたように奥の部屋へと進む。そして奥の部屋でも同じように鼻を鳴らした後に、しゃがみ込んで足元を調べる。

 数秒後、二人は隠されていた地下室への入り口を開き、弾むような足取りで中へと足を進めた。

 戸を閉め石造りの階段を下りれば、そこには同じく石でできた部屋が広がっていて、様々な道具が並んでいるのが見える。

 

 ――――はじめまして、ようこそ。待っていたぞ。

 

 なにより、二人の主人が部屋の奥で椅子に座ってこちらへと笑っているのがいの一番に目に入った。

 服を身に着けていない全裸。そしてその股間には二本の巨根が横並びに生えているではないか。

 マジックアイテムの精神世界による魂の改変、それによる肉体改造は男にも適応され、今では自由自在に自身の身体を変身させる事ができるようになった。

 もっとも、それを使うのはもっぱら性器の数や形を変える時のみだが。

 

『――――お待たせいたしましたご主人様』

「ドマゾ変態メス豚奴隷、シィル・プライン」

「クソザコ変態豚鼻魔王、来水美樹」

『ただ今参りました』

 

 そう言って二人――――シィルと美樹はフードを脱いで目の前の主人に向かって微笑みを浮かべた。

 ここは精神世界ではなく現実の世界。

 今日は初めて二人が現実の主人にお目通しする日。この日のために二人は怪しまれぬように理由を付けてランス城を離れやってきたのだ。

 ランスの癇癪を抑えるため代役を用意し、魔王の力で護衛を眠らせるなど、徹底的な隠蔽を行う事は主人に会えることに比べれば苦ではない事だ。

 

 ――――よく俺がいる所が分かったな。

 

「ふふ、そんなの簡単に分かります。街に入った時から、ご主人様のケツ穴の臭いがぷんぷん漂ってくるんですから♡」

「そうそう♡ 匂い追ってくうちに何回もケツアクメしちゃって、大通りでおっきなオナラしちゃったもん」

「周りから凄い目で見られちゃいました♡ 私たちの顔を見てとても侮蔑した顔で石を投げられて……とても興奮しました」

「当たり前だってシィルお姉ちゃん♡ こんな豚女がくっさいオナラしたら、馬鹿にされて当然だよ♡」

 

 楽しそうに話す二人の現実の身体、その顔の中心には巨大な豚鼻が鎮座しているのが見える。

 指どころか小振りのチンポくらいなら入りそうな鼻穴から覗くのはモッサリと生えた鼻毛。呼吸するだけで豚の喘ぎのような音が鳴り響くその鼻は人間の何倍もの嗅覚をもっていて、例え男が遠くに居ても探し出せるほどの感度を持っている。

 

 精神世界で変質した二人の魂の形は、完全にこの豚鼻で固定された。それは現実世界の身体にも反映され徐々に鼻の形が変わっていき、遂には完璧なデカ豚鼻へと変貌を果たしたのだ。

 もはや二人の通常の身体、真の素顔こそが豚顔であり、普段は周囲に自身の変化がばれない様に、男から授けられた変身アイテムで以前の鼻に擬態(・・)しているのだ。

 そして二人の身体の変化は鼻だけにとどまらない。

 

 ――――命令だ。真の姿に戻れ。

 

『かしこまりました、ご主人様』

 

 命令を受諾したローブを脱ぎ捨て、その中の下着一枚も無い裸体を晒す。そして二人は右手の指を自身のケツ穴に、左手の指をその豚鼻に勢いよく根元まで突っ込んでキーワードを口にする。

 

『ふごぉぉぉぉぉ……ぶひぶひ♡ 偽装解除♡』

 

 その瞬間、二人の身体が元に戻った。

 脇と股間から勢いよく剛毛が生え、乳首が指のように伸びて勃起する。同じくクリトリスも肥大化して亀頭を作りふたなりチンポへと姿を変える。

 最後にまんことアナル、尿道が大きく拡張して、完全な変態奴隷の身体へと戻った。

 

 ――――いつ見ても下品で無様な身体だ。今まで、よく現実世界で我慢できていたな。

 

「はい。偽装している時は身体がウズウズしてたまりませんでした♡ 美樹ちゃんが魔王の力で異次元空間を作ってくれなきゃ我慢できなくて全部ばれちゃうところだったんです」

「わたしの異空間でシィルお姉ちゃんといっぱい変態ごっこしたんだよ♡ 69フェラにアナル舐め、ケツ嵌めに兜合わせにおならの嗅ぎ合い。精神世界だけじゃ我慢できない事沢山したんだから」

「あぁ、でもご安心ください。美樹ちゃんは処女のままですから。ふふっ、本当にありがとうね美樹ちゃん。でも、それも今日で終わり。ご主人様に処女を捧げましょうね」

「うん♡ ご主人様に美樹のヴァージン奪ってもらうの♡ でもシィルお姉ちゃんもご主人様のおちんぽにまんこ上書きしてもらって、ランス君忘れちゃおうよ♡」

「ええそうね♡ 本当に楽しみ♡ この日を待ちわびていたんだから♡」

 

 そんな豚鼻変態の体躯で二人は笑顔で言葉を交わす。

 雌豚奴隷の二人にとってこの姿こそ普段の姿、素顔となり、それを隠さず露わにした今はすっきりとリラックスした振る舞いになっている。

 それを男は満足そうに眺めながら、黙って椅子から立ち上がって振り返り、二人に向かって尻を突き出した。

 

『……っ♡!』

 

 それを見た奴隷二匹は放たれた猟犬のように近づき、男の尻の目の前で腕を前に揃えた蹲踞――――ちんちんの姿勢をとった。

 

『へっへっへっへっへ♡!』

 

 そのまま息を荒げながら舌を出して、豚鼻を近づけて望んだモノが出るのを待つ。

 

 ――――褒美だ。思いっきり嗅げ。

 

 ぶびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいい!!

 

「ふがっ、んひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

「ふすぅぅ、あひぃぃぃいいいいん!!」

 

 ぷしゃぁぁぁぁぁ! ぶしゅぅぅぅぅぅ!

 絶頂した。シィルが、美樹が、屁の匂いで絶頂を果たした。

 眼前から吹き付けられた放屁にケツ穴から腸液を噴射してアナル潮吹きを果たした二人は、うっとりとした表情で残り香に鼻を鳴らす。

 一欠けらの残滓すら嗅ぎ残しの無いように鼻をひくつかせる二人に、ランス城の面影を見る事は叶わない。

 男は一層笑みを深め、床に置いていたご褒美を二人に手渡した。

 

 ――――俺が半年間穿き回したブリーフだ……どうするか分かっているな?

 

 反応は素早く、丁寧なものだった。

 黄ばみ、汚れの筋が浮き上がる悪臭漂うブリーフ。それをまるで宝物のように受け取り、何のためらいも無くパンツを広げて顔に被ったではないか。

 足を抜く穴から覗かせた目は、主人のサプライズプレゼントへの感激のあまり潤んですらいた。

 

「ご主人様の汚パンツ……ふごっふごっ♡ 臭くて汚くて最高です。一番臭いの濃いところが豚鼻に当たって……おひっ♡」

「おちんぽとケツ穴の臭いが染み着いて、しゃぶりたくてたまらないよぉ♡ ……逝くっ!」

 

 あまりに下品で下劣な行いですら、臭いと醜態に高ぶりを感じて絶頂を迎える雌奴隷。

 それを目の前にして椅子に座り直した男の命令は続く。

 

 ――――盛らせ。

 

『はい♡ んあぁあぁあああああ♡』

 

ぢょろろろろろろろ! じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!

 

――――放屁しろ。

 

『はい♡ ふんぅううううう!』

 

 ぶぼぶばばぶりりぃ、びびぃべべべべっぶびびびびびびびぃぃい!!

 

『おひょぉぉぉぉぉ! 小便漏らして逝く! 放屁アクメするぅぅぅぅ!』

 

 もはやどんな命令にも従い、何を言えば断るのかも知れない二人のメス豚の愛、忠誠心はもはや信仰の域にすら達している。

 美しい女を底辺下劣に堕とす達成感。どんな下品な命令にも従う支配感。それを成し遂げた己への全能感。

 落ちぶれていた過去からここまで上り詰めた男の心はかつてとは見比べるほどなく満ち足りていた。

 

 ――――さて、ようやく現実世界で出会えたわけだが、何か俺に望む事はあるか?

 

 忠誠には褒美で報いらなければならない。

 優しさに満ち溢れた男の言葉に二匹のメス豚は素早く服従のポーズになって、腰をカクカク、ヘコヘコと前後に振り出して叫ぶ。

 

「お願いします! ケツ穴、ケツ穴に嵌めてください! もうケツ穴に何も入ってないのをずっとずっと我慢してたんです! 空っぽアナルでもう気が狂いそうなんです! はやく、はやくケツ穴をご主人様のデカちんぽでズボズボいっぱいにしてぇ! 小便穴もガバガバになるまでずぼずぼガン掘りしてください!」

「ちんぽも、おちんぽも! 美樹のデカチンふたなりもゴシゴシして、足でフミフミ痛めつけてぇ! デカチンポ乳首を痛めつけてドマゾ魔王苛めて! もっともっとオナラ出させて! ずっとオナラ止まらない屁こき魔王にしてくださいぃぃ!」

 

 ――――いいだろう。そこにケツを出して丸くなれ。

 

 偉大なる主人は奴隷の願いに応じる。

 シィルと美樹は座った男の足元に尻を向けたまん繰り返しの姿勢になってケツ穴を差し出す。

 ガバァァ、とワイン瓶が容易に入る程に口を開けた二人のアナル。粘度の高い腸液が糸を引き、肛門内の暖かさと臭いが湯気となって湧き出る。

 それを眺めながら男は自身の太い両足を地面から持ち上げ――――一気に二匹のケツ穴へと突っ込んだ。

 

『おほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』

 

 城で互いを慰めていた自身の肉棒よりもずっと太い足の挿入に、たまらず潮を噴いて絶頂する。まん繰り返しのために自身の顔に潮が吹きかかるも、それを気にする余裕などない。

 そのまま足で踏みつけるようにケツ穴をピストンし続ける。長大なふたなりと乳首がムチのようにしなり、白目を剥いて潰れた鼻から鼻水が噴き出す。

 

 ――――堪え性の無い鼻穴だ……その穴で自慰をする事を許す。存分に弄るがいい。

 

 その光景を見た男が新たな指示を下せば、奴隷たちは首を横に振る事はない。

 美樹は両手の親指を立てて、シィルはその豊満な胸を鷲掴みにしてそこから飛び出た勃起乳首をそれぞれ豚鼻に突っ込んだ。

 

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!! 鼻穴でオナニーしてる! 豚鼻オナニーしてる! ぶほっ! 気持ちいい、止まらないよう!」

「鼻マンコ気持ち良すぎます! ふんがふがふがっ! 乳首チンポで豚鼻セックス気持ち良くて、止めれません! ぶひぶひぃ!」

 

 ケツ穴を肥えた足で犯され、己の豚鼻を指と乳首で慰める女など、大陸中を探しても目の前の二匹しか存在しないだろう――――少なくとも今は。

 男だけがそれを目にし、作り上げ、命令する事ができる。

 なんという甘美な全能感なのか。なんて無様な奴隷なのか。

 さあ、淫靡の宴を始めようではないか。

 

 ――――問おう。お前たちは何だ?

 

「はい♡ ドマゾ変態メス豚奴隷、シィル・プラインです! 仲間の皆と元主人を裏切って豚鼻下品堕ちした永久雌奴隷です!」

「クソザコ変態豚鼻魔王、来水美樹です! ご主人様に躾してもらってお下劣便器にしてもらった家畜の魔王です!」

 

 ――――お前たちはこれから何をする?

 

「ご主人様に現実解禁変態調教してもらいます! 精神世界だけじゃなくて現実世界でも無様奴隷を調教して頂いて、犯してもらいます! この日をずっと待っていたんです!」

「美樹は処女を奪ってもらいます! 不潔おちんぽで処女膜破ってもらった後、ご主人様の巨根の形になるまでおまんこゴリゴリ犯してもらいます! もうご主人様以外のおちんぽで感じられない位ガバガバのゆるマン改造してもらいます!」

 

 アナルを足で犯されながら、瞳にハートを浮かべて奴隷たちは叫ぶ。これからの予定を口にして想像したのか、腸液がさらに分泌されケツ穴の滑りが良くなった。

 プシュプシュとまんことチンポから小刻みに潮を噴いて発情するシィルと美樹。

 その二人の前で男は足を動かしながらこれからの予定を高らかに言葉にする。

 

 ――――まず俺の目の前で変態芸をしてもらおう。とびきり無様な踊りを考えておくように言ったから楽しみにしている。

 ――――次に俺のケツ穴を舐めてもらう。この日のために一週間トイレに行っても拭いていない。たっぷり味わえ。

 ――――その後は鼻だ。その豚鼻を犯す。特性の二股ペニスで不細工な鼻がガバガバになるまで鼻ファックしてやる。

 ――――そうしたら排泄穴セックスだ。ケツ穴と小便穴を現実の身体同士で改めて快楽を刻み込んでやる。

 ――――そして、

 

 思わず言葉が途切れる。それほどまでに高揚する事であり、股間から伸びた二股の巨根からは我慢汁が滝のように滴り落ちている。

 

 ――――そして、お前たちを孕ませる。元の美しい姿のお前たちを犯し、愛して、中出しして妊娠させる。

 ――――子宮、卵子すら俺が支配して俺のために使い、俺の子を孕み、産んでもらう。

 ――――お前たちは、俺の物なのだから。

 

「あ、あぁっ、嬉しいです! ご主人様の赤ちゃんを授かれるなんて……今日の私たちは排卵日、この日のためにしっかり合わせたんですよ」

「中出しされたら即孕みしちゃうクソ雑魚卵子! ご主人様の為に取っておいたんだよ! 絶対妊娠するようにいっぱいいっぱい射精してね」

「妊娠したらランス様に托卵します。避妊魔法無しで妊娠したママになって育成用パパになってもらいます」

「私も健太郎君にお情けセックスしててあげて偽物パパになってもらうの♡ 好きな人の子供ができるんだから嬉しいよね♡」

 

 もはや主人の為であればかつて好きだった男を謀る事すら躊躇わない。

 そこにかつての優しく誠実な女の子の姿は見えない。

 ただケツ穴を足で犯されながら、鼻穴でオナニーをするメス豚しかいない。

 

 ――――最後は……何でもだ。何でもやる。臭い責め、乳首扱き、ちんぽチャンバラ、連結、SM、浣腸、露出羞恥、公開排泄……ありとあらゆる事を味あわせてやる。何でもやりたい事をやる。お前たちの意志など知った事か。

 

 それを支配するのは目の前の男ただ一人。

 醜悪な体躯に豚鼻を添えた不細工な顔面。そしてあらゆるマジックアイテムを使いこなし、精神世界を征した悪意の塊。

 本来ならば取るに足らない、歴史の片隅にも名が残らない人間がここまで来たのは、まさしく神のいたずらとしか言いようがない。

 その思惑を大きく超えて、いずれ神にすら届く力を手に入れる男を止められる者はどこにもいない。

 

 ――――あらゆる女も、この大陸も、世界も、そしてお前たちも……全てが俺のものだ。

 

 遠くない未来。そうなるだろう世界を予言して男は足のピストンを激しくして奴隷を絶頂へと導く。

 奴隷たちもそれに合わせて豚鼻に入れた指を速め合わせて逝こうとする。それが変態従者としての使命なのだから。

 

『はい♡ 私たち無様変態奴隷はご主人様の物です♡ ご主人様に絶対の忠誠を抱く、ご主人様だけを愛する奴隷です。ご主人様大好き、愛してます!♡ あっ、いく、イクイク――――』

 

 足と指の動きがシンクロし、主従の息の揃った絶頂を迎える。酒池肉林の始まりを告げる花火が潮を噴いて打ちあがった。

 

『逝くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』

 

 渾身の力でケツ穴奥まで踏みつけられたと同時、鼻穴に指と勃起乳首を突っ込んで果てる。ケツアクメと豚鼻アクメを同時に迎え、フタナリからは白濁した精液が弧を描いて彼女たち自身の顔面へと射精される。その着地先の顔と言えば鼻穴に指と乳首を突っ込んで白目を剥いたアヘ顔が浮かんでいた。

 絶頂で力と共に豚鼻に入れていた物が抜け落ち、更に弛緩した尿道からふたなりを通じて尿が迸った。

 顔面へと注がれた尿は精液を洗い流し、犯された巨大な鼻穴へと注ぎ込まれるがそれすらも鼻を鳴らして嚥下。

 

『……んぐっ、ごぼっ、ぶほっ、ごぼお……ぶふぅ! 奴隷小便、粗相して申し訳ありません』

 

 ――――かまわん。俺も催してきた。口を開け。

 

 鼻から尿を飲み干した奴隷たちの謝罪を笑って許し、さらに男は二人のケツ穴から足を抜きながら二股となった巨根を構えて放尿した。

 男の言葉でそうなる事を予期していたのだろう。二人は口を大きく開いて黄金色の汚水を口内へと収めた。

 

『ごぼっ、ごくっ、んぐっ……ごくん! げぇぇぇっぷ! メス豚便器ご利用ありがとうございます♡ ご主人様のおしっこ、とっても臭くて美味しかったです』

 

 極上の酒を飲むが如く小便でのどを潤した二匹の奴隷は鼻を衝くようなゲップを吐きだしながら主に礼を言う。

 そしてまん繰り返しのまま両手を上げて脇を露わにし、己の性器を全て差し出した。

 固く勃起した乳首とふたなり。もっさりと酸っぱい匂いを放つ剛毛腋毛。同じく桃色の密林を作り上げる陰毛とケツ毛。

 口をだらしなく開き、主の肉棒を今か今かと待ちわびる秘部、アナル、尿道。

 そしてそれらを差し出しながら瞳にハートを浮かべた恍惚とした表情の顔面中央に鎮座する大きな豚鼻。

 これこそが男の奴隷。究極の変態無様お下劣奴隷のシィル・プラインと来水美樹なのだ。

 

『どうか……これからもこの無様変態お下劣、下品メス豚奴隷をお好きなように使って……愛してください♡ お願いします、ご主人様ぁ♡ おひっ、放屁逝く♡』

 

 放屁アクメを経て、これより二匹は男によって酒池肉林の一日を送る事になる。

 あらゆる責め、あらゆる凌辱が繰り広げられるこの地下の一室に、淫靡な嬌声が途切れる事は無かった。

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

「あら、静香さんにマリスさん。こんにちわ、いい天気ですね」

 

「え? 最近調子が良さそうだって? ええ、とても良いですよ! 今、私はとっても充実してる気持ちなんです!」

 

「理由、ですか? そうですね、きっと気持ち良く寝ているからでしょうか? 夢の中が楽しくて、スッキリできるんです」

 

「そうだ。もし良かったらこれをどうぞ……これが何かって? ただのお守りですよ」

 

「貰い物なんですが、これを身に着けているととっても良い夢が見れるんですよ。美樹ちゃんも持ってるんです」

 

「皆さんお疲れのようですし、軽い気持ちで試してみてください。単なる気晴らしみたいなものですから……」

 

 

 

「――――きっと、生まれ変わるくらい気持ちの良い夢が見れますよ?」




ひとまずこれでランス編はいったん終わりです。
一応続けようと思えばできるんですけどね。各国首脳人の集団洗脳、ランスガールズ全員洗脳NTR変態ショー。
でもやり始めるとまた膨大な時間がかかるので一旦ここで切り上げ。

次は、コードギアスのC.C.戦闘員堕ちの話になるかなと。
まだ冒頭しか書いてないので、一~二ヶ月掛かると思いますので、奇特の方がいれば待っていただければ幸いです。
読んでいただきありがとうございました。
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