上手に潜入出来るかな? 作:くす玉爆弾
甲河アスカが囚われてから数日が経ったある日の事。
当初は敵愾心を剥き出しにしていたアスカだったが、今では意外にも男と良好な関係を保っていた。
「おはようございます! さぁ! まずは顔を洗って! それから髪を梳かしますよ」
「ふぁ~⋯⋯眠っ⋯⋯んぅ」
アスカの一日はまず男と顔を合わせる事から始まる。
未だにオムツ一丁の達磨状態で監禁されているアスカは、食事も用便も何一つ自力では出来ない。そんな彼女の身の回りの世話を、甲斐甲斐しく行っているのが彼なのであった。
本来の立場を考えれば、この男が捕虜の世話をする必要など皆無。それこそ部下に丸投げすればよい案件であったが、彼はスケベ心の塊である。下心を原動力に、ほんの少しでもアスカとお近づきになりたいと、介護士の真似事をしていたのだ。
「相変わらず梳かすの上手いわね⋯⋯」
目蓋をしょぼつかせながら、アスカはボソッと呟いた。
「恋人と伽を共にした翌朝は、いつも私が櫛を入れているんですよ。彼女もアスカさんと一緒で朝に弱いので」
「⋯⋯ふーん」
半ば微睡みながら、心地好さげに身を任せていたアスカであったが、男の口から恋人の話が出た瞬間、へそを曲げて唇を尖らせた。
少し前までは声を掛けただけで、睨み付けてきた利かん坊が懐いたものだと男は笑う。元々、他人に肌を晒すのに抵抗の少ない日常を歩んで来たこともあるのだろうが、一から十まで生活の面倒を見られれば、それなりに慣れと情を抱くということだろうか。
ただ、この反応を見るに一番の要因は身体の相性が良かった事だ。あの日の苛烈なアナル調教以降の男は、アスカの快楽を優先した蕩甘セックスに没頭して、徹底的に堕落の底に引き摺り落としたのだった。
「一緒に朝ご飯を食べましょう。と言っても、もう昼過ぎですがね」
当然、昨晩も日付が変わるまで身体を重ね、男の腕枕で眠りに就いたのが日の出直前である。
「今日は何?」
「クリームシチューとフランスパンのトーストです。美味しそうですね」
ブイヨンの溶け込んだクリームとガーリックバターの香りがアスカの胃袋を揺さぶった。
捕虜という立場であるが、男の好意でプロの料理人が作った食事がアスカには提供されているのだ。
おまけに彼女の起床に合わせ作られるので常に出来立てホヤホヤときた。
「はい、あーん!」
「熱っ⋯⋯フッフッ! はふ、んぐ⋯⋯」
シチューに浸したガーリックトーストが口元に運ばれ、アスカはそれをモシャモシャと咀嚼する。
親鳥から餌を貰う雛を彷彿とさせる光景だった。アスカもその自覚があるのか、その瞳は若干死んでいた。それでも素直に食べているのは旨いからだ。男は彼女の食事の好みまで仔細にリサーチしているようである。
「お味はいかがです?」
「⋯⋯悪くないわ」
ツンとした態度だが、彼女が不味いと言わないということは、美味しいという意味であると男は知っている。そして、このやり取りも既に日常風景だ。
「食事の後は歯を磨いて、一緒にシャワーでも浴びましょうか? それとも━━」
「⋯⋯ねぇ、今日の検査は何をするの?」
奥歯で磨り潰したジャガイモをシチューで胃に流し込みつつ、アスカは男に聞いた。
内容は業務的なものであったが、それを問う彼女の視線は妙に艶っぽい。
その様子を見れば、勘の良い人間ならピンとくるだろうが、要するにセックスの話を振っているのだ。元々、能力解析の為に拘束されているアスカであるが、検査や実験などは合間の時間に採血されたり、謎の計測器に掛けられた程度で毎日、性行為に耽ってばかりときた。
男が言うにはちゃんと仕事はしてるとの事だったが、どの程度信用出来たものかは分からない。
そんな中で、面と向かってエッチがしたい等と、口が裂けても言えないアスカは、都合の良い隠語として利用していたのである。
「検査の前に軟膏を塗らなくてはいけませんよ」
「まだ塗らなきゃならないの?」
「そうしなければ治りません」
朝食を食べ終えたアスカの耳元で男が囁くと、彼女は恥ずかしそうに俯く。それでもするべき事は理解しているのか、自力でうつ伏せになると、オムツに包まれた臀部を男に突き出した。
「うっ⋯⋯は、早く終わらせなさいよ!」
「お利口ですね。では⋯⋯」
男は純白の紙オムツに手を掛けると、半ばまで引き下げてアスカの尻を丸出しにしたのだ。
成る程、軟膏とは痔の治療の為のものらしい。男の目の前にピンクの皺穴が晒されると、可愛らしい蕾に生々しい傷が刻まれていた。切れ痔が二つ、イボ痔が一つ。
先日のアナル調教の際に出来たものである。あの特大ディルドと連続浣腸で、この程度の傷で済んだのは、ある意味で幸運と言えるかも知れない。
「あ、あぁ⋯⋯んっ⋯⋯は⋯⋯くぅ⋯⋯」
軟膏を掬った指先が炎症している恥部に触れるとアスカが呻いた。それは、女の声だった。頬の色づきが屈辱の赤から情欲のピンクへと変化してゆく。
ヒリヒリする半粘膜を薬品が優しくコーティングすると、頑なに閉じていた排泄口が緩み、開いた。
「アスカさん? ひょっとして感じているのですか? これは治療行為だというのに、ハレンチな女性だ」
「ひゃあ、あ⋯⋯あんたのせい、じゃないのぉ~⋯⋯あんたが、私を⋯⋯触っただけで⋯⋯んふぅ! イッちゃう身体にしたんでしょお!? はああっ、んひ! ら、らめ、イク!? イグっ!!」
パクパクと餌をねだる鯉の口の様に開閉する菊座に、人差し指が沈む。第一関節の半ば、ちょうど爪の根元までの浅い挿入である。
裂傷に気を使いながら、指を回転させて穴の内側にも軟膏を塗ると、アスカは甘イキに達して、蕩けたアクメ顔を男に進呈してしまう。
アスカは玩具だ。玩具の幸せとは、持ち主に構ってもらうことである。だから、遊んでもらう時も、手入れをしてもらう時も、男に触れてもらえるだけで、幸せに蕩けてしまうのだった。
「早く治して、またアナルセックスしましょうね」
ツルツルした正常なアナル皺と、ざらつきが引っ掛かる切れ痔の質感。固くしこるイボ痔のコリコリ弾力を堪能しながら男が言った。
「ハァ!? バカ! この前みたいな無茶されたら、また切れちゃうでしょ!? 次はもっと優しくしなさいよ!」
ツポツポと指先を抜き差しされながらの誘惑は、アスカの心臓を切なく握り締める。
拒絶で返すつもりが、優しく抱いて欲しいなどと少女染みたお願いをしてしまった。それもこれも、血液の代わりに蜂蜜でも生み出しているのかと疑いたくなる程、甘く鼓動する心臓のせいだとアスカは決めつけた。
「⋯⋯これで終わりです」
「あひん!」
尻穴から指が抜かれた。指先は軟膏の残りカスと肛門管から分泌された粘液で濡れ光っている。
物欲しそうに蠢き、続きを催促する欲しがりアナルにお預けを言い渡し、オムツを元に戻すと、男はアスカを抱き寄せた。
彼の腕力と肌の温もりを感じて、アスカの胸が高鳴る。血流が加速し体温が上昇すると、乳房の先っぽが僅かに硬直し、疼きを生み出す。
アスカの顎を指で上向かせると、二人で見つめ合う。男が唇を見ていることに気が付くと、アスカは浅く唇を開き、目を瞑った。
もういいじゃないかと声が聞こえる。アスカ自身の声だ。彼女はこの数日、意志の力を総動員して唇だけは死守していた。しかし、それも限界、抗い難い欲求が彼女の存在しない指先を幻肢痛の如くピリつかせ、子宮が溶けてしまうイメージが頭にこびり付く。
もういいじゃないかと再び声が聞こえた。別にファーストキスでもないんだし、求めに応じたらどうだ。キスをしたら胸と子宮の疼きも消えるかも知れないぞ。今更、乙女ぶるな。惚れている男が居るから何だと言うのだ。お前はもうこの男に━━━━。
もう一人の自分に促され、アスカの純白の歯列の間からピンクの肉片が顔を出した。
小さな蛇のような舌が男を求め、彷徨う。
男が応え、互いの呼気が混じり合う距離まで二人が接近し、アスカの瞳が興奮のあまりに上向いた瞬間。
「綺麗だ、アスカさん⋯⋯━━━━失礼」
アスカが覚悟を終え、良い雰囲気になったところで男の端末が鳴った。
色々と台無しだ。このタイミングで電話を掛けてきたバカを殴るべきか、礼を言うべきか、判断しかねてアスカは不貞腐れてしまった。
「私です。あぁ、これはお久しぶりです。今日は一体⋯⋯⋯⋯成る程、分かりました。伝手を当たってみます。えぇ、私も現地に━━」
「━━━━ヨミ━━ラ━━任務━━蛇━━拐われ━━助け━━━━」
電話越しの声に聞き覚えがある気がして、アスカは聞き耳を立てた。
すると、何やら不穏な内容がアスカの耳朶に触れる。
「どうしたのよ? 今の電話の相手ってまさか━━」
「申し訳ありません。急用が出来ました。人命に関わる事なのでご容赦を!」
「ちょっと説明! 私はどうなるのよ!?」
珍しく男が慌ただしい様子を見せる。
「可能な限り早く戻りますが、長引けば数日掛かるかも知れません。アスカさんのお世話は代理を頼んでおきますので」
「あっ! こら、待ちなさい!」
アスカの頬にキスをすると男は踵を返した。何が何やら理解出来ない内に彼は部屋を出て行ってしまう。そして、室内には、頭の上にハテナマークを浮かべたアスカだけが、残されたのである。
「少し予定とは違いますが、好都合とも言えます。次の段階に進みましょう」
「本当に彼らの好きにさせてよろしいので?」
「勿論、こういう事は緩急が大事ですからね、緩急が⋯⋯」
出立前に男は研究所のリーダー格と話し合った。会話内容は男が居ない間のアスカの扱いに関しての確認だ。
「それに、研究所のスタッフにも若い方々は多い。あまりお預けをさせるのも酷と言うものです」
「承知しました。全てご指示の通りに⋯⋯」
男の台詞には不穏な空気が漂っていた。アスカがこの会話を聞いていれば、眉を吊り上げて憤慨したに違いない。
指示を受ける年嵩の研究者の顔にも呆れの色が滲んでいる。
「行ってらっしゃいませ」
どこか嬉しそうに人命救助(仮)に向かう男を見送り、研究者はため息を吐いた。
困った人だと彼は頭を悩ませる。高齢かつ研究一筋の男からすれば、雇い主の嗜好は時間と金の無駄遣い以外の何物でもないのだ。どうせ今回も、適当な理由を付けて愛人探しに奔走するつもりに違いない。
その筈なのだが、雇い主の行動が百害あって一利なしかと言えばそうではないときている。この研究所には猥褻な実験や行為が原因で古巣を追い出されたろくでなしが多い。そんな連中に理解を示し、定期的にガス抜きと称して“おいた”を許可しているので、若手研究者を中心に信望が厚いのである。仕事として業を満たす事により、彼らは過剰な暴走を抑制されているのだ。
(あの娘も可哀想に⋯⋯)
既に凌辱の片棒を担いでおきながら、何をと思われるかも知れないが、この研究者はアスカに同情していた。真っ当な倫理観があれば、自分の孫くらいの年頃の少女が、無残に汚されるのに良い感情を抱く筈がない。
しかし、感情と行動は別である。
手始めに肉体の相性の良さを刻み付けた後に、あえて暴漢達に蹂躙させ、仕上げとして優しく慰めながら抱き、心を堕とす。
雇い主の常套手段だが、それに否を唱える程の若さと正義感を、年老いた研究者は持ち合わせていないのであった。
※
男が去ってから幾分かが経ち、一人残されたアスカは危機的状況を迎えていた。事情も説明されずに放置され、不貞腐れていた彼女の前に数人の男達が現れたのだ。
「何よ、あんた達は⋯⋯」
「へへへ! 新しいお世話係ですよっと」
「はぁ? お呼びじゃないわよ! 女性の職員を寄越しなさい!」
見覚えのある連中だ。浣腸で恥を掻かされた時に、散々侮辱してきた奴ら、品性の欠ける下劣な男達だとアスカは一目で看破する。対魔忍として、DSOとして任務を全うする中で、幾らでも見てきた屑共だ。
「申し訳ありませんがねぇ。ここに女の職員は居ないんですよぉ~」
「会長とは毎晩、お楽しみだったんだろ? 固いこと言うなよ」
下卑た笑顔を浮かべ、にじり寄って来る男達の姿に、流石のアスカも表情を引き攣らせて後退りした。
臀部と背筋を器用に使い、距離を取るアスカの様子は、彼らからすれば無力な小動物そのものだ。しかし、この獲物はとてつもなく肉感的で、狩人の情欲を誘うフェロモンを発散しているのである。
まず顔が良い。意志の強さを示すつり目がちな蒼玉の瞳は、大粒で吸い込まれてしまいそう。
桜色の唇は小ぶりなのに、肉厚という奇跡のバランスを保つ芸術品だ。時折、リップが花開き、純白の歯列と唇よりも濃くて生々しいピンクの舌が覗くと、男達の喉仏がゴクリと上下した。
歪みの無い卵型の輪郭は、艶光るブラウンのロングヘアーに縁取られ、姫カットのアクセントは身悶えしそうな程に愛くるしい。
そして、優れているのは顔立ちだけではない。むしろ男であるならば、いの一番に目を牽かれるのは豊満なバストだ。Gカップという特大サイズを誇る釣り円錐型の乳房は、一糸纏わず、白雪の柔肌を晒している。
張りは充分なのに、その重量故に垂れている様にも見える豊乳は、しかし、だらしなさを微塵も感じさせぬ芸術的な黄金比で、桃色の乳首がツンと上向いているのだ。ピーチジャムをバターナイフで塗り広げたような大振りの乳輪と、その上にそそり立つ同色の豆は、童貞なら視界に入れただけでもイってしまうかも知れない。
まさに、牡の理想の具現とも言える脂肪の塊を、好き勝手に味わった雇い主に、若き研究者達は憎しみすら抱いた。
そして、豊満さだけが彼女の魅力ではないという真理を証明してくれたのは、悩ましい程に引き締められたウエストであった。
並のファッションモデルやアスリートとは比較にもならない鍛えた腹筋は、歪に隆起する事なく、臍を貫き縦に割れている。脇腹がコーラ瓶の様に括れてているのは、腹斜筋が天然のコルセットの役割を果たしているからだろう。
完璧な括れから腰骨、臀部への流れは全ての女性の垂涎の的だ。一分の隙もない腰と相反する丸みをヒップは備え、確かな母性を感じさせる曲線は重量感たっぷりで、揉めば肉汁が滴るだろうという確信を見る者に与える。
ただし、モコモコのオムツが色気を半減させているのはご愛敬だ。
最後にムッチリ太い太腿も鼠径部まで剥き出しになっているが、これは半ばから輪切りに切り落とされ、全容を把握する事は出来ない。
だがそれは、男達に失意ではなく、興奮の炎を燃え上がらせるガソリンの役割を果たした様だ。
アンドロイドレッグ装着用のジョイントは取り外されている。痛ましいとすら言える欠損部位が、隠すものも無く晒されているのだが、異常な性癖を持った研究者達にとっては、倫理的なタブーを感じさせる欠損部の白茶けた肌色も、乳房や性器と同様にそそられる光景らしい。
四肢を失った美女の裸体。
まさに背徳とエロスの融合と言える芸術作品である。
「すぐに出て行って! 私に変な事をしたら、あんた達の上司が黙ってないわよ!」
品定めする視線を感じ、アスカは激昂した。
本来の彼女であれば、即“抹殺マシンガン”だが現実は非情だ。だから、あの男の名を出した。気に入らないが、身を守るにはこうするしかない。
アスカには確信があった。自分はあの男に気に入られているのだという、ある種の自負に近い感情。彼は人間として終わった変態だが、女に対する愛情や執着は異様に深いと、彼女は睨んでいる。
女好きの助平は金持ちになればなる程、独占欲が強いと言うのがアスカの持論だ。そういう連中は、見栄を張って女を侍らせるが、下々の者が自分の所有物に触れる事は許さないものである。
その証拠に、あの男もアスカを晒し者にしても、挿入は一度も許可しなかったではないか。確かに集団で嬲られた屈辱は忘れられないが、不在時にお気に入りの玩具が輪姦されたら不愉快に感じるだろう。
奴らも雇い主の不興を買うのは避けたい筈だ。
「プププッ! 聞いたか!? ボスが黙ってないってさ!」
「おつむの弱い女ってのは、見ていて哀れになるなぁ~! 誰の指示で俺達がここに来たのか知らずによ!」
「フヒヒヒヒ!」
アスカが啖呵を切ると男達が一斉に笑い出す。嘲りの言葉を吐き掛けてくる彼らの反応に対して、気の短い少女の頭に一瞬で血が上る。
「分かってるの!? あいつが帰って来た時に、私の身に何かあったら、あんた達は消されるわよ! 私はあいつの━━」
「肉便器が一丁前に愛人ぶってんじゃねぇ! お前はな、飽きて捨てられたんだよ! あの人は言ってたぜ! 俺達の好きにしてもいいってなあ~!」
強い女性の上位に立つという優越感に酔っているのだろう。男の言葉遣いは尊大の極みだ。
研究者としての知性も理性も捨て去った、粗暴な物言いだが、その言葉はアスカを怯ませた。
「バカ言わないで! 私達は今朝も一緒に居たわ! 出て行ったのは急用が入ったからよ!」
「分かってないなー。急用ってのは女絡みだぜ、新しいな。あの人、尋常じゃねぇ女好きだからな、すぐに目移りしちまうのよ。今頃、お前のことなんて忘れ果ててらぁな!」
「それで、俺らにお古が回ってきたわけだ」
アスカは足元がガラガラと崩れてゆく音を聞いた。勿論、物理的な直立は今の彼女には不可能であるので比喩表現だ。
しかし、それだけショックなのは事実だった。別にあの男とは一方通行な肉体関係であり、愛だとか恋などは介入していない。だが、アスカも年頃の少女である。セックスフレンドとはいえ行為の最中は、自ずと甘い雰囲気になるものであるし、同じベッドで朝を迎えた相手に裏切られたと知れば失意の傷は大きい。
「オイオイ! 泣いてるぜ、こいつ!」
「ウソだろ!? マジで惚れてたのかよ!」
「生マンコ女が、ちょっと口説かれたくらいでその気になりやがって!」
自然と潤み始めた瞳を、目敏く発見した男達が一斉に揶揄する。
罵詈雑言に反論も出来ずに、アスカが歯噛みしていると、ニヤニヤ笑い、彼女を取り囲む様に近付いて来た。
「これからは俺達の実験に付き合ってもらうぜ。おい、あれを使うぞ」
「は、はい!」
催促を受けた下っぱらしい研究者が手元の端末を操作すると、アスカの身体が宙に浮かび上がり、支えもないのに張り付けの体勢にされてしまう。
「な、何よこれ!?」
反重力か別の力かは不明だが、不可視の力場がアスカを動かし、固定していた。
困惑するアスカをよそに、男達が指を開閉させながら、豊かな果実に劣情を向ける。
「ああっ! 触るな! やめなさい!」
「いーいおっぱいだぜぇ~!」
「ふひひ、純子さんよりは落ちますが、こ、これは中々!」
魅惑のミルク袋が左右から鷲掴みにされた。先程からアスカを愚弄していた軽薄な若者と、不気味な含み笑いをする不潔な男だ。
軽薄な方は乱雑な握り方で、不潔な方はねちっこい握り方で乳房を弄ぶ。
良く躾られた乳肉から熱い疼きが生み出されるが、いつもとは違う違和感を覚えるアスカ。それは、躰がいつもの揉み方と違うぞと反発しているからだ。
力を込めた乳揉みでは刺激は強いが、乳房の内側に木の根のように張り巡らされた性感帯、乳腺を蕩けさせる甘い指使いには到底及んでいなかった。
「下手くそ! あんた達、素人童貞ね! どうせ風俗嬢か、こうやって捕まえた女の子としかセックスした事ないんでしょ? インドア派のオタクらしい独り善がりな触り方だわ!」
男のプライドを傷付ける痛罵を浴びせるアスカ。
ほんの少しだけ情が湧き始めていた男に、裏切られたかも知れないという疑惑は、確かに彼女を傷付けたが、その生来の気の強さ故か、名前も知らないゲス共に、好き勝手言われる状況に怒りが再燃したのだ。
(この程度のテクニックなら大したことないわね。お返しに精々バカにしてやるわよ)
口程でもない相手と判断したアスカは余裕を取り戻した。
鼻で笑うアスカを見て男達はどう動くのか。
「チッ! ビッチが調子に乗るんじゃねーよ! オメーをイキ死にさせる手段なら幾らでもあるんだぜ!」
「ふ、ふひ、ここ、これを使いましょう。ぼ、僕が以前、愛しの純子さんの為に作った薬です」
「おお! 前の研究所で使ったやつか? いいぜ、やってみな!」
吃り癖の強い、如何にもコミュ障ですといった風体の男が、片乳を揉んでいた手を離して私物の鞄から注射器を取り出した。
明らかにヤバい薬品だ。この状況で出てくる薬など、十中八九媚薬の類いだろうと当りを付けたアスカは、歯軋りを洩らす。
「さぁ、僕特製のお注射の時間ですよぉ」
「媚薬かしら? そんなものに頼らなきゃ、女一人抱けないなんて情けない奴らね!」
精一杯、気丈に振る舞うアスカに対し、不潔な研究員は不気味に笑う。
白い液体で満たされた注射器は、恐怖を煽る様に揺らめき、狙いを定めた。
「いきますよぉ、いきますよぉ」
アスカの額に冷や汗が浮かぶ。注射針の矛先が欠損した二の腕ではなく、乳房の先端に向いていることに気が付いたのだ。
アスカは知っている。ある種の媚薬は性感帯に打ち込むことで、効力を何倍にも高めるのだと。
「ま、まちなさ━━━━ッくぅ、んん!」
「おっほおー!!」
十分の一ミリしかない極細の針が、左乳頭の中心を捉えた。そのまま、ツツツと赤豆の中に侵入してくる。痛みは無いがむず痒い感触が敏感な果実から広がり、アスカは眉をひそめる。
針は予想よりもかなり深く挿入されてゆく。乳首の裏側から抜け出て、乳肉の半ばの最も肉厚な所まで達し、ようやく停止した。
ニヤニヤ笑いを浮かべる男が、薬品を注入する。近いのは歯医者で麻酔を打たれた感覚だろうか、モヤモヤした何かが胸の中に広がり、弱火で炙るような熱が乳細胞を包む。
知らぬ内に汗ばむアスカだったが、乳房の内側の熱が突如として粘液生物の如く蠢き、目を剥いた。
「ぬ、抜きなさああああ~~~! ん、ふああああん! あぁ、熱いいいいい~~~!!」
それは乳袋が破裂したのかと、勘違いしそうな衝撃だった。謎の薬品が柔肌の中でズクンと胎動している。一度ではない、何度もだ。乳腺を灼熱のマグマが走破する感覚。心臓の鼓動に合わせて、脈打つ疼きは質の悪いことに段々、強く大きくなってゆくのである。
「ふひゅひゅ! は、反対のおっぱいもビンビンにしてあげますよぉ!」
「やめなさッ! やめっ! ひぃいあいいいぃぃ~~~!!」
右の乳房にも注射を打たれた。コットンよりも柔らかい軟乳が、ギチギチに張って痛い。第二次成長期に散々苦しめられた感覚だ。
だが、昔と違う点もある。熱いのだ。全身の毛穴が開き、油汗が滲み出してくる。空気の微細な動きを捉えただけで肌がヒリつき、情けない声が漏れそうになるのだ。
誰も触れていないのに胸の先っぽがカチコチにシコり固まってしまう。血液以外の何かが美巨乳を満たしてゆく。鎖骨から溢れた汗粒が、白い谷間に流れ落ちただけで、鼻に掛かった呻きが零れた。
(こ、これ⋯⋯まずい! おっぱいが敏感過ぎるう。い、今、触られたらッ!)
荒い息を吐きつつ、アスカは焦る。躰の制御が効かない。意識が飛び、理性の枷が外れそうだ。
今は時間が欲しい。しかし、ハイエナ達は待ってくれない。
「へへ、余裕がなくなってきたなぁ~」
「く、来るなぁ! あっちに行きなさいよ!」
アスカの声音に焦りと怯えを感じ取り、男達はご満悦だ。余程、気を良くしたのか、聞いてもいないのに打たれた薬品の出自を語り始める。
「その薬はな、このオタクっぽい奴が米連で働いていた時に、ある対魔忍をものにする為に作った改造媚薬だ。結局、下手を打って米連から追い出されたが、その効果は折り紙付きよ!」
若い研究員は言い終えるとアスカの乳房を乱雑に掴んだ。無遠慮で女体への労りなど欠片もない。しかし、過敏なまでに感度の高まったアスカの母性は、その強引な一絞りで限界を振り切った。
「んぎいいい~~!! ひゃっ!? イギッ! いぐうううう!! んひあああん!!」
「オイオイ、もうガチイキしやがった! 堪え性無さすぎだろコイツ」
「ふひ! アスカさんはよわよわおっぱいですねぇ」
ろくに耐える事も出来ずにアスカが空中仰け反りアクメを決めると、周囲が一斉に沸き、何対もの手が美しい肢体に纏わり付く。
「いや! ひやあああ!! おっぱいッ、イグの止まらない!? こんな! おかしいのにいいいい~~~!! んおおおおおお~~~!!!!」
アスカは火炙りにされる魔女の様に悶えた。支えも無く空中に固定された女体はダイナミックで、三百六十度全方位から淫靡なダンスを観賞出来る。
高ぶった肉体は、どこに触れられても熱を生み出した。オーガズムへとアスカを導く熱だ。今のアスカは湯煎で溶かされるチョコレートである。皮下脂肪を指先がかき回す度に甘く蕩けて、男達の情欲の炎を燃え上がらせる芳香を漂わせた。
全身魅力的で涎が零れそうだが、特に乳房が悩ましい。特大の美果実が媚薬の影響で一回り大きく膨らみ、乳肌も光沢を放っているのだ。さらに、フル勃起した乳頭も挑戦的に上向いて牡を誘う。
「んんんん~~!! おっぱいおかしいいい~~~!! な、何か上がって来りゅうううう!? ひやあああ! か、痒いいいいいん!!」
グニグニと揉み解されてゆく内に、不定形の快楽が乳房に集結しつつあるのをアスカは感じた。
張り詰めた膀胱から恥ずかしい液体が吹き出しそうな、緊迫感が豊乳を襲う。未体験の物質が女の躰の奥で生み出されているのだ。
心音が異常に速まり、血流に乗って、それは網の目状の乳腺を犯す。熱くてトロトロした何かが先端突起に集中し、外へ出ようとしている。
躰の異変を感じ取ったアスカは、強烈な乳首の痒みを我慢しながら、快楽物質を押し留めようとしたのだ。しかし、本来ならば新しい生命の誕生を祝福する為の、母性本能を止める術は女である彼女には無いのだった。
「おほほはひ! 来ます! 来ますよぉ~! ほらああああ!」
「ひぃう!? ら、らめっ! らめ! らめぇぇ~~!! 出ちゃう!? 恥ずかしいの出ちゃうううううう~~~~!!!! んはああああああ~~~~!!!!」
プシュアアアァアァアアアァ~~~~~~!!!!
二つの桃色突起から白い液体が迸った。
空間を濃厚な甘い香りが満たす。ミルクだ。アスカは母乳を吹き出しているのだ。これが、この媚薬の効果である。感度のみならず、女性ホルモンを異常活性化させ、例え対象が処女であろうとも母乳を滴らせる疑似妊婦へと変えてしまうのだった。
乳の射精とも言うべき快感電流が全身を犯す。極みの時間は長く長く続いた。男なら数秒で終わる射精であるが、女の射乳は半永久的に続くのだ。際限無く母乳を作り出す爆乳をアスカは恨めしく思った。
「なんでぇ~! こんなっ! くひいぃん! おっぱい出てるうううう!?」
「ヒヒヒ、すげぇぜこれは。どんどん溢れてきやがる」
「苦しいなら絞ってやるよ!」
背後からぬぅっと伸びてきた腕がピンクのしこり玉を強く抓る。
「ビギイイイイ!!! イク! イク!! イグううう!!? と、止まってえええ~~!!」
玉の根元を人差し指と親指で摘まみ、明後日の方向に捻じ曲げるとアスカは仰け反りアクメを決めた。
絶頂と同時に先っぽから噴射した生ミルクは、勢いよく放物線を描き、数メートル先まで飛距離を伸ばしている。
どれだけ悲鳴を上げても、乳搾りの手が止まる事はない。小指から中指までを器用に使い、ミルク袋を扱くと新鮮なお乳が突起に集中し、乳頭を潰すと発射される。
コツを掴んだ研究者は、指先の捻りで乳射の方向と勢いをコントロール出来ることに気付き、仲間に母乳を引っ掛けたり、ゲーム感覚で悪ふざけをする始末。
本来であれば苦痛に絶叫し、怒りを覚えるべき扱いだ。愛撫とも呼べぬ乱雑な責め苦は拷問にも等しい。
しかし、媚薬に浸った肉体の返答は永久の悦楽であった。脳髄が快楽でグチャグチャになり、白目を剥きながら鼻水と母乳を同時に漏らしているのだ。口から溢れる嬌声は淫獣の歓喜を証明である。
情けない売女と化したアスカであるが、乳射精だけでは快楽の発散方法として足りない様子。男達はまだ知らないが、アスカは最初のミルクシャワーの噴射と同時に、下半身からも排泄液を吹き出していたのだ。
脳内麻薬でトリップしたアスカには、その液体が小便なのか潮吹きなのか区別が付かなかったが、非情に情けない有り様であるのは理解出来た。
絶頂の波が押し寄せる度に漏れる液体は、オシメを履いているがゆえに簡単にはバレない。
しかし、お漏らしの解放感と情けなさ、汚水を受け止め、モコモコと肥大化してゆく吸水ポリマーの蒸れた感触。徐々にズシリと重量を増す紙オムツの不快感は、確実にアスカの尊厳をズタボロにしてしまったようだ。
「おほお! アスカさんのミルクを飲ませてもらいますよぉ!」
「おお! 俺も頂くぜぇ!」
辺りに飛び散った、強烈なミルク臭に我慢の限界を超えたのか、二人の男がアスカの乳房にしゃぶり付いた。
突起を舐め、乳輪を食み、頬を窄めて母乳を吸われる快感と不快感を合わせ持つ感覚に、アスカの精神は限界を迎えてしまう。
「ひいいぃいぃいいぃ~~~!! おっぱい吸われてりゅうううう!? やだやだぁ!! 止めてええええ~~!! 赤ちゃんのなのにいいい~~!!! んひああああああ~~~!!!!」
二匹の汚らわしい獣が乳を飲んでいる。
本来、授乳とは女にとって至福の瞬間の一つである。しかし、おくるみに包まれた小さな宝物に与えられる筈のミルクを、ブチュブチュ、ゴクゴクと下品に貪っているのは、唾棄すべき凌辱者だ。
女に対する最大の侮辱をアスカは味わされていた。
震えながら下を見ると、品の無いニヤケ笑いを浮かべる男達と目が合ってしまう。
これはトラウマになるぞと、アスカは確信した。
数年後かもっと後かは分からないが、愛しい誰かとの間に新しい生命を授かり、お乳を飲ませる時に今日の出来事を思い出すのだ。そして、喜びより先に険悪と恐怖に身を強張らせるのであろう。
「ぶひひ! とろみも甘さも純子さんよりは落ちますね。でで、でも悪くないでふ!」
「たまんねぇなぁ~! このデカチチ! 中身パンパンじゃねぇか!」
「きゃいっひぃ! しゅ、吸うなぁ! んはああ! これ以上っ⋯⋯飲みゅなあああ~~~!!」
袋に詰まったミルクを確かめる様に乳房を揺すりながら、若い研究者は乳首を吸引する。
こんな連中に母乳を吸われるなんて絶対に嫌なのに、しゃぶり易い大きさと固さに成長した乳頭は、軽い刺激を感じただけで、たっぷりお飲みと新鮮な生乳を提供してしまう。それがアスカは悔しかった。
「おっぱいだけじゃなく、下も可愛がってやらないとな! オシメ脱がしまちゅよ~」
ミルクの濃厚な甘さを存分に堪能した研究者は哺乳瓶から口を離し、オムツに包まれた下半身に意識を移した。
アクメ汁を大量に吸ったオムツは歪に膨らんでいる。ここまで肥大化してしまったら、男達の目から逃れることは不可能である。
「や、やめなさい! 脱がしたら殺すわよ! 絶対ッ! ああっ!」
「ダメでーす!」
両手をオムツに掛けられ、アスカは慌てて制止するが、一切、抵抗出来ない状況での脅し文句など、完全にアスカを見下している研究者には何の効果もなかった。
オムツの両サイドが一気に引き下ろされて、無毛の秘裂が無情にも晒されてしまう。
「うわっ! グチョグチョだ! 随分、感じまくったみたいだな、お漏らし女!」
「これはこれは⋯⋯ムレムレですねぇ~! おほっ、刺激臭で鼻が曲がりそうですよ!」
「グクッ! 好き放題バカにして! 許さないわよッ、あんた達! 必ず潰してやるッ!」
アスカの股座と脱がされたオムツの裏側からは、強烈なアンモニア臭と磯の香りが漂い、男達の鼻腔を貫く。
饐えた臭いは本能的な忌避を誘う筈だが、臭いの元が傾国の美女となれば話は別だ。犬のように鼻をヒクつかせ群がる連中は、牝フェロモンで肺の中身を満杯にし、薬物中毒患者に似て非なる濁った瞳でタメ息を吐いた。
これだけの異臭だ。オムツの中はさぞや蒸れていたのだろう。アスカの性器から鼠径部にかけては、赤剥けて炎症を起こしていた。さらに空気に触れて痒いのだろうか、太腿をモジモジさせ、下唇を噛み締めて不快感を堪えている。
「もっとアワビを良く見せてくれよう!」
身体を拘束する不可視の力場に変化が生じた。真下を向いていた陰部がゆっくりと、しかし、抵抗は一切許さずに前方に向き直り、太腿が大股開きに広がってゆく。
「くうううぅぅ! 覗くなあ! ううう⋯⋯」
「でっけぇビラビラだな! おい! 本当はチンポ欲しくて堪らねぇんだろうが? え?」
フルオープンで御開帳された女の園は、淫靡な薔薇園だった。しっとりと艶光る肉厚な花弁は、牡への誘いを至上命令として子宮から託され、アンコウの誘引突起の如く妖しげに蠢いている。淫裂の窪みから大きくはみ出した二枚の肉ビラは、男なら誰でもむしゃぶりたくなる妖魔の罠だ。
無骨な親指がふっくらした大陰唇を割り開くと、鮮烈なショッキングピンクが男達の脳髄を刺激した。
熟成された膣肉は白く濁った頸管粘液で飾り付けられ、貪欲な大口を開けている。呼吸に合わせて中身が明るみに出ると、吸盤状の子宮口まではっきりと視認出来たのだ。
「たまんねぇや!」
「んひぃ!? ひゃあッ! くぅ⋯⋯しゃわるにゃあ! んふううぅぅっ⋯⋯」
辛抱の限界を超えた一人が陰唇に指を突き立てた。二本差しである。
ミルフィーユ状の何層にも重なった膣襞が、無遠慮にかき回されてゆく。コリコリした肉片の隙間に指先を潜らせ、軽く揺さぶりをかけると、乙女から色っぽい鼻声が漏れた。
その様子に周囲が沸き立つ。
「ふひ、ま、待って下さいよ。あ、新しい薬も用意してあります。ここ、これでじ、実験しましょう」
他の者達の枷が外れる前に、吃り癖の研究者が口を挟んだ。
出鼻を挫かれた形であるが、この男の製作した媚薬の効果は折り紙付きだ。その新作となれば、アスカの更なる恥態にも期待が高まるというもの。
手品を見物する少年に近い興奮を眼に宿し、固唾を飲んで見守る同僚達を前に、研究者は新たな注射器を取り出し、アスカに見せ付ける。
「くううぅ!? また媚薬ね! 発想の引き出しが浅いのよ、このゲス!」
「ぐふふ、その通り。僕が純子さんの為に作った薬の、実験台になってもらいますよぉ」
「ひっ! どこに刺すつもりよ!? クッ、きぁっ!」
乳首に刺した針よりも、もっと細い。毛髪の三分の一もない直径の極細針が、狙いを定めたのはアスカの尿道口だ。優しいとすら言える所作で小さな排泄穴に注射針が当たると、そのまま、慎重に尿道中に侵入して来た。
「ひっ⋯⋯ぁぁ、くっひぃ⋯⋯ぬ、抜い、て⋯⋯ゃぁ⋯⋯ん」
背中の産毛が総立ちになる程の悪寒がアスカを襲う。本来は排泄の為に使用される管を金属が逆流しているのだ。異常なムズムズした違和感を本能が拒絶し、不快な男に対して泣き言を漏らしてしまうアスカ。
「暴れちゃダメですよぉ! 針が折れたら大惨事ですからねぇ」
四センチの尿道を犯される苦しみは、永劫に続くかと思われた。剥がれた瘡蓋に傷薬を塗り込まれるような苦痛。耐えられるが、知らずの内に眉をひそめ、歯を食い縛る、そんな苦しみが排泄器官の粘膜を引き剥がしてゆく。
繊細な性器を長大な針が根元まで刺し貫くという体験は恐怖だろう。戦いで傷付くのとは、別種の危機感が肥大化し、情けない声を上げそうになる。いや、口を必死に閉ざしても、泣きそうな瞳と、震える身体は予防接種に怯える少女の様な明白な恐れを外面に表していた。
そして、その姿が男達の嗜虐心を煽り、股座を高ぶらせるのだ。
「やぁぁ⋯⋯奥まで、は、入って⋯⋯うひ、ひぃいぃ~~!」
注射針は尿道を通過し、膀胱の奥まで達していた。針を抜かない限り止まることのない残尿感に、アスカは首を振り、喉を鳴らして必死に堪え忍んでいたが、その苦労はある意味では報われたのかも知れない。
針先が膀胱の内壁に到達したからだ。
臓器に僅かな傷が刻まれた瞬間、アスカの歯の隙間から震え声が漏れた。
薬物が注入されると、ピリピリする痺れが尿袋を覆い、下腹部が火照る。
「んくぅ! お腹の中ッ⋯⋯熱い⋯⋯ふおおおぉ~~⋯⋯」
役割を終えた金属針が、排尿管を傷付けないよう慎重に引き抜かれ、放尿時と同じ開放感がアスカを満たす。
思わずふやけた表情を晒しそうになり、慌てて表情筋を引き締めたが、鼻から抜ける悦楽の呻きまでは隠すことは不可能だった。
「堪んないって顔してるぜ! 気持ち良いか?」
「だ、黙り、なさっ、んふ! はぁぁ~⋯⋯くぅ!?」
煽りに弱く、男が思う通りに怒り、赤面するアスカだったが、屈辱の赤はすぐに情欲の赤に塗り変わってしまう。
針が抜かれても下腹部のむず痒さと火照りが消えないのである。
これが媚薬の効果か、急速に体温が上昇してゆくアスカの肉体は、三ヶ所の性感帯への薬物注入により、甘イキ寸前のもどかしい状態が常時継続していた。
「ふひひ、よく我慢しますねぇ。お、おねだりしてもいいんですよお!」
「イッちまいそうなんだろぉ~! ほらほらあ!」
「ひきゃん!? みゅあああ! くっふ、くううぅうぅううぅん!!」
二人の研究者が欠損した両太腿の断面を舌でペロペロ舐め始めた。
アスカにとってはある意味、胸と性器を愛撫されるよりも屈辱的な行為だ。
いつもなら不快感しか感じない舌責めも、媚薬で感度が高ぶった今なら、クリトリスを皮越しに転がされるような官能がその身を焦がす。
「俺達もやろうぜ!」
「くひ、ひゃああ! らめぇん! 擽ったいから! んひひっ、あひ、ひゃっ! まってぇぇ~~!!」
ニヤケながら経緯を観察していた連中まで参加して来た。左右に別れて二の腕の切断箇所を真似して舐めしゃぶると、アスカは腹を捩って笑い混じりの嬌声を上げた。
欠損部を覆い隠す肉厚な皮膚と脂肪を生温い蛞蝓が這い回っている。形容し難い感覚。性感帯ではない場所で、快感を与えられるという事態にアスカは困惑を隠し切れない。
しかし、理性とは別に彼女の肢体は至るところが尖ってしまっていた。
乳首からはもう抓られていないのに、粘り気の強い母乳が射精の如く放物線を描いていたし、股間の法螺貝も妙に白みの強い愛液を吐き出し、何本もの糸をシーツまで滴らせている。
「ふひぃああっ! 来る! また、いく!? うひぃ! おきゅうううぅ!? やあぁ! しゃぶるのやめ━━━━ああぁッ!」
四肢をおしゃぶり代わりにされ、蠱惑的な絶頂に身を蝕まれながら、恥辱の沼で溺れるアスカだったが、いつの間にか乳房の疼きと同種のものが下腹に宿り、肥大化していっている事を発見してしまう。
潮吹きアクメを決める時の股間の先っぽが痙攣する感覚。意思ではどうにもならない生理反応の津波が押し寄せる危機に、熟れた女体は無力だった。
「来ますよぉ! 来ますよぉ! 新薬の効果が! アスカさん見せて下さいいいぃ~!」
「おひいいぃぃん!! れるうううぅ! おまんこから何か出りゅうううぅうううぅ!!! ああっ! ああぁあぁぁああああ~~~~!!!!」
アスカは尿道周りの筋肉を総動員して決壊を押し留めていた。しかし、四肢を貪る俺達が断端を大きく口に含み、柔肉に包まれた大腿骨と上腕骨を甘噛みし、骨髄を啜るかの如く吸い尽くすと脊椎が弓形に歪曲し、尿道括約筋が緩んでしまった。
アッと声を出したが時既に遅し、恥ずかしい液体が臍の下から侵攻を開始、括約筋を再び締める前に尿道口から勢いよく噴き出す。
ジョッ⋯⋯ジョロ⋯⋯ジョロロロロロロロロロロロ~~~~~~⋯⋯
「ンアアアァアァアァァ~~~~!!!!」
放物線を描いた液体が尿なのか潮なのか、判別はつかなかった。アスカの排泄液は真っ白に着色されていたのだ。
「いやああああ!! 何これぇ!? 白いぃ! 白いおしっこ出てるうううぅうううぅ!!」
尿素の刺激臭ではなく乳臭さが嗅覚を揺さぶった。なんと言うことか、アスカは股間からも母乳を放出していた。
「ほへひひ! すごいでしょう? 膀胱の中のおしっこを母乳に変える薬ですよ! これはねぇ、僕を裏切った純子さんへのお仕置きの為に作ったんですよぉ!」
不快な研究者が異様な雰囲気で語る。目は血走り、焦点がぶれて何処を見ているのか分からない。
唾を飛ばして息を荒らげる男は、アスカに純子という女を重ねて妄執を向けているようだ。
「本当に小便がおっぱいになってんのかよ?」
産毛が逆立つ気色悪さを感じ、身を引くアスカに他の研究者達が群がり、興味深く観察を始めた。
ヒクヒクと震える小さな排泄穴に、学術的興味と情欲が綯い交ぜになった視線を受け、乙女は瞼を閉じて辱しめから目を逸らしてしまう。
「味はどうだ~? 確かめてやるよ!」
「~~~~~~ッ!!?」
研究者の一人が乾燥した唇を尖らせながら、女性器の上端に顔を寄せる。
生温い吐息を陰核周辺に感じ、アスカは悲鳴を堪えた。
皮から頭を出した桜の新芽に唇が触れ、ぷちゅるっと生々しい音を立てて収穫されてしまう。
「んああッ!!」
クチクチと舌先で牝豆を嬲られ、上下の前歯で磨り下ろされると、結ばれた口は容易く主人を裏切った。
吸引により与えられた性感電流が筋痙攣を引き起こし、空腰を披露してしまうアスカ。
下半身を忙しなく上下に振り、陰部を凌辱者に押し付ける姿はまるで、自分からペッティングをねだっているようでもあり、彼女の自尊心をメチャクチャに破壊し尽くした。
「ヒィイイィ~!! 止まらない! なんでぇ!? 止まらないいッ!! やだあああ!!」
「しゃぶりがいのあるメスチンポだぜ! もうイッちまいそうなんだろ? ええ!? 漏らしちまえよ、ミルク味の小便をよお!」
過敏な神経の塊を舌愛撫で溶かされ、アスカは白目を向いて泡を吹いた。不規則に痙攣する筋肉と生理反応を制御する術は既にない。
もう駄目だ。人前で粗相をする絶望が膀胱を冷やし、諦めが肢体の力を緩めるとアスカは新しい恥を晒した。
「あ、甘えええぇ! 本当にミルクじゃねぇかよ! コイツ、糖尿病か?」
素早く口付けをクリトリスから尿道口へ移すと、男の喉を濃厚な甘さが潤した。アスカの改造小水は練乳に匹敵する糖度を備えていたのだ。
甘いのに粘り気は全くないので、幾らでもゴクゴク飲める。乳房のミルクと同じく刺激を与えると体内で自動生成されるのか、吸えば吸う程、新鮮な甘露が口内を満たす。
「こんな⋯⋯私っ⋯⋯なんでよぉ⋯⋯なんでこんな目に遭わなきゃならないのよぉ⋯⋯」
悔しさと情けなさ、そして、それすらも上回る快楽の波にアスカは涙を流した。
だが、涙という女の持つ最大の武器も、この場においては野獣の情欲を誘うエッセンスでしかない。
「もう我慢出来ねぇや! ミルクマンコに挿入するぜ!」
陰部を吟味していた男が股座の火照りを持て余したのか、ズボンを下ろして立ち上がるとアスカの躰を引き寄せ、反り勃つ剛直を泥濘に添えた。
「だ、ダメ!? 今、挿入されたら⋯⋯私、すぐに⋯⋯んはあああん!!?」
バターの様に蕩けた膣肉は望まぬ異性の肉棒であろうとも、容易に歓喜をもって受け入れてしまった。
媚薬で潤んだ肉襞は熱くて柔らかい。百匹の蛞蝓がへばり付き、這い回る感触は牡の精を絞り尽くす牝の本性を表しているのだ。
媚肉を抉られ、子宮の入口に亀頭がキスをすると、蜜壺が一瞬で煮立ちイキ潮ならぬイキミルクを噴き出した。
絶頂に胎動した膣肉はさらに締まりを強め、アスカの意思に反して新鮮な子種をねだる。
「うおぉ⋯⋯よく締まるぜぇ~! ノリノリじゃねぇかよ!」
「くううぅん!? やああっ! ノリノリじゃ⋯⋯ないい~! んぐう!? ひゃあ、んああ! イク! ああっ! イッちゃうううぅうううぅ!!!!」
母乳で出来た白い水溜まりの上で交尾は続く。
そして、駅弁スタイルで肉杭を突かれ、濡れた肉を打つ音を響かせるアスカの背後から近寄る影が一つ。
「ぼ、僕も失礼して⋯⋯うう、後ろの穴を使わせてもらいますよお」
「後ろはダメぇ! まだこの間の傷が治ってないの! 今、お尻に挿れられたら、また裂けちゃうう!!」
媚薬を作った不潔な男がアスカの背中に張り付き、耳元で不快な声を掛けた。泥臭い息が鼻腔を刺し、思わず顔が歪む。
しかし、問題はそこではない。アスカのアナルは痔の絶賛治療中であり、男性器を挿入などされたら確実に悪化する。その際の激痛を想像し、数日前まで鋼鉄の死神だった女は顔色を青ざめた。
「ア、アスカさんが悪いんですよ。エッチなミルクを出して、僕のペニスを勃起させて、見せびらかすから! ふおお~!」
「挿れるな! 挿れるなあ!! お願いッ⋯⋯やめてぇ! じゅ、順番で⋯⋯膣と口なら使っていいから⋯⋯お尻は勘弁してよぉ」
雰囲気に似合わず、意外と立派なイチモツを桃の谷間に擦り合わせ、ヘコヘコと腰を振る研究者。その興奮した様子は、プライドを捨てたアスカの哀願も全く聞き入れる気がないのが丸分かりだった。
十代のモノと遜色ない堅さのペニスが、傷付いた菊座をグリグリと刺激すると、結ばれた唇から苦鳴が漏れる。そして━━。
「ンギイイイイィイイイィ!!!! い゛いだいいいい~~~!!!! さ、裂ける゛うぅうううぅ!! 抜いてえええぇええぇえ!!!!」
何かが千切れる音と激痛が肛門を蹂躙する。
ようやく治癒しかけていた切れ痔から鮮血が滲み、イボがプチリと潰れた。
何の潤滑剤も使用しない強引な挿入である。傷口に塩を擦り込むなどというレベルではない痛みが頭の中を真っ白に塗り潰し、アスカは悲鳴と一緒に舌を吐き出してしまう。
「んほおおお! しゅごいですよお! アスカさん! し、締まるううう~!」
「い゛、いだいいいぃ~! やべでえええぇ~~!! んお゛お゛お゛おおお~~~!!!!」
ヴァギナからの快楽とアナルからの苦痛。相反する刺激が局部を蹂躙し、アスカは犬の様に吠えた。
子宮とS字結腸を交互に、あるいは同時に責め立てられると母乳を噴きながら絶頂し、牡のサンドイッチから逃れようともがき苦しむ。
ダッチワイフ扱いされる中で、アスカが一番悔しかったのは傷口の痛み以外は、すこぶる具合の良いペニスだということだ。
拡張開発済みのアナルはどんな男のペニスも歓喜して受け入れるのである。
「んほおぉ!? なんれ! 何れよぉ! 痛いろにい、こんなぁ~! んひイイぃ! ぎ、ぎもち良いいいぃ~~~!!!」
二本差しで内臓を突き上げられ、アスカは卑劣な男達の前でアクメ顔を晒した。
子宮口のコリコリに雁首が引っ掛かる度にミルクが正面の男に掛かり、直腸越しにポルチオの膨らみを押し潰すと二穴が収束し、肉棒が雑巾の様に絞られ男達の放精を促す。
アスカは自分がどんどん下劣な存在へと堕ちてゆくのを感じていた。早く終わって欲しいと言う願望が、次第にザーメンが欲しいと言う欲求へと変化していったからだ。
「ふおお~! もう我慢出来ないよう、アスカさん! ヌウウウぅん! 射精るううう!!」
(ザーメン! 躰がザーメン欲しがってる! 嘘! こんな連中の汚ったないザーメン! 絶対に臭くて濃いのに! こんな⋯⋯)
後ろの男が早くも限界に達しようとしていた。射精前特有の痙攣が腸内を揺らすとアスカの肉体は敏感にそれを察知し、上半身を猫の様にしならせ、背後の男に体重を預けて凭れ掛かる体勢をとる。
それは浅ましい媚売りの姿だ。遺伝子の提供を求めた躰が女としての誘惑に屈してしまったのである。
無論、本意ではない。しかし、媚薬に酔った肢体は既に彼女のものではなかったのだ。
だが感情が伴わなくとも、艶やかな美躰の熱量は、陰気な早漏男を頂点に導くのに充分な効果を発揮した。
「うううっ! で、射精るうぅうううぅ!!」
「くぅううぅん!! らめぇ!! んおおお! アナル中出しでイクう!!? 熱々ザーメン来りゅううううう!!!!」
腸の曲がり角で濃厚な白濁液が爆発する。ペニスに何か改造でもしてあるのかオーク並の射精量だった。
木工ボンドに匹敵する濃度と質量を持った精液が直腸を膨らませ、ズッシリとした重量感がアスカの牝に確かな満足感を与える。
尻穴からイチモツが抜けると精液の一部が溢れ出し、鼠径部を伝って落ちた。せっかく中出しされたのに勿体ないとしわくちゃな穴がキツく締まり、新鮮なたんぱく質を直腸で吸収すると、アスカは人知れず満足そうに微笑んだ。
「おい! まだこっちはイッてねぇんだよ! オラ! ちゃんと締めやがれ!」
「うぐぅ! ひい、ああん! ま、待ってえ! いくっ⋯⋯まだ、イッたばかりだからぁ!!」
後ろからの圧力が消失した分、肢体が前のめりになり、若者の胸板に自分の乳房を押し付ける体勢で陰部を掻き回されるアスカ。
絶頂の余韻も冷めぬままに膣肉を愛でられ彼女は踊る。じわりじわりと弱いが長引く甘イキ状態が薄皮を剥くように乙女を責め立てた。
次第にアスカにも再び獣欲の火が灯る。
アナルは満足したがヴァギナは欲求不満なままであった。故に産道が赤ちゃんの部屋に精子をおくれとばかりに膣襞を肉棒に絡め、ねちっこい粘音を立てて扱きまくるのだ。結合部からは高粘度の白濁愛液が涎を垂らし、女体が自ら腰をくねらせている。
「おまんこ蕩けるうううぅ!! ひくぅ! んほおお~! 奥、奥ぅ! ゴリゴリ良いいいぃ~ん!」
空腰を振りながら、アスカは法悦の嬌声を奏でた。それに気付き、恥じらいを感じた彼女は歯を食い縛るが、亀頭が子宮をノックする度に奥歯が緩む。
「もうトロトロだろ? だらしねぇトロ顔しやがって」
「顔、見りゅなあああ!! トロ顔なんてしてにゃいぃ!! ふむんッ!? ンンンンン~~~ッッ!!?」
熱い息を吐く桜色の唇、艶光る白い歯列、銀の糸を引く涎の橋渡しを見た瞬間、男は乙女の花弁を貪った。
不意打ちである。アスカは何が起こったのか判別出来なかったが、男の苦味の強い唾液が彼女の舌先に絡み、口内を啜っているのだと理解が及ぶと鼻の奥がツンと痛み、視界がボヤけた。
猫科の様にザラついた舌が歯茎の凹凸をなぞった。アスカが逃れようと口を開くとそのまま内側に侵入する。舌と舌が絡み合うと大量の唾液が分泌され、口の端から溢れ出す。
矛先を変えた舌先が口蓋の上部を擽れば、蟻が這い回るむず痒い性感に軽くイッてしまうアスカであった。
(私、キスしてるの? ふうまじゃない、あいつでもない奴と⋯⋯こんなゲス野郎と何で? ずっとキスしたいの我慢してたのに⋯⋯朝、あいつとキスしてもいいかなって思ってたのに⋯⋯こんな⋯⋯)
媚薬漬けになり、麻痺した脳味噌でアスカはそんな事を考えた。
アスカがこれまで唇を死守できていたのは、あの男が彼女の意思を尊重して深追いしなかったからに過ぎない。無理矢理に奪おうと思えば何時でも奪えたのだ。
男の戯れを当然と思い込んだアスカは、他の連中もそれに倣っているものと自己完結していたのかも知れない。
そしてそれは最悪の結果へと繋がってしまった。まさか、唇を捧げたいと思っていた相手とも、捧げてもいいかなと思っていた相手とも違う男に奪われるとは⋯⋯。
「ふみゅっ⋯⋯んく、あっ⋯⋯ちゅぷ! ちゅく! ひあ⋯⋯ふうまじゃない、いや! いやぁ⋯⋯キス、したくないいい~⋯⋯あんたなんかと! 最低!」
「自分から舌絡めてる癖によく言うぜ! 唾液も飲めよ!」
「んふんっむむううううう~~~!!!?」
アスカは男の唇と舌を押し退けているつもりだった。しかし、実際は自分の舌を男の口内に逆侵入させ、唾液をシェアしていたのだ。
愕然としたのも束の間、アスカは命令通りに牡の涎を喉を鳴らして嚥下してしまう。彼女は既にここまで堕ちていた。これでは発情した牝犬ではないか。
「最後は乳首と子宮の同時アクメでフィニッシュを決めてやるよ!」
水面から顔を出した様に息を吐いた研究者は、持ち上げた乳房の実に再び唇を落とした。
「はひあああん! もうおっぱい出ないからあ! 吸わないでえ! や、あぁ! ち、乳首ダメぇ!!」
雌雄に挟まれてクッションになっていた間も、アスカの乳房はミルクを垂れ流し続けていた。
乱暴な手が豊かな乳肉を搾ると、白液に濡れたコーラルピンクの先っぽが、まだまだミルクはたっぷりあるぞと言いたげに母乳を噴き上げる。
見え透いた嘘をと若者が睨むと、アスカは気まずそうに目を逸らした。まるで飼い主に叱られた小動物である。これは、彼女の精神の支柱に皹が入っている証拠だ。
研究者は全て寄越せと生哺乳瓶を強く吸った。当然、ペニスのピストンもそのまま継続している。赤ん坊を拵えるための行為をしながら、赤ん坊を育てるための授乳をする。なんとも背徳感を覚えるプレイに、アスカは膣襞を絞り上げる事で応えた。
コリコリの天井に亀頭が擦れると腰椎から脳髄まで電流が走り、女体は小刻みに踊る。適度な厚みの肉襞が雁首に引っ掛かり、上下に伸びると、あまりの快感にアスカは泣き笑いの表情を晒した。
突き上げの回数と強さが増す毎に牝の瞳がクルンと上向き、歯茎が小刻みに噛み合い出す。限界が近い、そしてそれは、男の行為が引き金になり唐突に訪れたのである。
ビュルルルルルル!!! ビュッ!! ビチュ!! ヂュルルルルルルルル!!!!
「はひやあああああ!!!! おう、おっおっお~~~!!! 乳首噛まれてイキゅうううぅううぅうぅ!! 中出しザーメン来たあああぁぁあああぁぁッ!!!!」
膣の中で精液が暴発したのだ。
不意打ち気味の射精はアスカにも研究者にとっても予想外だったに違いない。
呻きを堪える為に男が歯を食い縛ると、乳頭が千切れそうな激痛が走り、アスカはオットセイのような鳴き声を上げて絶頂した。
三つの穴から母乳のシャワーを降らせ、恥骨を男の下腹部に押し付けてガクガクと震える。
「オラ! もっとイケ! 子宮でミルク補充しろ!!」
「んおおおお!! イッてる!? イッてるのに!! 突かないでえ!!」
射精しながらも腰突きは続く。出した精液が奥へ奥へと押し込まれると、子宮が口を開いて特濃種汁を嚥下した。
肉厚な入口を器用に窄めて、尿道をねぶる様に擬似フェラ奉仕をする母胎に、男の肉棒も追加で精を吐き出す。
二発分の精液を注がれ、ポルチオは満足そうにゲップを吐く。一滴残さず種付けが終了したことを確認したペニスが引き抜かれ、身体を拘束していた力場も解除された。
(お、終わったの?)
ベッドの上に投げ出された衝撃を味わいながらも、アスカは安堵のため息を吐いた。汗まみれの肢体が徐々に冷えて心地好い。
その時、小波のような絶頂の余韻に、荒い息をついていたアスカの周りを影が取り囲んだ。
「何休んでんだ? まだお預け食らってる連中は大勢いるぜ」
彼らは、まだ挿入も射精もしていない男達だった。
起立するペニスを取り出し、にじり寄る飢えた獣にアスカは忙しなく喉をヒクつかせる。
「来ないでっ⋯⋯休ませて、お願い⋯⋯イヤあ!」
その哀願に耳を貸す者は誰もいない。
左右から口元に肉棒を突き付けられ、別の研究者が正常位で入り込んで来ると同時に、アスカの顔は絶望に染まった。