※この作品はR-18です。

上手に潜入出来るかな?   作:くす玉爆弾

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お久しぶりです。
年末休みで時間がとれたので少し更新しようと思います。


蛇子とアイスを食べ比べしたら

 

 ふうまが淫魔達に敗北した辺りにまで時は遡る。

 五車町の外れに建つとある邸宅の一室。真新しいソファーの上で二匹の蛞蝓が交わり合っていた。

 

「ふああっ、ひやあん! 会長ちゃんっ! らめぇ~⋯⋯アイス溶けちゃうよぉ~」

「アイスと蛇子さん⋯⋯どちらが美味しいのか確かめないといけません⋯⋯」

「あっはあ! んもぉ~⋯⋯食べ比べするのは蛇子じゃないってばぁ」

 

 男の身体の上でくねる女体の正体は相州蛇子。

 男の尽力により、奴隷商の魔の手から救出された彼女は、あの日以降も時間を作っては恩人であり、恋人でもある異性と肌を重ねる為に足繁くこの邸宅に通っているのだった。

 始まりは薬の力による関係だったとは言え、愛想の良い蛇子と男の相性はすこぶる良好である。

 蛇子は女の扱いに熟達した男に徹底的に甘え、男も仔猫のようにすり寄ってくる彼女を際限無く甘やかした。

 今日だってそうだ。スイーツ好きな蛇子は、今度のお家デートでは美味しいアイスを沢山食べたいとおねだりしたのである。

 特に深い意味はない。ただ、稲毛屋のアイスも美味しいが、他にも同じくらい美味しいアイスがあるのなら食べてみたいと何となく思ったに過ぎない。

 その結果が、専門家に厳選させた世界二十か国、計百種類の氷菓子の博覧会である。

 常識的に考えて一人で食べられる量を超えていた。圧倒的な色彩の暴力に、若干引いた蛇子だったが、特にオススメだと言う濃厚なトルコアイスを食べた途端に目尻がトロけた。

 

「わあっ、美味しい~!」

 

 稲毛屋で売っているアイスの素朴な味とはまた違う。濃い甘さのミルク味に蛇子はニコニコだ。

 しかし、スケベ心に関しては他の追従を許さない男が、一緒にアイスを食べて満足するなどと言うことはなく、乳糖に濡れたプリプリな唇に彼が引き寄せられたのは自然な流れと言えた。

 

「ん⋯⋯くち、ちゅ⋯⋯んぷ⋯⋯あぁん。も~⋯⋯会長ちゃんもアイス食べたいの?」

「アイスよりも蛇子さんの方が美味しそうですね」

 

 冷えた唇を情熱的に吸い、蛇子の口内に残るアイスの塊を舌で舐め取る。

 不意を突かれた蛇子も負けじとピンクの肉片を絡ませ、溶け出した甘味を互いに奪い合う形になった。

 二人の口の端からはミルクの川が鎖骨まで流れ、乱雑に脱ぎ捨てられた服の中心で産まれたままの姿になり、抱き締め合うのに時間は掛からなかった。

 

「ちゅぶ、んんっ⋯⋯ジュル! 会長ちゃん、チョコ味のジェラートが食べたぁい」

 

 どういう仕掛けなのか、空中に浮かぶ盆に載ったアイスを器用に取り、男はビターチョコを蛇子に与える。

 そして、幼子の様にスプーンを咥え、カカオのほろ苦さを堪能していた蛇子は、今度は自分から男の唇を奪った。

 

「ちゅううう~! んふ、会長ちゃんにも蛇子が食べさせてあげるね」

 

 男の首回りに抱き付き、熱いベーゼを捧げた蛇子は、舌と一緒に口に含んだチョコジェラートをお返しとだと彼の体内に流し込んだのだ。

 僅かに残ったミルクの甘さとビターな風味が、蛇子の唾液にアクセントを加えて男の脳を酩酊させる。

 蛇子も同じ思いなのか、すっかり色気付いた瞳はジェラートと一緒に溶け、のぼせた頬は見事な発情色に染まっていた。

 

「顔が真っ赤ですよ蛇子さん。どうやらアイスの他にも欲しいものがあるようだ」

「だってぇ⋯⋯会長ちゃんがこんなエッチなキスをするからだよぉ~」

 

 恥ずかしそうに顔を隠して首を振る蛇子の異常に、男は目敏く気付いていた。

 肉体を伝って落ちる冷たいアイスとは別に、蛇子の女陰から生温かい粘液が溢れ出していたのである。

 口移しでアイスを食べさせ合うという歪んだ行為に彼女はひどく興奮していた。牡の唾液交じりの乳糖液を食道から胃の腑まで落とし込まれると、内臓の壁を何かが通り抜け、蛇子の子宮がぐしゅりと緩んだ。

 

(やだ⋯⋯キスしてたらこんなに濡れて⋯⋯愛して欲しいんだ⋯⋯好き⋯⋯好きぃ⋯⋯)

 

 下腹部のむず痒さを持て余した蛇子は、男の太腿にヴァギナを擦り付け、豊満な乳房を胸板に押し付けた。これは彼女の求愛行動。愛しい男の情けを受けたくなると、何時もこうやっておねだりしてくるのだ。

 

「今度はアイスキャンディーが食べたいな。ふっといやつ⋯⋯ね! いいでしょ?」

 

 肉厚な小陰唇をネチネチと這わせ、用意されたスイーツよりも甘ったるい声音で男を惑わす蛇子。

 彼女の友人や幼馴染は見たことのない淫靡な表情は世界で彼だけのものだ。

 

「ふむ、ではこれはいかがです? レモン味ですよ」

「むうぅ~! 会長ちゃんの意地悪っ! 蛇子が欲しいのは会長ちゃんなの!」

 

 黄色い棒アイスを艶光るリップに押し付けられ、蛇子は憤慨した。毎回こうなのだ。遠回しなおねだりでは欲望を叶えてくれない。彼は乙女心を持て遊んで楽しんでいるのだ。

 しかし、男も蛇子の色香に高ぶっているのは確実で、股座の間から肉棒が逆上がりをすると一転して笑顔を浮かべる。

 

「ほら、二本のアイスが一緒に動いています。上のお口と下のお口。二つ同時に味わいなさい⋯⋯」

 

 目の前と股の間で二本の棒が誘蛾灯の如く揺れている。

 待ての出来ない犬飼か猫か、蛇子は血色の良いベロを伸ばした。当然、男の言う通りに上下の舌を同時にだ。

 

「れる、ろれ、れろぉ⋯⋯んふっ⋯⋯美味し⋯⋯ん、ちゅく、ぷちゅ⋯⋯」

 

 黄色い氷菓子にまるで逸物を味わうように舌を這わせる。舌自体が食欲を持ってしまったのか、執拗にネチネチと棒を舐めしゃぶり、口元を砂糖水で汚した。

 下の口も同様だ。大振りな肉ビラが反り起つ肉棒に張り付き、淫らに徘徊している。

 腰を器用に動かし、恥骨をぺニスの裏筋に擦り寄らせると、花弁が満開に花開いて淫水を塗りたくり、愛しそうにキスをした。

 ねちっこいグラインドを繰り返していると、興奮に凝り固まったクリトリスが自己主張を始める。

 男の体温で蕩けて消えてしまいそうな小陰唇に混じり、小さな小石がぺニスを刺激するのだ。尿道に沿いながらカリコリと肉芽が歯を立てるもどかしい快楽は、陰嚢の中に溜まる精子をざわつかせるのに充分と言えた。

 

「ひぃ、ん⋯⋯ああ⋯⋯くぅ⋯⋯熱いのと冷たいのが同時に⋯⋯ひ、んをっ! らめ、もう食べてもいいよね?」

 

 勃起して皮から飛び出した神経核が牡に触れたのか、蛇子は火種に触れたように腰を引いたが、もう一度、もう一度と陰核を苛める内に遂に我慢が出来なくなってしまった。

 潤んだ瞳で恋人に愛して欲しいと囁くと答えを聞く前に膝立ちになり、淫穴に牡棒の先端を当てて本能のままに貪る準備を整えた蛇子。

 

「どうぞお好きなように⋯⋯アイスは全て蛇子さんの物ですから」

「ああん! 嬉しいぃ~! ひ、きゅうう⋯⋯ん⋯⋯は、入って、くる。あっ⋯⋯いただきまぁす!」

 

 熟した雌しべの中に剛直がゆっくり沈んでゆく。慣れ親しんだ挿入感に蛇子は恍惚となり、何度交わろうとも甘い初体験の高鳴りを与えてくれる番に愛情をぶつけたくて堪らなくなった。

 そして、胸高鳴る幸福が心臓から溢れそうになった乙女は緩やかに仰け反り、神代の彫刻のような美しい曲線を生み出したのだ。

 さらに陰茎が蜜壺に敷き詰められた淫肉のミルフィーユを掻き分け進み、断続的な快楽電流に視界を潤ませて囀ずる蛇子の口元に、舐めかけのアイスキャンディが差し出される。

 

「んっんんっ⋯⋯ちゅう、じゅぷ⋯⋯ひあ! 美味しいのに、気持ち良い。やあ!? くうううっ! い、今、動かれたらぁ~⋯⋯らめぇ!」

 

 ポタポタと唇の隙間に溶けた水滴が落ちた。蛇子はまるでアイスが恋人の逸物であるかのように厭らしく口に含む。

 頬を窄めて冷たい甘棒に奉仕をする少女の姿は淫靡極まる。男もその光景に欲望を刺激されたか、下から欲深な母胎を突っついてやると膣の内筋が嬉しそうに締まるのを感じた。

 蛇子の子宮は淫魔の開発により男専用の孕み袋になっている。膣道を牡で満たされるだけで極上の悦楽を味わっているはずだが、アイスをしゃぶるのを止めない。

 当然である。大切な伴侶であり主人でもある男が自分の為に用意してくれた甘味だ。これは全部蛇子の物。性的に高ぶり本能を露にした彼女は、男の示したあらゆる愛情の形に異常な執着を見せるのだ。

 下半身からは粘液と陰毛がショリショリ擦れる淫音を鳴らし、頭は軽快に前後させてアイスをしゃぶる。性欲と食欲、三大欲求の内の二つを同時に充足させる行為に少女は夢中になった。

 

「んひ、ああ! アイス溶けちゃった⋯⋯」

 

 彼女の口淫は情熱的だ。それ故に熱がこもり、舌を這わせる内に氷菓子はすぐに溶けてしまったようである。

 

「お代わりは沢山ありますからね。ですが、その前に私もアイスを味わわせてもらいましょう」

 

 口が寂しくなり、それを穴埋めするつもりか男に縋り付き、頬を胸板に押し当てる蛇子。

 男としてはこのまま抱き締めてやってもよかったのだが、せっかくのシチュエーションなので自分も楽しもうかと手近なアイスを手に取った。

 

「アイスもいいですが、やはり蛇子さんも美味しそうですね。欲張りと思われるかもしれませんが、私も二つ一緒に堪能するとしましょうか」

「あっ⋯⋯会長ちゃん? 蛇子に何するの⋯⋯? ひゃあっ! 冷たいよぉ」

 

 蛇子の密かな自慢である乳房に冷たい感触が触れた。男がまるでパティシエのように豊満な乳肉をデコレーションしていたのだ。

 柔らかいバニラソフトは螺旋を描いて乳房を包み、チョコ味のトルコアイスは桜色の乳輪を官能的なブラウンに染めた。仕上げとしてストロベリーシャーベットの欠片を冷気と興奮でフル勃起した乳頭に載せ、全体にカラースプレーを振り掛ければ完成である。

 

「美味しそうなパフェですねえ。蛇子さんもそう思いませんか?」

「やだあ~⋯⋯こんなのエッチ過ぎるよ⋯⋯蛇子、食べられちゃうの?」

 

 期待に胸を高鳴らせ乳首をツンツンに尖らせた蛇子は、愛しい男に自身を賞味してもらうという欲望に失神寸前だ。

 冷気に鳥肌が立ち、一層と白さを増した乳肌に男の唇が接近する。心臓の鼓動が鼓膜の内側で反響する音を聞きながら身震いする女体パフェにねっとりしたベロが触れた。

 

「ああっ!! ヒィヤアアア!! 冷たいのの向こうから熱いのが⋯⋯うひゅ! 舐められてる!? 食べられてりゅうううう!!」

 

 どれだけの金銭を払おうとも食すことは出来ない至高のスイーツを男は夢中で貪る。

 バニラクリームよりも柔らかいが確かな質量を感じる乳房は、柔肌を彩る甘味とは正反対に温かくトロけていた。

 一生触れていたいと願望を抱きたくなる母性愛の象徴にソフトクリームの甘さが加わると、自分が赤子になり蛇子のお乳を貰っているような気分になる。

 唾液と溶けた生乳でコーティングされた果実は妖しく艶光り、舌が這い回る度に波打ち揺れた。

 

「ねぇ,美味しい? 蛇子のおっぱい⋯⋯好き?」

 

 ちゅくちゅくと産毛が逆立ちそうな捕食音が部屋に響き、蛇子はむず痒さに震える。

 しかし、男が良く実った自身の肢体に熱中しているのを眺めていると、何やら温かい想いが胸から溢れて止まらなくなり彼に聞いたのだ。

 情欲に濡れた牝と幼子を見守る母親の両面を内包した声音は、危険な香りを含んで男を揺さぶる。

 

「大好きですよ⋯⋯愛しています。蛇子さんはとても美味しい⋯⋯そして魅力的だ」

「ふあ、ひ⋯⋯もっと、もっと言って⋯⋯蛇子も好き⋯⋯大好き⋯⋯ああっ! アアッ!」

 

 甘え上手な蛇子は男のお気に入りの一人だ。言葉に互いの好意を乗せて甘く絡み合う雌雄の仲睦まじい様子は、蛇子の一年上の先輩が見れば嫉妬に狂い、男へ往復ビンタを食らわすこと請け合いだ。

 しかし、彼女の小柄な肢体は庇護欲をそそられて、何度交わろうとも飽きる事無くついつい抱き締めてしまいそうになる。

 そして、この男は自らの欲求に歯止めを掛けることを知らない。無駄なく絞られたウエストに腕を回して抱き寄せると、空いた手でメロン玉サイズの乳房をしげしげと観察した。

 美しく形の整ったハリの強い美巨乳である。その中でも特に男の目を引くのがモントゴメリー腺のちりばめられた真円の乳暈だ。薄紅色の牝先端はチョコアイスに塗り潰され、まるで使い古された熟女の乳首にも見える。可愛らしい容貌とシミ一つ存在しない純白の乳肌に不釣り合いな焦げ茶色の乳輪は、冒涜的な官能を男に刻む。

 さらに少女の美体を淫靡に彩るのは硬直した豆に乗った深紅の欠片だ。ピンクの乳首よりも遥かに濃く深い赤の正体は、濃縮されたストロベリーのエキス。

 ビターチョコの中心に生まれたその赤は地から萌え出る花の蕾の如しで、何ともしゃぶり甲斐がありそうだ。

 一番の好物は最後に食べる。その為に残しておいた最高の珍味に男は唾液を溢れさせながら吸い付いた。

 

「きゃひぃ!! らめぇ~! 乳首弱いからあ! やだ、んひ、ああああん!! そんなねちっこくしゃぶられたら⋯⋯蛇子、おかしくなっちゃううぅうううぅ!!!」

「こんなに乳首をコリコリにして、イケない女性だ⋯⋯」

「らって! らってぇ! 会長ちゃんがアイス塗るからぁ~。これは生理現象なのぉ! きゃあ! ひぐうううん!!!」

 

 冷たいカカオの風味が舌に触れた。ほろ苦さの中に僅かだが鮮烈な甘さを感じるのはストロベリーシャーベットの味だ。そして、味覚に染み渡る甘味の侵略を増長させているのは、乳首の質感に他ならない。

 アイスだけならすぐに溶けてしまっただろうに、シコり固まった乳頭が飴玉かグミのような味わい深さを与えていた。

 微かな隆起で舌を誘惑する乳輪に理性を溶かす豆突起の弾力。まるでアイスが肌を透過し、乳腺まで染み渡ってしまったのかと思う程の甘さが天然の哺乳瓶から溢れていたのだ。

 これなら何時間でも吸っていられる。牡の本能を満たす母性に愛しさを拗らせ、男が乙女の細腰をギュッと抱き締めると蛇子は嬉しそうに鳴く。

 

「おかしいですね。舌で温めてあげているのに、どんどん乳首が固く大きくなっていきますよ。何故です?」

 

 自らの舌技で仰け反り、腰を振る蛇子があまりにも可愛らしく、つい意地悪な物言いをしてしまう男であった。

 

「わかってるクセにぃ! 意地悪ぅ! んひぃ、やはあああ⋯⋯いいっ! 乳首が、んっ⋯⋯大きくなっちゃったのは⋯⋯ひきゃん!? ああん! 好きな人が⋯⋯蛇子を愛してくれてるからだょお~⋯⋯」

 

 百点満点の回答と言えた。これで落ちない男はいないと断言出来る程の愛らしい告白。完全勃起していたはずのぺニスがさらに一回り膨張し、理想の伴侶に生命の元を注ごうとピストンを加速させる。

 

「本当に素敵です。貴女のような愛らしい女性に好意を向けてもらえる幸運を天に感謝しなくては⋯⋯」

「ひや、やあん! すご、いいっ⋯⋯そんな、子宮までズンズンされにゃがら⋯⋯ひぃいいっ! 何回も可愛いって言われた、らあ⋯⋯あっあひ! 蛇子の頬っぺた落ちちゃううう!」

 

 大粒のピーナッツ大の乳首を舌先で捻られると甘波紋が乳腺に走り脳髄を溶かす。受精を哀願する母胎に牡が求愛のノックをすると、乙女の最奥が花開き、男の象徴を迎え入れた。

 乳輪が浮き上がる程の力で乳を吸われ、微細な絶頂がチリチリと神経系を痺れさせ、飴玉の根元をコリコリと歯で挟み転がすと下腹部から熱い塊が溢れてしまう。 

 

「ひん! ヒィイ! ちく、駄目ぇ! やら、やらぁ~! イッちゃう!! きゃひああああ!! 熱いの来る!? やだあ! また恥ずかしい顔見られちゃうううぅぅ~!!!」

「蛇子さんの恥ずかしいところ⋯⋯見たいです! 全部見たい。恥ずかしい顔も、可愛い顔も⋯⋯全て私の物ですから!」

 

 空気の混じる粘音が大きく下品に響き渡り、白濁本気汁が水溜まりを作る。

 スパンスパンと尻を叩くようなリズムを奏でながら雌しべを刺激する陰茎には、多層の膣襞が数百の触手と化して纏わり付き、愛しい遺伝子を受け入れたい一心で媚びを売っていた。

 逸物に馴染んだ膣肉はただ挿入しているだけで天上の法悦を蛇子に与えるというのに、耳元で男に所有物として独占される運命を囁かれたらもう我慢の限界だ。

 

「ひいいいいいぃいいいぃいい!!!! あちゅいの来りゅうううううう~~~!!!! 腰が、止まらにゃいよおおおおお!!! らめぇ! また出ちゃうううああ!! イギゅうううううぅぅ!!!!」

 

 ジョぼぼぼぼぼッ!! ヂュブブブブブゥゥ!! ショワワワワワアアアアアア!!!!

 

「ヒイヤアアアアあああん!!!! ああっ、ひひ、腰、ヒィイ! イク! しゅき⋯⋯イクのしゅきい!」

 

 濃厚なザーメンミルクが子宮に注ぎ込まれ膣内まで逆流してくると、蛇子はまるで新しい命を孕んだかのような充足感を得て、恍惚の中でオーガズムに達した。

 腰椎が快楽電流で制御を失い、はしたなく引き腰を振りよがり狂う蛇子。そして、白く濁ったイキ汁が白湯を溢したように湯気を立てながらソファーに世界地図を広げると、生温かい温度が背筋を震わせるたのだ。

 

「あああ~⋯⋯またお汁出ちゃった⋯⋯汚しちゃってごめんなさいぃ⋯⋯」

 

 絶頂の余韻に苛まれながら生臭い排泄液を尿道と膣から漏らす蛇子は、親に夜尿を咎められた幼子のように怯えている。

 彼女が失敗するのは今回が初めてではない。以前、刻まれた淫紋の呪いで母胎を男専用に調整されている蛇子は、男に種付けされると過剰にイキ狂い、はしたなく漏らしてしまう事が多々あった。

 その都度、部屋のあらゆる家具を汚し、獣の如く節操の無い淫らな本性と強引に向き合わされて、乙女心を羞恥の朱に染めるのだ。

 

「お気になさらないで下さい。蛇子さんのエッチな姿が見られるのなら安いものです」

「もう! 見ないでっていつも言ってるのにぃ!」

 

 頬っぺたを膨らませて抗議する蛇子は非常に可愛らしく。男が頬袋をぷにぷにと弄って遊ぶ姿は仲睦ましい兄妹にも見える。

 

「あっ、そうだ! オチンチン綺麗にしてあげるね!」

 

 男の喜ぶポイントは全て知っている蛇子は進んで後処理を買って出た。

 

「はむ⋯⋯ん⋯⋯つぷ⋯⋯ちゅる」

  

 淫水で汚れたぺニスを、少しでも彼に好かれたいという思いから甲斐甲斐しく舐めしゃぶる少女には、自らの体液を口に含む行為に対する嫌悪感は無い。

 しかし、綺麗にすると言いながら、さっきのお返しとばかりにぺニスにバナナアイスをトッピングしているのはご愛嬌と言ったところか。

 

「そう言えば今日は休んでもよかったのですか? 確か独立遊撃部隊は任務だったはずですが⋯⋯」

「ジュポ、ズゅく! ん! しょうがないじゃない。お休み貰ってから任務の話を聞いたんだから。でも大丈夫よ。今日は後詰めだし、きらら先輩が変わってくれたから」

 

 股座に顔を埋めて水音を鳴らす彼女と雑談しながら、生温い快楽に男は脱力した。

 半身浴をしているのに似た心地好さを感じて天井を仰ぐ男の耳にアラームが届く。

 家事ロボットが携帯端末を男の元に運び、画面に映った内容を確認すると口元が歪につり上がった。

 

「蛇子さん。今日は遠出をするつもりはありませんでしたが⋯⋯予定を変えて海に行きませんか?」

「海ぃ~?」 

 

 いきなり何事かと小首を傾げる蛇子に耳打ちしてやると、彼女は呆れと心配を綯い交ぜにした表情になり、ため息を吐きながら幼馴染の名前を呟いた。

 

「事態は一刻を争うという訳でもありません。なので取り敢えずシャワーを浴びに行きましょう」

 

 本当はすぐにでも動いた方がいいのは当然であるが、男の情報によると色仕掛けに掛かってリリムに捕まったという幼馴染への呆れが勝り、いまいち気乗りしない蛇子である。

 溶けたアイスと体液にまみれたまま行く訳にもいかないと腕を組んで浴室に向かう二人だったが、程なくしてシャワーの水音に甘えた嬌声が混じり、彼らがシャワーから戻るまでに三十分もの時間が掛かったのであった。

 

 

 ※

 

 

「そういう訳で助けに来ました」

「⋯⋯助かった━━けど、どうやってここまで?」

 

 蛇子に続いて入室して来た男に向き直ったふうまは未だに戸惑っていた。

 蛇子から任務の事を聞いていたとして、こちらは救援など伝える手段はなかったのだ。仮に助けが来るとしたらそれは、後詰め部隊の鹿之助達の筈である。

 

「どうやって貴方の危機を知ったのかと聞かれたら、理由はこの動画です」

 

 男の差し出した端末にはリリムに尻穴を掘られるふうまの姿が映っていた。

 

「某アダルト動画サイトの投稿ですが、これはリリムさんのアカウントでしてね、たまにチェックしていたのが功を奏しました」

 

 自らの醜態をグローバルに拡散され、ふうまはリリムをジロリと睨んだ。

 下手くそな口笛を吹きながら明後日の方向を向いている夢魔を見ていると蹴飛ばしてやりたくなったが、これ以上情けない姿は見せられないと必死で堪えたふうまである。

 

「それにしても驚きましたよ。まさかこのビーチでお仕事だなんて、一言声を掛けて下さればいくらでも口を利いたのですが⋯⋯」

「⋯⋯へ?」

「実は私、ここのプラチナVIP会員なんですよ。それでこのヴィラにも何度か━━━━イテテッ!」

 

 どうやらこの男は、多額の投資と引き換えに命を奪われずに淫陶に耽る事の出来る最上位の顧客であるらしかった。

 灯台もと暗しとはこのことか。思わず項垂れるふうまを尻目に、下世話な話をチラつかせた当人は蛇子に頬を抓られて苦鳴を上げている。

 何やら気に入らなかったらしく、エッチだのスケベだのと男に文句を言う幼馴染の姿に、ふうまは違和感を覚えた。

 主に視線や表情が他の異性に向けるものとは異なっている気がする。身体を抓るのも拗ねた風に罵倒するのも、蛇子が学園の友人に対してする行為としては見た記憶がない。

 いや、一つある。例外はふうま自身であった。普通の友達とは違う。少し近い二人だけの特別な距離感。ヨミハラでの誘拐を切欠に異性として意識し始めた幼馴染が別の男に馴れ馴れしく接している事に、青年は胸の奥に僅かな疼きを感じた。

 

「管理人には話を通してあります。横取りするようで申し訳ありませんが、あなた方は解散という事で⋯⋯」

 

 ふうまが謎の焦りに悶々としている間に男は淫魔達と話を付けていた。元々、面識が有ったこともあり交渉は円滑に進んだようだ。

 おそらく裏で淫魔達の上司に多額の金銭を積んだのだろう。また大きな借りが出来てしまったなと若き対魔忍は頭を抱えた。

 そんな中、すごすごと退散する淫魔達から男に近寄る影が一つ。

 

「へへへ、旦那ぁ! お久しぶりですう」

 

 揉み手をしながら男にすり寄ったのはリリムだった。顔にはへつらいの笑みを浮かべている。

 

「これはこれはリリムさん。今回はまた派手にオイタをしましたね?」

「滅相もない! あっしは旦那にご迷惑を掛けるつもりはこれっぽっちも有りませんぜ!」

 

 媚びを売るあまりに妙な口調になっているリリムである。

 実は意外にも二人には面識があった。男が拐われた蛇子を五車に連れ帰ったあの日。散々、救出の邪魔をしたリリムであるが、最後はふうまに捕まり、簀巻きにされ部屋の隅に転がされていたところを彼に助けられたのだ。

 それ以来、男から漂う金と権力の匂いに惹かれ、お小遣いと引き換えに淫魔族の内部情報を売ったり、ある時は夜も共にして愛人生活を満喫していたリリムであった。

 

「貴女は初めてお会いしますね? お名前を伺ってもよろしいですか?」

「ミーティアと申します。お噂はかねがね」

 

 会話はリリムの隣にいたミーティアにも及んだ。女好きな男が彼女のように可憐な美少女を見逃す筈がないので当然の流れである。この中で不満げなのは不気味に沈黙する蛇子だけだ。

 ミーティアとしてもこの上客に顔を覚えて貰うのは、淫魔としての公私に関わることでもあるので非常に愛想良く対応していた。

 

「美しい女性の元には自然と綺麗な方が集まるようですね。お二人共、とても可憐だ」

「いやぁ~、照れますなぁ~!」

 

 日頃から顔立ちの良さよりも、小柄で貧相な体つきを揶揄される事の多いリリムは男のお世辞に調子に乗っている。ミーティアも初対面ながら身なりの良い男に容姿を称賛され満更でもなく微笑んだ。   

 問題があるとすれば、蛇子が下を向いて何やらブツブツ呟き始めた事である。

 

(ところで⋯⋯お二人共、何かお困りの事があるのでは?)

(うっ!?)

 

 話の最中に二人がふうまの方にチラチラと視線を向けているのに男は気が付いていた。横槍が入ったことで淫らな高揚は消え失せ、彼女達が正気に戻った結果、後に残ったのはこびり付く罪悪感のみだ。

 そこで彼女達を引き寄せた男は、内心を見透かしたように耳打ちする。

 

(よろしければ私が間を取り持って差し上げましょう。その代わりに今度お二人と一緒にお食事でも⋯⋯)

 

 渡りに船だと大きく頷き提案に食い付く二人であった。この場合食事イコールそういう事であるが、夢魔である彼女達には些細な問題だ。

 寧ろ上質な精の気配を漂わせる男と一夜を共に出来ると舌舐めずりすらしている。

 

「それでは後の事は私にお任せ下さい」

 

 ミーティアの方とは知り合ったばかりだと言うのにもう肩に腕を回すほどに距離を詰めたのは流石と言うべきだが、二人の帰り際にフレンチキスでお別れをしたのはやり過ぎだったかも知れない。

 リリムとミーティアを見送った男は、不気味なオーラを立ち上らせて背後に立つ蛇子に向き直った。

 

「淫魔流スキンシップとは人間からしたら過激なものです⋯⋯」

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」

「郷に入っては郷に従えと言う諺もあります。プラチナVIP会員である私の命は保証されていますが、それは彼らの都合で何時でも反故に出来る程度のルールに過ぎません。その様な状況において貴女やふうま君を守るには━━━━」

「会長ちゃんのバカああああッ!!!」

 

 仕方無かったんですよというスタンスでいけしゃあしゃあと言い訳する男に蛇子がキレた。

 足の小指付近を全力で踏み抜かれ悶絶する男の姿は痛快ですらある。

 片足を押えてピョンピョン跳ね回る浮気者にいい薬だわと鼻を鳴らす蛇子であったが、当の本人はこのビーチに踏み入る際に武装解除させられていて良かったと内心呟き、微塵も反省した様子がない。

 とんでもないろくでなしだったが、恩もあり、惚れた弱味もあり、ついには諦めのため息を吐く蛇子であった。

 

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