※この作品はR-18です。

上手に潜入出来るかな?   作:くす玉爆弾

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アイナと耳舐めエッチをしたら

 

(上手くやっているようですね。蛇子さん⋯⋯)

 

 蛇子がふうまを押し倒しているのを眺めながら、男は満足気に微笑んでいる。

 彼の目の前では人懐っこい子猫のような蛇子であるが、以前の鬼崎きららとのプレイを観察し、危うい二面性を孕んだ少女だと理解していたので、背中さえ押してやればノリノリで参加してくれると思っていたが正解だった。

 自分を慕う少女。舌使いから膣の蠢きまで丹念に仕込んだ自慢の恋人が、嘗ての初恋の青年に奉仕している。なんとも胸のときめく光景である。

 このまま眺めていたいと思う男だったが、今日の目的は別にもう一つあるのだ。泣く泣く視線を外した男は隣のベッドで放心している銀髪の美女に声を掛けた。

 

「初めまして。お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯アイナ⋯⋯アイナ・ウィンチェスター⋯⋯」

 

 本来は活力溢れる紺碧の隻眼も今や濁り、焦点は合っていない。淫の氣は未だにアイナの肢体に渦巻き、淫らな調教は一時的な廃人状態まで彼女を追い込んでいたのだ。

 

「やはりそうでしたか。貴女のご活躍は存じ上げておりますよ⋯⋯それにご両親の事も⋯⋯」

 

 魔族によって殺されたアイナの両親は米連の議員であり、同じく政治家の家系に産まれた男はその名に聞き覚えがあった。

 最早、彼女に一片の興味も持たない遠い親戚以外は、高名な魔物ハンターと悲劇の政治家一家を結び付ける者は居ない筈。しかし、ここへ来る道中、レイプ動画の画面に写り込んだ彼女の容姿が非常に好みであると確認した男は、伝手を使って全てを調べ上げたのだ。

 当然、その特殊な過去と恵まれた容姿を持つ彼女は男の興味を引くのに充分なほど魅力的と言えた。

 

「⋯⋯お前、俺のこと知ってんのか?」

 

 どうやらアイナも男に興味を持ったようだ。

 彼女の両親を知っている素振りを見せたのが効いたのかも知れない。

 火照った視線をノロノロと向けてきたアイナに、男は目を合わせて優しい気遣いの言葉を掛けた。

 

「勿論、魔物ハンターとしての高名は伺っていました。それに、私も貴女と同じ政治に関わる家系の産まれです。ご両親を襲った悲劇も耳にしています。私が助けに来た以上、ご安心なさい」

「すまねぇ⋯⋯デカイ借りが出来ちまったみたいだ」

「さぁ、手を取って⋯⋯」

 

 ホッと胸を撫で下ろしたアイナは完全に気を許している。用心深さを発揮する余力が残ってなかったとも言えた。

 だが、手慣れた所作で差し出された手を掴んだ瞬間、自分の肉体がどういう状態にあるのか、アイナは嫌でも思い起こされたのだ。

 

「ひうぅ!? ああっ⋯⋯こ、これは⋯⋯」

 

 手の平を通じて歪な快楽が発生した。それはコンマ未満の時間で生まれたオルガズム。瞬間的に下半身への神経伝達が狂い腰が抜けた。そのまま女の子座りでベッドにへたり込み、小便をチビってしまうアイナ。

 白色のシーツに黄色い染みがじょわわっと広がり、ボーイッシュな傭兵は羞恥の朱に染まった。

 

「違う⋯⋯違うんだ! 俺はっ⋯⋯こんな⋯⋯」

 

 甘いアンモニア臭がアイナの鼻を突き、目の前の男も同じ異臭を嗅いでいるのだと思い至った彼女は、瞳を潤ませて言い訳を始める。

 

「気になさらないで下さい。まだ発情物質が体内に残っているのです。今、ここで楽にして差し上げましょう」

「ひゃあ!? しゃわ! しゃわるなあ!」

 

 突然の排尿にも全く怯むことなく男はベッドに片膝を突き、アイナの肩を抱き寄せた。

 馴れ馴れしい行為だ。普段のアイナであれば、前歯の一、二本は覚悟してもらうところであるが、発情した彼女はろくな抵抗が出来なかった。異性の体温が素肌から伝わるだけで恐ろしいほどの悦楽が背筋を駆け抜け、背面の産毛が全て逆立つ。

 

「ひゃめろ! いやら! いやらあああ!!」

 

 また犯される。道具として、奴隷として、肢体を貪り、母胎までも汚し尽くすつもりなのだろう。

 呂律の回らない口調で必死に拒絶を示すアイナの表情は恐れに歪んでいる。

 淫魔達の調教が余程のトラウマになったのだろう。錯乱する美女に男は穏やかな労りの滲む声音で語り掛けた。

 

「落ち着いて下さい。私は貴女を助けに来たのですよ。ですが、その前に淫の氣を抜かなくては⋯⋯大丈夫、私はこの氣について熟知していますから、アイナさんは身を任せて⋯⋯私の事はそう⋯⋯一日だけの恋人だと⋯⋯そう思いなさい⋯⋯」

 

 異様に心地好い、脳髄まで染み渡る声であった。女の心の隙間に入り込み、酩酊状態に陥れる悪魔の囁き。上位の淫魔でも舌を巻く男の得意技である。

 媚薬の高ぶりや精神的に衰弱した状態でこの男に言い寄られて逃れられた女はいない。

 今しがたまで過剰とも言える性感電流を発生させていた皮膚感覚も、何故かじんわりと暖かく、心臓がむず痒くなるような甘酸っぱさを伝えるのみだ。

 男は微細な精神の動きが、淫の氣の与える快楽の質に反映されて変化を促すことを知っていたのである。   

 隣に寄り添い、男はアイナの顎先に指を引っ掛けて上向かせた。そのまま、近寄る微笑みを見て蝶は蜘蛛に捕らわれた事を理解した。

 

(うああ⋯⋯キスされちまううう~! 逃げないと⋯⋯拒否しないと⋯⋯こんな、会ったばかりの野郎にぃ! でも⋯⋯でも⋯⋯)

 

 理性ではまずいと思っていたが、肉体はそうではないようだ。

 蕩けた瞳の戦乙女は、脱力して見事な肢体を男に預けていた。浅く開き、喘ぎを漏らす桜の唇は、自ら男のそれに近づいて接触を求めているではないか。

 

「さぁ、もっと力を抜いて⋯⋯私に任せて⋯⋯」

「あっあぁ⋯⋯らめ⋯⋯らめらぁ~⋯⋯こんな⋯⋯んんっ!?」

 

 拒否したいのに発音が上手くいかない。舌が雨の日の蚯蚓のように口から踊り出ていたからだ。

 淫靡に踊るピンクの肉片を男の唇が掴み取った。きめ細かい味蕾に薄く唾液をコーティングした軟体が捕食され、引き摺り出される。

 

「はむっ、ンク⋯⋯ふわ、くっ! んんん~⋯⋯ちゅぴ、ちゅぶ⋯⋯くちゅ、じゅる」

 

 ちゅぷちゅぷとしゃぶる音が響き、舌が自分以外の口の中に吸い込まれるとアイナは視界を反転させ、悦楽に震えた。

 尾骨の裏側に拳大の熱が生じ、火照りを持て余した彼女は、両手の平を男の胸板に添えて強く押す。押したつもりだった。男が全く離れないことにアイナは困惑する。

 押しているのではなく縋り付いているのだと思考の麻痺した彼女は気付かない。

 仄かに甘いアイナの唾液を嚥下しながら、女体の温度を直に堪能したいと思ったのだろう。男が服のボタンに手を掛けた。

 普段はスーツを普段着にしている彼であるが、今はTPOを考慮して水着にアロハシャツの組み合わせである。救出任務が終わった後は、蛇子と二人で遊び惚けるつもりだったらしい。

 邪魔な薄布が消え去ると二人共、産まれたままの姿だ。女体も牡の肌に触れるのが嬉しいのだろうか、尻を振りながら豊かな乳果実を男に当ててきた。

 汗冷えした乳肌は少しひんやりしている。しかし、肉厚な脂肪が圧力を掛けてムニュリと潰れると、脂肪の奥から血潮の温かみが伝わり、彼女の高ぶりを男に浸透させる。

 舌の抜き差しに合わせて腰も前後に揺するアイナの姿は発情した犬だ。男が上向かせた口へと唾液を流してやると、鼻息荒く喉を動かし、嬉しそうに嚥下した。

 ふと、アイナは違和感に気付いた。腰を下ろしたベッドが妙に生暖かい。座り心地が悪くなり、尻をもぞもぞさせると何やら湿った水音がなっている。

 

「━━━━え?」

 

 思わずアイナが視線を下に向けるとベッドには巨大な水溜まりが形成されていたのだ。

 色は無色、尿特有のアンモニア臭がしないことから、再び失禁したわけではないと分かる。しかし、僅かに生臭いその液体の量は尋常ではなく、染みのサイズは直径七十センチに達していた。

 潮だ。アイナは口吸いの魔力に身を犯され、知らずの内に嬉ションならぬ嬉潮吹きを漏らしていたのである。

 

「これは凄い! どうやら私との口付けはお気に召して頂けたようですね」

「あ、ああ⋯⋯いや、だ⋯⋯キスだけでこんなぁ~⋯⋯」

 

 性的接触に耐えきれず、全身から様々な体液を垂れ流す自身の無様さに、恥辱がアイナの骨の髄までを震わせた。

 

「見るなぁ! もうやめてくれっ⋯⋯エロいことは⋯⋯」

「キスくらいは挨拶です。それに、エロいこととはこういう事を言うものでしょう」

「ひゃ! んくぅうううぅ!? そこっ、んん!! らめ⋯⋯敏感らからぁ!」

 

 辱しめを受けて女らしい弱さを見せるアイナに男は笑みを深める。彼女に語り掛け、意識を逸らしながら、男は彼女の股座に右手を忍び込ませた。

 蛇のように気配を消した指が色素の薄い小振りな小陰唇に触れると、アイナは腰を情けなく前後に揺さぶり、眉毛を下げて泣きそうな表情を拵える。

 

「まんこはやめろぉ⋯⋯ひいっ、はひう!? 敏感過ぎて、感じ⋯⋯んくんんん!! や、やあああ!!」

「なぜ嫌がるのです? こんなによがっているのに⋯⋯顔も色っぽくて説得力がありませんね」

 

 潤んだ肉花弁を中指で擽ってやると、アイナは面白いくらいに身悶えした。淫靡に狂った肉体は秘めたる扉を解き放ち、白濁した本気汁を排出し、新たな主人の愛撫に備えているようだ。

 牡の為の器官を愛でられるのは、牝として最大の喜びである。陰部から生じる甘狂った快感は微弱電流に変換されて全身の神経に伝わった。肢体はピンクに染まり、発汗量が増加し、脊椎が弓なりにしなる。剥き出しの生乳は官能的に揺れて男へと突き出された。それは、男への媚び売りにしか見えない淫陶な姿。言葉で否定しようとも、アイナは既に男に対して従属の意思を示していた。

 海中に揺れるウミウシの如く可憐な肉ビラは、愛液に濡れるとまるで透き通るような光沢を放ち牡を誘う。だが、残念ながら男の位置からは見事な発情色は拝めず、ヴァギナはそれがひどく不満だったようだ。

 アイナの美貌に見とれる男の興味を引くつもりか、陰唇が歪に蠢いて男の指にしゃぶり付いたのである。

 そのまま、膣筋を絞って坩堝の内側へと誘うヴァギナに男も愛撫で応えた。

 満開の秘裂を縦に円を描いてかき混ぜ、くちゅくちゅくちゅと淫音を奏でる。少し物足りない、ぬるま湯に浸るような悦楽はアイナの緊張をほぐし、男に全体重を預けてしまう。

 健気に男にしがみついて震えるアイナの内側は熱く、膣口から奥へと侵入するとふやけた膣襞のミルフィーユが指を出迎えた。

 意外にも強い力で絡む膣襞の隆起を指先でなぞり、引っ掛ける。柔軟に形状を変化させて指を楽しませる膣も肉の重なりの隙間、普段はぺニスも触れない秘めたる箇所をまさぐられ、かき分けられるとアイナの腰奥が大きく震え、官能のフラダンスを披露してしまう。

 

「くひぃ! ああひいいい! 奥ッ! くうッ! そこ⋯⋯弱いっ⋯⋯んうう!!」

「成る程、ここが良いのですか。ではここは?」

「ひ、ひああああ!! 全部弱いからあ! やめ、んむうううぅぅううぅ!!!」

 

 喉を反らして甘声を奏でるアイナの唇を男が再び塞いだ。陰部を弄られながら口を吸われる。愛し合う恋人の交わりに、彼女は自分の臍の下で何かが熱く蕩けるのを感じた。

 

「んっんっううう~⋯⋯ちゅぶ! じゅ、ふちゅ⋯⋯まっへぇ~⋯⋯来るう、何か⋯⋯く、るぅ~⋯⋯」

 

 歯茎の裏側を舌先で嬲られ、膣奥を二本差しで揺さぶられると骨髄が沸騰し、指先までが痺れる絶頂の前振りが全身を犯すのだ。

 女は押し寄せる波に耐えられないと本能で理解した。

 初めは不規則に跳ねる肢体をアイナは抑え込もうとしていたが、次第に諦めとも催促とも言える感情が胸を満たし、意思とは関係なく口を突いて溢れる。

 

「あへっ⋯⋯ひぐっ!!? おひい! ずご、いひぃ! 溢れて⋯⋯止まらないいいい~~~!! 待ッ! おっ!? いぐっ!? イッちまうううぶぅぅぅううぅ!!!!」

 

 絶頂の津波が全身を打ちのめし、ベーゼの蓋を外したアイナは、おとがいを天井に向けて歪に身悶えした。

 淫魔の支配するような愛撫とは違う。二人の身体を一つに融け合わせるキスアクメに、乙女は腰砕けになってしまったようだ。

 ベッドに崩れ落ちて荒く呼吸する美女の媚体は大量に発汗し、光明の反射で悩ましくうねっている風にも見える。

 

「あ⋯⋯あへぇ⋯⋯ひ、ぃう⋯⋯ん⋯⋯」

「その調子ですよアイナさん。もっと気持ち良くなれば、早く苦しみから解放されますからね」

「⋯⋯もうイクのは嫌だぁ⋯⋯こんなのは俺じゃねぇんだよぉ! ひぃ、っく⋯⋯あ」

 

 アイナ絶頂の度に自身の内側が淫らに作り変えられてゆくのを恐れていた。

 牡のダッチワイフとして嬲られ、イカされ、種を仕込まれる。女として恥辱の極みの筈だ。しかしだ、今の彼女はその扱いを喜ばしいものとして受け入れているのである。

 気高い戦士であった自分が下等な愛玩動物へと退化していく気がした。

 そして、どうしようもないと理解していても、彼女の心は逃避を選んだ。

 へにゃへにゃになった腰を引き摺り、赤ん坊のようにハイハイをしながら男から距離を取ろうとしたのである。

 戦場での彼女のみを知る者であれば、失望し、侮蔑の視線を向けるであろう無様な姿だ。しかし、男は苦笑しつつも、壊れかけたアイナの様子を愛おしそうに眺め、別れ話を切り出した恋人を引き止めるかの如く背後から抱きすくめた。

 

「逃げてはいけません。私は貴女を助けたいのです。そして、この行為で少しでも淫魔に犯された記憶を上書きしたい⋯⋯そう考えています」

「はうぅ! 離せぇ! み、耳元で囁くにゃあ! おふ、へあぁ~⋯⋯脳みそ蕩けりゅうううぅ~~!」

 

 男の事を既に主と認識し始めている新米奴隷は、耳打ちを愛の囁きとして認識したようだ。表情筋を泥みたいに溶かした彼女は産まれて初めて、女として存在する意味を感じたのかも知れない。

 発情波紋に翻弄される女体に男が後ろからのし掛かる。視界外からの抱擁は牡の体温をより明確に意識させ、ため息が漏れた。

 

「ふぅうううぅ⋯⋯はっああ、力、抜けて⋯⋯んひぃ」

「後ろから眺めるアイナさんも綺麗だ⋯⋯失礼しますよ⋯⋯」

「ひぁん!? あや、ま、首、弱いん、だ⋯⋯ふみゃあああ!」

 

 男がアイナのうなじにキスをした。汗粒を口に含み、音を立てて吸う。甘しょっぱい風味が舌を刺激し、牝フェロモンが男を誘った。

 乳房を下から押し上げるように腕を回し、男は耳の後ろにある濃い体臭を発散する皮脂腺に鼻先を捩じ込み、女の発酵臭を肺一杯に吸引してわざとらしく報告する。

 

「アイナさんの香りがします。赤ん坊のようなバターキャラメルの香りが⋯⋯」

「い、言うな、はぁぁ~⋯⋯くっ」

 

 発情した犬を思わせる仕草にアイナはこそばゆい顔を見せたが、普通の女であれば、まず嫌悪感を示すのが先であると気が付いているのか。

 耳裏をペロペロ舐められると彼女の唇から熱い息が溢れた。そして、そのまま首筋へ蛞蝓が這い、うなじの毛を唾液でグチャグチャにしてしまったのだ。

 

「くぅっ! 擽った、い⋯⋯ひゃ!? そんなとこ⋯⋯んん!」

 

 アイナの汗と僅かに溶けた皮脂は甘さとしょっぱさが絶妙なバランスで配合されていた。

 幼児特有の乳臭さを未だに残した美女の味は、牡を昂らせるのに十分な媚薬となるのだ。

 首周りの汗が一番濃厚であるが、肩甲骨や背筋に浮き出た雫も魅力的である。引き締められた筋肉の隆起をなぞりながら僧帽筋の食感を舌で楽しみ、脊椎の谷間に滞留した塩水をズズズと音を立てて吸い込むのだ。

 少しの刺激にも過剰に反応して身を捩るアイナのシルエットは淫らで美しかった。上半身から下半身へと舌先の旅路を進めてゆくと彼女の声音の艶が増し、体温が高まるのが分かる。

 

「アアッ! 駄目、んはぁ! 感じ⋯⋯るぅ⋯⋯」 

 

 しなやかなカーブを描く腰周りをピンクの蛇が蛇行し、女の甘い汗に唾液を混ぜ込み、硬質な尾骨に強めのキスをプレゼントして跡を付けた。

 骨盤をすり抜け、子宮の裏側から伝わるむず痒さにアイナの目尻は下がり、腰奥がさらに泥濘む。腿が内側にずり落ち、四つん這いの姿勢を辛うじて維持していた彼女は、平均よりもだいぶ大ぶりな桃尻を虫に食われる恐れに暗い歓喜を覚え、尻肉を痙攣させる。

 

「くうううあ、ああっ!」

 

 尾骨の隆起に唇が触れる感触とは別に肉厚柔肌に複数の快感が生まれた。

 十本の指が肉に沈み、ジューシーな果肉を厭らしく犯したのだ。

 柔らかさと弾力を合わせ持つ安産型の尻が満遍なく揉みほぐされ、熟した果汁が吹き出しそうな甘い性感電流が走る。

 元々、抜群の揉み心地を誇っていた肉は高ぶりに呼応し、更に柔らかさを増してゆく。

 男の視界には真っ白い桃が自在に変形し、徐々に赤みを滲ませる様子がまざまざと映っていた。

 

「ふむ、初めは膣から味わうつもりでしたが、ここも美味しそうですね⋯⋯」

「ひゃ! ひぁやあああ!? そこは違うううぅうううぅ!!」

 

 餅を捏ね回して悦に入っていた男であったが、谷間に咲いたピンクの蕾に強い興味をそそられたのか、肉塊を左右に開き、横に伸びた可愛い皺穴に舌先で悪戯をした。

 

「ひゃめえ! き、汚っ⋯⋯んんやああ! 気持ち、良⋯⋯ヒイイイィイィィィン!!!」

 

 ギリギリ体内に隠れていた腸の入り口が外気に晒され、目が覚めるような鮮やかな粘膜を涎に濡れた肉鞭が愛撫する。

 一舐め毎にびくりびくりと震える体幹と堕落的オルガズムにアイナは狂乱した。アナルはまだ淫魔達にも汚されていなかったのだ。後の楽しみにとっていたのを偶然、男が横取りした形である。

 コンドーム並みの薄皮は舌のザラつきや温度、湿り気をダイレクトに牝の脳髄に伝え、身体の内側から乙女を溶かした。

 

「いや、なのにぃ! 腰⋯⋯止まらね⋯⋯ンヒ!! ほあっ!? ほわあああああ!! すごっ、イイ! お、俺⋯⋯アナルでこんな⋯⋯おかしく⋯⋯なりゅうううぅヴうううう!!!」

 

 排泄口を嬲者にされる屈辱。激昂し、恥じ入るべき醜態にアイナの唇から溢れたのは拒絶ではなく法悦への喜びであった。

 ウンチ穴はもっと弄って欲しいと自己主張し、窄まりを恥ずかしげに解き放ち、初々しい直腸内部を男に見せたのだ。

 アナル皺の凹凸も厭らしく男を誘う感触と形状を誇っていたが、直腸の温かさと苦味のある味わいも背徳的魅力に溢れている。

 舌を限界まで伸ばして腸内に侵入させると強い力で締め付けられた。しかしそれは、拒絶ではなく歓迎。むず痒く、いじらしい愛撫に対するアンコールであった。

 

「とても柔らかく、コクのある味わいです⋯⋯しかも、熱く蕩けていますね」

「言うにゃああああ!! んふああ! ひやあん! おっおっおっ! い、いい、ん⋯⋯舐められて、い、いく⋯⋯」

 

 男が舌を抜き差しすると腸内が潤み、大量の腸液が分泌された。薄茶色の粘液は珈琲を思わせる苦味とビターチョコの甘味を合わせた深みのある風味を持っているのだ。

 生臭いが不快ではない。牡を誘う香りも男を興奮させる。

 グチョグチョと大きな水音が響き、更なる腸愛液が湧くと内筋がここを愛して欲しいと舌を腸奥へと誘った。

 蕩けた腸肉を掻き分け、腸襞の引っ掛かりをほぐしてやるとアイナの体内が歪に震撼するのが伝わる。

 それは、ポルチオのダンスだ。責められているのはアナルだというのに彼女の子宮は大洪水に見舞われていたのだ。

 蛇腹ポンプ状の腸襞をコリコリと苛め、その後、一転して優しく撫で回す。骨盤の裏側に存在する良い所を丁寧に愛でられ、緩んだ内臓と筋肉がすり鉢を削ったような音を鳴らした。

 アイナの子宮はその動きに連動して快楽を受け入れているのである。涙か涎か、膣口から零れ、ベッドを濡らす高粘度の愛液は、肉の壁越しに隣り合っているのに愛撫してもらえない焦れったさに対する抗議なのだろう。

 

「いいっ、イイ! 気持ち良いっ! こんな、ダメなのに⋯⋯俺⋯⋯ケツ穴犯されて、喜んでりゅおおおおおおお!!!!」

 

 アイナは尻を左右に振って喜びを表現していた。まるで懐いた大型犬だが、生理的反射とは違う意思を持った緩急のある動きは、平時の彼女からは想像もつかない淫靡な色気に満ちている。

 どうやら排泄口から伝わる性的快楽が、彼女の抵抗感を削ぎ落としてしまったようだ。視線を感じた男が目を向けると、アイナが情欲に潤んだ瞳で流し目を送っていた。 

 上気した頬に下がった眉。何か言いたげにこちらをチラ見する乙女を愛らしく思った男が少し弄ってやろうと言葉を掛けた。

 

「どうしましたか? 何か言いたいことでも?」

「う、うるしゃいいぃぃぃぃ!!! わかってるくしぇにぃ!!」

 

 視線が噛み合うとアイナの顔面が真っ赤に染まる。どこか拗ねたような、照れているような雰囲気の彼女を眺め、男は精神的距離感がさらに縮まったと理解し、内心で淫魔の扱う催淫物質の効能に賛辞を送った。

 

「ほら、好きなように言いなさい。良い所、して欲しいこと⋯⋯全部、私にさらけ出してしまいなさい⋯⋯貴女の言う通りに愛でて差し上げます」

「ッッッ~~~~!!!!」

 

 男がアヌスを舐めながら陰核を中指で撫で回してくる。

 発情した神経の密集部位に愛液を塗り込まれ、時計回りに円を描かれると腰椎が引っこ抜かれたのかと思うほどに情けなく腰が抜け、無様に突っ伏してしまうアイナ。

 ねちっこく、焦らしを含んだ二つの蕾への同時責めは、乙女を獣へと堕とすのに充分なものであったようだ。目を剥き、口の端から涎を流し、言葉にならない嬌声を歯を食い縛り耐えるアイナだったが、男の蠱惑的な誘惑に遂に我慢の限界を迎えたのか、唇を震わせて敗北を認めた。

 

「ち、チンポ! チンポくれぇ! あ、あんたの太いのでッ━━俺のアナルをホジホジしてくださしゃいいいぃいいぃ~~!!!!」 

 

 するとアイナは、泣き叫びながら自ら尻肉を鷲掴みにし、ピンクの萌芽を男に献上したのである。

 横に引き伸ばされ、みっともなく歪んだアナルは、ひどく下劣で官能的だった。

 

「ほらッ! 言っただろ!? ちゃんとお! だ、だから⋯⋯チンポォ! チンポオオ!!」

「よろしい。素直になったご褒美を差し上げます」

「オッ!? オオ!! んっふあああ!!」

 

 焦点の合わない瞳でおねだりするアイナの醜態を眺め、ニヤリと笑った男は勃起した逸物を発情排泄口に添える。

 熱い血潮で満たされた性器を粘膜皺で感じ、下品な喜びの咆哮を上げる美女は、牡の存在そのもので絶頂する汚らわしい豚と化してしまったのだろうか。

 

 チュプ! グチュ! クチュ! ズブッ! ジュプ! ジョプ! パン! パン! パン!

 

 発情アヌスは男根を一切の抵抗なく受け入れた。並みの娼婦であれば苦痛に喘いだであろう体重を乗せた突き入れを、軟体生物の如くほぐれた尻壺は容易く捕食する。

 本人の優れた素養によるものか、男の腰打ちに合わせて淫らな粘音を奏でるアヌスは、牝の性的魅力を存分に発揮した一流の楽器であった。

 

「おっ!? ひはあっ!? おくっ! ハマッて!! ふひぃああああん!!! そこっ! そこお!!」

「見た目に似合わずよく熟れたアナルです⋯⋯」

 

 肉棒の形状に合わせ、コンドームのように密着する腸壁の滑らかさにため息を吐きながら、男は腰を送る。

 直径数センチの消化器の内部が剛直に蹂躙され歪に変形すると、腰骨が緩んで泣き出してしまいそうになる甘い電流が生じ、アイナの桃肌が更に濃厚な朱に染まった。

 大きな水音が辺りに響き、肉袋がダイナミックに揺れる。脳細胞が溶解しそうな快感に思考が白濁する中、アイナは自分から尻を振り、亀頭のエラを腸壁の出っ張りに引っ掛けて法悦を貪っていた。

 全て無意識の行動である。肛虐の快楽はアイナの肉体を容易く屈服させ、牡に対する服従心さえ芽吹かせたのだ。

 

「んほあおおおおお!! このチンポしゅごいいいいいいぃぃぃん!! マンコォ!! ケツ穴がマンコになりゅううううぅぅぅうぅ!!!」

 

 内臓を摩擦から守るために大量分泌された腸液が結合部から溢れだし、淫らな香りを振り撒く。

 ツンと鼻を突くフェロモンは雌雄の交わりを高める最高の興奮剤である。

 肉汁を撒き散らし、ベッドに突っ伏した女体を男は抱き締めた。ちょうど臍の辺りに腕を回され、やや強めに力を込められると心臓と子宮が甘酸っぱく疼く。

 

「んううっ! へ、変ら! お、俺⋯⋯キュンてしゅるお!」

 

 アイナは自身の心の変化に戸惑っていた。彼女からすれば、この男も淫魔達も同じはずである。都合良く弄ばれているだけだというのに甘い感情が蜂蜜のように滲み出てくるのだ。

 

「いひっ! んほっ! あ、ああ! き、気持ちいい! チンポすご⋯⋯一番、良いとこに当たってぇ」

 

(こいつ、スケベ野郎だけど俺の事⋯⋯助けに来てくれたんだよな? どっちにしろ身体を静めないと帰れねぇし⋯⋯優しくしてくれるならこのまま抱かれるのもいいかもなあ⋯⋯)

 

 今しがた出会ったばかりの男に堕ちかけている。

 女としての沽券に関わる事実から目を逸らす彼女は、これはあくまでも淫魔の魔の手から逃れる為の手段であり、任務達成に必要なのだと自己を納得させていた。

 自分は身体の相性が良いだけの行きずりに絆される安い女ではないのだと━━。

 

「力みが少し抜けましたね? いいですよ、そのままで⋯⋯もっと重なり合いましょう」

「しょうがないからっ⋯⋯! 早く脱出する、んひ!? こ、これ以上っ、足を引っ張⋯⋯んん!! ああっ! らっめぇ! 奥ぅ、コリコリしゃれるとぉ!」

 

 この期に及んで薄っぺらい建前で牝としての昂りを誤魔化そうとするアイナの腸襞をカリ首でかき回し、男は彼女の最後の理性をザラメのように溶かしにかかる。

 

「ここが弱いのですね⋯⋯よく絡み付いてきます。まるで乳を吸う赤ん坊だ⋯⋯」

 

 ビクリビクリと脈打つインナーマッスルが直腸を動かし、肉棒を頬張っている。

 全て蕩けて柔らかい。男の言う通り、アイナの肢体は熱いミルクを欲しがっているのだ。

 ちうちう吸い付く幼子をあやすようにアイナの下腹を尻肉を撫で回しつつ、男は腰を打ち続けた。内臓越しに伝わる快感電流の震え、微妙に異なる肉の厚みと柔らかさ。そして何より乙女の甘え声を頼りにストロークの間隔や強さを自在に変え、牝を淫らに堕とす準備を終える。

 

「こちらを向いて⋯⋯舌を伸ばして。もう一度キスをしましょう。恋人なんです⋯⋯口付けをしながらイクのが一番気持ち良いんですよ」

「キス? んんむっ、きしゅう~⋯⋯ぷちゅ! んああ! んっんっ⋯⋯」

 

 耳元で囁きながら、彼女の耳たぶをしゃぶってやると産毛が逆立つ。もう我慢できない。そう言いたげな吐息を吐き、顔を横向きにすると桜色の唇を浅く開いた。

 男が舌を伸ばして誘惑する。アイナも呼応するように可憐なそれを捧げ、唾液に濡れた先っぽ同士が触れ合うとすぐに絡み合いへと移行する。

 積極的だ。どうすれば交尾の法悦をより高められるのか、本能で理解している獣の行為だ。

 ぺちゃぺちゃと鳴り響く水音に溢れた腸液の粘音が重なり、舌先をチュウと強く吸われた瞬間、アイナは絶頂に達した。

 

「ンンン!! ひうっ! ちゅうっ! ふああああ!! じゅるっ! ひ、いい。いく!? イク! イクぅううぅ~!!」

 

 鍛えた筋の浮く背が仰け反り、下腹部がゾクリと震えると、熱い衝動が脳内を真っ白に染めた。

 臀部に笑窪が浮かぶと同時に直腸が強く締まり、男も腹の奥底に精を放った。

 

 ドプッドブュルルルルルルルルルル!!!! ビュルリ! ビュッビュルルルルル!!!!

 

「おひいうううう!! ら、らめ! あなりゅの中ぁ! ドクドクきてりゅ!? あちゅいいい~!!」

 

 新鮮な粘液を腸内にぶちまけられ、深奥が震える。

 熱い精の感触と消化器でアクメを甘受するという異常快楽にアイナの視界は白く染まった。

 眼球の裏側でフラッシュが幾度も点滅し、その度に臀部から盆の窪までを形容しがたい怖気と快感が迸り、乙女の美体はガクリガクリと揺さぶられたのだ。

 ペニスにねっとりと絡み付き、淫らに収縮して精を貪っていた直腸であるが、アイナの踏ん張りが限界に達し、脱力した身体がベッドに倒れ込むと、大きな粘音を立てて牡棒が肉道から引き摺り出された。

 

「んおおおッ!! ら、らめぇ!!」

 

 立派な牡のカリ首が腸の窪みに連続して引っ掛かり、最後まで伴侶を離すまいと粘っていた尻穴から抜かれれば、自身の全体重がピンクの窄に集中し、絶頂の余韻冷めやらぬ女体から再び潮が吹き出した。

 

「アナルのコリコリ、ちんぽでふにゃふにゃにされて⋯⋯お、え、ひう、ひううぅ」

 

 うつ伏せに倒れ、虚ろな瞳でうわ言を呟くアイナのアナルは、半開きのまま生の腸壁を晒している。

 

「良かったですよアイナさん。とても綺麗でした」 

「ふへぇっ、み、耳元はやめりょお!」 

 

 ヒクリヒクリと痙攣するアイナの耳朶に男の声が届くと反射的に女体が踊った。

 この男に褒められると身体が火照る。綺麗だと言われるだけで顔から火が出そうだ。

 牝として陥落したアイナは自分が既に男を番として認めているということに気付けずに、只々困惑した。

 しかし、そんな彼女にも一つだけ理解出来ている事実がある。

 まだ物足りない。満たされていない。女の欲望は母胎に種を注がれなければ満足出来ないのだ。

 

「あ、あのな⋯⋯⋯⋯」

 

 腰の砕けた肢体に力を入れてアイナが仰向けになる。

 股を擦り合わせ、顔を真っ赤にしながら何やら言いたげにしている様子である。

 彼女が何を考えているのか、何を求めているのか、手に取るように理解しながらも男はこの可愛らしい仔猫をいじめるつもりか、わざとらしく問い掛けた。

 

「次はどうなさいますか? もう満足されたのなら少し休まれては?」

 

 もう終わり。そんな言い回しで気遣いされるとアイナの表情がくしゃりと歪んだ。

 

「ま、まって⋯⋯まだ⋯⋯続き⋯⋯」

「続き? どうされたいのです?」

「さっき言ってただろぉ⋯⋯お、おまんこにも入れるって⋯⋯アナルでイッたのに子宮にザーメン射精してくれないからぁ⋯⋯ムズムズするんだよぉ⋯⋯おまんこにチンポくれよぉ! これ以上、恥かかせるなよぅ」

 

 あまりの羞恥心にガクガクと震えながらも、アイナは自らM字に股を開き男に陰部を見せ付けた。

 気泡混じりの白濁愛液が塗りたくられ、鼻水のように滴る雌しべは受粉を心待ちにして大輪の華を咲かせている。

 白い細指が熟れた大陰唇を開き、産道と子宮口が男の目に映る。

 男勝りな美女が見せる精一杯の求愛に男も満足げだ。

 

「まだ物足りないと⋯⋯仕方のない方だ⋯⋯しかし、願ってもない提案です」

「はやくぅ~、おまんこしてくれよォ⋯⋯」

 

 最早、品性すらも牝犬並みに堕ちたのか、舌を出して荒い息を吐きながら哀願する女傭兵の瞳にはハートマークが浮かんでいる。

 男の指がゆるりと厭らしく接近し、みっともなくふやけた肉唇に触れた瞬間、アイナは歓喜の牝声を漏らした。

 

「あっはあっあああぁ! そこッ! いい! 気持ち良いいいい!」

「オマンコももう少しほぐしておきましょうかね」

「そう、だあ! もっと! もっとぉ!」

 

 指先愛撫は軽く入口を擽るに止め、男は花弁に顔を寄せた。

 これからされる行為に羞恥と興奮が混ざり合った愛欲の表情を見せるアイナを一瞬だけ眺めてから男は桜色の小陰唇をツツゥと舐めあげる。

 

「くぅ!? くひぃいいいん!? んあ、ひやあいあああぁぁん!!」

 

 異様な悦楽にアイナの腰が無様に跳ねる。

 唾液と愛液が化学反応を起こしたのか、ピンクの肉ビラが熱く蕩けて恥ずかしい何かが溢れてしまいそうだ。

 クチュリクチュリと音を立てて雌しべを舐めしゃぶられると太腿が突っ張り、下半身がヘコヘコ踊ってしまうのだ。

 男の舌から逃げているようにも、逆に求め、押し付けているようにも見える動きは牡の本能を淫らに刺激することは確かだった。

 

「ひや、ひやあ! オマンコ蕩けちまうううぅううぅ!!? もっと舐めてくれぇ! あ、熱いの⋯⋯はじ、弾けるぅううぅぅぅぅ!!!」

「どんどんジュースが溢れてきますよ。欲しがりなオマンコですね」

「らってぇ! らって⋯⋯きもちいいんらよぉ~⋯⋯んおほっ! お、俺だって女なんだ! 熔けて、熔けて⋯⋯トロトロになったマン肉しゃぶられたら⋯⋯ンンッ! 欲しくなんのは当たり前だろぉ!」

 

 興奮して帆立の貝ひもの如く肥大化した小陰唇を男が唇で挟み、愛撫する。軽く引っ張られるとそれに合わせ、恥骨が持ち上がり、アイナは両手で顔を覆った。

 銀の恥毛に彩られた丘の頂には鞘から可愛らしく顔を覗かせる桃芽が存在を主張し、目を奪われた男が愛おしげに口吸いをプレゼントすれば、乙女の唇からくぐもった嬌声が漏れ出し、辛うじて抑え込んだはずの快楽の証は無色の液体に化けて尿道から噴き出した。

 

「くひっ!? んっんんんん~~~ッ!! あ、ああ、で、出ちまうううぅううぅ!!!」

 

 温かい液体を顔に浴びながらも男は意に介することなく粘膜突起を嬲り続ける。勃起したクリトリスのヌルヌルした触感とコリコリした質感は牡の征服欲を際限無く高めてくれるのだ。

 吸い、舐め、歯を立てる。その都度、違う表情を見せるアイナを面白く思いながら男は舌先で肉芽に揺さぶりを掛けた。

 

「しょこは弱いんらよぉおおぉ~⋯⋯や、やらぁ! じょくじょくしゅるよう! やめへぇ! やらあ!」

 

 眉と目尻を下げて哀願するアイナだったが、子宮口が覗ける程に緩んだ膣と粘り気のある恥汁の水溜まりが肉体の本性を白状している。

 情けなく半開きになっている癖にこの貪欲なヴァギナは、指を差し込むと逃がさないとばかりにギュウと締まるのだ。子種が欲しくて堪らない若い女性器は最上級の奉仕を牡に約束するだろう。

 

「お互いに我慢も限界のようですね。さぁ、一緒になりましょう」

「は、はやくぅ! くれよっ、チンポ! ひんっ! あっ! く、くる!?」

 

 男が顔を上げて挿入出来る体勢を整えると、喜色を浮かべたアイナが縋り付いてきた。

 数多の修羅場を越えて来たとは思えない小さな手で男の腕を掴み、甘えた声で媚びへつらう。そんな姿は彼女自身、想像したこともなかったに違いない。

 だが、肉の厚みがこれでもかと伝わるペニスの先端が膣口に触れれば、凄腕の傭兵としての威厳など全くの無価値であると言わんばかりに表情筋が淫らに崩れた。

 

「ひうん! あっあっあっううぅううぅ~~~!! ふっとぉ⋯⋯い、ん。つながっ、て⋯⋯あつ、気持ちい⋯⋯ん」

「柔らかいのに良く締まる。素晴らしい女性器です。おお、これは子宮も降りていますね」

「うう、くぅ! 早く! 動いてくれよ! 種付けチンポ早くう!」

 

 浅く膣口を掻き回す水音が鼓膜を揺すり、次にアイナが感じたのは熱い快楽だった。

 指より太く、舌より固い剛直が産道を満たしてゆく圧迫感に乙女は瞳を反転させ、喉元を反らした。

 触手の如く蠢く膣襞を押し退け、母胎の入口をノックされるのは女としての根底を揺さぶられた気分だ。

 挿入の余韻に浸っているのか、ペニスを最奥に入れたまま動きを止めた男にアイナは更なる征服を要求した。早く女の花園を男汁で満タンにして欲しい。本能で膣肉を動かし、もどかしく腰を揺する牝に牡はストロークで応える。

 

「あひ! 気持ちい、いん! そこぉ! んん! 奥、届いて⋯⋯おひっ! もっとして⋯⋯奥ぅ!」

 

 解れた媚肉をペニスで掻き回されるのは堪らなかった。

 密集した肉の凹凸にカリ首がちょうど良く引っ掛かり、新たな愛液がどんどん溢れてくる。

 膣の中でグチュグチュと耳を覆いたくなる淫らな水音が響き、アイナの腰椎を容赦なく揺さぶった。

 発情した牝の肉体は男のペニスに陶酔してしまったようだ。千本触手と化した膣襞は肉棒に何重にも巻き付き、卵巣の元へと引き摺り込もうとしている。種を求め下りて来ていた子宮が大口を開けて亀頭を呑み込んだ。

 

「おっほぉ! 子宮の中まで犯されてりゅう!? ふくっああ、ひ、ひいいい!! やばい! マンコやばいいぃ!! 離れちゃらめぇ!!」

 

 それは女としての原初の本能か、アイナは無意識の内にパンパンと打ち付けられる男の腰に両足を回し、ガッチリとロックしていた。

 太腿に力を込めて締めると結合部がより密着し、子宮底までペニスが届く。

 ここに精を貰えればどれだけの悦楽を感じることが可能なのか、ひょっとしたら一発で妊娠してしまうかも知れない。アイナの脳内に女の幸福が溢れ、うっとりした表情で男根を受け入れ続ける。

 

「厭らしい女性だ。しかし、魅力的です」

「はあっう! おっぱいも!? ん、あ、あ!」

「白い肌にこの柔らかさ。美味しいミルクをたくさん作れそうな素晴らしい乳房です。アイナさんの赤ちゃんが羨ましいですね」

「あ、赤ちゃんなんてっ⋯⋯ん、い⋯⋯いにゃいいいぃぃ!!」

 

 挿入を繰り返しながら男が揺れる果肉へ手を伸ばした。汗粒の浮かぶ母性の象徴は瑞々しく艶光り、抗いがたいフェロモンを放っていたのである。

 たわわに実った完熟した柔らかさで男の手の平を包み込んでくれた。肌の張りは十代のそれであるのに若い乳房特有の芯を感じさせない特上の乳肉は、欲深な牡であれば種族に関係なくむしゃぶり付きたくなるだろう。

 

「蕩けりゅううう!? おっぱい蕩けちまうよう! ひあああああん!?」

「そのもどかしい表情━━とてもそそられますね。おっぱい、どうして欲しいですか?」

「そ、そりぇわあ⋯⋯もっと⋯⋯もっと揉んでッ! はあん! そうだ! もみくちゃにしてくだしゃいいいい~~~!!!」

 

 この男、ただ欲望に身を任せて女体を貪ればいいのに一々、アイナの意思を確認してくる。おかげで彼女は自身の卑しい欲望と逐一向き合う羽目になり、心の薄皮を一枚一枚じっくり剥れてゆく気分だった。

 しかし、その言葉責めが濃厚な背徳感を生み出しアイナをより大胆に調教してゆくのだ。

 

「きひぃいいいいぃん!! そこしゅきい! おっぱいモミモミしゃれながらっ、んはっああん! オマンコ交尾しゅるの好きい~!」

 

 大きく開いた手がむっちりした肉を掴み、交互に揺する。握り、開き、円を描くと女体の震えが直に伝わりどれだけ興奮しているのか文字通り手に取るようにわかった。

 アイナはやや強めに乳を揉まれるのが好きらしく、乳脂肪の奥を指先で探るように苛めてやると薄ピンクの乳首をツンツンにして喜ぶのだ。

 

「それにしても⋯⋯アイナさんは本当に抱き心地の良い身体をしていますね。乳房もお尻も豊かに実っているのに腰回りはこんなにも括れている。一目見て抱き締めたくなったのは私だけではないでしょう」

「ふええっ、や、めりょよ! それ以上、褒めりゅな!」

「おや? どうしました? 顔が赤くなってしまいましたね?」

 

 今のアイナは熟れた林檎だ。性の欲望に囚われ、番として陶酔している牡に牝の魅力を褒められたのである。女として嬉しくない筈はない。

 肉欲の影に淡い恋心を滲ませ始めている銀髪の乙女は、耳元で彼に囁かれると胸の奥が甘く疼くのを止めることが出来なかった。

 

「お、お前が、変なこと言うからっ! バカ野郎っ、セックスに集中しろよぉ!」

「やっぱり可愛いですね━━もっと苛めたくなります━━」

「ヒイッ! やめろぉ!」

 

 嫌々と首を振るアイナの両乳首を親指と人差し指で摘まむ。

 コリコリに尖った先端突起を転がし、弾力を楽しみながら潰してやると快楽電流が乳腺を伝って逆流し、甘イキが彼女の脊椎を淫らに仰け反らせた。

 何度も乳頭を愛撫されていると血流が集中して乳房が張ってくるのが分かる。男はアイナの肉体の変化が手に取るように把握しているのだろう。時折、乳肉を優しくマッサージしてやるのだった。

 火照った果実をあやす手技は産後のミルクでパンパンになった乳房を解す動きに近く、乳暈から乳肉の根元までを丹念に扱き流されると凝り固まった血の巡りが全身に行き渡り、甘辛い快楽がじんわりと四肢を犯す。

 乙女が指先のピリピリする甘トロ快感をこらえていると乳房からの刺激で子宮の収縮運動が強まり、特大のオーガズムが近いことを男に伝えてしまった。

 

「そろそろイキそうですね。子宮が精子を欲しがっていますよ?」

「うう、うひぃ! はひゃ、んん! お腹の奥っ、動いてりゅ!? おほっああぁ! 我慢できらいいいいぃぃいい!!」

「どこに射精して欲しいですか? アイナさんの望み通りに━━」

 

 アイナの肉体は既に子作りの準備を終えているのだ。答えは一つしかない。

 

「中に⋯⋯子宮の中に射精してぇ。お願いします⋯⋯マンコにザーメン欲しいんだよぉ!」

「ほう、膣内に欲しいと⋯⋯? 見ず知らずの男に?」

 

 涙を流しながら中出しを求めるアイナにサディスティックな快感を刺激されたか、男はニヤリと唇を吊り上げたが、次に彼女の口から飛び出したのは何とも男心を擽る言葉だった。

 

「だって、恋人だろぉ⋯⋯お前、そう言ったじゃないかっ⋯⋯んあ!? や、またおっきく!? ああん! 恋人なんだから⋯⋯中出しすりゅのが当たり前だろお!?」

「男勝りな方だと思っていましたが⋯⋯少し訂正します。中々、男に対する誘い方を理解していますね⋯⋯」

 

 男の方も今の一言が効いたのだろうか、肌をより密着させつつ、腰打ちを加速させラストスパートに入った。

 

「私もアイナさんの事を好きになってしまいました。恋人として貴女に気持ち良くなって欲しい⋯⋯して欲しい事があれば何でも言って下さい」

「ほんとか⋯⋯? ならさ⋯⋯その⋯⋯」 

 

 甘い情愛のこもった男の求愛にアイナは脳が麻痺してゆくのを感じた。

 だからだろう、頤をわななかせながら素面であれば絶対に口にしない欲求を言葉にしたのは⋯⋯。

 

「な、舐めて欲しいんだ⋯⋯」

「どこをです? 恥ずかしがらずにおっしゃって⋯⋯」

「耳⋯⋯耳の穴⋯⋯耳の中、舌で舐めてほ、欲し⋯⋯ぃ⋯⋯」

 

 婬魔に耳の穴を開発されたのが余程お気に召したのだろう。プライドを捨て、外耳道を舐めろ等と言う変態要求をしてしまう程にアイナはあの背徳的で脳髄が蕩けるような悦楽をもう一度求めていた。

 

「これは、魅力的な要求をなさる。喜んで舐めさせて頂きますよ。耳朶から鼓膜まで愛して差し上げます」

「あっあっ、優しく⋯⋯ゆっくりぃ~⋯⋯ひ、ひゃう、あううぅううぅ!」

 

 頬を染めて男に左耳を差し出したアイナを待っていたのは膣が二つに増えてしまったかのような快楽の二重奏だった。

 男はまず、小さな耳朶を優しく食んだ。少し冷たい白い肉片をチュパチュパと唾液を塗りたくりながら、しゃぶり、啜るともう堪えられないとばかりにアイナが牝声を奏で出す。

 その声音の糖度の高まりに同調し、耳朶もスモモ色に染まり熱を帯びてきた。舌先の動きも大胆さを増して耳朶から耳介にも及んでいる。

 耳介の軟骨部分を唇で挟んで引っ張りつつ時折、歯を立てる。当然甘噛みだ。耳垢の溜まり易い凹みに器用に前歯を掛け、僅かながらに存在する粉垢を削ぎ落として舌で絡め取る。

 

「ほひぃ! あひ、ふいああああ!! おっおおお~~!!」

 

 耳掻きの快感に性快楽が合わされば女体にどの様な変化が訪れるのか、その答えは耳孔の性器化である。

 品性に欠ける汚声を上げながら上下の穴を犯され続けるアイナはゼロ距離から耳内に息を流し込まれ、肢体を歪に痙攣させた。

 

「膣肉が痛い程に締め付けてきます。乳首もこんなにビンビンコリコリになって━━そんなに気持ち良いのですか?」

「おっほおおおおっ!!! しゅごいっ!! のうみしょ溶けりゅうううぅううぅ!!!!」

「どうやら本物の変態のようだ。ほら、中をツポツポして上げますよ⋯⋯」

 

 遂に外耳道の中にまで舌が侵入してきた。

 人肌より少し温かい蛞蝓が敏感な器官の表皮を我が物顔で這いずる。より鼓膜に近い位置で発生する粘着音にアイナは白目を剥いてアクメ顔を晒すことしか出来ない。

 舌先が器用に前後運動を繰り返す度に、皮にへばり付いた耳垢を鑢状の味蕾で絡めとってゆく男。独特の臭みと苦味を堪能しながら乙女のオーガズムを観賞するという倒錯的な行為に歪んだ支配欲が満たされてゆき、剛直がより硬度とサイズが増すのを感じた。

 

「おっあああ!! 膣内でチンポまたおっきく!? ひあいあうううぅぅぅ~~~!!! らめ! 裂けりゅう!? 子宮壊れりゅおおおおおおおお!!!!」

「アイナさんの耳垢はサラサラしていますね⋯⋯苦味も有り、まるで抹茶パウダーです⋯⋯」

「は、恥じゅかしいこと言うにゃ!! 耳くしょ食べるにゃんて━━おひっ!? やめ━━!? ほああ! 鼓膜ッ! おっおふぉ! し、沈むゅうううう!!」

 

 男は耳孔の中に唾液を流し込んだ。プールで水が詰まった時を遥かに上回る悪寒がアイナの首筋を走り抜け、鼓膜がくぐもる感触に尿道がブルリと震え、彼女は思わず小水を漏らしてしまう。

 じょぼじょぼと内股を濡らす生暖かさと子宮を小突く男根の法悦、耳責めの背徳。何れを意識し受け入れればいいのか、脳内麻薬に浸り切った牝犬の脳髄は判断すら出来ない。

 ただ舌をはみ出させ無様な牝声で男への屈伏を奏でることのみである。

 一方で黄色い排泄液に同じく下半身を汚されながらも男は一切、気にすることもなく変則二穴責めを続行している。

 いや、寧ろアイナの失態は男の情欲に油を注ぐ結果になったようだ。

 

「耳を犯されてお漏らしするとはイケナイ女性です。そんなに耳孔が好きならそのまま中出しでイキ狂ってしまいなさい」

「ヒイイィィ! ま、待って! いまイかされたら壊れちまうよおおぉ!」

 

 正常位の体勢からより肌を密着させる為に男はアイナを抱き締めた。

 体重を乗せた強い杭打ちに雌雄の昂りが限界まで到達する。

 耳孔に溜まった唾液を舌先で掻き回されながらアイナはのぼせた思考で考える。このままオーガズムまで導かれたら自分は一体どうなってしまうのかと。

 

「らめっ! あっ! くる!? 熱いのきちゃうううぅぅううううう!!!!」

 

 耳孔をグラス代わりにステアされた唾液と老廃物のカクテルを男がズズズと啜ると脳髄すらも吸われてゆくような感覚に陥り、快楽の一線を越えたアイナは特大のオーガズムに達した。

 

「う゛びい゛い゛い゛いッッ!!!! ぎひっ! いぐッ!! イ゛グうううぅううぅぅ~~~!!!!」

 

 アイナの腰椎がしなり、脊椎がねじ曲がる。陸に上げられた魚の如くのたうち回る女体を男が抱き抑えていると子宮口が緩み、ペニスを母胎の内側に咥え込んだ。

 

「お゛お゛お゛っう!!! そ、ぞこは!? チンポ入っちゃダメなとこらぁ!!? や、やめりょおお! 今、動くな━━━はひいいいイぃぃいいいぃ~~~!!!!」

 

 男は絶頂に踊る美軆を更に追い込み、嫌々と首を振るアイナの子宮底に亀頭を何度も打ち付けた。

 命の器官を肉棒で貪り、汗粒を撒き散らす女体の濃厚な牝臭を吸うと男の腰裏から蟻の門渡りへと熱いマグマが沸き立ち、流れるのが分かる。

 乙女の中に生命が芽吹けば胎盤が形成されるはずの所に亀頭の裏側がゴリゴリ擦り付けられてゆくと、アイナの心は恐怖と恍惚が綯い交ぜになり目の前の牡への愛情と服従心が根付く。

 

「やらぁ~⋯⋯腰、勝手に動いてりゅお!? ひゃわあああん!! あっひぃ⋯⋯ザーメン欲しいいいぃぃいい!! 一緒⋯⋯一緒にぃ~⋯⋯」

「アイナさん⋯⋯凄く可愛い⋯⋯好きですよ⋯⋯勿論、一緒にイキましょう」       

 

 獣の如き腰打ちに対してアイナも求愛に応えるように甘く淫らに腰送りを繰り返す。

 互いの股座を擦り付け合い、愛液に濡れた小隠唇が牡の陰毛に絡み、ネチネチと婬音を鳴らすのをスパイスとして楽しみ、二人はじんわりと膨れ上がる快楽の渦が破裂したのを理解した。

 

 ビュルッ!! ドビュルルルルルルルッッ!!!! ドク⋯⋯ドク⋯⋯ジュクル!!   

 

「ふヒいいぃぃいいぃん!!! イク━━いくの気持ち良いよおおおぉぉぉ!! ザーメン汁しゅごいいいぃぃぃぃ!!!! おっほおおおおう!!!」

 

 母胎を生命の源で満たされ、新たな性感帯として目覚めた耳朶をコリッと噛まれると再びアイナは絶頂の波に身を任せた。

 子宮の内側で胎動する精子も甘噛みされる耳朶も、彼女をうっとり蕩けさせてしまう魅力に溢れている。 

 数度に渡り跳ね上がり精を吐き出していた逸物が大人しくなると碧眼の美女も絶頂の余韻に沈んで行った。

 

「ん⋯⋯ちょっと大人しくしてろよ⋯⋯」

 

 微睡みの中、快楽とは別の温かい胸のしこりを持て余したアイナは、赴くままに男の身体に手を回した。

 やはりそうだとアイナは確信した。肌を合わせれば安らぎが胸を満たしてゆき、もっと彼との距離を縮めたくなる。

 

(俺⋯⋯惚れちまったんだ⋯⋯)

 

 昨日まで赤の他人だった男に恋慕を抱いている。これでは自分が尻軽のようではないか、この感情が婬の氣による錯覚か何かであれば何れだけ良いか━━。

 しかし、その一方で、アイナはこの疼きが婬の氣の解消と共に消えてしまうかもと考えると視界が潤むような喪失を覚えるのも事実だった。  

 まるで思春期の少女に戻ったかの如く思い悩むアイナは知らず知らずの内に安らぎを求め、男の首元に顔を埋めておでこをぐりぐり押し付けた。

 

「アイナさんは意外と甘えん坊ですねぇ」

「━━ッ! うるさい⋯⋯」

 

 愛らしい行為に微笑む男が、セックスの時とは違う労りの手つきで優しく抱き返すと、乙女は口を尖らせつつも目尻を下げてしまうのだった。

 

「責任取れよ⋯⋯」

「⋯⋯はい」

 

 顔を埋めたままアイナがボソリと何かを呟いた。

 くぐもった小声だったので男は良く聞き取れなかったが、流石に経験豊富なだけはあり、彼女の気持ちは伝わったようだ。

 汗で湿った銀髪を労りと優しさを込めて梳いてやるとアイナは心地好さげに喉を鳴らした。

 どのくらいそうしていただろうか、子猫の様に丸まっていたアイナが急にモゾモゾ動き出し、男の胸板を叩いた。

 

「━━しろよ」

「はい?」

「続きしろって言ってんだよっ」

 

 素直になれない乙女は顔を反らして、つっけんどんな態度をとってしまう。

 しかし、そんな様子も男の瞳には可愛らしく映り、桃色の頬っぺたに唇を落とした。

 

「次はな⋯⋯その⋯⋯反対の耳も舐めろよ。片方だけだとなんか嫌だ⋯⋯」

「畏まりました⋯⋯可愛いアイナさん⋯⋯」

「~~~っ! 可愛いって言うなあ!」

 

 反対の側頭部を男に向けてアイナはおねだりする。

 要求は変態チックでも男の囁きに耳まで真っ赤になる様子は恋する乙女そのものだ。

 

「キスしましょう⋯⋯」

「し、しょうがねぇなあ! ほら、んっんう⋯⋯ちゅ⋯⋯ちゅう⋯⋯ふ、あっ⋯⋯ん」

 

 抱き起こされ、顎先に指を添えられ、口付けを要求された。

 アイナの胸に満ちるのは暖かい幸福感のみだ。

 男に求められるのが堪らなく嬉しかった。

 彼が動くより先に唇を合わせて舌を送る。

 男が舌先を絡め、アイナもそれに応えると淫らな水音を立てて貪り合う。

 

「んふ、あ⋯⋯じゅるじゅ⋯⋯る! あはっ、またチンポでかくなってるじゃねぇか!」

 

 反り勃ったペニスが下腹部を叩いたのを見て、アイナはヴァギナが蕩けるのを感じたのだった。 

   

 




また次の更新まで期間が空くと思いますが気長にお待ち下さい。
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