とある下品な鎮守府の日常 -とゲちん- 作:ハーメルンkpx
― 提督室 ―
提督「――さて、とりあえず今あるのは六錠ほどだけ。
どうしたものかな……。
テストは済んでるとは言っていたし……」
提督「…………」
提督「いったい誰でテストしたんですかねえ……」
―コンコンコン ガチャ
五十鈴「――おはよう、提督」
提督「――ああ、おはよう、五十鈴ちゃん」
五十鈴「それじゃ、本日も引き続き、全力で提督の秘書艦を務めるわ。よろしくね」
提督「ん。今日もよろしくね。
いつも助かってるよ。でもまぁ気楽にね」
五十鈴「……ありがと。でも別に無理なんてしてないわ。
大丈夫、心配しないで?」
提督「それならよかった。やっぱり頼もしいな、五十鈴は」
五十鈴「べ、別にこれくらい普通に当たり前だけどっ……///
えっとっ……そ、それで……昨日、
海防艦の子たちから上がってた相談なんだけど……」
提督「あぁ……。素麺……おいしいよね……」
五十鈴「そうだけど……。
今はもうなんかやたら太い素麺が出てくるらしくて……」
提督「えぇ……。
太い素麺ってそれはもう、ひやむぎかうどんなのでは……」
・・・・・・
・・・
・
五十鈴「――わかったわ。
じゃあとりあえず、まずは迅鯨をたしなめて、
それから海防艦の子たちからもちゃんと事情を伺って、
って感じね」
提督「ああ。迅鯨も落ち着いてきたようだったら、
ちゃんと詳細に話聞いてやってな。
こういうのはたいてい双方向だから」
五十鈴「ん。わかったわ」
提督「悪いな。メンタルケアみたいな……。
本来なら、俺の仕事なんだけど……」
五十鈴「秘書艦なんだし、五十鈴の仕事でもあるわよ」
提督「……そうか。わかった。では改めてよろしく頼む」
五十鈴「了解。五十鈴に任せて!」
提督「うむ!」
五十鈴「それじゃさっそく――」
提督「――ちょっと待った、五十鈴ちゃん」
五十鈴「うん?」
提督「……唐突だけど、サプリメント、いらないかな?」
五十鈴「サプリメント? ……いらないけど……」
提督「いや本当にただのサプリメントだから。
怪しい薬とか全然そういうのじゃないから」
五十鈴「何も言ってないんだけど……。
急にどうしたのよ?」
提督「えーっと……あ、あー…………ほら、あれだ……。
五十鈴ちゃん、最近本当にずっと出突っ張りで
頑張ってくれてるから、その労いに、みたいな?」
五十鈴「それは、ここに来れば顔が見られ――っ!///
じゃなくて! べ、別に好きでやってるだけっていうかっ……。
本当に気にしなくていいんだからっ」
提督「まあまあまあ! そう言わずに!
有難い話なんだけどね?
休息は大事だし、せめて栄養剤くらいでも、とね……」
五十鈴「……まぁそこまで言うなら……。
……本当に、ただ飲むだけでいいのよね……?」
提督「うん、それだけ。はい、お水」
五十鈴「あ、ありがと……」
―ゴクッ
提督(――!)
五十鈴「……えーと、ごちそうさま……?」
提督「はい! お粗末様でした!」
五十鈴「……? ……それじゃ、今度こそ行ってくるわ」
提督「はい! 行ってらっしゃいませ、秘書艦さま!」
五十鈴「…………」