とある下品な鎮守府の日常 -とゲちん- 作:ハーメルンkpx
提督「――ごっ、ごほっ!!
と、とにかく本当にちょっと待ってくれよ!
俺は見たぞ!チラッと見えたんだ!
原因は他にもまだまだあるみたいだったぞ!?」
白露「他?」
春雨「……それって、ネットの続きのことですか?」
提督「ああ、そうだ。……ちょ、ちょっと戻らせてもらうぞ……」
「「……」」
提督(……なんでいつの間にか立場が逆転してるんだ……)
◇
提督「――えーっと!
⑤怒られたくないから隠す!
――は違う! そもそも目の前でなんて――」
時雨「ぁ、そのさ提督……///
今度……っていうか今晩とか、たとえば二人個室で――」
提督「いや僕その手の趣味ないんで……
⑥キレイにしたい!
から食べる……元々キレイ好きで、
自分で片付けるために……いや本末転倒だろ!」
春雨「あぅ……///」
提督「これじゃなくて、え~……あったこれだ! ズバリっ!
⑦ストレス!
これなんじゃないかお前たちぃい!?w」
白露「ストレスかぁ……んー……?」
村雨「公私含めて、かしら……?」
春雨「たぶんそうかと、はい……」
夕立「不満とかってことっぽい?」
時雨「……まぁ、とりあえず聞こうか提督」
提督「もうホンマなんやねんその態度。そしてこの力関係」
◇
提督「――感情があるのですから、人間と同じようにストレスがたまるのは当然です。
※むしゃくしゃして食った。ていうかむしゃむしゃした。
※こんなご時世ですからね。うんちだって食ってやりたくなりますよ。
ほれほれ! やっぱ皆(?)おんなじなんだって!
コメントだってほらっ!」
((コメント……?))
提督「やっぱまぁ、戦時だしな。
何よりお前たちはその戦地に赴く兵士だ。
そのストレスたるや…………くぅっ……!」
「「……」」
提督「……ごめんな、お前たち……。
まさかそんな奇行に走るまでのストレスを抱えていたのに、
それに気付いてやれなかったなんて……!!」
「「…………」」
提督「……目が覚めたよ、俺ぁ。
これからは鎮守府の福利厚生も大幅に見直していかなければならんな!
主に甘味処とか甘味処とか甘味処とか、あとは居酒屋鳳翔とか!」
村雨「よく噛まなかったわね」
白露「お風呂は?」
提督「えっ……入渠ドック拡張のことか……?」
白露「うん」
提督(くっ……スタドリ代が……!)
提督「…………わ、わかった。検討しよう……」
白露「やったー! えっへへ、まいどありー♪」
提督「う、うん…………え~、では……よしっ!
じゃあ、しばらくはこれでまずは様子を――」
((えっ!?))
夕立「提督さんの福利厚生は?」
提督「っ!? ……ゆ、夕立、お前ってやつぁ……!」
時雨「……」
提督「~~っ! ありがとう! でも俺は大丈夫だっ!」
提督(なんてったってアイドル!♪
たちが日頃から俺を癒してくれてるからなぁ~www)
夕立「いや違くて」
提督「……へ?」
夕立「提督さんから直接、夕立たちにしてくれる福利厚生は?
って意味だったんだけど」
提督「さっきから語尾どうしたお前。怖いやんけ」
◇
提督(夕立が難しい言葉使ったときの違和感というか……この言い知れぬ恐怖感よ……。
初っぱなグズっていたお前はいったいいずこに……)
提督「――はひとまず置いておくとしてだな……。
ぶっちゃけ俺は、関連性はないんじゃないかと思ってるんだよ……」
「「?」」
村雨「……どういうこと?」
提督「以降、俺がお前たちにもっとかまうようになったとして、
本当に例のその問題が解消されるのかって」
「「……」」
提督「……別に、今までだって、そこまで
ぞんざいにしてきたってこともないだろ?
お前たち姉妹ちょいちょい揃ってここでダベり出すけど、
そのときだって片手間だけど、
それなりに会話に加わったりとかはしてるしさ……。
これ以上ってなると、さすがにコスト的に――」
「「――っ!?」」
白露「コ、コストっ!?」
提督「ぁ……いや…………ごめん……言い方が悪かったな……」
春雨「…………うぅ…………グスッ……ヒック…………うぇぁっ」
提督「っ……」
村雨「春雨……」
ナデナデ…
春雨「うぅ~っ……」
提督「…………」
時雨「……提督、どうしちゃったのさ……。
変だよ、2ヶ月と11日前の13時間16分47秒前から……」
提督「…………」
◇
提督「……時雨」
時雨「うん……?」
提督「その時間……たぶんそのときも言ってると思うんだけど、
夜中に俺のベッドに潜り込むのはやめてくれ……」
時雨「……」
◇
時雨(――そうだ……。今思えば明らかにそのときから、
提督はおかしかった。違和感があったんだ。
いつもベッドに忍び込んだときの、そのあしらい方だって違ってた……。
適当にされて、その後もずっと仰向けに寝っ転がりながらスマホを触ってて、
そのまま深夜遅くまでずっと……)
提督「……話を戻すぞ。とにかく、俺がこれまで以上にお前たちと、
……えー……かまう……ん…………踏み込んだ関わりを持つ?
ことになったとして、はっきりとした効果が望めるのかは
疑わしいところだ」
「「……」」
…グスッ…
提督「……だ、だが! 鎮守府の福利厚生の見直しは
全艦隊にも関わることだしな!
施行しても損にはならないだろうし、だから、
とりあえずはこれ一つに集中して尽力配慮に徹底するとしてだな……」
春雨「……ひっぐっ……ぁ"ひぃぃいぎっ…………ぁ"……お"っ!?
かぁっ! ……ひゅっ…………ぉ……んぉっ…………お"ぇ"っ!!」
提督「」
村雨「春雨っ!?」
トントントンッ
春雨「げほっげっほぉあっ!! ……ぁ"っ……ん"ん"ぅ……
ご、ごめ……な…………ぃ……姉、さんっ……」
村雨「……いいのよ、春雨……」
サスサス…
春雨「ケホッ…………ん"…………」
提督「…………」
夕立「は、春雨大丈夫っぽい……?」
時雨「久々だねここまでのは……」
白露「だね……」
提督「俺は初めて見たよ、女の子がそんな泣き方するの……」
~つづく~