NIGHTMARE TACTICS RAPE R.P.G 作:良田両作
平凡なギャル子の生活は戻った。
授業もきちんとノートを取ったりしている。
周りの男子から「元々色気のあったギャル子がさらに艶っぽくなった」とか女子から「便秘気味なのかよくトイレに行くようになった」と噂された。
そんな折々の日々を送っていたが……
バレーボールの授業にその小さな事件が起こった。
「ギャル子〜そっちボールいったよ!」
「え……?」
ギャルン!ボールが当たった、顔面に。
「う〜う……」
「ちょっとギャル子少し鼻血が出ているよ〜」
「そうですよ……保健室で休みましょう」
保健委員に連れられて、彼女は傷の手当てをした、幸いなことに傷は浅く、ベットで休む事になった。
「シュウ様なら、魔王様なら……あの人なら……回復魔法で一発なのに……♡」
そう思うと、魔王の愛人はハンカチを口にあてて、右手を下腹部に、左手を胸に当ててた。
「いけないことをしている……イケないことをしている……」
そう思いながら、自分で自分を慰め始めた、オナニーである。
「ふん♡むっ……♡はっ……♡」
魔王様の手、魔王様のペニス、魔王様の足……魔王様の身体……魔王様の唇……
……いささか美化しているような気がするが仕方がない。
「つるつるだったおまんこがボーボーになっていたのは正直驚いたわ……」
肉体の変化は殆ど無かった、それがたった一つの例外だった。
「ふっ〜〜〜〜♡♡♡♡!!!!」
彼女は絶頂を迎えた、流石にぐったりする、ボロボロと涙を流しながら、その水滴は宝石のようだった。
「なにやっているの……ギャル子……」
ドアの向こう側でオタ子が呟く。
「今はそっとしておきましょう……」
ドアの向こう側でお嬢が呟く。
放課後、いつもの3人は街を歩いていた。
「ねぇ、お腹減ったから、ハンバーガー食べに行こうか」
どう見ても空元気のギャル子、空元気も元気のうちとはいえ、痛々しくて目も当てられない。
彼女の瞳は
「……うんそうだね……」
オタ子は仕方なく、そういった。
「お供いたしますわ」
お嬢は元気いっぱいにそういった。
何処にもある、ファーストフード店、ギャル子達は注文した後、3人は席に着いた。
ノートパソコンとスマートフォンをいじりながら仕事しているサラリーマン、ハンバーガーを食べる肉体労働者、小さい子供を連れたヤンママ、若いカップル……繁盛していた。
「ここの店のハンバーガー美味しいんだって!」
ギャル子がそういう、オタ子はハイハイと相槌を売った。
「大丈夫なの……?」
お嬢がカバンから何を取り出しながら聞いた、彼女はやはり平気そうにしていた。
ハンバーガー、チキン、ポテト、コーラ、サラダなどが運ばれてきた。
「「「いただきます」」」
3人は舌鼓を打ったがギャル子はボロボロと泣いた、チキンを持って。
「……ギャル子……さっさと忘れなよ……」
オタ子はそういった、無論ギャル子にとって忘れられるわけがないのである。
「実はね……今度ホームセンターに行って鎖を切る道具とか……買ってね……ロボット・ザ・ドリームみたいに……」
「いい加減にしてよ!夢から覚めてよ!所詮フィクションなんだよ!あの冒険は!」
ガタンと立ち上がった、オタ子が。
「オタ子、落ち着いて、ギャル子、そんな事をする必要はありません、これをみてください」
「何か」とは紙のファイルであった。
「クノとイチ、カセイさんに調べてもらいました、あの遊園地の事を」
企業のパンフレットだ、マスコットキャラクターは枕や机がモチーフだ。
「アクムカンパニー……違うわ……ムクアカンパニー?」
オタ子は空目した、目をゴシゴシしながら。
「ええ……あの遊園地、ムクアパークの協賛企業ですね、枕やベッドなどの家具、他にも医療機器メーカーや食品など、幅広く行っているようです、遊園地の食べ物もそれですね」
「それでギャル子が体験したことと何が関係あるのよ」
とオタ子。
「これをみてください、これはハッキングで得たデータなのですが……」
「いいの?そんな事をして?」
とギャル子、流石に驚きながらポテトを食べた。
「ホームセンターに行って道具を買おうとしたあんたがいうことじゃないよ……」
「これを見てください、ギャル子、魔王様から五つ子に会った、というのを聞いたそうですね」
「これって……!五つ子……!と誰?!」
オタ子が聞いた、怒りなど忘れている。
「五つ子が産まれるというのは天文学的確率でテレビでも取り上げられる可能性は高いのですが、残念ですがわかりませんでした」
そこにはムクアパークのバーチャルアドベンチャーなる看板の下で「クリアおめでとう!!」という横断幕を中野姉妹と上杉風太郎とらいはが持っている、全員笑っていて微笑ましい光景だ。
「ディープフェイクというのは……」
ギャル子が聞いた、涙はとっくにかれている、水分補給の為にコーラを飲んだ。
「ありえません、調べた結果人工知能で作られた画像ではありません、また私が作る理由がないでしょう?」
「「た、確かに……」」
ギャル子とオタ子はそういった、大親友がディープフェイクを作るという意味不明な行動をとるわけがない。
「じゃあシュウ様は……」
魔王の愛人はシリアス、真剣な目でそれを聞いた。
「残念ながらその事は分かりませんでした……」
流石にギャル子はガッカリした顔をした、しかしトータルで見ればプラスである。
「なんかこう……決定打になる、証拠はないの?」
ブーブー、振動音が響く。
「何?ローター?」
「オタ子、今めちゃくちゃ重要な話をしているんだけど……」
「じょ……冗談だよ……」
そう言いながら照れくさそうにオタ子はスマホをいじくった、お嬢もスマートフォンをみて電話をかける。
「それは本当ですか?直ぐに来てください!」
お嬢はつい声を大きく出してしまった。
「話が長くなりそう……追加注文しようか……?」
オタ子が聞いてきた、いつの間にかハンバーガーとかは3人が食べ尽くした。
「いや……これ以上食べると肥るから良い……」
「アタシはポテト……」
「では私はハンバーガーとウーロン茶を、ここのハンバーガーは中々上等の素材を使っていますね……」
早速モバイルオーダーに入った。
ギャル子達は改めてムクアパークの資料を眺めた、自分達が見逃している「何か」がないか……
「……駄目だわ……ヒントになりそうなものはない……」
ギャル子はムクアカンパニーの医療機器メーカーのパンフレットに手を付けた。
「まるで就職活動みたい……」
「ギャル子は進路考えている?魔王の愛人?」
「だからね……今探しているのよ……でもあのお局様が……!」
ギャル子はとあるページに手を止めた、そしてカバンからカラーペンを出した。
「ちょっと待って!ちょっと待って!描いて良い?」
「「どうしたの!?!」」
真剣な彼女は青色のペンを出して、ある人物の髪を塗りたくり、そしてスーツをメイド服に落書きした。
スーツ姿で、会社にビルに立っているOLは青色髪の毛の眼鏡のメイド服を着たお局様になった、アザキューだ。
「この人にいじめられたのよ……オークをけしかけて犯されたの!」
「ギャル子……そんな事をファーストフード屋でいうんじゃないわよ……」
「医療機器メーカーだったのに社内政治に負けて左遷されたそうですね……本名は……朝日急……!アザキューはそこから来ているですね……!」
「でも会いに行けるかなぁ……ええ!?マジで!?」
オタ子は改めてスマートフォンをいじくりながら、あるものを見つけて驚いた。
「「なになに?」」
「ムクアパークのバーチャルアトラクション撤去だって……」
ギャル子もお嬢もそれぞれのスマートフォンでSNSを見た。
「ムクアパークのバーチャルアトラクション閉鎖だってさ」
「大赤字だったらしいからね、二度といかねーよ、あんなクソ遊園地」
「ムクアの女子野球、エースが引退するかもだってさ……」
そういったゴミのような情報が流れていった。
「女子野球はともかく評判悪かったんだ……」
「すいません、私がタダ券をもらったばっかりに……悪いことをいたしましたわ……」
「他のアトラクションは悪くなかったからさ……」
落ち込むお嬢に流石に二人は慰める。
「お嬢様、遅くなりました!」
「クノ、イチ、カセイさん!」
とお嬢、3人は走ってきたのか息が荒い。
「これを見てください!お嬢様達の青春をこっそりと撮影していたのですが……!」
「カセイさん……他の二人も後で話し合わないといけませんね……」
笑っているが目は一切笑ってないお嬢、流石にギャル子もオタ子もビビる。
ギャル子はカセイさんから受け取った。
「これは……ピュルパ……!」
「知っているの?!」
「うん!この金髪、巨乳、でかいお尻……そういえばプログラマーって言っていた!」
「ええと……ええと……あった!ムクアコンピューター!ここのパンフレット!」
オタ子が指さした先には、遊園地ではないパソコンの前に座っている彼女がいた。
「こ、この前、いたわよね……!」
と、ギャル子、オタ子もお嬢も頷く。
「あんなにわんわん泣いて、抱きついたら相手の顔も嫌でも覚えるわ……」
と、オタ子が言う。
「少し困っていたというか、焦っていたのでは?冷や汗ダラダラでしたわよ」
「そりゃお嬢があと15分遅れていたら訴えるとか言い出すからでしょ?」
「お嬢さま、下々の者に下手に訴えるなどというと相手側にとってプレッシャーになります、裁判というのは莫大な時間と労力がかかるのです……」
「カセイさん、すいません……」
「人間牧場の事は分かりましたか?」
ギャル子は聞いた、3人は首を横に振った。
「私も裏社会詳しいですが、少なくとも現代日本でそんな事があり得るのでしょうか……」
「ハリウッド知らなかったからね……私は魔王様の生まれた場所、知りたかったのに……」
「私も知りたかったですよ、ハイ、ハンバーガーとウーロン茶ですね、ありがとう御座います」
6人はその店員を見る、驚愕する、いつの間にか彼女以外のお客は居なくなっている!
「あ、貴方は……ピュルパ!」
ギャル子は店員を見る、そこにはその格好をした、愛宕……ピュルパがいた、縞模様のエプロンがさらに巨乳をアピールしている、トレーを持ったままお嬢に近づく。
「貴様〜!お嬢様から離れろ!」
いつの間にか、クノとイチは日本刀と拳銃を持ってある。
「チャカとワッパ……」
「日本刀と拳銃のことだったんだ……」
オタ子はそう呟いた、ギャル子は妙に感心した。
「クノ!イチ!やめなさい!お嬢様に当たったらどうするんですか!」
「……そもそも、私たちの命が目的ならとっくに毒を混ぜて殺しているのでは?」
お嬢は冷静に、そういった、ギャル子もオタ子もそれに頷く。
「もっと言い換えれば、バーチャルアトラクションの時点で殺しているはずよ……!映画でも迂遠な殺し方するの観てきたわ!ああ、なんて製作者はバカなんだろうって……!」
ギャル子は冷静にそういった。
「耳の痛い話ですね……ウフフ」
作者の私にとっても耳が痛い話である。
「何が目的なんですか?!」
オタ子が聞く、みんな知りたいのはこれである。
「ムクアバーガーのサービスですね……それとプレゼントです、つまらないものですが、粗品です!」
ギャル子達はレシートを確認した、しまったと思った、自分たちはあまりにもマヌケすぎる、彼女の名札を確認する。
「昼寝……破……子……?変わった名前……」
「ただで!?まあいいけど」
「つまらないものですので……!マグネット!面!」
まるで磁石に引っ張られる様に日本刀が昼寝の手元に吸い寄せられる、そして彼女が振り下ろす!箱が切られる。
「あっ……枕くんだ……」
枕をモチーフにしたぬいぐるみ、中身は切れないで、箱だけ切れた。
「……もしかして吉本新喜劇のギャグ?」
とオタ子が聞いた、流石にメイド達は絶句と激怒している。
「冗談は顔だけにしてくださいよ……」
ギャル子は言った、これは吉本新喜劇ではない真剣な話をしているのだ!
「顔も自慢ですので……ギャル子さん、世界の真実が知りたければ、ゲームをクリアすることですね……貴方一人で……期限は一週間後……グラビティ!」
6人に重い重力がかかる!平凡な女子高生達は勿論、手練のメイド達まで。
「私……一人で……?」
「ええ、ゲームは始まったばかりです、私はちょうど仕事が終わる時間なので、アデュー」
昼寝は立ち去った、あとには再び、お客様がやってくる、普通のファーストフード店。
「……どうする……ギャル子……?」
「行くしかないじゃない……!」
魔王の愛人は枕くんのぬいぐるみを剣のように強く握りしめた、そして1枚のカードが落ちた。