※この作品はR-18です。

NIGHTMARE TACTICS RAPE R.P.G   作:良田両作

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大変遅れて申し訳ない。


第14話 シイコ・スガイデリヘルエッチ。

第16話

 

白の広場、この前あった出来事が嘘のように静かで警備をしている兵隊も欠伸をしていた。

 

呑気な光景に見られたが、この兵隊もちょっと前までは戦場に送られ、勝手に村を焼き払い、女を犯したクズである。

彼は足に弾丸を受け、そのまま本地に送り返され、再編成されてここにいる。

 

「ふぁ〜暇だなぁ〜」

 

そう欠伸をしながらつぶやいた、次の瞬間、巨大な公園の中心にある噴水から青白い光が輝き始めた。

 

「な、なんだ?敵国のテロか?」

 

ドスドス、重い音を立てながら、ドラクエ5のモンスターであるオークキングの群れが現れた!

 

「うわ〜あ!化け物だ!」

 

すぐに持っていたライフルで射撃を開始する、しかしオークキングはそんなことはお構い無しに突撃する、手に持っていた槍が兵士の心臓に刺さる、さらに引き抜き、大量に出血しながら頭を槍で砕かれる。

 

「きゃあああ!!!」

 

女性の悲鳴が聞こえてみんな一斉に逃げ出す。

 

けたたましいサイレンが鳴り、すぐに軍隊がやってきた、マシンガンを両手に持ち、連射し、手榴弾を投げる。

 

流石に頑丈なオークキングの群れもも手榴弾の爆裂には敵わない、吹っ飛び、怪我をする。

 

キィーン、空気が裂ける音が再びする、すると、ゴロゴロと1メートルほどある岩が次々と転がってきた。

 

「隊長!あの大岩は弾丸が効きません!」

 

「ロケット砲でもプレゼントしてやれ!」

 

ロケットランチャーに弾が装填され、発射される、しかし、けたたましい想像以上の爆発が起こった。

 

「うわわわあああ!!!」

 

兵士達は吹っ飛ぶ、爆発の中から赤くヒビが入りながら、焼けただれた、目のついた大岩がコロコロと転がってきた、あの爆発の中奇跡的に生き残っていたのだ、しかし。

 

「メガンテ」

 

大岩はそう言うと爆ぜた、途轍もなく。

前回の爆発よりもさらに、巨大な岩はバクダン岩だったのだ。

 

青白いゲートから、モンスターが次々とやってくる、それはゲームの愛嬌のある可愛さでは無く、醜悪な地獄の軍団だった。

 

 

戦闘は一進一退が続いた、偵察部隊のドローンから青白く光るゲートを破壊すれば、怪物たちの進軍を止められるのではないか、という結論に達した。

 

「おい、まだ進軍を止められないのか」

 

大統領から催促の電話がかかる。

 

「今しばらくお待ち下さい、特攻作戦を開始します」

 

白の広場から5キロある、臨時の司令部で司令官が冷や汗ダラダラで返答をし、通話を切る。

ただでさえ、U国との戦争で兵士も物資も整っていないなか、ヤケクソの作戦を決めるしか無かった。

 

「作戦開始!!」

 

「お前たち、爆弾を持って特攻だ」

 

現場の上官が言う。

 

「そ、そんな……上官はどうするのです……?」

 

たじろぎながら部下たちは質問をする。

 

「俺は司令官に報告する、後で私も特攻する」

 

無論大嘘である、この上官はいつもその場しのぎの嘘をついてきた。

 

「特攻したら勝てるのですか……?爆撃では……?」

 

「当たり前だ!R国の特攻精神をなめるのではない!白の広場を爆撃するとは何事だ!」

 

「家族によろしくと伝えてください……」

 

特攻作戦が開始された!

 

魔法や槍や矢などのモンスターの攻撃に銃弾、ドローンや大砲、ミサイルが飛び交う中、兵士たちの特攻作戦が開始された。

 

「うおおおおお!!!!!」

 

けたたましい爆発が起こった、そして青白い光は巨大な球体になり、モンスターや兵隊達を包んだ、直径500メートル以上になり、それは煙のように消えた。

 

「や……やったのか……?」

 

司令部は喜びよりも困惑、ため息が交じった空気になった。

 

 

 

 

 

 

「ふん……ポータルの強度に問題有りか……」

 

大魔王シュウは巨大なモニターで凄惨な戦場をみていた、モザイクをかけているが、鳥海は見ていて気分が悪くなった。

 

「シュウ様、ポータルの修復を始めますがよろしくお願いします」

 

「うむ、かまわん、ただ修復しても同じ白の広場では芸がない、国境沿いから攻めることにしよう」

 

「かしこまりました」

 

シンヤ・ヤシンこと高雄はそう返事をし、自らの手元にある空中に浮かぶ半透明のコンソールを指示通りに入力した。

 

「すごいわ〜魔王様、まさか私の知らないステージを見つけ出すなんて……♡」

 

ピュルパこと愛宕は本当に関心しながらそういった。

 

「フフフ、見つけ出すというよりも知っていただけのことよ……」

 

「愛宕、詮索は無用よ」

 

「そ、そうですね……」

 

高雄に釘を差されて、流石に焦る彼女だった。

 

「そろそろ、俺の友人が来る頃だ、摩耶にお菓子の準備をさせているが……」

 

「私達も準備します」

 

愛宕はそういった、魔王はコクリと頷いてこういった。

 

「男同士の話だ、けして聞いたりするなよ、来るまで少し休んでおく……」

 

彼は立ち去りメイド達も準備をすることにした。

 

キッチン、一流ホテルや豪華客船のそれに匹敵する大きさで、装飾をされた台座には様々なケーキやクッキー、中にはコーラや炭酸水、ポテトチップや駄菓子などもあった。

 

「これでいいわね」

 

四メイドやモンスター達はそれを運び出した。

 

「……アレは一体なんなの?あんなステージがある事自体知らなかったわ」

 

「そうね、運営の開発チームは今頃大慌てだと思うわ」

 

摩耶と愛宕がそういう、あまりにもドライな返答だった。

 

「他人事なのね……」

 

「そうよ、全ては他人事よ、初めてこのゲームの存在を知った時に驚いたけど、何か触れてはいけないものがあると直感で分かったわ」

 

鳥海はゲームにあまり触れずに人生を過ごしてきた、しかしこのNTRRPGが優れたバーチャルリアリティゲームなのは素人の彼女でもわかることであった。

 

「二人とも、おしゃべりしないで手を動かしなさい、なんでも今日のお客様はスポンサーの関係者の子供と聞いたぞ、粗相をすればクビになるかもしれない」

 

摩耶の注意に従った、しかし高雄はこんな事を言い始めた。

 

「その通りよ、貴方、今日空いている?」

 

そういうことは彼女に言われたのは初めてであった。

 

 

 

 

「今日はシイコ・スガイとセックスするか……」

ジュウは巨大なコロニーを歩きながら、ガンダムヒロインデリヘルに電話した、そしてラブホテルで待つ。

 

ドキドキ!緊張してきた、その時にベルが鳴る。ガチャ、とドアが開き、そして入ってきたのは、

「お待たせ〜♡待った?」

経産婦のシイコだった、人妻の体を持て余していたそのボディはセックスをしたがっているようだった。

ああ待ったよ、と彼は言った。

 

シイコの顔は、期待に満ちた笑みを浮かべている、その横顔はまるでアニメのヒロインのようだった。

「で、ジュウ君…どこから触らせてあべる?どこから…感じてほしいの?」

シイコはそっとベッドに近づき、柔らかな声で囁いた。彼女の指は彼の胸を軽く触れ、その熱意が伝わってくるようだった。

「あ、どこからでも、だって…」

ジュウは少し戸惑いながらも答えた。シイコは彼の答えに満足げに微笑み、ゆっくりと自身の服を脱ぎ始めた。その動きは優雅で、まるでダンスのようだった。部屋の照明が彼女の肌を照らし、その美しさにジュウは息をのんだ。

「じゃあ、まずはここから…」

シイコは彼の手を取り、自身の胸に誘導した。その柔らかさと温かさに、ジュウは再び心臓が高鳴るのを感じた。シイコは彼の反応を楽しむように、さらに体を寄せてきた。彼女の息遣いは少し乱れ、期待に応えようとしていた。

「まずはキスね……♡」シイコは唇を重ねた。そのキスは甘く、彼の心を溶かすようだった。彼女の舌が優しく彼の口内を探り、ジュウは思わず彼女を抱きしめた。二人の体は密着し、熱が伝わってくる。

ジュウも負けずに彼女の口に舌を入れる、旦那と何度もしているだろうそこを征服するように。

「ジュウ君、上手ね…♡」

シイコは小さな声で言い、さらにキスを深めた。彼女の手は彼の背中を撫で、その感触は心地よかった。ジュウは彼女の反応に押され、自身も彼女をより強く求めるようになっていた。彼の手は彼女の腰に回り、彼女の体を引き寄せた。シイコはその動きを喜ぶように、さらに彼を求めた。

 

「もっと…感じさせて…♡」

 

彼女の声は甘く、耳に響く。ジュウは彼女の要求に応えるべく、彼女の服を少しずつ剥がしていった。その過程で、彼女の肌が徐々に露出していく。その美しさに、彼は再び息をのんだ。

彼女の胸を包むのは黒いブラジャーだった。

 

「大きいですね……♡90はあるんじゃないかなぁ……♡」

 

「うふふ……♡大当たりよ……♡」

「子供も乳離れしたからさぞかし溜まっているでしょう?……♡」

 

慣れた手つきでシイコは下着を外し、乳輪と乳首があらわになる。

 

「綺麗ですね……♡」

 

「褒めても、もうミルクなんて出ないわよ……♡」

 

ジュウは中々甘えられないそれを忘れてその果実を貪る。

 

「あっ……♡はっ……♡やだぁ……♡脱いでいる最中なのに……♡」

 

彼女はスカートを脱ぎながら、半ば呆れながらそういった。

 

「中々エロいパンティーじゃないですか♡気合いを入れてきましたね♡」

 

「こんな下着、戦争中だからもううってないのよ……♡」

 

「そうですか……」

 

近年、謎の敵である『エネミー』か発生していた、ジュウもそれを調べているが中々尻尾は掴めない。

 

「最近ママ友達も不安がっていたわ……また戦争が起こるんじゃないかって……」

 

そういいつつも彼女はどこか期待しているようだった、頬を赤く染めて興奮している。

 

「やめましょう、戦争の話は」

 

そう彼は言いながら、その節約品ではない下着を降ろした、既に愛液がじゅんと濡れて、ツツーと糸のような線ができてきれた。

 

彼はその濡れたアソコに、鼻を押し当てる。

 

「クンクン……いい匂いですね……♡」

 

「ひゃっ!恥ずかしいわよ……♡」

 

「もう我慢できないんですね?♡」

 

シイコは答えずに唇を噛みしめる。

 

「じゃあ、ご開帳しましょうか……♡しかしあんな可愛い男の子を産んだとは思えないくらい綺麗なオマンコですなぁ〜♡」

 

「……今家族の事を言うのをやめて……♡」

 

 

彼はそれを裂くように開くと、ピンク色の花園があらわれた。クリトリスがむき出しになっていて、まるで性そのものを体現しているかのようだった。

「いやっ……♡そこをじろじろ見ないで……♡」

「いやいや、観察させてください……♡全くこの中に入っていたとは息子さんがうらやましい……♡」

 

「だからぁ……♡」

 

彼はそっと指を入れようとするが、入りにくい。

 

「うふふ、ダメよジュウ君。先に入るのはあなたのペニスだけ♡」

 

そう言うと、シイコは彼のズボンをゆっくりと下ろし始めた。その指先が彼の太ももを撫で、その感触は彼の興奮をさらに高めた。ズボンが足元に落ちると、彼の勃起したものが現れた。

 

「おっきいわ……♡」

 

「あっ……!今旦那さんのおペニスと比べたでしょう……♡」

 

確かに彼のペニスは巨大だった、シイコス・スガイは自分の子供の腕よりも太いそれにうっとりした、それと同時に、つくづく自分は普通の世界では行きられないオンナという業を背負った業女だと痛感した。

 

「キスするわよ……♡」

 

そう言うとカルマを背負う女はフェラチオを開始した、その小さな唇で。

 

「あっ……♡んんっ……♡」

 

「素晴らしいテクニックですね……♡」

 

「うふふ……♡旦那と子供のために、一所懸命習得したのよ……♡」

 

シイコは自分の言葉で自らを興奮させたようだった。

 

この世界の支配者である、ジュウと2時間ぐらいセックスをするとクランバトルや旦那の収入とは比べられないくらいの額が貰える、趣味と実益、そして禁断の果実であるバナナの味には勝てないのだ。

 

「もう十分濡れたわ……♡」

そういうと彼女はベッドに寝そべった。足を大きく広げ、羞恥と快楽に顔を赤らめて待っている。彼のペニスは先端から欲望の雫を垂らしていた。

「入れてください……♡」

彼はシイコの体の上に覆いかぶさるように乗っかり、ゆっくりとペニスを挿入する。

 

所謂正常位、抱きつきホールドだ。

 

 

 

「ぐぅ……♡」

「き、きつい……♡あなたのところが……」

「うふふ……♡久しぶりだから、慣れてないのよ……♡」

「そうですか……♡」

彼はさらに奥へと押し込んでいく。シイコの声は漏れてくる。

「あっ……♡やだぁ……♡あんまり……♡」

 

ガチガチの高校生であるジュウの肉体の硬さに感動しながら彼の匂いも堪能した。

 

ジュウも経産婦だとは思えないくらいそのヴァギナの締め付けに感動した!

 

「セックスバトルをしませんか♡」

 

「セックスバトル?」

 

「ルールを説明しましょう、お互いに、センサーをつけて、快感がピークに達したり絶頂を迎えるとポイントが加算され、数字の多い方が負けというルールですね」

 

「つまりイカセあいってことね……」

 

彼は挿入したまま、ベットの横にあるカバンからあるものを取り出した。

 

「それは……」

 

シイコは流石に驚いた、それはハート型の指輪だった。

 

「そんな無粋なモノは外しましょう」

 

夫からプレゼントされた、婚約指輪。

 

「ええ……そうします……♡ごめんなさい……アナタ……♡」

 

彼女は、アッサリと、その、夫との婚約指輪を外し、彼との婚約指輪をつけた。

 

「それでは改めて始めましょうかお互いの指輪を見せつけ合う、それがセックスバトルの開始です」

 

二人はそれを見せつけ合い、決闘が始まった。

 

「あなたからの先行で良いですよ、こういうのはレディファーストなので」

 

シイコの上下運動が始まった!

 

「ぬるっ…ぐちょっ……♡ぬぐちゃぁっ……♡」

「ぐぅ……♡きつい……♡」

シイコの腰つきは巧みで、まるでダンスのようだった。彼女の体が上下に動くたびに、快感が彼の体を走り抜ける。彼女の手は彼の胸を撫で、その感触は心地よかった。

「どうかしら……?♡あなた、私のテクニックにイキそうじゃない……♡」

「だ、だって……♡シイコさん、上手すぎて……♡」

「うふふ……♡まだまだこれからよ……♡」

シイコはさらに腰を振り、ジュウの快感をさらに高めるようだった。彼女の声は甘く、耳に響く。ジュウは彼女の要求に応えるべく、彼女の腰を強く掴み、自身も腰を振り始めた。二人の体がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。

「ぐぅ……♡きつい……♡」

堪らず射精の体勢に入る、しかしタダでは発射しない!彼はあえて大量に発射することにした!!同士討ちを狙ったのだ!!!

どひゅっ♡

どびゅー♡

どびゅー♡

どひゅっ♡

どびゅー♡

ドピュー♡

彼女は大量の白濁液を受け止めた。

「ど、どうだ♡これで同士討ちだ♡私もたくさん出したぞ♡」

彼は自信満々に宣言した、彼は彼女の快感はピークに達していないと計算した。

「ふふっ♡残念でしたわ♡」ハート型の指輪が輝く、「あなたが出したのを感じて、私もピークに達したのよ♡」

「えっ……!?」

「つまり、どちらも一点ずつ、引き分けね♡」

シイコは微笑みながら、さらに腰を振り始めた。

「次は私からね……♡」

 

シイコの腰つきはさらに激しくなり、ジュウの快感はさらに高まる。彼女の声は甘く、耳に響く。

 

「もうダメだ……♡シイコさん、イキそうです……♡」

 

 

 

 

「♡♡♡やるわね♡」シイコは腰を振るのをやめた、「いいでしょう、最終ラウンドと行きましょうか♡」

「いいですね♡」

二人は激しく唇を重ねる、舌を絡ませる。二人の体がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。

「あっ……♡やだぁ……♡あんまり……♡」

彼のペニスは彼女の膣内でさらに大きく感じられ、快感は頂点に達した。

「イグッ……♡」

しかし、彼女は何も起きなかったように平静を装っていた。彼はそれを見て、さらに腰を振り始めた。彼女の体が上下に動くたびに、快感が彼の体を走り抜ける。彼女の手は彼の胸を弄び、その感触は心地よかった。

「どうかしら……?♡あなた、私のテクニックにイキそうじゃない……♡」

「だ、だって……♡シイコさん、上手すぎて……♡」

「うふふ……♡まだまだこれからよ……♡

 

しかしそれは彼の罠だった。

この世界の管理者である、ジュウにとって、セックスゲームなど戯れに過ぎない!

再び徐々にグラインドを開始した!

 

「♡♡♡やるわね♡」

 

シイコの表情は変わった。先ほどまでの妖艶な笑みは消え、代わりに戦士のような凛とした光が宿る。彼女の体に張りが生まれ、腰の動きがまるで異なる技へと変わる。それはもはやダンスではなかった。まるで、古代の武術。一挙手一投足に、計算され尽くした快感の波がジュウを襲う。

「この技は…!」

ジュウは愕然とした。管理者としての威厳は崩れ、ただ一つの若者として、彼はシイコの身体の深淵に飲み込まれようとしていた。彼女の膣内は生き物のようにうねり、彼のペニスを締め付け、離し、また締め付ける。そのリズムはジュウ自身の心拍を乗っ取り、彼を追い詰めていく。

「驚いたかしら…♡ これが、私の本気よ♡」

シイコの声は甘美だが、その底には鉄の意志が感じられる。彼女の手がジュウの胸を軽く叩く。まるで合図のように、快感の奔流が彼を襲う!

 

「七つの大罪の一つである色欲におぼれそうなときこそ、もっとも萎えるモノを思い出せ!そうすれば女の誘惑に耐えられる!!もっと関係ない事を考えるのだ!」

 

祖父の言葉を思い出した。

 

(いやなもの……いやなもの……いやなもの……欲しくないお土産……?)

 

ジュウは母が旅行先で買った、コケシ人形を思い出した!

そこからさらにヒステリックな母親の顔を連想し、思い出した!

 

「うふふ♡♡♡残念だわ♡♡♡」

 

あと何ミリかで射精を留まった。

 

「わかった気がする……」

 

「私の弱点?♡」

 

「いや……自分のも……♡」

 

シイコは話を聞くふりをした、指輪から彼女特有のユニークスキルである、極細のワイヤーが、彼を縛る。

 

「うっ……」

 

多少動揺したが、どんどん連想していき、母親の顔を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

「ママ、パパってどんな人?」

 

「立派な人よ、いい子にしていたらいつか会えるわ……」

 

母はいつもそんな事を言っていた、しかし幼稚園から小学生、中学生に高校生ともなると何時までたっても会えない、所詮おためごかしのファンタジーだと解釈した。

 

第二の父はどなり散らすような、短気な男で、顔も忘れてしまった、俺の人生に関係ない人間だと思った。

 

それと同時に、中学の頃から自分の家が裕福だと気がついた。

 

高校生になると、優秀な人間が通う高校に運良く入学できた。

 

「貴方は地頭が良いからね……」

 

母が言った。

 

しかし次の日に、クラスメイトの会話を聞いた。

 

「地頭が良いって、バカを褒める言葉だよね~」

 

それは自分の言葉ではなかった、赤井雪という、なんとか……御星というガールズバンドのギター兼ボーカルをやっている女の子で、軽音部所属兼文芸部所属だった。

 

彼女は図書室で、彼の祖父の小説を読んでいた。

 

「昨日のバラエティーみた?アホテスト企画……」

 

「観た観た、『国民の三大義務とは?』」

 

「『睡眠』『食事』『触れ合うこと』ってwwww」

 

「ああいうのって放送作家が書いているんじゃないの?」

 

「それがマジモンのコ、レ、らしいのよ」

 

それはクルクル指を回す、「バカ」のジェスチャーだった。

 

「ゴホンゴホン」

 

彼は図書委員兼文芸部だった為に「五月蝿い」のジェスチャーをした。

 

「行きましょ、バカど28光がうつるわ……」

 

生徒達はさっさと出ていったが、下校のチャイムが鳴るまで彼女は全く気にせずに本を読んでいた。

 

「面白かったわ、この本、借りるわ」

 

「ああ、ハイ、図書カードにバーコードを当てて、アホと日本珍道中?」

 

それは祖父のユーモア小説だった、異邦人である法違人、というかなりアホな男が勘違いや奇行をして周りに叱られながら、日本で生きていくことに大切なものは何か?

という抱腹絶倒な小説である。

 

「男湯と女湯の違いがわからずに服のまま入ろうとするくだりや、『赤は男の色だからこっちだ!』といって、女子トイレに入るくだりは傑作だわ……」

 

(爆笑必至な内容を全くの無表情で読み進める君も大概傑作だと思うけど……)

 

「まあ、出た当時は『こんなバカはいない!作者は差別主義者だ!』と評論家のバッツタウーに言われたそうで……」

 

「ああ、今度ラジオでゲストとして出るわ……ジャーマネが今度出るミニアルバムの宣伝にね……『一通り』彼のラジオを聴いて勉強しているわ……」

 

「バカじゃないんだけどね、法違人……」

 

「……どういうこと?」

 

「彼はバカじゃない、単に「この世界の常識」を知らないだけなんだ……それは最後の方でどうやって来たか分かるでしょ?」

 

「これね……」

 

彼女は夕日の道を歩きながら、指を差した、それは挿絵だった、何枚も円盤を重ねたような、およそ現代の科学では形容できない乗り物が描かれている。

 

「彼は根は善人だから、悪いことはしても謝るし、許さない方がどうかしているんだよ……」

 

「ここの下りね……『すいません、許してください、電車で寝てはいけないと知らなかったのです!』『なめているのか!テメー!』」

 

何度も読んでいるためジュウはセリフを諳んじた。

 

「なぜ人と人が争うのです?こんなに素晴らしい国や隣国があるのに?」

 

「やかましい!お前は銃殺刑だ!」

 

「その時、彼は足首に巻いてある足時計を押した」

 

「その時、初めて彼の言っていたことは本当だと人々は知ったのです彼は別の世界からやってきたと……」

 

「皆さん、アレだけ大勢の軍隊に囲まれていたのに弾丸もナイフも通らず、それどころか、彼はさっさと故郷に逃げてしまいました、一部の人間は彼を信じていたのに……」

 

「これはあくまでもフィクションです、なぜなら法違人が来るほど、人が人を信じていないし、何もかも信じる人は法違人よりも遥かに愚かですから……」

 

「愚かですから……」

 

「愚かですから……」

 

「愚かですから……」

 

ジュウはどんどんと寝て、夢の世界に突入した……

 

 

 

「おい!このガキをつまみだせ!」

 

「やっぱりラジオ仕事なんて受けるんじゃなかって……」

 

「聴取率上がってますよ……」

 

「過去の発言を取り上げるんじゃない!」

 

「なら今から謝罪したり、反省するべきでは」

 

「桃もそう思う〜」

 

「この番組頭の良いインテリしか聞いてませんよ……」

 

「青木、それは皮肉かしら……」

 

「差別主義者は許さないって、まずはご自分の発言に向かい合うべきでは?鏡って知ってます!」

 

「おバカタレントのくせに……!」

 

「スポンサーが降りると……もう欺瞞すぎると……」

 

「チクショー!」

 

グルグルととりとめのない映像が思い浮かぶ……

 

「お嬢様お帰りなさい!」

 

「いいいいい………………」

 

「雪がおともだちを連れてくるなんて……」

 

「ててててて」

 

「赤飯赤飯赤飯赤飯………」

 

「にしましょうううううう…………」

 

「ツコ、おおおおおおげさすぎるわよ……好きだけどド……かららららららら」

 

「お父さんもバンドやっていたんだ………たたたたたたたたたた」

 

「ただいまママママママママ」

 

「パパおかえりなさいいいいいいい〜〜〜」

 

「娘のボーイフレンドになってくれてありがとうあああああああ」

 

「久しぶりりりりりりり」

 

「この人は母は母は母は母よよよよよ…………」

 

「えええええ、じゃあツコさんははははははは?????」

 

「昔のバンド仲間ママママママママ」

 

「スリーピースだったんんんんんんんん…………」

 

「バンド仲間と友達は違うううううう」

 

「肉体が好きなのと、精神が好きなのは別つつつつつつ」

 

「こういう家族もありなのかかかかかかかかか……はっ!」

 

「今何時だと思っているの!!!!!5時よよよよよよよよよそんな変な服を着てえええええ」

 

「バイトで買ったのに〜〜〜メラメラららららら」

 

「母さんんんんんんんん………しばらく距離を置こううううう」

 

長い夢を見ていたが、一体何時間たっていたのだろうか?ホテルの部屋にある時計を見る。

 

「十五分?!2時間以上はたっているかと……」

 

そこにはグッタリとしたシイコ・スガイの姿があった、ヴァギナからどっぷりと精液がこぼれ落ちていて、全身もそれである。

 

「夢……だったのか……?」

 

「貴方の勝ちよ……」

 

急いで指輪に書かれてあるデジタル数字を見る。

 

「 3、289、3、4、5……」

 

僅差ではあるが彼は勝ったのだ。

 

「289ページはあのイラストが載っている、ページだったはず……」

 

「国民の三大義務……スリーピース……四人家族……5時……」

 

「何言っているの……♡」

 

シイコは勝者にキスをした、まるで勝利の女神のように……

 

「もう帰るんですか?」

 

「ウフフ、5時は娼婦から普通の主婦に戻る時間よ……そういう契約だったでしょう?」

 

「ああ……」

 

まるで白昼夢とはこのことなのだろうか、自分がやっていたと同時に、そこにいない感覚、しかし脳と股間は快感に溢れている……

 

「アドバイスをお願いします……友達似合いに行く時にどういう服装で行けば良いんですか?」

 

いそいそとブラジャーをつけながらこういった。

 

「ウフフ普通の服装よ……」

 

自由奔放な母親に付き合いきれない、と判断して、一旦は距離を置くことした、そのきっかけになったのは今の父親の苗字でバイトに応募しどやされながら、仕事をして手に入れた服である、しかし、ファッションセンターしまむらで買った派手な服を母は許さなかった……久しぶりにその夢を見たのだ……赤井雪とは今でも交流がある……それは肉体関係ではなく、クリエイター仲間としてだ……

 

大魔王シュウの「友人」であるジュウはポロシャツに短パンという、おおよそ異世界ファンタジーにふさわしいとは思えない出で立ちで大魔王の山に向かっていた。

シイコ・スガイのアドバイスを真に受けたのである。

 

「何、あのアバター……」

 

「異世界転移したばかりでもないのに、なんなんでしょうか?あの格好は?」

 

「趣味でしょう、いちいち私達が言うことではありません」

 

このゲームは基本装備とは別に、アバターとして着せ替えの遊びができる。

 

「相当やり込んでいるみたいですね、意外と可愛い子……」

 

愛宕がモニターでチェックをする。

 

「わざわざ、部下も連れずに一人で会いにいくのはよっぽど好きなようですね……」

 

高雄はそういった、間をおいてこういった。

 

「同性愛的を差別した言葉ではありませんよ」

 

どうも神経質だな、と三人は思った。

 

 

 

 

 

 

 

シュウは馬車でやってきた、仰々しい漆黒の鎧そのままに。

 

「ワハハ、通信を送ってくれたら本当に来てくれるとはな……」

 

「当たり前じゃないか」

 

アッサリとそうは言いつつもジュウは内心興奮していた、初めて仮想空間とはいえ、ゲームの世界に来たのだ。

 

(お受験だの、勉強だの……少しコミュ障があったからなぁ……)

 

「さあさあ何して遊ぶ?」

 

「とりあえず部屋に向かおう」

 

荒野を進む馬車の窓から魔王城とその山を見た。

 

(文字通り自然の要塞だな……四方を山に囲まれて、攻めるのは難しく、守るのは容易で拠点を置くとしたら!理想的なところだ……)

 

ジュウは関心しながら観察を続けた。

 

「見てくれ、俺が作り出した、モンスターの村だ」

 

この前、R国を攻めたモンスターだ、無論彼はそんな事を知らないまま見ていた。

 

(種類はまだまだ少ないようだが、どんどん発展していくのであろうな……)

 

巨大な櫓が建てられていた、近くにある森林から木材を切り出しており、村の周りにはセメントで巨大な壁を建設しようとしている。

 

「この村をいつかは俺の国の玄関として扱おうと思う」

 

「ふーん……」

 

彼は活気に満ちた村に対してそっけない返事をしながらも内心焦りのようなものを感じていた。

 

 

 

 

 

高い山を中腹まで登り、巨大な金属の門が開く。

 

何十メートルもあるそれが動くだけでも見物だ。

 

そして門の内側と外側には洗練された魔王軍の魔物の軍勢が勢揃いし、歓迎のラッパがなり、彼らを迎えていた。

 

「「「「御主人様おかえりなさいませ、そして客人であるジュウ様ごゆっくり、お楽しみください」」」」

 

4メイドが丁寧にお辞儀をした。

 

「おおう、なかなかの美人じゃないか」

 

「良かったら一日彼女らとベッドを貸し出しても良いぞ〜」

 

大魔王シュウは右手でリングを作った、セックスの比喩だ、しかし。

 

「いや今日はいい、さっきしてきたんだ」

 

「ほほうどんなのと?」

 

「子持ちの人妻だよガハハハ」

 

わざと下卑た笑い方の演技をした。

 

(相手のペースに飲まれては駄目だ……)

 

「なんだ、つれないやつだが、お前も相当なスケベだな、ハハハ」

 

六人は歩いてエレベーターに乗った、下にゆっくりと降りる、それでもGがかかり重く感じる。

 

「まるで巨大な子宮に入ったようだ……」

 

若い作家らしく、比喩表現を使う。

 

シュウもコクリと頷き、こういう。

 

「母なる大地、という言葉があるがまさにそれだよ、わが国の要はこの魔王城と言っても過言ではなく、それを生み出しているのは、この山だといってもいい」

 

(生み出しているのは寝取って奴隷にした女たちだろう……)

 

ふとチラッとメイド達を見た、四人とも冷静な顔をしていた、無表情と言ってもいい、しかし、眼鏡のメイドが一粒、小さな冷や汗をかいているのを見逃さなかった。

 

「NPCてはないから、思うところがいろいろあるのだろう……」

 

ベルの音が鳴り、目的地に到着した。

 

「……これはすごい……」

 

バロック調の廊下に、モンスター、配下の女性達、そして大魔王の功績などを描いた廊下や天井は荘厳と言っても過言ではない。

 

「洞窟だと殺風景でな、魔物達に任せているのだが、なにぶん、俺のやること全て描こうとするから魔力や金や資材がいくらあっても足りないのだよ」

 

「いや、これは是非ずっーとやってほしいものだね……」

 

素直にそう言いながら、応接間に向かった。

 

「これもまたすごい……」

 

そこには巨大なテーブルに彼女たちが用意したお菓子があった、豪華なだけではなく、駄菓子やジャンクフードなども揃えており、ジュウの接待の為だけに集められたものだ。

 

「ゲームでもしながら食べようや」

 

テーブルの向こう側には巨大なディスプレイがあり、サングラス型のゲーム機が2つ置かれていた。

 

「ああ、そうしよう」

 

「最近これにはまっているんだ」

 

「アバターファイト?聞いたことのないゲームだが……」

 

画面のタイトルをみて少し首をひねりながら魔法でジュースやお菓子を空中に浮かべて床においてあるクッションに座った。

 

「まあ見てなって」

 

彼は開始した。

 

操作するキャラクターは漆黒の鎧に身を包んだ、シュウそのものだった。

 

「外に出てることができなかったり、訓練するモンスターが疲れていたり、いなかった時にこのゲームをやって修行するのさ」

 

「努力家だな君は」

 

感心しながら、ジュウはそう言いながらモニターを見た、次々と魔法や剣でモンスターを倒している。

 

「精神に向上心のない奴はバカらしいかな」

 

「………『こころ』か……」

 

言うまでもなく、彼が小説家だから知っているというレベルの問題ではない、少なくともジュウの世界では夏目漱石を知っていて当然なのだ。

 

「よくわかんないけど、名作なだけあるよなぁ……」

 

無論、ジュウはそのセリフを言った友人がどのような末路になるのかを知っている。

 

「俺もやっていいか?」

 

「勿論、その為に呼んだんだ」

 

お菓子とジュースをつまみながらゲームを開始した、何のことはない、イメージトレーニングの延長だと思えば簡単なものだった。

 

「へ〜やるじゃないか」

 

「おじいちゃんとの訓練に比べたらチョロいもんさ」

 

「じゃあさ、対戦やろうぜ」

 

漆黒の魔王と赤い戦士の戦いが始まった。

 

「意外と強いぜ、俺」

 

ジュウはそういった、この前の戦いは彼の気迫に押されてしまったが、終始冷静だった。

 

「捲土重来、男子3日会わずんば刮目して見ろ、か……」

 

「攻撃のパターンが単調なんだよ」

 

事実、上下左右から来る魔法攻撃を避け続ける。

 

戦闘の経験値がダンチなのだ、エリートの家系に生まれ、長いことゲームをやってきたからこそ勝てるのだ、けしてシュウが弱いわけではない。

 

「ステージを変えよう」

 

シュウはそういった、お菓子をボリボリ食べながら。

 

「ああいいぜ」

 

ジュウはジュースを飲みながら了承した。

 

彼が選択したのは「天国と地獄」だった、ステージの広さはちょっとしたオープンフィールドぐらいある、高さも文字通り雲の上にある天国と、燃えたぎるマグマのような地形だった。

 

 

 

「天国や地獄があると信じるか?」

 

「突然、何を言い出すんだ?勿論信じるが……」

 

「神様を信じるか?」

 

(何を言っているんだ……?その意図がわからない……)

 

「あ、ああ、神様みたいなものは我々とは別の世界にいると思うよ、祖父からそう聞いている」

 

「ふーんそうか、だが俺は地獄行きか、そこにも行けないかもしれない」

 

少し沈黙が続いた、ゲームはジュウが有利のまま勝利した。

 

「話がある、俺の部屋でな」

 

言われるがままに、従うしか無かった。

 

彼の部屋は豪華なベットや調度品、様々な本を置いてある本棚があった。

 

「盗聴や盗撮されないように呪文をかけている、恐らくは運営も気づいてないだろう、だが念には念を入れる」

 

シュウは大きな自画像に描かれている右手にその手で触れた、転送用の魔法陣が広がる、指でこいとジェスチャーする、

二人は転送された。

 

転送先は洞窟だったが、彼らが着いた瞬間、明かりが灯る。

 

「後で君の手形を取って鍵にするよ」

 

「ああ、それで俺が断ったらどうするんだ?」

 

フフフ、と笑いこういった。

 

「その時はその時さ」

 

今度は左手で石の扉の鍵を開けた。

 

そこは研究室だった、様々な薬品やホワイトボードには80億9119万4516という天文学的な数字が書かれていた。

 

(なんか……いやな数字だな……)

 

ジュウは直感的にそう思った。

 

「俺はここで、俺の後継者の研究をしている」

 

「おいおい、随分と気の早い話だな」

 

「女とセックスすれば魔物の仔が生まれる、しかし俺のやりたいことの為にはどうしても人間の子供が必要なんだ」

 

「おいおい、子供に親のエゴを背負わせるのかよ、その手伝いなんてまっぴらごめんだぜ」

 

ジュウは立ち去ろうとした、しかし彼はこういった。

 

「頼む、これは君の世界の為にもなると思うんだ……」

 

「……果たしてそうかな……?」

 

「……運営は信用できない……俺を使って何かをやらせるつもりなんだろうが……」

 

「何かってなんだよ?」

 

「わからない……多分そいつらは遠回りというか……もっと効率のいい方法があるはずなんだが……」

 

「迂遠といいたいのか?」

 

ジュウは歩いて椅子に逆さまに座った、背もたれを両手で抱きかかえながら、腕をあごに置いた。

 

「そうだ、迂遠だ、計画の全貌は流石にわからないがもっと取り返しのつかない事態が起きそうな気がする」

 

「いいだろう……ただし、俺に預けるのは一人だけだ、この手の後継者が多すぎるのは争いの元になる……」

 

「それで構わない、いくつか里親の候補があるが正々四人か五人が限界だろう」

 

「四人でも多すぎる気がするぜ

、なんせ俺もまだ18歳だからな……流石にこの歳で義父をやるのは無理がある……」

 

「何をやろうとするか聞かないんだな?」

 

「聞いたところで俺の考えは変わらないさ」

 

「……そうか……」

 

シュウは何かを悟った、いや察したというのが正しいか。

 

「これに両手の指紋と魔力の登録を行ってくれ」

 

「分かった」

 

二人は応接間に戻った。

 

 

 

 

 

 

「ああっ……♡シュウ様……♡オチンポ様で貫いてください……♡!」

 

ゲームではなくエッチな盗撮動画を観ることにした。

 

「おいおい、運営のねえちゃん、こんな事をしているのかよ……」

 

ジュウは激しいオナニーに興奮を隠せないでいた、単純にスケベなだけではない、作家として人間の生々しさに感動したのであった。

 

「ある日机に置いてあったが、誰が置いたから大体わかるよ」

 

「こんなものを置かれたら運営を信用できなくなるわなぁ、かえって」

 

盗撮動画が終わり、ファイルを片付ける。

 

「無論この部屋の盗撮はされないようになっているが、お前も気をつけたほうが良いぞ」

 

「ああ分かった、しばらくの間ゲームにログインできないかもしれないが」

 

「なぜだ?」

 

「旅行だよ、おじいちゃんと一緒にな」

 

「家族は大切にしろよ、ところで話は変わるが……」

 

「そんなフィクションで見たようなセリフを言うなよ」

 

流石に呆れた人間牧場なるところで育てられた彼がなんとかして「普通のフリ」をするのを少し喝破したのであった。

 

「俺の人生に足りないものは何だと思う?」

 

「それは平凡な人生だろう、平凡な家族に生まれて、学校や職場で、人並みに努力して、映画とか趣味に走り、結婚して、子供を産んで、老後を迎えて、皆に見守られて死ぬ、そんな人生だよ」

 

「このゲームで体験できるか?」

 

「できるさ、そのためのバーチャルリアリティゲームだ」

 

そのセリフを聞いたあと、シュウは長考に入った。

 

「……分かった、なんとかしてやってみる」

 

そうして、最初で最後の友人宅訪問が終わった、ジュウの。

 

 

 

 

 

 

「ただいま」

 

流石に緊張してクタクタになった。

 

「おかえりなさい、兄さん」

 

弟のジュウがリビンクでミルクを飲みながら、挨拶をしてきた、

 

「ああ、それもらおうか」

 

彼もミルクをもらいグビグビといただく、彼の母親もリビンクに居て韓流ドラマを見ていた、既に食卓には晩御飯の準

備が始まろうとしていた。

 

「ただいま……」

 

長女のアイも帰ってきた、部活動で忙しいのか、母親譲りの美貌に疲れた顔が見える。

 

「ジュウ、このドラマね、貴方もきっと気に入ると思うよ!ほらウンコの味がするカレーってこのキャラクターが言うのよ!」

 

「今からご飯を食べようとしている時にそんな事を言わないでよ!!!」

 

アイがキレた、当たり前であろう、彼女はノンデリ、デリカシーの無い女で、そういうことが気に入らないのだ。

 

「メンゴメンゴ」

 

その全く反省してないヘラヘラとした、態度にますますキレた、恐らくは母は上機嫌でストレスのない状態だったのだろう。

 

「もういい!上に上がるわ!」

 

そういって出ていった。

 

「そういえば言い忘れていたけど、今度の旅行は貴方たち兄弟二人で出かけなさい……パーティーには出るわ……」

 

もう何も考えたくない……この世のドレスコードを誰か教えてくれ……

 

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