ヒロイン全員百合レズ 作:XW
また途中から少し変になったり、エロシーンなどもありません。
それでも良ければ、ご覧になってください。
それでは、どうぞ。
第九話 自分の出来る事をやる。
「………………」
ナーベラル・ガンマのKISARAGI総本部襲撃から翌々日、百合子はハニーが居る総司令室に来ていた。
そこには百合子の他には、チームH×Hリーダーのハユル、チームエグゼロスリーダーの雲母、更にはオペレーターのフェルトの姿もあった。
「な……なんでしょうかハニーさん? 私達を呼び出して?」
「さ、さぁ………私にもまだ詳しくは。」
「まぁ、目の前にいる面子を見る限り、かなりの事だと思うけどね。」
そうコソコソ話す百合子とフェルトに話しかけながら、雲母が見た先の席には総司令のハニーの他に、「マブラヴシリーズ」伊隅みちる、「対魔忍シリーズ」の井河アサギに妹の井河さくら、八津紫そして水城ゆきかぜの姿があった。
「……………」
その中でアサギとゆきかぜはと言うと何かあったのか、下を向いたまま顔を見せないでいた。
(え? えぇええ? 本当にどう言う状況!? アサギさんとか伊隅さんが居るのも驚きだけどこの空気と言うかその、この重い感じ!?)
そんな状況の中で百合子も心中で考える空気の中、ハユルが手を挙げて話しかけた。
「あ、あの総司令!? 一体何の用でしょうか? わざわざ私達をここに呼んで……しかも非戦闘員である百合子さんやフェルトさんまで呼び出すなんて。」
「んぅ? あぁごめん、ちょっとだけ考え事をね。じゃあまず、皆に任せたい任務を教えるね。」
ハユルの質問にハニーが答えると、その返答を聞いて背筋を伸ばす百合子達。
そんな百合子達を見ながら、ハニーはその任務を伝えた。
「チームH×H!! チームエグゼロス!! そしてフェルト・グレイスちゃんに縄莉百合子ちゃん、君達には伊隅みちるちゃんと水城ゆきかぜちゃんと一緒に、地下都市ヨミハラへの内部調査、並びに伊隅戦乙女隊隊員、秋山凜子ちゃんと水城不知火ちゃんの救出をお願いするわ!!」
ハニーが立ち上がりながら言った任務を聞き、ハユルや雲母が少し驚く中、百合子はそれ以上に驚いたせいか、思わず目を見開いていた。
「………あの、えっとハニーさん? ヨミハラって……え? あのヨミハラですか!?」
「お? その反応からして、君は知ってるようだな? どうやら我々のオリジナルの事でおおよその事を知ってるって話は本当らしいな。」
「えぇ? あぁ……まぁ、正直に言いますと、こちら関係で。」
百合子の反応を見てみちるが聞くと、それに戸惑いながら百合子は、ゆきかぜやアサギの方を見つめた。
「………………」
「? どうしたんですかゆきかぜさん? 最近元気がないと思ってましたけど今日は………」
「あぁ、その事も含めて話すから、ちゃんと聞いて。」
そんな感じで百合子に見つめられたゆきかぜが、何時もと言うか、以前のような感じじゃないのを見てハユルが聞くと、それを止めたハニーが事の詳細を話し始めた。
「もしかしたら百合子ちゃんと知ってるヨミハラとは違うかもしれないからそこから説明するとね、ヨミハラはここから少し離れた場所の地下に作られた都市で、そこには色んな風俗と言った、身体を使って奉仕するお店が多い街なの。どう百合子ちゃん?」
「え? あぁその、私の知ってる限りだと、ヨミハラは違法な密売とかが頻発している犯罪都市、だったんですけど、ここでは違うんですね。」
「ま、その犯罪らしきのが行われるは間違いでは無いがな。」
ハニーの話を聞いた百合子は、顎に手を添えながら言ったのを聞き、今度はみちるが腕を組みながら話し始めた。
「ここ数週間前から、ヨミハラで失踪事件や殺人事件が横行しててな。その全てが警察では調べようにも調べきれないのが多い。」
「っ!? それってもしかして……」
「あぁ、過激派のヴィラネスか、ダークネスクローの仕業だろうな。だから私の部下である戦乙女隊の隊員六名にヨミハラへ潜入し、内部調査を頼んだんだが……」
「その頼んだ六人の定期連絡が、ここ最近途絶えたって事ですか?」
みちるの話を聞いて雲母が気づき、それに続くように話すみちるが、少し落ち込んでるのを見てフェルトが聞くと、それにみちるは小さく頷いた。
「先に異変に気付いたのか、三人ほど独断で調べに向かったらしいんだけど、その子達とも連絡が途絶えて……だから正確には、ヨミハラで何が起こっているのかを潜入して調査、そして戦乙女隊の六人とその三人も救出って所ね。」
ハニーの話を聞き、大体の事に気付いた百合子達。
つまりハニーが頼みたい任務とは、今異変が起きてるヨミハラへ潜入して内部を調査、そして先に潜入した戦乙女隊の六人と独断で潜入した三人の救出らしい。
(ヨミハラ………私が知ってるのとは少し違うっぽいけど、あの伊隅さんの戦乙女隊が、信じたくないけど何かあった限りだとヤバい事に間違いない事か。それに独断で潜入した三人の事も気になるし……ってアレ?)
「あのぉ~凜子さんと不知火さんはどうしたんですか? さっきの話にお二人の名前が出てないんですけど?」
そう心中で考えた百合子が、先ほどの会話に凜子と不知火の名前がない事に気付いて手を挙げて聞くと、それを聞いたハニーは少し苦い顔を浮かべた。
「あぁ~それね。実の言うと二人に関しては………このぉ!!」
「痛っ!!」
「井河アサギちゃんの不手際って良いのか、とにかくやらかしが原因なんだけどね。」
そうして隣に座るアサギの足を踏みながらハニーが言った事を聞き、何かに気付いて目を補足する百合子。
「えっと……つまりどう言う事ですか?」
「うん……大体の事を話すとね。」
そんな二人の様子が気になったフェルトの質問に、頭を抱えながらハニーは話しだした。
事の始まりは、アサギがとある筋から行方不明とされていたゆきかぜの母、不知火の姿をヨミハラで見たと言う事を知った事だった。
その話を聞いたアサギは仲間を娼婦として潜入させ、その捜索と救出をハニーに願い出ようとしたが、不知火の事を話してくれた者は、この事は如月ハニーには内密にっと言ったのだ。
その事について当然アサギは聞いたのだが、如月ハニーの名は裏の世界でも知れ渡っている。
下手にハニーの事が気づかれば、不知火がどうなるかと言う……正直な話怪しすぎる説明を聞いて、あろう事かアサギは納得してしまう。
そして不知火の事を知ったゆきかぜと凜子は、その潜入任務を志願。
最初こそアサギは辞退を進めたが、二人の決意を見て任務を任せたらしい。
ここまでは百合子の知ってる「対魔忍ユキカゼ」とハニーの話以外はほぼ一緒だが、一つ違うのは、この場に今だゆきかぜが居る事である。
どうやら任務前日に、ゆきかぜにしか任せられない緊急な任務が入り、ゆきかぜはそれに参加せざる得なくなってしまい、潜入任務は凜子一人で行う事になった。
そしてお約束と言うべきか、凜子からの連絡は来ず、今に至るらしい。
『…………………』
その事をハニーの口から聞いたハユルと雲母とフェルトが唖然となり、百合子は思わず顔を隠していた。
「えっと………つまりアレですか? 井河さんが罠かもしれない情報を知って、それを何の疑いもせずに水城さん達が聞き、しかも井河さんもちゃんと止めなかったせいでこうなったと。」
「んぐぅ!?」
「いやそもそも総司令には内密って所時点で罠かもしれないし、罠じゃなかったとしても何らかのやり方があったのに教えなかった井河さんの不祥事ですよね?」
「んがぁああ!?」
「前から思ったんですけど、井河さんって…頭悪いんですか?」
「ごべばぁあああ!!」
そうして話を聞いたフェルトとハユルと雲母のど正論に近い意見を聞き、ダメージを受けたアサギはその場に倒れてしまった。
「ちょっと三人共!? いくら何でもお姉ちゃんに言い過ぎだよ!? 確かにお姉ちゃんは強いわりに高い確率で罠にかかる時多いし、しかも捕って犯された事もあって皆に迷惑をかけるのもあったけど、本当は凄いんだから!?」
「さくらぁ!! お前も大概傷つけてるぞ心体共に!?」
(って言うかアサギさん、この世界でも捕らわれたりしたんだ……あんな事やこんな事されたのかな………あっ、)
フェルト達の話を聞いて傷ついたアサギをフォローしようと話すさくらが逆に傷つけてる紫がツッコんだのを見た百合子は、ある事に気付いて手を挙げた。
「あの、少し良いですか?」
「んぅ? どうしたの?」
「えっとその、秋山凜子さんがヨミハラに潜入したのって、何時頃くらいですか?」
「え? えっと確か………あなたがこの世界に転移して来た一ヶ月前になるかしら?」
手を挙げた百合子にハニーが聞き、百合子の質問にアサギが答えると、それを聞いた百合子はまたも顔を隠し……
「………あの、確証も弱いんで分からないんですけど、これだけ言って良いでしょうか?」
「んぅ? 別に構わんが?」
「…………もしかしたら秋山凜子さん、もう手遅れかもしれません。」
百合子の発言を聞き、この場に全員が凍り付いたように固まってしまった。
自分達のオリジナルの事を知っている百合子の発言は、それなりに強かったらしい。
――――――
「と、とにかく!! 皆はみちるちゃんとゆきかぜちゃんと一緒にヨミハラへ潜入!! 情報を手に入れつつ、戦乙女隊と独自に潜入した三人、そして秋山凜子ちゃんと水城不知火ちゃんを救出して欲しいの!?」
話を切り替えるように、咳払いして話すハニー。
っで、その近くではアサギはと言うと………
『…………………』
ハニーにボコられたのち縛られ気を失っており、近くにはアサギの不祥事をちゃんと気づけなかったさくらと紫も縛られていた。
「任務の内容について理解でしました。でもその潜入任務、私達に向いてるでしょうか?」
「確かに、正直私もこう言ったのやった事無いし、なにより百合子ちゃんを巻き込むのもどうかと………」
「その辺は安心しろ。目ぼしい店は私が事前に調べてある。それに今回のメンバーで構成したのも、縄莉百合子と接点も多い者達から選んだからな。」
フェルトと雲母の疑問に対し、安心させようと答えるみちる。
どうやら今回の任務にチームH×Hとチームエグゼロス、そしてフェルトを構成したのは、オリジナルの知識を数多く持ってる百合子の不安を減らす為だったらしい。
「それでなんだけどね、百合子ちゃんはどうする? 無理と思ってるなら辞めてもいいけど…………」
「………………………」
その直後に対してハニーがした質問に、百合子は少し目を瞑って考えた。
正直な話、この任務でどこまで自分の知識が役立てるか百合子自身分からない。
だがもし……もし参加しなくて皆が大変な事なったとしたら、恐らく自分はもっと後悔するだろう。
そう思った百合子の決意は、早かった。
「………分かりました!! 自分の持ってる知識が、役立てる分かりませんが………その任務!! 受けます!!」
百合子は立ち上がりながらそう言い、ハニー達は様々な表情を浮かべたのだった。
「…………………」
その中でゆきかぜは百合子を見ながら、スカートを握りしめていた。
―――――
その日の夜、百合子は自身の部屋で出発の準備していた。
作戦決行は明後日の予定だったが、百合子の発言もあって時間をかけるのは危険と考えたハニーが明日に決めたらしい。
詳しい準備などはハニー達が何とかしてくれると言われた百合子は、こうして自分の準備を行っていた。
(ハァ……まさか自分があんな事言うなんてな。それにしてもヨミハラかぁ、私の知ってるヨミハラとは違うって聞いたけど、一応調べ直した方が良いかな?)
着替えなどの準備をしながら、百合子が考えていた直後、突然インターホンが鳴る音が聞こえた。
「え? 誰だろうこんな時間に。」
そう呟きながらも、百合子が玄関のドアを開けるとそこには……
「み、水城さん!?」
「ゆきかぜで良いわよ。………ちょっと、聞きたい事があって。」
玄関前に立っていたゆきかぜを見て百合子が驚く中、そう言ったゆきかぜは百合子の部屋に入った。
――――――
「急に入って来て、ごめん。そっちも準備とかあったのに……」
「いえ、それで聞きたい事って、何ですか?」
部屋のリビングにあるテーブル前の椅子に座るゆきかぜに対し、淹れたコーヒーを前に出しながら聞く百合子。
「ハニー総司令から聞いた……あんた、私達のオリジナルの事知ってるのよね!?」
「えぇ!? あぁはい……って言っても、全部ではないですが。」
「それでも良い……だから、あんたが知ってる範囲で教えて!? 私のお母さん、水城不知火がどうなったか!? 潜入した私や凜子先輩がどうなったかって!?」
ゆきかぜの質問に少し戸惑いながら百合子が答えると、そんな百合子に本題の質問をしたゆきかぜ。
その質問に対し、百合子は思わず黙ってしまう。
なにせその質問の答えは、ゆきかぜにとって恐らく辛い事なのだからだ。
「………気分悪くすると思いますし、良い話でもないですよ?」
「っ………そ、それでも良い。私は、私は知りたいの!? 私や凜子先輩、そしてお母さんのオリジナルがどうなったかって!?」
戸惑いながら聞いた百合子の問いに対し、ゆきかぜは少し躊躇したものの、大きな声でそう答えた。
「………分かりました、ちょっと待ってください。」
そんなゆきかぜを見て百合子も決意したのか、自室に戻ってあるものを持って来た。
それは「対魔忍ユキカゼ」のコミックやゲームにアニメ、更には資料となるものだった。
「最初に言っておきますが……オリジナルでのゆきかぜさんに秋山さんに待っているのは、………奴隷娼婦への陥落です。」
そして百合子はゆきかぜに対し、オリジナルのゆきかぜや凜子、主に無印の方を話した。
そして行方不明となった不知火が調教されたのち堕ち、その不知火がゆきかぜの事を主犯でもある矢崎と言う男に話し、ゆきかぜを手に入れようと画策。
そうしてまんまと罠に嵌ったゆきかぜと凜子は過酷な調教を受け、奴隷娼婦へと堕ちてしまう事も話したのだった。
「まぁ……こう言ったコミックとかで流れとかは違うんですけど、その結末の殆どが……」
「奴隷娼婦に堕ちて、女として終わってしまう……って事よね。」
百合子の話を聞いたゆきかぜは呟きながら、顔を両手で隠した。
「で、でもっ!! この世界にはリーアルや矢崎見たいな男キャラも居ないですし、もしかしたら……」
「余計な気を遣わなくて良いわ。お母さんが行方不明になったのも、ヨミハラに潜入したのもほぼ同じだったし、信じたくないけど、この世界のお母さんはもう………」
ゆきかぜを見て百合子は励まそうと言うが、そんな百合子に対して言い返すゆきかぜ。
「そっか……じゃあ私はやっぱり、凜子先輩に助けられたんだね。私が奴隷娼婦になって、汚されないように………」
呟いたゆきかぜは、首に掛けていたネックレスを手にした。
それはアニメ版で、対魔忍ユキカゼの出て来る秋山達郎がゆきかぜにプレゼントした者と同じだった。
「それって………もしかして秋山さんが?」
「凜子先輩も名前呼びで良いわ。えぇ……そうね、お母さんが行方不明になった事で落ち込んでる私にね。」
そのネックレスを見て聞いた百合子に頷きながら話すゆきかぜの表情は、少し微笑んでいた。
「私と先輩、この世界では恋人同士なの。そりゃ人目も気にせずイチャついたり、私の家でSEXしたりする程よ。」
「そ、そうなんですね。」
「だからかな……緊急な任務が入って先輩一人が潜入した時私……先輩に余計な重荷を背負わせちゃったと思って、任務の後アサギさんに聞いたの。そしたら……」
百合子に話しながら、少し目尻に涙を浮かべながら話続けるゆきかぜ。
ゆきかぜがアサギに聞いた話……それは別任務にゆきかぜを推薦したのが凜子本人で、その理由がゆきかぜに潜入、まして奴隷娼婦に扮してなどまだ無理だと、何より処女のまま等も不可能だと過信したからだ。
ゆえに奴隷娼婦に扮して潜入するのは自分に任せて欲しいと、凜子がアサギに頼みこんだのだ。
それら全て、愛するゆきかぜを思っての行動だった。
「そりゃそうよね……私見たいな、よく感情的になりやすい女が潜入任務……奴隷娼婦に扮してなんて難しいよね。なのに私は……お母さんを自分の手で助けたいと思うばかりで、根拠もない自信だけで潜入任務に志願して……それで、そのせいで………」
「ゆきかぜさん………」
「私……私先輩を、凜子先輩を汚しちゃったっ………私が潜入任務なんて志願しなきゃ、凜子先輩が一人で重荷を背負う必要もなかったのに……なのに、なのに私は!! 私のせいで……私のせいで先輩が!!」
そしてゆきかぜは、百合子が居る事もお構いなしに涙を流しながら叫んだ。
自分の我儘に大好きな先輩を巻き込んでしまい、しかも自分を護る為にその先輩が一人でヨミハラに向かった。
その原因となった自分が許せず、ゆきかぜはただ涙を流すしか出来なかった。
「…………ゆきかぜさん!!」
「っ!? な、何?」
そんなゆきかぜを見ていられなくなったのか、百合子がゆきかぜの手を握りしめながら言い、それに驚いたゆきかぜに百合子は話した。
「……あくまで自分の考え、なんですけど…例えゆきかぜさんが潜入任務に志願しなくても、凜子さんは一人で向かったと思います。」
「ど、どうしてそう思えるのよ?」
「だってそれは……凜子さんがゆきかぜさんの事、本当に愛してるからだと思うからです。」
「っ!?」
百合子の言葉にゆきかぜが聞くと、その答えを聞いて目を見開くゆきかぜ。
「本当に愛して無かったら、自分一人でも潜入し、ゆきかぜさんのお母さんを助けようとは思いません!! でも凜子さんはそうした、そうでしょ?!」
「……………」
「だからその……ゆきかぜさんも凜子さんの事愛してるなら、こんな所で泣いてないで、明日の任務に備えてください!! そして皆で戦乙女隊の皆さんも、不知火さんも、そして凜子さんも助けましょう!!」
百合子の必死の言葉を聞き、ゆきかぜは涙を流しながら頷いた。
「大丈夫です。今度はゆきかぜさんだけじゃない、私達が居ますから。」
「………うん………うん……………」
手を握りしめ続けながら話す百合子に、ゆきかぜはただ頷き続けるのだった。
――――――
「ハァ……ごめんね。何か取り乱したとかして。」
「あぁいえ!! こちらこそ……もっと優しく話せば良かったです。」
その後、玄関まで歩いたゆきかぜが見送りに来た百合子に話しかけ、それに謝りながら話す百合子。
「話を聞きに来たのは私の方よ。だからあんたが気に病む事はないわ!! それに………」
「それにって……んひゃあ!!」
「こんな大きな、凜子先輩にも匹敵するような後輩とも話せたもの!! だからそこまで気にする事ないわ!!」
そう言いながら百合子の左胸を揉んだゆきかぜは笑みを見せ、その笑みは百合子のよく知るユキカゼの姿だった。
「んぅううう!! も、もぉおお!! だからって胸揉む事無いでしょ!?」
「ゴメンゴメン!! でも本当に大きいわね、しかも感じやすいって……あんた前の世界で風俗とかやってたの?」
「やってませんよ!?」
ゆきかぜにツッコミながら手を離させた百合子にゆきかぜは謝るが、胸を揉んだ感触を感じながら言ったゆきかぜに顔を赤らめながらツッコむ百合子。
「アハハハハ……でもありがとう。あなたのお陰で、色々と吹っ切れたわ。」
「ゆきかぜさん………」
「………約束する。私は何があっても負けないし、もしあなたに何かあったら、絶対に助けるから!!」
そうして礼を言ったゆきかぜを百合子が見つめる中、ゆきかぜは百合子に対してそう約束するのだった。
「……無茶な事は、しないでくださいよ。」
「分かってるって。私は………自分の出来る事で皆を助ける。それだけよ。」
そう言って互いに握手した後ゆきかぜは去って行き、そんなゆきかぜの後ろ姿を見ながら手を振った百合子は………
(そうだ……何が出来るとかじゃない。自分が出来る事をするしか無いんだ!! それが……それが今の私に出来る、精一杯だから!!)
目を瞑りながら考えた百合子は準備するのと同時に、対魔忍シリーズに出て来たヨミハラとは別で、風俗等のワードが出て来た作品を調べ……出来る範囲の事を纏めるのだった。
そして翌日、百合子、フェルト、ゆきかぜ、チームH×Hの愛音とハユルとユリシア、チームエグゼロスの雲母と百花と舞姫と宙は、みちると共に地下都市ヨミハラへと向かった。
いかがでしょうか?
色々と話したい事ありますが、井河アサギ下げ回にもなって申し訳ございません。
次回も少しR-18シーンはあまりないと思いますが、それでも問題なければ次回以降もよろしくお願い致します。
失礼致しました。