ヒロイン全員百合レズ 作:XW
あと今回と次回の話は、あるアニメのパロディした部分が多々あります。
こちらも何か問題などがありましたら、コメントなどで教えてくだされば幸いです。
それでは、どうぞ。
「答えなさい? 多恵に茜………」
帯で触手のように縛られた多恵と茜に対して女は問い続けたが、多恵と茜……特に茜は頑固として答える気はなかった。
「……答えないのかい? なら……これならどうだい?」
「っ!? んふぅうううう!!」
そんな茜の態度が気に入らなかったのか、女が呟いた直後、多恵を縛っていた帯を動かして頭を下にした形で宙吊りにすると、一つの帯を多恵の膣に近付けた。
「っ!?(多恵っ!?)」
「答えなければ……この子の大事な穴がどうなるか……」
それを見て目を見開く茜に対し、女はあざ笑うかのように言った。
「んぅううう……んふぅうう……(あ、茜ちゃん……)」
(くぅう!?)
帯が身体を締め付けるのと同時に、膣に近付いて来る帯を見て涙を流す多恵を見て、茜は悔しさを露わにした。
―――――
「じ……自分を見失いかけた。」
所変わって、動物ペットのように女を可愛がる店に潜入していた舞姫は、客の女性に撫でなれたお腹を摩り、少し顔を赤くしながら呟いた。
「ここに来る客の人……遠慮なしに私を本当に犬みたいに撫でて来たりとかするから、下手したら本当に自分が犬なのかと思ってしまいそう……ハァ。」
そう話しながらため息を付いた舞姫は、手元にあった水を一気に飲み干した。
(でもここに潜入したお陰で、ここに潜入していた戦乙女隊の速瀬水月さんと柏木晴子さんが今はどう言うわけか来てないって話も聞けた。もしかしたら、連絡が途切れてる事と関係が……)
「……もう少し、店の人に話を聞いた方が良いかも。」
心中で考えた後、舞姫は立ち上がって店内を歩きだした。
――――
「………んぅ?」
場所は戻って女に多恵と茜が縛られている部屋。
膣に帯が近づいて行くにつれ流す涙が増える多恵、それを見せられて歯を食いしばる茜を見て微笑んでいた女は、近くから誰かが来る気配を感じた。
「また誰か来る? この店の女共はプレイに対しておせっかいの多い事。」
女が呟いた次の瞬間、多恵と茜を縛っていた帯を一斉に天井へと動かした。
「んふぅう!?」
「んごぉおお!?」
「フン……運が良いわねあんた達。でも今騒いだら……お前達の子宮も何もかもねじり潰すからね………」
上に上げられ、更に帯を締め付けられた多恵と茜を睨みながら、女は少し不機嫌そうに話すのだった。
――――
「この店の持って来た食事はアレかな? ってか、一応病人にバーガーセットはどうなの?」
SMの三階にある個室部屋が並ぶ場所。
その内の一つの前に置かれたハンバーガーセットを入れた二つの袋を見て呟く雲母。
戦乙女隊の多恵と茜がここに潜入していた事が分かった雲母は、ここに来て調べようとしていたのだ。
「でも置かれてるって事は……あそこが築地さんと涼宮さんの部屋って事よね? ……なんだろう? よく分からないけど、変な感じ。」
階段から上がってすぐの場所で隠れながら見ていた雲母は呟いた後、足音を立てないようにゆっくりと歩きながらその部屋の前に向かった。
「………………え?」
部屋の前に着いた雲母がドアに手を掛けると、何も力を加えていないのに、ドアがゆっくりと少し開いた事に少し驚いた。
(鍵がかかっていない!? いくら店内の部屋とは言え、しかも閉じこもってるのに……考えすぎかもしれないけど。)
鍵がかかって無かった事に少し動揺した雲母は、ゆっくりとドアを開け、こっそり部屋の中に入った。
「し、失礼しまぁ~……っ!!」
そうゆっくり歩きながら声を掛けた雲母は、次に見た光景を見て目を見開いた。
「……い、居ない。」
この部屋に居るはずの多恵と茜の姿が、影も形もなく居なかったからだ。
――――
「確かにこの部屋は多恵ちゃんと茜ちゃんの部屋よ?」
「そうですか……でも、何で二人が居ないんですか?! 具合が悪いって聞いて様子を見に来たら鍵も開いてたし……」
その後、SMで働く女性二人を呼んだ雲母は、ここが多恵と茜の部屋だと言う事に頷いた後、その二人が居ない事について聞いた。
「それは分からないわ。私もさっき知った事だから。」
「あなた……多恵ちゃんと茜ちゃんの親戚か何かだっけ? そっちの方こそ何か聞いて無いの?」
「………いいえ。」
(様子を見る限り、本当に知らなかった見たい。だとしたら……二人は一体何処に。)
聞かれた事に女性の一人が答えた後、もう一人に質問された事に首振りながら答えながら、心中で考える雲母。
「でも本当にどうしたんだろう二人共? 多恵ちゃんは素直だったし、茜ちゃんは時折口悪いときあるけど真面目だったし……」
「もしかして……あれかしら? 最近噂になってるアレ?」
「……噂?」
そんな中、女性二人が話した事を聞いた雲母は、その噂について質問した。
――――
「足抜け?」
「そっ、借金をしてこの店とかに働かせてもらっている子が、その借金も返さずにヨミハラから逃げる事。」
「そうそう!! 見つかったら酷い事されるって噂もあるしねぇ~!?」
同時刻、百花は店で働く女性達に祷子と萌香の事を聞く際、同じように最近増えてると言う噂の足抜けの事を聞いていた。
「その足抜けを、風間先輩と高原先輩がやったと?」
「あくまで噂よ噂!! でも驚いたなぁ、百花ちゃんとハユルちゃんが祷子ちゃんと萌香ちゃんが昔通っていた学校の後輩だったなんて!?」
「しかも二人を追ってここに来たって、可笑しな話よねぇ~!!」
「アハハハハハハハハ!! そう言わんといてください!? ウチらもあの二人がここで働いてるって知らなかった身ですし、偶然ですよ偶然!!」
百花の呟きに答えた後に話した女性二人が言った事に愛想笑いしながら言う百花。
もちろんこれは、百花が祷子と萌香の情報を聞く為に付いた嘘である。
(にしても足抜けねぇ……こりゃ潜伏しとるダークネスクローの奴らにとっちゃ、かなり都合えぇ話や。人が居なくなっても、ヨミハラから逃亡したのだと思われるだけやしな。……二人共、無事やといいが。)
「所でさぁ……あの子大丈夫?」
「え? あぁ……」
顎に手を添えながら考えていた百花に女性の一人が聞くと、その話に聞いた百花は後ろに振り返って、そこにあった光景を見て少し呆れた。
「姫川ぁ!? またテンポが遅れてるよぉ!? ケツがデカすぎて重いのかい!?」
「す、すみません!?」
何せハユルが、コーチに特別指導と言う形でポールダンスの練習をさせられており、その際にもコーチに注意されるハユルだった。
「わざわざ個人レッスン用のポールを使ってまでだなんて……」
「よほどハユルちゃんに期待しているのか、どんくさいのが見ていられなかったか……どっちかしらね?」
「……前者だと言う事を願いますね。」
そんな光景を見て呟く女性二人の話に対し、少し汗を掻きながら呟く百花だった。
――――
「………うっ、えっぐ……ひっぐ……」
「んぅ?」
その頃、店裏の個別部屋がある場所を歩いていた舞姫は、すぐ近くの部屋から泣き声を耳にした。
「………えぇえ!? ど、どうしたの!? ねぇ!? 大丈夫!?」
その声が聞こえた部屋のドアを開けると、部屋内が滅茶苦茶散らかっており、その真ん中で泣いてる女の子を見た舞姫は動揺しながら聞いた。
「………うぇえええええ!!」
「えぇええ!? ちょっと、大丈夫? とりあえず落ち着いて……」
舞姫を見た女の子が大声を出しながら泣き崩れたを見て、駆け寄った舞姫は女の子の背中を優しく撫でながら声を掛けた時だった。
「あんた……人の部屋で何してんの?」
「っ!?」
背後から女に声を掛けられた舞姫は、その女から発せられた何かを感じ、額から汗を掻いてしまう。
「………………」
(何……後ろにいる人……普通の人間じゃない……声を掛けられるまで気づかなかった……し、静かすぎて……怖い……)
「おい!! 耳が聞こえないの!?」
女の放つ何かに怯え、身体を震わせながら心中で考える舞姫に対して、女は舞姫を睨みながら怒鳴った。
「っ!! か……勝手に入ってごめんなさい!! 部屋も滅茶苦茶になってたしその……この子も泣いてたので……」
「……………」
女の怒鳴り声を聞き我に返った舞姫が正座して女に言うと、女は舞姫の身体をじっと見つめた。
「えっと……なんでしょうか?」
「別に……普通に顔つきとか身体も良いって思っただけよ!! それになんだいそのピンク髪、どうこの店の奴誘惑して入ったんだが……ご大層に犬耳まで着けて。」
(いや……誘惑なんてしてないですし、この格好もその店の人に選んでもらっただけなんですけど!?)
そんな女に対して舞姫が聞いた事に女は答え、その返答を聞いて心中で呟く舞姫だった。
「でもまぁ……確かに、部屋は滅茶苦茶のまま……ねぇ!!」
その直後、泣いてる女の子に近付いた女は、その女の子の耳を強く引っ張った。
「ギャアアア!!」
「ギャアアじゃないわよ!? 部屋を片付けろって言ったのよ私は!?」
「ご、ごめんなさい!! すぐやります!!」
耳が千切れるかの強さで引っ張った女に対し、女の子が泣きながら謝ったその時だった。
「っ……何?」
舞姫が女の耳を引っ張っている腕を握りしめ、その事について聞く女。
「………手、放して……くれませんか?」
そんな女を、怯えながらも睨みながら言う舞姫だった。
いかがでしょうか?
本当は前後編一つにしようと思ったんですが、長いなと思ったので分けました。
また一部だけ他のアニメのパロディもありますので、そちらも問題がありましたらコメントで教えてください。
次回はオリジナルの描写もいれるつもりですので、よろしくお願い致します。
失礼致しました。