ヒロイン全員百合レズ 作:XW
ちょっとしたR-18場面もあるので、ご覧になってくだされば幸いです。
また今回で、前回出て来た女の正体が分かりますけど、殆どの方々はもう気付いてますか。
それでは、どうぞ。
「あぁむ……んぷぅ、んじゅ……ジュル……んはぁ、」
調教屋では、愛音が指についていた液体を舐めるようにして口にしていた。
もちろんその液体は愛液で、隣には先ほど堕とした……他の調教師が気を失っていた。
「まったく……とんだ新人が来たもんだよ? 見込みはあるとは思ってたけどねぇ。あんたはこの店を乗っ取るつもりかい?!」
「あら? だったらオーナーもこの後やります? 私……多少の年上でも行けますよ?」
「調子こいてんじゃないわよ!? 私はもうそんな事する歳じゃないわよ!?」
そんな愛音を見ながら言ったオーナーに対して愛音が冗談込みで呟くと、オーナーはツッコミながら愛音の前に座った。
「でもまぁ……あんたが他の調教師共の良い薬になったのは違いないかね。最近のはやれ道具やら媚薬に頼ってばっかりでね!? そんなの無くても女は調教できるって何度も言ってるがね!?」
「あら? 道具とか媚薬を使うのは別に悪い事でもないでしょ? 確かに頼りっぱなしってのは良くないけど、それらを使って互いに気持ちよくなれれば良いじゃないかしら? 私も相手によっちゃ使う時もあるし。」
オーナーの言葉に対してそう言い返した愛音。
確かに愛音も必ずや媚薬や鞭などの道具を使わないわけではない。
相手の女性が鞭や蝋燭を使ったSMプレイを好むのであればそれを使い、相手の女性と更に気持ち良くなりたい時は、最低限まで薄めた市販品の媚薬を使う時だってある。
だがまぁ……その殆どが愛音の技数によって既に堕とされた女ばかりではあるが。
「アッハハハハハハ!! そうかいそうかい!! でもなぁ……鞭やら市販の媚薬で堕とされた方がまだマシかねぇ。」
「んぅ? どう言う事かしら?」
「……まぁ、年寄りの独り言だと思って聞き流しな。このヨミハラ奥深くにある最深部の事さね。」
そんな愛音の発言に笑みを浮かべたオーナーだったが、次第に少し暗い顔を浮かべたのに気づいた愛音が聞くと、オーナーはそう言った後話始めた。
「最深部には中心部と同じぐらいの風俗と言った店が建ち並んでるがねぇ、その殆どの店で無理やり働かされている女の殆どが、薬漬けやら脳改造された女ばっかりさね。」
「………」
「特に最深部でもかなり有名娼館のアンダーエデン……あそこは最悪さね。殆どの女は無理矢理連れ去られて無理矢理脳改造され、そして無理矢理調教された奴ばっかりだ。しかも魔族相手にも拒否権無しに犯されるってもんだから、たまったもんじゃないさね。」
「……………そこで働いてる女の子は、最終的にどうなるの?」
オーナーの話を聞いていた愛音は、少し不機嫌になりながら質問した。
「…………ごく僅かの女は客に気に入られて商品として購入されるが、殆どは散々犯されて廃人になった後は、近くのゴミ箱か路地裏にポイ捨てさね。まぁ、あくまで噂だけどね。」
「……仮にその噂が本当だとしたら、気に入らないわね。」
オーナーの問いを聞いた愛音は、拳を握りしめながらこう答えた。
「脳改造とかそんなのに頼らないと女を堕とせない奴らってのは、大概が反撃されたら怖いヘタレ共よ。それにそんなので調教した女を堕としたって、気持ち良くなるのは自分だけ!! 女が絶頂したって望んだり元の意識でもなければそんなの……偽りの快楽よ。」
「…………」
「堕とすにしろ堕とされるにしろ、互いに気持ち良くならないと意味がないのよ性交は!! ただ犯す相手だけが満足する性交は性交じゃない、ただの陵辱よ。」
愛音の熱弁を聞き、思わず笑みを浮かべたオーナー。
愛音には愛音なりの性交するにしても、調教するにしての信条がある事を確認出来たからだ。
「フッ、アンタみたいなのがもっと多ければ、あそこもちったぁマシになったかもしれないねぇ。」
「んぅ? 何これ?」
「良い話聞けた礼だよ。今日はもう上がって良いから。」
そう言いながら大きなアタッシュケースを置いたオーナーに愛音が聞くと、オーナーはその問いに答えながら部屋を去って行った。
「…………っ、これは、」
オーナーが完全に去ったのを確認したのち、愛音がケースの中を確認すると、中には二種類のカプセルに入った薬それぞれ数個と、一枚の地図が入っていた。
「………オーナー、あなたは……」
――――
「………何? もう一回言ってごらん?」
「……手、放して……くれませんか?」
その頃舞姫はと言うと、女の子の耳を強く引っ張る女の腕を握りしめ、握りしめられながら聞いた女に身体を少し震わせながら言った。
「……何だいあんた? 顔と身体が良いからって、調子乗ってるの?」
「っ……手を、」
「良いさ……手を離してやる。」
そんな舞姫を睨みながら聞いた女に対し、少し慄きながらも舞姫が言い返そうとした矢先、女は女の子の耳から手を離したが……
「その代わりに……」
「っ!?」
「このガキの失態はあんたに払ってもらおうかしら……身体でね。」
女は舞姫の顔を睨みながら言った矢先、舞姫を部屋の壁まで追い込んだ。
「がぁ……んくぅ、」
(ち、力が強い……いくらなんでもこれは……)
「どうやらあんたには……しつけが必要そうだね。」
壁まで追い込まれ、右手首を掴まれ身動きを防がれた舞姫が思った直後、女は舞姫の鎖骨をワザといやらしく舐めた。
「んぅふぅう!!」
「あら? 感じやすいのかしら? ちょっと舐めただけなのに?」
「そ、そんな事は……」
「じゃあ……これならどうだい!?」
「んっかぁああ!?」
舐められた際の舞姫の反応を見て聞いた女に対して舞姫が答えようとした矢先、女に左胸を強く握りしめられ思わず声を上げてしまう。
「んぅハハハハハハハハ!! 随分と良い声で泣くじゃないか?! 良いわよあんた、ますます気に入った!?」
「……………」
握りしめられた胸に女の爪が食い込み、それで出来た傷痕から血が流れ、痛みで涙を浮かべる舞姫を見て女は笑みを浮かべ、その様子を見ていた女の子が怯えていると………
「………ニィ、」
(わ、私は大丈夫……大丈夫だからね。)
そんな女の子の様子に気付いた舞姫は笑みを浮かべ、そう考えながら女の子に心配かけまいと気張ったが、女は更に強く胸を握りしめた。
「っ!? ぬぅああああ!!」
「まだそんな顔が出来るなんてねぇ!? 良いわねあんた……本当、」
「食べちゃいたいぐらい。」
更に爪がくい込み、悲鳴を上げる舞姫を見て笑みを浮かべた女。
その女が見せる歯が尖っており、その歯を舞姫の首元に近付けようとした時だった。
「っ!? チッ!! 何だい良い所で!?」
「かはぁ!?」
女が身に着けていたウエストポーチに入っていた携帯に連絡が入り、その着信音に気付いた女は舌打ちしながらその着信に出、手が離れた舞姫はその場に座り込んでしまった。
「何だい!? くだらない用だったら切るわよ!? あぁ……ふん……ハァ!? そんなのそっちの連中で何とか……ハァ? あぁ……」
「…………………」
女が電話の内容にキレながらも頷く中、舞姫は今にも気を失いそうな意識を保ちながら、ウエストポーチにしまっていたデバイスを取り出し、女に気付かれないように写真を撮った。
「わぁもう!! 分かったわよ!! ったくあの店は……つくづく私が居ないと駄目見たいね。」
他の店からの救援の電話だったのか、その電話をイラつきながら切った女が舞姫を見ると、舞姫は既にデバイスを見えない場所に隠した。
「フン……運が良いわよあんた。私はこれから別の店に行くけど……何時かあんたを味わってやるからね。」
そんな舞姫を睨みながら言った後、女は部屋を後にした。
(まぁ……その何時かも、そう遠くないけどね。)
そう小声で呟きながら、不気味な笑みを浮かべて去って行く女の悪意には気づけなかった舞姫は、女が去ったのを確認したのち、咄嗟に隠したデバイスの画面を見つめた。
「…………はぁ、」
その画面には【送信完了】と書かれており、それを見て安堵した舞姫は、そのまま気を失ってしまった。
―――――
「お先に失礼します!!」
所変わって、百合子とフェルトと宙が潜入しているメイド喫茶では、今日の仕事を終えたフェルトは挨拶したのち、着替える為に更衣室に向かった。
「あれ? 百合子さん?」
「……………」
その更衣室に入ったフェルトは、更衣室の椅子に横たわって眠っている百合子を見つけた。
「……お疲れだったんですね。仕方ありません……ここ最近は百合子さんのご指名も多かったですし。」
百合子の寝顔を見つめながら呟くフェルト。
フェルトが言った通り、メイド喫茶に潜入した百合子はその容姿の良さと可愛らしさ、それに加えて性格の良さもあったのもあり瞬く間に人気メイドとして有名になっていたからだ。
「…………」
そんな百合子の寝顔を見つめたフェルトは、思わず百合子の頬に触れた。
少し指で押すだけでも柔らかい頬を撫で、近くに垂れた髪にも少し触れた。
「んぅ………」
そんな事をしてる内に顔を赤らめてしまったフェルトは、無意識の内に自身の身体を寄せ、百合子の顔に近付こうとした時だった。
「このエロメイド。」
「のわぁあああああああ!!」
後ろから宙に声をかけられた事に驚いたフェルトは、顔を赤らめながら声を上げてしまう。
「そそそそそ宙さん!? 宙さんも今日は終わりですか!?」
「うん、それで宿に帰ろうと更衣室で着替えようとしたら……フェルトさんが百合子を襲おうとしたのを目撃した所。」
「お、襲っ!? いやその……何て言うか……えっと……」
慌てながら宙に聞いたフェルトに宙はジト目になりながら答え、その返答を聞いたフェルトが顔を赤らめながら困惑している内に、百合子は目を覚ました。
「う、う~んっ……あ、フェルトさんに宙さん? すみません、私こんな所で、」
「えぇえええええ!? あぁいや大丈夫ですよ!? お疲れだったでしょうし!?」
今だ眠気がある百合子が声を口にしたのを聞いたフェルトは、まるで先程の自分の行いを隠す様に慌てながら言った。
「? 何かありましたか?」
「フェルトさんが百合子を襲っ、」
「わぁあああああ!? 何でもっ!? 何でもありませぇ!? あぁああ百合子さん!? 着信!? 着信来ましたよ!?」
「え? あぁ本当ですね。」
フェルトの様子が気になって聞いた百合子に宙が答えようとしたのを、慌てながら止めたフェルトの話を聞き、百合子はポケットに隠してたデバイスを手に取った。
「あ、舞姫さんからメールですね。何かあったんでしょうか? 情報交換はまだなのに………っ!?」
デバイスには舞姫からのメールが来ており、その内容を確認した百合子は次の瞬間、眠気も覚めたように眼を見開いた。
「……百合子さん? どうしたんですか?」
「舞姫は何て?」
「…………フェルトさん、合流しての情報交換明日、いや……出来たらこの後すぐには出来ませんか?」
百合子の反応を見て少し戸惑いながらフェルトと宙が質問すると、その百合子は冷や汗を掻きながら答えた。
「ヨミハラで横行してる失踪と殺人事件の主犯の正体……分かったかもしれないんで。」
そう少し動揺しながら言った百合子の手に持っているデバイスの画面には、舞姫からメールで届いた女の写真が載っており、その写真を見た百合子は女の正体が………
「鬼滅の刃」の女敵キャラとして登場する、堕姫なのではないかと思ったからだ。
―――――
「………んぅ、痛たたたたた……ここは?」
舞姫が目を覚まし、痛む胸を抑えながら上半身を起こすと、そこは店にある休憩室だった。
「えっと私は確か……っ!?」
気を失う前の自分が何をしていたのを思い出した舞姫は、急ぎ自身のデバイスを確認したら、気を失う前に送信したメールがちゃんと送信できたのを見て改めてホッとした。
「良かった、デバイスも特に弄られた様子もないですし……んぅ?」
呟いた舞姫がふと自身の胸を見ると、女の爪が食いこんで血が出ていた所に包帯が巻かれており、デバイスを取った場所の近くに二つの菓子パンと飲み物、それと冷えたおしぼりに手紙が置かれていた。
「…………あっ、」
≪お犬のお姉ちゃん、助けてくれてありがとう。≫
冷えたおしぼりで手首を冷やした後に手紙を見た舞姫は、その手紙が先程自分が助けた女の子からだと気付いた。
「…………フフッ、」
その手紙を見て舞姫が微笑んだ直後、舞姫の背後に数枚の帯が天井から降って来たかと思えば、その帯は瞬く間に舞姫を襲い……
それに気づかなかった舞姫の姿は、その場から消えてしまった。
いかがでしょうか?
もしかしたら次回以降はエロ描写が少なくなると思いますが、それでも良ければ次回もご覧いただければ幸いです。
失礼致しました。