※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 今回はラストバトル(第三章の)前の話です。
 少し前回より長めですが、見てくだされば幸いです。
 また今回で初登場するキャラも登場するので、そちらもご覧になってください。
 それでは、どうぞ。


第十七話 激闘開始~決意も添えて~

 

「水城……不知火さん。」

 

「な、何でこんな所に……」

 

「まさかと思うけど、まさかあのオークに堕とされて………」

 

「………………」

 

 目の前に立つ不知火の姿を見て雲母と宙とユリシアが唖然となる中、愛音は変わらず不知火と立ち上がったヤザキを睨んだ。

 

「おっ!! 遅いぞ不知火!! 何処をフラついてた!? 後でお仕置きだからな!?」

 

「あら怖い♪ でも私にとってそのお仕置きは……ご褒美と大差ありませんわ。」

 

「ぬぅうう……そうだったな。ならこいつらをどうにかすれば、お仕置きと褒美、両方くれてやる!!」

 

「あらあら……なら仰せの通りに。」

 

 ヤザキの話を聞きながら妖美に笑った不知火は、そのまま薙刀の刃を愛音達に向けた。

 

「ちょっとぉ? そいつらは私が先客何なのよ!? 勝手に横取りしないでくれないメス豚!?」

 

『っ!?』

 

 その直後に背後から堕姫の声が聞こえ、声のした方に顔を向けるとそこには………

 

「まったく……本当にここに来るなんて……その度胸だけは認めてあげるわ。でも……どの道あんた達全員、ここで敗れて奴隷娼婦行きだけどね!?」

 

 っと、堕姫は話すのだがその姿が、ゆきかぜ達が倒した分身の帯を取り込み本来の髪の色である白色、全身にヒビのような模様が描かれた完全体の姿だった。

 

「あ、あの姿は……もしかして、」

 

「完全体………」

 

「最悪ね………正門の虎と後門の狼ならぬ、正門の兎と後門の鬼って所かしら。」

 

 そんな堕姫の姿を見て雲母と宙が呟き、ユリシアがこの状況を見て額に汗を掻きながら言った。

 状況を見る限り、今の不知火は敵。

 そして今の堕姫は完全体で帯の数も先ほど以上。

 まさに絶体絶命の状況だった。

 

―――――

 

「そんな……敵に墜ちた不知火さんを相手にするだけでも最悪なのに、完全体になった堕姫も相手しないといけないなんて………」

 

「ゆ、百合子さん…………」

 

 そんな危機的な状況を車内のオペレーター機から知った百合子が頭を抱えたのを見て、思わず呟くフェルト。

 

「………不知火さんの行方不明と凛子さんの潜入任務、そしてアンダーエデンと、ここまでは私の知っていた知識と同じなんですけど、まさか不知火さんと直接対決になるなんて………」

 

「百合子さんの知ってるオリジナルでも、水城不知火さんは強いんですか?」

 

「活躍する媒体によって分からないのもありますけど、能力や実力はアサギさんに並ぶのは確かです!! そんな不知火さんを相手どるだけでも大変なのに……完全体になった堕姫も相手しないといけないなんて……」

 

 フェルトの問いに答えながら、頭を掻きながら悔し顔を浮かべる百合子。

 オリジナルでのゆきかぜ達の末路、そして堕姫の正体に気づいた事で、最悪な事態を防げるかもしれないと……心中では少し思っていた百合子。

 だが現実は非情と言うか斜め上に最悪な状況で、その事に悔しがっていた。

 

(どうすれば……みちるさん達が合流してくれたら多少はマシにはなるだろうけど……それでも、それでもこの状況を覆せるかどうかは!?)

「んぅ?」

 

 そう頭を悩ませていた百合子の肩を、フェルトは優しく触れながらこう言った。

 

「フェ、フェルトさん………」

 

「信じましょう、皆さんを。だから私達も……できる事をしないと。」

 

「そ、そうですね………っ!!」

 

 フェルトの優しい言葉に頷いた百合子は、何かに気づいてデバイスを手に持ち、ある情報を調べていた。

 

「………なんとかなる、かもしれません。」

 

 その情報が乗る画像を見ながら、フェルトに話しかける百合子だった。

 

―――――

 

「ねぇ? あんた……水城ゆきかぜの母親でしょ?」

 

「あら? ゆきかぜのお友達かしら?  えぇそうよ。」

 

 最悪な状況の中、愛音が話しかけた事に不知火が頷くと、そんな不知火に話し続けた愛音。

 

「前にゆきかぜから聞いた……あんたはおっぱいがデカ過ぎる以外は自力もあって自慢の母だって。なのに……そんなあんたが、何でそんなバケモンに味方してんのよ!?」

 

「っ……へぇ、それ気になるの? じゃあ教えてあげるわ。まぁ簡単に言うと……この方のチ●ポに墜ちちゃった? って感じかしら?」

 

 そう愛音が指さしながらの問いに対し、不知火はヤザキに抱き着き、豊満すぎる胸を歪ませるくらいにくっつきながら答えた。

 

「フフフフっ!! 何も可笑しくないわ!? このヨミハラ……とりわけ最深部では当たり前の事よ!! 身体を好き勝手に改造され、挙句の果てにゴブリンやらオークと言った魔獣共の慰め者になる!! それがここで生きる女達の末路ってね!!」

 

「ハァあ!? 何よそれ!? 何を根拠にそんな!?」

 

「実際その女が何よりも証拠よ!! 最初は強がっては居たけど、体に媚薬塗られてオークに犯され、胸もア●コも尻もヤザキ共の好きなように改造され、何十回も、何百回も休みなしに犯されてる内に屈して墜ちた!! 所詮こいつも……そこらへんで倒れている女より少し気に居られただけで他と大差ない雌だったって事よ!?」

 

「酷い………」

 

「本当……同じ女であるあんたが言ってるのが可笑しいくらいだわ。」

 

 その後、雲母の問いに答えながら堕姫が言い放った言葉を聞き、歯を食いしばりながら呟く宙とユリシア。

 

「まぁ安心しなさい。すぐにあんた達もその女と一緒のように……」

 

「ふざけんじゃないわよ!?」

 

『っ!?』

 

 そうして堕姫が言いかけた直後、力強く叫んだ愛音を見て雲母達まで驚いた。

 

「好き勝手に身体を改造して……それに加えて何十回、何百回も休みなしで犯して……その結末が屈して墜ちただぁ? 違うわ?」

 

『っ?』

 

「堕ちたんじゃなくて……あんたらが無茶苦茶な犯し方して、自己満足で無理やり堕としたの間違いでしょうが!?」

 

 そう、ヤザキを睨みながら叫んだ愛音の言葉からは、今までにない以上の怒りを感じていた。

 

「話には聞いていたけど……ここで住んでる奴の話聞いたら余計最悪ねこの場所は!? 自分勝手に脳とか身体を改造して、挙句の果てに休ませることもなく犯して堕としたってねぇ!! そんなので気持ちよくなるのは改造したり犯した相手だけ!! 単なる自己満足よ!?」

 

「でも……実際に私は気持ちよかったわ。本人が言うから間違いないわ。」

 

「改造されてなかったらね!? あんただって最初は、こんな化け物共に犯されたって気持ち悪いだけだったでしょ!? それを捻じ曲げて無理やり堕としたのは誰でもない………あんたが今抱きついてる化け物でしょ!?」

 

 不知火の言葉にも折れず、愛音は叫び続けた。

 

「良いぃ!! 堕とすにしろ堕とされるにしろ!! 互いに気持ちよく絶頂ないと意味ないのよ性交やSEXは!? それを……堕とす側の自己満足だけが目的でやるなんて、そんなの………そんなの酷すぎる凌辱よ!!」

 

「ぬぅうう!!」

 

「悔しかったら改造なんかしないで、自分の実力で女堕としなさいよ!! このヘタレオーク!!!」

 

 愛音の言葉にヤザキが歯を食いしばり、そんなヤザキに対して怒鳴り上げる愛音だった。

 

「言ってる事……半分無茶苦茶。」

 

「でもまぁ、この状況だと正しく聞こえるわね。」

 

「そう言う女なのよ。千鳥ヶ淵愛音って女は。」

 

 愛音の言葉を半分呆れながら聞いていた宙と雲母が呟き、笑みを浮かべながらユリシアが言った直後だった。

 

「本当……こいつら見たいなのに犯されて可笑しくなるぐらいならいっそ、あんたに犯されて気持ちよくなった方が断然良いわ。」

 

「っ!?」

 

 その言葉と同時に銃撃が響き渡ると、ヤザキの右腕が雷撃で焦げ、そのまま地面に転げ落ちた。

 

「ギャアアア!! 俺のぉ!? 俺様の腕がぁ!?」

 

「………まったく、何時からそんな悪い子になったのかしら?」

 

 右腕を撃ち落とされ、悲鳴を上げるヤザキを見た後、撃ち落とした本人を睨みながら言う不知火の視線の先には……

 

「私からして見たら……何時からそんな身体だけじゃなく中身もイヤらしくなったのよ? 母さん。」

 

 ライトニングシューターの銃口を向けるゆきかぜが不知火を睨んでおり、ゆきかぜの後ろにはハユルや百花に舞姫だけでなく、ゲシュペンストを纏ったみちるに戦術機を纏った茜達が立っていた。

 

「みちるさん!? それに皆も!!」

 

「舞姫!! 無事だった!?」

 

「はい!! お世話がせして申し訳ございません!!」

 

「こっちはもう片付けた!! 凛子も、一緒に助けた須磨にまきをに預けてある!!」

 

「こっから私達も、借り返しに力を貸すぞ!!」

 

 みちるに舞姫達の姿を見て雲母と宙が言うと、舞姫とみちると祷子が言いながら、ヤザキと堕姫を睨み続けた。

 

「…………………」

 

「…………………」

 

 そんな中、ゆきかぜは今だに不知火に銃口を向け続け、不知火もそんなゆきかぜを睨んだ。

 

「ぬわぁあああ!! 雌豚共が……どいつもこいつも舐め腐りおってぇ!! もの共ぉおおおおお!!」

 

 そんな中、ヤザキが声を上げた後に叫ぶと、周囲の至る所からオークにゴブリンと言った魔獣共が姿を現した。

 

「ヒィイイイイ!! こいつらいつの間に!?」

 

「どうやらここは……こいつら魔獣共の隠れ家兼娯楽場って所か。」

 

「そんな事より……この数どうするのぉ!?」

 

 多恵が悲鳴を上げ、額に汗を掻きながら茜が呟いた後、この最悪すぎる状況に萌香がうろたえていたその時だった。

 

「ファイナル・ビームゥ!!」

 

 その声と同時に発射された光線が、現れた魔獣の群れの一部を一掃した。

 

「どうやら……間に合ったようね。」

 

「っ!! お前たちは!?」

 

 光線が止み、発射された位置からの声を聞いたみちる達が見るとそこには、「対魔忍シリーズ」に出てくる心願寺紅に加え、「マジンボーン」に出てくるダークパンサーを纏ったリーベルト、「呪術廻戦」に出てくる三輪霞、そして「スーパーロボット大戦シリーズ」に出てくるグルンガストが立っていた。

 

「フェルトちゃんと百合子ちゃんの救援要請があって来たけど……どうやら来て正解みたいね!!」

 

「その声……もしかして駒木さん!?」

 

「えぇ、百合子ちゃんの話を聞いてこっちも戦術機では分が悪いと思ってね……頼み込んでこれを使えるようにしたわ!!」

 

 そのグルンガストを纏っている駒木咲代子が言った言葉を聞き、グルンガストの正体が咲代子だと気づいた雲母が呟くと、それに頷きながら答える咲代子。

 

「事情は前々からハニーさんから、状況は百合子とフェルトの通信から聞いた!! 半分私の先輩の不始末掃除見たいな物だし……私達も力を貸すわ!!」

 

「………じゃあ、こっちも足を引っ張らないように気を付けるさ!!」

 

 その後紅の言葉にみちるが言い返した後、愛音と雲母、そしてゆきかぜ達は構えた。

 

『………………』

 

 全員が緊迫な状況で構え、不知火と堕姫は余裕の態度を取るこの静けさは……これから起こる激闘の嵐の前の静けさを予見していた。

 

「………お母さん。」

 

 そんな中、ゆきかぜは決意と共にライトニングシューターを握りしめ、不知火を睨みながら小さく呟き……

 

「…………(アレ!? この状況……私居る!?)」

 

 一人場違い感があると思っている霞は、心中でそう思ってしまった。

 

 




 完全に百合子が主人公に空気になりかけてる件。
 次の章は出来るだけ出番を増やすように頑張ります。
 もしくは自分が別で書いてる、「百合の花、レズの風に咲き乱れる」で番外編見たいな形で書こうかなとも考えてますが、それは良いのでしょうか?
 何か意見などありましたら、また感想か活動報告、メッセージにてコメントお願いいたします。
 それでは、失礼いたしました。
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