※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 今回は百合レズSEXな話よりも、百合子とフェルトとクリスティナの関係性が主体な話になっています。
 それでもよろしければ、ご覧になってくだされば幸いです。
 それでは、どうぞ。


第二十七話 壁は一気に壊すのではなく自分で、少しずつ壊すもの

 

 

「…………。」

 

 さかのぼる事数時間前、その日もフェルトは一人、KISARAGI総本部の屋上で少し悲しげな眼を浮かべながら、屋上から見える街を見つめていた。

 

「最近よく来るね、ここ。」

 

「っ、クリス……」

 

 そんなフェルトの背後からクリスティナが声をかけ、クリスティナはさっき買った飲み物をフェルトに渡しながら隣に立った。

 

「もう話題になってるよ? フェルトがあの百合子ちゃん絡みの作戦を自分から辞退したって話。」

 

「………らしいですね。」

 

「否定はしないか……ねぇ? 何で辞退なんかしたの? フェルトにとっても、彼女は大切な存在になってるんじゃなかったの?」

 

 クリスティナの話を聞いて頷いたフェルトに対し、クリスティナは単刀直入で質問した。

 

「……大切な存在だから、かな?」

 

「んぅ? どういう事?」

 

 その問いに対して答えたフェルトの発言にクリスティナが首を傾げる中、その後もフェルトは話し続けた。

 

「確かに……私にとっても、百合子さんは大切な存在だし、百合子さんともっと仲良くなりたいし、その……それ以上にもなりたい………けど、」

 

「けど?」

 

「けど……百合子さんにはもっと、他の皆とも仲良くなって欲しいのも本当。だから今回の作戦だって本当は……参加したかった。けど……」

 

「けど………それだと自分が必要以上に百合子ちゃんとやってしまうかもしれないし、下手したら自分に依存してしまうかもしれない? だからあえて辞退した、って事かな?」

 

 っと、フェルトの話を聞いてクリスティナが呟いたのを聞き、既に顔が赤くなっていたフェルトはさらに真っ赤にしながら頷いた。

 

「そんなに気にする事無いと思うけどなぁ~。流石に依存まではしないと思うけど?」

 

「かもね………でも、百合子さんにはKISARAGIの皆ともっと仲良くなって欲しいのも本当だし、これを機に百合子さんが皆との壁をなくしてくれたら私も嬉しいし……それに、」

 

「それに?」

 

 クリスティナの話に対してフェルトが答え、その答えの最後にフェルトはこう答えた。

 

「私はもう……十分すぎるくらい仲良くなっちゃったから。」

 

「……………」

 

 そんなフェルトの話を聞いたクリスティナは、思わず目を補足してしまうのだった。

 

―――――

 

「っで、その後フェルトは仕事に戻るって言って去っちゃったって、私は今に至るって所……かな!?」

 

「んひゃぁああ!? そ、そんな大事な話……私のアソコ弄りながらはなさないでっ!? あぁあああ!?」

 

 そして今、クリスティナはKISARAGI総本部内にあるトイレの一つ内で、百合子のクリトリスを弄りながら話しており、その話を聞いていた百合子は、クリトリスを弄られた事で何度も声を上げてしまっていた。

 

「ハァ……ハァ……ハァ……ク、クリスティナさん……や、やっぱり、怒ってるん、ですか?」

 

「……何でそう思ったの?」

 

「だって……フェルトさんがそう考えるようになったのはわ、私のせいだかっ!? んぐぅ!?」

 

 息を整えながら呟いた百合子の話にクリスティナが聞くと、その問いに対して答えかけた百合子の唇をクリスティナが奪った。

 

「んふぅ……ふはぁ!! んジュゥ……ジュはぁ!? ハァ…ハァ……ハァ………」

 

「………怒ってるよ。でも、私が怒ってるのは……今のフェルトに対する事と同じかな?」

 

「え?」

 

 唇を離し、息を荒く吐く百合子を見あげながら言ったクリスティナの言葉に、思わず首を傾げた百合子にクリスティナは答えた。

 

「フェルトも百合子も……二人して互いの事を思ってるのは良いけど、それで自分から壁作ったり、自分から距離を取ろうとするなんてそんなの……そんなの自分が苦しいだけじゃん。」

 

「………………………」

 

 クリスティナの言葉に、百合子は何も言い返せないでいた。

 その言われた言葉が今の、これまでの百合子にも突き刺さったからだ。

 

「………確かに私は、フェルトさんだけじゃなく、皆を自分勝手に手を出して、憧れの人達を汚してしまうのが嫌で壁を作ったりしました。その……フェルトさんとの性交で、性交する事に関しては何とかなったんですが……けど、」

 

「それでも……転移した自分が、この世界に好き勝手に介入しちゃいけないって思ったと?」

 

 百合子の話を聞いてクリスティナが言った事に対し、百合子はただただ頷くしかなかった。

 

「ハァ……でもね百合子ちゃん、百合子ちゃんだって、もうこの世界の一部なんだよ。」

 

「え……んぅ、」

 

「確かに百合子ちゃんは、この世界に転移して来た。でも皆と一緒に過ごし、皆と一緒に嬉しさを共感しあって……もう、それだけで十分だと思う。この世界の人間でもあるって証拠は。」

 

 ため息交じりに話した後、百合子の胸を揉みながら言ったクリスティナは、その後も話し続けた。

 

「だから……ゆっくりでも良い。もっと私達と仲良くなろう? 少しずつでも壁を壊して行って、皆ともっと仲良くなれたら……私も、フェルトも、皆も……そして百合子ちゃんも嬉しいと思うから。」

 

「クリスティナさん……んぅうう、」

 

 百合子の胸を揉み続けながら、笑みを浮かべたクリスティナの言葉を聞いた百合子は、またも唇を奪われてしまった。

 

「んふぅ……んくぅ……んジュ……ジュルゥ!! んチュ!! んくぅチュ!! チュハァ!!」

 

 唇、胸、そして膣、三つを同時に責められた百合子が、それに何度も感じ続けた直後だった。

 

「んぅうう!? んはぁあああ!?」

 

 百合子は絶頂を迎え、大量の愛液を噴出させた。

 幸い行為する際にクリスティナに言われズボンとパンツを脱ぎ、トイレに愛液が落ちた形になったので、大事には至らなかった。

 

「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……は、話がしたいなら性交中に、しかも……トイレでする必要はなかったんじゃないですか?」

 

「んぅ~? 百合子ちゃんと話がしたかったってのもあったけど……一度、百合子ちゃんの身体を味わいたかったからかな? トイレだったのはここが近かったから?」

 

「何ですかそれ……んぅ、」

 

 息を整えながら聞いた百合子の問いに、クリスティナがそう答えたのを聞いて須戸笑いながら言った百合子の唇を、再び奪うクリスティナだった。

 

―――――

 

「えっとその……今日は、色々と……ありがとうございました。」

 

「気にしないで。じゃあ……もう大丈夫だよね。」

 

 その後トイレから出、クリスティナに礼を言った百合子が頭を下げているのを見てクリスティナは手を振りながら言い返し、それに頷いた百合子はそのまま去って行った。

 

「…………………」

 

「あっ!? クリスティナさん!?」

 

「んぅ?」

 

 百合子の背中を寂しそうにクリスティナが見ていた直後、そんなクリスティナに対して振り返りながらこう言った。

 

「フェルトさんは……上手くは言えませんけど今でも!! いや、これからもクリスティナさんの事!! 大好きだと思いますよ!!」

 

「っ………フェルトは今、更衣室に居ると思うから、そこに行って見たら!!」

 

「はい!! ありがとうございます!!」

 

 クリスティナに対して叫んだ百合子に対してクリスティナは言い、その言葉を聞いた百合子は礼を言ったのち、そのまま走って行った。

 

「………ハァ、まったくもう、優し過ぎるくらい優しいんだから。」

 

 そうして百合子が去ったのを確認すると、クリスティナは近くの壁にもたれながら呟き、

 

「なんだか……私まであの子の事が、本気で好きになっちゃった。」

 

 っと、顔を少し赤らめながら呟くのだった。

 

―――――

 

「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ………」

 

 その後百合子は、息を整えながら走った後一回止まり、自身の胸に手を当てながら………

 

(………私には、刹那さん達見たいな世界を変えるような力はないけど……誰かの悲しみを変える事は、全ては無理でも少し出来るはず!!)

 

「その為なら私は……変わる、変わって見せる!!」

 

 そう、何かを決断するかのように言った後、再び走り出した百合子の行先は更衣室で、そこにはクリスティナが言った通り、フェルトの姿があった。

 

「ゆっ!? 百合子さん!? ど、どうして………」

 

「ハァ……ハァ……ハァ……フェ、フェルトさん、この後、予定は?」

 

「あ、ありませんけど……」

 

「そうですか……だったら!!」

 

 百合子の突然の登場に驚くフェルトに百合子は聞き、それに答えたフェルトの返答を聞いた百合子はフェルトに近づいてその両手を握ると……

 

「この後その……わ、私の部屋で……しませんか?」

 

「え? 何を……」

 

「だから……いや、してください!! 私と性交を!!」

 

 顔を真っ赤にし、少し照れながら言った百合子の言葉に首を傾げ、再び聞こうとしたフェルトに対し、百合子は更に真っ赤にしながら言い叫びのだった。

 

「………え?  えぇええええ!?」

 

 百合子のその発言を聞いたフェルトは、それに思わず顔を赤くしながら驚くしかなかった。

 

 




 いかがでしょうか? 
 少し急ぎ足になって変な部分もあると思いますが、そこはご了承してくだされば幸いです。
 とりあえず次回の話で第四章は終わりですので、次回も見てくだされば幸いです。
 それでは、失礼致しました。
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