ヒロイン全員百合レズ 作:XW
色々あって遅くなってしまいました。
今回は前回に続いて情報収集の回と、次回への展開の始まりと言った感じな回です。
今回はかなり話し合いメインの話になりますが、それでも良ければご覧になって見てください。
それではどうぞ。
「はいこれ、急な用事だったのもあるから駅前でのだけど。」
「あぁ良いよ気にしないで!? あ、今お茶入れるから!?」
ヴィラネスシティから少し離れた高原にある家……そこには「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」のアズサ・アイザワだけでなく、アズサと同じ「スライム倒して300年(以下略)」のライカにファルファとシャルシャ、ハルカラにロザリーとフラットルテの姿もあった。
そんな家に百合子達は、ダークネスクローに関する情報を得る為にやって来、今はメノウが駅前で買って来た菓子をアズサに渡している所だ。
「KISARAGIの来ないから、連絡が来た時はビックリしたよぉ~。」
「えっと……アイザワさんはKISARAGIの皆さんとも面識が?」
「アズサで良いよ。そこに居るメノウちゃんやハニーさんも含んだ何人かとね。たまにKISARAGIが困った時に助けに向かう時もあるから。」
「アズサさんは、ヴィラネスの中に居る私達に協力的な人の一人兼、ヴィラネス関連で何かあった時の解決とかもしてくれるんです。」
「な、成程……」
お茶の準備をライカとするアズサを見ながら質問した百合子にアズサは答え、その返答を聞いたフェルトの話を聞いて百合子が納得してる内に、お茶の準備が終わったらしい。
「それでその……今回来たのは、私達からダークネスクローの情報を得る為にでしたよね?」
「具体的には、そのダークネスクローのオリガ陣営の情報ね。ここ最近の奴らの侵略の速度は日に日に増しているわ。これ以上奴らに先手を奪われない為にも……」
「奴らの情報を得て、逆に先手を打つ……って所ですか。」
メノウ達が買って来た菓子と茶を食しながら、ライカが聞いた問いにメノウが答え、その話を聞いて少し俯くハルカラ。
「うぅ~ん、って言われても……私もダークネスクローに関してはそこまで詳しいってわけじゃないしなぁ。」
「でも、あんたなら穏健派の魔族とも繋がるがあるし、その魔族の面子の誰かと話す為にも、あんたの力が借りたいわけ!?」
同じように話を聞き、腕を組みながら首を捻ったアズサに話すゆきかぜ。
例えアズサ本人から情報を得られなくとも、アズサと知り合いである穏健派の魔族から情報を得れるかもしれない。
その魔族とコンタクトを取る為にも、アズサの協力が必要らしい。
「成程ね……確かにそれなら、一人心当たりが居るかも?」
「ほ、本当ですぅ!?」
「でも、問題はその人が協力的かですけど……」
「その辺は問題ないよ!? なんだかんだで優しいから。ちょっと準備するから待ってて。」
その話を聞いたアズサの返答を聞いてミレイナが驚く隣でフェルトが心配そうに言ったのを見て答えながら、アズサは準備にかかろうと一旦席を立とうとすると………
「あ、あのっ!?」
「んぅ? どうしたの?」
「一つ……提案があるんですけど……」
そんなアズサを見て何かに気づいた百合子が手を上げながら言い、アズサは百合子の事やその百合子の提案を聞いた数時間後……
――――――
「まさか入浴剤入りとは思わなかったぞ!? 気持よかったけどな!!」
アズサ達の家にある浴室から、風呂上り特有の湯気や顔を浮かべながら出て来た……これまたアズサ達と同じ「スライム倒して300年(以下略)」のベルゼブブはドアを開けながらツッコんだ。
どうやら百合子の提案とは、アズサが必ずベルゼブブを呼び出すときに浴室から現れるを知っていた為、少しでもベルゼブブの好感度を上げる為に、沸いた風呂の中に先ほど買っておいた入浴剤を入れる事だったらしい。
「まさか……本当に風呂場から出て来るとは……」
「流石……私達の事を私達以上に知ってる百合子さんの提案なだけありますね……」
「私達としたら……私達のオリジナルの事を知っていること自体にも驚きです。」
っと、ベルゼブブを見て野薔薇と霞が驚きながら呟く隣で、別の意味で驚いていたライカだった。
「フゥ……っで、今日は何の用じゃ? なんか見慣れない奴らも居るようじゃが?」
「あぁ……私が説明します……」
その後、ふとため息をつきながら聞いたベルゼブブに手を上げ、事の詳細を話すフェルトだった。
―――――
「成程のぉ……オリガの奴め、墜ちる所まで墜ちてしまったか。」
「ベルゼブブ……そのオリガって奴と知り合いなの?」
話の内容の一部がアレな為か、ファルファとシャルシャを一旦外で遊ばせ、その相手をミレイナが相手してる中でフェルトの詳しい説明が終わり、その話を聞いたベルゼブブが茶を飲みながら呟いたのを聞き、そう質問するアズサ。
「……知り合いではあったが、奴とは昔から粗利などが合わなくとのぉ。百合子と言ったか? お主なら知ってとる思うが、奴は昔からダークエルフこそが非常に高貴な種族と思っとる。」
「は、はい……それで他の種族を見下してるってのも知ってます。」
少し俯きながら答えたベルゼブブの問いに百合子が答えた後、再び話し始めるベルゼブブ。
「そうじゃ、奴は人族だけでなく、それ以外の種族の者達も下に見ていた。そんな日々を過ごしてる内に我ら穏健派とも完全に意見が合わなくなり、最終的に奴は、自分に忠誠を誓うダークエルフを率いて自分達の領土を作り上げてたのじゃ。」
「他の奴を見下すだけに飽き足らず、自分に忠実な僕共と共に自分達の国を作るってか?! まさに女王様のやる事ね。」
「まったくです!! それに高貴な種族って思ってるでしょうけど、ダークエルフなんて私らより強いだけの戦闘狂ばかりのトラブルメイカーですよ!?」
「一番のトラブルメイカーが何言ってるっスか?」
「ガーン!!」
ベルゼブブの話を聞いて野薔薇がそう言った後、少し怒り気味に言ったハルカラにロザリーがツッコみ、それを聞いてショックを受けるハルカラだった。
「アハハ……でもさっきの話を聞いた限りではそのオリガ、かなりプライドが高そうなが高そうな人よね? そんな人が何でダークネスクロー何かに加担して、挙句に他国への侵略行為なんて真似を?」
「それに前に聞いた百合子の話ですと、オリガは寿命なのもあって力が衰えているはず。そんな人が率いる陣営が、どうしてここ最近まで侵略行為を進められるんでしょうか?」
っと、ベルゼブブの話を聞いたアズサが顎に手を添えながら話した後、ここに来る前に百合子から聞いた事をフェルトが呟くと……
「……奴がダークネスクローなぞに力を貸したのと関係があるかは定かではないが、奴が衰えていた力を取り戻した原因は……恐らくこやつにあるじゃろ?」
「……っ!? これは!?」
そう言ってベルゼブブは、風呂から出て来たのもあって濡れてたとある写真を取り出し、その写真を見て驚く百合子。
「我も我なりにダークネスクローの事を調べておってな。オリガの事も調べてる内にこ奴と対面したとしってたが……お主、こ奴の事も知っとるのか?」
「は、はい……名前はディネリンド。自分を魔女と名乗るハイエルフだったはずです。」
そう話したベルゼブブが聞いた後、百合子は写真に写る「巨乳エルフ母娘催眠」に出て来るディネリンドなのを知って少し驚きながら答えた。
「ハイエルフ……そいつが何でダークエルフのオリガに力を貸してるののだ?」
「ねぇ、そのディネリンドってのは……百合子ちゃんが知ってるオリジナルだとどう言う奴なの?」
「え!? えっと……そのですね………」
フラットルテが呟いた後にアズサが百合子に聞くと、百合子は顔を赤らめながら自分の知る「巨乳エルフ母娘催眠」でのディネリンドやそのオリジナルの事を話した。
―――――
「あぁ……そ、そうなんだ……そう言う感じなのね……」
「本当……ファルファとシャルシャを外に出しといて良かった……」
っと、百合子の話を聞いた殆どが顔を真っ赤にしており、同じように真っ赤にしながら呟くメノウとアズサ。
「ゴ、ゴホンっ!! でも百合子さんの話が確かなら……オリガの力が復活したのも、ディネリンドが生命の樹の指輪をオリガに渡したのが原因なんでしょうか?」
「可能性としては高いじゃろうな。現に奴がオリガと接触し、そのまま配下になったのも、オリガの力が元に戻ったのと同時期じゃ。」
「付けた者の生命力を増幅させる指輪……噂には聞いてたが、実在するのだな……」
咳払いしながらライカが言った事にベルゼブブも頷き、フラットルテも顎に手を添えながら呟いた。
「それに……奴らの異常なまでの侵略速度も、百合子ちゃんの話が確かなら説明もつくわ。」
「はい……恐らくこの世界のオリガも、ディネリンドから生命の樹の指輪と同時に催眠能力を手に入れたとすれば……」
その後、同じように顎に手を添えながら呟いたメノウの言葉にフェルトが頷きながら言った後、百合子達は思わず黙ってしまった。
オリガがディネリンドと接触したことで復活した力と、新たに得た催眠能力。
それによりオリガは侵略する国々の者達を次々と催眠して行き、瞬く間に侵略を完了していった。
おまけにオリガの高い妖術師としての技術をもってすれば催眠も自由に増強させる事も可能。
想像以上の脅威に、何人かが冷や汗を掻いてしまう程だった。
「………とにかくオリガの催眠能力に関しては後で対抗策を考えるとして……」
「は、はい!! 出来ればオリガ陣営の事をもう少し知りたいんですけど……ベルゼブブさんは、」
っと、話を切り替えようとメノウと百合子が言い、百合子がベルゼブブに対して聞こうとした直後だった。
「ママ!!」
「っ!? どうしたのファルファ!?」
「街の壁外に……」
『っ!?』
ミレイナと一緒に慌ててやって来たファルファを見てアズサが聞いた後、シャルシャが答えた話を聞いて百合子達も驚愕した。
―――――
所変わって、立香達がやって来た鬼の里。
そこはオーガと言った鬼の角を生やした魔族の女性達が主に住まう里で、街風景は里と言うより、江戸時代の街並みに近かった。
立香達はその里の向こうにある山岳に存在する、ナイトレイドの秘密基地に向かう前に鬼の里の者達に挨拶に来ていた。
「成程……ダークネスクローの情報を得る為に。」
「本当はオリガ陣営だけでもってハニーさんは言ってたんだけどね。他の陣営の事を知った方が良いって、一応私の後輩が……」
「確かに、それなら裏社会の事を知ってるナイトレイドに情報を聞くのが得策ね。」
っと、鬼の里にある屋敷で話を聞いていた「転生したらスライムだった件」の、この里の主でもあるシュナが言った事に立香が答え、それを聞いていた「Re:ゼロから始める異世界生活」のラムも、顎に手を添えながら頷いた。
「……分かりました、それなら私達も同行します。」
「えぇ?! 本当ですか!?」
「そこまでしなくとも、ナイトレイドの基地までの道を教えてくださるだけでも……」
「いえ、ダークネスクローの事に関しては私達も無関係と言うわけではありませんので………」
そう言ったシュナの言葉に立香とマシュが驚きながらそんなシュナの話を聞いていた直後だった。
「主殿!?」
「んぅ? どうしたの?」
「里の外に……多数の魔物の軍勢が……」
『っ!?』
慌ててやって来た立香のチームメイト兼恋人の一人でもある「Fate/Grand Order」の巴御前の話を聞き、立香達は急ぎ鬼の里の外を見ると、無数の魔物が里へ近づいてきていた。
「こ、こんなに沢山の魔物が……」
「見た感じ……1000体はあるわね。」
「…………」
「立香!!」
マシュとラムの話を聞きながら、同じように魔物の軍勢を見ていた立香に、今度はモモが慌てながらやって来た。
「さっきメノウ先輩から連絡があって、ヴィラネスシティにも1000体以上の魔物が!!」
「っ!! それは本当ですか!?」
「まぁ……あの町に居る連中の何人かなら、1000くらいは容易いけど問題は……」
「この軍勢を、誰が率いてるかって事よね?」
モモの報告を聞いてシュナとラムが呟いた後、立香が顎に手を添えながら考えていると、立香の脳裏に段蔵の声が聞こえた。
《主殿!! 魔物の軍勢の後方に人影が二つ!?》
《っ!? もしかしてその二人が……正体は分かる?》
《はい……デバイスにあるデータベースを見る限り二人は……》
軍勢を調べていた段蔵からの念話を聞いた立香は、そう段蔵に対して念話で聞くと……
「ダークネスクロー、ナザリック陣営の……プレアデス、ユリ・アルファと、エントマ・ヴァシリッサ・ゼータです!!」
段蔵が目に映った……「オーバーロード」に出て来る、プレアデスのユリ・アルファとエントマ・ヴァシリッサ・ゼータを見て答えた。
そしてヴィラネスシティに近づいて来る魔物の軍勢の後方には同じく「オーバーロード」のルプスレギナ・ベータとソリュシャン・イプシロンの存在があった。
二つの街を巻き込んだ戦いが……同じタイミングで起ころうとしていた。
いかがでしょうか?
引き続きエッチな場面がないお話が続きますが、それでも構わなければ次回もよろしくお願い致します。
失礼致しました。