ヒロイン全員百合レズ 作:XW
前回より少し短めですが、良ければご覧になってくだされば幸いです。
それでは、どうぞ。
「………んぅ、んふぅ……アレ? ここは……」
二つの戦いが終わった翌日の朝、目を覚ました百合子は先ほどまで寝てた場所を見て首を傾げながら、昨日何があったかを思い出していた。
(そうか……私達はプレアデスのルプスレギナとソリュシャンの襲撃の事後処理とかを終わった後、今日は遅いからってヴィラネスシティの宿に泊めてもらったんだった……)
「んぅ……んぅうう……」
そう心中で呟いていると、隣から寝声が聞こえたので振り向くと、そこには同じベッドで寝ていたフェルトが起きた所だった。
「んぅ……あ、あぁ百合子、おはようございます。」
「お、おはようございます……」
目を開いたフェルトの挨拶に対し、少し戸惑いながら答える百合子。
部屋数が足りないと言う訳で一人部屋を二人で使う事になったとは言え、以前裸のまま一緒に寝た事を思い出してしまっていたからだ。
「な……なんと言うかその、前にも一緒の布団の中で寝た時ありましたねそう言えば……」
「確かに……一人部屋しか空いてなかったとは言え、一つのベッドで二人で寝るからその……寝付けないかなぁとは思ったんですけど……」
なんだかんだで寝れてしまったと言おうとした際、思わずフェルトの寝起き顔に見とれ、フェルトも百合子の寝起き顔に見とれていた。
『…………………』
互いに頬を赤らめさせ、寝起き顔を見つめ合った百合子とフェルトが、同時にその顔を近づけたその時だった。
「しつれいしますっと!!」
『っ!?』
いつの間にか部屋に入っていた霞がミレイナと一緒に掛布団を取り、それに百合子とフェルトが思わず驚く中……
「………良かった、今回はちゃんと服着てる。」
「ですね。」
『どういう意味!?』
そう呟いた霞とミレイナに同時ツッコミした百合子とフェルトだった。
―――――
「もぉ~いくら私と百合子が一人部屋を二人で使ったからと言って、流石にあんな事あった夜にその……アレするわけないでしょ?」
「……プレアデスの襲撃がなかったらやってたんですぅ?」
「それは……時と場合による……かな?」
「本当ですかぁ~?」
『……………』
着替えを終え、部屋から出たフェルトが言った事にミレイナは聞き、それに百合子が答えたのに対して言った霞の返答を聞き、思わず顔を赤らめる百合子とフェルト。
「ゴ、ゴホン!! そう言えば……ゆきかぜさんと釘崎さんとメノウさんは?」
「釘崎さんとゆきかぜさんは下の食堂で待ってて、メノウさんは先に食べ終えて昨日の事でアズサさんと話し合いに向かいました。」
「そうですか………んぅ?」
階段で下の階に降りながら、咳き込んだ後に聞いたフェルトに霞が答え、それを聞いた百合子が頷く中、下の階に誰かが居たのに気づいた。
「あそこに居るのって……っ!?」
「あ、皆さんおはようございます。」
その人物の顔を見た百合子が目を見開きながら驚いてると、その人物……神裂火織は降りて来た百合子達に挨拶した。
―――――
「じゃあ……神裂さんはここに来た弓先生の護衛として来たんですね。」
「えぇ、本来はハニー総司令が向かう所ですが、総司令は色々とやらないといけないことがあって弓先生が代わりに……」
宿内にある食堂で朝食を取りながら、霞の問いに答える火織。
どうやら現在、ヴィラネスシティにはさやかがハニーの代理として来ており、火織はそんなさやかの護衛として来ているらしい。
「………………」
「んぅ? 百合子、どうしたんですか?」
「え? あぁごめんなさい!! 神裂を生で見るの初めてだったもので……」
「あぁ……そう言えば百合子さん、この前のナーベラル・ガンマ襲撃の際に画面で映っていた神裂さんに見とれてたですよねぇ?」
「みっ!! みみみみ見とれて!? いや見てカッコいいとは思いましたけどぉ!?」
そんな火織を見つめていた百合子にフェルトが話しかけ、それに驚いた百合子を見てミレイナが言い、それに思わず慌てながら答える百合子だった。
「ハァ……で、その弓先生は今どこに?」
「あぁ……今弓先生はアズサさんの家で、今回の事で話し合ってる所です。」
その光景を見て少し呆れた野薔薇の問いに対し、火織はそう答えるのだった。
――――
「鬼族の女の捕縛……それがプレアデスが鬼の里を襲った理由か?」
「多分だけど……私達の方を襲ったプレアデスも、それと同じ理由かもね?」
その頃魔女の家では、アズサにユナだけでなく鬼の里のシュナにナイトレイドリーダーである「アカメが斬る!」のナジェンダも居て、そこでKISARAGI代表としてさやかとメノウとモモと立香と話し合っていた。
「それよりも問題はアスタロトとシャルティアか……あいつらの奇襲が無かったら捕縛出来て、これまで以上に情報を得られたかもしれないのに……」
「ごめん……私達がもっと警戒していれば少なくとも……」
「過ぎた事を後悔しても仕方ないわ……今はとりあえず被害が出なかった事を噛み締めつつ、今後の事を考えましょ?」
立香が言った後にメノウが頭を下げ、その後にさやかはそう言って話を切り替えさせた。
「分かっている事はナザリック陣営のプレアデスは全員健在な事と……アスタロトの様な奴もダークネスクローに属しているって事ですね。」
「ナジェンダさん……ナイトレイドは何か掴んでたりはしてませんか?」
「あるにはあるが……何せ敵はダークネスクローだ。全貌も本来の目的も分からない。掴めたとは言え奴らにとっては髪の毛程度のようなもんだろうな。」
「それでも無いよりはマシだわ。良ければ幾つか、データとして私達にくれたらありがたいのだけど……」
「分かっている……後でそちらに、我々の持ってる事全て渡す予定だ。」
モモの話を聞いたシュナの問いに対してナジェンダは答え、その話を聞いたさやかの要望に頷くナジェンダ。
「でもKISARAGIの件と言い、今回の襲撃と言い……一回失敗したとてアイツら、これで諦めるような感じじゃないのよね?」
「あぁ……恐らく次襲撃する際は、今回以上の勢力で来るだろうな?」
「特にKISARAGIに関しては基地と今回の事で更に警戒心を強めたに違いない……恐らく、被害0では済まないと思うぞ。」
「分かってる……それに関しては私だけじゃなく、私達の総司令官様が……誰よりも自負してるわよ。」
アズサとユナ、そしてナジェンダの話を聞き、髪を弄りながら頷くさやかだった。
「でも……本当に大変な時は私達も力を貸します。今回の借りも返さないと行けませんしね。」
「ダークネスクローの事に関してはこの世界全体の問題だ。KISARAGIがどうとか、ヴィラネスがどうとか気にしてたら、救えるもんも救えんしな。」
「………ありがとう。そうしてくればこちらとして助かるわ。」
そんなさやかの顔を見て色々思ったのか、心配して話しかけるシュナとナジェンダの言葉に、少し笑みを浮かべながらさやかは答えた。
―――――
「………あっ!! メノウさん!! 立香さん!! それと……モモさん。」
それから数分後、魔女の家前で立っていた百合子は、家から退出したメノウと立香とモモの姿を見て話しかけた。
「ぬぉお……初対面なのに私の知ってる事は……あの話も嘘じゃない見たい……」
「まぁ、百合子ちゃんに私達の事は何もかも知ってる見たいなもんだし、もう驚かないけどね~。」
「………ねぇ、百合子ちゃん。」
「え? あぁはい!!」
百合子の反応を見て思わず驚いたモモに対して少しだけ笑いながら立香が言った後、メノウに話しかけられて百合子は少し驚くと……
「弓先生達はまだ詳しい話し合いをしてる見たいだし、この後皆でお茶でもどうかしら……あなたが知ってる私達の事、聞いてみたいからね。」
「は……はい……」
そう言ったメノウの話を聞き、少し戸惑いながら頷くのだった。
いかがでしょうか?
次回で第五章も終わる予定ですので、次回や今後も見てくだされば幸いです。
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それでは、失礼致しました。