※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 今回は久方ぶりのふた●りなしでの百合レズ描写がある回になっています。
 また今回はちょっと前にアニメもやっていた百合アニメからあの二人も登場しますので、良ければそちらも楽しみに見て行ってくだされば幸いです。
 それでは、どうぞ。



第四十四話 マサカド村にて……

 

 マサカド村、剣聖巫女であるトモエが神主をしているマサカド神社を中心にある村。

 村って言っても昔の日本村にちょっと電気などはある感じで、水道も通っている。

 そんな村にはトモエを慕う武者巫女達だけでなく、現在は神盾同盟から逃げて来た巫女見習いや武装巫女が匿うと言う形で暮らしていた。

 

「その……皆さん、助けてくださり、ありがとうございます。」

 

 そのマサカド村にある宿にて、ルヴィリアスが目覚めた報を聞いた百合子達に対し、寝間着姿のルヴィリアスは正座のままで頭を下げていた。

 

「別に大した事はしてないわ……KISARAGIとして当然の事をやったまでよ。」

 

「それに礼なら私達だけでなく、ここを紹介してくれたレイさっ、セーラマーズや、受け入れてくれたそこのトモエさんにもして頂戴。」

 

「あ、はい……」

 

 ルヴィリアスに対してノエルが少し照れながら言った後、少しだけ笑みを浮かべたシャイアの言葉を聞き、少し頷いたルヴィリアスはこう聞いた。

 

「その……セーラーマーズさんは何処に?」

 

「あの人は色々と忙しいので、ここの事をデバイス越しに伝えた後任務に戻りました。まぁ、時間などが合えば明日の早朝に寄るとは言ってましたけど……」

 

「……そうですか。」

 

 そのルヴィリアスの問いにトモエが答え、それを聞いて納得するルヴィリアス。

 どうやらセーラマーズことレイは百合子達にここマサカド村の事を教え、レイの紹介と言うのもあるがルヴィリアスの状況を見たトモエもそれを了承、一晩泊まると言う形でここにいるらしい。

 

「あの……知ってる限りで構わないんだが、」

 

「っ、な、何ですか?」

 

「私が逃げ、逃がされた後……神盾同盟はどうなったんだ?」

 

『っ…………』

 

 そんな中、ルヴィリアスの問いに百合子達全員が戸惑いながらも、意を決して答える事にした。

 

――――――

 

「そんな……セレスティン様まで犯されてしまっただけでなく、まさか……まさかプリム殿が裏切るなんて……」

 

「それに関しては最後の最後まで潜入してた私達の仲間が最後に手に入れた情報なんだけど……でも、これで神盾同盟が侵略された理由も頷けるわね。」

 

 話を聞いた後、神盾同盟がオリガ陣営に完全に侵略されてセレスティンが犯された事だけでなく、プリムが裏切ったことにショックを受けたルヴィリアスに、少しだけ俯きながら答えるバネッサ。

 

「本当にごめんなさい……私達が出来たのは、オリガ達が侵略された国々や神盾同盟に潜入して情報を集める事しか、」

 

「いや……君達KISARAGIを責めてるわけではない。もし責めるとしたら、自分達だけで何とかしようとした私達の方だ。」

 

「………レイさんも言っていた、KISARAGIとの連携や支援を断った事ですか?」

 

 ルヴィリアスに対し謝るフェルトだったが、それに関してそう答えたルヴィリアスに対しトモエが問い、それに俯いたルヴィリアスは口を開いた。

 

「私達神盾同盟の砦主達は誰も高い実力も持っていた。それに私達には女神の生まれ変わりでもあるセレスティン様が付いてる。自分達の事は自分達で何とか出来る……だから、オリガが率いる軍勢如きどうとでもなると本気で思っていた……けど、」

 

「その結果や慢心が、奴らの侵略完了を許してしまった……って所かしら?」

 

 ルヴィリアスの話を聞いてバネッサが呟く中、話を続けるルヴィリアスの瞳からは涙がこぼれ出ていた。

 

「私も、私も無様にも負け、犯された……それだけじゃない、私は仲間に助けられ……私だけが助かってしまった……グスゥ、仲間も……大切な親友も護れない私は……ウクゥ、聖騎士……失格だ……」

 

 涙を流し続けながら、自身への失望感に苦しむルヴィリアス。

 負けて犯されただけでなく、何一つ護れずに自分だけ助かってしまった事が、ルヴィリアスにとって屈辱以上に深い心の傷になっていた。

 

「……………」

 

 そんなルヴィリアスを見、何か思う事があったのか百合子は思わず目を逸らしてしまった。

 

―――――

 

「…………………」

 

 その日の夜、ノエル達と共に宿に泊まる事にした百合子は現在宿内にある温泉に入っていたが、その表情は暗かった。

 理由はルヴィリアスの表情と、今のオリガ陣営の事、そして自分自身の事だった。

 今のオリガは、最早自分が知るオリガは別物と言って良く、自分の持つオリジナルの知識だけでどうこうできるものではないに違いない。

 それにルヴィリアスに対しかける言葉も見つからず、ただ泣き続けるルヴィリアスの顔から目を逸らす事しか出来なかった。

 自分が知る知識も役に立たない、戦闘にも役に立たない……そんな自分が本当にここに、この世界に居て良いのかすら疑問に思う程だった。

 

「私……どうしてこの世界に来ちゃったんだろう……」

 

「………百合子?」

 

「わぁああああ!?」

 

 湯船につかりながら三角座りで呟いた直後、背後からフェルトに話しかけられた百合子は思わず驚いてしまった。

 

「フェフェフェフェルト!? ど、どうしてここに!?」

 

「わ、私も温泉に入りに来て……それに、今のフェルトが少し心配で……」

 

「っ………」

 

 少し慌てながら聞いた百合子にフェルトが答えると、それを聞いた百合子は自分が考えていた事を口にした。

 

――――――

 

「……そう、ですか……」

 

「本当にもう……何で私この世界に転移したのか解んなくて……持ってる知識も役に立たない……戦いで役に立ちそうな力もない……こんな……こんな私がこの世界に居ても、何の役に立つのかなって……」

 

 フェルトに話した後、三角座りした際に出来た両足と胸の隙間に顔を埋めながら話す百合子。

 はっきり言って役立たずで足手まとい……そんな自分がこの世界にいてどうしろって言うのか……今の百合子の頭はその事で一杯だった。

 

「……百合子。」

 

「えっ……んぶぅう!?」

 

 そんな百合子に対しフェルトは声をかけ、それに反応して少し振り向いた直後、百合子の唇に間髪入れずに口付けした。

 

「んぅうう……んくぅ……んぅ、んはぁ!! ハァ……ハァ……ハァ…い、いきなり何するんですか!?」

 

「ご、ごめんなさい……元気が無い知り合いを見て話を聞いたら、とりあえず一回キスしとけば元気になるって聞いたもので……」

 

「うんっ!? その情報絶対間違ってますし何処の情報源ですか!?」

 

 しばらく唇を奪われた後、離れた口から息を荒く吐いて頬を赤らめながら百合子が聞くと、同じように顔を赤らめるフェルトが言った事に思わずツッコんだ。

 

「本当にごめんなさい……でも、これだけは言わせてください。百合子は……百合子はこの世界で十分に役立ってますよ。」

 

「え?」

 

「ヨミハラの時だって堕姫を倒せたのは百合子の助言があったのもありますし、ディネリンドの事も百合子が教えてくれたから、オリガが力が復活した事に気づけたんですよ?」

 

「っ……で、でもそれは私の知識がそのまま上手く反映出来ただけで、この先も上手く行くとは思えないですし……」

 

 その後のフェルトの言葉を聞きながらも、俯きながら答える百合子だったが、それでもフェルトは言い続けた。

 

「それにあなたに会ってから……少なくとも私は、私は毎日が楽しいです。スメラギさんやクリス、それにミレイナと一緒に居る時以上に、貴方と居るとその……胸が、胸が熱くなって嬉しいんです。」

 

「………フェルト、」

 

「だから……役に立たないとか、そんな悲しい事言わないでください……じゃないと……じゃないと私も、」

 

「………んぅ、」

 

 フェルトが言い続けてる内に、一筋の涙を流したのを見た百合子は、何かに気づいたのかフェルトの元へ近づき、その涙をすくうのと同時に頬に口付けした。

 

「ゆ、百合子……」

 

「……ごめんなさい。フェルトがそこまで思ってくれてるのに、勝手に思い悩んで、勝手に落ち込んじゃったりして……」

 

 それに少し驚いたフェルトに謝りながら、自分勝手に思い悩んで落ち込んだ事を誤った百合子はこう言い続けた。

 

「そうですよね……何が役に立つのか、自分に何が出来るのか……まだ分かんないけど、それでも私には……私には皆が、フェルトが居ますから。」

 

「………一緒に、頑張りましょう。」

 

「うん………」

 

 今の自分にこの状況下で何が出来るか、自分の知識が役に立つのかも本当に分からない。

 でもだからと言って立ち止まっても意味がない。

 それに気づいた百合子を見てフェルトが声をかけ、百合子もそれに頷いた後、互いに目を瞑りながら唇を交わろうとした直後……

 

「ゴホンっ!! あのぉ……仲良き事は良い事ですが、そう言うのはせめて自分達の部屋でやってくれませんか?」

 

『っ!?』

 

 咳払いし、顔を赤らめながら豊満な女体を晒したトモエが言い、それを聞いて驚く百合子とフェルト。

 

「目……目見えなくても、私達がやろうとした事分かるんですね?」

 

「剣聖巫女、舐めないでくださいよ?」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

 百合子の言葉に対しトモエが言い、それを聞いてフェルトが謝った後、百合子とフェルトは温泉に浸かって身体も洗った後に自分達が泊まる部屋に戻った。

 

――――――

 

「そうか……皆、元気そうで何よりだ。」

 

「はい、武者巫女の皆さんも優しくしてくれてますし、お陰でこの通りです!!」

 

「聖騎士様も、神盾同盟の事もあると思いますが、元気出してください!!」

 

「あっ……あぁ、そうだな……」

 

 神盾同盟のカグヤの元に居、今はマサカド村に滞在している巫女見習いや武装巫女達と話した後、ルヴィリアスは下を見ながら宿内を歩いた。

 

(聖騎士様……か。今の私に、そのようなもの相応しくないと言うのに……)

 

 そう思いながら歩ていると、すぐ近くの部屋から物音が聞こえたルヴィリアス。

 

「んぅ? この部屋は確か……KISARAGIの縄利百合子とフェルト・グレイスが泊まっている部屋だったな。」

 

 そう呟いたルヴィリアスが、偶然少しだけ空いていた扉の隙間から部屋内を覗くと……

 

「んふぅ……んチュ……チュハァ!! はむぅ!!」

 

「んふぅ!! んチュウウ……チュクゥ、クチュウ!!」

 

(えっ……え……えぇえええ!?)

 

 百合子の上に重なるようにフェルトが倒れている状態で唇を交え、互いに舌を絡め合う光景を見、思わず心中で驚くルヴィリアス。

 

「ンハァ……百合子……その……」

 

「分かってます……じゃ……一緒に、んぅうう!?」

 

「んはぁ!! はくぅ!! んチュ……」

 

(えっ!? もしかして……アソコ弄り合ってるんですか!? この状況でするのはまず良いとして、そこまでする仲なの!?)

 

 布団も被らず、寝間着もはだけたフェルトと百合子は互いの胸も重ね合わせながら、膣を同時に触れて再び唇を交えた。

 その光景をルヴィリアスが見て顔を赤らめているのも知らずに、性交を続けるフェルトと百合子。

 

「んふぅ!! ジュル……ジュクゥ……んはぁ!! はむぅ……」

 

「むぅうう……んはぁ!! チュ、チュクゥ……クチュ!!」

 

(な……なんと言うかその……二人共、気持ちよさそうだな……)

「んんぅ……んふぅ……んくぅ……」

 

 胸を重ねあい、唇も交え合いつつ互いのクリトリスも擦り合わせるフェルトと百合子の性交を見て行く内に、そう思いながら自身の胸を揉んで膣を指で擦るルヴィリアス。

 

「んはぁ……はむぅ!! んぅうう……んぅ!!」

 

「チュウうう……チュクゥ!! くぅう!!」

 

『んぅはぁあああ!!』

 

 そうして性交を続けている内に、同時に絶頂を迎えたフェルトと百合子。

 

「んんぅ……んふぅ……ぬぅうう……」

(せ、性行為って言うのは……本当はあんなに……気持ちいいものなのか……)

 

 その光景を覗き見ながら自慰をし、軽く絶頂したルヴィリアスはティアに犯される事しか他者との性交を知らなかったせいか、フェルトと百合子の性交が二人共気持ちよさそうだったのが不思議に見えていた。

 

―――――

 

「……ってな光景を、恥ずかしながら覗き見ていました。」

 

「まったく……本当にやる人が居ますか?」

 

その後身体を洗う為に温泉に向かったルヴィリアスは、まだ湯船につかっていたトモエにさっきの事を話し、それを聞いて顔を赤らめながら呟くトモエ。

 

「トモエ殿……その、剣聖巫女である貴方にこのような事を聞くのはハ、破廉恥かと思うのだが……せ、性交って言うのは、気持ちいいものなんだろうか!?」

 

「ほ、本当に破廉恥ですね!?」

 

っと、さっき見たフェルトと百合子の性交が脳裏から離れず、頬を赤らめながら聞いたルヴィリアスに対し、思わず大声でツッコむトモエ。

 

「ご、ゴホン!! わ、私はそう言うの……正直疎いって言うか……正直苦手なのですが……でも、」

 

「でも?」

 

「互いに愛し合う者同士が身体を重ね合う事で気持ちが通じ合い、そして愛を感じあうって言うのは……本来素晴らしい事、なんでしょうね。」

 

「………………」

 

 そう咳払いした後、月明かりが明るい夜空を見上げながら、頬を赤らめながらも笑みを浮かべて答えるトモエの話を聞き、湯舟に鼻先まで浸かりながら何かを思うルヴィリアスだった。

 

―――――

 

「えっとその……本当にお邪魔でしたら出直しますが?」

 

「あぁ気にしないでください!! 話を終えたらまたやるつもりですので。」

 

「やるんだ……」

 

 同時刻、とある大陸にあるパレッティア王国の王城近くにある離宮内では、話し合いに来た天利が冷や汗を掻きながら聞いた目の前では、性交した後なのか途中だったのか、肌がツヤツヤな「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のパレッティア王国王のユフィリア・マゼンタ改めユフィリア・フェズ・パレッティアが笑みを浮かべながら答え、それを見て天利は、ユフィリアの隣で少しグッタリとしている同じく「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のアニスフィア・ウィン・パレッティアを見て呟いた。

 

「うぅ~ん……えっと天利ちゃんだっけ? それで今回はどんな要件で来たんだっけ?」

 

「あぁ、はい!! 実は私達KISARAGIの総司令であるハニー総司令から、精鋭チームの結成の任を任されまして、その精鋭チームにお二人の力もお借りできればと……」

 

『せ、精鋭チーム?』

 

 テーブルに倒れていた上半身を起こし、頭を抱えながら聞いたアニスフィアの問いに天利が答え、それをアニスフィアとユフィリアが同時に聞くと………

 

「はい……ダークネスクロー対抗チーム、H(ヒロイン)・フォースです!!」

 

 天利は精鋭チーム……H・フォースの名を答えるのだった。

 




 いかがだったでしょうか?
 精鋭チーム名に関しては某ヒーローチームに女性ヒーローだけで結成されたのが居るらしいので、それを元ネタにしてみたんですがどうだったでしょうか?
 何か意見などありましたら感想か専用の活動報告かメッセージにコメントよろしくお願い致します。
 失礼いたしました。
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