※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 今回はある意味では初のKISARAGIとオリガ陣営の大規模戦闘になるかもしれません。(前のは今回に比べれば小規模だと思いますので。)
 また一部ある作品を元にした部分もありますので、こちらに関して問題があればコメント等で教えてくだされば幸いです。
 それではどうぞ。



第四十五話 嵐の戦線

 

「まったくこの任務中に……何やってんのよ色ボケコンビ!?」

 

『ご……ごめんなさい。』

 

 早朝、マサカド村内にある宿前でノエルに怒られ、同時に謝る百合子とフェルト。

 昨日レイに言われた通り、早朝に出発しKISARAGI総本部へと向かうはずだったノエル達だったが、起きたらいつの間にかルヴィリアスの姿がなく村全体を探しても居なかったらしい。

 にも関わらず、百合子とフェルトは昨夜夜遅くまで性交してたのか全裸で寝ており、それをノエルに怒られたらしい。

 

「それにしてもルヴィリアスさん……一体何処に行ったんでしょう?」

 

「ま、まさか……私達を巻き込みたくないから……一人離れて敵の囮に!?」

 

「それは……あぁあの子を見た感じ、性格も相まってあり得そうかも。」

 

 萌奈が話した事にグレイが呟くと、それに顎に手を添えながら考えるバネッサ。

 ルヴィリアスの性格上、自分のせいで皆やこの村の皆を巻き込むわけには行かない……そう思いこの村を出、ティア達の被害を最小限に済ませようと考えてるに違いないっと、ノエル達は内心思った。

 

「っ!! とにかくルヴィリアスを追いましょう!! 今からならまだ間に合うはず!!」

 

「私も同行します!! ここの道中の事なら誰よりも知ってますから!!」

 

「あんたら二人はここでグレイと待機!! レイさんが来たら知らせて!!」

 

『は、はい!!』

 

 そうシャイアとトモエが話し、ノエルが言った事に百合子とフェルトとグレイが返事した後、ノエルとバネッサとチャーミーと萌奈とシャイアとトモエは、ルヴィリアスを探す為に村から出た。

 

「………………」

 

「だ、大丈夫ですよ!! 皆さん強いですし、私達も信じて待ちましょう!!」

 

「そ、そうですよね……」

 

 その後思いつめながら自分の手を握る百合子を見てグレイが励まし、グレイのその言葉を聞いて、まだ心配は拭えないもののノエル達の事を改めて信じる百合子は答えた。

 

――――――

 

「…………………」

 

 何もなく、ただ風が吹く草原。

 その真ん中で一人、寝間着姿のままのルヴィリアスは額から汗を掻きながら立っていた。

 

「………っ!! 私はここだ!! 誰も居ない!! 狙うなら私だけにしろ!!」

 

 少し戸惑いがあった後、意を決して大声で自分が居る場所を教えるようにしてルヴィリアスは叫んだ。

 

「言われなくても……こっちから来てあげるつもりだったわよ。」

 

「っ!?」

 

 その直後、ルヴィリアスに対しての言葉が放たれたのと同時に目の前の空間に黒紫の穴が開くと、そこからティアとイリスとリフレアが現れ、その後ろにはリフレアによって作られた大量の改造オーガとゴブリンの姿もあった。

 

「あら? KISARAGIの女の子達は一緒じゃないの? この馬鹿エロ女を滅溜めたにした……」

 

「私個人は滅溜めたにされてない!? されたのは改造オーガ達!!」

 

「き、貴様らの狙いは私だろう!? 他の皆は関係ない!! 狙うなら……私だけを狙え!!」

 

 ルヴィリアスを見て行ったイリスの言葉にリフレアがツッコんだ後、ルヴィリアスはティア達に向けて言い放つが……

 

「ハァ……何言ってるのよ? 確かに一番の目的はあなただけど、私達はあんた達を助けた女全員捕えるつもりよ!?」

 

「っ!?」

 

「貴方やKISARAGIの女共を倒し捕えて、私の手で犯せばオリガ様……オリガと対等の地位を得られる!! そんなチャンス、みすみす見過ごすわけないでしょ?」

 

 ティアの発言に驚きを隠せないルヴィリアス。

 彼女達は自分自身だけでなく、ノエル達すらも狙うつもりだったからだ。

 彼女達を巻き込むまいと一人で出たが、それすらも無駄だった事に内心落胆してしまう。

 

「さて、長話はアレだし……まずはあなたからよ!!」

 

『グォオオオオ!!』

 

「っ!?」

 

 ティアが言ったのと同時に手を振り、それを合図に改造オーガとゴブリン達はルヴィリアスに向かって襲い掛かる。

 寝間着姿のまま武器も持ってないルヴィリアスは目を見開き、ただただ捕らわれるしかなかったかと思われた時だった。

 

「ルヴィリアスさん!!」

 

『っ!?』

 

「み、皆!? どうして……」

 

 ルヴィリアスの名を呼ぶ声が聞こえ、ルヴィリアスだけでなくティア達も声がした方を見ると、そこにはヴァルキリードレスを纏ったノエルにバネッサとチャーミー、変身したエンジェルブレイドとエンジェルエンダー、そしてトモエの姿があり、彼女達の姿を見て問うルヴィリアス。

 

「あんたみたいな子だから私達を巻き込まないと思って来たら、案の定だったみたいね。」

 

「あいにく、一度助ける事にした奴見捨てると思われるほど、私達を見くびらないで欲しいわね!?」

 

「私も、客人を無下に送り届けたり、襲われるのはご免ですので!!」

 

「……………」

 

 バネッサやエンジェルエンダー、そしてトモエが言った言葉を聞き、自分の行いに心中で恥じるルヴィリアス。

 

「へぇ……そっちから来てくれるなんて好都合。こうなったらこの場で全員、相手してあげないとね!!」

 

 そんな中、ノエル達を見て笑みを浮かべたティアが再び合図を送ると、それに呼応するかおのようにして再び襲い掛かる改造オーガとゴブリン達。

 

「っ!! 皆、来ます!!」

 

「ルヴィリアスはチャーミーの近くに!?」

 

「は、はい!!」

 

 襲い掛かる改造オーガとゴブリン達を見てエンジェルブレイドが声を上げたのと同時にノエル達は構え、バネッサの言葉を聞いてチャーミーの近くに移動するルヴィリアス。

 それから程なくして、ティア達オリガ陣営とKISARAGIの面々との戦いが始まった。

 

―――――

 

「……って言うわけでして、今ノエルさん達はルヴィリアスを捜しに行ってそれで……」

 

「ハァ……なんかそうなんじゃないかなって少し予想してたけど、何でそう言う事ばっか当たるかなもぉ~!!」

 

 同時刻……マサカド村にやって来た、私服の上にセーラーローブを纏った姿のレイにフェルトが事の詳細を話し、話を聞いたレイはため息を吐いたのと同時に頭を抱えながら呟いた。

 

「あ、あのレイさん……これからどうするつもりですか?」

 

「どうするも何も……私も心配だから跡を追うわ!! 皆の位置は分かってるよね?」

 

「は、はい……見た所ある場所に集まってそこから動いてませんので……まさかだと思いますけど……」

 

「敵さんと遭遇して先頭になってるって所かしらね? なら、なおさら行かないと……んぅ?」

 

 グレイの問いに対しレイが答えた後に聞き、それに答えた百合子がデバイスの画面を見せながら言ったのを聞き、同じようにデバイスを見て答えたレイは、自身のデバイスを見てある事に気づいた。

 

「んぅ? どうしたんですか?」

 

「いや……何て言うか、何とかなりそうって思っただけよ。」

 

 そんなレイに対しフェルトが問うと、レイは自身のデバイス画面を見せてウインクしながら答えた。

 見るとレイのデバイス画面にはノエル達だけでなく、七つの反応らしきものが写っていた。

 

「その話……」

 

「私達も混ざっても良いかしら?」

 

「っ!?」

 

「あ、貴方達は!?」

 

 するとレイの背後から二人の話声が聞こえ、振り返ったレイが驚いた近くで、同じどころかそれ以上に驚く百合子。

 

―――――

 

「ハァアアアア!!」

 

「だぁあああ!!」

 

「っ!!」

 

 ノエルとエンジェルブレイドとトモエ達は、次々と襲い掛かる改造オーガとゴブリン達を倒して行った。

 一体一体こそは倒せるぐらいのレベルなのだが問題は数で、いくら倒しても倒してまた何体も襲い掛かるのだった。

 

「あぁあもう!! 一体何十体居るのよ!?」

 

「えっと1、2、3………」

 

「あぁ止めて!! 寝ちゃいそう!!」

 

 拳を振るいながら倒して行くエンジェルエンダーの問いに対し巨大な羊を展開しながらルヴィリアスを護っていたチャーミーが改造オーガとゴブリン達を数え出したのを見、糸で何体か動きを抑えながらツッコむバネッサ。

 

「あいにくこの馬鹿淫乱女が作った改造オーガとゴブリンは力こそ弱いけれど、数は腐る程あるから数えても無駄よ!?」

 

「あの子達が弱いんじゃなくてアイツらの方が強いだけなんですよ!? でもそんなあなた達でも、いくら倒しても疲れるだけですけどね!!」

 

「いい加減諦めて私達のものになれば、痛みも少ない程度で犯してあげるわよ?」

 

 っと、ノエル達を見て言ったイリスに続く形でリフレアがツッコみながら言い、ティアも笑みを浮かべながらノエル達に言うのだが……

 

「あいにく……貴方達ような人の話を聞いてはいそうですかって納得する程、私も人は良くないので!!」

 

「私も、貴方達のような不純な気配を漏らす者の戯言に、頷く気はありません!!」

 

「それに………私達KISARAGIの女は、揃いも揃って諦めが悪いのよ!!」

 

 ティア達の言葉に反するかのようにしてエンジェルブレイドとトモエが言い、そして水の槍を振るいながらノエルが言い放った直後だった。

 

「その通りです!!」

 

『っ!?』

 

 右方向からの声が響き、その声の下方にノエル達だけでなくティア達も振り向くと、そこには七人の女性が立っていた。

 その女性達はレディ・ジャスティス、ラピッドラビット、ハニィ・トラップ、マリア、ドロシー、アニスフィア、ユフィリアの七人で、レディ・ジャスティスこと天利が中心で招集されていた、H(ヒロイン)・フォースの現時点のメンバーだった。

 

「行きます!!」

 

『えぇ(あぁ)(はい)!!』

 

 そんなH・フォースの暫定的なリーダーであるレディ・ジャスティスの掛け声と共に、アニスフィア達は改造オーガとゴブリンの元へと向かって行った。

 

「ハァアア!! ハァ!! だぁああああ!!」

 

 レディ・ジャスティスは自身の腕力とキック力を使い、襲い掛かる改造オーガとゴブリン達を粉砕して行く。

 

「フンッ!! はぁあああ!! よっと!!」

 

「フン!! フッ……フフッ、ハァアアア!!」

 

 ラピッドラビットは加速を使って翻弄させながらキックとパンチを食らわし、ハニィ・トラップは攻撃をかわしながらアンチ・ディバスタ―での銃撃で改造オーガとゴブリン達を倒して行く。

 

「オラぁ!! だぁああ!! ハァアアア!!」

 

「フッ………!!」

 

 マリアも十字型のバンカーを放ちながら、ドロシーは二丁の銃での銃撃で改造オーガとゴブリン達をいとも簡単に倒して行く。

 

「ハァアアア!! だぁああ!! よっと!!」

 

「……っ!! ハァアアア!!」

 

 そしてアニスフィアはセレスティアルの刀身から発生させた魔力の刃を振るい、ユフィリアはアルカンシェルの刀身から放った炎の魔法により、改造オーガとゴブリン達を次々と倒して行った。

 

「ジャスティス!!」

 

「お待たせしてすみません!!」

 

「いや……むしろちょうどいいタイミングよ!!」

 

『ハァアアアア!!』

 

 レディ・ジャスティスに駆け寄ったノエルにレディ・ジャスティスが謝り、それにノエルが言い返したすぐ後、ノエルは水の槍、レディ・ジャスティスは拳を振るって近くの改造オーガ二体を倒した後、

 

「海竜の咆哮ぉおおおお!!」

 

「だぁあああ!!」

 

 ノエルが海竜の咆哮を放って改造ゴブリン数体を倒したのと同時に、レディ・ジャスティスはジャンプキックですぐ近くの改造オーガ数体を蹴散らした。

 

「今よ!!」

 

『えぇ!!』

 

 バネッサが糸で改造ゴブリン数体捉えると、ハニィ・トラップとドロシーがそれに向かって銃撃を放った近くでは、

 

「兎ヒーロー!!」

 

「はい!!」

 

 マリアの掛け声と共にラピッドラビットが合せるようにジャンプし、マリアがバンカーを、ラピッドラビットがキックを放って改造オーガ四体を倒してた。

 

「エンダー・ドロップキック!!」

 

「アルティメット!! ダイナミック!!」

 

「だぁあああ!!」

 

「ハァアア!!」

 

 エンジェルエンダーとエンジェルブレイドも同時に必殺技名を放ちながら、アニスフィアは刀身をドラゴンの爪の形状に変化させての斬撃を、ユフィリアは膨大な魔法光線を放ち、改造オーガとゴブリン達を次々と倒して行き……

 

 

「っ!! ハァアア!! ハァ!! ハァアアアア!!」

 

 トモエも一旦刀を鞘に戻したかと思えば、素早い数撃の居合で周囲に居た改造オーガとゴブリン達を斬り倒して行った。

 

(凄い……これが立場を違えど共に力を合わせ、真に勝利を信じ諦めない彼女達の……結束の力!!)

 

 そんな光景を見、ルヴィリアスが思わず感動していた直後だった。

 

「まさか急な増援が来るとは思わなかったわ!!」

 

「こうなったら、この聖騎士ちゃんだけでも!?」

 

「っ!?」

 

「まずいのら!?」

 

 隙を付いて背後からルヴィリアスを襲おうとしたイリスと他以上に改造されたオーガの肩に乗ったリフレアに気づいたルヴィリアスが目を見開き、チャーミーがイリスとリフレアからルヴィリアスを護ろうとした直後だった。

 

「スパークリング・ワイド・プレッシャー!!」

 

「ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン!!」

 

『ギャアアアア!!』

 

 雷がイリスに直撃し、チェーン状の光エネルギーがリフレアごと超改造オーガに巻き付き、その攻撃を受けたイリスとリフレアは悲鳴を上げながらルヴィリアスとチャーミーから離れてしまう。

 

「フゥ……ギリギリセーフって所かな!?」

 

「まぁ、これくらいはどうとでもするのが、私達だけどね!!」

 

「っ!!」

 

「貴方達は!?」

 

 そんなイリスとリフレアを見ながら降り立った二人の後ろ姿を見、ルヴィリアスだけでなくチャーミーも驚いた。

 何せその二人はKISARAGIのチームセーラーズに属する木野まことことセーラージュピターと美奈子ことセーラーヴィーナスだったからだ。

 

「くぅ!? 次から次へとどうして!?」

 

「レディ達は偶然だけど、私達は彼女達の反応追って来たのよ。」

 

「っ!?」

 

 ジュピターとヴィーナス……二人を見ただけで強敵と察したティアが呟いた直後、それに答える形でレイことセーラマーズがティアの前に立ち……

 

「さぁ……私達に喧嘩売った事後悔させるから、覚悟なさい!!」

 

 そう笑みを浮かべながら言い放つマーズだった。

 




 いかがだったでしょうか?
 なんだかんだで第七章も終盤に突入してる感じですので、次回以降も見て言ってくだされば幸いです。
 また意見などありましたら、感想か専用の活動報告かメッセージにコメントよろしくお願い致します。
 失礼いたしました。
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