※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 今回は前回の戦いの後、KISARAGI総本部に戻ってからの話になります。
 もしかしたら気持ち前回よりも短いと思いますが、それでも良ければご覧になって見てください。
 それではどうぞ。



第四十七話 新たなる一歩

 

「容体はどう?」

 

「現時点では問題なし、膣内も調べたけど最低限出した見たいか……妊娠の問題はなさそうね。」

 

「まぁ……危険日じゃなかった、ってのが大きいですけどね。」

 

「そう……」

 

 ティア達との戦いを終えた日の夜、KISARAGI専属病院に来ていたハニーは医療部主任のセイラと雪の話を聞いていた。

 あの後やって来たリーベルトの転移能力で百合子達はKISARAGI総本部に無事戻って来、イリスとリフレアは総本部内にある牢獄に閉じ込められ、ルヴィリアスは検査入院と言う形でここに来ていた。

 

「何はともわれ……無事でよかった……わけじゃないか?」

 

「………本当に申し訳ない、オリガ達の侵略を止める事も出来ず、更には貴殿らの仕事を増やしてしまって……」

 

 頭を掻きながら話すハニーに対し、ベッドの上で上半身を起こしながら答えるルヴィリアス。

 なんとか生き長らえたものの……結局自分は逃がされた、KISARAGIの重荷を増やしてしまった……その事実は拭えない事に、専属病院に来てから顔影を落していた。

 

「そんな事言わないで、あなただけが助かったって訳でもないし、何より神盾同盟の聖騎士がそんなんじゃ……」

 

「私は聖騎士なんかじゃない!?」

 

 そんなルヴィリアスを見て何とか励まそうとするハニーの言葉に対し、思わず大声で話すルヴィリアス。

 

「無様に負け、犯されただけに収まらず……仲間に助けられ……その仲間も親友も救えない私なんか……聖騎士を名乗る事なんて……」

 

「…………」

 

 涙を流し、布団を濡らしながらルヴィリアスが話すと、ハニーは何も言わずにルヴィリアスと目線を合わせた。

 

「……確かにあなたはいや、貴方達神盾同盟は負けて、あなたは助かって他の皆は陵辱を今も受けている。それは確かかもしれないけどさ……」

 

「…………」

 

「けど……生きてる限り、戦う力がある限り、そして戦う意思がある限り、真の意味で負けたってわけじゃない。」

 

 ハニーは話しながら真剣な眼差しでルヴィリアスを見、その後もハニーは言い続けた。

 

「奴らの実力の高さが何処までなのか私達も定かじゃない……オリガ陣営以外にも厄介な奴がダークネスクローにはいる……でも、まだ助けられるなら、その可能性が低くてもあるのであれば私は……私達は抗い続けても助けたい。それは神盾同盟の皆だけじゃない、あなたもよ。」

 

 真剣なまなざしで話し続けたと思えば、途中から優しく微笑みながら語ったのを見、セイラと雪は呆れながらも笑みを浮かべた。

 

「………私達は、貴方達との連携や支援を断ったんですよ!?」

 

「そんなの関係ない!! 私達はこれ以上ダークネスクローの侵攻を許したくない、貴方だって心の中で本当は、神盾同盟を自分の手で救いたい……そう思ってるんじゃないの?」

 

「ッ…………」

 

 そんなハニーの話を聞いて言ったルヴィリアスに対してハニーは強く言い放ち、それに何も言い返せずに歯を食いしばるルヴィリアス。

 

「まぁでも……それでも気にするって言うなら、あなたが連携の手続きをしてくれないかしら? 神盾同盟代表代理?」

 

「え?」

 

「そうすれば何も気にする事なく、私達に救援も呼べるし、私達も何かあれば助けにいけるしね……っで、どうするのかしら?」

 

「……………」

 

 ハニーの言葉に少しだけ唖然となりかけたものの、神盾同盟の皆を助けたい、親友のフォニカを一秒でも早く助けたい……ここで傲慢になっても、何も変わらない……その事実を受け入れたルヴィリアスの返答は早かった。

 

「……どうか、どうか私達の国を、民を……そして友を……助けて、ください。」

 

 ルヴィリアスは頭を下げ、目尻に涙を浮かべながら答えた。

 

「………了解したわ!!」

 

 それにハニーはセイラと雪も頷いたのを見、笑顔を浮かべながら答えるのだった。

 

―――――

 

「ありがとうございます。私の話を聞いてくれて。」

 

「いえ……それでレディ・ジャスティスさん、」

 

「あっ、天利で良いです。レディ・ジャスティスか、レディは任務中の時何で、」

 

「天利さん……私に話って、なんですか?」

 

 その頃総本部内にある食堂では、天利の話を聞く為に百合子が天利と座っており、話の本題について百合子がコーヒーを飲みながら聞くと……

 

「単刀直入に言いますが……縄利百合子さん、H・フォースに入りませんか!?」

 

「ブゥウウウウ!!」

 

 天利の単刀直入にもほどがある話を聞き驚いたのか、百合子は思わずく口に含んでたコーヒーを少し吹いてしまった。

 

「ゲホォ!! ゲホォ!! す、すみません……あまりにも内容が、個人的に衝撃的だったんで……えっと、理由聞いても良いですか?」

 

「あぁはい……私はハニー総司令の命で、ダークネスクローに対抗する為の精鋭チームを結成してる途中なんです。」

 

「精鋭チームって……ティア達との戦いで集まったあの? あれでもかなりの精鋭だと思いますが?」

 

「いえ……まだまだです。今回の件もあって、ダークネスクローの底知れなさは計り知れません。ですので、もっと数人の助力を得、そこから更に幾つかのチームに編成するって言うのが、私やハニー総司令の考えなんです。」

 

「な、なるほど……でも、それに何で私もなんですか?」

 

 百合子の問いに天利が答え、その返答を聞いた百合子が納得しながらも、自分がそのH・フォースに入る理由を聞いた。

 

「聞いた話ですと……縄利さんは私達のオリジナルの事誰よりも、私達以上に知ってるんですよね? ですからその知識をお借りできたらと思いまして!! もちろん戦場に出向かせるわけはありません!? 縄利さんの安全も重視してでの話ですのでですからその……」

 

「……………」

 

 天利の少し慌てながらの話に対し、百合子は少し俯きながら、昨日の夜に考えていた事を思い出した。

 

「………ごめんなさい。知識があるにしても、役に立てるかどうか……」

 

「っ? それってどう言う……」

 

「確かに私は、皆さん以上に皆さんの事を知ってるつもりでした。でも……でも、オリガが私の知ってるオリガとは全くの別物になってたり、もしかしたらオリガ以外にも、私の知ってる知識だけでどうにでも出来そうにない奴が居ると思って……ですから……その……ごめんなさい。」

 

 フェルトに励まされたとは言え、天利の話すチームに役立てるかどうか分からない。

 それが脳裏によぎった百合子は頭を下げ、天利の勧誘を断るのだったが……

 

「……確かに、本来なら異なる存在だったものが組み合わさり、それが強大な力を得て別者になった……そう言うこの世界のオリガみたいなやつが、まだダークネスクローには居るかもしれませんしね。」

 

「………………」

 

「でもそれって………私達にも言える事じゃないですか?」

 

「え?」

 

 天利の話を聞き、思わず百合子がキョトンとなる中、話を続ける天利。

 

「知っての通り、私達KISARAGIにも多種多様な力を持つ人達が属してますし、ヴィラネスシティや他国に居る皆さんの連携も上手く行っています。そんな人達の力を組み合わせたり、力を一つにすれば……」

 

「っ!!」

 

 天利の話を最後まで聞く間でもなく、何かに気づ目を見開いた百合子。

 この世界のオリガのような異なる物語が組み合わさって出来た存在……例えオリガのような事が出来なくても、KISARAGIに属する者達、ヴィラネスシティやKISARAGIと連携を取っている国々の者達、この世界に存在する様々な女性キャラの力を上手く組み合わせれば……そう考えた百合子の目には、一筋の光が過ったかのように感じた。

 

「その為にも縄利百合子さん、あなたの知恵が必要なんです!! 改めてお願いします……H・フォースに入りませんか!?」

 

「…………………」

 

 天利の二度目の勧誘に対し、胸に手を添えて考える百合子。

 正直本当に何ができるか分からない……でも、それでも自分には、自分を心配してくれたフェルトが居る、自分を頼ってくれた天利が居る、そしてみんなが居る……これまでの事、そしてみんなの事を思い出した百合子は目を開き、

 

「………分かりました。自分の知恵が何処まで役に立つか、本当にまだ分かりませんが……皆さんの助けになるのなら!!」

 

「っ……よろしくお願いします!!」

 

「こちらこそ!!」

 

 そう天利の勧誘を受け入れ、それを聞いて笑みを浮かべた天利は手を差し伸べ、その手を握って同じく笑みを浮かべる百合子だった。

 

「……………」

 

 そんな光景を偶然霞が見てしまい、隠れて見ていた霞は何かを思う顔を浮かべていた。

 

―――――

 

「あぁ~あ、捕まっただけでなく、よりにも雑魚ビッチマ●コさんと一緒の牢屋なんてぇ~。」

 

「それはこっちの台詞よ役立たずバカ。まぁそれと関係なく、KISARAGIを完全に甘く見てたわね。」

 

 KISARAGI総本部内にある牢獄。

 その中の一つの牢屋の中で拘束されているリフレアとイリスは嫌味交じりで話した。

 

「っでどうします? 何とかして脱出しますか?」

 

「ここが神盾同盟のような雑魚警備なら、最初からそうしてるわよ。でもかなり頑丈で作られた魔力封じも兼ねた手枷、更には監視カメラが目の前にもあり、おまけに一日中交代制で強めの奴らが見張りをしてるらしいから……もし逃げようとしたらどうなるか?」

 

 っと、リフレアの問いに対して諦め混じりでイリスが話した直後だった。

 

「へぇ……随分と物分かり良いじゃないの?」

 

『っ!?』

 

 そう言いながら現れたのは、パンサーセル対処に向かっていたはずのチームH×Hの愛音だった。

 

「あ、あんたは……」

 

「いやね、ハニー総司令の直々の指令ってリーベルトも使って私が頼まれたのよ。……貴方達から情報を聞き出す為にね。」

 

「情報……フンっ!! 言っとくけど、私もこの雑魚女もそう簡単に口を割るつもりはないわ!!」

 

 リフレアの問いに愛音が頭を掻きながら答え、それを聞いたイリスが鼻で笑いながら言い返すと……

 

「別に力づくで引き出すなら私が指名されるわけないわ……貴方達は、堕として自分から吐いてもらうわ。」

 

「ま、まさかあんた……私達をイカさせたりとかして、あんたの快楽に染めてから聞き出すつもり!?」

 

「フフン!! なら残念でしたね!? 私達はオリガ様のチ●ポ以外じゃ、もうイク事なんてないんですからね!? 諦めてください!!」

 

 愛音が手をいやらしく動かしながら言ったのを聞き、少し顔を赤らめながら驚くイリスと、胸を張ってどや顔で言い返すリフレア。

 

「………あぁ、そう? あんたらそっち系の快楽しか知らないのね? ハァ~。」

 

『っ?』

 

 そんな中、リフレアの話を聞いた愛音は話した後に深くため息をし、それを見て首を傾げるイリスとリフレア。

 

「いやね……私も完全に否定はしないのよ? ペ●パンとか使ってのプレイも相手によっちゃ使うから……でも、でもそれだけって……もしかして、魔法とかで生やした系?」

 

「あぁ……そうなるかな?」

 

「うわぁ~軽くショック。そう言うのは、それなしの快楽……女性の肉体素のままでのガチ絶頂を迎えてから、新しい刺激を望んでのじゃないと……」

 

『……………』

 

 しゃがみ込み、完全にショックを受けながら話す愛音を見てイリスとリフレアが首を傾げた矢先、すぐさま立ち上がった愛音は……

 

「こうなったら……あんた達に調教がてら、叩きこまないとね。」

 

「た、叩きこむって……」

 

「何を?」

 

「決まってるでしょ? 本当の……女同士のSEXをね。」

 

 っと、イリスとリフレアが思わず引くほどの、怒りと笑みを混じ合わせたかのような顔を浮かべながら答えるのだった。

 




 いかがだったでしょうか?
 第七章も恐らく次回で終わる感じになると思いますので、次回以降も見て行ってくだされば幸いです。
 また意見などありましたら感想か、専用の活動報告かメッセージにコメントよろしくお願い致します。
 失礼致しました。
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