ヒロイン全員百合レズ 作:XW
第八章は第七章の序盤に出て来た単語の「パンサーセル」に関する話がメインになりますかね。
また今回は何時も以上にある作品のを元にした部分が多々あると思いますので、何か問題があればコメント等で教えてくだされば幸いです。
それでは、どうぞ。
第四十九話 それぞれの行動とパンサーセルについて
「………………」
オリガ陣営の拠点である黒の城では、自室で何も身に付けていない生まれたままの姿のオリガが窓から外を眺めていた。
近くにあるベッドではセレスティンやファラーシャとアルミアが倒れており、全員オリガの精液まみれになっていた。
「イリスとリフレアを奪われたと言うのに、随分と余裕でありんすね。」
「まぁ……今の貴方には抱く女なんて、幾らでもいるようなものですし……部下二人失った所で大した事のかもしれないわね。」
そんなオリガには話しかけながら、いつの間にか黒の城内に入っていたシャルティアとアルベドが近づき、シャルティアが言った後にベッドの上で倒れているセレスティン達を見て言うアルベド。
「まぁな……既に妾は素晴らしき女を手に余る程手にし、その殆どを犯して来たが、奴らも妾の女だ。KISARAGIを滅ぼした際、そのKISARAGIの女と共に再び妾の手中に収めるまでの事。」
「ハァ……既にKISARAGIに勝ったような口ぶりでありんすね。そのKISARAGIの女共にティアが負け、イリスとリフレアも奪われたばっかりでありんすのに。」
「貴方の実力と催眠の強さは理解できてるわ……けど油断しない事ね。奴らはもう、私達の脅威となりつつあるのだから。」
っと、オリガが二人の話に対して笑みを浮かべながら言った事のを見、その余裕に呆れてため息交じりで話すシャルティアとアルベド。
部下であるプレアデスの作戦がKISARAGIによって二回も台無しにされた彼女らナザリック陣営にとっては、KISARAGIは邪魔であるのと同時に脅威となる存在になりつつあるらしい。
「既にKISARAGIはあなた達に対しても、いや……ダークネスクロー全体に対して対処に動いてるらしいわ。せいぜい油断しない事ね。」
「……そうだな、まぁ危惧だけはしておこう。」
アルベドが続けて言った事に対して答えたオリガだったが、実際はあまり危機感は持っておらず、余裕の方が勝っていた感じだった。
「動いてると言えば……朧やイングリッドも動いていると聞いたが……主らは何か聞いておるか?」
「さぁ……イングリッドはまだしも、朧の奴は正直考えたくもないでありんすから。」
「まぁ……それ相当の成果を出してくれれば、それで構わないわ。」
その後、オリガの問いに対してシャルティアとアルベドはそう答えた後、黒の城から去って行った。
―――――
「そう……アテナが。」
「はい……アテナも、全てを察していたようです。」
「私達セインティアも、力に貸すようにと言われたしだいです。」
同時刻KISARAGI総本部総司令室では、聖域から戻って来たうさぎと美奈子とはるかが美衣達セインティア達共にやって来、事の詳細を聞いたハニーの言葉にはるかが答え、それに続く形で美衣も口を開いた。
「……翔子の姿は居なんだけど?」
「現在翔子は何か掴めないかと探る為、ティアと言うダークネスクローの女とマーズ達が戦っていた草原に。」
「ダークネスクローの鳴女と言う鬼がティアを転移させた場所で、残留思念がないかと……」
フランソワーズが同じセインティアの翔子が居ない事に質問すると、その事についてカティアとエルダが答えた。
「セインティアとして鍛え上げられた小宇宙(コスモ)で、残留思念を追っているわけね。」
「でもそれで、奴らの本拠地を掴めるかどうかは……」
「ダークネスクローそのものは無理でも、オリガ陣営か鳴女がいる無限城のならもしくは……」
その話を聞いてうさぎ達と同じチームセーラーズに属する「美少女戦士セーラームーンシリーズ」のセーラープルートもとい冥王せつなが顎に手を添えながら言った事に同じくチームセーラーズのセーラーネプチューンこと海王みちるが言い、それに対し暁鈴はそう答えた。
自分達の行いが何処までダークネスクローに報いる事が出来るか分からない……だがなにもしないよりかは幾らかマシ。
そして幾つもの可能性を拭う事も出来ない状況下で、少しでも何かを掴みたい。
今のKISARAGIと協力者は、それをひたすらに行っているのが現状だった。
――――――
「……一旦休憩しましょうか?」
「ですね……ユフィ!! 一旦休憩!!」
「分かりました!!」
その頃KISARAGI総本部内にあるシミュレーションルームでは、さやかとアニスフィアの話を聞いてユフィリアが頷いた後、シミュレーションも解除されたのと同時にユフィリアもマテリアル体を解除した。
現在さやかとアニスフィアとユフィリアは、前々からさやかを中心に行われていた対ダークネスクローの為の様々なマテリアル開発や実験を行っており、先ほどもデバフ効果がある状況下にそのデバフを無力化させるマテリアルでどれくらい戦えるかを調べていたらしい。
「どうですか? デバフ無効化のマテリアルの持続時間は?」
「う~ん現段階では一時間三十分が限界かな? それにデバフは無効化出来たとしても、オリガのような奴が使う催眠無力化と並行して使えるかはまだ……」
そんな中、同じくアニスフィアとユフィリアと共にさやかに協力していたチームセーラーズのセーラーマーキュリーこと水野亜美が来たのと同時に聞き、それに答えながら頭を掻くアニスフィア。
「そう……じゃあやっぱり神盾同盟奪還作戦の選抜メンバーには、オリガの催眠にも抗えそうな人を2、3人入れといた方が良いって、天利ちゃんに伝えておきます。」
「ありがとう……あぁ、その選抜メンバーの方はどうなってるの?」
「今はKISARAGI内だけでなく協力者達からも適任者を選定中で……5人程決まってる感じですね。」
その話を聞いて頷いた亜美に礼を言ったさやかは質問すると、それに答えながら亜美は持っていたタブレットの画面を見せた。
そこには現在神盾同盟奪還作戦の選抜メンバーに決まってる「プリンセス・プリンシバル」のアンジェ、「RELEASETHESPYCE」の石川五恵と青葉初芽、「ブラッククローバー」のミモザ・ヴァーミリオン、そしてリーベルトの五人が写っていた。
――――――
「ハァアアアア!!」
「っ!!」
こちらもまたKISARAGI総本部内にある戦闘訓練室。
幾つかある内の一つでは、霞が振るった刃をトモエは鞘から抜かずに受け止めた。
「くぅ!? ならぁ!!」
「甘い!!」
「ぐふぅ!?」
それを見て歯を食いしばった霞は再び刃を振るうが、その前にトモエは鞘の先で霞の腹を突き、食らった霞は後ろへと飛んでしまう。
「次は……私が行きます!!」
「っ!?」
霞の気配を感じ取りながら、吹っ飛んだ方へと走るトモエを見た霞はすぐさま立ち上がりながら一旦刀を鞘にしまい……
「シン・陰流簡易領域……抜刀!!」
「っ!!」
トモエが近づいたのと同時に抜刀したが、それすらも跳び避けたトモエは、尽かさず霞の背後を取り……
(っ!? しまっ!?)
それに遅れて気づいた霞は背後を見るよりも先に、トモエは刃を抜いて霞に向けて振るった。
『………………』
トモエの刃は霞の眼前で止まり、それに動けないでいた霞は手から思わず刀を落としてしまった。
「フゥ……今のシン・陰流簡易領域、そしてその領域内に入った物を迎撃する為の抜刀術が、貴方の持つ技ですか?」
「はい……それ以外は何もないって言うか……」
「うむ……しかしそれも少しばかし遅いって感じでしたね? もう少し早く抜刀出来れば良い技ですが……それよりも技を発動する前の領域を展開する時間が長いです。もう少し短時間で作れたら敵が来るギリギリで展開し、避けるのも不可能かと思うのですが……」
「うぐぅ!? 返す言葉もありません。」
「後……正直にいますと、剣術が普通のチョイ上って言うか……私とやる際も半分勢い任せだった感じもあって……」
「うぅ~すみません!! 役立たず過ぎてごめんなさいぃ!!」
「あぁ私こそごめんなさい。言い過ぎました。」
一通り手合わせした後、トモエが霞と戦って感じた後の技の事や実力を口にすると、それを聞いて思わず涙を流す霞に感づいて謝った。
「フゥ……まぁ分かっていたとはいえ、百合子さんや百合子さんのお友達を護る為に強くなるには……かなり厳しい修練が必要ですね。」
「やっぱり………ですか?」
っと、口に手を添えながら言ったトモエの話を聞き、落ち込みながら霞が聞くと……
「えぇ……っ、その為に、彼女達も協力してくれるみたいですよ。」
「えっ?」
霞の話に頷いたトモエが何かに気づいて笑みを浮かべながら話すと、トモエが指さした方へと霞は顔を向けた。
「よぉ三輪!! 早速シゴかれてるじゃねぇか?」
「私達も修行に突き合うよぉ!!」
「真希さん!! 甘露寺さんまで!?」
そこには霞と同じ「呪術廻戦」の禪院真希と「鬼滅の刃」の甘露寺蜜璃が立っており、二人を見て思わず驚く霞だった。
――――――
「ねぇ~!? 愛音お姉様はいつ帰って来るのぉ? 早くお姉様のおマ●コペロペロしたりペロペロされたいんですけどぉ~!?」
「うっさいわねこのド淫乱女!? 私だってお姉様のおマ●コ欲しくて我慢してるってのにぃ!?」
所変わって百合子の部屋では、H・フォースに誰を招集するかでパソコンでKISARAGIから貰ったデータ、そして自身が持っているアニメのDVDや漫画、ゲームと言った資料を見ながら百合子がフェルトと共に調べており、そこには監視がてらリフレアとイリスの姿もあった。
『痛っ!?』
「人の部屋で大声で叫ぶな!? 牢獄に戻されたくなかったら静かに手伝う!!」
『は~い。』
そんなイリスとリフレアの頭を殴った、二人の監視を任された大鳥居あすかの発言に対し、そっぽ向きながら答えるイリスとリフレア。
「ハァ……ごめんなさい。監視ってのもあるけどこの二人も一緒で。」
「あぁいえ!? 気にしてないですし大丈夫ですよ!! 大鳥居さんもせまくてすみません。」
「あぁそっちもそれは気にしないで!? 私も頼まれたからやってるってのもあるしさ。」
ため息交じりで言ったあすかに百合子は笑みを浮かべながら言い、それを聞いて言い返すあすかだった。
「フゥ……あぁそう言えば、愛音さんは確か、パンサーセルの対処の任務に戻ったんでしたっけ?」
「あぁはい……待ってくれてた雲母さんと一緒に。」
「その……前に聞きそびれたんですけど、そもそもパンサーセルってなんですか? 寄生した魔獣を暴走させるってのは覚えてるんですが……」
その後、向かい側にいるフェルトに百合子が「パンサーセル」と言う因子の事を聞き、聞かれたフェルトは口を開き答えだした。
「……百合子はシスタージルって名前はご存じですか?」
「あぁはい!! 私の知る限りでは確か……ハニーさんのライバル的存在で……まさか……」
「はい、この世界でもシスタージルはハニー総司令官がKISARAGI結成前からの宿敵って聞いてます。そのシスタージルが世界中で暴れまわった際、落として行った破片……いや細胞の一部の事を、」
「パンサーセル……って事ですか?」
フェルトの問いに答えかけようとした矢先、何かに気づいて驚いた百合子にフェルトは答え、その答えを聞いて問うた百合子の発言に頷くフェルトは話を続けた。
「確か私の記憶が確かながら……シスタージルはハニー総司令官に倒されたんですけど……」
「けど?」
「……私もついこの前バネッサさんから改めて聞いた話ですけど、シスタージルはダークネスクローとも関連がある可能性が高いらしいです。」
「っ!! だからKISARAGIもパンサーセルの対処と回収に動いてるんですね!! ダークネスクローに利用される前に!?」
「うん……まぁ関連がなかったにせよ、奴らに渡ったらロクでもない事が起こりかねないですしね。」
フェルトの話に問うた百合子にフェルトは答え、それを聞いて納得した百合子の発言に頷くフェルト。
「パンサーセル……確かダークネスクローの誰かが、それを集めに動きだしてるって話を聞いた事あります?」
「っ!? それは本当!?」
「私も聞いた……でも何の為に、誰が動いてるかは分からないわ。」
『………………』
その話を聞いていたリフレアの話を聞いて驚きながらあすかが聞き、それに答える形で言ったイリスの話を聞き、思わず冷や汗を掻く百合子とフェルト。
――――――
「そう……わかった、ありがとうね。パンサーセルに対処してる皆にもダークネスクローも動いてるって、改めて伝えておくわ。」
それから程なくして総司令室では、デバイスから百合子の発言を電話越しで聞いたハニーは礼を言いながら話した後電話を切り、目の前にあるパソコンの画面を見つめた。
そこに映っているのは現在のオリガ陣営のメンバーや動向だけでなく、パンサーセルに関する情報が掲載されていた。
(パンサーセル、か……アイツとの因縁は、そう簡単に消えてくれない……か。)
画面を見つめながら、首元の黒ずんでヒビ割れたチョーカーに手を当てたハニーは、ふとシスタージルの事を思い浮かべながら思った後、服の襟の前部分を引っ張って自身の胸を見つめた。
そのハニーの胸の……豊満な乳房の中心には大きな傷跡があった。
いかがだったでしょうか?
もしかしたら今後は一週間またぎながらの投稿になるかもしくは何時もどうり毎週ずつ投稿するか殆ど不安定な感じになると思いますが、今後ともよろしくお願いしてくだされば幸いです。
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失礼致しました。