ヒロイン全員百合レズ 作:XW
出番あるキャラに差がある感じになってますが、見て言ってくだされば幸いです。
何か問題などあれば、コメントなどで教えてくだされば幸いです。
それでは、どうぞ。
「あ、アイツが……」
「朧………」
「……………」
パンサーセルを手に取った朧を見、名前だけは聞いた事ある愛音と雲母達が驚きながら呟く中、ゆきかぜは皆以上に鋭い目つきで朧を睨んだ。
「へぇ~? あんたら見たいな奴らにも名を知られるなんて……私も有名人になったわね?」
「そりゃアイツら見たいな対魔忍と一緒に任務する事もあったら、名くらいは聞くっての。にしても……」
「さっきの話を聞く限り、あなたが彼女にパンサーセル回収をお願いしたのよね? 一体何が目的で……」
愛音と雲母の言葉を聞いて笑みを浮かべながら言った朧に対し、刃を向けながら真希が言った後、蜜璃も構えながら朧に問うと……
「フン……あんた達も知ってるでしょ? このパンサーセルは、かつて世界を混沌に陥らせたシスタージルの細胞の一部だって事を。そしてそれを取り込んだ魔獣共は肉体の限界以上の力を発揮できるって事をね。」
「だ、だから……何だって言うんですか?」
「分からないの? つまりこのパンサーセルには、力を増幅させるのに使えるって事よ!? そして私の考えが正しければ、コイツにはそれ以上の何かを秘めている。これを利用しない手はないでしょ?!」
っと、朧の話を聞いて途中霞が首を傾げる中、朧は不気味な笑みを浮かべながら声高らかに叫んだ。
「そ、それ以上の何かって、何だろう?」
「分からないけど、ロクでもない事なのは確かでしょうね?」
朧の話を聞き、額から汗を掻きながら言った友奈の問いに、刀を握りしめながら答える夏凛。
「そうかい……だったらなおさら!!」
「貴方みたいな人にはそれ、渡すわけには行きません!!」
そんな中、同じように話を聞いていた真希と蜜璃は朧に近づきながら得物を振るい、それを右手の手甲に備えられていた爪で防ぐ朧。
「真希さん!? 甘露寺さん!?」
「こいつの相手は私達がやる!?」
「三輪ちゃんは隙を突いてパンサーセルを奪って!!」
「わ、解りました!?」
いったん距離を取った後、すぐさま得物を振るった真希と蜜璃を見て霞が叫ぶと、そんな霞に対して真希と蜜璃は言い、霞も戸惑いながらも頷いた。
「フン……言ってくれるじゃないの? でもあんた達程度ならそうやすやすとっ!?」
爪ではじきながら、余裕の笑みを浮かべながら言いかけた朧はその直後、大きめの雷撃弾が襲い掛かったのに気づいてすぐさま避けた。
「へぇ~、アレ避けるなんて……流石アサギさんの好敵手って所かしら?」
「っ!?」
「ゆ、ゆきかぜちゃん?」
その雷撃弾を放った、銃口を向け続けるゆきかぜを見て思わず目を見開く真希と蜜璃。
「……あんた、もしかしてアサギの後輩対魔忍? 何かしら? 私あなたに何かやったかしら?」
「そうね……やったと言えばやったわね? 私の大事な家族や恋人を汚した事。」
『っ!?』
朧の問いに対し、ゆきかぜが答えたのを聞いて真希と蜜璃と霞だけでなく、響や友奈達までも驚いた。
「地下都市ヨミハラの件……アレから裏で何か居るんじゃないかって思って、私は紅とかと一緒に調べてたの。正直調べものとか苦手だから、結構苦労したわ。」
「……っで、何か分かったのかしら?」
「とぼけちゃって……もう証拠は出揃ってるのよ? あんたがヨミハラに居たオーク共に支援したり、お母さんの事を教えたのもあんたなのは、既に承知済みなんだから!!」
ゆきかぜの話を聞いて朧が問う中、ゆきかぜは激昂する事無く、でも怒りを沸き上げるかのようにして言い放った。
ゆきかぜの話を聞く限り、朧はあの地下都市ヨミハラの件に関係しており、しかもリーアルやヤザキと言うオークに不知火の事を教えたのも彼女だったらしい。
「……えぇそうよ。あなたの推理どうり、アイツらに手を貸したのも、あんたのデカ乳くノ一の事も、ついでに言えばあの脳筋女の事を教えたのも全部私よ。」
「………………」
「それで? 知ってどうするつもり? まさかとは思うけど……あの雑魚くノ一二人の敵討ちでもするつもりじゃ……」
っと、朧が笑みを浮かべながら言った事にゆきかぜが思わず黙る中、そんなゆきかぜに対しあざ笑いながら朧が言いかけた直後だった。
「っ!? がぁあああ!?」
ゆきかぜは雷を纏っての素早さで一瞬にして朧に近づき、そのまま朧の腹に強く蹴りを放つと、それを食らった朧は思わず後ろに吹き飛んでしまった。
「敵討ち? そうね……そうかしらね。でも何でかしらね? 貴方を見て怒りは収まらないけど、少し落ち着いてる。自分でもびっくりするくらいにね。」
「っ………」
「分かってるのは……あんたをここでぶっ飛ばすって事かしら? これ以上、厄介な事をしないようにねっ!!」
っと、驚くことに冷静なままに言ったゆきかぜは、朧に向けて雷撃弾を連発し、それを今度は避ける朧。
「あぁコラァ~!! 私を無視して朧様と戦おうとするなっておぉおお!?」
それを見ていた沙耶NEOはゆきかぜに対し少し怒りながら言った直後、紅の刃が沙耶NEOを斬ろうとし、それをギリギリで避ける沙耶NEO。
「あいにくアイツは、あっちの方で手一杯らしいからね。そんなに相手したいなら、私達が相手になるわ!!」
っと、紅は沙耶NEOに刃を向けながら言い、紅の後ろにはマリアと切歌と調も得物を構えながら立っていた。
「っ!? 私達も紅さん達の援護を!!」
「了解した!!」
「おぉ!!」
とわは近くの沙耶量産型を斬り落としながらその光景を見た後にせつなともろはに言い、それにせつなともろはが頷いた後、すぐさま沙耶NEOの方へと向かった。
「ふぅ~ん、まぁそれならそれで、良いけどね!!」
そんな状況の中、沙耶NEOは魔力を纏った六つのアームを再展開しながら、紅達を睨みながら言った。
――――――
「そこぉ!!」
「っ!!」
朧に近づきつつ、一定の距離も保ちながら雷撃弾を放つゆきかぜだったが、朧はそれを避けるか、爪で斬り裂くか応戦した。
「くぅ!?」
「さっきのキックは良かったけど、それ以外はどうかしらね?!」
そんな朧を見て歯を食いしばったゆきかぜに言った後、両手に展開した爪でゆきかぜを襲う。
「恋の呼吸……陸ノ型!! 猫足恋風!!」
だがその斬撃は間に入った蜜璃の斬撃によって防がれ、それを見て再び距離を取る朧。
「クゥ……っ!?」
「っ!!」
そんな朧が歯を食いしばる中、いつの間にか上を取っていた真希が薙刀の刃を振るい、それを爪で防いだ朧は地面に叩きつけられてしまう。
「二人共!?」
「加勢するよ!!」
「余計なお世話かもしれねぇけどな……」
「……いや、正直言うと助かる。」
蜜璃と真希を見て驚くゆきかぜに対して二人は言うが、ゆきかぜは少し考えた後、冷静に礼を言った。
「フゥ……フン!! 良いわよ、三人仲良く倒してあげるから!!」
っと、立ち上がった朧はゆきかぜと蜜璃と真希を見ながら叫び、それと同時に三人に向かって突っ込んだ。
「…………………」
そんな中、襲い掛かる朧に対し何とか応戦するゆきかぜと蜜璃と真希を見、何も出来ずに唖然となっている霞。
(さ、三人共凄い……あんな、あんなヤバめオバさん顔の女と戦えてる……正直私は下手したら、今にでも逃げ出したいのに……)
そう思わず思った霞は、先ほど真希が話していた事を思い出した。
(曲げられないもの……そうだ、ゆきかぜさんにも、真希さんにも、甘露寺さんにも……皆にも……曲げられないものがある。だから今も……)
霞はゆきかぜと真希と蜜璃だけでなく、沙耶NEOと戦っている紅とマリア達、そして沙耶量産型と戦っている響と友奈達を見て思いながら、刀を鞘ごと握りしめた。
『ハァアアア!!』
そんな中、真希と蜜璃の斬撃を手甲で受け止めながらも、強い攻撃に朧が後ろに下がったのを狙い…
「そこぉ!!」
「がぁくぅ!!」
ゆきかぜは雷撃弾を連発し、それを食らった朧は思わず膝を地面に着けてしまう。
(くぅ……思ったよりやるわねこの三人!? 特にあの女……確か水城不知火の娘のまな板女だったわね? 下手したらアサギより厄介ね。)
「……んぅ?」
真希と蜜璃とゆきかぜを見ながら朧は考えた直後、ふと自分達の戦いを見ていた霞の姿を見つけた。
「……フフッ、」
「な、何が可笑しいのよ?」
「いやねぇ……ちょっと思い出したのよ? いかにあんた達見たいのが強かろうとも……」
そんな朧が笑みを浮かべたのを見て銃口を向けながらゆきかぜは問い、それに答えながら足に力を入れた朧は次の瞬間……
「仲間人質取られたら何も出来なくなる甘ちゃんだって事をねぇ!?」
「っ!?」
「ヤバッ!!」
「三輪ちゃん!?」
朧は霞の方に向かって跳び、それを見てゆきかぜと真希が驚き、蜜璃は霞に向かって叫んだ。
「っ……………」
だが霞は、朧を見て臆して動けないわけではなく、額に汗を掻きながらも、抜刀の態勢に構えた。
(正直……私の曲げられないものは他の皆に比べたら大した事無いかもしれない……でも、だからこそ!! その曲げられないものを護る為に私だって!!)
「私だって……退けない!!」
心中で考えながら、朧を見逃さずにただじっと見つめた霞は、ギリギリまで朧が近づいたのを見て簡易領域を展開。そして……
「シン・陰流簡易領域!! 抜刀ぉおお!!」
「っ!? がぁあああ!!」
朧に向けて抜刀を放ち、その斬撃は朧の振るおうとしてた右腕を斬り裂いた。
その痛みに朧は思わず悲鳴を上げてしまい、霞の後ろに行きながら倒れてしまった。
「ぐぅううう!! そんな……この私が、この私があんな雌に……っ!?」
斬られた右腕を左手で抑え、痛みに堪えながら朧が声を上げた矢先、雷を纏ったゆきかぜがそんな朧を上空にあげた。
「仲間人質に取られたら何も出来なくなる? だったらあんたは……」
「人質でも盗らねぇと私らに勝てねぇって事だろう!!」
「がぁふぅ!!」
上空にあげた朧に対してゆきかぜが言った矢先、先に上に飛んでいた真希が叫びながら薙刀を振るい、それを食らった朧は地面に叩きつけられると思ったら……
「恋の呼吸……伍ノ型!! 揺らめく恋情・乱れ爪!!」
その瞬間を狙っての蜜璃の斬撃が決まり、朧は肉体に幾つもの傷口を受けながら地面に倒れてしまった。
「んぅえええ!? アイツらマジっておぉおお!?」
「よそ見してる暇はないわよ!!」
それをふと見た沙耶NEOは思わず驚く中、紅は風を纏った斬撃を振るい、その斬撃を沙耶NEOはギリギリで避ける。
「フンっ!! まぁ良いわ……こっちはこっちで楽しむだけだから!!」
「じゃあその楽しみもここで終わらすだけだ!! 紅龍波ぁあああ!!」
いったん距離を取り、魔力を高めながら言った沙耶NEOに対し言い返しながら、紅龍波を放つもろは。
「その程度!! ハァアアア!!」
だが沙耶NEOは逃げる事無く六つのアームに魔力を纏わせて、そこから紫の魔力波を放ってもろはの紅龍波を巻き込んでもろはに向けるものの……
「それを待ってたぜぇ!! 紅の爆流破ぁあああ!!」
それすらも巻き込むかのように、もろは右手で刃を回転させて沙耶NEOに返すかの如く放った。
「っ!? ヤバッ!!」
流石にこれを食らったら危険と察したのか、沙耶NEOは上空に飛んで避けたものの……
「逃がすわけないでしょ!?」
「っ!?」
マリアは得物を左腕のアーマーに収納して砲身に変形、そこから放った「HORIZON♰CANNON」の砲撃を沙耶NEOに向けて放った。
「がぁあああ!!」
その砲撃を避けきれなかった沙耶NEOはまともに食らってしまい、そのまま地面に落ちてしまう。
「戦場を遊び場と勘違いするからそうなる……」
「これでお前もここまでデェス!!」
「くぅ………」
地面に倒れ伏した沙耶NEOを睨みながら調と切歌は得物を向けながら言い、それに沙耶NEOは思わず歯を食いしばった。
「んぅううう!? ぐぅうう!?」
そんな中、地面に叩きつけられた朧は歯を食いしばりながら立ち上がり、それを見て構え直す霞と真希と蜜璃。
「っ……やっぱりそう簡単には倒せませんか!?」
「だが……かなりの深手を与えたのは事実だ。」
「ここで倒すよりも、捕えてダークネスクローの事を吐かさせよう!!」
霞と真希と蜜璃が朧を睨みながら話す中、朧は左手にある物を取り出すと……
「グゥウウウ……調子に乗るんじゃないわよ、クソ雌共がぁああ!!」
「っ!?」
ある物……さっき手にしたパンサーセルを投げ、その投げた方向に居た沙耶量産型にパンサーセルが突き刺さった直後…
「グゥワァアアア!!」
『っ!?』
パンサーセルが突き刺さった沙耶量産型は雄たけびを上げながら触手を展開すると、周囲に居た沙耶量産型を捕えては喰って行き、それを見て響と友奈と愛音と雲母と霞とゆきかぜ達は目を見開いた。
「あ、あの野郎……!?」
「自身の同族を……共食いしてる!?」
「………………」
その光景を見てクリスや銀も呟く中、沙耶NEOは沙耶量産型達が同じ沙耶量産型に喰われていく光景を見て唖然となっていた。
「って、ちょい待ちぃ!!」
「喰ってた奴が……だんだん……」
すると今度は百花とハユルが驚きながら言うと、沙耶量産型達を喰っていた沙耶量産型の身体が見る見る大きくなっていき、それは残った沙耶量産型全て喰い尽くすまで続き……
「グォオオオオ!!」
最終的にはビル一個分にまで巨大化し、霞達はその巨大化した沙耶量産型を見上げながら驚きを隠せなかった。
いかがだったでしょうか?
かなり三輪霞の優遇感が強い感じになってますが、そこはご了承仕手くだされば幸いです。
また何か意見などありましたら、感想か専用の活動報告、メッセージにコメントよろしくお願い致します。
失礼致しました。