ヒロイン全員百合レズ 作:XW
今回もある作品を元にした部分が多々あるので、問題などあればコメントで教えてくだされば幸いです。
今回はあるキャラを中心となったお話になると思います。
それでは、どうぞ。
第五十六話 神殿跡地にて……
「えっとその……頼まれた資料はこれで良いでしょうか?」
「どれどれ……うん、十分すぎるくらいに問題ないよ!!」
キングダムアイランドでの戦いから一週間後、KISARAGI総本部総司令室では、百合子が作った資料データが入ったメモリをハニーに渡し、それを確認して頷くハニー。
「………うん? どうしたの百合子ちゃん?」
「あぁいえ!? 何て言うかその……最近元気になったなって思いまして……」
「えっ?! 私この間まで元気なさそうに見えた!?」
「あぁいえその!? 仕事続きで忙しそうだったから、色々と疲れてたり、その……思いつめたりして大丈夫かなって思ってて……」
その後すぐパソコンのキーボードを打つハニーを見ていた百合子の視線に気づいたハニーの問いに対して百合子は答え、それを聞いて少しばかしショックを受けたハニーを見て慌てながら言い返す百合子。
「うぅ……まさか百合子ちゃんにまで指摘されるとは……大丈夫!! さやかちゃんにも言われたのもあって休める時には休んでるし、何よりも皆頼りになるしね!!」
「そ、そうですか。」
頭を掻いて実は百合子にも心配されていた事に顔を苦くしながら言ったハニーの話を聞き、安堵しながら頷く百合子は……
「それにほら……さ、さやかちゃんにあんな事までされて……や、休まないわけには行かないしね。」
「う、うん?」
っと、顔を赤く染めながら言ったハニーを見て少し首を傾げた。
――――――
「ブハックション!!」
「わぁあああ!?」
同時刻、KISARAGI総本部内にある開発ラボにて、アニスフィアと共にマテリアルの調整を行っていたさやかが大きなくしゃみをし、それを聞いて隣にいたアニスフィアは思わず驚いた。
「ど、どうしたんですか? 風邪?」
「いや……多分どっかの誰かが、私の名前を言ったんだと思う。」
「んぅ?」
アニスフィアの問いに鼻をティッシュでかみながら、ある人物を思い浮かべながら言ったのを聞いて首を傾げるアニスフィア。
―――――
「私が作った資料って、これまでのダークネスクロー絡みの事件を起こした人達のでしたよね?」
「うん……総本部を襲撃したプレアデスのナーベラル・ガンマ、ヨミハラで悪事を働いていた堕姫とリーアルとヤザキ、ヴィラネスシティや鬼の里を襲ったプレアデスにアスタロトやシャルティア、現在進行形で一番の問題になっているオリガ陣営、それ絡みでルヴィリアスを追っていたティアとイリスとリフレア、そしてパンサーセルを集めていた朧に沙耶NEO。主にはこんな感じかな?」
場所は戻り、百合子が作った資料の事を答える際、百合子が転移した後に起こったダークネスクロー絡みの関連人物を口にしたハニー。
「確かダークネスクローって、様々な事件やテロ行為を行って、構成員が殆ど女性を陵辱し、せ、性奴隷に堕とす事を楽しんでいる組織の事ですよね?」
「うん……現にオリガ陣営が良くも悪くも例になってる感じかな?」
「これまでの事を思い出してみてもその殆どが当てはまりますけど、本当の目的は一体……」
「そこまでは私も分からないけど……この世界にとってもロクでもない事なのは確かね。」
っと、今までの事を思い出しながらダークネスクローの事を話していた百合子の考えに答える中、次にハニーはこう口を開いた。
「あっ、そう言えばダークネスクローの一人が、色んな所で目撃情報が出てる見たいなの。」
「も、目撃情報ですか?」
「確かな事は分からないけど、色んな神殿やら古い城の跡地を探ってる見たい。そいつを追って何人かに調査に向かわせてる所なの。」
ハニーの話を聞いて首を少し傾げた百合子に対し、ハニーは答えながら目撃情報があったダークネスクローの一人の資料を渡した。
「……っ!? これは……」
その資料を見、思わず驚く百合子。
何せその資料にあったダークネスクローの一人が、「対魔忍シリーズ」の魔界騎士イングリッドだったからだ。
―――――
「……………」
同時刻、とある神殿跡地にその魔界騎士イングリッドが姿を現していた。
神殿跡地は至る所が破壊されたもの、元の形が残った場所を見るに、相当立派な神殿だったのが想像できたらしい。
「……本当にここで眠っているのだろうか? 最強レベルのサーヴァントと言われる奴は………っ!?」
その神殿跡地の前を見ながら、イングリッドが呟いた矢先に何かを感じた直後、後方から放たれた銃撃や炎を振り返りながら得物の刃で振り払った。
「何者だ?」
少し構えながらイングリッドが問うた直後、先ほどの銃撃などを放った者達が上から降りて来た。
「何者って……強いて言うなら貴方みたいな半裸さんを捕まえに来た正義の味方って所かな?」
「跡地とは言え、神聖な神殿によからぬ気配をただ寄せる者を見過ごすわけには行きませんからね。」
「貴様の目的は知らないが、大人しくしてもらおうかしら? 魔界騎士さん?」
「まぁ、はいそうですねって頷く感じでもないでしょうけど!?」
その者達……「RWBYシリーズ」のルビー・ローズ、ワイス・シュニー、ブレイク・ベラドンナ、ヤン・シャオロンが構えながら言ったのに対し、イングリッドは警戒を解く処かルビー達を睨みながら……
「先に仕掛けて来たのそっちなんだがな……どちらにせよ、身に降りかかる火の粉は振り払うまで!!」
「でしょうね……ならチームRWBY!!」
『アタック!!』
剣を振るいながらルビー達に向かって行き、それを見てルビー達チームRWBYも得物を振るいながらイングリッドに向かって行った。
―――――
「えっ!? 魔界騎士イングリッドが!?」
《えぇ、今萌奈が居る場所から近い神殿跡地に、報告にあった魔界騎士イングリッドの出現の報告があったわ。》
同時刻、神殿跡地に近い場所をパトロールしていた萌奈のデバイスにシャイアからの連絡が、その連絡を聞いて驚きを隠せずにいる萌奈にシャイアは話し続ける。
《イングリッドには今チームRWBYが対処してるけど、相手があの魔界騎士様なら幾ら彼女でも……》
「……分かりました!! すぐに急行します!!」
シャイアの連絡を聞いた萌奈は、すぐさまエンジェルブレイドに変身と同時にマテリアル体に換装。
乗っていたバイクを走らせながら神殿跡地に急行した。
―――――
「ハァアアア!!」
「っ!!」
ルビーが振るう鎌をイングリッド剣で防いだ後、そのまま大きく振るってルビーを離すが、その隙を逃がすまいとヤンとブレイクがそれぞれの得物から銃撃を放つ。
「甘い!!」
「甘いのは……どっちでしょうね!?」
それすらも剣で弾いたイングリッドに対し、ワイスはレイピアの剣先を地面に突き刺して氷を生成。
そのままイングリッドを拘束した。
「っ……!?」
「だぁあああ!?」
それに多少戸惑ったイングリッドに対し、ヤンは篭手を纏った拳を振るい、それを何とか防いだイングリッドは氷が壊れたのと同時に後方に吹き飛んだ。
「………粗さもあるが悪くない連携だ。それなりに腕が立つと見た。」
「それなりって酷いなぁ!? こう見えて常に特訓してるんだからね!?」
「とは言え敵さんもかなりの腕……流石はダークネスクローの中でも高い実力を持つと言われてるだけある。」
マントに残った氷を払いながら言ったイングリッドの言葉に頬を膨らませながらルビーが言った後、ブレイクは構えを取り直しながら言った直後だった。
『っ!?』
三日月状の斬撃がルビー達とイングリッドの間に落ちる形で振って来、それを見てルビー達だけでなくイングリッドも驚く中、その斬撃を振るったであろう存在も遅れてやっていた。
「っ!?」
「もしかしてあんたは……」
「今度はほぼほぼ全裸の変態さん!?」
「違っ……いやほぼ全裸なのは違いないですけど、私達の味方です。」
「一応フォローありがとうございます……ゴホンッ!! エンジェルブレイド、改めて見参!!」
その人物……エンジェルブレイドを見てブレイクとヤンが驚き、ルビーが言った事にワイスがツッコんだ後、それを聞いて呟いた後にエンジェルブレイドは咳払いしながら名乗りを上げた。
因みにその際、少しばかし頬は赤くなっていたらしい。
「貴様がエンジェルブレイドか……話を聞く限り腕も立つらしいがその実力、試させてもらうぞ!!」
「っ!? エンジェル・ソード!!」
そんなエンジェルブレイドを見てイングリッドが剣を向けながら言った後、その剣を構えながら突っ込んだのを見て、エンジェルブレイドも素早くエンジェル・ソードを展開。
「っ!!」
「んくぅ!? ハァアアア!!」
尽かさず振るわれたイングリッドの刃を防いだ後、そのまま力強く振るって少しばかし離した後、そのまますぐにイングリッドに刃を振るった。
「フンっ!! ハァアアア!!」
「ぬぅ、だぁあああ!!」
それをイングリッドは剣で防いだのも束の間すぐに斬りかかり、それを紙一重で避けたエンジェルブレイドも尽かさずエンジェル・ソードを振るった。
「ちょっと!! ちょっと!! 私達も忘れないでよね!?」
「行くよ!!」
「えぇ!!」
「あぁ!!」
それを呆然と見るだけでなく、ルビー言いながら走り出したのと同時にヤンの掛け声に答えたワイスとブレイクも駆け出し、そのままイングリッドに向けて得物を振るい続けた。
「ぬぅうう!?」
「このぉおおお!!」
「そこぉ!!」
「やぁあああ!!」
「ふんっ!!」
エンジェルブレイドが少し離れたのと同時にルビーは狙撃銃に変形させてワイスと共に銃弾を撃ち、それを剣で払い続けるイングリッドに対し得物を再び振るうヤンとブレイクだったが、その攻撃すらもイングリッドは避けた。
「フッ……っ!?」
『っ!?』
そんなイングリッドが一息吐いたその直後、神殿跡地中心にある半壊した塔の最上階に当たる部分が突如光だし、それにイングリッドだけでなくルビー達やエンジェルブレイドも気づき驚いた。
「な、何!?」
「何が起ころうとしてるの?!」
「………まさか。」
ルビーとエンジェルブレイド達がその光に驚き、イングリッドが何かを予見する中、その光はエンジェルブレイド達とイングリッドが居る場所に降り下りるのと同時に、人の姿へと変貌していていった。
「………………」
光が変貌した人物はかなり長身の金髪女性で、銀色の鎧を纏って右手には剣、左腕には光る鎖を持っていた。
「だ、誰ですの?」
「っ!? この反応……サーヴァント!?」
「さ、サーヴァントって、立香の嬢ちゃんの女の武蔵や段蔵ちゃんと同じ!?」
「その言い方はこの場ではどうかなって思いますけど……でもこの高いサーヴァント反応は?」
その女性を見てワイスが冷や汗を掻きながら呟いた後、デバイスの反応を見てブレイクが言った内容にヤンが驚き、その驚きながらの言葉に突っ込みながら、エンジェルブレイドは目の前にいるサーヴァントの高い反応を見ながら呟くと……
「妖精騎士ガウェイン……真名、バーゲスト。」
『っ!?』
「どうやらここで当たりのようだな……伝説と言われ、最強レベルと言われたサーヴァント、モルガンが眠っているのはここらしい。」
『っ!?!?』
イングリッドが言い放った言葉を聞き、二度驚くエンジェルブレイドとルビー達。
その話を察するに、イングリッドの狙いは「Fate/GrandOrder」のモルガンらしい。
「貴様を倒せば、モルガンも姿を現すであろう……その首、もらい受ける!!」
「………っ!!」
そのモルガンが送り込んだのか分からぬものの、関係のある同じく「Fate/GrandOrder」のバーゲストに剣を向けながら言ったイングリッドは尽かさずバーゲストに向かって刃を振るうが、それをバーゲストは目を見開いたのと同時に得物の剣でそれを防いだ。
「んぅ……ハァアアア!!」
「………」
斬撃を防がれ目を見開きながらも、すぐ立て直しながら刃を振るい続けるイングリッドだったが、その全てをバーゲストの剣により防がれてしまい……
「っ!!」
「っ!? ぬぁあああ!!」
バーゲストが左手にある光の鎖を放ち、それを食らったイングリッドは地面に背を着けてしまう。
「くぅ……だぁあああ!!」
「させない!?」
倒れてもなお、すぐに立ち上がってバーゲストに向かって行くイングリッドに対し、何かを感じたのか割って入る形で、刃を振るいながらイングリッドを止めるエンジェルブレイド。
「…………っ!!」
それをただただ見ていたバーゲストは直後、右手に持った剣を霊体化させると頭にある角のような形をしたティアラの片方を自ら破壊。
額から血を流したバーゲストは痛みを感じる顔を浮かべたのと同時に、体内から赤黒い魔力を放出させた。
「っ!?」
「アレは……なぁ!?」
その光景を見たイングリッドとエンジェルブレイドが驚く中、先ほど光った塔がバーゲストの魔力放出に呼応するかのようにして再び光だし、そのまま魔力を放出させ続けるバーゲストに向けて光を降り注いだ。
「っ!!!!」
するとバーゲストは、声を出さずとも叫びだしたのと同時に更に魔力を放出。
瞬く間に周囲を巻き込みつつあった。
「こ、この魔力量は……」
「マズイ……脱出だ!!」
「あぁ!!」
「うん!!」
膨大な魔力を放出に危険性を感じたワイスとブレイクが言った後、ヤンとルビーと一緒にこの場から離れる形でジャンプした。
『っ…………』
「っ!? エンジェルブレイドさん!?」
「いけない!?」
だが遅れてしまったのか、エンジェルブレイドとイングリッドは巻き込まれてしまい、ルビーとワイスがそれを見て叫んだ直後、バーゲストが放った魔力放出が収まった後に見ると……
「………えっ、」
「えっ……」
『えぇえええ!?』
そこにはバーゲストだけでなくエンジェルブレイドとイングリッドの姿もなく、それを見てブレイクとヤンとルビーとワイスは声を上げながら驚くしかなかった。
「あのサーヴァントだけでなく、エンジェルブレイドと魔界騎士までロストしやがったぞ!?」
「一体何が……」
「…………」
「……あの人に聞いてみた方が良いですわね。」
突然の事に戸惑いを隠せないヤンとブレイクが言い、ルビーも出す言葉を失う中、ワイスはある人に話を伺おうとデバイスを手にするのだった。
いかがだったでしょうか?
第九章は恐らくこう言った感じになると思いますので、それでも良ければ今後ともよろしくお願いいたします。
何か意見などありましたら、感想か専用の活動報告、もくしはメッセージにコメントよろしくお願い致します。
失礼いたしました。