※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 今回は前回の続きで、前回同様ある作品を元にした部分がありますので、問題などあればコメントで教えてくだされば幸いです。
 前回より短いですが、それでも良ければ見て行ってください。
 それでは、どうぞ。



第五十七話 妖精女王の試練

 

「モルガン!? イングリッドがそう言ったの?」

 

《確かにそう言いましたわ。それにそのモルガンに関係してると言われるバーゲストって言うサーヴァントも、妖精騎士って呼んでましたし……》

 

 ある場所に居た立香は、ワイスからの連絡を聞いて驚いていた。

 どうやらエンジェルブレイドだけでなくイングリッドまでもがバーゲストと共に姿を消した事に対し、ワイスはサーヴァントの事ならと、立香に話を聞くために連絡を取ったらしい。

 

「……もしそうだとしたらその神殿跡地は、モルガンや妖精騎士サーヴァントが眠っているか、関係がある場所かもしれないね。」

 

《眠っている……確かにイングリッドもそのような事を言ってましたわ。》

 

「どちらにせよヤバい事に違いはないかな? もしモルガンが悪意を感じ取り、エンジェルブレイドとイングリッド、それに皆を敵だと判断したなら……」

 

《…………》

 

 立香の話を聞き、電話越しでも緊張感を増すワイス。

 もし本当にモルガンが自分達を敵と判断したなら、取り返しのつかない事になる可能性だってあるからだ。

 

「とにかく……こっちは後で本部に連絡取っておく。あいにく私は今取り込みちゅう゛ぅううう!?」

 

「ンチュ……チュふぅ……す、すいません先輩……大事な話なのは分かってはいますけど、その……私との最中に他の女と話してると……」

 

 そう話した最中に突然立香が声を上げると、その立香の膣部分を舐めていたマシュが目を逸らしながら答えていた。

 どうやら先ほどまで立香は、マシュとのレズセックス中だったらしく、証拠と言うべきか分からないが、現在立香もマシュも生まれたままの姿だった。

 

――――

 

「あぁ……分かりましたわ。総本部には私達の方から連絡するので、お二人はお気になさらず……」

 

《あぁごめぇんぅうう?! ンハァ!? な、何かあったら私の子何人か援軍に行かせるからふぁぁあ!? じゃ、じゃあああ!?》

 

 その喘ぎ声を電話越しに聞いたワイスは頬を赤く染めながら言い、それを聞いて感じながらも言った立香は電話を切った。

 

「………お取込み中だったみたいね。色々と、」

 

「えぇ……とにかく私が総本部に状況を報告をしますわ。」

 

「助かる……にしても立香の嬢ちゃんの言葉が確かならヤバいなぁ。まぁ自分の眠っていた神殿でドンパチしてたらそりゃ怒ると思うけど……」

 

 同じように頬を赤くしていったブレイクにワイスが言った後、ヤンは頭を掻きながら神殿跡地を見渡しながら言った。

 

「それでどうしようか? お供え物になりそうなもの、非常食用のお菓子しか持ってないよ。」

 

「お供えで怒りを収めるなら苦労しませんわ。とにかく私達は、総本部からの報告を待つしかありませんわ。」

 

「あぁ、多分エンジェルブレイドの嬢ちゃんも、あのサーヴァントと魔界騎士相手に頑張ってるだろうしな。」

 

 そう冷や汗を掻きながら言ったルビーにワイスがツッコんだ後、ヤンが拳を鳴らしながら言った直後だった。

 

「ほぉ……あの魔界騎士殿もこちらに、」

 

『っ!?』

 

 何処からか声が聞こえ、その声がした方に得物を構えながら振り向いたルビー達が見た先には、ダークネスクローオリガ陣営のディネリンドが帽子を上げながら立っていた。

 

「あなたは確か、オリガ陣営の!?」

 

「こりゃまた露出多めの奴が来たけど……何しに来た!?」

 

「オリガ様があの魔界騎士の動向が少し気になったらしく、命を受けて彼女の魔力残留を辿ってみたら……フフッ、暇つぶしにはなりそうね。」

 

 ワイスやヤンの問いに対し、不気味な笑みを浮かべながら答えるディネリンドだった。

 

――――――

 

 草木もなく、あったとしても焼けてるか焼けて炭と化している野原。

 今だ炎が燃えるその空間に、エンジェルブレイドとイングリッドは汗を掻きながら立っていた。

 

「ハァ……ハァ……ハァ……こ、この固有結界が、私達の力を奪っているように思う、この感覚……」

 

「思うではなく、確かだろうな……っ!?」

 

 息を荒く吐きながら言ったエンジェルブレイドに対し、落ち着きながらイングリッドが話した直後、向こうから赤い鎖が放たれそれを二人は同時に避けた。

 

「………………」

 

 その赤い鎖を放ったであろうバーゲストは、先ほど流れていた額の血はとっくに止まっており、姿も先ほどまでの騎士じみた甲冑姿ではなく露出も多く、鎧らしきものを纏っていた両肩両腕両足のそれは赤黒く刺々しくなっており、右手に持つ剣も赤黒い魔力のオーラを纏って巨大化していた。

 

「くぅ……防衛本能が全てを敵とみなして、冷静な判断が出来なくなってるのでしょうか?」

 

「何だって良い……奴を斬れば、このふざけた空間からも脱出出来るはずだ!!」

 

 そんなバーゲストを見てエンジェルブレイドが言う中、イングリッドは両手で剣の持ち手を持ちながらバーゲストに突っ込んだ。

 

「っ!!」

 

「んぅう……ぬぁあぁあ!!」

 

 そのイングリッドの斬撃を軽々と避けて行ったバーゲストは自身の剣に魔力を溜め、それから放たれる斬撃でイングリッドを遠くに吹き飛ばした。

 

「ぐぅうう!?」

 

「何考えてるんですか!? この相手が有利な場所で、あのサーヴァントを倒せると思うなんて……一旦離れましょう!?」

 

 そんなイングリッドを後ろから受け止めたエンジェルブレイドは言った後、イングリッドを抱えながら少し離れた。

 

「くぅ……だったら、どうしろと言うんだ?」

 

「………脱出までの間、一時休戦しませんか?」

 

「っ!? 何だと……」

 

 エンジェルブレイドを離し、息を整えながらイングリッドは聞いた直後、エンジェルブレイドのその返答に対して驚きを隠せないでいた。

 

「ここで敵対同士で争ったり、個別で戦っても体力も力も奪われる一方です。だったら、ここは協力して奴に応戦しつつ、脱出方法を考えましょう!?」

 

「………正気か? 貴様、私が何処の組織に属してるか分かっているはずだが?」

 

 エンジェルブレイドの話を聞き、眉をひそめながらイングリッドは問うと……

 

「……少なくとも、他のダークネスクローの人達よりは、隙をついて斬り倒そうとは思わなそうですし。」

 

「………フン、私の事をよく知らずに、言うものだな。」

 

 エンジェルブレイドの返答を聞き、イングリッドは少し笑いながら言った。

 

「まぁ良い……この状況下ではそれが最善か。」

 

「っ……ありがとうございます。」

 

「貴様……本当の名は?」

 

「………神宮寺、萌奈です。」

 

「魔界騎士……イングリッドだ。」

 

 その後、バーゲストを見ながら言ったイングリッドにエンジェルブレイドは礼を言った後イングリッドに本当の名を話し、イングリッドもそれを聞いた後、改めて名を答えた。

 

「行きましょう、イングリッド!!」

 

「あぁ!!」

 

 エンジェルブレイドの声に頷いた後、イングリッドはエンジェルブレイドと共に構ながら、バーゲストに向かって走り出した。

 

―――――

 

「ハァアアア!!」

 

 同時刻、神殿跡地から少し離れた場所に移動したルビー達は、ディネリンドに対し応戦し始めていた。

 

「フッ……ハァアア!!」

 

「っ!? 危なっ!!」

 

「このぉ!!」

 

 ルビーの鎌の斬撃を魔法壁で防いだ後、魔力で作られた鎖を放つディネリンドに対し、応戦するヤンとワイス。

 

「へぇ……あの魔界騎士が少し手こずっただけはあるけど……その程度では私は倒せないわよ!?」

 

 ヤンの籠手とワイスのレイピアから放たれた銃撃によって鎖が破壊されたのを見てもなお、余裕の笑みを浮かべるディネリンドは背後に幾つもの魔法陣を展開、そこから幾つもの魔法弾を発射させた。

 

「っ!? 散開!!」

 

 それを見てルビーが叫ぶと、それに合わせるかのようにしてワイスとヤンとブレイクも魔法弾をギリギリの距離で避け続けた。

 

「あぁもう!! コイツ思ったより厄介だな!? いかにもビッチな格好しやがって!?」

 

「見た目で敵の全てを判断するなって奴ね……けど、あのオリガ陣営の敵にしては厄介だな。」

 

「同意……私、あの陣営は女を犯すことしか考えてない野蛮女の集まりかと思ってましたし。」

 

 避けながらヤンが言った事にブレイクは言い、それに少し同意しながら生成した氷で魔法弾を防ぐワイス。

 

「フフッ……あいにく私達は、実力も何処にでもいるハイエルフやダークエルフとは段違いよ。力も……魔法も、全てを勝っているわ。」

 

「実力も上だから……他のエルフや女性を好きに犯しても良いって言いたいわけ!?」

 

「それが私達、って所かしらね? まぁ神盾同盟や王国の女が、あまりにも雑魚過ぎたってのもあるけど。」

 

 その会話を聞いたディネリンドが言った事にルビーは得物を構えながら言い、それに答えたディネリンドが笑みを浮かべた直後……

 

「色々言いたい事あるけど……とりあえず私らをあんた達が侵略した国々の女達と一緒にしないでくれる!?」

 

「っ!?」

 

 何処からか声が発せられたのと同時にディネリンドが上を向くと、その声の主がキックを向けながら落ちて来、それを紙一重で避けるディネリンド。

 

「あ、あなたは!?」

 

「エンジェルエンダー!?」

 

 キックを放った女性……エンジェルエンダーがルビー達の前に降り立ったのを見、驚きながら口を開くワイスとヤン。

 

「ブレイドの反応が探知できなくなったって聞いて飛んできたけど……どうやらちと厄介な女相手してる見たいね。」

 

「気を付けてください……あの魔女、かなり手強いです。見た目はアレですけど……」

 

「まぁ見た目に関してはあんたもあんただけどな。」

 

 エンジェルエンダーの話を聞いた後、ディネリンドを見てブレイクが言った後にエンジェルエンダーを見て言うヤン。

 

「この際それはスルーお願いね。とにかく……アイツを倒してブレイドをどうにかするよ!!」

 

「はいっ!!」

 

「当然ですわ!!」

 

「おっしゃ!!」

 

「了解!!」

 

 ヤンの話に対して言った後、拳を構えながら言ったエンジェルエンダーにルビーとワイスとヤンとブレイクは得物を構えながら頷き、

 

「私を倒す………フフッ、中々面白い冗談ですこと。」

 

 それを聞いたディネリンドは笑みを浮かべながら背後に魔法陣を展開するのだった。

 

―――――

 

「………………」

 

 その頃オリガ陣営の拠点黒の城では、珍しくオリガが玉座に座っていた。

 今や仕事のない時は常に女を抱く為にベッドに居る彼女だが、久しく玉座に座りながら何か考えていた。

 

「オリガ様、いかがなさいましたか?」

 

「クロエ……いや、ディネリンドに魔界騎士の動向を探ってもらってるのだが……どうもな。」

 

 そんなオリガを見て問うたクロエに答えた後、オリガは玉座から立ち上がって杖を持つと……

 

「ディネリンドの元へ向かう。クロエ、お前も来い。」

 

「は、はっ!!」

 

 そう言いながら魔力で作った転移門を開き、クロエの返事を聞いた後にその門を通るオリガとクロエだった。

 

―――――

 

「ハァアアア!!」

 

「ハァ!!」

 

 同時刻、KISARAGI総本部内にある戦闘訓練室の一つでは、ノエルと美衣が模擬戦を行っていた。

 

 海神戦乙女の鎧(ヴァルキリードレス)の水の槍を振るい続けるノエルに対し、美衣は聖衣(クロス)を纏った腕を使って防ぎつつ、足での攻撃を放った。

 

「海竜の咆哮ぉおお!!」

 

「ヘブンズメイルストローム!!」

 

 お互いの技を同時に放ち、双方水関連の技だった為か技の衝突と同時に爆発した際、周囲に水がはじけ飛んだ。

 

「そこまで!!」

 

 そんな二人の模擬戦を見ていた美衣と同じセインティアのエルダが手を上げながら叫び、それを聞いたノエルと美衣はマテリアル体を解除したの同時にそれぞれ武装を解いた。

 

「ふぅ……ありがとうね、私のわがままに付き合ってもらって。」

 

「これくらい大した事ありませんわ。まぁでも、私達に直に模擬戦を頼んだ際は少し驚きましたけど。」

 

「セインティアと戦えるタイミングなんてそうそうないしね。良いタイミングで申し込んでよかったわ。」

 

 一息吐いたノエルの言葉に美衣が言った後、それに答えたノエルと握手を交わす美衣。

 

「それでどう? デバフ無効化のマテリアルに関しては?」

 

「問題なく動ける感じですわ。制限時間があるとは言え、これなら……」

 

「了解。じゃあ亜美さんにはそう伝えておくわ。」

 

 っと、まともに動けるか実戦テストもしていたデバフ無効化マテリアル体で戦っていた美衣にエルダが問い、それに手を動かしながら答えた美衣の話を聞いてノエルが言った直後だった。

 

「あぁお取込み中失礼!!」

 

「っ!? 翔子さん!? それにあなたは……」

 

「どうしたんだ?」

 

 美衣とエルダと同じセインティアの翔子が、立香のチームメイトの一人の武蔵と共に少し慌てながらやって来たのを見、美衣とエルダが少し驚きながら問うた。

 

「ハァ……ハァ……さ、さっき聞いたんだけど、モルガンって言うサーヴァントが眠っている神殿跡地で、エンジェルブレイドがそのモルガンと関わりのあるサーヴァントの結界に取り込まれたらしいの!?」

 

「しかも、オリガ陣営のディネリンドって言う魔女が現れて、チームRWBYとエンジェルエンダーと交戦中見たい。」

 

 息を整えながら答えた翔子に付け足す形で武蔵が言い、それを聞いたノエルと美衣とエルダは額から汗を少し搔きながら互いを見合うと……

 

「どうする?」

 

「どうするも何も、聞いた以上は動かないと、セインティアの恥ですわ。」

 

「じゃあ……決まりだね。」

 

 三人の思いは既に決まっており、それぞれ言った後に頷くノエルと美衣とエルダ。

 

「だったらすぐに行こう!! もうリーベルトさんにも話を通して待ってくれてますから!!」

 

「ハニー総司令官や皆にも話は通して了承もしてある!! あいにく立香やマシュ達は色々あってついて来れないけど……私が行くから問題ないわ!!」

 

「何が問題かどうか分からないけど……ならぜんは急げね!!」

 

『おぉ(はい)!!』

 

 それを聞いていた翔子と武蔵が言った後、ノエルの言葉に頷いた美衣達は急ぎリーベルトが待っている場所へと走るのだった。

 




 いかがだったでしょうか? 
 なんやかんやでオリガ陣営との戦いにも入る感じになりましたが、それでも良ければ今後ともよろしくお願いいたします。
 何か意見などありましたら、感想か専用の活動報告、もしくはメッセージにコメントよろしくお願い致します。
 失礼いたしました。
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