※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 今回も前回や前々回同様ある作品を元にした部分がありますので、問題などあればコメントで教えてくだされば幸いです。
 そんな感じの話が続くこんな小説でも良ければ、見て行ってくだされば幸いです。
 それでは、どうぞ。



第五十八話 ひと時の共闘を経て……

 

『ハァアアア!!』

 

「っ!!」

 

 固有結界内にて、バーゲストに向けて刃を振るい続けるエンジェルブレイドとイングリッド。

 その斬撃の連続にバーゲストは臆する事無く避けるか受け止めた後、隙を突いて斬撃か左手の赤い鎖を放った。

 

「くぅ……フゥ……フゥ、立香さん達の所と何度か手合わせしたとはいえ、これがサーヴァントの力……」

(でも……いくら特殊な召喚で出現したとは言え、魔力には限界があるはず……もし魔力を供給する場所があるならそこを……っ!!)

 

 イングリッドがバーゲストの斬撃を受け止める中、膝をついて呟いたエンジェルブレイドは周囲を見渡しながら考えていた直後、固有結界の上空に赤い太陽らしきものがあるのを見つけ、そこから微かだが魔力がバーゲストに注がれているのが見えた。

 

「アレか!? あの太陽みたいなのを破壊できれば、サーヴァントへの魔力供給も絶たれて……」

 

「っ!? この結界からも脱出できるかもしれんか……なら、さっさとアレを破壊するぞ!!」

 

 その太陽らしきものを見て言ったエンジェルブレイドの言葉を聞き、少しだけ笑みを浮かべながらバーゲストから離れたイングリッドは言った。

 

「…………っ!!」

 

 エンジェルブレイドとイングリッドが次に起こす行動を察したのか、バーゲストはそれを止めんと剣に赤黒い魔力を限界まで溜め続け、その溜めた魔力で出来た刃を振るった。

 

『っ!! ハァアアア!!』

 

「っ!?」

 

 だがエンジェルブレイドとイングリッドは、その斬撃を紙一重で避けるのと同時にジャンプしてバーゲストの方に向かうと、そのままバーゲストを踏み台代わりにして更に飛び、魔力を供給する太陽らしきものへと近づいた。

 

「攻撃を合わせましょう!!」

 

「あぁ!!」

 

 互いに目を見合いながら言った後、エンジェルブレイドとイングリッドはそれぞれの得物に残ったエネルギーと魔力を限界まで注ぎ……

 

『たぁあああ!!』

 

 太陽らしきものに斬撃波を放ち、その二つの斬撃波を受けた太陽らしきものは粉砕された。

 

「っ!? ハァ……ハァ……ハァ……ど、どうだ?」

 

「ハァ……ハァ………ハァっ!? イングリッド、アレを!?」

 

 地面に着地し、息を荒く吐きながら呟いたイングリッドに対し、何かを見たエンジェルブレイドは指をさしながら言うと………

 

「……………」

 

 魔力供給が切れた影響か、バーゲストの肉体は徐々に消滅して行き、最終的にエンジェルブレイドとイングリッドを見ながら完全に消滅した。

 その際、バーゲストは二人を見つめながら僅かに笑みを浮かべた。

 

『……………っ!?』

 

 バーゲストが消滅したのと同時に固有結界も消滅し始め、それに気づいたエンジェルブレイドとイングリッドが動揺する中、二人を大きな青白い光が包んだ。

 

―――――

 

「……………っ!?」

 

 何もない空間、ただ青白く光るだけの空間に一人立っていたエンジェルブレイドは、背後に気配を感じ振り向く。

 そして振り向いた先には、バーゲストの君主のような存在でもある「Fate/Grand Order」のモルガンが立っていた。

 

「……………」

 

「……っ、まさか、貴方はこの為にわざと……」

 

 何も言わず、ただエンジェルブレイドを見つめるモルガンを見たエンジェルブレイドは、先ほどのバーゲストを用いての戦いの理由を察した。

 それと同時に再びモルガンが光り出すと、エンジェルブレイドはそれに包まれてしまった。

 

―――――――

 

「っ!? ハァ……ハァ……ハァ………ハァ………」

 

「んふぅ……フゥ………フゥ……」

 

「っ!?  エンジェルブレイドさん!?」

 

「戻って来たのね!?」

 

「ご無事で……とはいかないですね。」

 

 バーゲスト……そしてモルガンが作り出した固有結界が完全に解除され、息を荒く吐きながら姿を現したエンジェルブレイドとイングリッド。

 それにディネリンドと戦いながらも気づいたルビーとエンジェルエンダーが言う中、体力がかなり消耗しているのを見て言うワイス。

 

「フゥ……フゥ………んぅ、」

 

「っ!? まっ、待ってください!!」

 

 少しばかし息を整えた後、立ち上がって去ろうとしたイングリッドを呼び止めるエンジェルブレイド。

 

「………あなたは、他のダークネスクローの者達とは違う。あなたとなら………手を取り合えるはずです。」

 

「………休戦はここまでだ。」

 

 バーゲストに対し共闘し、そしてモルガンの考えを察したエンジェルブレイドはそう言ったものの、イングリッドは振り向きもせずにそう言った。

 

「っ!? 何故ですか……貴方も、モルガンの意図が分かったはずです!?」

 

「………我らは再び敵同士。貴様とは、一人の戦士として、いずれ決着をつける。」

 

 イングリッドの言葉を聞きながらも諦めずに言ったエンジェルブレイドだったが、イングリッドはそれだけを言ってこの場から飛び去って行った。

 

「ほぉ……あの魔界騎士が敵の女とな。」

 

「っ!?」

 

 それを見ていていたディネリンドは、背後に聞こえた声に驚き振り向くと、背後に開いていた転移門からオリガとクロエ、そしてクロエに首輪を付けられていたティアが現れた。

 

「お、オリガ様!? どうして!?」

 

「少々気になる事があって来てみれば……中々面白い事があったみたいだが……」

 

 動揺しながらのディネリンドの問いにオリガは答えながら指を動かし、それを見たクロエは首輪に繋がれた鎖を引っ張りティアを前に出した。

 

「ぬぅあぁ!?」

 

「あの女を生かして捕えろ。上手くできれば貴様の罰、軽くしてやらんでもないぞ?」

 

「フゥ……その言葉、忘れるんじゃないわよ。」

 

 思わず地面に倒れたティアを見てオリガは言い、それに言い返したティアはエンジェルブレイドの方へと向かった。

 

「さて……妾はこの娘どもと遊んでやるか?」

 

『っ!?』

 

 ティアをエンジェルブレイドの方へと向かわせたのを見た後、ディネリンドと共にこちらを見て構えるルビー達を見てオリガは言い、それに構えを取りながら歯を食いしばるルビー達。

 

「っ……んぅ!?」

 

「フン……どうやら戦う余力もないそうね。なら悪いけど……軽く痛めつけてから拉致らせてもらうわ!!」

 

 近づくティアを見て構を取ろうとしたエンジェルブレイドだが膝を地面に着けてしまい、それを見て言ったティアは魔力を右手に溜めこみ、そのままエンジェルブレイドに向けて魔力波を放ったが……

 

『っ!!』

 

 突如として現れた青い鎧と刃のようなものが付いた小楯を持った少女と、赤髪とそれに合わせたかのようなドレスを身に纏った女性がエンジェルブレイドの前に立ち、少女は小楯で、女性は靴からでた大きな槍を振るってティアの魔力波を粉砕した。

 

『っ!?』

 

「なぁ!?」

 

 その光景を見てルビー達は勿論の事オリガ達も驚き、魔力波を放ったティアも驚きを隠せなかった。

 

「あ、貴方達は……まさか妖精騎士の、」

 

『……………』

 

 自身を護ってくれた二人を見、バーゲストと同じ妖精騎士のサーヴァントと思ったエンジェルブレイドの言葉に対し、少女……「Fate/Grand Order」の妖精騎士ランスロットもといメリュジーヌと、女性……同じく「Fate/Grand Order」の妖精騎士トリスタンもといバーヴァン・シーは笑みを浮かべながら頷いた後、その後すぐにティアに向かって行った。

 

「くぅ……このぉおお!?」

 

「っ!!」

 

「っ!?」

 

 ティアはその二人を見て歯を食いしばりながらも魔力波を放ったが、メリュジーヌはそれを小楯で防ぎながら近づいてその小楯でティアを殴り、隙を突いてバーヴァン・シーは指先から赤黒い棘を放った。

 

「アレが妖精騎士のサーヴァント……それも二人。」

 

「二人となると……流石のあの子も手こずるかしらね。」

 

「だが奴らを倒せば、流石のモルガンも姿を現わそう……行くか。」

 

『ハッ!!』

 

  メリュジーヌとバーヴァン・シーに苦戦するティアを見てクロエとディネリンドは呟いた後、少しだけ笑みを浮かべながら言ったオリガの後を追った。

 

「っ!? そうは……」

 

「させない!!」

 

 そんなオリガ達を見てエンジェルエンダーとルビー達は急ぎオリガ達を止めようと向かったのだが……

 

≪貴様らは後でたっぷり相手してやるから……そこでオナニーでもしてろ。≫

 

『っ!?』

 

 オリガは振り向きながらルビー達に催眠をかけ、それに掛かりそうになったルビー達だったが……

 

「海竜の咆哮ぉおおおお!!」

 

『っギャアアアア!!』

 

 右方向から襲い掛かった水の竜の攻撃を受け、ルビー達は完全に催眠が掛かる前に倒れてしまった。

 

「フゥ……あんた達無事!?」

 

「ブハァ!! 無事ですけど無事じゃないですわ!?」

 

「何やってんのよあんた!?」

 

「あぁゴメン、催眠かかりかける前に強めの攻撃すれば、催眠かからないかなって思って……」

 

「だとしてもやり方ぁ!?」

 

「まぁ結果的に助かったけど!?」

 

 その水の竜を放った人物……海神戦乙女の鎧(ヴァルキリードレス)姿のノエルの問いに立ち上がりながらワイスとブレイクがずぶ濡れになりながら声を上げると、その問いに目を逸らしながら言ったノエルに今度はヤンとエンジェルエンダーがツッコんだ。

 

「ほぉ……味方を撃って妾の催眠から逃したか。なかなか面白い事をするな。」

 

「とは言え……少し野蛮なやり方ですわね。オリガ様……この娘は私が。」

 

 その光景を見たオリガが少し笑みを浮かべながら言った後、対し少し不満げなディネリンドはオリガに言いながら前に出た。

 

「ディネリンド、分かってはいると思うが……」

 

「えぇ……傷は少なめで、そして殺さずに捕えますわ。オリガ様の新しい女として献上する為にもね。」

 

 クロエの問いに対し、笑みを浮かべ余裕の表情を浮かべながら言ったディネリンドに対し、その話を聞いたノエルは……

 

「言ってくれるじゃないの……けどね、私も……私達も強くなってんのよ!!」

 

 っと、水の槍を振るいながら言い放った後、ディネリンドに向かって飛び突っ込んだ。

 

「フッ!!」

 

 自身に向かって突っ込むノエルに向かって背後に展開した魔法陣から魔法弾を連続で発射するディネリンドだが、その全てを避け続けるノエル。

 

「っ!? なら?!」

 

「っ!?」

 

 魔法弾を避けたノエルを見て目を細めいたディネリンドは、ノエルの周囲に魔法陣を展開し今度は鎖を放ったが、ノエルはそれを身を見開きながら驚きながらも、上空に飛んでその拘束から逃れた。

 

「くぅ、逃げてばかりじゃ……」

 

「勝てないのは承知の上よ!? 海竜の水鞠(かいりゅうのみずまり)!!」

 

「っ!? んぅうう!?」

 

 避け続けるノエルに対しディネリンドが言いかけた直後にノエルは言いながら魔法で作られた水の塊を放ち、それをギリギリで防ぐディネリンド。

 

「あぁもう!? 何なのよコイツらぁ!?」

 

「っ!!」

 

「……!!」

 

 一方ティアはと言うと、メリュジーヌの打撃とバーヴァン・シーの得物の「フェイルノート」から放たれる斬撃波に苦しめられていた。

 

「んぅふぅ!? フゥ……フゥ……っ!?」

 

「…………っ!!」

 

 攻撃を受け、少し離れながら息を整えていたティアは、次に目に光景を見て目を見開いた。

 突如としてメリュジーヌの肉体が光り出したかと思えば、得物の小楯も巨大なツインブレード化しており、肉体も変化し露出が増えて背中から竜の翼が生えていた。

 

「っ!!」

 

 そんなメリュジーヌが上空に展開された三つの光の輪をものすごい速さで飛んで通過していくと、肉体はさらに変化して完全な竜になった。

 

「あ、アレは……」

 

『っ………』

 

 メリュジーヌの変化にエンジェルブレイドだけでなくノエルやディネリンド、そしてオリガやルビー達が驚く中、メリュジーヌは魔法陣にエネルギーを終息したのと同時に胸部を展開すると……

 

「っ!!」

 

「なぁああああ!?」

 

 展開した胸部から強力な光線……宝具「誰も知らぬ、無垢なる鼓動(ホロウハート・アルビオン)」を放ち、それを受けたティアは悲鳴を上げた後、そのまま倒れ伏した。

 肉体が全身の火傷か重傷で済んだのを見、メリュジーヌは威力を可能なまで抑えたのだろう。

 

「…………っ!!」

 

「……………」

 

 そんな光景を見ていたエンジェルブレイドも、肉体に限界が来たのか倒れだし、そのまま地面に倒れかけた所をバーヴァン・シーが何も言わずに抱きしめた後、そのままゆっくりと地面に寝かせた。

 

『………………』

 

 マテリアル体が解除されたのと同時に変身も解除された萌奈を、バーヴァン・シーとドラゴンの姿から前の少女の肉体に竜の翼が生えた状態のメリュジーヌは見下ろした後、少し頷いた後に光となって消滅した。

 

「くぅ!? 一体くらい倒せないのかあいつは!?」

 

「これ以上やってもモルガンは動く可能性は低いが……ただで帰るわけにはいかんな。」

 

 その光景を最後まで見ていたクロエが歯を食いしばりながら言った後、オリガは冷静に言いながら杖を光らせて転移門を開くと、そこから数体のゴブリンやオークが出て来た。

 

「こうなればこの場に居る女全員捕えてから帰るぞ!! より多くの女を捕えた奴には、一日だけ好きにして良い許可をやろう!!」

 

『うぉおおおお!!』

 

 オリガの声を聞き、雄たけびを上げながら気合を入れるゴブリンとオーク達。

 オリガ陣営に属する雄魔族は、女性の女体を楽しもうにもダークエルフやサキュバスばかりが優遇され、使えるにしてもダークエルフやサキュバス達が興味を失せた年老いた老婆か使い物にならなくなるほどに壊れたのばっかりだった。

 そんな日々が続く中でオリガのその命は、一日だけとは言え女体を蹂躙して堪能できる最大のチャンスだった。

 

「たぁああああ!!」

 

「っ!!」

 

『ぐばぁああ!?』

 

 だがそんなチャンスを掴もうとした矢先、先陣のゴブリンやオーク達が突如放たれた二つの斬撃によって倒されてしまう。

 

「っ!! 二人共!!」

 

「来てくれたのですか!?」

 

 その斬撃を放った二人……武蔵とリーベルトが前に立ったのを見て、驚きながら言うエンジェルエンダーとワイス。

 

「皆……まだ行けるか?」

 

「……あぁ、当然だ。」

 

「私らのガッツ、見せてやろうじゃないの!!」

 

「良いねぇ……じゃあ行くわよ!!」

 

「はい!!」

 

 リーベルトの問いにブレイクとヤンが立ち上がりながら言い、それを聞いて笑みを浮かべた武蔵の言葉にルビーが答えた後、構えた武蔵とリーベルトとルビーとワイスとブレイクとヤンとエンジェルエンダーは襲い掛かるゴブリンやオーク達に向かって走り出した。

 

「っ……私も向かいます!!」

 

「…………っ!!」

 

 そうして戦闘が始まったのを見、クロエも剣を抜きながら向かったのを見つめていたオリガその直後、何かの気配を感じて背後を振り向いた。

 

「あんたが……オリガ陣営の首領だな。」

 

「あなたの悪行は聞き及んでいます。悪いですが……」

 

「少しばかし……痛い目見てもらおうか。」

 

 オリガ背後を振り向いた先にはエルダと美衣と翔子のセインティア三人が立っており、翔子が拳を鳴らしながら言った後、三人同時に構えるのだった。

 




 いかがだったでしょうか?
 もしかしたらバーヴァン・シーの行動に違和感があると思われがちな方が居ると思いますが、そこはご了承してくだされば幸いです。
 何か意見などありましたら感想か専用の活動報告、もしくはメッセージにコメントよろしくお願い致します。
 失礼いたしました。
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